JP5921340B2 - 情報通信装置及び情報通信方法 - Google Patents
情報通信装置及び情報通信方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5921340B2 JP5921340B2 JP2012124322A JP2012124322A JP5921340B2 JP 5921340 B2 JP5921340 B2 JP 5921340B2 JP 2012124322 A JP2012124322 A JP 2012124322A JP 2012124322 A JP2012124322 A JP 2012124322A JP 5921340 B2 JP5921340 B2 JP 5921340B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- synthetic aperture
- aperture radar
- received signal
- satellite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
Description
第1の衛星であるSat1と、第2の衛星であるSat2とは同じ軌道を移動しており、Sat1は、例えば、パルス状の電波である送信信号を地表面に向けて放射し、その地表面に反射された信号を受信する合成開口レーダを搭載している。
Sat2についても、Sat1と同様に、例えば、パルス状の電波である送信信号を上記地表面と同じ地表面に向けて放射し、その地表面に反射された信号を受信する合成開口レーダを搭載している。
Sat2は、図19に示すように、無線リンクL2Gを介して、搭載している合成開口レーダの受信信号D2を地上局であるGstに送信する。
なお、Sat1に搭載されている合成開口レーダが信号D1を受信したのち、その信号D1の受信地点まで、Sat2が移動したタイミングで、搭載している合成開口レーダが信号D2を受信する。
これにより、Sat1,2に搭載されている合成開口レーダは、同一の地表面からの信号を受信することができる。
また、Gstは、Sat2から送信された合成開口レーダの受信信号D2を受信すると、その受信信号D2を画像情報に変換する画像再生処理(例えば、非特許文献2を参照)を実施することで、合成開口レーダ画像Im2を示す画像情報を取得する。
Gstは、合成開口レーダ画像Im1,Im2を示す画像情報を取得すると、図20に示すように、合成開口レーダ画像Im1と合成開口レーダ画像Im2の相関処理を実施することで、地表面を移動している目標Tgを検出する。
図1はこの発明の実施の形態1による情報通信装置を示す構成図である。
図1において、第1の衛星であるSat1は送信信号(例えば、パルス状の電波)を地表面に向けて放射し、その地表面に反射された信号D1を受信する合成開口レーダを搭載しており、無線リンクL12を介して、その合成開口レーダの受信信号D1をSat2に送信する。
第2の衛星であるSat2はSat1と同じ軌道を移動しており、送信信号(例えば、パルス状の電波)を上記地表面と同じ地表面に向けて放射し、その地表面に反射された信号D2を受信する合成開口レーダを搭載しており、無線リンクL2Gを介して、その合成開口レーダの受信信号D2をGst3に送信するとともに、その受信信号D2とSat1から送信された受信信号D1との冗長部分を削除している圧縮信号D12pをGst3に送信する。
これにより、Sat1,2に搭載されている合成開口レーダは、同一の地表面からの信号を受信することができる。
また、Gst3はSat1に搭載されている合成開口レーダの受信信号D1を画像情報に変換する画像再生処理(例えば、非特許文献2を参照)を実施することで、合成開口レーダ画像Im1を生成するとともに、Sat2に搭載されている合成開口レーダの受信信号D2を画像情報に変換する画像再生処理を実施することで、合成開口レーダ画像Im2を生成し、その合成開口レーダ画像Im1と合成開口レーダ画像Im2の相関処理を実施することで、地表面を移動している目標Tgを検出する。
この実施の形態1では、従来例で用意されているSat1−Gst3の間の無線リンクL1Gが用意されていない。
ただし、Sat1−Gst3の間に無線リンクL1Gを用意しない代わりに、Sat1−Sat2の間に無線リンクL12が用意されており、この無線リンクL12は、Sat1に搭載されている合成開口レーダの受信信号D1を収容するだけの通信帯域が必要である。
