JP5916574B2 - 車両用ダストカバー組付体およびその製造方法 - Google Patents

車両用ダストカバー組付体およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両のサスペンション機構を構成するショックアブソーバに対して装着されるダストカバー組付体およびダストカバー組付体の製造方法に関するものである。
従来から、自動車などの車両のサスペンション機構を構成するショックアブソーバには、ピストンロッドの摺動部に雨水や砂塵等の異物が侵入するのを防ぐ目的で、ピストンロッドの周りを取り囲むダストカバーが装着されている。また、サスペンション機構への過大な外部入力に際してショックアブソーバの過度な収縮による損傷や衝撃を防ぐために、弾性体で形成されたバウンドストッパがピストンロッドに外挿されている。
ところで、これらダストカバーとバウンドストッパの両者をショックアブソーバに組み付ける構造として、特開2001−3973号公報(特許文献1)に開示されているようにダストカバーとバウンドストッパの一体成形品を採用することも考えられる。しかし、ダストカバーとバウンドストッパは、要求特性が異なることから、一体成形品を採用するとそれぞれに適した材料を選択することができないという問題がある。
そこで、互いに別体形成されたダストカバーとバウンドストッパを採用することが多い。そして、別体形成されたダストカバーとバウンドストッパは、例えば特開2002−130359号公報(特許文献2)に記載されているように、ショックアブソーバのピストンロッドを車両ボデーに取り付けるためのアッパーサポートに対して組み付けられる。具体的には、車両ボデーへ固定されるアッパーサポートのアウタ金具をカップ状のプレス成形品として、このアウタ金具の周壁内面にバウンドストッパを嵌め入れて保持させる一方、ダストカバーをブロー成形すると同時にアウタ金具の周壁外面に外嵌固定させることによって組み付けられている。
ところが、このような従来の組付構造では、ダストカバーにおけるアウタ金具への外嵌固定部分が外部に露出されていることから、車両走行時の跳石等によって損傷してダストカバーが脱落するおそれがあった。また、アウタ金具において円筒形状の外周面を採用し難い場合には、ダストカバーを外嵌固定すること自体ができなくなるという問題もあった。
特開2001−3973号公報 特開2002−130359号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、別体形成されたダストカバーとバウンドストッパをアッパーサポートに対して容易に組み付けることが出来ると共に組付状態が安定して維持され得る、新規な構造の車両用ダストカバー組付体および車両用ダストカバー組付体の新規な製造方法を提供することにある。
本発明の第1の態様は、ショックアブソーバを車両ボデーに取り付けるアッパーサポートに対して、バウンドストッパおよびダストカバーが該ショックアブソーバの軸方向で位置決め支持されて組み付けられた車両用ダストカバー組付体において、前記バウンドストッパの外周面に係合段差が設けられており、該バウンドストッパの上端部分に外嵌された前記ダストカバーの上端部分が該係合段差にも重ね合わされている一方、前記アッパーサポートにおいて前記車両ボデーに固定されるアウタ金具には該バウンドストッパの上端部分が嵌め入れられて組み付けられる嵌合凹所が形成されており、該嵌合凹所の内面に突設された係合突部が該ダストカバーを挟んで該係合段差に係合されることによって該アウタ金具に対して該バウンドストッパおよび該ダストカバーが抜止保持されていると共に、該係合段差の内周端部分において該ダストカバーが重ね合わされずに該ダストカバー内で軸方向下方に向かって露呈された軸方向の押込操作面が設けられていることを、特徴とする。
本態様に従う構造の車両用ダストカバー組付体によれば、ダストカバーがバウンドストッパに外嵌されてバウンドストッパと共にアウタ金具の嵌合凹所に嵌め入れられる。そして、バウンドストッパの係合段差とアウタ金具の係合突部との係合部間にダストカバーが挟まれることにより、ダストカバーがバウンドストッパと共にアウタ金具に対して抜止保持されることとなる。
