JP5924243B2 - 操作選択装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ポインタ等の位置指示画像を用いて、画像中に表示された選択肢のいずれかを選択する操作選択装置に関する。
現在、情報技術の発達により、車両には、ナビゲーション装置その他の情報処理装置が複数配置されている。
この情報処理装置を操作する操作デバイスとしては、ジョイスティックやカーソル移動キーなど様々なデバイスが用いられ、運転席と助手席の間のセンターコンソール、インパネ上、ステアリング上など、様々な場所に設置されている。
この操作デバイスの一例である触感デバイスを用いた技術として、ユーザ学習処理において、選択された操作に対応した移動パターンで触感デバイスの操作部を移動させることにより、ユーザに操作を学習させる機器操作システムがある(特許文献1)。
この機器操作システムを用いると、ドライバは、学習した通りに触感デバイスを操作すれば、触感デバイスを目視しなくても情報処理装置を操作できるので、運転中、車両の進行方向前方から視線をはずすことなく、情報処理装置を操作することができる。
特開2008−250793号公報
しかし、現在車両には多くの情報処理装置が搭載されており、また、各情報処理装置も多機能化が進んでいる。
そのため、上記した機器操作システムを用いて情報処理装置を操作しようとした場合、ユーザは膨大な学習をせねばならないという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑み、多機能化が進んだ情報処理装置であっても、運転中、ドライバに前方から視線をはずさせることなく、ドライバが意図する機能を情報処理装置に発揮させる操作が可能な操作選択装置を提供することを目的とする。
ところで、情報処理装置では、多機能化が進むと、選択肢が表示された選択画像を用いてユーザに機能を選択させることが多くなり、中には、選択画像を多段階に表示して、各段階でのユーザによる選択肢の選択を経て、ユーザに機能を選択させるものも多くなる。
そこで、本発明の操作選択装置は、このような選択画像を用いた選択を行うための操作デバイスとして用いることができるよう構成するため、まず、複数の選択肢画像、及び、位置指示画像を選択画像中に表示する表示手段と、位置指示画像を選択画像中で移動させる操作を受け付ける移動操作手段と、位置指示画像の少なくとも一部がいずれかの選択肢画像に重なっているときに操作されると、この操作を、位置指示画像が重なった選択肢画像が示す選択肢を選択する操作として受け付ける選択操作受付手段と、を備える構成とし、情報処理装置では、この選択された選択肢に対応する機能を実行させることとした。
そして、操作選択装置はさらに、選択操作受付手段によって選択肢画像のそれぞれが示す選択肢が選択される頻度を監視する頻度監視手段と、この頻度監視手段の監視結果から、選択操作がされる頻度が最も多い選択肢画像に位置指示画像の少なくとも一部が重なるように、位置指示画像を選択肢画像に向かって引き込む引込制御手段とを備える構成とした。
つまり、本発明の操作選択装置は、選択画像が表示されるとき、位置指示画像を、選択操作される頻度が最も多い選択肢画像に重なるように引き込んでいるので、位置指示画像が引き込まれた選択肢画像に対応する選択肢、すなわち、この選択肢に対応する機能については、移動操作手段を操作して選択画像中で位置指示画像を動かすことなく、選択操作受付手段を操作するだけで、その機能を発揮させることができる。
すなわち、本発明の操作選択装置を用いると、位置指示画像が引き込まれる選択肢画像が示す選択肢に対応する情報処理装置の機能については、ドライバは、運転中、前方から視線をはずすことなく、その機能を発揮させることができる。
また、本発明の操作選択装置を用いると、選択画像が多段階に表示される場合であっても、各段階で、選択操作がされる頻度の最も多い選択肢画像に位置指示画像が引き込まれるので、多段階の選択の結果、発揮される機能についても、ドライバは、運転中、前方から視線をはずすことなく、その機能を発揮させることができる。
また、本発明の操作選択装置では、位置指示画像が引き込まれない他の選択肢画像については、位置指示画像が引き込まれた選択肢画像からの位置関係を把握しているだけで、位置指示画像を他の選択肢画像に重ねることができる。
そのため、本発明の操作選択装置を用いると、位置指示画像が引き込まれない他の選択肢画像が示す選択肢に対応する情報処理装置の機能についても、ドライバは、運転中、前方から視線をはずすことなく、その機能を発揮させることができる。
尚、位置指示画像が、選択される頻度が最も高い選択肢画像に引き込まれるタイミングとしては、各選択画像が表示されるタイミングと同時でもよいし、各選択画像が表示されるタイミングから一定時間経過した後でもよい。
ところで、位置指示画像の引き込む構成については、次のようにしてもよい。
つまり、次の操作選択装置のように、頻度監視手段の監視結果から、選択肢が選択される頻度に応じた大きさの引込領域を選択肢画像の周囲に設定する引込領域設定手段と、操作受付手段が操作され、位置指示画像が選択画像中を移動して、いずれかの引込領域に少なくとも一部が重なると、位置指示画像が重なった引込領域に対応する選択肢画像に位置指示画像の少なくとも一部が重なるように、位置指示画像を選択肢画像に向かって引き込む引込制御手段とを備えるようにしてもよい。
このようにすると、例えば、各選択肢画像の周囲には引込領域が設定されるので、ドライバは、位置指示画像を選択肢画像に向かって正確に移動させなくても、その選択肢画像の周囲に設定された引込領域に位置指示画像が重なるように、おおよその見当をつけて位置指示画像を移動させれば、位置指示画像は各選択肢画像に引き込まれる。