図2はこの発明の実施の形態1による情報通信装置の処理手順(情報通信方法)を示す処理フロー図である。
Sat1に搭載されている合成開口レーダは、地表面に向けて放射した送信パルスのうち、その地表面に反射されて戻ってきた信号D1を受信する。
Sat2に搭載されている合成開口レーダは、地表面に向けて放射した送信パルスのうち、その地表面に反射されて戻ってきた信号D2を受信する。
図3では、Sat1に搭載されている合成開口レーダから放射される送信パルスはTxP1、Sat2に搭載されている合成開口レーダから放射される送信パルスはTxP2で表されている。
また、Sat1に搭載されている合成開口レーダの受信信号D1はRxS1、Sat2に搭載されている合成開口レーダの受信信号D2はRxS2で表されている。
送信パルスTxP1,TxP2は、合成開口レーダにおいて、搬送波に重畳されて放射される。
Sat1,2では、合成開口レーダが、観測幅Towの間、サンプリング間隔Tspで、受信信号RxS1,RxS2の信号強度Sgを順次計測する。
そして、Sat1,2は、受信信号RxS1,RxS2の信号強度Sgを、例えば、0〜255の整数で表わすことで、受信信号RxS1,RxS2を8ビットのディジタル信号D1,D2として、図5に示すようなテーブルに記録する。
あるいは、受信信号RxS1,RxS2の位相情報を表現するために、受信信号RxS1,RxS2をI成分とQ成分の二つの整数で表わし、受信信号RxS1,RxS2を8ビット×2のディジタル信号D1,D2として、図6に示すようなテーブルに記録する。
Sat1は、合成開口レーダの受信信号D1をGst3に送信しないため、Sat1−Gst3の間の無線リンクL1Gが不要となるが、その代わりに、Sat1−Sat2の間の無線リンクL12が必要である。
Sat1−Sat2の間の無線リンクL12は、合成開口レーダの受信信号D1を収容するだけの通信帯域が必要である。
ただし、Sat1−Sat2の間の無線リンクL12の長さは、Sat1−Gst3の間の無線リンクL1Gの長さと比べて非常に短いため、送信電力が小さくて済む。また、Sat1−Sat2の間の無線リンクL12の場合、空間光通信による広帯域通信が容易であり、通信資源を節約することができる。
また、Sat2は、その合成開口レーダの受信信号D2とSat1から送信された受信信号D1との間で符号化演算を実施する(ステップST3)。
図7及び図8の例では、符号化演算として、受信信号D1と受信信号D2をビット単位で排他的論理和を取っており、図7に示すように、受信信号D1と受信信号D2が等しい場合、符号化演算結果がゼロになっている。
図8の例では、最後の2個の受信信号D1,D2だけが異なっており、この場合、最後の2個の符号化演算結果が、2個の受信信号D1,D2の差の値になっている。
また、符号化演算結果である符号化データD12(信号強度差の値)がゼロでないエントリのサンプリング時間と、その信号強度差の値とを有効時間テーブルに記録する。
ここで、図9は有効時間数テーブル及び有効時間テーブルの一例を示す説明図である。
図9の例では、サンプリング時間が4,5,6,9,10のとき、符号化データD12(信号強度差の値)がゼロでないため、“5”を有効時間数テーブルに記録し、サンプリング時間4,5,6,9,10のときの信号強度差の値を有効時間テーブルに記録している。
そして、Sat2は、Sat2−Gst3の間の無線リンクL2Gを介して、その圧縮信号D12pをGst3に送信する(ステップST5)。
この場合、Sat2−Gst3の間の無線リンクL2Gは、受信信号D2と圧縮信号D12pを収容する帯域が必要となるが、その圧縮信号D12pは、データ量が圧縮されたものであり、その圧縮信号D12pのデータ量が受信データD1,D2のデータ量と比べて十分に小さければ、受信信号D2だけを収容する場合の無線リンクL2Gの帯域からの増加量は少ない。
このため、従来例のように、Sat1,2が別個に受信信号D1と受信信号D2をGst3に送信する場合に必要な無線リンクL1Gと無線リンクL2Gの合計の帯域よりも、無線リンクL12と無線リンクL2Gの合計の帯域の方が小さくなる。
なお、符号化データD12(信号強度差の値)がゼロであるエントリを削除して、圧縮信号D12pのデータ量を削減しているため、符号化データD12(信号強度差の値)がゼロであるエントリの数が多い程、圧縮信号D12pのデータ量の削減効果が大きくなる。
