JP5919950B2 - 経路探索方法、経路探索装置、及びプログラム - Google Patents

経路探索方法、経路探索装置、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、経路探索方法、経路探索装置、及びプログラムに関する。
車両用ナビゲーション装置において地図情報に基づいて出発地から目的地までの経路を探索する際に、地図データを経緯度線に沿って矩形の区分領域に分割し、特定の区分領域の地図データを読み込んで経路探索を行う技術が知られている。この技術では、まず、出発地と目的地とを結ぶ直線が通る区分領域を特定してその地図データを読み込み、次に、その直線を対角線とする正方形領域の一部の区分領域を特定してその地図データを読み込む。これにより、ナビゲーションに必要な地図データが効率良く切り出される。
また、地図情報に基づく経路探索において、各道路を道路種別に応じて複数のレベルのいずれかに分類し、1つのレベルを選択して経路探索を行う技術も知られている。この技術では、選択されたレベルの道路網上の仮の出発地及び仮の目的地を求め、その道路網上の最短経路、出発地から仮の出発地までの接続経路、及び仮の目的地から目的地までの接続経路を組み合わせて、出発地から目的地までの経路が求められる。探索対象を1つのレベルの道路に限定することで、経路探索時間が短縮される。
コストに基づく経路探索アルゴリズムとしては、ダイクストラ(Dijkstra)法及びA*アルゴリズムを含む幾つかのものが知られている。
ダイクストラ法では、ノード間のエッジにコストを設定し、始点ノードから終点ノードへ向けてコストが相対的に小さいエッジの組み合わせを経路候補として求めることで、最小コストの経路を効率的に求めることができる。
*アルゴリズムは、ダイクストラ法をさらに効率的になるように改良したアルゴリズムである。このアルゴリズムでは、ダイクストラ法のコストに終点ノードまでのコストの推定値(ヒューリスティック値)を付加して最小コストの経路を探索することで、探索範囲を狭めて処理を効率化することができる。
特開2006−162273号公報 特開平6−52237号公報
E. W. Dijkstra, " HYPERLINK "http://www-m3.ma.tum.de/twiki/pub/MN0506/WebHome/dijkstra.pdf" A Note on Two Problems In Connexion with Graphs", Numerische Mathematik 1, pp. 269-271, 1959. P. E. Hart, N. J. Nilsson, B. Raphael, "A Formal Basis for the Heuristic Determination of Minimum Cost Paths", IEEE Transactions of Systems Science and Cybernetics, Vol. SSC-4, No. 2, pp. 100-107, 1968.
上述した従来の経路探索技術には、以下のような問題がある。
出発地と目的地とを結ぶ直線に基づいて経路探索に用いる地図データを特定する方法では、例えば、その直線上に道路が設けられていない山や湖がある場合、経路が見つからない可能性があることに、発明者は気がついた。
本発明の課題は、道路が存在する可能性が高い場所を探索範囲に設定して経路探索を行うことである。
コンピュータによって実行される経路探索方法は、まず、複数の道路種別を最下位レベルから最上位レベルまでの複数のレベルに分類する第1のグルーピングに基づいて、第1の経路探索及び第2の経路探索を行う。
第1の経路探索は、最上位レベル以外のレベルの道路種別を対象とし、より下位のレベルからより上位のレベルの道路種別へ探索対象を変更しつつ、最上位レベルの道路種別に相当するノードに到達するまで繰り返される、出発地から目的地へ向かう経路探索である。第2の経路探索は、最上位レベル以外のレベルの道路種別を対象とし、より下位のレベルからより上位のレベルの道路種別へ探索対象を変更しつつ、最上位レベルの道路種別に相当するノードに到達するまで繰り返される目的地から出発地へ向かう経路探索である。
次に、最上位レベルの道路種別を対象とし、第1の経路探索により得られたノードと第2の経路探索により得られたノードとに基づく第3の経路探索を行う。
次に、第1の経路探索、第2の経路探索、及び第3の経路探索の結果に基づいて探索範囲を設定し、第2のグルーピングに基づいて、第4の経路探索及び第5の経路探索を行う。第2のグルーピングでは、第1のグルーピングにおける最上位レベルの道路種別より多くの道路種別が最上位レベルに分類される。
第4の経路探索は、探索範囲内の最上位レベル以外のレベルの道路種別を対象とし、より下位のレベルからより上位のレベルの道路種別へ探索対象を変更しつつ、最上位レベルの道路種別に相当するノードに到達するまで繰り返される、出発地から目的地へ向かう経路探索である。第5の経路探索は、探索範囲内の最上位レベル以外のレベルの道路種別を対象とし、より下位のレベルからより上位のレベルの道路種別へ探索対象を変更しつつ、最上位レベルの道路種別に相当するノードに到達するまで繰り返される、目的地から出発地へ向かう経路探索である。
次に、探索範囲内の最上位レベルの道路種別を対象とし、第4の経路探索により得られたノードと第5の経路探索により得られたノードとに基づく第6の経路探索を行う。そして、第4の経路探索、第5の経路探索、及び第6の経路探索の結果に基づく経路情報を生成する。
上述した経路探索方法によれば、道路が存在する可能性が高い場所を探索範囲に設定して経路探索を行うことができる。
経路探索システムの構成図である。 経路探索装置の機能的構成図である。 経路探索処理のフローチャートである。 動作パラメータを示す図(その1)である。 動作パラメータを示す図(その2)である。 2段階の経路探索処理のフローチャートである。 第1の部分経路探索処理のフローチャートである。 第2の部分経路探索処理のフローチャートである。 最上位レベル経路探索処理のフローチャートである。 近距離探索における第1の部分経路探索を示す図である。 近距離探索における第2の部分経路探索を示す図である。 近距離探索における最上位レベル経路探索を示す図である。 遠距離探索における第1の部分経路探索を示す図である。 遠距離探索における第2の部分経路探索を示す図である。 遠距離探索における最上位レベル経路探索を示す図である。 道路網を示す図である。 部分経路を示す図である。 1回目の切替探索処理により求められた経路を示す図である。 1回目の切替探索処理により求められた経路を含む領域を示す図である。 メッシュ状に分割された矩形領域を示す図である。 第1の探索範囲を示す図である。 第2の探索範囲を示す図である。 第3の探索範囲を示す図である。 メッシュに対する第1の拡張部分を示す図である。 メッシュに対する第2の拡張部分を示す図である。 メッシュに対する第3の拡張部分を示す図である。 拡張された探索範囲を示す図である。 情報処理装置の構成図である。
以下、図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。
図1は、複数の経路探索装置を含む経路探索システムの構成例を示している。図1の経路探索システムは、インタフェース103、ロードバランサ104、経路探索装置105−1〜105−4、地図情報データベース106、及び交通情報データベース107を含む。
端末101は、ユーザが利用するサーバ、パーソナルコンピュータ、携帯端末等の情報処理装置であり、有線又は無線の通信ネットワーク102を介して、インタフェース103にアクセスする。端末101は、出発地及び目的地の情報を含む経路探索要求をインタフェース103へ送信する。
インタフェース103は、経路探索要求を受け付ける情報処理装置であり、受信した経路探索要求をロードバランサ104に転送する。ロードバランサ104は、複数の経路探索要求を分散させる処理を行う情報処理装置であり、インタフェース103から転送された経路探索要求を、所定の負荷分散アルゴリズムに基づいて経路探索装置105−1〜105−4のいずれかへ送信する。