すなわち、本発明の操作選択装置を用いると、位置指示画像を選択画像中で適当に動かせば、位置指示画像が引込領域に引っかかって選択肢画像に引き込まれるので、位置指示画像が引き込まれる選択肢画像が示す選択肢に対応する情報処理装置の機能について、ドライバは、運転中、前方から視線をはずすことなく発揮させることができる。
また、勘違いなどによって位置指示画像が引き込まれてしまった後、位置指示画像が引き込まれた選択肢画像以外の選択肢画像が示す選択肢を選択したい場合であっても、位置指示画像が引き込まれた選択肢画像からの位置関係を把握しているだけで、位置指示画像を他の選択肢画像に重ねることができる。
そのため、本発明の操作選択装置を用いると、位置指示画像が引き込まれなかった他の選択肢画像が示す選択肢に対応する情報処理装置の機能についても、ドライバは、運転中、前方から視線をはずすことなく発揮させることができる。
尚、引込領域設定手段は、頻度監視手段の監視結果から、選択肢が選択される頻度に応じた大きさの引込領域を選択肢画像の周囲に設定するときに、選択肢が選択される頻度が最も多い選択肢に対応する選択肢画像の周囲にのみ引込領域を設定してもよい。
また、引込領域設定手段は、頻度監視手段の監視結果から、選択肢が選択される頻度に応じた大きさの引込領域を選択肢画像の周囲に設定するときに、選択肢が選択される頻度が一定以上の選択肢に対応する選択肢画像の周囲に引込領域を設定してもよいし、引込領域の大きさを頻度に応じた大きさにしてもよい。
ところで、運転中にある位置指示画像を用いて選択肢の選択を行う場合、ドライバは前方から視線をはずせないため、その選択肢に対応する選択肢画像の回りで位置指示画像をウロウロと滞留させることがある。
そのため、請求項1に記載の操作選択装置のように、いずれかの選択肢の周囲に位置指示画像が滞留している滞留時間を計時する計時手段を備え、この計時手段で計時した滞留時間が一定時間を超えると、位置指示画像が周囲に滞留している選択肢について、この選択肢の周囲に引込領域を設定する引込領域設定手段とを備える構成とし、引込領域に位置指示画像の少なくとも一部が重なると、この位置指示画像が重なった引込領域に対応する選択肢画像に位置指示画像の少なくとも一部が重なるように、位置指示画像を選択肢画像に向かって引き込むようにしてもよい。
このようにすると、ドライバは前方から視線をはずさなくても、選択したい選択肢画像が位置するであろう方向に位置指示画像が位置するように移動操作手段を操作して、その選択肢画像の周囲で位置指示画像をウロウロ(滞留)させれば、位置指示画像が選択肢画像に引き込まれる。
従って、この操作選択装置を用いると、ドライバは、運転中に前方から視線をはずすことなく、選択したい選択肢を選択する操作が可能となり、その結果、ドライバが意図する機能を情報処理装置に発揮させることができる。
尚、請求項2に記載したように、選択操作受付手段によって選択肢画像のそれぞれが示す選択肢が選択される頻度を監視する頻度監視手段を備えることにより、引込領域設定手段について、引込領域を設定する際、頻度監視手段の監視結果から、選択肢が選択される頻度に応じた大きさの引込領域を選択肢画像の周囲に設定するようにしてもよい。
次に、請求項3に記載の選択操作装置のように、操作受付手段が、操作者の操作によって変位する操作変位手段を備え、この操作変位手段の変位に応じて、位置指示画像を選択画像中で移動させる手段として構成されている場合、引込制御手段により、位置指示画像が選択肢画像に向かって引き込まれるとき、操作変位手段を、引き込まれる位置指示画像に従って変位させる反力付与手段を備えるようにしてもよい。
このように構成すると、操作変位手段が、位置指示画像の引き込みに同期して変位するので、ドライバは、この変位によって、位置指示画像がいずれの選択肢画像と重なっているかを、車両の前方から視線をはずすことなく触感(操作変位手段を手で触っている感覚)で認識することができる。
また、この触感により、引き込まれていない他の選択肢画像に位置指示画像を重ねるため、操作変位手段をいずれの方向及びどの程度の距離変位させればよいかも把握することができるので、他の選択肢画像に位置指示画像を重ねる操作をする場合も、ドライバは、車両の前方から視線をはずすことなく行うことができる。
第1実施形態の説明図で、車両の室内空間の外観図であって、特に、本実施形態の操作選択装置が設置された部分及びその周囲の様子の外観図である。 車両の内部構造を示す模式図であって、特に、本実施形態の操作選択装置についてはその内部構造をも示した模式図である。 本実施形態の操作選択装置を構成する移動操作装置の構造について、筐体部分を断面で示すことにより、その内部構造を示した内部構造図である。 選択画像と、選択画像中に表示される選択肢画像及び移動操作装置の操作により選択画像中を移動するポインタについて説明するための説明図である。 頻度監視処理のフローチャートである。 第1引込処理のフローチャートである。 (a)第1引込処理によりポインタが引き込まれる様子を示した画像図と、(b)各選択肢A〜Cが選択された頻度を示すグラフである。 第2実施形態の説明図で、第2引込処理のフローチャートである。 (a)選択画像中に設定された引込範囲について説明する画像図と、(b)各選択肢A〜Cが選択された頻度を示すグラフである。 第2引込処理によりポインタが引き込まれる様子を示した画像図である。 第3実施形態の説明図で、第3引込処理のフローチャートである。 選択画像中に設定された滞留領域と引込範囲、及び、ポインタが滞留する様子について説明する画像図である。 (a)第3引込処理によりポインタが引き込まれる様子を示した画像図と、(b)各選択肢A〜Cが選択された頻度を示すグラフである。 他の実施形態の説明図である。
(第1実施形態)
次に、本発明が適用された第1実施形態を図面と共に説明する。尚、第1実施形態の説明中では、第1実施形態を本実施形態という。
本実施形態の操作選択装置1が設置される車両の室内空間の外観について説明する。