即ち、Gst3は、Sat2から送信された圧縮信号D12pを受信すると、その圧縮信号D12pに含まれているサンプリング時間以外のサンプリング時間の符号化データD12(信号強度差の値)がゼロであると認識し、圧縮信号D12pに含まれている各サンプリング時刻の符号化データD12と、信号強度差の値がゼロの符号化データD12とをサンプリング時刻順にソートするデータ量伸長処理CPB-1を実施する(ステップST6)。
データ量伸長処理後の符号化データD12は、Sat2によりデータ量削減処理CPBが実施される前の符号化データD12と同じになる。
Gst3は、Sat1に搭載されている合成開口レーダの受信信号D1を復元すると、その受信信号D1を画像情報に変換する画像再生処理を実施することで、合成開口レーダ画像Im1を生成するとともに、Sat2に搭載されている合成開口レーダの受信信号D2を画像情報に変換する画像再生処理を実施することで、合成開口レーダ画像Im2を生成する。
そして、Gst3は、その合成開口レーダ画像Im1と合成開口レーダ画像Im2の相関処理を実施することで、地表面を移動している目標Tgを検出する。
なお、Sat1が目標Tgを撮影している地表面と同じ地表面でSat2が目標Tgを撮影すると、移動している目標Tg以外の背景が同じであるため、2つの合成開口レーダ画像Im1,Im2の差分を抽出することにより、移動している目標Tgを検出することができる。
例えば、受信信号D1と受信信号D2の間の符号化演算として、受信信号D1と受信信号D2の差分を演算し、その差分を符号化データD12として取り扱うものが考えられる。
この場合、Gst3が、圧縮信号D12pに対するデータ量伸長処理CPB-1を実施して、符号化データD12(受信信号D1と受信信号D2の差分)を復元したのち、その符号化データD12を受信信号D2に加算することで、Sat1に搭載されている合成開口レーダの受信信号D1を復元すればよい。
この場合、Gst3が、圧縮信号D12pに対するデータ量伸長処理CPB-1を実施して、符号化データD12(割り算の結果)を復元したのち、その割り算の結果を受信信号D2に乗算することで、Sat1に搭載されている合成開口レーダの受信信号D1を復元すればよい。
なお、受信信号D1を受信信号D2で割り算する場合、その演算が複雑であれば、プロセッサなどで処理を行えばよい。
図10の例では、サンプリング時間が4,5,6,7,9,10,11のとき、1つ前のサンプリング時間の符号化データD12(信号強度差の値)との差分(変化値)がゼロでないため、“7”を有効変化数テーブルに記録し、サンプリング時間4,5,6,7,9,10,11のときの変化値を有効変化時間テーブルに記録している。
Sat2は、有効変化時間テーブルに記録されていない変化値を削除するデータ量削減処理CPBを実施し、データ量削減処理後の変化値と、そのサンプリング時間(有効変化時間)からなる圧縮信号D12pを生成する。
なお、変化値がゼロであるエントリを削除して、圧縮信号D12pのデータ量を削減しているため、変化値がゼロであるエントリの数が多い程、圧縮信号D12pのデータ量の削減効果が大きくなる。
そこで、図11に示すように、変化伝送閾値を設定し(図11の例では、変化伝送閾値を“6”に設定している)、変化値の絶対値が変化伝送閾値を超えているエントリだけを抽出して圧縮信号D12pを生成するようにしてもよい。
この場合、変化値がゼロでないエントリの数が多くても、変化値の絶対値が変化伝送閾値以下のエントリは削除されるため、データ量の削減効果が大きくなる。
図11の例では、サンプリング時間(有効変化時間)が4,7,9,11のときの変化値の絶対値が“6”の変化伝送閾値を超えているため、サンプリング時間(有効変化時間)が4,7,9,11のときの変化値と、そのサンプリング時間(有効変化時間)からなる圧縮信号D12pが生成される。
即ち、Sat1から放射された送信パルスを伝搬する搬送波の位相と、Sat2から放射された送信パルスを伝搬する搬送波の位相とが等しい場合に、データ量の削減効果が大きくなる。
しかし、符号化演算を行う受信信号D1と受信信号D2の初期位相が必ずしも等しいとは限らず、初期位相が異なる場合、データ量の削減効果が得られない。
ここで、図14は受信信号D1と受信信号D2の位置を合わせる信号処理SPAを示す説明図であり、図15は受信信号D1と受信信号D2の初期位相を合わせる信号処理SPAを示す説明図である。
