JP5923709B2 - 照明器具 - Google Patents

照明器具 Download PDF

Info

Publication number
JP5923709B2
JP5923709B2 JP2012213932A JP2012213932A JP5923709B2 JP 5923709 B2 JP5923709 B2 JP 5923709B2 JP 2012213932 A JP2012213932 A JP 2012213932A JP 2012213932 A JP2012213932 A JP 2012213932A JP 5923709 B2 JP5923709 B2 JP 5923709B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lamp
socket
pair
lighting fixture
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012213932A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014067673A (ja
Inventor
啓吾 小島
啓吾 小島
清 斉藤
清 斉藤
宮原 栄二
栄二 宮原
雅治 香川
雅治 香川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2012213932A priority Critical patent/JP5923709B2/ja
Publication of JP2014067673A publication Critical patent/JP2014067673A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5923709B2 publication Critical patent/JP5923709B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

本発明は、照明器具に関する。
従来から、直管形ランプを着脱自在に装着させるランプソケットを備えた照明器具が用いられている。
この種の照明器具として、図15に示す、一対の連結突起122を備えたソケット116と、一対の連結突起122を両端のソケット支持穴119(120)に嵌着する連結具本体114とを有するものが知られている(たとえば、特許文献1を参照。)。
特許文献1の照明器具では、ランプソケットたるソケット116の連結突起122を、連結具本体114のソケット支持穴119(120)に嵌着することで、ソケット116を器具本体たる照明器具本体側の連結具本体114に付けることができる。なお、特許文献1の照明器具では、連結具本体114の外周の両端に有する一対の掛止片117,118にソケット支持穴119,120を設けている。連結具本体114は、直管形蛍光ランプの外形に対応するように傾斜面を有するランプ装着ガイド121を連結具本体114に備えている。
特開平10−223015号公報
ところで、照明器具では、たとえば、直管形ランプの交換時などランプソケットから直管形ランプを着脱させる際、直管形ランプの長手方向や長手方向と垂直方向など、器具本体側からランプソケットが引っ張られる方向に大きな荷重が掛かる場合がある。特許文献1の照明器具では、ランプソケットに掛かる荷重により、ソケット116の連結突起122が連結具本体114側のソケット支持穴119(120)から外れる恐れがある。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、器具本体側に装着されたランプソケットの引張強度を、より高めることが可能な照明器具を提供することにある。
本発明の照明器具は、管本体の一端側の口金部から突出したランプピンおよび他端側の口金部から突出したランプピンを備えた直管形ランプを装着させる一対のランプソケットと、該一対のランプソケットを各別に支持する一対のソケット支持台と、該一対のソケット支持台を備える器具本体と、該器具本体に設けられ上記一対のランプソケットの少なくとも一方を介して上記直管形ランプに点灯電力を供給する点灯回路部とを有する照明器具であって、上記ランプソケットは、上記直管形ランプの上記ランプピンを受ける受口面側とは反対の背面側へ突出する一対の取付脚を離間して箱状のソケット本体に設けており、上記一対の取付脚は、先端に互いに離れる方向に突出する爪部を有し、上記ソケット支持台は、上記一対の取付脚が一面側から各別に挿通される一対の挿通孔を貫設しており、上記一対の挿通孔に上記一対の取付脚を各別に挿通させ上記一面側とは反対の他面側において上記爪部を上記挿通孔の周縁部に各々引掛させた状態で上記一対の取付脚が互いに近づく向きに撓むことを抑制するストッパ部を有することを特徴とする。
この照明器具において、上記ストッパ部は、上記ソケット支持台の上記他面側から立設する立設片と、該立設片から上記挿通孔を覆うように突出する突出部とを備えており、該突出部は、上記取付脚における上記爪部の突出方向の反対側と当接することにより上記取付脚の撓みを抑制することが好ましい。
この照明器具において、上記挿通孔は、上記爪部を有する上記取付脚が挿通可能な第1孔部と、該第1孔部と連通し上記第1孔部よりも開口面積が小さい第2孔部とを有しており、上記ストッパ部は、上記第2孔部における上記周縁部側と対向する内側縁部により構成されてなり、該内側縁部が上記取付脚における上記爪部の突出方向の反対側と当接することにより上記取付脚の撓みを抑制することが好ましい。
本発明の照明器具は、器具本体側のソケット支持台が、ランプソケットの一対の取付脚が互いに近づく向きに撓むことを抑制するストッパ部を有することで、器具本体側に装着されたランプソケットの引張強度を、より高めることが可能になるという効果がある。
