JP5917209B2 - ディジタル保護継電装置 - Google Patents

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本発明は、電力系統を保護する保護リレー機能と遠隔から保護リレーの情報を取得するための外部インタフェースとを有するディジタル保護継電装置に関するものである。
従来のディジタル保護継電装置は、外部に設置される遠隔装置とディジタル保護継電装置とのインタフェースの役割を果たす外部インタフェースと、リレー機能を司る保護CPU部とを有して構成されている。このように構成されたディジタル保護継電装置では、保護CPU部において例えば保護演算を行うことができない状態等の異常が発生した際、保護CPU部内の第1のCPUが、外部インタフェース部内のメモリに保護CPU部で発生した異常に関する情報(異常履歴)を格納し、遠隔装置からの情報伝送要求を受信した外部インタフェース部内の第2のCPUが、前述したメモリに記録された異常履歴を遠隔装置へ伝送する。その結果、遠隔装置の表示画面にはディジタル保護継電装置の異常内容が表示される(例えば下記特許文献1)。
特許第4546877号公報(段落0040、図4)
しかしながら、上記特許文献1に示される従来のディジタル保護継電装置は、保護CPU部の異常が発生した際、第1のCPUが外部インタフェース部内のメモリに異常履歴を格納しようとするが、当該メモリは常時第2のCPUに使用されているため、第1のCPUと第2のCPUとの間でアクセス競合が発生し、異常履歴の書込みができない、或いはアクセス競合しないときにおける書き込み時間に比べて長い時間を要する可能性がある。従って、異常履歴が外部インタフェース部内のメモリに正しく記録されない可能性が高く、遠隔装置には信憑性が低い異常履歴が伝送されることとなる。遠隔装置では異常履歴の妥当性を判断することができないため、このような異常履歴の内容に従ってディジタル保護継電装置の復旧作業が行われた場合、復旧ができない、或いは復旧作業をやり直すなどにより、復旧作業が長引く可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、保護CPU部で異常が発生した際に遠隔装置へ伝送される異常履歴の信憑性を高めることができるディジタル保護継電装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のディジタル保護継電装置は、保護リレー機能を司る第1のCPUを有する保護CPU部と、外部に設置される遠隔装置と前記保護CPU部とのインタフェース機能を司る第2のCPUを有する外部インタフェース部と、を備えたディジタル保護継電装置であって、前記保護CPU部は、前記保護CPU部の異常履歴を格納する第1のRAMと、前記第3のRAMに格納された異常履歴の妥当性を判定する妥当性判定情報を生成する妥当性判定情報生成部を有し、前記外部インタフェース部は、前記第2のCPUの作業領域として使用される第2のRAMと、前記第1のCPUにより前記異常履歴が格納される第3のRAMと、を有し、前記第2のCPUは、前記第3のRAMに格納された異常履歴を前記遠隔装置に送信し、前記保護CPU部は、前記第3のRAMに格納された異常履歴の妥当性を判定する妥当性判定情報を生成する妥当性判定情報生成部を有し、前記第3のRAMには、前記妥当性判定情報生成部で生成された妥当性判定情報を前記異常履歴に付与した異常履歴データが格納されることを特徴とする。
この発明によれば、第1のCPUと第2のCPUとの間でアクセス競合が発生しないメモリに異常履歴を格納するようにしたので、保護CPU部で異常が発生した際に遠隔装置へ伝送される異常履歴の信憑性を高めることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかるディジタル保護継電装置の構成図である。 図2は、図1に示されるディジタル保護継電装置による動作の一部を説明するための図である。 図3は、本発明の実施の形態2にかかるディジタル保護継電装置の構成図である。 図4は、異常履歴に妥当性判定情報が付与されたデータ構成の一例を示す図である。 図5は、第1のCPUおよび妥当性判定情報生成部による異常履歴格納動作の第1の例を説明するためのフローチャートである。 図6は、第1のCPUおよび妥当性判定情報生成部による異常履歴格納動作の第2の例を説明するためのフローチャートである。 図7は、本発明の実施の形態3にかかるディジタル保護継電装置の構成図である。 図8は、本発明の実施の形態4にかかるディジタル保護継電装置の構成図である。 図9は、本発明の実施の形態5にかかるディジタル保護継電装置の構成図である。
以下に、本発明にかかるディジタル保護継電装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかるディジタル保護継電装置の構成図であり、図2は、図1に示されるディジタル保護継電装置による動作の一部を説明するための図である。