図3や図4では明示的に図示されてはいないが、送信パルスTxP1,TxP1、受信信号RxS1,RxS2等の信号は、高い周波数の搬送波CRに重畳されて送受信される。
図15では、搬送波CRが明示的に図示されている。図15において、受信信号RxS1はその立上りのとき、搬送波CRが中間値から上昇するところであるが、受信信号RxS2は、最高値から下降するところである。これを受信信号RxS1と同様にしたものが、受信信号RxS2’であり、これが初期位相合わせの処理である。
信号処理SPAの処理自体は公知の技術であるため詳細な説明を省略する。
また、この実施の形態1では、Gst3が地表面を移動している目標Tgを検出するために、合成開口レーダ画像Im1と合成開口レーダ画像Im2を生成しているものを示したが、例えば、静止している地表面の状態を取得する目的で、合成開口レーダ画像Im1と合成開口レーダ画像Im2を生成するようにしてもよい。
図16はこの発明の実施の形態2による情報通信装置を示す構成図である。
図16において、第1の衛星であるSat11は送信信号(例えば、パルス状の電波)を地表面に向けて放射し、その地表面に反射された信号D1を受信する合成開口レーダを搭載しており、無線リンクL12を介して、その合成開口レーダの受信信号D1をSat12に送信するとともに、無線リンクL1Gを介して、その合成開口レーダの受信信号D1をGst13に送信する。
第2の衛星であるSat12はSat11と同じ軌道を移動しており、送信信号(例えば、パルス状の電波)を上記地表面と同じ地表面に向けて放射し、その地表面に反射された信号D2を受信する合成開口レーダを搭載しており、無線リンクL2Gを介して、その合成開口レーダの受信信号D2とSat11から送信された受信信号D1との冗長部分を削除している圧縮信号D12pをGst13に送信する。
これにより、Sat11,12に搭載されている合成開口レーダは、同一の地表面からの信号を受信することができる。
また、Gst13はSat11に搭載されている合成開口レーダの受信信号D1を画像情報に変換する画像再生処理(例えば、非特許文献2を参照)を実施することで、合成開口レーダ画像Im1を生成するとともに、Sat12に搭載されている合成開口レーダの受信信号D2を画像情報に変換する画像再生処理を実施することで、合成開口レーダ画像Im2を生成し、その合成開口レーダ画像Im1と合成開口レーダ画像Im2の相関処理を実施することで、地表面を移動している目標Tgを検出する。
また、Sat12−Gst13の間に無線リンクL2Gが用意されており、この無線リンクL2Gは、圧縮信号D12pを収容するだけの通信帯域が必要である。
また、この実施の形態2では、Sat11−Sat12の間には無線リンクL12が用意されており、この無線リンクL12は、Sat11に搭載されている合成開口レーダの受信信号D1を収容するだけの通信帯域が必要である。
また、Sat12−Gst13の間の無線リンクL2Gは、圧縮信号D12pを収容するだけの帯域があればよく、無線リンクL2Gの帯域は小さくてよい。
このため、従来例のように、Sat11,12が別個に受信信号D1と受信信号D2をGst13に送信する場合に必要な無線リンクL1Gと無線リンクL2Gの合計の帯域よりも、無線リンクL1Gと無線リンクL12と無線リンクL2Gとの合計の帯域の方が小さくなる。
図17はこの発明の実施の形態2による情報通信装置の処理手順(情報通信方法)を示す処理フロー図である。
Sat11に搭載されている合成開口レーダは、地表面に向けて放射した送信パルスのうち、その地表面に反射されて戻ってきた信号D1を受信する。
Sat12に搭載されている合成開口レーダは、地表面に向けて放射した送信パルスのうち、その地表面に反射されて戻ってきた信号D2を受信する。
合成開口レーダにおける送信パルスと受信信号の関係は、上記実施の形態1と同様である(図3及び図4を参照)。
Sat11−Sat12の間の無線リンクL12の長さは、上述したように、Sat11−Gst13の間の無線リンクL1Gの長さと比べて非常に短いため、送信電力が小さくて済む。また、Sat11−Sat12の間の無線リンクL12の場合、空間光通信による広帯域通信が容易であり、通信資源を節約することができる。