実施形態1の照明器具の要部を示し、ソケット支持台にランプソケットを装着させる装着工程を説明する断面説明図である。 実施形態1の照明器具のソケット支持台を示し、(a)は背面図、(b)は(a)のXX断面図である。 実施形態1の照明器具の要部を示し、(a)は直管形ランプの一端側を装着させるランプソケットをソケット支持台に装着させた正面図、(b)は(a)のXX断面図である。 実施形態1の照明器具の要部を示し、(a)は直管形ランプの他端側を装着させるランプソケットをソケット支持台に装着させた正面図、(b)は(a)のXX断面図である。 実施形態1の照明器具の分解斜視図である。 実施形態1の照明器具を示す概略構成図である。 実施形態1の照明器具に装着される直管形ランプを示し、(a)は正面図、(b)は一端側の口金部に他端側の口金部のランプピンを投影した側面説明図である。 実施形態1の照明器具の別の要部を示す正面図である。 実施形態2の照明器具のソケット支持台を示し、(a)は背面図、(b)は(a)のXX断面図である。 実施形態2の照明器具の要部を示し、ソケット支持台にランプソケットを装着させる装着工程を説明する断面説明図である。 実施形態2の照明器具の要部を示し、ソケット支持台にランプソケットを装着させる装着工程を説明する背面説明図である。 実施形態3の照明器具のソケット支持台を示し、(a)は背面図、(b)は(a)のXX断面図である。 実施形態3の照明器具の要部を示し、ソケット支持台にランプソケットを装着させる装着工程を説明する断面説明図である。 実施形態3の照明器具の要部を示し、ソケット支持台にランプソケットを装着させる装着工程を説明する背面説明図である。 従来の照明器具の連結構造の要部を示す一部分解斜視図である。
(実施形態1)
図1ないし図6に基づいて、本実施形態の照明器具10を説明し、図7に基づいて本実施形態の照明器具10に装着させる直管形ランプ20たる直管形LEDランプを説明する。なお、各図において、同様の構成要素に対しては、同じ番号を付して重複する説明を省略している。
本実施形態の照明器具10に装着される直管形ランプ20は、直管形ランプ20における管本体21の一端側の口金部(以下、第1口金部ともいう)22から突出するランプピン(以下、第1ランプピンともいう)24を備えている(図7を参照)。また、直管形ランプ20は、管本体21の他端側の口金部(以下、第2口金部ともいう)23から突出するランプピン(以下、第2ランプピンともいう)25を備えている。
本実施形態の照明器具10は、直管形ランプ20における一端側を装着させるランプソケット1(以下、給電用ランプソケット1Aともいう)を有している(図3を参照)。また、照明器具10は、直管形ランプ20における他端側を装着させるランプソケット1(以下、接地用ランプソケット1Bともいう)を有している(図4を参照)。照明器具10は、一対のランプソケット1,1を各別に支持する一対のソケット支持台2,2と、一対のソケット支持台2,2を備える器具本体11とを有している(図5および図6を参照)。なお、図6の照明器具10では、図5の2本の直管形ランプ20のうち、1本だけを簡略化して図示している。照明器具10は、器具本体11に設けられ一対のランプソケット1,1の少なくとも一方を介して直管形ランプ20に点灯電力を供給する点灯回路部11aを有している。
本実施形態の照明器具10では、ランプソケット1は、直管形ランプ20のランプピン24(25)を受ける受口面1aa側とは反対の背面1ab側へ突出する一対の取付脚1b,1bを離間して箱状のソケット本体1aに設けている(図3または図4を参照)。一対の取付脚1b,1bは、先端に互いに離れる方向に突出する爪部1c,1cを有している。
また、ソケット支持台2は、一対の取付脚1b,1bが一面2aa側から各別に挿通される一対の挿通孔2h,2hを貫設している(図2を参照)。ソケット支持台2では、一対の挿通孔2h,2hに一対の取付脚1b,1bを挿通させ一面2aa側とは反対の他面2ab側において爪部1cを挿通孔2hの周縁部に各々引掛させる(図1(e)を参照)。本実施形態の照明器具10では、ソケット支持台2は、爪部1cを挿通孔2hの周縁部に各々引掛させた状態で一対の取付脚1b,1bが互いに近づく向きに撓むことを抑制するストッパ部2aを有している。
これにより本実施形態の照明器具10は、器具本体11側に装着されたランプソケット1の引張強度を、より高めることが可能になる。
本実施形態の照明器具10の具体例として、直管形ランプ20たる直管形LEDランプを装着させるものについて説明するにあたり、まず最初に、直管形LEDランプについて説明する。
図7に示す直管形ランプ20は、透光性材料(たとえば、ガラスや合成樹脂など)により円筒形状の直管に形成された管本体21である発光管を備えている。管本体21の軸方向の両端部には、口金部22,23がそれぞれ設けられている。本実施形態の照明器具10と接続される直管形ランプ20は、管本体21の一端部側を覆うように、有底円筒状の給電用の第1口金部22が設けられている。また、直管形ランプ20は、管本体21の軸方向の他端部側を覆うように、有底円筒状の接地用の第2口金部23が設けられている。
管本体21の内部には、図示していないが管本体21よりも全長が若干短い実装基板(たとえば、セラミック基板など)が収納されている。実装基板は、実装基板の一表面側に白色光が発光可能な複数個の発光ダイオード(図示していない)を所定の間隔で実装して電気的に接続する配線パターンが形成されている。また、実装基板は、実装基板の一表面側と反対の他表面側に、他表面側と接する底面部から突出した側壁部が発光ダイオードからの光を所定の方向に反射させる断面C字形状の反射板(図示していない)を備えている。
直管形ランプ20は、側面視において、第1口金部22の端面に第1口金部22の径方向における中央部の両側に略半円状に凹んだ凹部22b,22bが設けられている(図7(b)を参照)。直管形ランプ20は、側面視において、中央部が凹部22bよりも前方に突出した略直方体状の突部22aが設けられている。突部22aは、円筒形状の管本体21の中心軸(図示していない)を挟んで対称な位置に、管本体21の軸方向に沿って突出する金属材料により板状に形成された給電用の第1ランプピン24,24が略平行に設けられている。第1ランプピン24は、一対設けられており、それぞれ管本体21の軸方向と平行に突出した板状突出部24aを備えている。また、一対の第1ランプピン24は、それぞれ板状突出部24aの先端部が略直角に曲げられて、対向する板状突出部24aから離れる外側方向に突出する折曲部24bを備えている。
一対の第1ランプピン24,24は、たとえば、管本体21の内部で図示していないリード線を介して実装基板と電気的に接続させている。なお、実装基板には、発光ダイオードが実装されるとともに発光ダイオードを電気的に保護する全波整流器などの回路部品(図示していない)も実装させている。直管形ランプ20は、いずれの第1ランプピン24,24が外部の直流電源の正極側と接続された場合でも、各発光ダイオードに順方向電流が流れるように、一対の第1ランプピン24,24と、各発光ダイオードとを全波整流器を介して電気的に接続させた構造としている。したがって、一対の第1ランプピン24,24は、直管形ランプ20の発光ダイオードに給電する端子として機能する。