図1に示されるディジタル保護継電装置70は、主たる構成として、保護CPU部10、外部インタフェース部20、AI検出回路30、DI検出回路40、およびDO出力回路50を有して構成されている。
外部インタフェース部20は、外部に設置される遠隔装置2とディジタル保護継電装置70とのインタフェースの役割を果たすものであり、遠隔装置2からの情報伝送要求により、ディジタル保護継電装置70内の情報を遠隔装置2に伝送する機能を有する。遠隔装置2は、例えば、変電所内や制御所等に設置されるマンマシンインタフェースである。
AI検出回路30は、計器用変圧器や変流器(図示せず)からの電力系統のアナログ量(電流、電圧情報)をディジタル量に変換する。DI検出回路40は、外部の機器状態のディジタル入力信号や外部条件等のディジタル入力信号を取り込み、ディジタルデータに変換するものである。なお、外部の機器状態のディジタル入力信号とは、例えば、外部機器(遮断器、断路器など)のON/OFF状態などを示す信号である。また、外部条件のディジタル入力信号とは、例えば、リレーのトリップ出力など一定の条件が成立しているかどうかを示す信号である。
DO出力回路50は、保護CPU部10からの指令により、外部機器(遮断器、断路器など)に対して保護演算機能の判定結果(接点開閉指令信号など)を出力する。内部バス60は、外部インタフェース部20や保護CPU部10、AI検出回路30、DI検出回路40、DO出力回路50間を接続するものである。遠隔装置2は、例えば、変電所内や遠隔地(制御所等)に設置されるマンマシンインタフェース装置などである。
遠隔装置2は、通信ネットワーク1を介してディジタル保護継電装置70と接続され、ディジタル保護継電装置70の整定値を遠隔設定し、或いは、ディジタル保護継電装置70の異常原因を遠隔で判断するためディジタル保護継電装置70の状態や異常履歴を取り込む。
保護CPU部10は、第1のCPU11、第1のRAM12、ROM13、および保護CPU異常出力回路14を有して構成されている。
第1のCPU11は、ディジタル保護継電装置70の主たる機能である保護演算機能を司るメインCPUである。第1のCPU11は、リレー動作判定および動作指令出力処理を行うと共に、ディジタル保護継電装置70の異常監視を実施し、ディジタル保護継電装置70の動作履歴や異常履歴を第1のRAM12に格納させる。第1のRAM12は、保護CPU部10のメインRAMとして機能し、第1のRAM12には、例えば上述した各種動作履歴や異常履歴が格納される。ROM13は、第1のCPU11のメインROMとして機能し、ROM13には、例えば第1のCPU11のプログラムや整定情報が格納されている。保護CPU異常出力回路14は、保護CPU部10の異常が発生したとき、NMI(NonMaskable Interrupt)等を用いて、第1のCPU11へ異常を通知すると共に、異常通知信号伝送線61を介して外部インタフェース部20へ異常を通知する。なお、保護CPU部10の異常は、例えば、第1のCPU11自体の不良(固定プログラムの演算チェック不良)やROM13の永久不良などである。
外部インタフェース部20は、第2のCPU21、第2のRAM22、対遠隔装置インタフェース部23、外部I/F機能切替制御部24、第3のRAM25、および保護CPU異常受信回路26を有して構成されている。第2のCPU21は、第1のCPU11の保護演算機能とは別の補助的機能を司るサブCPUであり、例えば、第3のRAM25に格納されている異常履歴を遠隔装置2へ送信する。第2のRAM22は、外部インタフェース部20のメインRAMとして機能する。保護CPU異常受信回路26は、異常通知信号伝送線61を介して、保護CPU異常出力回路14からの異常通知を受信する。対遠隔装置インタフェース部23は、遠隔装置2と外部インタフェース部20とのインタフェースの役割を果たすものである。
第3のRAM25は、第2のRAM22に対する第1のCPU11と第2のCPU21とのアクセス競合を防ぐために設けられており、第3のRAM25には、第1のCPU11によって異常履歴が格納される。すなわち、第3のRAM25は、第2のCPU21に常時使用されるRAMではないため、第1のCPU11と第2のCPU21との間でアクセス競合が発生することなく保護CPU部10の異常履歴を外部インタフェース部20(第3のRAM25)へ格納することが可能となる。
次に、外部I/F機能切替制御部24の機能を説明する。保護CPU部10で異常が発生していないとき、第2のCPU21は、遠隔装置2からの情報伝送要求に基づいて、内部バス60を通じて第1のCPU11との間で通信を行い、ディジタル保護継電装置70に関する情報(例えば保護機能の判定結果、電力系統の電流、電圧情報など)を、対遠隔装置インタフェース部23を介して遠隔装置2へ伝送する。このように保護CPU部10で異常が発生していないとき、第2のCPU21は、第1のCPU11との間で通信を行う機能(外部I/F機能)を有しており、遠隔装置2の表示画面には図2の左側に示されるような情報が表示される。