地図情報データベース106は、複数の道路の道路情報を含む地図情報を格納する。各道路の道路情報は、その道路に含まれる複数のノードの位置情報と、ノード間のリンクに対応する道路リンクの情報とを含む。
ノードとは、交差点のように道路が分岐する点を含む、道路を分割する区切りとなる点である。1本の道路がノードにより区切られた各部分が道路リンクである。地図上の一本の道路が、上り線と下り線のように対向する部分に分かれている場合、それぞれに対して独立な、かつ方向を定義したリンクを対応させて考えることもできる。また、一本の道路に対して、方向を定義しないリンクを対応させて考えることもできる。また、各道路の道路情報は、道路種別に関する情報を含む。以下、道路リンクを単にリンクと記載する場合がある。なお、数学のグラフ理論においては、頂点(Vertex)と辺(Edge)という用語を用いるが、以下においては、ノードとリンクという表現を用いる。
交通情報データベース107は、各リンクのコストを含む交通情報を格納する。各リンクのコストとしては、例えば、リンクの両端点間の道程(即ちリンク長)、リンクの両端点間をリンクに沿って移動するのに要する時間、又はリンク長と移動するのに要する時間とを組み合わせたコストが用いられる。リンク長が同じであっても、リンクが属する道路の種別、リンクの位置、リンク上を移動する日時等の条件に応じて移動に要する時間は変化し得る。
経路探索装置105−1〜105−4のそれぞれは、経路探索処理を行う情報処理装置であり、受信した経路探索要求、地図情報データベース106の地図情報、及び交通情報データベース107の交通情報に基づいて出発地から目的地への経路を求める。そして、その経路を示す経路情報を生成し、ロードバランサ104へ送信する。経路情報は、インタフェース103及び通信ネットワーク102を介して端末101へ送信される。
端末101は、受信した経路情報が示す経路を表示するための情報を、他の情報処理装置へ送信したり、その経路を画面上に表示したりする。
図2は、図1の経路探索装置105−1〜105−4の機能的構成例を示している。経路探索装置105−1〜105−4は、それぞれが同じ機能を有する情報処理装置であり、それらを代表したものを経路探索装置105とする。図2の経路探索装置105は、探索部201、設定部202、生成部203、及び動作パラメータ格納部204を含む。
動作パラメータ格納部204は、探索部201及び設定部202により参照される動作パラメータを格納する。動作パラメータは、複数の距離範囲の情報、各距離範囲に対応する道路のグルーピングの情報、及び探索範囲の情報を含む。道路種別のグルーピングは、各道路種別と複数のレベルのうち、1つのレベルとの対応関係を表す。
図1の経路探索システムは、1つの端末101を含んでいるが、実施形態の経路探索システムに含まれる端末の数は2つ以上の場合もある。また、図1の経路探索システムは4台の経路探索装置を含んでいるが、実施形態の経路探索システムに含まれる経路探索装置の数は3台以下の場合もあり、5台以上の場合もある。実際には、システムへの負荷に合わせて経路探索装置の台数が決定される。クラウドコンピューティングでは、経路探索装置の台数が柔軟に増減される場合もある。
経路探索装置を個別の情報処理装置として実装する代わりに、同一の情報処理装置又は異なる情報処理装置上で動作する仮想マシンとして実装しても構わない。また、複数の経路探索要求を各々リアルタイムで処理する代わりに、バッチ処理で処理しても構わない。
さて発明者らは、経路探索システムを開発するにあたり、ダイクストラ法やA*アルゴリズムなどのアルゴリズムを利用することを考えた。そして、ダイクストラ法やA*アルゴリズムをシステムに実装した場合、経路探索の対象とする範囲が広くなるほど、探索対象とするノードやリンクの数が増加し、その結果、処理時間が長期化することに気づいた。そこで、現実的な処理時間内で解を得るために、2つの考えを導入する必要があることに気づいた。
1つ目は、上記従来技術に記載されている技術である。即ち、各道路を道路種別に応じて複数のレベルに分類し、まず、最下位レベルの道路網を利用して出発地点からより上位のレベルの道路網上の仮の出発地点までの経路を、より上位のレベルの道路網に乗り換えつつ探索し、同様にして、目的地点からより上位のレベルの道路網上の仮の目的地店までの経路を、より上位のレベルの道路網に乗り換えつつ探索する。その上で、出発地点から目的地点までを、仮の出発地点と仮の目的地点とを経由してつなぐ経路を、上記の出発地点から仮の出発地点までをつなぐ道路網と、仮の目的地点から目的地点までをつなぐ道路網と、上記の上位のレベルの道路網から成る道路網上で探索する。
上位のレベルの道路網に含まれるノードやリンクの数は、より下位のレベルの道路網も含む道路網全体に含まれるノードやリンクの数よりも一般的には少ない。従って、この技術を利用すれば、上位のレベルを探索対象とすることで、処理時間が長期化することを抑止できよう。また、上記のような考え方により求められる経路は、人が実際に運転する際の行動と類似している。
2つ目は、上記従来技術に記載されている技術である。即ち、上記のような探索の仕方を行なう場合に、行政上の道路種別を、複数まとめて同一レベルとみなすという考え方である。
さらに発明者らは、現実的な処理時間内で解を得るために、これらの考え方を踏まえ、さらなる仕組が必要であることに気づいた。まず、道路種別を複数のレベルに分類する際に、探索処理の対象とする距離範囲に応じて、分類の仕方を変更するという観点である。ここで、道路を複数のレベルに分類する際には、行政上の道路種別によって決定する必要はなく、それぞれの道路に対して、どのレベルに対応付けるかをそれぞれ決定しても当然構わない。
また別の観点は、探索処理の対象とする距離範囲を何段階かに分け、距離範囲ごとに、探索の仕方を変化させるという観点である。
図3は、図2の経路探索装置105の各処理部が協同することにより実行される経路探索処理の例を示すフローチャートである。なお、本実施例における経路探索の処理においては、2地点間の経路を探索する処理であれば、該2地点は、端末101のユーザが実際に出発する地点や実際に到着する地点でなくても構わないことは言うまでもない。以降の説明において、出発地もしくは出発地ノード、目的地もしくは目的地ノードと記載する場合があるが、これらは、探索処理の起点となる第1のノードと、探索処理の終点となる第2のノードとの一例である。
まず、探索部201は、まず、動作パラメータに含まれる第1のグルーピングに基づいて、第1の経路探索及び第2の経路探索を行う(ステップ301)。第1のグルーピングでは、複数の道路種別が最下位レベルから最上位レベルまでの複数のレベルに分類される。第1の経路探索は、最上位レベル以外のレベルの道路種別を対象とし、より下位のレベルからより上位のレベルの道路種別へ探索対象を変更しつつ、最上位レベルの道路種別に相当するノードに到達するまで繰り返される、経路探索要求に含まれる出発地ノードから目的地ノードへ向かう経路探索の一部(即ち経路探索全体の一部)である。第2の経路探索は、最上位レベル以外のレベルの道路種別を対象とし、より下位のレベルからより上位のレベルの道路種別へ探索対象を変更しつつ、最上位レベルの道路種別に相当するノードに到達するまで繰り返される、目的地ノードから出発地ノードへ向かう経路探索の一部(即ち経路探索全体の一部)である。
次に、探索部201は、最上位レベルの道路種別を対象とする第3の経路探索を行う(ステップ302)。第3の経路探索では、出発地ノードから、第1の経路探索により得られた1つ以上の地点(即ち、経路探索上の中間到達地点であるノード)と第2の経路探索により得られた1つ以上の地点(即ち、経路探索上の中間到達地点であるノード)とを経て、目的地ノードに到達する経路探索が実行される。
次に、設定部202は、第1の経路探索、第2の経路探索、及び第3の経路探索の結果に基づいて探索範囲を設定し、その探索範囲の情報を動作パラメータ格納部204に格納する(ステップ303)。
