JP5919924B2 - 撮像装置 - Google Patents

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本発明は、撮像装置に関する。
近年、CMOS型の撮像装置を用いたビデオカメラやデジタルカメラが広く普及している。CMOS型の撮像装置は、複数の画素が二次元行列状に配置された画素アレイを有している。CMOS型の撮像装置のシャッタ方式として、一画面同時にシャッタ動作を行うグローバルシャッタ方式と、選択された行毎にシャッタ動作を行うローリングシャッタ方式とがある。例えば、ローリングシャッタ方式では、露光の開始および信号の読み出しは、1行毎に順番に実施される。また、グローバルシャッタ方式では、露光は、全画素同時に実施され、信号の読み出しは、メカニカルシャッタ等により画素への入射光路を閉じた状態で、1行毎に順番に実施される(例えば、特許文献1)。
特開2009−296400号公報
ローリングシャッタ方式では、露光および信号の読み出しが1行毎に順番に実施されるため、例えば、逆光時にフラッシュを使用した撮影を実施した場合、最初の方に露光を開始した行と最後の方に露光を開始した行とで画像に輝度差が発生する。また、グローバルシャッタ方式を使用した撮像装置では、メカニカルシャッタ等が必要になり、撮像装置本体の小型化が困難である。
本発明の目的は、メカニカルシャッタを用いずに、フラッシュを使用した撮影の画像の輝度差を低減することである。
撮像装置は、画素信号を生成する複数の画素が2次元状に配置された撮像素子と、発光部を発光させて撮影する第1撮影では撮像素子の一方に配置された画素の画素信号を読み出し、他方に配置される画素に向かって画素信号を読み出し、第1撮影の次に発光部を発光させて撮影する第2撮影では撮像素子の他方に配置された画素から一方に配置された画素に向かって画素信号を読み出す制御部と、第1撮影および第2撮影によりそれぞれ生成された画像データを合成する画像処理部とを備える。
また、撮像装置は、画素信号を生成する複数の画素が2次元状に配置された撮像素子と、発光部を発光させて撮影する第1撮影では撮像素子の一方に配置された画素の画素信号を読み出し、他方に配置される画素に向かって画素信号を読み出し、第1撮影の次に発光部を発光させて撮影する第2撮影では撮像素子の他方に配置された画素から一方に配置された画素に向かって画素信号を読み出し、第2撮影の次に発光部を発光させて撮影する第3撮影では撮像素子の一方に配置された画素から他方に配置された画素に向かって画素信号を読み出す制御部と、第1撮影および第2撮影によりそれぞれ生成された画像データを合成し、第2撮影および第3撮影によりそれぞれ生成された画像データを合成する画像処理部とを備える。
本発明によれば、メカニカルシャッタを用いずに、フラッシュを使用した撮影の画像の輝度差を低減できる。
一実施形態における撮像装置の概要を示す図である。 図1に示した撮像素子の一例を示す図である。 フラッシュ撮影時の撮像素子の動作の一例を示す図である。 図3に示した動作により生成される画像の一例を示す図である。 フラッシュ撮影時の撮像装置の動作の一例を示す図である。 フラッシュを使用しない撮影での撮像素子の動作の一例を示す図である。 図3に示した動作の比較例を示す図である。 別の実施形態における撮像装置の動作の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示している。この実施形態の撮像装置10は、例えば、CMOS型の撮像装置であり、デジタルカメラに搭載される。例えば、撮像装置10は、撮影レンズ20、CMOS型の撮像素子22、アナログ処理部24、A/D変換部26、制御部28、画像処理部30、バッファ部32、メモリ34、記憶媒体インターフェース36、表示部38、操作部40および発光部42を有している。例えば、A/D変換部26、制御部28、画像処理部30、バッファ部32、メモリ34、記憶媒体インターフェース36および表示部38は、バスBUSに接続されている。
撮影レンズ20は、被写体の像を撮像素子22の受光面に結像する。撮像素子22は、例えば、CMOSイメージセンサーである。撮像素子22は、撮影レンズ20を介して入射される被写体の像を電気信号(以下、画素信号とも称する)に変換し、変換した電気信号をアナログ処理部24に出力する。なお、撮像素子22は、画素の信号を読み出す際の行の選択順序を切り替え可能に構成されている。例えば、撮像素子22は、制御部28から受ける制御信号に基づいて、画素の信号を読み出す際の行の選択順序を切り替える。撮像素子22の詳細は、図2で説明する。
アナログ処理部24は、撮像素子22から受けた画素信号に対してアナログ信号処理を実施するアナログフロントエンド回路である。例えば、アナログ処理部24は、画素信号のゲインを調整するゲイン制御や画素信号のノイズ成分を低減するための相関二重サンプリング処理等を実施し、アナログ画像データを生成する。そして、アナログ処理部24は、生成したアナログ画像データをA/D変換部26に出力する。