なお、直管形ランプ20に収容されている発光ダイオードは、図示していないが、たとえば、LEDチップと、LEDチップを収納する収納凹所が一表面に設けられたパッケージ本体とを備えて構成することができる。発光ダイオードは、たとえば、通電によりピーク波長が、420nm〜490nmの範囲内にある青色光を放射するLEDチップを用いることができる。発光ダイオードは、たとえば、LEDチップを収納する収納凹所が一表面に設けられたセラミック(たとえば、アルミナなど)製のパッケージ本体を用いることができる。発光ダイオードは、LEDチップから放射された青色光の一部を吸収し、より長波長の蛍光(たとえば、黄色光)を発する蛍光体が含有された透光性材料からなる波長変換部材を収納凹所に埋設して構成することができる。蛍光体は、たとえば、青色光の一部を吸収し、より長波長の蛍光を発するものとして、Ceで付活されたYAl12、Ceで付活されたTbAl12などのアルミネート系の蛍光体やEuで付活されたBaSiOなどを用いることができる。発光ダイオードは、蛍光体が含有される透光性材料として、たとえば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂やガラスなどを用いることができる。また、発光ダイオードは、パッケージ本体の他表面に外部接続用電極(図示していない)を設け、外部接続用電極と実装基板の配線パターンとが半田からなる接合部(図示していない)を介して電気的に接続させる構成とすることができる。
直管形ランプ20は、管本体21の軸方向に沿って、直管形ランプ20の他端側の第2口金部23から突出する接地用の1本の第2ランプピン25を備えている。第2ランプピン25は、第2口金部23の端面の中心部から管本体21の軸方向に沿って突出し、金属材料により丸棒状に形成された軸部25aを備えている。第2ランプピン25は、軸部25aの先端部に軸部25aの軸径よりも大きな径大部25bを備えている。径大部25bは、管本体21の軸方向から見た形状が直管形ランプ20の第1口金部22から突出する一対の第1ランプピン24,24が並ぶ方向と平行方向を、長手方向とする長円形状に形成している(図7(b)を参照)。なお、径大部25bは、長円形状だけに限らず、楕円形状など非円形の形状であってもよい。径大部25bは、金属材料からなり軸部25aと一体に形成されている。すなわち、第2ランプピン25は、管本体21の軸方向に沿って突出した丸棒状の軸部25aと、径大部25bとを有してT字状の形状となっている(図7(a)を参照)。第2ランプピン25は、実装基板の配線パターンと電気的に接続して接地用のアース端子として機能させている。すなわち、直管形ランプ20は、一端部側の第1口金部22から給電する片側給電方式の直管形LEDランプとなっている。
次に、本実施形態の照明器具10における一対のランプソケット1,1について詳述する。
本実施形態の照明器具10では、ランプソケット1は、器具本体11側に一対設けており、一方を図3に示す給電用ランプソケット1Aとし、他方を図4に示す接地用ランプソケット1Bとしている。給電用ランプソケット1Aは、図3に示すように、箱状のソケット本体1aの一表面側に、ソケット本体1aの中央部を回転中心として回動可能な回転子1gを備えている。回転子1gは、外形が円形状であって、直管形ランプ20の一対の第1ランプピン24,24を回転子1gの径方向に挿入可能なI字状の第1挿入口1fを備えている。回転子1gは、第1挿入口1fを介して、一対の半円柱状の突起部位1g1,1g1を備えている。回転子1gは、突起部位1g1と第1挿入口1fとの間には突起部位1g1側から階段状に窪んだ段差部位1g2を備えている。回転子1gは、直管形ランプ20の第1口金部22の突部22aを段差部位1g2と、凹部22bを突起部位1g1とそれぞれ当接させ、第1ランプピン24,24を受ける受口面1aa(以下、第1受口面1Aaaともいう)を有している。給電用ランプソケット1Aは、ソケット本体1aに直管形ランプ20における第1口金部22の外形形状に対応する形状の第1受口面1Aaaを備えている。給電用ランプソケット1Aは、ソケット本体1aの外周壁に設けられた開口部位1caから第1挿入口1fに沿って、直管形ランプ20の第1口金部22をスライドさせることで直管形ランプ20を第1挿入口1fに挿入することができる。
給電用ランプソケット1Aでは、ソケット本体1aは、ソケット本体1aの第1受口面1Aaaと反対の背面1ab側に開口部(図示していない)を備えた内部が空洞な有底筒状のボディ部1a1を有している。給電用ランプソケット1Aでは、ソケット本体1aは、ボディ部1a1の開口部を覆うカバー部1a2を有している。ソケット本体1aは、ボディ部1a1とカバー部1a2とで箱状に形成している。カバー部1a2は、ボディ部1a1の開口部を覆う平板状に形成すればよい。ソケット本体1aは、ボディ部1a1とカバー部1a2とを溶着して内部を封止する構造とすることができる。
給電用ランプソケット1Aは、ソケット本体1aの内部に第1口金部22から突出した一対の第1ランプピン24,24とそれぞれ電気的に接続可能な一対の導電部(図示していない)を備えている。一対の導電部は、それぞれ導電性の良好な金属材料(たとえば、銅合金など)の板状体を折り曲げ加工して形成することができる。給電用ランプソケット1Aは、直管形ランプ20の一対の第1ランプピン24それぞれを第1挿入口1fに挿入した後、直管形ランプ20の管本体21の軸まわりに回転子1gを回動させる。これにより、給電用ランプソケット1Aは、直管形ランプ20の第1ランプピン24,24が一対の導電部と各別に弾接され、直管形ランプ20が給電用ランプソケット1A側に保持される。第1ランプピン24の板状突起部24aは、一対の導電部に弾接されることで、直管形ランプ20が給電用ランプソケット1Aから抜けにくくなる。給電用ランプソケット1Aは、一対の導電部が、一対の第1ランプピン24,24と、それぞれ各別に電気的に接続することで直管形ランプ20に点灯回路部11aから点灯電力を供給することができる。
なお、給電用ランプソケット1Aは、ソケット本体1aの周壁に、給電用の電線(図示していない)を挿入する貫設孔1dを好適に備えている。給電用ランプソケット1Aは、貫設孔1dに挿入された給電用の各電線と、各導電部とを電気的に簡便に接続できるように速結端子をそれぞれ備えた構成とすることができる。
給電用ランプソケット1Aは、直管形ランプ20の第1ランプピン24を受ける第1受口面1Aaaとは反対の背面1ab側へ突出する一対の取付脚1b,1bを離間して箱状のソケット本体1aに設けている。本実施形態の給電用ランプソケット1Aでは、ソケット本体1aのボディ部1a1における両側面の中央部において、円柱状の一対の取付脚1b,1bを略平行に突出させている。一対の取付脚1b,1bは、取付脚1bの先端に互いに離れる方向に突出する爪部1c,1cを有している。