次に、探索部201は、動作パラメータに含まれる第2のグルーピングに基づいて、第4の経路探索及び第5の経路探索を行う(ステップ304)。第2のグルーピングでは、第1のグルーピングにおける最上位レベルの道路種別より多くの道路種別が最上位レベルに分類される。第4の経路探索は、設定部202により設定された探索範囲内の最上位レベル以外のレベルの道路種別を対象とし、より下位のレベルからより上位のレベルの道路種別へ探索対象を変更しつつ、最上位レベルの道路種別に相当するノードに到達するまで繰り返される、出発地ノードから目的地ノードへ向かう経路探索の一部(即ち経路探索全体の一部)である。第5の経路探索は、その探索範囲内の最上位レベル以外のレベルの道路種別を対象とし、より下位のレベルからより上位のレベルの道路種別へ探索対象を変更しつつ、最上位レベルの道路種別に相当するノードに到達するまで繰り返される、目的地ノードから出発地ノードへ向かう経路探索の一部(即ち経路探索全体の一部)である。
次に、探索部201は、上記探索範囲内の最上位レベルの道路種別を対象とする第6の経路探索を行う(ステップ305)。第6の経路探索では、出発地ノードから、第4の経路探索により得られた1つ以上の地点(即ち、経路探索上の中間到達地点であるノード)と第5の経路探索により得られた1つ以上の地点(即ち、経路探索上の中間到達地点であるノード)とを経て、目的地ノードに到達する経路探索が実行される。
次に、生成部203は、第4の経路探索、第5の経路探索、及び第6の経路探索の結果に基づく経路情報を生成する(ステップ306)。生成された経路情報は、出発地ノードから目的地ノードへの経路を示すノード及び道路リンクの情報を含む。
なおここで、第1から第6の経路探索のそれぞれで探索対象とする道路種別のレベルは、1つのレベルに限る必要はない。例えば、“最上位レベル”の道路種別として、最上位から複数レベル分に対応付けられた道路種別を最上位のレベルとみなしてもよい。また、第1と第2の経路探索とで探索対象とする道路種別のレベル、もしくは、第4と第5の経路探索とで探索対象とする道路種別のレベルは、同一でなくても構わない。
このような経路探索システムによれば、第1の経路探索、第2の経路探索、及び第3の経路探索により求められた経路の周辺に探索範囲を設定することができる。したがって、第4の経路探索、第5の経路探索、及び第6の経路探索において、道路が存在する可能性が高い場所を探索範囲として、別のグルーピングに基づく経路探索を行うことができる。
道路種別のグルーピングにおいて膨大な数の道路に相当する道路種別を最上位レベルに分類すると、最上位レベルの道路種別を対象とする経路探索を高速に実行できない場合がある。そこで、第1のグルーピングでは最上位レベルに対応付ける道路種別を少なくすることで、第3の経路探索を高速に実行し、仮の経路を高速に求めることができる。そして、第2のグルーピングでは最上位レベルに対応付ける道路種別を第1のグルーピングより多くすることで、仮の経路を含む探索範囲に限定して、より詳細な第6の経路探索を行うことが可能になる。このような2段階の経路探索処理により、出発地から目的地への正確な経路を高速に求めることができる。
図4A及び図4Bは、図2の動作パラメータ格納部204に格納される動作パラメータの例を示している。図4Aの例では、出発地と目的地との距離Dが属する距離範囲に応じて、至近距離探索、近距離探索、中距離探索、及び遠距離探索の4つの探索方法が定義されている。
また、図4Bの例では、道路の種類とレベルとの対応付けの仕方が複数パターン定義されている。図4Bにおける高速道路、国道、主要地方道、一般都道府県道、政令市の一般市道、一般道、及びその他道路は、道路法等の規定に基づく道路種別を表す。高速道路には、高速自動車国道のみならず、都市高速道路も含まれる。国道は、例えば一般国道、即ち高速道路ではない一般道路の国道が相当する。道路種別は、経路探索の対象とする国において用いられている種別を利用すればよい。地図情報データベース106に格納されている、各道路に対応付けられた道路種別に関する情報は、これらの道路種別のいずれかである。それぞれの探索方法に対応する距離範囲は、以下の通りである。
(1)至近距離探索:距離Dが閾値T1以下である第1の距離範囲。
(2)近距離探索:距離Dが閾値T1より大きく閾値T2以下である第2の距離範囲。
(3)中距離探索:距離Dが閾値T2より大きく閾値T3以下である第3の距離範囲。
(4)遠距離探索:距離Dが閾値T3より大きい第4の距離範囲。
また、道路のグルーピングとして例えば以下のような分類の仕方が考えられる。
(1)パターンA
第1レベル:国道、主要地方道、一般都道府県道、政令市の一般市道、一般道、その他道路
(2)パターンB
第3レベル:高速道路、国道、主要地方道
第2レベル:一般都道府県道、政令市の一般市道
第1レベル:一般道、その他道路
(3)パターンC
第4レベル:高速道路、国道
第3レベル:主要地方道
第2レベル:一般都道府県道、政令市の一般市道
第1レベル:一般道、その他道路
(4)パターンD
第4レベル:高速道路
第3レベル:国道、主要地方道
第2レベル:一般都道府県道、政令市の一般市道
第1レベル:一般道、その他道路
そして、距離範囲とグルーピングのパターンとの対応付けとして、例えば、至近距離探索にパターンAを、近距離探索にパターンBを、中距離探索にパターンCとパターンBとを、遠距離探索にパターンDを、それぞれ対応付けることが考えられる。なお、例えば、出発地と目的地との距離に応じた探索処理を行う際に、探索の仕方をいくつかのフェーズに分けて行なうことが考えられ、さらに、該フェーズに応じて、いずれのパターンを利用するかを変化させることも考えられる。
なお、パターンの中に複数のレベルが存在する場合、本実施例においては、レベルの数字が大きい方を上位として表現することができる。例えば、パターンCにおける最上位レベルは第4レベル、パターンDにおける最上位レベルは第3レベルということになる。
図4Aの閾値T1としては、例えば、500m〜1500mの範囲のいずれかの値が用いられ、閾値T2としては、例えば、3000m〜10kmの範囲のいずれかの値が用いられ、閾値T3としては、例えば、30km〜100kmの範囲のいずれかの値が用いられる。図4Aの例では、距離範囲が4つに分割されているが、距離範囲を3つ以下に分割してもよく、5つ以上に分割してもよい。また図4Bに例示した、各グルーピングにおけるレベルの数は、図4Bより少なくてもよく、多くてもよい。距離範囲の閾値及び各グルーピングにおけるレベル毎の道路種別は、動作パラメータとして設定される。
さて、上述のそれぞれの探索方法として、以下ような探索の仕方を適用することが考えられる。
(1)至近距離探索
出発地ノードから目的地ノードに向って、高速道路を除く全道路種別の道路を同一レベル(第1レベル)に分類して、即ち、全道路を対象として、ダイクストラ法またはAアルゴリズム等を利用して経路探索を行う。ただし、出発地又は目的地が高速道路に含まれる場合は、高速道路を第1レベルに追加して経路探索を行う。
(2)近距離探索
まず、第1の経路探索として、出発地ノードから目的地ノードを目指しながら、道路レベル階層上を、上位レベルに向って探索し、或る道路レベル迄到達する。説明のために、このレベルをΛ(ラムダ)とする。第1の経路探索処理の途中では、Λよりも下位の道路レベルが探索対象となるが、Λ以下の道路レベルの中において、より上位レベルのノードx1に到達した場合には、以降の探索処理においては、該ノードx1からは該上位レベルのリンクを探索対象とする。
第1の経路探索処理の間に、1本以上の候補部分経路を得るが、その候補部分経路群を、ここではP1と呼ぶ。また、P1の各部分経路候補を構成する道路リンクの、P1全体に亘る集合で構成される道路ネットワークをここではU1とする。さらに、P1がレベルΛの道路と接続するノード群をここではN1とする。
次に、第2の経路探索として、目的地ノードから出発地ノードを目指しながら、道路レベル階層上を、上位レベルに向って探索し、レベルΛ迄到達する。第2の経路探索においても、第1の経路探索と同様に、経路探索処理の途中では、Λよりも下位の道路レベルが探索対象となるが、Λ以下の道路レベルの中において、より上位レベルのノードx2に到達した場合には、以降の探索処理においては、該ノードx2からは該上位レベルのリンクを探索対象とする。