それ故、ダストカバーのアウタ金具への組付部分が嵌合凹所内に位置せしめられて、アウタ金具の外周面への露出が回避されることから、車両走行時の跳石等による損傷が防止される。しかも、アウタ金具の外周面形状の如何に拘わらず、ダストカバーをアウタ金具に組み付けることが可能になり、アウタ金具の設計自由度が大幅に向上される。
また、ダストカバーが外周面に重ね合わされたバウンドストッパには、係合段差の内周端部に押込操作面が形成されており、バウンドストッパを嵌合凹所へ嵌め込むための外力を押込操作面に及ぼすことができる。これにより、ダストカバーが外嵌されたバウンドストッパを、ダストカバーに邪魔されることなく、容易に嵌合凹所に嵌め込んでアウタ金具に組み付けることが可能になる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に係る車両用ダストカバー組付体であって、前記アウタ金具の前記係合突部において、その頂部より上側の面が、前記バウンドストッパの前記係合段差に対して前記ダストカバーを挟んで重ね合わされる係合面とされている一方、該頂部より下側の面が、下方に向かって次第に広がるテーパ状の案内面とされているものである。
本態様に従う構造とされた車両用ダストカバー組付体では、バウンドストッパの押込操作面に外力を及ぼして、アウタ金具の嵌合凹所へバウンドストッパを嵌め込む際に、アウタ金具に形成された案内面で、バウンドストッパの外周面が案内されることにより、バウンドストッパを一層容易に組み付けることができる。
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様に係る車両用ダストカバー組付体であって、前記アウタ金具の嵌合凹所には、前記係合突部より上方の内周面において上方に向かって次第に狭まるテーパ状の当接面が設けられている一方、前記バウンドストッパには、前記係合段差より上方の外周面において上方に向かって次第に狭まるテーパ状の重ね合わせ面が設けられており、該バウンドストッパの該重ね合わせ面が、前記ダストカバーの上端部分で覆われていると共に、該ダストカバーを挟んで該アウタ金具の該当接面に対して重ね合わされているものである。
本態様に従う構造とされた車両用ダストカバー組付体では、バウンドストッパの係合段差と重ね合わせ面が、何れもダストカバーを挟んで、アウタ金具の係合突部と当接面に対して軸方向に重ね合わされる。これにより、バウンドストッパおよびダストカバーが、アウタ金具の嵌合凹所への組付状態下で、アウタ金具に対して一層確実に軸方向両側で位置決めされて保持され得る。
本発明の第4の態様は、第1〜3の何れかの態様に係る車両用ダストカバー組付体であって、前記バウンドストッパの前記係合段差と前記アウタ金具の前記係合突部との何れもが周方向の全周に亘って形成されているものである。
前記第1〜3の何れかの態様に係る車両用ダストカバー組付体では、係合段差や係合突部が、周上で部分的に所定長さをもって適数個設けられていても良いが、本態様に従って、それら係合段差および係合突部を全周に亘って形成することで、アウタ金具におけるバウンドストッパおよびダストカバーの組付保持力をより効果的に得ることが可能になる。
また、本発明に係る車両用ダストカバー組付体では、各部材の材質が特に限定されるものでないが、ダストカバーがアウタ金具に嵌め込まれて組み付けられることから、特許文献2に記載のようにアウタ金具の外周にダストカバーの嵌着面を設ける必要がなく、アウタ金具の外周形状の設計自由度が大きくされる。それ故、本発明は、例えばアルミニウム合金のダイカスト成形品からなるアウタ金具を備えた車両用ダストカバー組付体に対して有利に適用され得、異形の外周面形状がアウタ金具に対して容易に設定可能となる。
更にまた、ダストカバーをバウンドストッパと別体形成することができるから、例えば発泡ゴム弾性体や発泡ウレタンなどの弾性材からなるバウンドストッパと組み合わせて、エラストマー製のダストカバーを採用することが可能になり、それによって、ダストカバーの軽量化や耐久性向上等が一層有利に実現可能となる。