ボディ部1a1は、たとえば、合成樹脂材料により、爪部1cを有する取付脚1bと一体成型で形成することができる。取付部1bは、所定の弾性を備える限り、一体成形により形成するものだけに限られず、別途に形成させた取付部1bをソケット本体1aに接合させてもよい。取付部1bは、機械的強度を高めるため、ボディ部1a1に形成してもよいし、ランプソケット1全体の幅を狭めるため、カバー部1a2に形成させることもできる。ソケット本体1aは、ボディ部1a1およびカバー部1a2を電気絶縁性の合成樹脂を用いて形成することで絶縁性を確保することができる。
本実施形態の照明器具10は、予め器具本体11側に設けたソケット支持台2に給電用ランプソケット1Aを保持させている。ソケット支持台2は、たとえば、金属材料や合成樹脂などにより形成することができる。本実施形態の照明器具10では、ソケット支持台2は、取付脚1bが一面2aa側から各別に挿通される円形の貫通孔2hを貫設している(図2を参照)。貫通孔2hは、一対の取付脚1b,1bの間隔より若干狭い所定の間隔で一対設けている。ソケット支持台2では、一対の挿通孔2h,2hに一対の取付脚1b,1bを各別に挿通させ一面2aa側とは反対の他面2ab側において爪部1cを円形の挿通孔2hの周部に引き掛けさせる。
ソケット支持台2は、ソケット支持台2の他面2ab側から立設する立設片2a1と、立設片2a1から挿通孔2hを部分的に覆うように突出する平板状の突出部2a2とを備えている。本実施形態の照明器具10では、突出部2a2は、立設片2a1の先端に設けており、挿通孔2hを挿通した取付脚1bの爪部1cが設けられる先端の高さと、ソケット支持台2の他面2ab側から突出部2a2の高さとを略一致させている。ソケット支持台2は、ランプソケット1が引っ張られ、弾性を有する取付脚1bが爪部1cの突出方向の反対側に撓む方向に荷重が掛かった場合でも、突出部2a2が取付脚1bと当接することにより取付脚1bの撓みを抑制する。これにより照明器具10は、ランプソケット1の引張強度を、より高めることが可能となる。
なお、本実施形態の照明器具10では、ソケット支持台2の正面視において、突出部2a2は、ケット支持台2の挿通孔2hを覆うように矩形平板状の形状のものだけに限られず、図8(a)に示すように、直方体状の棒形状のものであってもよい。突出部2a2は、棒形状に形成することにより、取付脚1bが撓みに対応する耐性を、より高めることが可能となる。また、本実施形態の照明器具10では、ソケット支持台2の正面視において、挿通孔2hの開口形状を円形状としているが、円形状だけでなく、取付脚1bや爪部1cの形状と対応させて、図8(b)に示す楕円形状としてもよい。さらに、本実施形態の照明器具10では、ソケット支持台2の正面視において、突出部2a2は、矩形平板状の形状の代わりに、図8(c)に示すように、平板状の突出部2a2に切欠部2c1を設けたものを用いてもよい。ソケット支持台2は、突出部2a2に切欠部2c1を設けることにより、取付脚1bを挿入孔2hに挿入し易く、且つランプソケット1が引っ張られる際に生ずる力に対して突出部2a2の機械的強度をより高めることが可能となる。
実施形態の照明器具10では、ソケット支持台2は、電気絶縁性の合成樹脂を用いて、突出部2a2と立設片2a1とを一体成型している。ソケット支持台2は、取付脚1bの撓みを抑制できる限り、必ずしも立設片2a1が必要ではない。しかしながら、照明器具10では、爪部1cが設けられる取付脚1bの先端に突出部2a2を当接させるように他面2ab側からの突出部2a2の高さを調整する方が引張強度を、より高めることが容易となる。また、ソケット支持台2は、必ずしも突出部2a2と一体に形成させる必要はなく、別途に形成させたものを固定するものでもよい。
したがって、ソケット支持台2は、合成樹脂材料により形成させたソケット支持台2と、金属材料により形成させた突出部2a2により構成することもできる。ソケット支持台2は、矩形平板に形成させたものだけに限られず、円形平板や楕円平板に形成してもよい。また、ソケット支持台2は、平板状の形状のものだけに限られず、箱状など立体的な形状のものでもよい。本実施形態の照明器具10では、ソケット支持台2は、矩形平板状に形成させており、外周部に器具本体11側に固定させる枠状の突起2bを好適に備えている。
なお、本実施形態の照明器具10において、ソケット本体1aの箱状とは、内部に直管形ランプ20と電気的に接続可能な導電部などが収容可能であればよく、ソケット本体1aの内部が閉じられた空間を構成する形状のものだけに限られない。したがって、ランプソケット1は、ソケット本体1aの受口面1aaとは反対の背面1ab側が開放したものでもよい。
次に、接地用ランプソケット1Bは、直管形ランプ20の第2口金部23を装着可能な構造としている。接地用ランプソケット1Bは、箱状のソケット本体1aの受口面1aaとして、直管形ランプ20の第2口金部23が当接可能な第2受口面1Baaを有している。接地用ランプソケット1Bは、ソケット本体1aの側周壁側から内部側に直管形ランプ20の第2ランプピン25を挿入可能な第2挿入口1jを備えている。
第2挿入口1jは、挿入する第2ランプピン25の径大部25bよりも大きく外部に向かって広がる開口孔部1j1をソケット本体1の側周壁側に備えている(図4(a)を参照)。また、第2挿入口1jは、ソケット本体1の側周壁側から内部に向かって、開口孔部1j1と連通する開口連通部1j2を備えている。接地用ランプソケット1Bでは、開口孔部1j1から挿入した第2ランプピン25を開口連通部1j2側に管本体21の軸方向とは垂直方向にスライドさせて、開口連通部1j2側で第2ランプピン25を保持できるように構成している。開口連通部1j2は、第2ランプピン25を挿入させる開口連通部1j2の内寸を、径大部25bの外径よりも小さく、軸部25aの外径よりも大きく形成している。なお、第2挿入口1jは、開口孔部1j1と開口連通部1j2とを備えたものだけに限られず、第2ランプピン25を挿入して保持できるものであれば、種々の形状とすることができる。