第2の経路探索処理の間に、1本以上の候補部分経路を得るが、その候補部分経路群をここではP3と呼ぶ。また、P3の各部分経路候補を構成する道路リンクの、P3全体に亘る集合で構成される道路ネットワークをここではU3とする。さらに、P3がレベルΛの道路と接続するノード群をここではN3とする。
次に、第3の経路探索として、「N1、N3と繋がる、レベルΛ以上の道路」から成るネットワークをU2とし、U1、U2、U3から成るネットワーク全体をUとして、出発地ノードからU上のリンク群を通って目的地ノードに至る経路pを求める。
第1の経路探索、第2の経路探索、及び第3の経路探索のそれぞれにおいては、ダイクストラ法またはA*アルゴリズム等を利用することができる。また、それぞれの経路探索において対象とする道路レベルは、複数レベルであって構わない。
(3)中距離探索
複数フェーズに分けて、経路探索を行うことが考えられる。即ち、出発地ノードから目的地ノードに至る概略経路を求める1回目の経路探索と、1回目の経路探索の結果に基づいて限定した探索範囲内で詳細経路を求める2回目の経路探索との2つのフェーズに分けて経路探索を行うことが考えられる。
まず、1回目の経路探索では、上位レベル(典型的には最上位レベル)に対応付ける道路種別を、例えばパターンCの高速道路と国道のみのように、数少ない種別に絞る。
次に、2回目の経路探索では、1回目の経路探索の結果得た経路を含む(内包する)領域を設定する。設定する領域として例えば、「第1の経路探索の結果得た経路を覆う、空間的に連続する(即ち、互いに接する、或いは共有部分を持つ、)1つ以上の矩形領域の集合」、或いは、「出発地点と目的地点を結ぶ線分を覆う、空間的に連続する1つ以上の矩形領域の集合」、或いは、「前記2つの矩形集合の和集合」、さらには、「該和集合と、該和集合を空間展開した時に生じる『その部分自体、該矩形和集合領域に覆われていないが、該矩形和集合領域に囲まれている部分』を覆う矩形領域の集合との和集合」が考えられる。
そして、その設定した領域内に限定して、経路探索を行う。2回目の経路探索においては、上位レベル(典型的には最上位レベル)に対応付ける道路種別を、1回目の経路探索よりも増やしたものとする。例えば、パターンBを利用することが考えられる。そして、2回目の経路探索の結果の経路を以って、中距離経路探索全体の探索結果とする。
(4)遠距離探索
まず、出発地ノードに近い、高速道路の入口候補群Eを求める。候補群Eとして例えば、「出発地ノードから最も近い方から幾つかの入口」、「出発地ノードから最も近い方から幾つかの入口の中で、『出発地ノードと1つの入口との直線距離 + 該1つの入口と目的地ノードとの直線距離』の値が最も小さい方の幾つか」の内の、幾つかを選ぶことができる。
そして、出発地ノードからEに向って、上述の至近距離探索または近距離探索を行う。その結果、遠距離探索全体の一部としての、候補部分経路群が得られる。ここでは説明のため、この候補部分経路群のことをR1とする。また、R1の各部分経路候補を構成する道路リンクの、R1全体に亘る集合で構成される道路ネットワークをW1とする。R1が高速道路と接続するノード群はEである。
次に、目的地ノードに近い、高速道路の出口候補群Sを求める。候補群Sとして例えば、「目的地ノードから最も近い方から幾つかの出口」、「目的地ノードから最も近い方から幾つかの出口の中で、『出発地ノードと1つの出口との直線距離 + 該1つの出口と目的地との直線距離』の値が最も小さい方の幾つか」の内の、幾つかを選ぶことができる。
そして、目的地ノードからSに向って、上述の至近距離探索または近距離探索を行う。その結果、遠距離探索全体の一部としての、候補部分経路群が得られる。ここでは説明のため、この候補部分経路群のことをR3とする。また、R3の各部分経路候補を構成する道路リンクの、R3全体に亘る集合で構成される道路ネットワークをW3とする。R3が高速道路と接続するノード群はSである。
次に、「E、Sと繋がる高速道路」から成るネットワークをW2とし、W1、W2、W3から成るネットワーク全体をWとして、出発地ノードからW上のリンク群を通って目的地ノードに至る経路rを、Dijkstra法、A*アルゴリズム等を用いて求める。そして、この結果をもって、遠距離探索全体の探索結果とする。
上記の距離別の経路探索方法について別の表現をするならば、近距離探索、中距離探索、及び遠距離探索においては、まず、出発地に繋がる最下位レベルの道路を対象とする経路探索が行われる。そして、下位レベルの道路を対象とする経路探索中に上位レベルの道路に到達した場合、それ以降は上位レベルの道路を対象とする経路探索に切り替える処理を繰り返すことで、出発地ノードから最上位レベルの道路に到達する部分経路として出発地側部分経路を求めることができる。同様にして、目的地ノードから最上位レベルの道路に到達する部分経路として目的地側部分経路を求めることができる。さらに、出発地側部分経路と目的地側部分経路の間に挟まれて存在し、両部分経路を繋ぐ、最上位レベルの道路を通る経路として中間部分経路を求めることができる。最終的には、出発地を起点として、出発地側部分経路、目的地側部分経路、中間部分経路を繋ぎ、出発地から目的地に至る経路が求められる。
ここで、目的地側部分経路を、独立したステップとして、中間部分経路を求める前に、予め求めるのは、出発地側部分経路、中間部分経路、目的地側部分経路の順に経路を求めようとしても、目的地側部分経路への入口が分からない、即ち中間部分経路がどこ迄到達した時点で目的地側部分経路を求め始めればよいか、分かり難いからである。
なお、下位のレベルの道路種別を対象とした経路探索を行っている場合に、複数段階以上上位のレベルの道路上のノードが探索される場合があってもよい。例えば、第1レベルの道路種別を対象として経路探索を行っている最中に第3レベルの道路上のノードが探索された場合、以降の探索処理においては、第3レベルの道路上のノードを探索対象とすればよい。
また、出発地ノードや目的地ノードが面する道路は、最下位である第1レベルに相当する道路に限る必要は無く、第2レベル以上に相当する道路種別であってもよい。
図5は、図3のステップ301〜305において例えば中距離探索を行う場合の2段階の経路探索処理の例を示すフローチャートである。2段階の経路探索処理には1回目及び2回目の切替探索処理が含まれ、2回目の切替探索処理では、図4BのパターンBを第2のグルーピングとして用いて、経路探索が行われる。一方、1回目の切替探索処理では、図4Bに示したパターンBにおける最上位レベルの道路種別の一部のみが最上位レベルに対応付けられているパターンCを第1のグルーピングとして用いて、経路探索が行われる。いずれの切替探索処理で、いずれのパターンの道路種別のグループを利用するかについての情報は、動作パラメータとして動作パラメータ格納部204に格納される。
探索部201は、まず、動作パラメータに含まれる第1のグルーピングに基づいて1回目の切替探索処理を行う(ステップ501)。なお、1回目の切替探索処理は、図3のステップ301、302に相当する。次に、設定部202は、1回目の切替探索処理の結果に基づいて探索範囲を設定し、その探索範囲の情報を動作パラメータ格納部204に格納する(ステップ502)。ステップ502の処理は、図3のステップ303に相当する。
そして、探索部201は、設定された探索範囲を対象として、動作パラメータに含まれる第2のグルーピングに基づいて2回目の切替探索処理を行う(ステップ503)。2回目の切替探索処理は、図3のステップ304、305に相当する。
例えば、探索方法が中距離探索の場合、関東エリアには国道や主要地方道が多数存在するため、最初から図4BのパターンB即ち第2のグルーピングに基づく経路探索を行うと、リアルタイムに経路を求められない場合がある。