また、本発明に係る車両用ダストカバー組付体では、前記バウンドストッパの上端部分の外周面に突出して厚肉突部が形成されており、該厚肉突部の下面によって前記係合段差が構成されていると共に、該係合段差を形成する該厚肉突部が該バウンドストッパの周上で不連続に形成されている態様が好適に採用され得る。
さらに、本発明は、ショックアブソーバのピストンロッドに外挿装着されるバウンドストッパの上端部分を、ピストンロッドを覆うダストカバーの上端部分と共に、車両ボデーに固定されるアッパーサポートのアウタ金具に設けられた嵌合凹所に嵌め入れることにより該ショックアブソーバの軸方向で位置決め支持させて組み付けるに際して、前記バウンドストッパとして外周面に係合段差が設けられたものを採用すると共に、前記アウタ金具として該係合段差への係合により該バウンドストッパを前記嵌合凹所に抜止保持する係合突部が該嵌合凹所の内面に突設されたものを採用して、前記ピストンロッドを覆うダストカバーを、該バウンドストッパの上端部分に外嵌して該係合段差にも重ね合わせて装着した後、該バウンドストッパの該係合段差の内周端部分において該ダストカバーが重ね合わされずに該ダストカバー内で軸方向下方に向かって露呈された押込操作面に対して軸方向の組付外力を及ぼすことにより、該ダストカバーが外嵌された該バウンドストッパの上端部分を該アウタ金具の該嵌合凹所に押し込んで組み付ける車両用ダストカバー組付体の製造方法も、特徴とする。
このような本発明方法に従えば、ダストカバーをバウンドストッパと共にアウタ金具の嵌合凹所に嵌め込んで組み付けるに際して、ダストカバーが装着されたバウンドストッパを、軸方向に露呈された押込操作面を利用して組付外力を加えることで、アウタ金具の嵌合凹所へ容易に組み付けることができる。そして、このような製造方法に従って製造された車両用ダストカバー組付体では、ダストカバーの組付部分がアウタ金具で保護されて損傷が防止されると共に、アウタ金具の外周面形状に大きな設計自由度が確保されて、前述の如き本発明に従う構造とされた車両用ダストカバー組付体と同じ効果が発揮され得る。
本発明に従う構造とされた車両用ダストカバー組付体では、ダストカバーがバウンドストッパと共にアウタ金具の嵌合凹所に嵌入保持されることから、ダストカバーの組付部分がアウタ金具で保護されると共に、アウタ金具の外周面においてダストカバーの嵌着面を設ける必要がなく大きな自由度でアウタ金具を形状設計することが可能になる。
また、本発明方法に従えば、ダストカバーが外周面に重ね合わされて組付けられたバウンドストッパを、アウタ金具の嵌合凹所に対して容易に嵌め込んで組み付けることができ、目的とする車両用ダストカバー組付体を容易に製造することが可能になる。
本発明の一実施形態としての車両用のダストカバー組付体を示す縦断面説明図。 図1に示されたダストカバー組付体を構成するバウンドストッパの縦断面図であって、図3のII−II断面に相当する図。 図2に示されたバウンドストッパの平面図。 図1に示されたダストカバー組付体を構成するダストカバーの縦断面図。 図4に示されたダストカバーの平面図。 図2に示されたバウンドストッパと図4に示されたダストカバーとの組付状態の要部を拡大して示す縦断面図。 図1に示されたダストカバー組付体を構成するアーパサポート用アウタ金具を示す縦断面説明図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には、本発明の一実施形態としての車両用のダストカバー組付体10が示されている。本実施形態のダストカバー組付体10は、自動車のサスペンション機構を構成するショックアブソーバ12の車両ボデー14への取付部位に装着されるものであり、ショックアブソーバ12のピストンロッド16に外挿装着されるバウンドストッパ18とダストカバー20を含んで構成されている。なお、以下の説明において、上下方向とは、原則として、軸方向である図1中の上下方向を言う。
より詳細には、バウンドストッパ18は、図2〜3に示されているように、中心孔22を備えた厚肉の略円筒形状を有する弾性体で形成されており、充分な弾性を有する各種の合成樹脂やゴム弾性体で形成され得るが、本実施形態では発泡性のウレタン樹脂で形成されている。
なお、バウンドストッパ18は、外周面が下方に向かって小径となるテーパ状とされており、軸方向下方に向かって次第に肉厚寸法が小さくされている。また、軸方向の中間部分より下方の内外周面には、周方向にのびる環状の凹溝が交互に形成されて、全体として蛇腹構造とされており、軸方向の圧縮変形に際しての座屈が防止されて軸方向の伸縮変形が安定して生ぜしめられるようになっている。
さらに、バウンドストッパ18の上端部分には、外周面上に突出する厚肉突部24が一体形成されている。本実施形態では、周方向で等間隔に位置する4箇所にそれぞれ厚肉突部24が形成されている。この厚肉突部24の下面は、バウンドストッパ18の外周面から略軸直角方向に広がる係合段差26とされている。一方、厚肉突部24の上面、即ち係合段差26より上方の外周面は、上方に向かって次第に小径化する湾曲テーパ形状を有する重ね合わせ面28とされている。
なお、バウンドストッパ18の上端面には、径方向中間部分に環状段差30が形成されており、環状段差30より内周側に比して外周側が軸方向に僅かに下がった段付形状の上端面とされている。また、バウンドストッパ18の上端面には、周上の適数箇所(本実施形態では2箇所)において、内周端から外周端にまで径方向にのびる連通溝32が形成されている。更に、連通溝32の外周端は、厚肉突部24を外れた周方向位置で、軸方向下方に向かって連続して延びている。そして、バウンドストッパ18の下端開口がショックアブソーバ12で覆蓋された状態でも、かかる連通溝32を通じて、バウンドストッパ18の内外で空気の給排が許容されるようになっている。
一方、ダストカバー20は、図4に示されているように、全体として上下方向にのびる薄肉の略円筒形状とされており、合成樹脂材料やゴム弾性体、或いは合成樹脂とゴム弾性体との複合材料などによって形成されている。なお、ダストカバー20の材質は特に限定されるものではないが、例えば、ポリプロピレンやポリエチレン,ポリスチレン,ポリ塩化ビニル,ポリメタクリル酸メチル,ポリアミド,ポリエステル,ポリカーボネート,ポリアセタール,酢酸セルロース等の熱可塑性合成樹脂や、ポリプロピレンとエチレンプロピレンゴムの加硫アロイ等の熱可塑性加硫エラストマーなどが、好適に用いられる。なお、本実施形態では、ダストカバー20の材質として、オレフィン系熱可塑性エラストマーが採用されている。
本実施形態のダストカバー20は、略一定の内外径寸法で軸方向に伸びる本体部分34と、この本体部分34よりも僅かに小径とされて、本体部分34の上端から上方に伸びる取付部36を含んで構成されている。なお、本体部分34の軸方向中間部分には、複数条の環状凸部と環状凹部を交互に連設して蛇腹筒形状とした蛇腹部38が形成されている。この蛇腹部38により、ダストカバー20における可撓性および伸縮性の向上が図られている。
取付部36は、バウンドストッパ18の外周面に重ね合わされて外嵌状態で組付けられる部分であって、本体部分34の上端から上方に向かって次第に小径化するテーパ部40と、該テーパ部40の上端から径方向外方に向かって広がる円環形状の下側係止部42と、該下側係止部42の外周端から上方に向かってのびると共に上端が次第に小径化して窄まった湾曲テーパ筒形状の上側係止部44とから、構成されている。
かかる取付部36の下側係止部42は、その内径寸法が、バウンドストッパ18の係合段差26の内径寸法よりも所定寸法:δだけ大きくされている。また、上側係止部44における内周面形状が、バウンドストッパ18の厚肉突部24の外周面形状に対応した形状をもって形成されている。
そして、図6に示されているように、バウンドストッパ18の上方からダストカバー20を外挿することにより、バウンドストッパ18の厚肉突部24が形成された上端部分にダストカバー20の上端部分である取付部36を嵌め合わせて組み付けることができるようになっている。かかる組付状態下、ダストカバー20の下側係止部42は、バウンドストッパ18の厚肉突部24の係合段差26に重ね合わされていると共に、バウンドストッパ18の厚肉突部24の重ね合わせ面28は、ダストカバー20の上側係止部44の内面に覆われて重ね合わされている。これにより、バウンドストッパ18の厚肉突部24に対してダストカバー20が軸方向両側から挟むように組み合わされて、相互に軸方向で位置決めされている。また、バウンドストッパ18の厚肉突部24の外周面に対してダストカバー20の取付部36の内面が重ね合わされて、相互に軸直角方向でも位置決めされている。
なお、本実施形態では、バウンドストッパ18の上端面に重ね合わされたダストカバー20は、環状段差30より外周側に重ね合わされることにより、バウンドストッパ18の上端面とダストカバー20の上端面の位置が軸方向で略等しくされて、バウンドストッパ18の上端面からの突出が回避されている。また、バウンドストッパ18の上端部分の表面に形成された連通溝32は、ダストカバー20の組付状態下でも、その連通状態が維持されている。更にまた、本実施形態では、ダストカバー20に嵌合されるバウンドストッパ18の厚肉突部24が周上で不連続に形成されていることにより、ダストカバー20の上端部分に対してバウンドストッパ18の厚肉突部24を容易に嵌め込むことが出来るようになっている。また、図6に示されているように、ダストカバー20の本体部分34の内径寸法は、バウンドストッパ18の外径寸法よりも十分に大きくされている。そして、ダストカバー20内においてバウンドストッパ18の外周に確保された空間によって、バウンドストッパ18の軸方向圧縮変形時におけるダストカバー20への干渉が軽減されるようになっている。
また、バウンドストッパ18の係合段差26の内径寸法は、ダストカバー20の下側係止部42の内径寸法よりもδだけ小径とされて、係合段差26は内周端部分にダストカバー20が重ね合わされていない部分を有している。そして、かかる係合段差26の内周端部分において、ダストカバー20内で軸方向下方に向かって露呈された軸方向の押込操作面46が、径方向でδの寸法をもって周方向にのびて設けられている。
さらに、このようにして互いに同一中心軸上で組み合わされたバウンドストッパ18とダストカバー20の嵌合体48は、図1に示されているように、アッパーサポート50のアウタ金具52に対して組み付けられている。アッパーサポート50は、ショックアブソーバ12においてシリンダ54から上方に突設されたピストンロッド16の車両ボデー14に対する取付部位に装着されるものである。即ち、換言すれば、アッパーサポート50から下方に突出するピストンロッド16に対して、バウンドストッパ18およびダストカバー20が外挿状態で組み付けられている。
かかるアッパーサポート50の具体的構造は限定されるものでないが、例えば図1に示されているように、インナ金具56とその外周側に配されたアウタ金具52とが、本体ゴム弾性体58で弾性連結された構造を有している。インナ金具56は、ショックアブソーバ12のピストンロッド16の上端がボルト固定されて取り付けられるようになっており、軸直角方向に広がる厚肉板状とされている。アウタ金具52は、ピストンロッド16が挿通される中央挿通孔60を備えた中空構造とされており、外周面上には、車両ボデー14に重ね合わされてボルト固定されるフランジ状の固定部62が外方に広がって一体形成されている。また、アウタ金具52には、インナ金具56の外周部分に対して軸方向両側で対向位置する上下の支持部64,66が設けられており、これら上下の支持部64,66とインナ金具56との軸方向対向面間が、それぞれ本体ゴム弾性体58で弾性連結されている。また、インナ金具56とアウタ金具52の径方向対向面間も本体ゴム弾性体58で弾性連結されている。なお、本体ゴム弾性体58の外周面には圧入筒金具68が加硫接着されており、圧入筒金具68がアウタ金具52に圧入固定されている。なお、アウタ金具52の上側支持部64は、円環板形状で別体形成されており、アウタ金具52の上端開口部に対してかしめ固定されている。