保護CPU部10で異常が発生した場合、第1のCPU11と第2のCPU21との間で情報の伝送が実施できない可能性が高い。そこで、遠隔装置2からの情報伝送要求を受信した外部I/F機能切替制御部24は、保護CPU異常受信回路26で異常通知が受信されているとき、例えば、外部I/F機能から第2のCPU21単独で遠隔装置2との通信を行う機能(スタンドアロンモード)へ切り替えさせるように第2のCPU21を制御する。図2の右側には、外部インタフェース部20がスタンドアロンモードのときに遠隔装置2の表示画面に表示される情報の一例が記されている。
なお、外部I/F機能切替制御部24は、ハードウェアで構成してもよいし、第2のCPU21で実行されるプログラムとして構成することも可能でありプログラムで構成した場合でも上述同様の効果が得られる。
以下、動作を説明する。保護CPU部10で異常が発生したとき、保護CPU異常出力回路14によってこの異常を検出され、第1のCPU11に異常が通知される。第1のCPU11に異常が通知されたとき、保護CPU部10で発生した異常履歴が第1のCPU11によって第1のRAM12に格納されると共に、内部バス60を介して第3のRAM25にも格納される。このとき、第2のCPU21と第1のCPU11との間では上述したアクセス競合が発生していないため、異常履歴は第3のRAM25に正しく格納される。
第3のRAM25に異常履歴が書き込まれた後、または異常発生から一定時間経過後に、保護CPU異常出力回路14から保護CPU異常受信回路26に異常通知信号が伝送される。保護CPU異常受信回路26でこの異常通知信号を検出されたとき、外部I/F機能切替制御部24にはその旨が通知される。そして、外部I/F機能切替制御部24でこの通知を受信されたとき、第2のCPU21には保護CPU部10で異常が発生している旨が通知され、外部I/F機能切替制御部24によってスタンドアロンモードへ切り替えられる。スタンドアロンモードにおいて、第2のCPU21は、遠隔装置2からの情報伝送要求を受信したとき、第3のRAM25に格納された異常履歴を遠隔装置2へ伝送する。
一方、保護CPU部10で異常が発生していない場合、遠隔装置2からの情報伝送要求を受信した第2のCPU21では、外部I/F機能によって第1のCPU11との間で情報の伝送が行われ、必要な情報(保護機能の判定結果、電力系統の電流、電圧情報など)が遠隔装置2へ伝送される。
以上に説明したように、実施の形態1にかかるディジタル保護継電装置70は、保護リレー機能を司る第1のCPU11を有する保護CPU部10と、外部に設置される遠隔装置2と保護CPU部10とのインタフェース機能を司る第2のCPU21を有する外部インタフェース部20とを備え、保護CPU部10は、保護CPU部10の異常履歴を格納する第1のRAM12を有し、外部インタフェース部20は、第2のCPU21の作業領域として使用される第2のRAM22と、異常履歴を格納する第3のRAM25と、を有し、第2のCPU21は、第3のRAM25に格納された異常履歴を遠隔装置2に送信するようにしたので、第1のCPU11と第2のCPU21との間でアクセス競合が発生しない第3のRAM25に異常履歴が格納される。そのため、保護CPU部10に異常が発生した場合でもその異常履歴が正確に第3のRAM25へ格納され、遠隔装置2では第3のRAM25に格納された異常履歴を取得することが可能である。従って、遠隔装置2には従来技術に比べて信憑性が高い異常履歴を伝送される。その結果、ディジタル保護継電装置70の復旧作業をより早めることが可能となる。
また、実施の形態1にかかるディジタル保護継電装置70の外部インタフェース部20は、保護CPU部10の異常を検知したとき、第2のCPU21が第1のCPU11との間で通信を行う状態(外部I/F機能)から、第2のCPU21が第1のCPU11との間の通信を停止する状態(スタンドアロンモード)へ切り替えるように第2のCPU21を制御する切替制御部(外部I/F機能切替制御部24)を有するようにしたので、異常となっている保護CPU部10の影響を受けることなく第3のRAM25に格納された異常履歴を遠隔装置2へ伝送することが可能である。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2にかかるディジタル保護継電装置71の構成図である。以下、実施の形態1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。実施の形態1にかかるディジタル保護継電装置70との相違点は、保護CPU部10aに妥当性判定情報生成部15が設けられ、外部インタフェース部20aに異常履歴妥当性判定部27が設けられることによって、第3のRAM25に格納された異常履歴の妥当性を判定できるように構成されている点である。