また、Sat11からSat12への受信信号D1の送信は、Gst13に向けた受信信号D1の送信と同時に行うことで、送信電力も節約することができる。
受信信号D1と受信信号D2の間の符号化演算は、上記実施の形態1と同様であるため詳細な説明を省略する。
データ量削減処理CPBは、上記実施の形態1と同様であるため詳細な説明を省略する。
Sat12は、圧縮信号D12pを生成すると、無線リンクL2Gを介して、その圧縮信号D12pをGst13に送信する(ステップST15)。
この場合、Sat2−Gst3の間の無線リンクL2Gは、圧縮信号D12pを収容するだけの帯域が必要となるが、圧縮信号D12pは、データ量が圧縮されたものであり、その圧縮信号D12pのデータ量が受信データD2のデータ量と比べて十分に小さければ、無線リンクL2Gの帯域がかなり小さくなる。
このため、従来例のように、Sat11,12が別個に受信信号D1と受信信号D2をGst13に送信する場合に必要な無線リンクL1Gと無線リンクL2Gの合計の帯域よりも、無線リンクL1Gと無線リンクL12と無線リンクL2Gとの合計の帯域の方が小さくなる。
即ち、Gst13は、Sat12から送信された圧縮信号D12pを受信すると、図1のGst3と同様の方法で、その圧縮信号D12pに対するデータ量伸長処理CPB-1を実施する(ステップST16)。
データ量伸長処理後の符号化データD12は、Sat12によりデータ量削減処理CPBが実施される前の符号化データD12と同じになる。
Gst13は、Sat12に搭載されている合成開口レーダの受信信号D2を復元すると、その受信信号D2を画像情報に変換する画像再生処理を実施することで、合成開口レーダ画像Im2を生成するとともに、Sat11に搭載されている合成開口レーダの受信信号D1を画像情報に変換する画像再生処理を実施することで、合成開口レーダ画像Im1を生成する。
そして、Gst13は、その合成開口レーダ画像Im1と合成開口レーダ画像Im2の相関処理を実施することで、地表面を移動している目標Tgを検出する。
上記実施の形態1,2では、Sat1とSat2(Sat11とSat12)が同じ軌道を移動しており、搭載している合成開口レーダが同一の地表面に反射された信号を受信するものを示したが、Sat1(Sat11)の合成開口レーダが信号を受信する際の位置と、Sat2(Sat12)の合成開口レーダが信号を受信する際の位置とがずれる場合がある。
位置がずれた場合、受信信号D1と受信信号D2が大きく異なり、データ量の削減効果が得られなくなる。
これにより、位置補正処理後の受信信号D1と受信信号D2の間で符号化演算が実施される。
受信信号D1と受信信号D2の位置補正処理を実施すること以外は、上記実施の形態1,2と同様であるため説明を省略する。
上記実施の形態1〜3では、Gst3(Gst13)が、受信信号D1,D2を画像情報に変換する画像再生処理を実施することで、合成開口レーダ画像Im1,Im2を生成しているものを示したが、Sat1(Sat11)が受信信号D1を画像情報に変換する画像再生処理を実施するとともに、Sat2(Sat12)が受信信号D2を画像情報に変換する画像再生処理を実施し、それらの画像情報を受信信号D1,D2として取り扱うようにしてもよい。
この場合、Sat2(Sat12)が、受信信号D1と受信信号D2の間で符号化演算を実施する際、受信信号D1から変換された画像情報と受信信号D2から変換された画像情報の間で符号化演算を実施して、その符号化データD12に対するデータ量削減処理CPBを実施することになるが、画像情報に変換してから比較を行うと、データ値が等しいエントリが増加するため、データ量の削減効果が大きくなることが期待される。
Claims (4)
- 地表面に反射された信号を受信する合成開口レーダを搭載している第1の衛星と、
上記第1の衛星と同じ軌道を移動しており、上記地表面と同じ地表面に反射された信号を受信する合成開口レーダを搭載している第2の衛星と、
上記第1及び第2の衛星に搭載されている合成開口レーダの受信信号から合成開口レーダ画像を生成する地上局とを備えた情報通信装置において、
上記第1の衛星は、搭載している合成開口レーダの受信信号を上記第2の衛星及び上記地上局に送信し、
上記第2の衛星は、搭載している合成開口レーダの受信信号と上記第1の衛星から送信された受信信号との冗長部分を削除している圧縮信号を上記地上局に送信し、