本実施形態の操作選択装置1が設置される車両には、図1に示すように、運転席及び助手席の前方側にインパネ8が設置され、運転席と助手席の間にはセンターコンソール9が設置されている。
このうちセンターコンソール9の上面には、本実施形態の操作選択装置1を構成する移動操作装置20と、車両の走行を制御するシフトレバー90が設置されている。
シフトレバー90は、センターコンソール9上にあって、車両の進行方向の前方側に設置され、移動操作装置20はシフトレバー90の後方側に設置されている。
また、センターコンソール9は、シフトレバー90が設置された部分よりも前方側の部分9aが上方に向かって立ち上がった形状に形成されており、インパネ8にも、この立ち上がり部分9aを組み合わせる凹み8aが形成されている。
そのため、インパネ8とセンターコンソール9とは、インパネ8の凹み8aとセンターコンソール9の立ち上がり部分9aとを組み合わることで一体に形成されている。
このセンターコンソール9の立ち上がり部分9aには、ナビゲーション装置91やオーディオ装置92が設置され、また、インパネ8のうち、センターコンソール9の立ち上がり部分9aに近接する上方部分には、液晶表示装置80が設置されている。
ナビゲーション装置91、オーディオ装置92又は液晶表示装置80はそれぞれ、操作面又は画面が車内側を向くようにセンターコンソール9及びインパネ8に設置されている。
また、この車両には、図2に示すように、本実施形態の操作選択装置1、液晶表示装置80、ナビゲーション装置91、及び、オーディオ装置92とが車内用LANのCANケーブル99で互いに通信可能に接続された状態で搭載されている。
本実施形態では、これら各装置1,80,91,92がCANケーブル99を介して互いに通信を行うことにより様々な機能が実現され、例えば、ドライバ等のユーザが、液晶表示装置80に表示された後述する選択画像を見ながら移動操作装置20(図1参照)を操作して各種の選択を行うと、その選択に応じた各種処理(例えば、経路案内処理)をナビゲーション装置91やオーディオ92等の各情報処理装置に実行させることができる。
次に、操作選択装置1について詳細に説明する。
本実施形態の操作選択装置1は、内部構成として、中央制御装置10、X方向操作量センサ11、Y方向操作量センサ12、選択操作スイッチセンサ13、X方向反力モータ14、Y方向反力モータ15とを備えている。
また、本実施形態の操作選択装置1は、図3に示すように、機械的な構成として、前述した移動操作装置20を備えている。
以下、各構成について順に説明する。
中央制御装置10は、図2に示すように、CPU10a、ROM10b、RAM10cを備えるコンピュータからなる制御装置であり、さらに、不揮発性のメモリ10dも備えている。
ROM10bには後述する頻度監視処理、第1〜第3引込処理その他の各種処理を実行するためのプログラムが記憶されており、CPU10aは、ROM10bから必要なプログラムを読み出し、RAM10bに一時記憶が必要な情報を記憶及び消去しながら各種処理を実行する。
また、ROM10bには、液晶表示装置80に表示する選択画像に関する画像情報や、後述する第1テーブル情報、第2テーブル情報が記憶されている。
また、この中央制御装置10では、後述する頻度監視処理を実行するときに用いられる頻度情報が、メモリ10dに適宜記憶される。
移動操作装置20は、図3に示すように、主に、筐体21と、操作軸22、操作ノブ23、選択操作スイッチ24を備えている。
このうち筐体21は、その上面に操作軸22を通す孔210が設けられている。
そして、操作軸22は、その下端が筐体21の下面に当接するよう筐体21内に差し込まれ、操作軸22の下端は、操作軸22の上端が傾くことは許容しつつ、筐体21の下面に沿って位置ズレしないように、筐体21の下面に取り付けられている。
また、操作軸22は、その下端が筐体21の下面に当接しても、その上端が筐体21の外部に位置する長さに形成されており、その上端には操作ノブ23が取り付けられている。
また、孔210には、輪状に形成されたゴム211が、孔210の内側に孔210に対して同心状となるように取り付けられており、操作軸22には、ゴム211の内輪を通して筐体21に差し込んだとき、ゴム211の内輪に外周縁部が当接するよう、操作軸22に対して同軸状かつ円盤状に形成された円盤状部221を備えている。
そして、この移動操作装置20は、組み立てられると、図3の中で一点鎖線で表した揺動中心αに沿って、操作軸22が筐体21内の下面に対して垂直に立設されるとともに、その上部が、円盤状部221及びゴム211を介して、筐体21の上面に支持される。
このように構成された移動操作装置20では、操作軸22が、その下端を支点に前後左右(この前後左右とは、例えば、操作軸22に対して垂直な方向で、このうち前方とは車両の進行方向の前方をいい、他の方向は、この前方を基準とする各方向を指す)に傾くように構成されていることにより、操作ノブ23を前後左右に移動させる操作を行うことができる。
また、この移動操作装置20では、操作軸22が前後左右に傾くとき、操作軸22の円盤状部221がゴム211を押すので、操作軸22を傾ける方向に作用させている力を抜くと、ゴム211の弾性力により操作軸22が揺動中心αに戻って筐体21の下面に対して垂直に立った状態となり、前後左右に傾けた操作ノブ23は、傾けられる元の位置に戻る。
このため移動操作装置20では、操作ノブ23を前後左右に移動させる操作を自在に行うことができるとともに、操作ノブ23を操作している手を離せば、操作ノブ23を前後左右に移動させる前の元の位置に自動的に戻すことができる。
次に、選択操作スイッチ24は、押しボタン型のスイッチであり、筐体21の上面上であって、操作ノブ23の前方側に設置されている。
この選択操作スイッチ24は、ドライバが操作ノブ23を片手で操作しているときに、操作ノブ23を操作している手で、操作ノブ23を操作しながら操作できる距離の位置に配置されている。