接地用ランプソケット1Bでは、ソケット本体1aは、ソケット本体1aの受口面1aaと反対の背面1ab側に開口部(図示していない)を備えた内部が空洞な有底筒状のボディ部1a1を有している。接地用ランプソケット1Bでは、ソケット本体1aは、ボディ部1a1の開口部を覆うように設けられるカバー部1a2を有している。接地用ランプソケット1Bのソケット本体1aは、給電用ランプソケット1Aのソケット本体1aと同様に、ボディ部1a1とカバー部1a2とで箱状に形成している。カバー部1a2は、ボディ部1a1の開口部を覆うような平板状に形成すればよい。ソケット本体1aは、ボディ部1a1とカバー部1a2とを溶着して内部を封止する構造とすることができる。
ランプソケット1は、ソケット本体1aの周壁に貫設孔1dを好適に設けている。貫設孔1dは、接地用の配線(図示していない)を挿入することが可能に構成している。また、ランプソケット1には、ソケット本体1aの内部の空洞に収納され、直管形ランプ20の第2ランプピン25と電気的に接続可能な導電部を構成する接地用の一対の導電板1k,1kを備えている。導電部は、導電性の良好な金属材料(たとえば、銅合金など)の板状体を折り曲げ加工して形成することができる。
接地用ランプソケット1Bは、直管形ランプ20の他端側の第2口金部23を接地用ランプソケット1Bに装着した場合、第2受口面1Baaが、直管形ランプ20の第2口金部23と当接する。また、接地用ランプソケット1Bは、ソケット本体1aの第2挿入口1j内における一対の導電板1k,1kが直管形ランプ20の第2ランプピン25を保持する。第2ランプピン25の軸部25aは、一対の導電板1k,1kに弾接され、第2ランプピン25が接地用ランプソケット1B側に保持される。第2ランプピン25の軸部25aは、一対の導電板1k,1kに保持されることで、直管形ランプ20が接地用ランプソケット1Bから抜けにくくなる。
また、接地用ランプソケット1Bでは、貫設孔1dを介してソケット本体1aに挿入された接地用の配線と簡便に電気的に接続できるように導電部に速結端子を備えている。速結端子は、貫設孔1dから配線の先端部が挿入される。速結端子は、板状体の折り曲げ加工された保持片の弾性により、配線の先端部が保持される。なお、貫設孔1dは、接地用の配線を挿入させるために、1つあればよく必ずしも2つ設ける必要はない。貫設孔1dは、2つ設けた場合、一方の貫設孔1dを、別の接地用ランプソケット1Bと接続させる送り端子用に用いてもよい。ソケット本体1aは、ボディ部1a1およびカバー部1a2を電気絶縁性の合成樹脂を用いて形成することで絶縁性を確保している。
また、ランプソケット1は、ソケット本体1aの両側面の中央部において、直管形ランプ20の第2ランプピン25を受け受口面1aa側とは反対の背面側1abへ突出する一対の取付脚1b,1bを突出させている。
接地用ランプソケット1Bは、器具本体11側となるソケット支持台2に、給電用ランプソケット1Aを支持するソケット本体1aと同じ形状のものを用いて支持させている。本実施形態の照明器具10では、接地用ランプソケット1Bは、給電用ランプソケット1Aと異なり、受口面1aa側から背面1ab側へ突出する板ばね1eをカバー部1a2に好適に備えている。接地用ランプソケット1Bは、ソケット支持台2の一面2aa側に向かってV字形状の板ばね1eにより一面2aaと弾接するよう構成している。接地用ランプソケット1Bは、給電用ランプソケット1の取付脚1bよりも長く、ソケット支持台2の一面2aa側と弾接させる板ばね1eの分より若干短い長さの取付脚1bを備えている。接地用ランプソケット1Bは、たとえば、合成樹脂材料のカバー部1a2の一部を熱変形させることで、金属材料よりなる板ばね1eをカバー部1a2に固定することができる。本実施形態の照明器具10では、接地用ランプソケット1Bは、ソケット支持台2のストッパ部2aを構成する立設片2a1および突出部2a2により、取付脚1bの撓みを抑制させている。
以下、本実施形態の照明器具10全体の構成について図5および図6を用いて簡単に説明する。
本実施形態の照明器具10は、2本の直管形ランプ20をそれぞれ装着させることが可能な直方体状の器具本体11を備えている。器具本体11は、直管形ランプ20の一端側の第1口金部22と当接し、一対の第1ランプピン24,24へ給電する図3で示した給電用ランプソケット1Aを2個備えている。また、器具本体11は、直管形ランプ20の他端側の第2口金部23と当接し、第2ランプピン25を電気的に接地させる図4で示した接地用ランプソケット1Bを2個備えている。
照明器具10は、2本の直管形ランプ20を取り付ける場合、たとえば、一対の給電用ランプソケット1Aと、一対の接地用ランプソケット1Bとの組を器具本体11側のソケット支持台2にそれぞれ所定の間隔を隔てて設ければよい。なお、照明器具10は、器具本体11の内部に収納する点灯回路部11aや商用電源ACからの電源線が接続される端子台13を反射板11bで覆って外部から内部が見えないようにしている。照明器具10は、図示していない天井材側から延設された吊りボルトの先端部にワッシャ11bを挿通して、吊りボルトとナット11cとを螺子合いすることにより吊り下げ固定することができる。
照明器具10は、図6に示すように、器具本体11の内部に商用電源ACからの電源線が接続される端子台13が収納されている。また、照明器具10は、器具本体11の内部に端子台13を介して入力される商用電源ACからの交流電圧を直管形ランプ20たる直管形LEDランプに適合した所定の直流電圧に変換し直管形ランプ20に供給する点灯回路部11aが収納されている。照明器具10は、配線16を介して、点灯回路部11aのアース端子部と、器具本体11の他端側(図6の右側)に設けたソケット支持台2に支持される接地用ランプソケット1Bとを電気的に接続している。また、照明器具10は、電線14を介して、点灯回路部11aの出力端子と、器具本体11の一端側(図6の左側)に設けたソケット支持台2に支持された給電用ランプソケット1Aとを電気的に接続している。照明器具10は、給電用ランプソケット1Aに装着された直管形ランプ20の第1口金部22側から給電する。照明器具10は、器具本体11の長手方向の両端部に直管形ランプ20を保持できるように器具本体11に給電用ランプソケット1Aおよび接地用ランプソケット1Bを対向するように備えた一対のソケット保持台2をそれぞれ突出させて備えている。すなわち、照明器具10は、直管形ランプ20における管本体21の両端に設けられた第1口金部22および第2口金部23を、それぞれ対応する給電用ランプソケット1Aおよび接地用ランプソケット1Bに装着させることで直管形ランプ20を保持する。照明器具10は、給電用ランプソケット1Aおよび接地用ランプソケット1Bを、直管形ランプ20の第1口金部22および第2口金部23間の長さに応じた所定の間隔で配置している。なお、本実施形態の照明器具10は、直管形LEDランプを装着するランプソケット1とソケット支持台2とを備えたものだけに限られるものではなく、直管形蛍光ランプを装着させるランプソケットとソケット支持台とに適用することもできる。本実施形態の照明器具10は、直管形ランプ20として直管形LEDランプを装着させる場合、第1ランプピン24の折曲部24bや第2ランプピン25の径大部25bがランプソケット1側と引っ掛かり易いので特に大きな効果を奏する。