A/D変換部26は、アナログ処理部24から受けたアナログ画像データをデジタル画像データに変換することにより、画像のRAWデータを生成する。そして、A/D変換部26は、RAWデータをバッファ部32に出力する。
制御部28は、例えば、マイクロプロセッサであり、メモリ34に記憶されているプログラムに基づいて、撮像装置10の動作を制御する。例えば、制御部28は、オートフォーカス制御、露出制御、ホワイトバランス制御、撮像素子22の制御、画像処理部30の制御、発光部42の制御および画像データの記録等を実施する。
例えば、制御部28は、フラッシュを使用するフラッシュ撮影のときに、読み出し行の選択順序を互いに逆にした第1撮影および第2撮影を撮像素子22に連続して実施させる。この際、制御部28は、第1撮影(例えば、1枚目の撮影)および第2撮影(例えば、2枚目の撮影)の各撮影における画素のフラッシュ発光期間が互いに同じになるように撮像素子22の露光タイミングを制御する。
画像処理部30は、例えば、フラッシュ撮影が実施されたとき、バッファ部32に記憶された2枚の画像のRAWデータを合成して、撮影画像(合成画像)のRAWデータを生成する。すなわち、画像処理部30は、フラッシュ撮影が実施されたとき、連続して撮影された2枚の画像のRAWデータを合成して、撮影画像のRAWデータを生成する。これにより、フラッシュ撮影が実施されたときの撮影画像データが生成される。画像処理部30は、生成した撮影画像データをバッファ部32に記憶する。なお、画像処理部30は、撮影画像データを、記憶媒体インターフェース36を介して記憶媒体に記憶してもよい。
また、画像処理部30は、例えば、バッファ部32に記憶されたRAWデータに対して、色補間処理、ホワイトバランス処理、輪郭補償処理、ガンマ処理、ノイズリダクション処理等の画像処理を実施してもよい。この場合、画像処理部30は、合成画像のRAWデータをバッファ部32に記憶する前に、合成画像のRAWデータに対して画像処理を実施してもよい。さらに、画像処理部30は、画像処理後のデータをJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式等で圧縮する圧縮部を有してもよい。すなわち、画像処理部30は、合成画像に対して圧縮処理を実施してもよい。
バッファ部32は、例えば、A/D変換部26から受けたRAWデータおよび画像処理部30から受けた撮影画像データを一時的に記憶する。メモリ34は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリで形成された内蔵メモリであり、撮像装置10の動作を制御するためのプログラム等を記憶する。
記憶媒体インターフェース36は、記憶媒体を接続するためのコネクタを有している。記憶媒体インターフェース36に記憶媒体が接続されているときに、制御部28は、記憶媒体に対してデータの読み出し/書き込みを実行する。例えば、制御部28は、バッファ部32に記憶された撮影画像データ等を記憶媒体に記憶する。
表示部38は、例えば、液晶ディスプレイであり、スルー画像、撮影された画像およびメニュー画面等を表示する。操作部40は、レリーズボタンおよびその他の各種スイッチを有し、撮像装置10を動作させるために、ユーザにより操作される。発光部42は、制御部28により制御され、被写体に向けてフラッシュを発光するために、撮像装置10に接続されたフラッシュ等を駆動する。なお、フラッシュは、撮像装置10に設けられてもよいし、撮像装置10から脱着可能にしてもよい。例えば、発光部42は、フラッシュを使用するフラッシュ撮影が実施されるとき、制御部28の制御に応じて、フラッシュ等を駆動する。
図2は、図1に示した撮像素子22の一例を示している。撮像素子22は、例えば、画素アレイARY、垂直信号線VL、行選択部LSEおよび水平走査回路HSCを有している。画素アレイARYは、2次元行列状に配置された複数(n×m個)の画素PXを有している。例えば、画素PXは、入射光を光電変換して電荷を生成する光電変換部を有し、入射光に応じた電気信号を生成する。例えば、列方向に配置された複数の画素PXは、列毎に設けられた垂直信号線VLに接続されている。
行選択部LSEは、例えば、制御信号SCNTおよび垂直同期信号VSYを図1に示した制御部28から受け、制御信号SCNTおよび垂直同期信号VSYに基づいて制御信号SEL、RST、TXを生成する。なお、制御信号SELは、画素PXの信号を垂直信号線VLに出力するための選択信号である。制御信号RSTは、画素PX内の光電変換部やフローティングディフュージョン領域をリセットするためのリセット信号である。制御信号TXは、光電変換部の電荷をフローティングディフュージョン領域に転送するための転送信号である。例えば、行選択部LSEは、フラッシュ撮影が実施されるときには、画素PXのフラッシュ発光期間が互いに同じになるように制御信号RST、TXを生成する。
制御信号SEL、RST、TXは、例えば、行毎に生成される。すなわち、行選択部LSEは、制御信号SEL、RST、TXを用いて、画素アレイARYの画素PXを行毎に制御できる。例えば、高レベルの制御信号SELを受けた画素PXの信号が垂直信号線VLに出力される構成では、行選択部LSEは、制御信号SEL(1)を高レベルに維持し、1行目の画素PXの信号を垂直信号線VLに出力する。なお、1行目の画素PXの信号が読み出される期間では、制御信号SEL(1)以外の制御信号SELは低レベルに維持されている。すなわち、読み出し行以外の行の画素PXを制御する制御信号SELは、低レベルに維持されている。
なお、行選択部LSEは、例えば、制御信号SCNTに基づいて、画素PXの信号を読み出す際の行の選択順序を切り替える。例えば、フラッシュ撮影では、読み出し行の選択順序を互いに逆にした第1撮影および第2撮影が連続して実施される。第1撮影が実施されるとき、行選択部LSEは、例えば、読み出し行を1行目からn行目まで順に選択するように、制御信号SELを生成する。そして、第2撮影が実施されるとき、行選択部LSEは、例えば、読み出し行をn行目から1行目まで順に選択するように、制御信号SELを生成する。
水平走査回路HSCは、垂直走査回路30により選択された行の画素PXの信号OUTS、OUTNを蓄積し、蓄積した信号OUTS、OUTNを列毎に順次出力する。例えば、水平走査回路HSCは、例えば、制御部28から受ける水平同期信号HSYを用いて、各行の信号OUTS、OUTNを列毎に順次出力する。ここで、信号OUTNは、例えば、画素PXのリセットノイズ成分等を含む固定ノイズ成分を示すノイズ信号である。また、信号OUTSは、画素PXのリセットノイズ成分等の固定ノイズ成分と、画素PX内の光電変換部で生成された電荷に応じた信号成分とを含む画素信号である。
図3は、フラッシュ撮影時の撮像素子22の動作の一例を示している。なお、図3は、画素アレイARYの各行の露光期間および信号の読み出し期間を示している。図3の網掛けは、各行における画素PXの読み出し動作の期間(読み出し期間)を示している。
フラッシュ撮影では、少なくとも2回の撮影が実施される。例えば、連続して実施される2回の撮影では、画素PXの信号を読み出す際の行の選択順序(読み出し方向)は、互いに逆に設定される。図3の例では、1回目の撮影は、時刻t0の垂直同期信号VSYを基準に開始し、2回目の撮影は、時刻t6の垂直同期信号VSYを基準に開始する。垂直同期信号VSYの周期は、例えば、フレームレートに応じて決定される。
先ず、時刻t0の垂直同期信号VSYを基準にして、1回目の撮影が実施される。時刻t1では、撮像素子22は、画素アレイARYの全ての行(例えば、1行目からn行目)の画素PXの露光を同時に開始する。例えば、撮像素子22は、全の画素PXを同時にリセットし、全ての画素PXの露光を開始する。そして、全ての画素PXの露光が開始された後の時刻t2に、フラッシュが発光される。これにより、この実施形態では、フラッシュ発光期間TFを、全ての画素PXで同じにできる。例えば、フラッシュ発光期間TFは、時刻t2から時刻t3までの期間である。
時刻t4の垂直同期信号VSYに同期して、画素PXの信号の読み出し動作(図3の網掛け)が行毎に実施される。1回目の撮影では、読み出し動作は、例えば、1行目から順にn行目まで実施される(図3の読み出し方向V1)。例えば、時刻t4では、撮像素子22は、1行目の画素PXの信号を垂直信号線VLに出力する。1行目の読み出し動作が終了した後、例えば、撮像素子22は、2行目の画素PXの信号を垂直信号線VLに出力する。このように、読み出し動作が1行目から順に実施される。そして、時刻t5では、撮像素子22は、n行目の画素PXの信号を垂直信号線VLに出力する。これにより、1回目の撮影の画像IMG1(画像データIMG1)が読み出される。
1回目の撮影では、例えば、1行目の画素PXの露光時間は、時刻t1から時刻t2までの期間TE11である。また、例えば、n行目の画素PXの露光時間は、時刻t1から時刻t5までの期間TE1nである。なお、時刻t4から時刻t5までの読み出し期間TRDは、1行目の読み出し動作が開始されてからn行目の読み出し動作が開始されるまでの時間である。
次に、時刻t6の垂直同期信号VSYを基準にして、2回目の撮影が実施される。なお、2回目の撮影の読み出し方向V2は、1回目の撮影の読み出し方向V1を反転した方向である。例えば、時刻t6までに、撮像素子22は、制御部28から受ける制御信号SCNTに基づいて、画素PXの信号を読み出す際の行の選択順序を切り替える。なお、読み出し方向の反転は、2回目の撮影の読み出し動作が開始されるまでに実施されればよい。したがって、例えば、撮像素子22は、時刻t6から時刻t7までの期間に、画素PXの信号を読み出す際の行の選択順序を切り替えてもよい。2回目の撮影は、読み出し方向を除いて、1回目の撮影と同じである。
時刻t7では、撮像素子22は、画素アレイARYの全ての行(例えば、1行目からn行目)の画素PXの露光を同時に開始する。そして、全ての画素PXの露光が開始された後の時刻t8に、フラッシュが発光される。これにより、この実施形態では、各撮影のフラッシュ発光期間TFを、全ての画素PXで同じにできる。例えば、フラッシュ発光期間TFは、時刻t8から時刻t9までの期間である。なお、2回目の撮影のフラッシュ発光期間TFは、1回目の撮影のフラッシュ発光期間TFと異なる長さでもよい。
時刻t10の垂直同期信号VSYに同期して、画素PXの信号の読み出し動作(図3の網掛け)が行毎に実施される。2回目の撮影では、読み出し動作は、例えば、n行目から順に1行目まで実施される(図3の読み出し方向V2)。例えば、時刻t10では、撮像素子22は、n行目の画素PXの信号を垂直信号線VLに出力する。n行目の読み出し動作が終了した後、例えば、撮像素子22は、(n−1)行目の画素PXの信号を垂直信号線VLに出力する。このように、読み出し動作がn行目から順に実施される。そして、時刻t11では、撮像素子22は、1行目の画素PXの信号を垂直信号線VLに出力する。これにより、2回目の撮影の画像IMG2(画像データIMG2)が読み出される。
2回目の撮影では、例えば、1行目の画素PXの露光時間は、時刻t7から時刻t11までの期間TE21である。また、例えば、n行目の画素PXの露光時間は、時刻t7から時刻t10までの期間TE2nである。なお、時刻t10から時刻t11までの読み出し期間TRDは、n行目の読み出し動作が開始されてから1行目の読み出し動作が開始されるまでの時間である。
ここで、各行目の読み出し期間(図3の網掛け)は、1行目からn行目までの複数の行で互いに同じである。このため、1回目の撮影の読み出し期間TRDは、2回目の撮影の読み出し期間TRDと同じ長さである。また、1回目の撮影の1行目の画素PXの露光時間TE11は、2回目の撮影のn行目の画素PXの露光時間TE2nと同じ長さである。同様に、1回目の撮影のn行目の画素PXの露光時間TE1nは、2回目の撮影の1行目の画素PXの露光時間TE21と同じ長さである。
したがって、1回目の撮影の露光時間と2回目の撮影の露光時間との和は、画素アレイARYの全ての行で同じである。すなわち、例えば、2回の撮影の画像を平均することにより、行毎の露光時間の差が無くなる。この場合、露光時間の差による画像の輝度むらを無くすことができる。例えば、2回の撮影による各行の露光時間は、露光期間TE11と露光期間TE21との和(TE11+TE21)である。ここで、露光期間TE21は、露光期間TE11(TE2n)と読み出し期間TRDとの和である。したがって、2回の撮影による各行の露光時間は、例えば、露光期間TE11を2倍した期間と読み出し期間TRDとの和(2・TE11+TRD)である。
ここで、2回の撮影による各行の露光時間は、例えば、露出演算等により算出された適正な露光時間の2倍に設定される。適正な露光時間をTEXとしたとき、露光時間TEXは、読み出し期間TRDの半分の期間と露光期間TE11との和である(TEX=TE11+(TRD/2))。したがって、露光期間TE11は、読み出し期間TRDの半分の期間を露光時間TEXから減算した期間である(TE11=TEX−(TRD/2))。このように算出された露光期間TE11に基づいて、例えば、露光の開始時刻t1が設定される。
なお、2回の撮影の画像を加算するときには、2回の撮影による各行の露光時間は、例えば、露出演算等により算出された適正な露光時間TEXに設定される。この場合、露光期間TE11は、読み出し期間TRDを露光時間TEXから減算した期間の半分である(TE11=(TEX−TRD)/2)。
図4は、図3に示した動作により生成される画像IMG1、IMG2、IMGSの一例を示している。図4では、画像の輝度を網掛けの濃淡で模式的に示している。例えば、濃い網掛け部分は、薄い網掛け部分より輝度が低いことを示している。画像IMG1は、1回目の撮影により生成される画像を示している。画像IMG2は、2回目の撮影により生成される画像を示している。画像IMGSは、画像IMG1と画像IMG2とを合成した画像を示している。画像IMG1、IMG2では、フラッシュ発光期間(図3の期間TF)が全ての画素で同じであるため、全ての画素がフラッシュの効果を得ることができる。これにより、例えば、図4の人物の全体像は、フラッシュを使用しないときに比べて明るく撮影される。
画像IMG1では、1行目から順に信号が読み出されるため、上側の行の画素(例えば、1行目の画素)の露光時間が下側の行の画素(例えば、n行目の画素)の露光時間に比べて短い。このため、上側の行の画素の輝度は、下側の行の画素の輝度に比べて低い。一方、画像IMG2では、n行目から順に信号が読み出されるため、下側の行の画素(例えば、n行目の画素)の露光時間が上側の行の画素(例えば、1行目の画素)の露光時間に比べて短い。このため、下側の行の画素の輝度は、上側の行の画素の輝度に比べて低い。
画像IMGSは、例えば、画像IMG1と画像IMG2を平均した画像である。なお、画像IMGSは、画像IMG1と画像IMG2とを加算することにより生成されてもよい。図3で説明したように、2回の撮影の画像を平均することにより、露光時間の差による画像の輝度むらは、無くなる。したがって、画像IMGSでは、露光時間の差による画像の輝度むらが無くなる。
また、この実施形態では、フラッシュ発光期間(図3の期間TF)が全ての画素で同じであるため、画像IMGSの人物の全体像は、フラッシュを使用しないときに比べて明るく撮影される。このように、この実施形態では、メカニカルシャッタを用いずに、フラッシュを使用した撮影の画像(例えば、画像IMGS)の輝度差を低減できる。すなわち、この実施形態では、メカニカルシャッタを用いずに、グローバルシャッタ方式での撮影と同様の効果を得ることができる。
図5は、フラッシュ撮影時の撮像装置10の動作の一例を示している。例えば、ステップS100−S210は、制御部28の制御により、メモリ34に記憶されたプログラムに従って実施される。
ステップS100では、制御部28は、レリーズボタンの状態を検出する。ステップS110では、制御部28は、レリーズボタンがオン(ON)状態か否かを判定する。例えば、制御部28は、レリーズボタンが押下されているとき、レリーズボタンがオン状態であると判定する。レリーズボタンがオン状態でない場合(ステップS110のNo)、制御部28の動作は、ステップS100に移る。一方、レリーズボタンがオン状態の場合(ステップS110のYes)、制御部28の動作は、ステップS120に移る。
ステップS120では、制御部28は、撮像素子22を制御して、1枚目の画像の撮影を実施する。なお、1枚目の画像の撮影では、図3に示したように、画素アレイの全ての行の画素の露光は、互いに同じタイミングで開始される。ステップS130では、1枚目の画像のデータが一時的に保存される。例えば、図1に示したバッファ部32は、1枚目の画像のデータを一時的に記憶する。
ステップS140では、制御部28は、画素の信号を読み出す際の行の選択順序(読み出し方向)を反転させる。例えば、制御部28は、読み出し方向の反転を指示する制御信号SCNTを、撮像素子22に出力する。これにより、撮像素子22は、読み出し方向を反転する。
ステップS150では、制御部28は、撮像素子22を制御して、2枚目の画像の撮影を実施する。なお、2枚目の画像の撮影では、1枚目の画像の撮影と同様に、画素アレイの全ての行の画素の露光は、互いに同じタイミングで開始される。ステップS160では、2枚目の画像のデータが一時的に保存される。例えば、バッファ部32は、2枚目の画像のデータを一時的に記憶する。
ステップS170では、制御部28は、画像処理部30を制御して、1枚目の画像と2枚目の画像の平均画像を生成する。例えば、画像処理部30は、1枚目の画像のデータおよび2枚目の画像のデータをバッファ部32から読み出し、読み出した2枚の画像のデータを平均する。なお、画像処理部30は、2枚目の画像のデータをA/D変換部26から受けてもよい。この場合、2枚目の画像のデータを一時的に保存する処理(ステップS160の処理)は、省かれてもよい。
ステップS180では、平均画像のデータが保存される。例えば、バッファ部32は、平均画像のデータを一時的に記憶する。そして、制御部28は、例えば、バッファ部32に記憶されている平均画像のデータを記憶媒体に記憶する。なお、保存される平均画像のデータは、RAWデータでもよいし、画像処理後の画像データでもよい。あるいは、保存される平均画像のデータは、圧縮処理後の画像データでもよい。
ステップS190では、制御部28は、読み出し方向を反転させる。例えば、撮像素子22は、読み出し方向の反転を指示する制御信号SCNTに応じて、読み出し方向を反転する。これにより、読み出し方向は、1枚目の画像の撮影のときと同じになる。
ステップS200では、制御部28は、レリーズボタンの状態を検出する。ステップS210では、制御部28は、レリーズボタンがオン状態か否かを判定する。レリーズボタンがオン状態でない場合(ステップS210のNo)、制御部28の動作が終了し、撮影が終了する。一方、レリーズボタンがオン状態の場合(ステップS210のYes)、制御部28の動作は、ステップS120に移る。このように、撮像装置10は、レリーズボタンがオン状態の間、ステップS120−ステップS210の処理を繰り返す。これにより、フラッシュ撮影時の連写撮影が実施される。
なお、フラッシュ撮影時の撮像装置10の動作は、この例に限定されない。例えば、ステップS190の読み出し方向の反転処理は、ステップS210の処理(ステップS210のYes)からステップS120の処理に移る途中に実施されてもよい。
図6は、フラッシュを使用しない撮影での撮像素子22の動作の一例を示している。なお、図6は、連写撮影時の画素アレイARYの各行の露光期間および信号の読み出し期間を示している。画像IMG1、IMG2、IMG3、IMG4は、連写撮影により生成される画像を示している。また、露光時間TEXは、露出演算等により算出された適正な露光時間である。図6の網掛けは、各行における画素PXの読み出し動作の期間(読み出し期間)を示している。フラッシュを使用しない撮影では、例えば、撮像素子22は、ローリングシャッタ方式で撮影する。ローリングシャッタ方式は、画素アレイARYの画素PXの露光を行毎に順次実施する。
先ず、時刻t0の垂直同期信号VSYを基準にして、1回目の撮影が実施される。垂直同期信号VSYの周期は、例えば、フレームレートに応じて決定される。時刻t1では、撮像素子22は、画素アレイARYの1行目の画素PXの露光を開始する。露光は、例えば、1行目から順にn行目まで実施される(図6の方向V1)。例えば、1行目の画素PXの露光開始から時間TR1経過後に、撮像素子22は、2行目の画素PXの露光を開始する。時間TR1は、1行の読み出し動作に必要な時間(図6の各行の網掛けに対応する期間)である。そして、時刻t2では、撮像素子22は、n行目の画素PXの露光を開始する。このように、各行の画素PXの露光は、1行の読み出し動作に必要な時間TR1毎に、1行目から順に実施される。
時刻t3の垂直同期信号VSYに同期して、1行目の読み出し動作が実施される。なお、時刻t1は、露光開始から露光時間TEX経過後に読み出し動作が実施されるように設定される。したがって、1行目の読み出し動作は、時刻t1から露光時間TEX経過後に実施される。なお、読み出し動作は、露光と同じ順序で行毎に実施される。例えば、1行目の読み出し動作が終了した後、2行目の読み出し動作が開始される。時刻t5では、n行目の読み出し動作が開始される。これにより、1回目の撮影の画像IMG1(画像データIMG1)が読み出される。
ここで、画像IMG1の全ての行の露光時間TEXは、各行の画素PXの露光が順次実施されるため、互いに同じである。したがって、画像IMG1では、露光時間の差による画像の輝度むらは発生しない。このため、画像IMG1は、撮影画像として保存される。連写撮影でない場合は、図6に示した1回目の撮影の終了により、撮影が終了する。
なお、連写撮影における2回目の撮影は、時刻t3の垂直同期信号VSYを基準にして、実施される。このため、時刻t4では、撮像素子22は、画素アレイARYの1行目の画素PXの露光を開始する。時刻t4は、露光開始から露光時間TEX経過後に読み出し動作が実施されるように設定される。このため、時刻t4は、時刻t5(1回目の撮影のn行目の読み出し動作の開始時刻)より、後に設定されるときもある。2回目以降の撮影の動作は、1回目の撮影の動作と同じである。なお、各撮影における露光および読み出しの順序は、図3に示した方向V2でもよい。
ここで、例えば、逆光時にフラッシュを使用しないで人物等の被写体を撮影した場合、被写体は、暗く撮影される。すなわち、撮影画像の人物等の被写体は、暗くなる。なお、ローリングシャッタ方式の撮影でフラッシュを使用した場合、図7に示すように、フラッシュ発光期間TF後に露光される画素PXが発生するおそれがある。
図7は、図3に示した動作の比較例を示している。なお、図7は、ローリングシャッタ方式の撮影でフラッシュを使用したときの画素アレイARYの各行の露光期間および信号の読み出し期間を示している。図7の画像CIMGでは、画像の輝度を網掛けの濃淡で模式的に示している。また、図7では、各行における画素PXの読み出し動作の期間(読み出し期間)を、図6と同様に網掛けで示している。図7の動作は、フラッシュが発光されることを除いて、図6に示した動作と同じである。
例えば、時刻t0の垂直同期信号VSYを基準にして、撮影が実施される。時刻t1では、撮像素子22は、画素アレイARYの1行目の画素PXの露光を開始する。そして、時刻t5に、n行目の読み出し動作が実施される。n行目の読み出し動作の終了により、画像CIMG(画像データCIMG)が読み出される。なお、フラッシュは、時刻t1から所定時間経過後に発光される。ローリングシャッタ方式では、各行の画素PXの露光が順次実施されため、一部の行の画素PXは、フラッシュ発光期間TF後に、露光される。例えば、n行目の画素PXは、フラッシュ発光期間TF後に、露光される。
このように、ローリングシャッタ方式では、最後の方に露光される行(図7では、下の方の行)では、露光開始前に、フラッシュ発光期間TFが終了する。この場合、最後の方に露光される行(人物等の被写体の一部)は、フラッシュの効果を得ることができない。したがって、画像CIMGでは、人物等の被写体の一部(最後の方に露光される行の部分)は、暗くなる。
また、フラッシュ発光後に露光を開始した複数の行では、各行のフラッシュ発光期間(各行に対応する被写体に光が照射されている期間)は、互いに異なる。このため、例えば、画像CIMGの人物の顔の領域には、フラッシュ発光期間の差による輝度むらが発生する。これに対し、図3に示した動作では、各行のフラッシュ発光期間は、全ての行(より詳細には、全ての画素)で同じである。このため、この実施形態では、フラッシュ発光期間の差による輝度むらを無くすことができる。
以上、この実施形態では、フラッシュ撮影時の画像は、画素信号の読み出し方向を互いに逆にした2回の撮影により生成される2つの画像を合成することにより、生成される。これにより、この実施形態では、露光時間の差による輝度むらを無くすことができる。さらに、フラッシュ撮影時の撮像素子22の露光タイミングは、全ての行のフラッシュ発光期間が互いに同じになるように制御される。これにより、この実施形態では、フラッシュ発光期間の差による輝度むらを無くすことができる。この結果、この実施形態では、メカニカルシャッタを用いずに、フラッシュを使用した撮影の画像の輝度差を低減できる。すなわち、この実施形態では、メカニカルシャッタを用いずに、グローバルシャッタ方式での撮影と同様の効果を得ることができる。また、この実施形態では、メカニカルシャッタを用いない分、撮像装置10を小型化できる。
図8は、別の実施形態における撮像装置10の動作の一例を示している。なお、図8は、フラッシュ撮影時の撮像装置10の動作の一例を示している。上述した実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。この実施形態の撮像装置10では、制御部28による制御が図1−図6で説明した実施形態と相違する。図8の動作は、図5に示したステップS190が図5の動作から省かれ、ステップS210の判定結果(Yes)後に移るステップが図5の動作と相違する。撮像装置10のその他の構成および動作は、図1−図6で説明した実施形態と同じである。例えば、ステップS100−S210は、制御部28の制御により、メモリ34に記憶されたプログラムに従って実施される。
ステップS100−ステップS120では、レリーズボタンのオン(ON)状態に応答して、最初の撮影が実施される。そして、ステップS130において、撮影された画像のデータが一時的に保存される。例えば、バッファ部32は、ステップS120で撮影した画像のデータを一時的に記憶する。
ステップS140では、制御部28は、撮像素子22を制御して、読み出し方向を反転させる。ステップS150では、制御部28は、撮像素子22を制御して、撮影を実施する。ステップS160では、ステップS150で撮影した画像のデータが一時的に保存される。これにより、画素信号の読み出し方向を互いに逆にした2回の撮影により生成される2枚の画像のデータが、例えば、バッファ部32に一時的に記憶される。
ステップS170では、制御部28は、画像処理部30を制御して、2枚の画像の平均画像を生成する。例えば、画像処理部30は、2枚の画像のデータをバッファ部32から読み出し、読み出した2枚の画像のデータを平均する。
ステップS180では、平均画像のデータが保存される。例えば、バッファ部32は、平均画像のデータを一時的に記憶する。そして、制御部28は、例えば、バッファ部32に記憶されている平均画像のデータを記憶媒体に記憶する。
ステップS200では、制御部28は、レリーズボタンの状態を検出する。ステップS210では、制御部28は、レリーズボタンがオン状態か否かを判定する。レリーズボタンがオン状態でない場合(ステップS210のNo)、制御部28の動作が終了し、撮影が終了する。一方、レリーズボタンがオン状態の場合(ステップS210のYes)、制御部28の動作は、ステップS140に移り、ステップS140以降の処理を繰り返す。
例えば、ステップS210の判定結果(Yes)後に実施されるステップS140では、読み出し方向は、再度反転される。これにより、ステップS150では、前回に実施した撮影の読み出し方向と逆の読み出し方向の撮影が実施される。すなわち、読み出し方向を互いに逆にした撮影(今回のステップS150の撮影と前回のステップS150の撮影)が連続して実施される。このように、フラッシュ撮影で連写撮影が実施されるとき、読み出し方向を互いに逆にした撮影が交互に実施される。
そして、ステップS160では、ステップS150で撮影した画像のデータが一時的に保存される。これにより、読み出し方向を互いに逆にした撮影(今回のステップS150の撮影と前回のステップS150の撮影)の2枚の画像のデータが、例えば、バッファ部32に一時的に記憶される。したがって、ステップS170では、例えば、画像処理部30は、2枚の画像のデータをバッファ部32から読み出し、読み出した2枚の画像のデータを平均する。
このように、この実施形態では、フラッシュを使用した連写撮影の場合、2回目以降の撮影が実施される度に、2枚の画像を合成して撮影画像を生成する。例えば、画像処理部30は、図3に示した読み出し方向V1の撮影および読み出し方向V2の撮影の順に連続して実施されたときの2つの画像を合成して撮影画像を生成し、読み出し方向V2の撮影および読み出し方向V1の撮影の順に連続して実施されたときの2つの画像を合成して撮影画像を生成する。すなわち、画像処理部30は、例えば、1枚目の画像と2枚目の画像とを合成して撮影画像(連写撮影の1枚目の画像)を生成し、2枚目の画像と3枚目の画像とを合成して撮影画像(連写撮影の2枚目の画像)を生成する。
以上、この実施形態においても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、フラッシュを使用した連写撮影の場合、2回目以降の撮影が実施される度に、2枚の画像を合成して撮影画像を生成する。これにより、この実施形態では、フラッシュを使用した連写撮影のフレームレートを高くできる。
なお、上述した実施形態では、撮像装置10がデジタルカメラに搭載される例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、撮像装置10は、カメラ付き携帯電話やデジタルビデオカメラ等の電子機器に搭載されてもよい。この場合にも、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述した実施形態では、フラッシュ撮影でないときにローリングシャッタ方式が用いられる例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、撮像装置10は、フラッシュ撮影のときに、全画素PXの露光開始タイミングを合わせた撮影(図3に示した動作の撮影)を実施するかローリングシャッタ方式の撮影を実施するかを選択してもよい。この場合にも、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明について詳細に説明してきたが、上記の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
撮像装置に利用できる。
10‥撮像装置;20‥撮影レンズ;22‥撮像素子;24‥アナログ処理部;26‥A/D変換部;28‥制御部;30‥画像処理部;32‥バッファ部;34‥メモリ;36‥記憶媒体インターフェース;38‥表示部;40‥操作部;42‥発光部;ARY‥画素アレイ;BUS‥バス;HSC‥水平走査回路;LSE‥行選択部;PX‥画素;VL‥垂直信号線

Claims (6)

  1. 画素信号を生成する複数の画素が2次元状に配置された撮像素子と、
    発光部を発光させて撮影する第1撮影では前記撮像素子の一方に配置された画素の前記画素信号を読み出し、他方に配置される画素に向かって前記画素信号を読み出し、前記第1撮影の次に前記発光部を発光させて撮影する第2撮影では前記撮像素子の前記他方に配置された画素から前記一方に配置された画素に向かって前記画素信号を読み出す制御部と、
    前記第1撮影および前記第2撮影によりそれぞれ生成された画像データを合成する画像処理部とを備える撮像装置。
  2. 前記制御部は、前記第2撮影の次に前記発光部を発光させて撮影する第3撮影では前記撮像素子の前記一方に配置された画素から前記他方に配置された画素に向かって前記画素信号を読み出す請求項1に記載の撮像装置。
  3. 画素信号を生成する複数の画素が2次元状に配置された撮像素子と、
    発光部を発光させて撮影する第1撮影では前記撮像素子の一方に配置された画素の前記画素信号を読み出し、他方に配置される画素に向かって前記画素信号を読み出し、前記第1撮影の次に前記発光部を発光させて撮影する第2撮影では前記撮像素子の前記他方に配置された画素から前記一方に配置された画素に向かって前記画素信号を読み出し、前記第2撮影の次に前記発光部を発光させて撮影する第3撮影では前記撮像素子の前記一方に配置された画素から前記他方に配置された画素に向かって前記画素信号を読み出す制御部と、
    前記第1撮影および前記第2撮影によりそれぞれ生成された画像データを合成し、前記第2撮影および前記第3撮影によりそれぞれ生成された画像データを合成する画像処理部とを備える撮像装置。
  4. 記制御部は、前記発光部を発光させて撮影ないとき、前記画素の露光を行毎に順次実施するローリングシャッタ方式で撮影するように、前記撮像素子を制御する請求項1から請求項3に記載の撮像装置。
  5. 記制御部は、前記発光部を発光させて撮影するとき、前記第1撮影および前記第2撮影の各撮影における前記画素の露光の開始が互いに同じになるように、前記画素の露光タイミングを制御する請求項1から請求項4に記載の撮像装置。
  6. 記画像処理部は、前記発光部を発光させて撮影するとき、合成される前記画像データを平均することにより合成する請求項1から請求項5に記載の撮像装置。
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