次に、この移動操作装置20の筐体21内には、前述した内部構成であるX方向操作量センサ11、Y方向操作量センサ12、選択操作スイッチセンサ13、X方向反力モータ14、Y方向反力モータ15が内蔵されている。
X方向操作量センサ11及びY方向操作量センサ12は、操作軸22のX方向及びY方向の傾斜角度を検出するセンサであり、その検出結果は、中央制御装置10に出力される。
本実施形態の操作選択装置1では、このX方向操作量センサ11及びY方向操作量センサ12を用いて検出された操作軸22の傾斜角度を、操作ノブ23が前後左右に移動した操作位置として検出している。
選択操作スイッチセンサ13は、選択操作スイッチ24が押下操作されたか否かを検出するセンサであり、その検出結果は、中央制御装置10に出力される。
X方向反力モータ14、Y方向反力モータ15は、中央制御装置10からの指示に従って動作し、操作軸22に対してX軸方向及びY軸方向に反力を加えて操作軸22を傾けるモータである。
本実施形態の操作選択装置1は、このX方向反力モータ14、Y方向反力モータ15を制御することにより、操作ノブ23に対し前後左右に反力を加えることができる。
このため本実施形態の操作選択装置1では、X方向操作量センサ11及びY方向操作量センサ12で操作ノブ23の操作位置を把握しながら、X方向反力モータ14及びY方向反力モータ15で反力を加えることにより、操作ノブ23を前後左右に自在に移動させることができる。
次に、ナビゲーション装置91やオーディオ装置92を操作するための操作用画像である選択画像30について説明する。
この選択画像30は、例えば、図4(a)に示すような、選択肢を示す複数の選択肢画像31a〜31cと、選択画像30の中での操作ノブ23の操作位置を示す位置指示画像(以下「ポインタ32」という)とが主に表示される画像である。
この選択画像30の画像情報はROM10bに記憶されており、図示しないスイッチ等が操作されることにより、ナビゲーション装置91やオーディオ装置92等の情報処理装置の操作を開始する旨の指示があると、ROM10bから読み出されて液晶表示装置80に表示される。
また、ROM10bには、操作ノブ23の操作位置と、ポインタ32の選択画像30中での表示位置とが関連付けられた第1テーブル情報が記憶されており、中央制御装置10は、操作ノブ23を操作すると、X方向操作量センサ11及びY方向操作量センサ12を用いて検出された操作ノブ23の操作位置と第1テーブル情報とからポインタ32の選択画像30中での表示位置を決定し、その決定した位置にポインタ32を表示する。
そのため、操作ノブ23を前後左右に操作すると、図4(b)に示すように、ポインタ32は、その操作に合わせて前後左右に移動する(図4(b)では、操作ノブ23が中央に位置するときのポインタ32を実線で、前後左右に移動したときの様子を点線で示している)。
次に、この選択画像30と操作ノブ23とを用いて、各選択肢A〜Cに対応する機能をナビゲーション装置31等の情報処理装置に実行させる方法について説明する。
この選択画像30と操作ノブ23とを用いて、例えば、情報処理装置に選択肢Aに対応する機能を実行させるためには、図4(c)に示すように、操作ノブ23を操作して、少なくともポインタ32の一部が選択肢Aに対応する選択肢画像31aに重なる位置まで移動させる。
これらが重なっているか否かの判断は、ROM10bに、選択肢A〜C毎に、各選択肢画像31a〜31cが選択画像30中で表示される位置と、各選択肢A〜Cに対応する情報処理装置に実行させる機能とが関連付けられた第2テーブル情報が記憶されているので、ポインタ32の選択画像30での表示位置が、この第2テーブル情報の各選択肢A〜Cに対応する各選択肢画像31a〜31cの選択画像30中での表示位置と重なっているか否かにより行われる。図4(c)の例の場合、ポインタ32の選択画像30中での表示位置と、選択肢Aに対応する選択肢画像31aが表示される表示位置とが重なっているか否かにより判断される。
そして、ポインタ32がいずれかの選択肢画像31a〜31cと重なっているときに、選択操作スイッチ24を押下する。図4(c)の例の場合、ポインタ32が選択肢画像31aに重なっているときに、選択操作スイッチ24を押下する。
選択操作スイッチ24が押下されたか否かは、選択操作スイッチ24が押下されると、選択操作スイッチセンサ13から中央制御装置10に押下信号が入力されるので、この入力信号があったか否かにより判断すればよい。
すると、この選択操作スイッチ24が押下されたときに、ポインタ32が重なっている選択肢画像31a〜31cに対応する情報処理装置の機能を実行するためのコマンドが各情報処理装置に送信され、各情報処理装置において、そのコマンドに対応する機能が実行される。
次に、中央制御装置10で実行される処理であって、各選択肢A〜Cが選択される頻度を監視する頻度監視処理(S1)について説明する。
この頻度監視処理(S1)は、選択画像30が液晶表示装置80に表示されたときに実行される処理である。そのため、この頻度監視処理(S1)ではまず、図5に示すように、選択画像30が表示されたか否かが判定される(S10)。
選択画像30が表示されていない場合(S10:NO)は、待機する処理が実行され、選択画像30が表示された場合は(S10:YES)、次に、いずれかの選択肢A〜Cが選択されたかが判定される(S12)。
この判定(S12)は、ポインタ32の表示位置と、第2テーブル情報としてROM10bに記憶されたいずれかの選択肢画像31a〜31cの表示位置とが重なっているときに、選択装置スイッチ24が押下されたか否かにより判定している。例えば、ポインタ32の表示位置が、選択肢画像31aの表示位置とが重なっているときに選択操作スイッチ24が操作されると、選択肢Aが選択されたものと判定する。他の選択肢B,Cの場合も同様である。