次に、ソケット支持台2にランプソケット1を装着させる装着工程について図1を用いて説明する。
本実施形態の照明器具10では、予め器具本体11側に固定させたソケット支持台2の一面2aa側に、ランプソケット1の背面1ab側を配置して、ランプソケット1の一方の取付脚1bをソケット支持台2の一方の挿通孔2hに挿通させる(図1(a)を参照)。
次に、本実施形態の照明器具10では、ソケット支持台2の他面2ab側において、ソケット支持台2の一方の挿通孔2hに挿通されたランプソケット1の取付脚1bの爪部1cを挿通孔2hの周縁部に引き掛けさせる(図1(b)を参照)。
続いて、本実施形態の照明器具10は、ソケット支持台2の他面2ab側において挿通孔2hの周縁部に一方の取付脚1bの爪部1cを引き掛けさせた状態で、一対の取付脚1b,1bを互いに近づく向きに撓ませる。
次に、照明器具10では、ランプソケット1の一対の取付脚1b,1bを互いに近づく向きに撓ませた状態で、他方の取付脚1bを他方の挿通孔2hに挿通させる(図1(c)を参照)。
本実施形態の照明器具10では、他方の取付脚1bを他方の挿通孔2hに押し込んで、ソケット支持台2の他面2ab側において他方の挿通孔2hの周縁部に他方の取付脚1bの爪部1cを引き掛けさせる(図1(d)を参照)。
本実施形態の照明器具10では、ソケット支持台2の他面2ab側において、各爪部1cを各挿通孔2hの周縁部に各々引掛させた状態で、一対の取付脚1b,1bの弾性により撓みが元に戻ろうとする。また、本実施形態の照明器具10では、ソケット支持台2にランプソケット1を装着した際、立設片2a1から突出する突出部2a2と、取付脚1bにおける爪部1cの突出方向の反対側とを隙間を空けて対向させている(図1(e)を参照)。なお、本実施形態の照明器具10は、ソケット支持台2にランプソケット1を装着した際、ランプソケット1の背面1abとソケット支持台2の一面2aaとを当接させている。
照明器具10では、ランプソケット1が器具本体11側のソケット支持台2から引っ張られる方向に大きな荷重が掛かった場合、力が一対の取付脚1b,1bが互いに近づく向きに掛かる。本実施形態の照明器具10では、一対の取付脚1b,1bが互いに近づく向きに撓むことを抑制するストッパ部2aとして、突出部2a2が取付脚1bにおける爪部1cの突出方向の反対側と当接することにより取付脚1bの撓みを抑制する。
これにより、本実施形態の照明器具10では、器具本体11側に装着されたランプソケット1の引張強度を、より高めることが可能になる。
(実施形態2)
図9に示す本実施形態の照明器具10のストッパ部2aは、図2の実施形態1におけるソケット支持台2の他面2ab側に設けられた立設片2a1および突出部2a2を用いる代わりに、挿通孔2hの第2孔部2h2における内側縁部2a3を用いた点が相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の照明器具10では、図9に示すように、挿通孔2hは、爪部1cを有する取付脚1bが挿通可能な第1孔部2h1を有している。挿通孔2hは、第1孔部2h1と連通し第1孔部2h1よりも開口面積が小さい第2孔部2h2を有している。ストッパ部2aは、第2孔部2h2における周縁部側と対向する内側縁部2a3により構成されている。ストッパ部2aは、取付脚1bが撓んでも内側縁部2a3が取付脚1bにおける爪部1cの突出方向の反対側と当接することにより取付脚1bの撓みを抑制する(図10(e)を参照)。
本実施形態の照明器具10は、より簡単な構成で、器具本体11側に装着されたランプソケット1の引張強度を、高めることが可能となる。
次に、ソケット支持台2にランプソケット1を装着させる装着工程について図10および図11を用いて説明する。
本実施形態の照明器具10では、予め器具本体11側に固定させたソケット支持部2の一面2aa側に、ランプソケット1の背面1ab側を配置して、ランプソケット1の一方の取付脚1bをソケット支持台2の一方の挿通孔2hに挿通させる(図10(a)を参照)。
照明器具10では、ソケット支持台2の一方の挿通孔2hに挿通されたランプソケット1の一方の取付脚1bにおける爪部1cがソケット支持台2の他面2ab側において一方の挿通孔2hにおける第1孔部2h1(図9を参照)の周縁部に引き掛けさせる(図10(b)を参照)。
続いて、本実施形態の照明器具10では、ソケット支持台2の他面2ab側において挿通孔2hの周縁部に引き掛けさせた状態で、一方の取付脚1b,1bを互いに近づく向きに撓ませる。次に、照明器具10では、ランプソケット1の一対の取付脚1b,1bを互いに近づく向きに撓ませた状態で、他方の取付脚1bを他方の挿通孔2hに挿通させる(図10(c)を参照)。
本実施形態の照明器具10では、他方の取付脚1bを他方の挿通孔2hにおける第1孔部2h1に押し込んで、ソケット支持台2の他面2ab側において、他方の取付脚1bの爪部1cを他方の挿通孔2hの周縁部に引き掛けさせる(図10(d)を参照)。
すなわち、ランプソケット1は、一対の取付脚1b,1bがそれぞれ挿入可能なソケット支持台2の挿通孔2hの第1孔部2h1に挿通させるように、一対の取付脚1b,1bを互いに近づくように撓ませる(図11(a)の矢印の向きを参照)。照明器具10では、ソケット支持台2の一対の挿通孔2h,2hに挿通されたランプソケット1の一対の取付脚1b,1bの各爪部1cを、ソケット支持台2の他面2ab側において各挿通孔2hにおける第1孔部2h1の周縁部それぞれに引き掛けさせる(図10(e)を参照)。
本実施形態の照明器具10では、ソケット支持台2の他面2ab側において、爪部1cを挿通孔2hの周縁部に引掛させた状態で一対の取付脚1b,1bを撓ます力を緩めると取付脚1bの弾性により取付部1bの形状が元に戻ろうとする(図11(b)の矢印の向きを参照)。照明器具10では、爪部1cを挿通孔2hの周縁部に各々引掛させた状態で、一対の取付脚1b,1bの弾性により撓みが元に戻ろうとする力により、第1孔部2h1に連通する第2孔部2h2に各取付脚1b,1bが自動的にスライドする(図11(c)を参照)。照明器具10では、ランプソケット1が図11(c)に示す破線の位置から二点鎖線の位置まで矢印の向きに移動する。