上記地上局は、上記第1の衛星から送信された受信信号及び上記第2の衛星から送信された圧縮信号を受信し、上記受信信号及び上記圧縮信号から、上記第2の衛星に搭載されている合成開口レーダの受信信号を復元する
ことを特徴とする情報通信装置。 - 上記第2の衛星は、搭載している合成開口レーダにより信号が受信された際の上記第2の衛星の位置と、上記第1の衛星に搭載されている合成開口レーダにより信号が受信された際の上記第1の衛星の位置とに基づいて、搭載している合成開口レーダの受信信号と上記第1の衛星に搭載されている合成開口レーダの受信信号との位置補正処理を実施し、位置補正処理後の受信信号の間で冗長部分を削除している圧縮信号を地上局に送信することを特徴とする請求項1記載の情報通信装置。
- 上記第1及び第2の衛星は、搭載している合成開口レーダの受信信号を画像情報に変換する画像再生処理を実施し、上記画像情報を受信信号として取り扱うことを特徴とする請求項1または請求項2記載の情報通信装置。
- 地表面に反射された信号を受信する合成開口レーダを搭載している第1の衛星と、
上記第1の衛星と同じ軌道を移動しており、上記地表面と同じ地表面に反射された信号を受信する合成開口レーダを搭載している第2の衛星と、
上記第1及び第2の衛星に搭載されている合成開口レーダの受信信号から合成開口レーダ画像を生成する地上局とを備えた情報通信装置の情報通信方法において、
上記第1の衛星が、搭載している合成開口レーダの受信信号を上記第2の衛星及び上記地上局に送信する第1の信号送信処理ステップと、
上記第2の衛星が、搭載している合成開口レーダの受信信号と上記第1の衛星から送信された受信信号との冗長部分を削除している圧縮信号を上記地上局に送信する第2の信号送信処理ステップと、
上記地上局が、上記第1の衛星から送信された受信信号及び上記第2の衛星から送信された圧縮信号を受信し、上記受信信号及び上記圧縮信号から、上記第2の衛星に搭載されている合成開口レーダの受信信号を復元する信号復元処理ステップと
を備えていることを特徴とする情報通信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012124322A JP5921340B2 (ja) | 2012-05-31 | 2012-05-31 | 情報通信装置及び情報通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012124322A JP5921340B2 (ja) | 2012-05-31 | 2012-05-31 | 情報通信装置及び情報通信方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013250121A JP2013250121A (ja) | 2013-12-12 |
JP5921340B2 true JP5921340B2 (ja) | 2016-05-24 |
Family
ID=49848957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012124322A Active JP5921340B2 (ja) | 2012-05-31 | 2012-05-31 | 情報通信装置及び情報通信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5921340B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7503445B2 (ja) | 2020-08-04 | 2024-06-20 | 三菱電機ソフトウエア株式会社 | 差分抽出装置及び差分抽出プログラム |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60257378A (ja) * | 1984-06-02 | 1985-12-19 | Natl Space Dev Agency Japan<Nasda> | 合成開口レ−ダ |
US4727373A (en) * | 1986-03-31 | 1988-02-23 | Loral Corporation | Method and system for orbiting stereo imaging radar |
JPS63160486A (ja) * | 1986-12-24 | 1988-07-04 | Nec Corp | 画像デ−タ圧縮装置 |