この判定(S12)において、選択肢A〜Cのいずれも選択されていないと判定されているときは(S12:NO)、S10〜S12の処理が繰り返し実行される。すなわち、選択画像30が表示されているが、選択操作スイッチ24が押下されておらず、いずれの選択肢A〜Cも選択されていないときは、S10〜S12の処理が繰り返し実行される。
一方、選択操作スイッチ24が押下され、いずれかの選択肢A〜Cが選択されたと判定されると(S12:YES)、次に、S14の処理が実行される。
本実施形態の操作選択装置1のメモリ10dには、過去に各選択肢A〜Cが選択された回数に関する頻度情報が監視結果として記録されているので、このS14が実行されると、S12で選択されたと判定された選択肢A〜Cに対応する頻度情報の回数を一つ増やす処理がなされる。
そして、この処理(S14)が終了すると、再びS10以下の処理が実行される。
この頻度監視処理(S1)が実行されることにより、選択画像30に対応する各選択肢A〜Cが選択される頻度が、操作選択装置1において常に把握されることとなる。
尚、複数の選択画像を多段階に表示して、すなわち、選択画像Aを表示して、その選択画像Aを用いた選択結果に応じた選択画像Bを表示し、さらにその選択結果に応じた選択特定Cを表示するなどして、特定の機能を選択する構成となっている場合は、各選択画像毎に頻度監視処理(S1)を実行するとよい。
また、ナビゲーション装置91やオーディオ装置81など複数の情報処理装置を備える場合は、各装置毎に頻度監視処理(S1)を実行してもよいし、情報処理装置を一つしか備えない場合でも、複数の選択画像を用いて各種の機能を選択的に実行させる場合には、各選択画像毎に頻度監視処理(S1)を実行してもよい。
そして、いずれの場合であっても、複数の選択画像を表示する場合は、メモリ10dに記憶される頻度情報は、選択画像毎にメモリ10dに記録するとよい。
次に、第1引込処理(S2)について説明する。
この第1引込処理(S2)も、選択画像30が液晶表示装置80に表示されるときに実行される処理である。そのため、この第1引込処理(S2)でもまず、図6に示すように、選択画像30が表示されたか否かが判定される(S20)。
選択画像30が表示されていない場合(S20:NO)は、選択画像30が表示されるまで待機する処理が実行され、選択画像30が表示されると(S20:YES)、次に、選択画像30が表示されてから一定時間(例えば3秒)経過したか否かが判定される(S22)。
この判定(S22)において、一定時間経過していないと判定されているときは(S22:NO)、S20〜S22の処理が繰り返し実行される。
一方、一定時間経過したと判定されると(S22:YES)、次に、S24の引込処理が実行される。
このS24では、メモリ10dに頻度監視処理(S1)が実行されることにより記録された頻度情報に基づいて、過去に最も選択された回数が多い選択肢A〜Cに対応する選択肢画像31a〜31cにポインタ32が重なるように、選択画像30中に表示されたポインタ32をその選択肢画像31a〜31cに少なくとも一部が重なるように引き込む処理が実行される。
具体的には、例えば、図7(b)に示すように、選択肢Aの頻度が最も大きい場合、図7(a)に示すように、各選択肢画像31aから離れた位置にあるポインタ32を、選択肢画像31aに重なる位置まで移動させる処理が実行される(図7中、移動中のポインタ32を点線で、移動前と移動後のポインタ32を実線で示している。点線の矢印αは移動軌跡を示している)。
また、このとき、X方向操作量センサ11及びY方向操作量センサ12で、操作ノブ23の位置を確認しながら、ROM10bに記憶された第1テーブル情報を用いて、ポインタ32が移動軌跡αに従って移動する様子に合わせて操作ノブ23が移動するよう、X方向反力モータ14及びY方向反力モータ15を駆動させて操作ノブ23に反力を加える処理が実行される。
そして、この処理(S24)が終了すると、再びS20以下の処理が実行される。
以上説明した本実施形態の操作選択装置1を用いると以下のような特徴的な作用効果がある。
本実施形態の操作選択装置1は、選択画像30が表示されるとき、ポインタ32を、選択操作される頻度が最も多い選択肢画像31a上に重なるように引き込んでいるので(S24)、ポインタ32が引き込まれた選択肢画像31aに対応する選択肢Aに対応する機能については、操作ノブ23を操作して選択画像30中でポインタ32を動かすことなく、選択操作スイッチ24を押下するだけで、その機能を発揮させることができる。
すなわち、本実施形態の操作選択装置1を用いると、ポインタ32が引き込まれる選択肢画像31aが示す選択肢Aに対応する情報処理装置の機能については、ドライバは、運転中、前方から視線をはずすことなく発揮させることができる。
また、この引込によって、ドライバは選択画像30を見なくてもポインタ32の位置を正確に把握できる。そのため、本実施形態の操作選択装置1では、他の選択肢B,Cを選択したい場合でも、ドライバは前方から視線をはずさずに、操作ノブ23を簡単に操作するだけで、ポインタ32を選択肢画像31b、31cに重ねることができる。
従って、本実施形態の操作選択装置1を用いると、ポインタ32が引き込まれない他の選択肢画像31b、31cが示す選択肢B,Cに対応する情報処理装置の機能についても、ドライバは、運転中、前方から視線をはずすことなく、その機能を発揮させることができる。
また、本実施形態の操作選択装置1では、引込処理(S24)が実行されるとき、操作ノブ23が、ポインタ32の引き込みに同期して変位(移動)するので、ドライバは、この変位によって、ポインタ32がいずれの選択肢画像31a〜31cと重なっているかを、車両の前方から視線をはずすことなく触感(操作ノブ23を手で触っている感覚)で認識することができる。