そこで、1回目の切替探索処理では、2回目の切替探索処理で利用するパターンよりも最上位レベルの道路種別が少ないパターンを利用することで、仮の経路を高速に求めることができる。例えば、最上位の道路種別を高速道路及び国道に限定するパターンCを利用すると、パターンBを利用するよりも経路探索が効率化される。
図6−図8は、図5のステップ501又は503における切替探索処理の例を示すフローチャートである。図6は、図3のステップ301の第1の経路探索もしくはステップ304の第4の経路探索に相当する、出発地から最上位レベルの道路に到達する部分経路を求める第1の部分経路探索処理のフローチャートである。図7は、図3のステップ301の第2の経路探索もしくはステップ304の第5の経路探索に相当する、目的地から最上位レベルの道路に到達する部分経路を求める第2の部分経路探索処理のフローチャートである。図8は、図3のステップ302の第3の経路探索もしくはステップ305の第6の経路探索に相当する、最上位レベルの道路を対象とする最上位レベル経路探索処理のフローチャートである。
第1の部分経路探索処理において求められる部分経路の数n(nは1以上の整数)と、第2の部分経路探索処理において求められる部分経路の数m(mは1以上の整数)は、動作パラメータとして設定される。経路探索アルゴリズムとしては、例えば、ダイクストラ法又はA*アルゴリズムが用いられ、探索中に経由ノード候補(ここでは、正解経路の候補が通るノード)となるノードの情報はオープンリストに保持される。ここで、オープンリストとは、経路候補となるノード及び道路リンクの情報と、該経路候補に掛かるコスト値とが対応付けて格納されるデータテーブルである。
第1の部分経路探索処理において、探索部201は、まず、動作パラメータ値として与えられている、道路のグルーピングを参照して、出発地から最上位レベルの道路に到達する部分経路を探索する(図6のステップ601)。部分経路の探索では、地図情報に含まれる複数の道路のうち、最下位レベルから、最上位レベルより下位のレベルまでの道路が対象となる。部分経路の探索中に、より上位レベルの道路に到達した場合、それ以降は該到達したレベルの道路を対象とする探索に切り替える処理が繰り返される。ステップ601では、このような探索の1ステップとして、対象とする道路に沿って各隣接ノード対間の1つの道路リンクを辿る処理が行われる。
次に、探索部201は、道路リンクを辿ることで目的地に到達したか否かをチェックする(ステップ602)。目的地に到達した場合は(ステップ602,Yes)、出発地から目的地への経路が見つかったため、切替探索処理を終了する。
目的地に到達していない場合(ステップ602,No)、次に、これまでの処理により最上位レベルの道路に到達した回数がn回か否かをチェックする(ステップ603)。最上位レベルの道路に到達した回数がn回未満の場合は(ステップ603,No)、ステップ601以降の処理を繰り返し、最上位レベルの道路に到達した回数がn回の場合は(ステップ603,Yes)、第1の部分経路探索処理を終了する。これにより、n本の部分経路と、それぞれの部分経路の端点であり、最上位レベルの道路上の到達地点(但し、経路探索全体の中では、中間到達地点に相当する)であるn個のノードが求められる。これらのノードは、最上位レベルの道路のいずれかのリンクの端点である。
第2の部分経路探索処理において、探索部201は、まず、動作パラメータ値として与えられている、道路のグルーピングを参照して、目的地から最上位レベルの道路に到達する部分経路を探索する(図7のステップ701)。部分経路の探索では、地図情報に含まれる複数の道路のうち、最下位レベルから、最上位レベルより下位のレベルまでの道路が対象となる。部分経路の探索中に、より上位レベルの道路に到達した場合、それ以降は該到達した上位レベルの道路を対象とする探索に切り替える処理が繰り返される。ステップ701では、このような探索の1ステップとして、対象とする道路に沿って各隣接ノード対間の1つの道路リンクを辿る処理が行われる。
次に、探索部201は、道路リンクを辿ることで出発地に到達したか否かをチェックする(ステップ702)。出発地に到達した場合は(ステップ702,Yes)、出発地から目的地への経路が見つかったため、切替探索処理を終了する。
出発地に到達していない場合(ステップ702,No)、次に、これまでの処理により最上位レベルの道路に到達した回数がm回か否かをチェックする(ステップ703)。最上位レベルの道路に到達した回数がm回未満の場合は(ステップ703,No)、次に、これまでの処理により第1の部分経路探索処理で得られたn個のノードのいずれかに到達したか否かをチェックする(ステップ704)。n個のノードのいずれにも到達していない場合は(ステップ704,No)、ステップ701以降の処理を繰り返す。n本の部分経路のいずれかの上の、いずれかのノードに到達した場合は(ステップ704,Yes)、到達地点のノードを最上位レベルの経路探索の開始の1つとして、開始点リストに登録し(ステップ705)、その後、ステップ701以降の処理を繰り返す。
ステップ703において最上位レベルの道路に到達した回数がm回の場合は(ステップ703,Yes)、第2の部分経路探索処理を終了する。これにより、m本の部分経路と、それぞれの部分経路の端点であり、最上位レベルの道路上の到達地点であるm個のノードが求められる。
最上位レベルを中心とした経路探索処理において、探索部201は、まず、動作パラメータ値として与えられている、道路のグルーピングを動作パラメータから参照して、地図情報に含まれる複数の道路のうち最上位レベルの道路を中心とする経路探索を行う(図8のステップ801)。
この経路探索では、第1の部分経路探索処理で得られた、出発地からn個のノードそれぞれまでの経路を構成している道路網に相当するリンクと、第2の部分経路探索処理で得られた、目的地からm個のノードそれぞれまでの経路を構成している道路網に相当するリンクと、該n個のノード及び該m個のノードに繋がる最上位レベルの道路網に相当するリンクとを対象として、出発地から目的地までの経路探索を行う。ここで、出発地からn個のノードまでの経路としては、第1の部分経路探索処理で得られた経路を利用しても構わない。
ステップ801では、このような探索の1ステップとして、対象とする道路に沿って各隣接ノード対間の1つの道路リンクを辿る処理が行われる。
次に、探索部201は、道路リンクを辿ることで目的地に繋がるノードに到達したか否かをチェックする(ステップ802)。目的地に繋がるノードに到達していない場合は(ステップ802,No)、ステップ801以降の処理を繰り返す。目的地に繋がるノードに到達した場合は(ステップ802,Yes)、出発地から目的地への経路が見つかったため、最上位レベルを中心とした経路探索処理を終了する。
最上位レベルを中心とした経路探索処理では、第1の部分経路探索処理で得られたn個のノードと第2の部分経路探索処理で得られたm個のノードの間の経路探索を個別に行ってもよい。しかし、より効率的に処理するには、第1の部分経路探索で得た部分経路を探索済みの経路候補とみなして、1回の経路探索により出発地から目的地への経路を求める方が好ましい。
例えば、近距離探索の場合は、第1の部分経路探索処理において、図9に示すように、図中細線で示す第1レベルの道路911〜914を対象として経路探索が行われ、出発地901から、図中太線で示す第2レベルの道路931に到達する部分経路として、図中点線で示す部分経路921及び922が求められる。
なおここで、探索範囲を探索する前に、道路911〜914を探索対象と決めるわけではない。出発地901から目的地902に向かって経路探索を行うと、その結果、道路911〜914を探索することになる。またここで、部分経路921及び922は、第1の部分経路探索の場合、出発地から始まることになる。このようなことは、第2の部分経路探索処理についても同様である。
また、第2の部分経路探索処理において、図10に示すように、図中の細線で示す第1レベルの道路1001〜1005を対象として経路探索が行われ、目的地902から、図中太線で示す第2レベルの道路1021に到達する部分経路として、図中点線で示す部分経路1011及び1012が求められる。