本実施形態の照明器具10では、ソケット支持台2にランプソケット1を装着した際、第2孔部2h2の内側縁部2a3と、取付脚1bにおける爪部1cの突出方向の反対側とを隙間を空けて対向している(図10(e)を参照)。
照明器具10では、ランプソケット1が器具本体11側のソケット支持台2から引っ張れられる方向に大きな荷重が掛かった場合、力が一対の取付脚1b,1bが互いに近づく向きに掛かる。本実施形態の照明器具10では、一対の取付脚1b,1bが互いに近づく向きに撓むことを抑制するストッパ部2aとして、内側縁部2a3が取付脚1bにおける爪部1cの突出方向の反対側と当接することにより、取付脚1bの撓みを抑制する。
これにより、本実施形態の照明器具10では、器具本体11側に装着されたランプソケット1の引張強度を、より高めることが可能になる。
(実施形態3)
図12に示す本実施形態の照明器具10は、図9に示す実施形態2が一対の挿通孔2h,2hを結ぶ線分の中央で線分と垂直な仮想の線に対して線対称に配置するのに対し、一対の挿通孔2h,2hを結ぶ線分の中央の仮想の点に対して点対称に配置した点が相違する。なお、実施形態2と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の照明器具10では、図12に示すように、挿通孔2hは、爪部1cを有する取付脚1bが挿通可能な第1孔部2h1を有している。挿通孔2hは、第1孔部2h1と連通し第1孔部2h1よりも開口面積が小さい第2孔部2h2を有している。ストッパ部2aは、第2孔部2h2における周縁部側と対向する内側縁部2a3により構成されている。ストッパ部2aは、取付脚1bが撓んでも内側縁部2a3が取付脚1bにおける爪部1cの突出方向の反対側と当接することにより取付脚1bの撓みを抑制する。
本実施形態の照明器具10は、より簡単な構成で、器具本体11側に装着されたランプソケット1の引張強度を、高めることが可能となる。
次に、ソケット支持台2にランプソケット1を装着させる装着工程について図13および図14を用いて説明する。
本実施形態の照明器具10では、予め器具本体11側に固定させたソケット支持部2の一面2aa側にランプソケット1の背面1ab側を配置にして、ランプソケット1の一方の取付脚1bをソケット支持台2の一方の挿通孔2hに挿通させる(図13(a)を参照)。
照明器具10では、ソケット支持台2の一方の挿通孔2hに挿通されたランプソケット1の一方の取付脚1bにおける爪部1cがソケット支持台2の他面2ab側において一方の挿通孔2hにおける第1孔部2h1(図12を参照)の周縁部に引き掛けさせる(図13(b)を参照)。
続いて、本実施形態の照明器具10では、ソケット支持台2の他面2ab側において挿通孔2hの周縁部に引き掛けさせた状態で、他方の取付脚1bを一方の取付脚1bの爪部1cと互いに近づく向きに撓ませる。照明器具10では、ランプソケット1の一対の取付脚1b,1bを互いに近づく向きに撓ませた状態で、他方の取付脚1bを他方の挿通孔2hに挿通させる(図13(c)を参照)。
本実施形態の照明器具10では、他方の取付脚1bを他方の挿通孔2hにおける第1孔部2h1に押し込んで、ソケット支持台2の他面2ab側において他方の挿通孔2hの周縁部に他方の取付脚1bの爪部1cを引き掛けさせる(図13(d)を参照)。
ランプソケット1は、一対の取付脚1b,1bがそれぞれ挿入可能なソケット支持台2の挿通孔2hの第1孔部2h1に挿通させるように、一対の取付脚1b,1bを互いに近づくように撓ませる(図14(a)の矢印の向きを参照)。照明器具10では、ソケット支持台2の一対の挿通孔2h,2hに挿通されたランプソケット1の一対の取付脚1b,1bの各爪部1cを、ソケット支持台2の他面2ab側において各挿通孔2hにおける第1孔部2h1の周縁部それぞれに引き掛けさせる(図13(e)を参照)。
本実施形態の照明器具10では、ソケット支持台2の他面2ab側において、爪部1cを挿通孔2hの周縁部に各々引掛させた状態で一対の取付脚1b,1bの撓みを緩めると取付脚1bの弾性により撓みが元に戻る向きに力が掛かる(図14(b)の矢印の向きを参照)。照明器具10では、爪部1cを挿通孔2hの周縁部に各々引掛させた状態で、ソケット支持台2に対してランプソケット1を回動(図14(c)の矢印の向きを参照)させることにより、第1孔部2h1に連通する第2孔部2h2に各取付脚1b,1bがスライドする(図14(c)を参照)。照明器具10では、ランプソケット1を図14(c)に示す破線の位置から二点鎖線の位置まで回動させる。
本実施形態の照明器具10では、ソケット支持台2にランプソケット1を装着した際、第2孔部2h2の内側縁部2a3と、取付脚1bにおける爪部1cの突出方向の反対側とを隙間を空けて対向している(図13(e)を参照)。
照明器具10では、ランプソケット1が器具本体11側のソケット支持部2から引っ張られる方向に大きな荷重が掛かった場合、力が一対の取付脚1b,1bが互いに近づく向きに掛かる。本実施形態の照明器具10では、一対の取付脚1b,1bが互いに近づく向きに撓むことを抑制するストッパ部2aとして、内側縁部2a3が取付脚1bにおける爪部1cの突出方向の反対側と当接することにより、取付脚1bの撓みを抑制する。
これにより、本実施形態の照明器具10では、器具本体11側に装着されたランプソケット1の引張強度を、より高めることが可能になる。
なお、本実施形態の照明器具10は、給電用ランプソケット1Aと接地用ランプソケット1Bとを同じ形状のソケット支持台2を用いて支持させているが、同じ形状のソケット支持台2を用いるものだけに限られない。したがって、照明器具10は、実施形態1の接地用ランプソケット1Bを実施形態1のランプ支持台2に支持させるものに加え、たとえば、実施形態2や実施形態3の給電用ランプソケット1Aを実施形態2や実施形体3のランプ支持台2に支持させるものでもよい。
1 ランプソケット
1a ソケット本体
1aa 受口面
1ab 背面
1b 取付脚
1c 爪部
2 ソケット支持台
2a ストッパ部
2aa 一面
2ab 他面
2a1 立設片
2a2 突出部
2a3 内側縁部
2h 挿通孔
2h1 第1孔部
2h2 第2孔部
10 照明器具
11 器具本体
11a 点灯回路部
20 直管形ランプ
21 管本体
22,23 口金部
24,25 ランプピン

Claims (3)

  1. 管本体の一端側の口金部から突出したランプピンおよび他端側の口金部から突出したランプピンを備えた直管形ランプを装着させる一対のランプソケットと、該一対のランプソケットを各別に支持する一対のソケット支持台と、該一対のソケット支持台を備える器具本体と、該器具本体に設けられ前記一対のランプソケットの少なくとも一方を介して前記直管形ランプに点灯電力を供給する点灯回路部とを有する照明器具であって、