妥当性判定情報生成部15は、第1のRAM12および第3のRAM25に格納された異常履歴の妥当性が判定できるように妥当性判定情報を生成し、例えば、第1のCPU11が第1のRAM12及び第3のRAM25へ格納する異常履歴に、この妥当性判定情報を付与する。
図4は、異常履歴に妥当性判定情報が付与されたデータ構成の一例を示す図である。図4の左側には、第1のCPU11によって第3のRAM25に格納される異常履歴データの一例が示されている。この異常履歴データは、妥当性判定情報生成部15で生成された妥当性判定情報を格納する領域(異常履歴妥当性判定領域)と、異常履歴の種別および発生時刻を格納する異常履歴種別領域とから成る。具体的には、異常履歴データの異常履歴格納領域には、第1のCPU11によって異常履歴種別毎の異常発生時のタイムスタンプが付与される。ヘッダ部(異常履歴妥当性判定領域)には、妥当性判定情報生成部15によって異常履歴格納開始時のタイムスタンプや異常履歴種別毎のランニングNoなどが妥当性判定情報として付与される。また、フッタ部(異常履歴妥当性判定領域)には、妥当性判定情報生成部15によって異常履歴格納終了時のタイムスタンプや異常履歴種別毎のランニングNoなどが妥当性判定情報として付与される。
図4の右側には、異常履歴妥当性判定領域(ヘッダ部、フッタ部)に格納される情報の一例が示されている。ヘッダ部には、第1のCPU11が異常履歴格納開始時におけるタイムスタンプと、その異常履歴の種別毎のランニングNoとが格納される。フッタ部には、異常履歴格納領域に格納される異常履歴の種別毎のランニングNoと、第1のCPU11が異常履歴格納終了時におけるタイムスタンプとが格納される。
タイムスタンプは、マイクロ秒単位の時刻情報とすることによって異常履歴の妥当性の判定をより厳密に行うことが可能となる。また、タイムスタンプとしては、年月日時分秒のようなカレンダ情報を用いるのが一般的であるが、特定時点(固定)からの経過時間で表現してもよい。
異常履歴格納領域には、発生した異常の重大性により、その重大性を表す異常履歴種別毎に格納される。例えば、異常履歴種別1は保護演算を継続して行うことができないような重大な異常であり、異常履歴種別2は保護CPU部10aの異常発生後も保護演算を継続できる瞬発的な異常であり、異常履歴種別3は保護CPU部10aにおいて異常が引き起こされる可能性のあるイベント(系統から入力された電気量の値が異常な値を示すなど)が検出された場合である。
図5は、第1のCPU11および妥当性判定情報生成部15による異常履歴格納動作の第1の例を説明するためのフローチャートである。第1のCPU11による異常履歴格納開始時に、異常履歴妥当性判定領域のヘッダ部にはその時刻のタイムスタンプが格納され(ステップS1)、当該ヘッダ部には例えば最も優先順位の高い異常履歴種別1のランニングNoが格納される(ステップS2)。異常履歴種別1領域には異常履歴種別1に対応した異常履歴(種別1)が格納され(ステップS3)、異常履歴妥当性判定領域のフッタ部には異常履歴種別1のランニングNo、すなわちヘッダ部に格納されたランニングNoと同一の番号が格納される(ステップS4)。以下同様に、異常履歴種別2、3が優先順位の高い順に格納され(ステップS5〜ステップS10)、第1のCPU11による異常履歴格納終了時に、異常履歴妥当性判定領域のフッタ部にはその時刻のタイムスタンプが格納される(ステップS11)。
なお、異常履歴格納開始時にヘッダ部に記録されたタイムスタンプと異常履歴格納終了時にフッタ部に記録されたタイムスタンプとの差は、格納する異常履歴の量にもよるが、数百マイクロ秒〜数ミリ秒の差が想定される。また、異常履歴種別毎の異常履歴格納領域には異常発生時のタイムスタンプが格納されているため、この時刻が正しく格納された場合には、異常履歴種別毎の異常履歴格納領域のタイムスタンプ<格納処理開始時のヘッダ部のタイムスタンプ<格納処理終了時のフッタ部のタイムスタンプ(右項ほど時刻が進む)、という関係が成り立つはずである。また、異常履歴が正しく格納された場合には、ヘッダ部およびフッタ部のランニングNoが一致するはずである。
そこで、遠隔装置2からの異常履歴伝送要求を受信した第2のCPU21が第3のRAM25に格納されている異常履歴を遠隔装置2に伝送する際、異常履歴妥当性判定部27は、第3のRAM25に格納されている異常履歴(例えば図4の左側に示されるデータ)を読み出し、例えばヘッダ部のランニングNoとフッタ部のランニングNoとが一致するか否かを確認する。さらに、異常履歴妥当性判定部27は、ヘッダ部のタイムスタンプとフッタ部のタイムスタンプと異常履歴格納領域のタイムスタンプとが時系列的に正しい値であるか否かを確認する。この妥当性判定結果は、異常履歴に付与され、妥当性判定結果が付与された異常履歴は、遠隔装置2に送信される。
このように、妥当性を判定においてランニングNoだけでなくタイムスタンプを用いることにより、例えば格納処理開始時に付与されたタイムスタンプの時刻と格納処理終了時に付与されたタイムスタンプの時刻との差分が所定のしきい値(後述するタイムスタンプの差)より長い場合、第3のRAM25に格納された異常履歴データの信憑性は比較的低い、と判断することができる。