そして、最上位レベル経路探索処理において、図11に示すように、部分経路921、第2レベルの道路931及び1121(1101)、及び部分経路1011を経由する、出発地901から目的地902への経路として、図中点線で示す経路1102が求められる。
中距離探索の場合は、図9の道路911〜914及び図10の道路1001〜1005のレベルが第2レベル又は第1レベルとなる。
遠距離探索の場合は、第1の部分経路探索処理において、例えば図12に示すように、図中細線で示す第3レベル〜第1レベルの道路1211〜1215を対象として経路探索が行われる。そして、出発地1201から、図中太線で示す第4レベルの高速道路1231上の出入口1241に到達する部分経路として、図中点線で示す部分経路1221が求められる。また、第2の部分経路探索処理において、図13に示すように、図中細線で示す第3レベル〜第1レベルの道路1301〜1304を対象として経路探索が行われる。そして、目的地1202から、図中太線で示す第4レベルの高速道路1321上の出入口1331に到達する部分経路として、図中点線で示す部分経路1311が求められる。
次に、最上位レベル経路探索処理において、図14に示すように、部分経路1221、高速道路1231及び1321、及び部分経路1311を経由する、出発地1201から目的地1202への経路として、図中点線で示す経路1402が求められる。
図6−図8の切替探索処理において、最上位レベルの道路の代わりに、最上位から数レベルの幅の複数のレベルの道路を用いてもよい。この場合、図8の最上位レベル経路探索処理では、複数のレベルの道路を対象とする経路探索が行われる。
また、図6−図8の切替探索処理では、出発地から最上位レベルの道路に到達するn個の部分経路を求めた後に、目的地から最上位レベルの道路に到達するm個の部分経路を求めているが、別の部分経路探索方法を用いても構わない。例えば、部分経路を探索する処理を出発地側と目的地側で交互に行う方法も考えられる。この方法では、出発地から1つ上のレベルの道路に到達する部分経路を見つけると、次に、目的地から1つ上のレベルの道路に到達する部分経路を見つけ、再び出発地側の部分経路探索に戻って同様の処理が繰り返される。また例えば、目的地から最上位レベルの道路に到達するm個の部分経路を求た後に、出発地から最上位レベルの道路に到達するn個の部分経路を求めても構わない。
ところで、第2の部分経路探索処理では、第1の部分経路探索処理とは異なり、目的地を始点ノードとし、出発地を終点ノードとする経路探索が行われる。例えば、図15のような道路網において、ノードaを出発地とし、ノードzを目的地とすると、ノードzからノードaへ向けて経路探索が行われ、ノードx、y、又はvを経由して最上位レベルの道路上のノードs、t、u、又はwに到達する部分経路が探索される。そして、最上位レベルの道路上のノードに到達する部分経路のうち、コスト値が低い順にm個の部分経路が求められる。
図15のノード間の道路リンクのコスト値は、以下の通りである。
ノードtとノードwの間の道路リンク:2
ノードwとノードyの間の道路リンク:1
ノードtとノードyの間の道路リンク:4
ノードsとノードvの間の道路リンク:1
ノードvとノードyの間の道路リンク:2
ノードvとノードxの間の道路リンク:1
ノードuとノードxの間の道路リンク:5
ノードyとノードzの間の道路リンク:3
ノードxとノードzの間の道路リンク:6
例えば、m=3としてダイクストラ法を適用した場合、図16に示すような3つの経路候補が部分経路として求められる。経路候補“z−y−w”は、ノードzからノードyを経由してノードwに到達する部分経路であり、そのコスト値は3+1=4である。経路候補“z−y−v−s”は、ノードzからノードy及びvを経由してノードsに到達する部分経路であり、そのコスト値は3+2+1=6である。経路候補“z−y−t”は、ノードzからノードyを経由してノードtに到達する部分経路であり、そのコスト値は3+4=7である。
この場合、最上位レベル経路探索処理において図16のいずれかの経路候補が最上位レベルの道路に接続するノードw、s、tに接続する経路が見つかった場合、そのノードがオープンリストに追加される。
その後、ノードw、s、tからzにかけての部分については、図16の挙がっている経路候補に含まれるノードとリンクから成る道路ネットワーク、即ち、ノードz、y、w、v、s、t及びリンクz−y、y−w、y−v、v−s、y−tから成る道路ネットワーク上で、探索を進める。なお、探索は、この部分と最上位レベルの道路の部分とをつないだネットワーク全体に対してなされる。また、最上位レベルの道路上の探索のいずれかが、w、s、tのいずれかに達したら、最上位レベルの道路上の探索は止めると言ったことはしない。
第1の部分経路探索処理においても、同様にして、出発地を始点ノードとし、目的地を終点ノードとする経路探索が行われ、最上位レベルの道路上のノードに到達する部分経路のうち、コスト値が低い順にn個の部分経路が求められる。得られた部分経路は、最上位レベル経路探索処理において経路候補として用いられる。
次に、図17から図26までを参照しながら、図5のステップ502において探索範囲を設定する処理について説明する。
地図情報において出発地及び目的地を含む矩形領域が複数の部分領域に分割されている場合、1つの経路を含む(覆う)部分領域の数は、矩形領域全体の部分領域の数より一般には少ない。なお、矩形領域は出発地及び目的地を含み、かつ、出発地及び目的地間を結ぶ経路を概ね含むような領域として設定されるものとする。そこで、この地図情報の性質を利用して探索範囲を限定することが考えられる。例えば、出発地点及び目的地点を含む矩形領域がメッシュ状に分割されており、1回目の切替探索処理において図17において点線で示すような経路1911が求められた場合、図18に示すように、経路1911を含む部分領域のみからなる図中灰色で示した領域2001が特定される。
以下では、簡単のため図19に示す例を用いて、図5のステップ502で実行される探索範囲を設定する処理を説明する。図19の矩形領域は、出発地点2101及び目的地点2102を含み、緯度方向(Y方向)及び経度方向(X方向)にメッシュ状に分割されている。経路2111は、図5のステップ501による1回目の切替探索処理において求められた経路を表す。
設定部202は、図19の各メッシュ(矩形の部分領域)を所定の分割数に基づいてさらに細かいメッシュに分割する。分割数は、動作パラメータ格納部204に格納された動作パラメータに含まれている。例えば、X方向及びY方向の分割数がともに2である場合、分割結果は図22のようになる。このとき、探索範囲の設定方法として、以下のバリエーションが考えられる。
(1)経路2111を含むメッシュからなる、図中灰色で示した領域2201を、探索範囲に設定する。(図20)
(2)経路2111を含むメッシュからなる領域と、出発地2101と目的地2102を結ぶ線分2301を含むメッシュからなる領域を併せた、図中灰色で示した領域2311を、探索範囲に設定する。(図21)
(3)経路2111を含むメッシュからなる領域と、出発地2101と目的地2102を結ぶ線分2301を含むメッシュからなる領域と、経路2111及び線分2301で囲まれる領域とを併せた、図中灰色で示した領域2401を、探索範囲に設定する。(図22)
上記(1)〜(3)のいずれの探索範囲を採用するかは、動作パラメータにより指定される。探索範囲が広くなるほど、経路の精度は高くなるが処理時間は長くなり、探索範囲が狭くなるほど、経路の精度は低くなるが処理時間は短くなる。そこで、出発地点2101と目的地点2102との距離に応じて探索範囲を変更することも可能である。例えば、図4Aの1つの探索方法に対応する距離範囲をさらに3つに分割して、出発地点と目的地点との距離が短いほど探索範囲が広くなるように探索範囲を設定してもよい。
さらに、上記(1)〜(3)の各領域を拡張した探索範囲を設定することも可能である。この場合、各メッシュを拡張対象として拡張方向及び拡張数を指定することができる。拡張数は、拡張方向に追加されるメッシュの数を表す。