また、この触感により、引き込まれていない他の選択肢画像31b、31cにポインタ32を重ねるため、操作ノブ23をいずれの方向及びどの程度の距離変位させればよいかも簡単に把握することができるので、他の選択肢画像31b、31cにポインタ32を重ねる操作をする場合も、ドライバは、車両の前方から視線をはずすことなく行うことができる。
尚、本実施形態の操作選択装置1を用いると、選択画像30が多段階に表示される場合であっても、各段階で、選択操作がされる頻度の最も多い選択肢画像に位置指示画像が引き込まれるので、多段階の選択の結果発揮される機能についても、ドライバは、運転中、前方から視線をはずすことなく、その機能を発揮させることができる。
また、ポインタ32が引き込まれるタイミングとしては、選択画像30が表示されるタイミングと同時でもよい。また、ポインタ32が引き込まれるタイミングとしては、選択肢画像31a〜31cが表示されていない部分にポインタ32が位置しているときに、選択操作スイッチ24が押下されたときでもよい。また、引き込まれる選択肢画像31a〜31cとしては、前回選択された選択肢画像31a〜31cでもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明が適用された第2実施形態を図面と共に説明する。尚、第2実施形態の説明中では、第2実施形態を本実施形態という。
また、この第2実施形態は、第1実施形態の変形例であり、第1実施形態で実行される第1引込処理(S2)に変えて第2引込処理(S3)が実行される点が異なるだけなので、以下では、この第2引込処理(S3)について説明する。
尚、第1実施形態で説明した構成に対応する構成については、同一符号を用いて説明し、第1実施形態と同様の効果については、説明を省略する。
この第2引込処理(S3)も、選択画像30が液晶表示装置80に表示されるときに実行される処理である。そのため、図8に示すように、この第2引込処理(S3)でもまず、選択画像30が表示されたか否かが判定される(S30)。
このS30では、選択画像30が表示されていない場合(S30:NO)は、選択画像30が表示されるまで待機する処理が実行され、選択画像30が表示されると(S30:YES)、次に、S32の処理が実行される。
S32では、メモリ10dに記憶された頻度情報(図9(b))に基づいて、図9(a)に示すように、各選択肢画像31a〜31cの周囲に引込領域34a、34bを設定する処理が行われ、各引込領域34a、34bが設定される領域の位置情報がRAM10cに記憶される。尚、図9(a)では、選択肢画像31a、31bの周囲にのみ引込領域を設定する例を示している。
この引込領域34a、34bは、外側の境界線の形状が対応する選択肢画像31a、31bの外周縁の形状と相似形であり、この外側の境界線と各選択肢画像31a、31bの外周縁との間に設定される。
また、図9(a)において、引込領域34aが引込領域34bよりも大きい理由は、選択肢Aの選択される頻度が、選択肢Bの選択される頻度よりも多いからである。
また、選択肢画像31cの周囲に引込領域が設定されていないのは、選択肢Cの選択される頻度が、予め定められた表示基準となる一定数に満たないからである。
尚、引込領域34a、34bの範囲、形状等は図9(a)の例に限られるものではなく、また、選択頻度が表示基準に満たないか否かによらず、全ての選択肢画像の周囲に引込領域を設定してもよく、逆に、最も選択頻度が多い選択肢に対応する選択肢画像の周囲にのみ引込領域を設定してもよく、その設定方法は、設計事情等によって変更してよい。
また、引込領域34a、34bは、選択画像30上で視認可能に表示してもよいし、視認できないように設定してもよい。
このS32が終了すると、次に、S34の処理が実行される。
このS34では、ドライバが操作ノブ23を操作して、ポインタ32がいずれかの引込領域34a、34bに進入したか否かが判定される。具体的には、RAM10cに記憶された引込領域34a、34bの位置情報と、操作ノブ23の操作位置及びメモリ10dに記憶された第1テーブルに基づいて算出された位置情報とにより、ポインタ32の少なくとも一部がいずれかの引込領域34a、34bの一部に重なったか否かが判定される。
この判定(S34)により、例えば、図10に示すように、ポインタ32が操作画面30上を矢印βのように動き、斜線で示したポインタ32のように、このポインタ32が引込領域34aの一部と重なると、操作画面30上を矢印γのように動いて、選択肢画像31aに引き込まれる。
また、このとき、X方向操作量センサ11及びY方向操作量センサ12で、操作ノブ23の位置を確認しながら、ポインタ32の引込方向(矢印γ)に操作ノブ23が移動するよう、X方向反力モータ14及びY方向反力モータ15を駆動させて操作ノブ23に反力を加える処理が実行される。
そして、このS34の処理が終了すると、再び、S30以下の処理が実行される。
以上説明した本実施形態の操作選択装置1を用いると以下のような特徴的な作用効果がある。
本実施形態では、各選択肢画像31a、31cの周囲には引込領域34a、34bが設定されるので、例えば、図10に示すように、ドライバは、選択を希望する選択肢がAである場合、その選択肢Aを示す選択肢画像31aに向かってポインタ32を正確に移動させなくても(矢印βはポインタ32が選択肢画像31aに正確には向かっていない様子を示している)、その選択肢画像31aの周囲に設定された引込領域34aにポインタ32が重なるように、おおよその見当をつけてポインタ32を移動させれば(矢印β)、ポインタ32は選択肢画像31aに引き込まれる(矢印γ)。
すなわち、本実施形態の操作選択装置1を用いると、ポインタ32を選択画像30中で適当に動かせば、ポインタ32が引込領域34aに引っかかって選択肢画像31aに引き込まれるので、ポインタ32が引き込まれる選択肢画像31aが示す選択肢に対応する情報処理装置の機能について、ドライバは、運転中、前方から視線をはずすことなく発揮させることができる。