図6は、第1のCPU11および妥当性判定情報生成部15による異常履歴格納動作の第2の例を説明するためのフローチャートである。図6には、妥当性判定の精度を高めるために、妥当性判定情報生成部15における判定情報生成動作の一部を改良した例が示されている。図5に示されるフローチャートでは、例えばステップS10において異常履歴妥当性判定領域のフッタ部に種別3のランニングNoが格納された後に、このフッタ部に異常履歴格納終了時のタイムスタンプが格納されるのに対して、図6に示されるフローチャートでは、異常履歴種別毎のランニングNoが格納される毎にフッタ部のタイムスタンプが格納される点が相違する。
例えばステップS21〜S23において異常履歴種別1の異常履歴に関する処理が終了したとき、この処理が終了した時点のタイムスタンプがフッタ部に格納される(ステップS24)。同様に、ステップS25〜S27において異常履歴種別2の異常履歴に関する処理が終了したとき、この処理が終了した時点のタイムスタンプがフッタ部に格納される(ステップS28)。このように、妥当性判定情報生成部15は、異常履歴種別毎の処理が完了した時にフッタ部のタイムスタンプを更新するように構成してもよい。なお、ステップS20〜S23、ステップS25〜S27、ステップS29〜S32の動作は、図5に示されるステップS1〜4、ステップS5〜7、ステップS8〜S11の動作と同一のため、その説明を割愛する。
異常履歴妥当性判定部27は、第3のRAM25に格納されている異常履歴を読み出し、例えば、格納処理開始時のヘッダ部のタイムスタンプ、異常履歴格納領域のタイムスタンプ、格納処理終了時のフッタ部のタイムスタンプ、および異常履歴種別毎の処理終了時点のタイムスタンプが、時系列的に正しい値であるか否かを確認することで妥当性を判定する。
このように、異常履歴種別毎の処理終了時点のタイムスタンプを格納することによって、例えばステップS22で格納された異常履歴のタイムスタンプの時刻とステップS24で格納されたタイムスタンプの時刻との差分は所定のしきい値より短いが、ステップS26で格納された異常履歴のタイムスタンプの時刻とステップS28で格納されたタイムスタンプの時刻との差分は所定のしきい値より長い場合、前者の異常履歴の信憑性は高いが、後者の異常履歴の信憑性は低い、と判断することができる。このように、図6に示される動作によれば異常履歴種別単位で異常履歴の妥当性を判定することが可能となる。
なお、異常履歴妥当性判定部27の判定機能は遠隔装置2に実装してもよい。異常履歴の妥当性判定の為のしきい値(タイムスタンプの差)は、ディジタル保護継電装置71の保護演算機能の構成によって異なる可能性があるため、異常履歴妥当性判定部27の判定機能を遠隔装置2側に実装した場合、その調整が容易となる等の効果が得られる。
以上に説明したように、実施の形態2にかかるディジタル保護継電装置71の保護CPU部10aは、第3のRAM25に格納された異常履歴の妥当性を判定する妥当性判定情報を生成する妥当性判定情報生成部15を有し、第3のRAM25には、妥当性判定情報生成部15で生成された妥当性判定情報を異常履歴に付与した異常履歴データが格納されるようにしたので、第3のRAM25に格納された異常履歴データ内の妥当性判定情報を用いて異常履歴の信憑性の高低を判断させることが可能である。
また、実施の形態2にかかるディジタル保護継電装置71の外部インタフェース部20aは、第3のRAM25に格納された異常履歴データに含まれる妥当性判定情報を用いて異常履歴の妥当性を判定すると共に、遠隔装置2へ伝送される異常履歴にこの判定結果を付加する異常履歴妥当性判定部27を有するようにしたので、第3のRAM25に格納された異常履歴の妥当性を自動的に判定することができる。従って、第3のRAM25に異常履歴が正しく格納されなかった場合でも遠隔装置2側では信憑性の低い異常履歴であることを確認することができる。その結果、信憑性の低い異常履歴に起因した不適切な復旧作業の実施が防止される。換言すれば、ディジタル保護継電装置71の復旧作業の迅速化を図ることが可能となる。
また、遠隔装置2では、第3のRAM25に格納された異常履歴データに含まれる妥当性判定情報を用いて異常履歴の妥当性が判定されるようにしたので、外部インタフェース部20aに異常履歴妥当性判定部27を設けた場合と同様の効果と得ることができると共に、妥当性判定の為のしきい値がディジタル保護継電装置71の保護演算機能の構成によって異なる場合でも、その調整が容易化される。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3にかかるディジタル保護継電装置72の構成図である。以下、実施の形態2と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。実施の形態2にかかるディジタル保護継電装置71との相違点は、外部インタフェース部20bに外部I/F異常出力回路28が設けられ、保護CPU部10bに外部I/F異常受信回路16と第4のRAM17とが設けられている点である。