例えば、図23のメッシュ2501を拡張対象とし、X方向の拡張数を2及びY方向の拡張数を0とすると、メッシュ2501の左の領域2511及び右の領域2512が拡張部分として追加される。拡張部分は図中、薄い灰色で示されている。一方、X方向の拡張数を0及びY方向の拡張数を1とすると、図24に示すように、メッシュ2501の上の領域2601及び下の領域2602が拡張部分として追加される。拡張部分は図中、薄い灰色で示されている。また、X方向の拡張数を2及びY方向の拡張数を1とすると、図25に示すように、メッシュ2501の周囲の領域2701が拡張部分として追加される。拡張部分は図中、薄い灰色で示されている。
図26は、図20の領域2201に含まれる各メッシュを拡張対象とし、X方向及びY方向の拡張数をともに1とした場合の拡張された探索範囲を示している。この場合、図中灰色で示された領域2201の周囲の、薄い灰色で示された領域2801が拡張部分として追加される。探索範囲を拡張するか否かと拡張方向及び拡張数は、動作パラメータにより指定される。出発地と目的地との距離が短いほど拡張部分が広くなるように拡張方向及び拡張数を指定してもよい。
図4Aの各探索方法において高速道路を使用するか否かをユーザが指定することも可能である。この場合、端末101は、至近距離探索、近距離探索、中距離探索、及び遠距離探索のそれぞれにおいて高速道路の使用可否を示す使用可否情報を経路探索システムに送信する。そして、経路探索装置105−1〜105−4は、その使用可否情報を動作パラメータ格納部204に格納し、探索部201は、使用可否情報が使用不可を示すとき、対応する探索方法において高速道路を除外した経路探索を行う。
遠距離探索において高速道路使用不可が指定されている場合は、探索方法を中距離探索に変更してもよい。
図5−図8に示した各フローチャートは一例に過ぎず、経路探索システムの構成や条件に応じて一部の処理を省略又は変更してもよい。経路探索アルゴリズムとして、ダイクストラ法又はA*アルゴリズム以外のものを用いることも可能である。例えば、分岐限定法、山登り法、最良優先探索等のアルゴリズムを用いてもよい。
また、道路種別に基づいて道路を分類する代わりに、道路の長さ、幅、上限走行速度等の属性に基づいて道路を分類しても構わない。道路の長さに基づく場合は、長い道路ほど上位のレベルに分類され、道路の幅に基づく場合は、幅が広い道路ほど上位のレベルに分類される。道路の上限走行速度に基づく場合は、上限走行速度が大きい道路ほど上位のレベルに分類される。いずれの場合も、上位レベルの道路になるほど自動車がより走行し易くなるグルーピングが採用される。
図1の端末101、インタフェース103、ロードバランサ104、経路探索装置105−1〜105−4、地図情報データベース106、及び交通情報データベース107は、例えば、図27に示すような情報処理装置(コンピュータ)を用いて実現可能である。
図27の情報処理装置は、Central Processing Unit (CPU)2901、メモリ2902、入力装置2903、出力装置2904、外部記憶装置2905、媒体駆動装置2906、及びネットワーク接続装置2907を備える。これらはバス2908により互いに接続されている。
メモリ2902は、例えば、Read Only Memory(ROM)、Random Access Memory(RAM)、フラッシュメモリ等の半導体メモリであり、処理に用いられるプログラム及びデータを格納する。例えば、CPU2901は、メモリ2902を利用してプログラムを実行することにより、端末101、インタフェース103、ロードバランサ104、及び経路探索装置105−1〜105−4の処理を行う。
情報処理装置が経路探索装置105−1〜105−4として使用される場合は、メモリ2902は、図2の動作パラメータ格納部204としても使用でき、地図情報、交通情報、及びオープンリストを格納することもできる。
入力装置2903は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス等であり、ユーザ又はオペレータからの指示や情報の入力に用いられる。出力装置2904は、例えば、表示装置、プリンタ、スピーカ等であり、ユーザ又はオペレータへの問い合わせや処理結果の出力に用いられる。端末101の処理結果には、経路情報が示す経路を表示する画面も含まれる。
外部記憶装置2905は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等である。この外部記憶装置2905には、ハードディスクドライブも含まれる。情報処理装置は、外部記憶装置2905にプログラム及びデータを格納しておき、それらをメモリ2902にロードして使用することができる。
情報処理装置が地図情報データベース106又は交通情報データベース107として使用される場合は、外部記憶装置2905は、地図情報又は交通情報を格納する。
媒体駆動装置2906は、可搬型記録媒体2909を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬型記録媒体2909は、メモリデバイス、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク等である。この可搬型記録媒体2909には、Compact Disk Read Only Memory (CD−ROM)、Digital Versatile Disk(DVD)、Universal Serial Bus(USB)メモリ等も含まれる。ユーザ又はオペレータは、この可搬型記録媒体2909にプログラム及びデータを格納しておき、それらをメモリ2902にロードして使用することができる。
このように、各種処理に用いられるプログラム及びデータを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体には、メモリ2902、外部記憶装置2905、及び可搬型記録媒体2909のような、物理的な(非一時的な)記録媒体が含まれる。
ネットワーク接続装置2907は、Local Area Network(LAN)、インターネット等の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う通信インタフェースである。情報処理装置は、プログラム及びデータを外部の装置からネットワーク接続装置2907を介して受け取り、それらをメモリ2902にロードして使用することもできる。
なお、情報処理装置が図27のすべての構成要素を含む必要はなく、用途や条件に応じて一部の構成要素を省略することも可能である。例えば、情報処理装置がインタフェース103、ロードバランサ104、経路探索装置105−1〜105−4、地図情報データベース106、又は交通情報データベース107として使用される場合は、入力装置2903及び出力装置2904を省略してもよい。
また、図1に示すインタフェース103、ロードバランサ104、経路探索装置105−1〜105−4、地図情報データベース106、又は交通情報データベース107は、それぞれが個別に、互いに通信可能に接続された情報処理装置上に実装されても構わないし、1台の情報処理装置に実装されても構わない。図1の端末101以外の各処理部を何台の情報処理装置により実装するかは、システムの運用者が適宜決定できる。
以上、開示の実施形態とその利点について詳しく説明したが、当業者は、特許請求の範囲に明確に記載した本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更、追加、省略をすることができるであろう。
101 端末
102 通信ネットワーク
103 インタフェース
104 ロードバランサ
105−1〜105−4 経路探索装置
106 地図情報データベース
107 交通情報データベース
201 探索部
202 設定部
203 生成部
204 動作パラメータ格納部
901、1201、1901、2101 出発地
902、1202、1902、2102 目的地
911〜914、931、1001〜1005、1021、1211〜1215、1231、1301〜1304、1321 道路
921、922、1011、1012、1221、1311 部分経路