また、本実施形態の操作選択装置1では、引込処理(S34)が実行されるとき、操作ノブ23が、ポインタ32の引き込みに同期して変位する(矢印γに対応して移動する)ので、ドライバは、この変位によって、ポインタ32がいずれの選択肢画像31a〜31cと重なっているかを、車両の前方から視線をはずすことなく触感(操作ノブ23を手で触っている感覚)で認識することができる。
また、この触感により、引き込まれていない他の選択肢画像31b、31cにポインタ32を重ねるため、操作ノブ23をいずれの方向及びどの程度の距離変位させればよいかも把握することができるので、他の選択肢画像31b、31cにポインタ32を重ねる操作をする場合も、ドライバは、車両の前方から視線をはずすことなく行うことができる。
また、勘違いなどによってポインタ32が他の選択肢画像(図10の例では選択肢画像31b)に引き込まれてしまった後、ポインタ32が引き込まれた選択肢画像31b以外の選択肢画像31a,31cが示す選択肢を選択したい場合であっても、ポインタ32が引き込まれた選択肢画像31bからの位置関係を把握しているだけで、ポインタ32を他の選択肢画像31a,31cに重ねることができる。
そのため、本実施形態の操作選択装置1を用いると、ポインタ32が引き込まれなかった他の選択肢画像31a、31cが示す選択肢に対応する情報処理装置の機能についても、ドライバは、運転中、前方から視線をはずすことなく発揮させることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明が適用された第3実施形態を図面と共に説明する。尚、第3実施形態の説明中では、第3実施形態を本実施形態という。
また、この第3実施形態は、第2実施形態の変形例であり、第2実施形態で実行される第2引込処理(S3)に変えて第3引込処理が実行される点が異なるだけなので、以下では、この第3引込処理(S4)について説明する。
尚、第1実施形態及び第2実施形態で説明した構成に対応する構成については、同一符号を用いて説明し、第2実施形態と同様の効果については、説明を省略する。
この第3引込処理(S4)も、選択画像30が液晶表示装置80に表示されるときに実行される処理である。そのため、図11に示すように、この第3引込処理(S4)でもまず、選択画像30が表示されたか否かが判定される(S40)。
このS40では、選択画像30が表示されていない場合(S40:NO)は、選択画像30が表示されるまで待機する処理が実行され、選択画像30が表示されると(S40:YES)、次に、S42の処理が実行される。
S42では、図12に示すように、各選択肢画像31a〜31cの周囲に、その領域が各選択肢画像31a〜31cの周囲か否かを判定するための滞留領域38a〜38cを設定する処理が行われ、各滞留領域38a〜38cが設定される領域の位置情報がRAM10cに記憶される。
尚、各滞留領域38a〜38cは、選択画像30上で視認可能に表示してもよいし、視認できないように設定してもよい。また、本実施形態では、選択画像30の下方側の2/3の部分を横方向に3分割し、各滞留領域38a〜38cのほぼ中央に各選択肢画像31a〜31cが表示されるものとしたが、各滞留領域38a〜38cの設定方法は任意である。
次に、S43では、いずれかの滞留領域38a〜38c内で、ポインタ32がウロウロするなどして滞留し、その滞留時間が一定時間を経過したか否かを判定している。
例えば、ドライバは、運転中、選択肢Aを選択することを希望して操作ノブ23を操作した場合、図12に示すように、選択肢画像31aの回りでポインタ32をウロウロと滞留させることがある。
S43では、このようにポインタ32が各選択肢画像31a〜31cの周囲で滞留している時間が一定時間を超えたか否かを判定している。
この判定(S43)のうち、いずれの滞留領域38a〜38c内でポインタ32が滞留しているかを判定する場合は、操作ノブ23の操作位置及びメモリ10dに記憶された第1テーブルに基づいて算出されたポインタ32の位置情報と、RAM10cに記憶された各滞留領域38a〜38cの位置情報とにより判定される。
このS43での判定で、ポインタ32が、いずれかの滞留領域38a〜38cで一定時間以上滞留していない場合は(S43:NO)、再びS40以下の処理が実行されるが、一定時間以上滞留していた場合は(S43:YES)、次にS44の処理が実行される。
S44では、メモリ10dに記憶された頻度情報(図13(b))に基づいて、図13(a)に示すように、ポインタ32が一定時間以上滞留していると判定されたいずれかの滞留領域38a〜38cに対応する選択肢画像31a〜31cの周囲に、頻度情報に応じた大きさの引込領域34a〜34cを設定する処理が行われ、設定された引込領域34a〜34cの位置情報がRAM10cに記憶される。尚、図12の例では、滞留領域38a内で選択肢画像31aの周囲に引込領域34aを設定する例を示している。
これら引込領域34a〜34cは、外側の境界線の形状が対応する選択肢画像31a〜31cの外周縁の形状と相似形であり、この外側の境界線と各選択肢画像31a〜31cの外周縁との間に設定される。
このS44が終了すると、次に、S45の処理が実行される。
このS45では、ドライバが操作ノブ23を操作して、例えば、図12の例のように、ポインタ32が引込領域34aに進入したか否かが判定される。具体的には、RAM10cに記憶された引込領域34aの位置情報と、操作ノブ23の操作位置及びメモリ10dに記憶された第1テーブルに基づいて算出された位置情報とにより、ポインタ32の少なくとも一部がいずれかの引込領域34aの一部に重なったか否かが判定される。