外部I/F異常出力回路28は、外部インタフェース部20bで異常が発生したとき、第2のCPU21へ異常を通知すると共に、異常通知信号伝送線62を介して外部I/F異常受信回路16へ異常を通知する。外部I/F異常受信回路16は、外部I/F異常出力回路28からの異常通知を受信したとき、第1のCPU11へその旨を通知する。第4のRAM17を追加することによって、外部インタフェース部20bの異常により、保護CPU部10bの主機能である保護演算機能が影響を与えることなく、外部インタフェース部20bの異常履歴を第4のRAM17へ格納することができる。
以下、動作を説明する。外部インタフェース部20bで異常が発生したとき、外部I/F異常出力回路28によってこの異常を検出され、第2のCPU21に異常が通知される。第2のCPU21に異常が通知されたとき、外部インタフェース部20bで発生した異常履歴が第2のCPU21によって第3のRAM25に格納され、さらに内部バス60を介して第4のRAM17にも格納される。
このとき、第4のRAM17は第1のCPU11が常時使用しているメモリではないため、第2のCPU21と第1のCPU11との間におけるアクセス競合は発生せず、保護CPU部10bの保護演算機能に影響を与えることなく異常履歴を第4のRAM17に格納することが可能である。
第4のRAM17に異常履歴が書き込まれた後、または異常発生から一定時間経過後に、外部I/F異常出力回路28から外部I/F異常受信回路16に異常通知信号が伝送される。外部I/F異常受信回路16でこの異常通知信号を検出されたとき、第1のCPU11にはその旨が通知される。この通知を検知した第1のCPU11は、例えばディジタル保護継電装置72が操作されたとき、ディジタル保護継電装置72に設置された所定の表示器(図示せず)などに当該異常履歴を表示するための処理を行う。
なお、実施の形態3にかかるディジタル保護継電装置72は以下のように構成してもよい。実施の形態2の妥当性判定情報生成部15と同様の妥当性判定情報生成機能を外部インタフェース部20bに設け、実施の形態2の異常履歴妥当性判定部27と同様の異常履歴妥当性判定機能を保護CPU部10bに設け、第2のCPU21が外部インタフェース部20bの異常履歴を第4のRAM17へ書き込む際、外部インタフェース部20bの妥当性判定情報生成機能がこの異常履歴に異常履歴妥当性判定領域を付加することによって、第4のRAM17には実施の形態2と同様の異常履歴データが格納される。そして、保護CPU部10bの異常履歴妥当性判定機能によって、第4のRAM17に格納された異常履歴データに含まれる異常履歴の妥当性を判定し、この判定結果を所定の表示器に表示させることも可能である。
以上に説明したように、実施の形態3にかかるディジタル保護継電装置72の保護CPU部10bは、外部インタフェース部20bの異常履歴を格納する第4のRAM17を有し、第1のCPU11は、外部インタフェース部20bの異常を検知したとき、第4のRAM17に格納された異常履歴を所定の表示器に表示させるようにしたので、外部インタフェース部20bで異常が発生した場合でも、この異常履歴を所定の表示器に表示することが可能である。また、従来技術では、外部インタフェース部20bに異常が発生した場合、外部インタフェース部20b内のメモリ(本実施の形態の第2のRAM22に相当)が第2のCPU21等により不要に占有される可能性があり、保護CPU部10b側の異常は回復しているにも関わらず外部インタフェース部20bの異常の影響を受けて保護CPU部10bの保護演算機能が動作できなくなる可能性があった。本発明の実施の形態3にかかるディジタル保護継電装置72では、保護CPU部10bの保護演算機能に影響を与えることなく外部インタフェース部20bの異常履歴を第4のRAM17に格納することができるため、保護演算機能の独立性が確保され、ディジタル保護継電装置72の信頼性および稼働率の向上を図ることが可能である。
また、実施の形態3にかかるディジタル保護継電装置72の外部インタフェース部20bは、第4のRAM17に格納された異常履歴の妥当性を判定する妥当性判定情報を生成する妥当性判定情報生成機能を有し、第4のRAM17には、妥当性判定情報生成機能で生成された妥当性判定情報を異常履歴に付与した異常履歴データが格納され、保護CPU部10bは、第4のRAM17に格納された異常履歴データに含まれる妥当性判定情報を用いて異常履歴の妥当性を判定する異常履歴妥当性判定機能を有するようにしたので、外部インタフェース部20bの異常履歴に関しても実施の形態2と同様に妥当性を判定して、この判定結果を例えばディジタル保護継電装置72の所定の表示器に表示させることも可能である。
実施の形態4.