    前記ランプソケットは、前記直管形ランプの前記ランプピンを受ける受口面側とは反対の背面側へ突出する一対の取付脚を離間して箱状のソケット本体に設けており、前記一対の取付脚は、先端に互いに離れる方向に突出する爪部を有し、
    前記ソケット支持台は、前記一対の取付脚が一面側から各別に挿通される一対の挿通孔を貫設しており、前記一対の挿通孔に前記一対の取付脚を各別に挿通させ前記一面側とは反対の他面側において前記爪部を前記挿通孔の周縁部に各々引掛させた状態で前記一対の取付脚が互いに近づく向きに撓むことを抑制するストッパ部を有することを特徴とする照明器具。
  2. 前記ストッパ部は、前記ソケット支持台の前記他面側から立設する立設片と、該立設片から前記挿通孔を覆うように突出する突出部とを備えており、該突出部は、前記取付脚における前記爪部の突出方向の反対側と当接することにより前記取付脚の撓みを抑制することを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記挿通孔は、前記爪部を有する前記取付脚が挿通可能な第1孔部と、該第1孔部と連通し前記第1孔部よりも開口面積が小さい第2孔部とを有しており、前記ストッパ部は、前記第2孔部における前記周縁部側と対向する内側縁部により構成されてなり、該内側縁部が前記取付脚における前記爪部の突出方向の反対側と当接することにより前記取付脚の撓みを抑制することを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
JP2012213932A 2012-09-27 2012-09-27 照明器具 Active JP5923709B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012213932A JP5923709B2 (ja) 2012-09-27 2012-09-27 照明器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012213932A JP5923709B2 (ja) 2012-09-27 2012-09-27 照明器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014067673A JP2014067673A (ja) 2014-04-17
JP5923709B2 true JP5923709B2 (ja) 2016-05-25

Family

ID=50743853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012213932A Active JP5923709B2 (ja) 2012-09-27 2012-09-27 照明器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5923709B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51111783U (ja) * 1975-03-06 1976-09-09
JPS62169410U (ja) * 1986-04-17 1987-10-27
JP2712613B2 (ja) * 1989-08-31 1998-02-16 横河電機株式会社 ソフトウェア・タイマ割込信号発生装置
US5803766A (en) * 1997-07-22 1998-09-08 Yang; Henry W. H. Lamp socket
JP5142620B2 (ja) * 2007-08-06 2013-02-13 シャープ株式会社 照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014067673A (ja) 2014-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7121687B2 (en) Automotive LED bulb
JP5409217B2 (ja) 車両用灯具
KR101347256B1 (ko) 발광다이오드 조명 장치
JP5665521B2 (ja) Ledコネクタ組立体およびコネクタ
WO2011122518A1 (ja) 管状ランプおよび照明器具
US20120314422A1 (en) Light Emitting Diode Bulb
WO2013076578A2 (en) Light-emitting diode lamp
JP5849238B2 (ja) ランプ及び照明装置
WO2017024940A1 (zh) 电连接件
JP5605549B2 (ja) 照明器具
KR101037972B1 (ko) 직관형 led 램프 조립체
US10132449B2 (en) Lamp device, LED lamp and luminaire
JP5572073B2 (ja) ランプソケットおよび照明装置
JP5923709B2 (ja) 照明器具
JP2019153513A (ja) 照明装置
KR101652870B1 (ko) 엘이디 램프용 사이드 캡 및 이와 결합되는 소켓
KR200469297Y1 (ko) 바형 엘이디 램프
JP2011171070A (ja) 照明器具
JP5662788B2 (ja) 照明器具
JP5669136B2 (ja) ランプ及び照明装置
JP6960581B2 (ja) コネクタ及び照明器具
JP2012043619A (ja) 照明器具
KR101704780B1 (ko) 탈부착형 led
JP3192284U (ja) Ledチューブランプの端部組立構造
JP2012185983A (ja) 照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150615

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150615

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160304

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5923709

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151