この判定(S44)により、例えば、図12に示すように、ポインタ32が選択肢画像31aの周囲で滞留し、図13(a)の斜線で示したポインタ32のように、このポインタ32が引込領域34aの一部と重なると、操作画面30上を矢印εのように動いて、選択肢画像31aに引き込まれる。
また、このとき、X方向操作量センサ11及びY方向操作量センサ12で、操作ノブ23の位置を確認しながら、ポインタ32の引込方向(矢印ε)に従って操作ノブ23が移動するよう、X方向反力モータ14及びY方向反力モータ15を駆動させて操作ノブ23に反力を加える処理が実行される。
そして、このS44の処理が終了すると、再び、S40以下の処理が実行される。
以上説明した本実施形態の操作選択装置1を用いると以下のような特徴的な作用効果がある。
本実施形態では、引込領域34aによってポインタ32が引き込まれる処理に対する効果は第2実施形態と同様だが、図12を用いて説明したように、選択肢Aを選択したい場合、その選択したい選択肢画像31aが位置するであろう方向にポインタ32が位置するように操作ノブ23を操作して、その選択肢画像31aの周囲でポインタ32をウロウロ(滞留)させれば、ポインタ32が選択肢画像31aに引き込まれる。
従って、この操作選択装置1を用いると、ドライバは、運転中に前方から視線をはずすことなく、選択したい選択肢を選択する操作が可能となり、その結果、ドライバが意図する機能を情報処理装置に発揮させることができる。
(その他の実施形態)
上述した実施形態では、センターコンソール9に移動操作装置20を設置したが、図14に示すように、ステアリングに設置してもよい。
また、移動操作装置20は、ナビゲーション装置91やオーディオ装置81等の情報処理装置と一体に構成されていてもよい。
(対応関係)
上記実施形態の液晶表示装置80は本発明の表示手段に相当し、移動操作手段は移動操作装置20に、選択操作スイッチ24は選択操作受付手段に相当する。
また、上記実施形態の頻度監視処理(S1)は本発明の頻度監視手段に相当する。
第3実施形態の第3引込処理(S4)で実行されるS43の処理は請求項1の計時手段に相当し、引込領域設定処理(S44)は請求項1の引込領域設定手段に相当する。
第3実施形態の第3引込処理(S4)で実行される引込処理(S46)は請求項1の引込制御手段に相当する。
上記実施形態の頻度監視処理(S1)は、請求項2の頻度監視手段に相当する。
上記実施形態の操作ノブ23は請求項3の操作変位手段に相当し、X方向反力モータ14、Y方向反力モータ15、第1〜第3引込処理で実行される各引込処理S24、S36、S46は、請求項3の反力付与手段に相当する。
また、請求項中の「操作者」は、例えば、車両の「ドライバ」や「同乗者」である。
尚、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
1… 操作選択装置 8… インパネ 9… センターコンソール 10… 中央制御装置 10d… メモリ 11… X方向操作量センサ 12… Y方向操作量センサ
13… 選択操作スイッチセンサ 14… X方向反力モータ
15… Y方向反力モータ 20… 移動操作装置 21… 筐体 22… 操作軸
23… 操作ノブ 24… 選択操作スイッチ 30… 選択画像
31c〜31a… 選択肢画像 32… ポインタ 34a〜34c… 引込領域
38a〜38c… 滞留領域 80… 液晶表示装置 81… オーディオ装置
90… シフトレバー 91… ナビゲーション装置 92… オーディオ装置
99… CANケーブル 210… 孔 211… ゴム 221… 円盤状部

Claims (3)

  1. 複数の選択肢画像、及び、位置指示画像を選択画像中に表示する表示手段(80)と、
    前記位置指示画像を前記選択画像中で移動させる操作を受け付ける移動操作手段(20)と、
    前記位置指示画像の少なくとも一部がいずれかの前記選択肢画像に重なっているときに操作されると、該操作を、前記位置指示画像が重なった前記選択肢画像が示す選択肢を選択する操作として受け付ける選択操作受付手段(24)と、
    いずれかの前記選択肢の周囲に前記位置指示画像が滞留している滞留時間を計時する計時手段(S43)と、
    前記滞留時間が一定時間を超えると、前記位置指示画像が周囲に滞留している前記選択肢について、該選択肢の周囲に引込領域を設定する引込領域設定手段(S44)と、
    前記引込領域に少なくとも一部が重なると、該位置指示画像が重なった前記引込領域に対応する前記選択肢画像に前記位置指示画像の少なくとも一部が重なるように、前記位置指示画像を前記選択肢画像に向かって引き込む引込制御手段(S46)と
    を備えることを特徴とする操作選択装置。
  2. 請求項1に記載の操作選択装置において、
    該選択操作受付手段によって前記選択肢画像のそれぞれが示す選択肢が選択される頻度を監視する頻度監視手段(S1)を備え、
    前記引込領域設定手段は、
    前記頻度監視手段の監視結果から、前記引込領域を設定する際、前記選択肢が選択さ
    れる頻度に応じた大きさの前記引込領域を前記選択肢画像の周囲に設定することを特徴とする操作選択装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の操作選択装置において、
    前記移動操作手段(20)は、
    操作者の操作によって変位する操作変位手段(23)を備え、該操作変位手段の変位に応じて、前記位置指示画像を前記選択画像中で移動させる手段として構成され、
    前記引込制御手段により、前記位置指示画像が前記選択肢画像に向かって引き込まれるとき、前記操作変位手段を、引き込まれる前記位置指示画像に従って変位させる反力付与手段(14、15、S24、S36、S46)
    を備えることを特徴とする操作選択装置。
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