図8は、本発明の実施の形態4にかかるディジタル保護継電装置73の構成図である。以下、実施の形態3と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。実施の形態3にかかるディジタル保護継電装置72との相違点は、保護CPU部10cにCPU停止部18が設けられている点である。保護CPU部10cで異常が発生したとき、この異常の状況(例えば、断続的に異常が繰り返し発生するような状況)によっては第1のCPU11が暴走し、第3のRAM25に異常履歴が誤書込みされる場合や、第3のRAM25に書き込まれた異常履歴が消失される可能性がある。このような第3のRAM25への異常履歴の誤書き込み等を防止するため、実施の形態4のディジタル保護継電装置73は、第3のRAM25への異常履歴の書込み完了後に、第1のCPU11を停止させるCPU停止部18を有している。
以下、動作を説明する。保護CPU10cの異常発生時の動作において、第1のCPU11による第3のRAM25への異常履歴の書込み動作、および異常通知信号の出力動作は、実施の形態3と同様である。この動作の完了後に、保護CPU異常出力回路14からの異常通知を検知したCPU停止部18は、異常内容が予め定めた異常種別(例えば異常履歴種別1)の場合、第1のCPU11を停止させる(第1のCPU11をアイドル状態にさせる)。保護CPU異常受信回路26で保護CPU部10cの異常が検出された後の動作は実施の形態3と同様であり、以下説明を割愛する。
なお、外部インタフェース部20cにCPU停止部18と同様のCPU停止機能を設け、第2のCPU21による第4のRAM17への異常履歴の書込み完了後に、CPU停止機能によって第2のCPU21を停止させるように構成してもよい。このように構成すれば、第2のCPU21で断続的な異常が発生する場合でも、第4のRAM17への異常履歴の誤書き込み等を防止することが可能である。
以上に説明したように、実施の形態4にかかるディジタル保護継電装置73の保護CPU部10cは、保護CPU部10cが第3のRAM25に異常履歴を格納した後、第1のCPU11を停止させるCPU停止部18を有するようにしたので、保護CPU部10cで断続的な異常が発生している場合でも、第3のRAM25に格納された異常履歴が誤書込み等されることが防止され、誤った異常履歴により不適切な復旧作業の実施が防止される。
また、実施の形態4にかかるディジタル保護継電装置73の外部インタフェース部20cは、第2のCPU21が第4のRAM17に異常履歴を格納した後、第2のCPU21を停止させるCPU停止部(図示せず)を有するようにしたので、第2のCPU21で断続的な異常が発生している場合でも、第4のRAM17に格納された異常履歴が誤書込み等されることが防止され、ディジタル保護継電装置73の所定の表示器に誤った異常履歴が表示されることを防止可能である。
実施の形態5.
図9は、本発明の実施の形態5にかかるディジタル保護継電装置74の構成図である。以下、実施の形態4と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。実施の形態4にかかるディジタル保護継電装置73との相違点は、保護CPU部10dにおいて第4のRAM17の代わりに第1の不揮発メモリ19が用いられ、外部インタフェース部20dにおいて第3のRAM25の代わりに第2の不揮発メモリ29が用いられている点である。実施の形態5の動作は、実施の形態4の動作と同様であり、その説明を割愛する。
不揮発メモリに置き換わったことにより、例えば、ディジタル保護継電装置74の復旧作業のための電源活殺操作で電源が消失した場合でも異常履歴の保存が可能となる。何らかの要因により遠隔装置2で異常履歴が取得できなかった場合でも、第1の不揮発メモリ19および第2の不揮発メモリ29に保存された異常履歴を吸い上げることで、復旧作業の妥当性を評価することができる、という効果を得ることができる。
なお、実施の形態1〜5では、本発明の用途としてディジタル保護継電装置の場合を例に説明したが、ディジタル監視制御装置にも利用可能である。また、実施の形態1〜5に示したディジタル保護継電装置70〜74は、本発明の内容の一例を示すものであり、更なる別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能であることは無論である。
以上のように、本発明は、ディジタル保護継電装置に適用可能であり、特に、保護CPU部で異常が発生した際に遠隔へ伝送される異常情報の信憑性を高めることができる発明として有用である。
1 通信ネットワーク
2 遠隔装置
10、10a、10b、10c、10d 保護CPU部
11 第1のCPU
12 第1のRAM
13 ROM
14 保護CPU異常出力回路
15 妥当性判定情報生成部
16 外部I/F異常受信回路
17 第4のRAM
18 CPU停止部
19 第1の不揮発メモリ
20、20a、20b、20c、20d 外部インタフェース部
21 第2のCPU
22 第2のRAM
23 対遠隔装置インタフェース部
24 外部I/F機能切替制御部(切替制御部)
25 第3のRAM
26 保護CPU異常受信回路
27 異常履歴妥当性判定部
28 外部I/F異常出力回路
29 第2の不揮発メモリ
30 AI検出回路
40 DI検出回路
50 DO出力回路
60 内部バス
61、62 異常通知信号伝送線