1102、1402、1911、2111 経路
1241、1331 インターチェンジ
2001、2201、2311、2401、2511、2512、2601、2602、2701、2801 領域
2301 線分
2501 メッシュ
2901 CPU
2902 メモリ
2903 入力装置
2904 出力装置
2905 外部記憶装置
2906 媒体駆動装置
2907 ネットワーク接続装置
2908 バス
2909 可搬型記録媒体

Claims (6)

  1. 探索手段が、複数の道路種別を最下位レベルから最上位レベルまでの複数のレベルに分類する第1のグルーピングに基づいて、該最上位レベル以外のレベルの道路種別を対象とし、より下位のレベルからより上位のレベルの道路種別へ探索対象を変更しつつ、該最上位レベルの道路種別に相当するノードに到達するまで繰り返される、出発地から目的地へ向かう第1の経路探索と、該最上位レベル以外のレベルの道路種別を対象とし、より下位のレベルからより上位のレベルの道路種別へ探索対象を変更しつつ、該最上位レベルの道路種別に相当するノードに到達するまで繰り返される該目的地から該出発地へ向かう第2の経路探索とを行い、
    前記探索手段が、前記最上位レベルの道路種別を対象とし、前記第1の経路探索により得られたノードと前記第2の経路探索により得られたノードとに基づく第3の経路探索を行い、
    設定手段が、前記第1の経路探索、前記第2の経路探索、及び前記第3の経路探索の結果に基づいて探索範囲を設定し、
    前記探索手段が、前記第1のグルーピングにおける前記最上位レベルの道路種別より多くの道路種別を該最上位レベルに分類する第2のグルーピングに基づいて、前記探索範囲内の前記最上位レベル以外のレベルの道路種別を対象とし、より下位のレベルからより上位のレベルの道路種別へ探索対象を変更しつつ、該最上位レベルの道路種別に相当するノードに到達するまで繰り返される、前記出発地から前記目的地へ向かう第4の経路探索と、該探索範囲内の該最上位レベル以外のレベルの道路種別を対象とし、より下位のレベルからより上位のレベルの道路種別へ探索対象を変更しつつ、該最上位レベルの道路種別に相当するノードに到達するまで繰り返される、該目的地から該出発地へ向かう第5の経路探索とを行い、
    前記探索手段が、前記探索範囲内の前記最上位レベルの道路種別を対象とし、前記第4の経路探索により得られたノードと前記第5の経路探索により得られたノードとに基づく第6の経路探索を行い、
    生成手段が、前記第4の経路探索、前記第5の経路探索、及び前記第6の経路探索の結果に基づく経路情報を生成する
    ことを特徴とする経路探索方法。
  2. 前記設定手段は、前記第1の経路探索、前記第2の経路探索、及び前記第3の経路探索の結果が示す経路を含む領域を、前記探索範囲に設定することを特徴とする請求項1記載の経路探索方法。
  3. 前記設定手段は、前記第1の経路探索、前記第2の経路探索、及び前記第3の経路探索の結果が示す経路を含む領域と、前記出発地と前記目的地を結ぶ直線を含む領域とを、前記探索範囲に設定することを特徴とする請求項1記載の経路探索方法。
  4. 前記設定手段は、前記第1の経路探索、前記第2の経路探索、及び前記第3の経路探索の結果が示す経路を含む領域と、前記出発地と前記目的地を結ぶ直線を含む領域と、該経路及び該直線で囲まれる領域とを、前記探索範囲に設定することを特徴とする請求項1記載の経路探索方法。
  5. 出発地から目的地への経路を探索する探索手段と、探索範囲を設定する設定手段と、経路情報を生成する生成手段とを有する経路探索装置であって、
    前記探索手段は、複数の道路種別を最下位レベルから最上位レベルまでの複数のレベルに分類する第1のグルーピングに基づいて、該最上位レベル以外のレベルの道路種別を対象とし、より下位のレベルからより上位のレベルの道路種別へ探索対象を変更しつつ、該最上位レベルの道路種別に相当するノードに到達するまで繰り返される、前記出発地から前記目的地へ向かう第1の経路探索と、該最上位レベル以外のレベルの道路種別を対象とし、より下位のレベルからより上位のレベルの道路種別へ探索対象を変更しつつ、該最上位レベルの道路種別に相当するノードに到達するまで繰り返される、該目的地から該出発地へ向かう第2の経路探索とを行い、前記最上位レベルの道路種別を対象とし、前記第1の経路探索により得られたノードと前記第2の経路探索により得られたノードとに基づく第3の経路探索を行い、
    前記設定手段は、前記第1の経路探索、前記第2の経路探索、及び前記第3の経路探索の結果に基づいて前記探索範囲を設定し、
    前記探索手段は、前記第1のグルーピングにおける前記最上位レベルの道路種別より多くの道路種別を該最上位レベルに分類する第2のグルーピングに基づいて、前記探索範囲内の前記最上位レベル以外のレベルの道路種別を対象とし、より下位のレベルからより上位のレベルの道路種別へ探索対象を変更しつつ、該最上位レベルの道路種別に相当するノードに到達するまで繰り返される、前記出発地から前記目的地へ向かう第4の経路探索と、該探索範囲内の該最上位レベル以外のレベルの道路種別を対象とし、より下位のレベルからより上位のレベルの道路種別へ探索対象を変更しつつ、該最上位レベルの道路種別に相当するノードに到達するまで繰り返される、該目的地から該出発地へ向かう第5の経路探索とを行い、前記探索範囲内の前記最上位レベルの道路種別を対象とし、前記第4の経路探索により得られたノードと前記第5の経路探索により得られたノードとに基づく第6の経路探索を行い、
    前記生成手段は、前記第4の経路探索、前記第5の経路探索、及び前記第6の経路探索の結果に基づく経路情報を生成することを特徴とする経路探索装置。
  6. コンピュータを探索手段、設定手段、及び生成手段として機能させるためのプログラムであって、
    前記探索手段が、複数の道路種別を最下位レベルから最上位レベルまでの複数のレベルに分類する第1のグルーピングに基づいて、該最上位レベル以外のレベルの道路種別を対象とし、より下位のレベルからより上位のレベルの道路種別へ探索対象を変更しつつ、該最上位レベルの道路種別に相当するノードに到達するまで繰り返される、出発地から目的地へ向かう第1の経路探索と、該最上位レベル以外のレベルの道路種別を対象とし、より下位のレベルからより上位のレベルの道路種別へ探索対象を変更しつつ、該最上位レベルの道路種別に相当するノードに到達するまで繰り返される該目的地から該出発地へ向かう第2の経路探索とを行い、
    前記探索手段が、前記最上位レベルの道路種別を対象とし、前記第1の経路探索により得られたノードと前記第2の経路探索により得られたノードとに基づく第3の経路探索を行い、
    前記設定手段が、前記第1の経路探索、前記第2の経路探索、及び前記第3の経路探索の結果に基づいて探索範囲を設定し、
    前記探索手段が、前記第1のグルーピングにおける前記最上位レベルの道路種別より多くの道路種別を該最上位レベルに分類する第2のグルーピングに基づいて、前記探索範囲内の前記最上位レベル以外のレベルの道路種別を対象とし、より下位のレベルからより上位のレベルの道路種別へ探索対象を変更しつつ、該最上位レベルの道路種別に相当するノードに到達するまで繰り返される、前記出発地から前記目的地へ向かう第4の経路探索と、該探索範囲内の該最上位レベル以外のレベルの道路種別を対象とし、より下位のレベルからより上位のレベルの道路種別へ探索対象を変更しつつ、該最上位レベルの道路種別に相当するノードに到達するまで繰り返される、該目的地から該出発地へ向かう第5の経路探索とを行い、
    前記探索手段が、前記探索範囲内の前記最上位レベルの道路種別を対象とし、前記第4の経路探索により得られたノードと前記第5の経路探索により得られたノードとに基づく第6の経路探索を行い、
    前記生成手段が、前記第4の経路探索、前記第5の経路探索、及び前記第6の経路探索の結果に基づく経路情報を生成する
    ことを特徴とするプログラム。
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