JPH0780480B2 (ja) * | 1988-05-19 | 1995-08-30 | 三菱電機株式会社 | 地球観測装置 |
JPH0255976A (ja) * | 1988-08-19 | 1990-02-26 | Nec Corp | レーダ方式 |
-
2012
- 2012-05-31 JP JP2012124322A patent/JP5921340B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013250121A (ja) | 2013-12-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20150256206A1 (en) | Error detection device and error detecting method | |
JP2012145332A (ja) | Mimoレーダ装置 | |
JP5925911B2 (ja) | 適応サンプル量子化のためのシステムおよび方法 | |
TW201642599A (zh) | 從天線陣列轉換及結合信號 | |
JP2011191099A (ja) | 合成開口レーダ装置 | |
JPWO2007023958A1 (ja) | 無線送信装置及び無線送信方法 | |
CN104579503B (zh) | 一种基于x射线的通信测距一体化方法 | |
US20220200161A1 (en) | Phased array antenna device and program | |
JP5921340B2 (ja) | 情報通信装置及び情報通信方法 | |
WO2014010000A1 (ja) | レーダシステムおよびデータ処理装置 | |
US8588352B2 (en) | Wireless device | |
KR101568239B1 (ko) | 밀리미터파 탐색기용 신호 처리 장치 및 방법 | |
KR101721051B1 (ko) | W 대역 탐색기용 수신기 | |
JP2020056772A (ja) | レーダ装置、及び、レーダ方法 | |
US20180152258A1 (en) | Wireless communication system, shielded yard wireless communication system, and wireless communication device | |
JP2020016474A (ja) | レーダシステム及び信号処理方法 | |
JP2016161447A (ja) | レーダ装置 | |
US8457421B2 (en) | System and method for imaging | |
KR102504863B1 (ko) | 검출 방법 및 장치 | |
JP6801320B2 (ja) | 艦船搭載レーダ装置 | |
JP2020008440A (ja) | レーダシステム及び信号処理方法 | |
KR20160024448A (ko) | 다중사용자 공간변조시스템에서 압축 센싱 기법을 이용하여 전송 신호를 복원하는 장치 및 방법 | |
JP6079825B2 (ja) | 送受信装置及び送受信方法 | |
CN114384514A (zh) | 一种分割孔径提高sar方位分辨率或探测能力的方法和系统 | |
JP2003215232A (ja) | 偏波レーダ装置およびそのパルス送受信方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150812 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150818 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151016 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160315 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160412 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5921340 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |