JP5918919B2 - 電磁誘導式のセンサー・パネル、および指示誤差を低減する方法 - Google Patents

電磁誘導式のセンサー・パネル、および指示誤差を低減する方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子ペンで操作する電磁誘導式座標検出装置の周辺部での指示精度を向上する技術に関する。
タブレット端末、スマートフォンおよびノートブック型パーソナル・コンピュータなどの携帯式電子機器には、入力装置としてデジタイザ・タブレット(以後、デジタイザという。)という座標検出装置を搭載したり、外部インターフェースに接続したりする場合がある。デジタイザは、位置指示器(電子ペン)を使って入力する。デジタイザの動作原理の1つに電磁誘導を利用するものがある。電磁誘導式のデジタイザは、センサー・パネルと電子ペンの間で伝搬する電磁波の磁束を利用して、センサー・パネルに形成されたコイル・アレイが電子ペンの位置を検出する。
デジタイザを使用すると電子ペンでセンサー・パネルに描いた手書きの文字や図形をシステムに認識させることができる。特許文献1は、入力ペンを利用した電磁誘導式の位置検出装置を開示する。位置検出装置は、共振回路を組み込んだ入力ペンに対して、座標上に配置した複数のセンサー・コイルから順番に電磁波の送信および受信を繰り返す。センサー・コイルは入力ペンがセンサー・コイルから受け取った電磁波エネルギーで発信する電磁波を受信してその強度や位相から入力ペンの位置や入力ペンの筆圧を検出する。
特許文献2は、検出可能領域の端部において高精度でかつ確実な信号受信ができるようにした電磁誘導式の位置検出装置を開示する。同文献には、センサー基板の下方にシールド板を配置し、シールド板に重ねて強磁性材料からなるシールド層を設けることが記載されている。特許文献3は、電磁誘導式の座標検出装置に、座標検出に用いないダミー・センス線を設けることにより有効エリアを拡大する方法を開示する。
同文献には、センス部のうち有効エリアの中央部から遠い部分においても中央部分と同様の磁束の通過条件を整えるために、ダミー・センス線として機能するメッシュ・アースを設けること、メッシュ・アースを構成するグランド線の間隔をセンス線の間隔に一致させることが望ましいことが記載されている。非特許文献1は、電磁誘導方式デジタイザについて開示する。
特開昭63−70326号公報 特開2006−309308号公報 特開平6−230881号公報
電磁誘導方式デジタイザ、[online]、ワコム、[平成25年9月25日検索]、インターネット、〈URL:http://tablet.wacom.co.jp/what/news-img/W8002basis.pdf〉
デジタイザのセンサー・パネルには、コイル辺が一定のコイル・ピッチになるように複数のループ状のセンサー・コイルを配列する。電子ペンがあるセンサー・コイルの中心に位置するときに当該センサー・コイルの信号強度が最大になる。座標の検出を行うときには、センサー・コイルの全体をスキャンして最も誘起電圧(信号強度)が高いセンサー・コイルとその両側のセンサー・コイルを3個抽出し、抽出したセンサー・コイルの誘起電圧を重みとする重心座標を計算する。このような座標の検出方法を3点補完方式という。
特許文献1の図1および特許文献2の図3に記載するように、同一形状のセンサー・コイルを配列すると、端部のコイル辺のピッチが内側のコイル辺のピッチに比べて広くなる。そして、電子ペンが最も端部に近いセンサー・コイルのコイル中心よりもさらに端部に近付くと、そこには、コイル中心を備えるセンサー・コイルが存在しない状態になる。このとき最も外側のセンサー・コイルの信号強度が最大で、その1つ内側のセンサー・コイルの信号強度が2番目になる。
この場合に座標を検出するときは、2個のセンサー・コイルの信号強度を重みとする重心を計算する。原理上、実際の電子ペンの位置よりも検出した座標は内側に寄るが、その誤差を解消するために信号強度に応じて一定の補正をしている。このような座標の検出方法を2点補完方式という。2点補完する領域では、電子ペンが外側に移動するほど信号強度が弱くなり、S/N比が低下するために電子ペンの位置と検出座標の差(以後、指示誤差という。)が増大する。
デジタイザが検出する電子ペンの位置をユーザはデジタイザに表示されたカーソルで知ることができるため、意図する座標に入力することは可能であるが、指示誤差により支障をきたすグラフィック・デザインのような特殊な作業にはこれまでは周辺領域を使用しないようにしていた。その結果、有効に活用できるデジタイザの操作面が有効な表示領域よりも狭くなっていた。またグラフィック・デザイン以外の作業でも指示誤差があると使いにくいという側面もあった。
そこで本発明の目的は、座標検出装置の周辺部における指示誤差を低減する方法を提供することにある。さらに本発明の目的は、座標検出装置の3点補完ができる領域を拡大する方法を提供することにある。さらに本発明の目的は、周辺部において挿入していたダミー・ワイヤを不要にする方法を提供することにある。さらに本発明の目的は、2点補完による座標検出の指示誤差を軽減する方法を提供することにある。さらに本発明の目的は、そのような方法を採用することが可能なセンサー・パネル、座標検出装置、電子機器および座標検出装置の製造方法を提供することにある。
センサー・パネルは、コイル・アレイの中央部に所定のコイル辺ピッチで配列した同一のコイル幅の第1のセンサー・コイル群と、コイル・アレイの周辺部に配列し第1のセンサー・コイル群よりコイル幅が狭い第2のセンサー・コイル群とを含む。この構成により、3点補完ができる領域が拡大し、さらにコイル幅の短縮により2点補完による指示誤差を抑制することができる。
第2のセンサー・コイル群のコイル辺ピッチは第1のセンサー・コイル群の所定のコイル辺ピッチとすることができる。この場合、位置指示器が放射する磁束の分布を中央部と周辺部で一致させることができ、かつ、ダミー・ワイヤを設ける必要がなくなる。第2のセンサー・コイル群を構成する各センサー・コイルのコイル幅は、内側から外側に向かって徐々に短くすることができる。
第1のセンサー・コイル群を構成するセンサー・コイルの中に他のセンサー・コイルの外側のコイル辺と内側のコイル辺を交互に配列し、第2のセンサー・コイル群を構成する最も外側のセンサー・コイルのコイル幅の中に他のセンサー・コイルの外側のコイル辺だけを配列することができる。各センサー・コイルの巻数をnとし、所定のコイル辺ピッチを1としたとき、第2のセンサー・コイル群の各センサー・コイルのコイル幅を内側から外側に向かって内側に隣接するセンサー・コイルのコイル幅よりnピッチずつ短縮することができる。
第1のセンサー・コイル群を構成するセンサー・コイルのコイル幅の中に入る他のセンサー・コイルのコイル辺の組の数をmとしたときに、コイル幅の短縮を開始するセンサー・コイルをコイル・アレイの外側からm/2番目のコイルとすることができる。第2のセンサー・コイル群を構成するセンサー・コイルのコイル・ピッチは、第1のセンサー・コイル群を構成するセンサー・コイルのコイル・ピッチよりもn/2ピッチだけ小さくすることができる。各センサー・コイルの巻数nが2以上のとき、各センサー・コイルのコイル辺の組のコイル辺ピッチを中央部の所定のコイル辺ピッチに等しくすることができる。本発明にかかるセンサー・パネルは、座標検出装置に適用したり、電子機器に適用したりすることができる。
本発明により、座標検出装置の周辺部における指示誤差を低減する方法を提供することができた。さらに本発明により、座標検出装置の3点補完ができる領域を拡大する方法を提供することができた。さらに本発明により周辺部において挿入していたダミー・ワイヤを不要にする方法を提供することができた。さらに本発明により、2点補完による座標検出の指示誤差を軽減する方法を提供することができた。さらに本発明により、そのような方法を採用することが可能なセンサー・パネル、座標検出装置、電子機器および座標検出装置の製造方法を提供することができた。
センサー・パネルを搭載する携帯式電子機器の一例としてのタブレット端末10の外形を示す図である。 ディスプレイ・システム11の構成を説明するための断面図である。 タブレット端末10の構成の一例を説明するための機能ブロック図である。 これまでのコイル・アレイ26の構成の一例を説明するための図である。 センサー・コイルの形状およびパラメータを説明するための図である。 これまでのコイル群221の配列を説明するための図である。 デジタイザ100の構成の概要を説明するための機能ブロック図である。 電子ペン31の構成の一例を説明するための図である。 図6に示したこれまでのコイル群221の断面を模式的に示した図である。 コントローラ81が3点補完方式および2点補完方式で座標を検出する様子を説明する図である。 周辺部でコイル幅を短縮して指示誤差を軽減することが可能な本実施の形態にかかるセンサー・パネルを説明するための図である。 本発明の適用ができるコイル・アレイの構造の一例を説明する図である。 本発明の適用ができるコイル・アレイの構造の一例を説明する図である。
[タブレット端末]
図1は、デジタイザを搭載する携帯式電子機器の一例としてのタブレット端末10の外形を示す平面図である。タブレット端末10は、センサー・パネル25(図2)を含むディスプレイ・アセンブリ11を搭載する。ディスプレイ・アセンブリ11の表示領域には、グラフィック領域12を定義している。グラフィック領域12は、センサー・パネル25に対する電子ペン31(図2)の指示誤差が少ない領域として、ディスプレイ・アセンブリ11の表示面の中で、四方の筐体の縁13に近い領域を除いた中央部に位置している。
図2は、ディスプレイ・アセンブリ11の構成を説明するための断面図である。なお、本明細書においては同一の要素には図面に同一の参照番号を付与して説明する。ディスプレイ・アセンブリ11は、上からタッチ・パネル21、LCD23、センサー・パネル25、およびシールド・パネル27が積層されている。ディスプレイ・アセンブリ11の表面はタッチ・パネル21およびセンサー・パネル25の操作面22を構成する。
ディスプレイ・アセンブリ11は、操作面22に対する指の接近を検出してタッチ・パネル21が座標データを生成し、センサー・パネル25が電子ペン31の接近を検出して座標データを生成し電子ペン31の押圧を検出して筆圧データを生成する。なお本発明は、電子機器に外部インターフェースで接続する分離型のデジタイザに適用することもできる。また、タッチ・パネル21は本発明に必須の要素ではない。
図3は、タブレット端末10の構成の一例を説明するための機能ブロック図である。タブレット端末10は、SOC(System on a chip)タイプの組込システム(Embedded System)50に、例示的にシステム・メモリ51、LCD23、タッチ・パネル21、デジタイザ100、WAPN(Wireless Personal Area Network)モジュール53、WWAN(Wireless Wide Area Network)モジュール55、WLAN(Wireless Local Area Network)モジュール57、およびSSD59が接続されている。デジタイザ100は、センサー・パネル25を含む。
組込システム50は、CPUコア、GPU、メモリ・コントローラ、I/Oコントローラ、およびファームウェアROMなどで構成されている。SSD59は、CPUコアが実行するアプリケーション・プログラム、オペレーティング・システム、デバイス・ドライバなどのソフトウェアを格納する。タブレット端末10のハードウェアおよびソフトウェアの構成は周知である。
[センサー・パネルのコイル・アレイ]
図4は、センサー・パネル25に形成されたこれまでのコイル・アレイ26を説明するための図である。図5は、図4に示したコイル群221を構成する2個のセンサー・コイル251、253の形状およびパラメータを説明する図である。図6は、コイル群221におけるセンサー・コイルの配列方法を説明する図である。図4に示すようにコイル・アレイ26は電子ペン31との間での電磁波干渉を利用して座標を検出するX軸方向のコイル群221とY軸方向のコイル群223で構成している。コイル・アレイ26には、X軸方向とY軸方向に中央部を占める中央領域201、203、および中央領域201、203の両端を占める周辺領域205〜211を定義しているがその意義は後に詳述する。
コイル群221、223は、ループ状の複数のセンサー・コイルで構成している。これまでのコイル群221、223では、図5に示すループ状のセンサー・コイル251、253をX軸方向とY軸方向に規則的に配列する。コイル・アレイ26は印刷回路基板(PCB)の表面にコイル群221を裏面にコイル群223をパターン形成したり、コイル群221とコイル群223を別々のPCBにパターン形成した後に積層したりして構成する。
各センサー・コイルの巻数nは特に限定する必要はないが、以下においては巻数nを2として説明する。図5に示すように、コイル群221の一部を構成する隣接する2個のセンサー・コイル251、253は矩形状に形成して、長手方向にコイル軸251a、253aを定義している。センサー・コイル253はセンサー・コイル251にX軸方向に隣接するように配列する。センサー・コイルの方向については以後、コイル・アレイ26の外延に近い方を外側といい、中央に近い方を内側ということにする。
センサー・コイル251のコイル軸251aに平行な部分をコイル辺251b〜251eという。コイル群221を構成する各センサー・コイルのコイル辺はX軸に垂直に配列し、コイル群223を構成する各センサー・コイルのコイル辺はY軸に垂直に配列する。コイル軸251aを挟んで一方を構成する2個のコイル辺251b、251cの組および他方を構成する2個のコイル辺251d、251eの組を、以後それぞれコイル辺の組ということにする。コイル軸251aがコイル・アレイ26のX軸方向の中心よりも左側に位置するとき、コイル辺の組251b、251cは外側に位置し、コイル辺の組251d、251eは内側に位置する。コイル軸251aが中心よりも右側に位置するとき、コイル辺の組251d、251eは外側に位置し、コイル辺の組251b、251cは内側に位置する。
各コイル辺の組を構成するコイル辺251bと251cの間隔、およびコイル辺251dと251eの間隔はともに同一にしておりこれをコイル辺ピッチPiということにする。コイル辺ピッチPiという呼び方は、隣接する他のセンサー・コイルのコイル辺との間隔にも適用する。コイル辺ピッチPiは、中央領域201においてコイル辺の組または異なるコイル辺が形成するコイル辺ピッチに相当し、コイル・アレイ26全体における最小のコイル辺ピッチに相当する。各センサー・コイルとそれに隣接するセンサー・コイルの間隔をコイル・ピッチPcといい、コイル辺の組の中でコイル軸251aに近い2本のコイル辺251c、251eの間隔をコイル幅Wiということにする。
コイル・ピッチPcおよびコイル幅Wiはともにコイル辺ピッチPiのピッチ数で特定する。コイル群221の各センサー・コイルとコイル群223の各センサー・コイルはコイル軸方向の長さは異なるが、巻数n、コイル幅Wiおよびコイル辺の組のコイル辺ピッチPiはすべて同じにしている。以下では、コイル辺ピッチPiを1としてコイル群221について説明するが、コイル群223については同様にして理解することができる。
図6においてコイル群221は、コイル幅Wiが21ピッチで巻数nが2のセンサー・コイルを4ピッチのコイル・ピッチPcで配列している。コイル群221は、順番に配列した#1から#sまでのs本のセンサー・コイルを含んでいる。センサー・コイル#1の外側(左側)のコイル辺の組における外側のコイル辺と、センサー・コイル#sの外側(右側)のコイル辺の組における外側のコイル辺は、コイル・アレイ26の外延を形成する。
コイル幅Wiは、センサー・コイルを順番に配列したときに、あるセンサー・コイルのコイル辺の組の間に他のセンサー・コイルの一方のコイル辺の組が入るように設定している。図6ではたとえばセンサー・コイル#6のコイル辺の組の間に、#1の内側のコイル辺の組、#7の外側のコイル辺の組、#2の内側のコイル辺の組というように他のセンサー・コイル#1〜#5、#7〜#11の内側のコイル辺の組と外側のコイル辺の組が交互に10個だけ挿入されている。結果としてセンサー・コイル#6の外側(左側)のコイル辺の組より内側では、コイル辺が1ピッチで配列される。
しかし、センサー・コイル#6の外側のコイル辺の組よりも外側では、内側のコイル辺の組が入るセンサー・コイルが存在しないため、コイル辺の組が3ピッチ間隔で配列される。結果として、コイル辺は、1ピッチと3ピッチで交互に配列される。同様に、センサー・コイル#(s−5)の外側(右側)のコイル辺の組よりも、内側ではコイル辺が1ピッチずつ配列されるが、外側ではコイル辺が1ピッチと3ピッチで交互に配列される。
電子ペン31が放射した電磁波の磁束はPCBに形成されたコイル辺の密度の影響を受ける。したがって、コイル・アレイ26の全体に渡ってコイル辺ピッチを均一にして透過する磁束の分布が電子ペン31の場所によって変化しないようにすることが望ましい。また、センサー・コイルに流れる電流が生成した磁界によって、シールド・パネル27に発生した渦電流は、センサー・コイルの信号強度に影響を与える。これらの影響を軽減するためにこれまではコイル・アレイ26の外延の近くでコイル辺ピッチが3になる区間に点線で示した2本のダミー・ワイヤ261、263を1ピッチ間隔で設けている。
図4、図6に示すように、コイル・アレイ26には、X軸方向に中央領域201と周辺領域205、207を定義し、Y軸方向に中央領域203と周辺領域209、211を定義する。本実施の形態では後に説明するように、デジタイザ100が座標を検出する方法として精度の高い3点補完方式と精度の低い2点補完方式を採用する。中央領域201、203は、コイル・アレイ26を平面的にみたときに各コイル辺がコイル辺ピッチPiで均等に配列され、かつ3点補完が可能な領域に相当する。
中央領域201と中央領域203で囲まれた領域は、高い指示精度が要求されるグラフィック・デザインのような作業に使用が可能であり、本実施の形態では図1のグラフィック領域12に一致させている。なお本発明の適用においては、グラフィック領域12と、中央領域201と中央領域203で囲まれた領域を必ずしも一致させる必要はない。中央領域201、203は、コイル辺が最小のコイル辺ピッチPiで均等に配列しているためダミー・ワイヤを設ける必要はない。
周辺領域205〜211はコイル辺が均等のピッチで配列されておらず、かつ最小のコイル辺ピッチPiよりも広い部分があるため、ダミー・ワイヤ261、263を設ける必要がある領域である。中央領域201に電子ペン31を位置付けたときは3点補完が可能である。周辺領域205、207においては、電子ペン31を中央領域201に近い位置に位置付けたときは3点補完ができるが、それよりもコイル・アレイ26の外延に近いに位置付けたときは3点補完ができないため2点補完をすることになる。
[デジタイザ]
図7は電磁誘導式のデジタイザ100の構成の概要を説明するための機能ブロック図である。図8は、電子ペン31の構成の一例を説明するための図である。図8(A)は、電子ペン31の概要を示す図で、図8(B)は共振回路37の回路図である。電子ペン31は先端にセンサー・パネル25の座標を指示するペン先33が形成されている。電子ペン31は内部に、圧力伝達機構35、および共振回路37を収納する。
共振回路37は、コイルL、コンデンサC1、可変コンデンサC2で構成された並列共振回路である。センサー・パネル25の各センサー・コイルが放射した電磁波をコイルLが受信したときに共振回路37に流れた共振電流がエネルギー源となってコイルLから電磁波を放射する。また、操作面22を指示した状態で電子ペン31が押圧されると、ペン先33は内部に沈んで圧力伝達機構35に圧力を伝える。
ペン先33の圧力は、ペンで紙に描くときの筆圧感をユーザに与える。圧力伝達機構35は、可変コンデンサC2の静電容量を圧力に応じて変化させる。可変コンデンサC2の静電容量が変化すると共振周波数が変化し、よって、コイルLが放射する電磁波の周波数も変化する。共振回路37は、可変コンデンサC2に代えて圧力に応じてリアクタンスが変化する可変リアクトルを設けることもできる。電子ペン31が放射した磁束は、電子ペン31の近傍に位置するセンサー・コイルに誘起電圧(信号強度)を誘起する。デジタイザ100は、センサー・コイルの座標と信号強度からX軸方向とY軸方向における電子ペン31の座標を検出する。
電子ペン31の操作には、アップ操作、ダウン操作、および筆圧操作がある。アップ操作は電子ペン31をセンサー・パネル25が入力を検出できない位置に位置付ける操作で、ダウン操作は検出できる位置に位置付ける操作で、筆圧操作は電子ペン31のペン先33をタッチ・パネル21の操作面22に押し付ける操作をいう。筆圧操作が行われると、可変コンデンサC2の静電容量が変化するため、共振周波数もわずかにドリフトする。
デジタイザ100は、送信モードで送信した電磁波の周波数と受信モードで受信した電磁波の周波数との差を検出することで、可変コンデンサC2の静電量の変化量、すなわちペン先33に加えられた圧力を検出する。選択回路71は、コントローラ81から受け取った選択信号に基づいて、コイル群221、223のセンサー・コイルを1個ずつ順番に選択し、切換回路75を通じて送信回路77または受信回路79を経由するループ回路を形成する。
切換回路75は、選択信号により所定のセンサー・コイルが選択されている間に、コントローラ81から受け取った切換信号でループ回路を送信回路77と受信回路79に対して所定の時間間隔で交互に複数回切り換える。切換信号が送信回路77を選択する時間の動作を送信モード(送信期間)といい、受信回路79を選択する時間の動作を受信モード(受信期間)という。
コントローラ81は、1つのセンサー・コイルを選択する間に、複数の送信期間と受信期間を形成するように切換信号を生成する。選択されたセンサー・コイルに対して送信回路77は送信期間の間に高周波の励振電流を供給する。励振電流が流れたセンサー・コイルは電磁波を放射する。ダウン操作または筆圧操作が行われた電子ペン31のコイルLは、電磁波に共振して共振回路37に共振電流が流れる。
共振回路37に流れる共振電流が電子ペン31のコイルLから放射する磁束を、送信期間につづく受信期間の間に同一のセンサー・コイルが受信する。受信回路79は受信期間の間に検出したセンサー・コイルの誘起電圧をディジタル・データに変換してコントローラ81に送る。センサー・コイルの誘起電圧は電子ペン31がコイル軸に近付くほど大きくなるため、コントローラ81は電子ペン31が所定の座標に位置付けられている間に順番に選択した各センサー・コイルの誘起電圧を検出することで、電子ペン31に近い位置に存在する複数のセンサー・コイルを特定して座標データを生成する。このとき、コントローラ81は、後に説明する3点補完方式および2点補完方式を採用する。
コントローラ81は、切換信号および選択信号を生成し、かつ、センサー・コイルの誘起電圧から座標データを生成する。筆圧操作で電子ペン31が操作面22に押し付けられたときは、電子ペン89の可変コンデンサの静電容量が変化して共振回路に流れる共振電流の周波数が変化する。コントローラ81は、送信期間に送信した励振電流の周波数と受信期間に検出した誘起電圧の周波数の差を計算して筆圧データを生成する。コントローラ81は座標データおよび筆圧データを組込システム50に送出する。
[3点補完方式と2点補完方式]
図9は、図6に示したこれまでのコイル群221の断面を模式的に示した図である。センサー・コイル#sの近辺に配列するセンサー・コイル、およびコイル群223においてコイル・アレイ26の外延の近辺に配列するセンサー・コイルについても同様に理解することができる。図10は、図9に示した電子ペン31がセンサー・コイル#4のコイル軸#c4から外側に移動したときに、コントローラ81が3点補完および2点補完で座標を検出する様子を説明する図である。コントローラ81は、コイル群221を構成するセンサー・コイルの中から、最も信号強度の大きいセンサー・コイルとその両側にあるセンサー・コイルを抽出する。
あるセンサー・コイルの信号強度は、コイル軸に電子ペン31が位置付けられたときに最大になり、その両隣に同じピッチで配列されたセンサー・コイルの信号強度がその次になる。信号強度が上位3個のセンサー・コイルの信号強度と座標の組を(g1,x1)、(g2,x2)、(g3,x3)としたときに、電子ペン31のx方向の座標は式(1)のとおりである。
x=(g1*x1+g2*x2+g3*x3)/(g1+g2+g3) (1)
式(1)では信号強度を重みとして保有する複数の座標の重心を計算している。式(1)を用いて電子ペン30の座標を計算することを3点補完という。図10(A)は、電子ペン31をコイル軸#c4の位置aに位置付けた状態を示しており、センサー・コイル#4の信号強度が最大で、センサー・コイル#3、#5の信号強度がともに同じ値で2番目である。図10(B)は電子ペン31をコイル軸#c3と#c2の間でかつ#c3寄りの位置bに位置付けた状態を示しており、センサー・コイル#3の信号強度が最大で、センサー・コイル#2が2番目で、センサー・コイル#4が3番目となる。図10(A)、(B)では、信号強度が最大のセンサー・コイルの両側に2番目と3番目の信号強度のセンサー・コイルが存在するために、コントローラ81は3点補完をして座標を検出することができる。
図10(C)は、電子ペン31をコイル軸#c2と#c1の中間の位置cに位置付けた状態を示している。位置cは3点補完が可能な理論的な境界に相当する。コントローラ81は、電子ペン31が位置cよりも外側に位置付けられたときは2点補完をし、内側に位置付けられたときは3点補完をする。なおコイル・アレイ26の右端においても、電子ペン31がセンサー・コイル#sに近付くに従って同様の位置で、3点補完から2点補完に移行する。
図10(C)の状態では2個のセンサー・コイルの信号強度がともに同じ値で最大となり、信号強度が最大の1個のセンサー・コイルの両側にそれぞれ続く信号強度の大きさのセンサー・コイルが存在しない。コントローラ81は信号強度が山状になる隣接する3個のセンサー・コイルを検出しないときに3点補完から2点補完に切り換えて、上位2個のセンサー・コイルの重心を式(1)で計算しさらにセンサー・コイル#1、#2の信号強度の絶対値で座標を補正する。
図10(D)は、は電子ペン31をコイル軸#c1の位置dに位置付けた状態を示しており、センサー・コイル#1の信号強度が最大で、内側のセンサー・コイル#2が2番目である。図10(E)、(F)は、電子ペン31がさらに外側の位置e、位置fに移動するに従って、センサー・コイル#1とセンサー・コイル#2の信号強度が徐々に弱くなっていることを示している。
コントローラ81は、図10(C)〜(F)の状態で2点補完をする際には、重心の座標をセンサー・コイル#1、#2の信号強度で補正する必要があるが、信号強度が弱くなるにしたがってS/N比が低下するため3点補完より精度が低くなる。この結果から、図9のように周辺領域205について、コイル軸#c1と#c2の中間の位置cからコイル・アレイ26の外延を形成するセンサー・コイル#1の外側のコイル辺の組までの間に2点補完領域213を定義し、2点補完領域213に続いて内側に3点補完領域215を定義することができる。
これまでの説明から、ダミー・ワイヤ261、263の挿入位置、2点補完領域213、3点補完領域215、周辺領域205および中央領域201の関係を整理すると、中央領域201はダミー・ワイヤ261、263が存在せず、かつ、3点補完できる領域に相当する。周辺領域205は、ダミー・ワイヤ261、263を設ける領域で、内側に存在する3点補完領域215の一部と外側に存在する2点補完領域213で構成される。指示誤差は、中央領域201が最も小さく、それに続いて周辺領域205に含まれる3点補完領域215が小さく、2点補完領域213が最も大きい。なお、本明細書においては、3点補完は3個以上のセンサー・コイルの信号を検出する場合の例示であり、4個以上のセンサー・コイルを利用する場合も含む。
[周辺部でコイル辺ピッチを均等にする方法]
図11は、周辺部でコイル幅Wiを短縮して指示誤差を軽減することが可能な本実施の形態にかかるコイル・アレイを説明するための図である。図11は図9に対応しており、コイル群222は中央領域202では図9のコイル群221と同様に、巻数nが2、コイル幅Wiが21ピッチ、コイル辺ピッチPiが1ピッチ、コイル・ピッチPcが4ピッチである。コイル群222は、センサー・コイル#5〜#1のコイル幅Wiを外側に向かって順番に2ピッチの短縮幅ΔWiずつ狭くしている。センサー・コイル#5〜#1については、コイル番号#rのセンサー・コイルのコイル幅Wi#(r)を、式(2)で計算する。
Wi#(r)=Wi#(r+1)−ΔWi (2)
センサー・コイル#1〜#5は、内側のコイル辺の組が他のセンサー・コイルのコイル辺の組との間で形成するコイル辺ピッチが変わらないように配列するため、外側のコイル辺の組の位置は徐々に内側にシフトする。センサー・コイル#5〜#1のコイル幅Wiは、Wi#(5)=Wi#(6)−2=19、Wi#(4)=17、Wi#(3)=15、Wi#(2)=13、Wi#(1)=11となり、センサー・コイル#6より外側のセンサー・コイルのコイル・ピッチPcは3になる。
コイル群222を平面的にみると、センサー・コイル#1のコイル幅の中に、センサー・コイル#2〜#6のそれぞれの外側のコイル辺の組が挿入され、センサー・コイル#6〜#1のそれぞれの外側のコイル辺の組はコイル辺ピッチが1になるように配列される。コイル群222では、図9のコイル群221とは異なって周辺部に周辺領域205に相当する領域は存在せず2点補完領域214だけが存在する。このコイル構造にはさまざまな効果がある。まず、2点補完領域214ではコイル辺が最小のコイル辺ピッチで均等に配列されるため、従来のコイル群221のようにダミー・ワイヤ261、263を設ける必要がなくなる。また、電子ペン31が放射する磁束の中央領域202と2点補完領域214における透過条件がダミー・ワイヤを配置するよりも均一になるため指示誤差が低下する。
図9のコイル群221では、2点補完領域213の幅が13.5ピッチであるが、図11のコイル群222では2点補完領域214の幅が8ピッチで5.5ピッチ減っている。3点補完ができる中央領域202は、同じく3点補完ができる中央領域201よりもコイル・アレイの両側で5.5ピッチずつ拡大することができるため、図1のグラフィック領域12の面積を拡大することができる。また、コイル軸#c6より外側ではコイル・ピッチPcが3になっているためコイル群221よりも3点補完および2点補完のいずれについても指示誤差を軽減することができる。
[一般的なコイル・アレイの構造]
図11では、特定の構造のコイル・アレイを例示してコイル辺ピッチを均等にする方法を説明したが、本発明では巻数n、コイル幅Wi、コイル・ピッチPc、および短縮幅ΔWiのパラメータをさまざまな値にすることができる。図12、図13は、本発明の適用ができるコイル・アレイの構造の一例を説明する図である。前提として、すべてのセンサー・コイルの巻数nは同じとし、コイル辺ピッチPiは2点補完領域214および中央領域202の全体に渡って均一であるとする。また、nが2以上のときは、コイル辺の組が形成するコイル辺ピッチPiをコイル・アレイ全体のコイル辺ピッチとする。
ただし、外側のコイル辺の組が、図9の周辺領域205に入るセンサー・コイルのコイル幅Wiを中央領域201に入るセンサー・コイルのコイル幅よりも狭くしてダミー・ワイヤの数を減らしたり、3点補完のできる領域を拡大したりするコイル構造も、コイル・アレイもコイル群222と同等の効果を奏する限り本発明の範囲に含むものとする。最初に巻数nを所定の設計条件で決定した後に、コイル・ピッチPcをPc=2×nピッチとして設定する。
コイル・ピッチPcを2nピッチよりも大きくすると、中央領域でコイル辺ピッチが均一にならなかったり、1ピッチより大きくなったりするので好ましくない。つぎに、中央領域202において、1個のセンサー・コイルのコイル幅Wiの中に入るコイル辺の組の数をmとしたときにコイル幅Wiとコイル辺の組の数mの関係を式(3)で計算する。
Wi=m×n+1 (3)
このときの様子を、図13(G)を参照して説明する。コイル・アレイを平面的にみたときに、センサー・コイル317の両側のコイル辺の組の間には17ピッチのコイル幅Wiの中に、それぞれ2個のコイル辺で構成されたコイル辺の組の数mが8個入っている。つぎに式(3)を満たすコイル幅Wiの中で、平面的にみたときにコイル辺同士が重ならないコイル幅Wiを選択する。図12、図13の(A)〜(H)は、このようにして選択した、巻数n、コイル幅Wi、挿入するコイル辺の組の数mのパターンの一部を示している。
式(3)で計算したコイル幅Wiは、コイル・アレイの中央部に配列するコイル幅を短縮しないセンサー・コイルに適用する。コイル・アレイの外延に近い位置に#1から#qまで順番に配列するセンサー・コイルについては、短縮幅をΔWiとしたときに式(2)でコイル幅を計算する。ここにΔWiはnピッチとする。
短縮を開始するセンサー・コイル#qの番号qは、m/2として求める。コイル幅を短縮したセンサー・コイル#qより外側のセンサー・コイルのコイル・ピッチは、コイル幅を短縮しない内側のセンサー・コイルのコイル・ピッチよりΔWi/2だけ小さくなる。図12(A)〜(C)は、巻数nが1の場合を示している。この場合m/2で計算した短縮を開始するセンサー・コイル301〜305より外側に配列したセンサー・コイルのコイル幅Wiを、式(2)で計算して1つ前のセンサー・コイルのコイル幅Wiより1ピッチずつ短縮する。
図12(D)〜図13(G)は、巻数nが2の場合を示している。この場合、短縮を開始するセンサー・コイル307〜313より外側に配列したセンサー・コイルを1つ前のセンサー・コイルのコイル幅Wiより2ピッチずつ短縮する。図13(H)は、巻数nが3の場合を示している。この場合、短縮を開始するセンサー・コイル315より外側に配列したセンサー・コイルを1つ前のセンサー・コイルのコイル幅Wiより3ピッチずつ短縮する。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
10 タブレット端末
11 ディスプレイ・アセンブリ
12 グラフィック領域
22 操作面
25 センサー・パネル
26 コイル・アレイ
27 シールド・パネル
31 電子ペン
37 共振回路
50 組込システム
201、203 中央領域
202 中央領域(3点補完領域)
205〜211 周辺領域
213、214 2点補完領域
215 3点補完領域
221、222 X軸方向のコイル群
223 Y軸方向のコイル群
251、253 センサー・コイル
251a、251b コイル軸
251b、251d、251e、251f コイル辺
261、263 ダミー・パターン
301〜311 コイル幅の短縮開始コイル
Wi コイル幅
Pi コイル辺ピッチ
Pc コイル・ピッチ
ΔWi コイルの短縮幅

Claims (7)

  1. 電磁誘導を利用して位置指示器の座標を出力する座標検出装置に搭載が可能で、複数のループ状のセンサー・コイルからなるコイル・アレイが形成されたセンサー・パネルであって、
    前記コイル・アレイの中央部に所定のコイル辺ピッチを形成するように配列した同一のコイル幅の複数のセンサー・コイルを含む第1のセンサー・コイル群と、
    前記コイル・アレイの周辺部に配列した複数のセンサー・コイルを含む第2のセンサー・コイル群とを有し、
    前記センサー・コイルの巻数をnとし前記所定のコイル辺ピッチを1としたときに、前記第2のセンサー・コイル群の各センサー・コイルのコイル幅を前記コイル・アレイの内側から外側に向かって内側に隣接するセンサー・コイルのコイル幅よりnピッチずつ短縮したセンサー・パネル。
  2. 前記第2のセンサー・コイル群が形成する各センサー・コイルは、内側のコイル辺および外側のコイル辺と他のセンサー・コイルのコイル辺との間で形成するコイル辺ピッチが前記所定のコイル辺ピッチに等しい請求項1に記載のセンサー・パネル。
  3. 前記第1のセンサー・コイル群を構成するセンサー・コイルの中に入る他のセンサー・コイルのコイル辺の組の数をmとしたときに、前記コイル・アレイの外側からm/2番目のセンサー・コイルからコイル幅を短縮した請求項1に記載のセンサー・パネル。
  4. 前記第2のセンサー・コイル群を構成するセンサー・コイルのコイル・ピッチが、前記第1のセンサー・コイル群を構成するセンサー・コイルのコイル・ピッチよりもn/2ピッチだけ小さい請求項1に記載のセンサー・パネル。
  5. 各センサー・コイルの巻数nを2以上としたときに、各センサー・コイルのコイル辺の組のコイル辺ピッチが前記所定のコイル辺ピッチに等しい請求項1から請求項4のいずれかに記載のセンサー・パネル。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載されたセンサー・パネルを含む座標検出装置。
  7. 請求項6に記載した座標検出装置を搭載する電子機器。
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