70、71、72、73、74 ディジタル保護継電装置

Claims (11)

  1. 保護リレー機能を司る第1のCPUを有する保護CPU部と、外部に設置される遠隔装置と前記保護CPU部とのインタフェース機能を司る第2のCPUを有する外部インタフェース部と、を備えたディジタル保護継電装置であって、
    前記保護CPU部は、前記保護CPU部の異常履歴を格納する第1のRAMを有し、
    前記外部インタフェース部は、前記第2のCPUの作業領域として使用される第2のRAMと、前記第1のCPUにより前記異常履歴が格納される第3のRAMと、を有し、
    前記第2のCPUは、前記第3のRAMに格納された異常履歴を前記遠隔装置に送信し、
    前記保護CPU部は、前記第3のRAMに格納された異常履歴の妥当性を判定する妥当性判定情報を生成する妥当性判定情報生成部を有し、
    前記第3のRAMには、前記妥当性判定情報生成部で生成された妥当性判定情報を前記異常履歴に付与した異常履歴データが格納されることを特徴とするディジタル保護継電装置。
  2. 前記外部インタフェース部は、前記保護CPU部の異常を検知したとき、前記第2のCPUが前記第1のCPUとの間で通信を行う状態から、前記第2のCPUが前記第1のCPUとの間の通信を停止する状態へ切り替えるように前記第2のCPUを制御する切替制御部を有することを特徴とする請求項1に記載のディジタル保護継電装置。
  3. 前記外部インタフェース部は、前記第3のRAMに格納された異常履歴データに含まれる前記妥当性判定情報を用いて前記異常履歴の妥当性を判定すると共に、前記遠隔装置へ伝送される異常履歴にこの判定結果を付加する異常履歴妥当性判定部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のディジタル保護継電装置。
  4. 前記遠隔装置では、前記第3のRAMに格納された異常履歴データに含まれる前記妥当性判定情報を用いて前記異常履歴の妥当性が判定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のディジタル保護継電装置。
  5. 前記保護CPU部は、前記外部インタフェース部の異常履歴を格納する第4のRAMを有し、
    前記外部インタフェース部は、前記第2のCPUが前記第4のRAMに前記異常履歴を格納した後、前記第2のCPUを停止させるCPU停止部を有することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1つに記載のディジタル保護継電装置。
  6. 前記保護CPU部は、前記外部インタフェース部の異常履歴を格納する第4のRAMを有し、
    前記保護CPU部では、不揮発性メモリが前記第4のRAMの代わりに用いられていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1つに記載のディジタル保護継電装置。
  7. 保護リレー機能を司る第1のCPUを有する保護CPU部と、外部に設置される遠隔装置と前記保護CPU部とのインタフェース機能を司る第2のCPUを有する外部インタフェース部と、を備えたディジタル保護継電装置であって、
    前記保護CPU部は、前記保護CPU部の異常履歴を格納する第1のRAMと、前記外部インタフェース部の異常履歴を格納する第4のRAMと、を有し、
    前記外部インタフェース部は、前記第4のRAMに格納された異常履歴の妥当性を判定する妥当性判定情報を生成する妥当性判定情報生成機能と、前記第2のCPUの作業領域として使用される第2のRAMと、前記第1のCPUにより前記異常履歴が格納される第3のRAMと、を有し、
    前記第2のCPUは、前記第3のRAMに格納された異常履歴を前記遠隔装置に送信し、
    前記第1のCPUは、前記外部インタフェース部の異常を検知したとき、前記第4のRAMに格納された異常履歴を所定の表示器に表示させ
    前記第4のRAMには、前記妥当性判定情報生成機能で生成された妥当性判定情報を前記異常履歴に付与した異常履歴データが格納され、
    前記保護CPU部は、前記第4のRAMに格納された異常履歴データに含まれる妥当性判定情報を用いて前記異常履歴の妥当性を判定する異常履歴妥当性判定機能を有することを特徴とするディジタル保護継電装置。
  8. 前記保護CPU部は、前記保護CPU部が前記第3のRAMに前記異常履歴を格納した後、前記第1のCPUを停止させるCPU停止部を有することを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1つに記載のディジタル保護継電装置。
  9. 記外部インタフェース部は、前記第2のCPUが前記第4のRAMに前記異常履歴を格納した後、前記第2のCPUを停止させるCPU停止部を有することを特徴とする請求項に記載のディジタル保護継電装置。
  10. 前記外部インタフェース部では、不揮発性メモリが前記第3のRAMの代わりに用いられていることを特徴とする請求項1から請求項9の何れか1つに記載のディジタル保護継電装置。
  11. 記保護CPU部では、不揮発性メモリが前記第4のRAMの代わりに用いられていることを特徴とする請求項に記載のディジタル保護継電装置。
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