ここにおいて、アッパーサポート50におけるアウタ金具52の材質や製造方法は何等限定されるものではないが、本実施形態では、アウタ金具52はアルミニウム合金のダイカスト成形品とされている。これにより、十分な強度を確保しつつ軽量とすることが出来ると共に、肉厚寸法や形状の設計自由度がプレス成形よりも大きくされ得て、また、製造誤差を小さく抑えることが出来る。
そして、アウタ金具52が車両ボデー14にボルト固定されることにより、インナ金具56にボルト固定されたピストンロッド16が、アッパーサポート50を介して、車両ボデー14に防振連結されて取り付けられるようになっている。
また、アウタ金具52には、図7に示されているように、下側支持部66よりも軸方向下側にのびる周壁部分により、ダストカバー20が外嵌されたバウンドストッパ18の上端部分が嵌め入れられて組み付けられる嵌合凹所70が、軸方向下方に開口して形成されている。この嵌合凹所70の内面は、ダストカバー20が外嵌されたバウンドストッパ18の上端部分の表面形状に対応した形状をもって形成されている。
特に、嵌合凹所70の内面には、軸方向中間部分を周方向にのびる係合突部72が、本実施形態では全周に亘ってのびる環状に突設されている。この係合突部72は、略三角形断面とされており、内周端となる突出頂部より上側の面が、略軸直角方向に広がる円環状の係合面74とされている。一方、突出頂部より下側の面は、下方に向かって次第に拡径するテーパ状の案内面76とされている。さらに、嵌合凹所70の係合突部72より上方の内周面は、上方に向かって次第に狭まる湾曲テーパ状の当接面78とされている。
これにより、ダストカバー20が外嵌されたバウンドストッパ18の上端部分を、かかる嵌合凹所70に対して軸方向下方から嵌め入れることにより、図1に示されているように、バウンドストッパ18の上端部分が嵌合凹所70に嵌合されて組み付けられている。かかる組付状態下、バウンドストッパ18の厚肉突部24の係合段差26は、アウタ金具52の係合突部72の係合面74に重ね合わされて係合していると共に、バウンドストッパ18の厚肉突部24の重ね合わせ面28は、アウタ金具52の嵌合凹所70の当接面78に重ね合わされて係合している。また、それら係合段差26と重ね合わせ面28との何れにおいても、バウンドストッパ18とアウタ金具52との重ね合わせ面間にはダストカバー20が挟まれて保持されている。
これにより、ダストカバー20が外嵌されたバウンドストッパ18の厚肉突部24を軸方向両側から挟むようにしてアウタ金具52が取り付けられており、相互に軸方向および軸直角方向で位置決めされている。換言すれば、アウタ金具52に対してバウンドストッパ18およびダストカバー20が抜止保持されている。
ここにおいて、バウンドストッパ18の係合段差26には、ダストカバー20で覆われずに軸方向下方に露呈された押込操作面46が設けられていることから、ダストカバー20に下方から差し入れられて押込操作面46に押し付けられる冶具を用いることにより、バウンドストッパ18の押込操作面46に対して軸方向の組付外力を直接に及ぼすことができる。それ故、バウンドストッパ18とダストカバー20の嵌合体48をアウタ金具52の嵌合凹所70へ、容易に且つ速やかに押し込んで組み付けることが可能となる。
特に本実施形態では、テーパ状の案内面76が形成されており、ダストカバー20で覆われたバウンドストッパ18の上端部分が滑るようになめらかに嵌合凹所70へと誘導される。具体的には、バウンドストッパ18の上端面である重ね合わせ面28と案内面76が共にテーパ状とされているため、嵌合体48をアウタ金具52に組み付ける際に、これらの重ね合わせ面28および案内面76が、軸方向において、相互に押圧されることが回避され得る。即ち、かかる両面28,76には、軸方向に対して傾斜して逆向きの外力が及ぼされることになり、両面28,76が相互に当接して、バウンドストッパ18の上端部分が嵌合凹所70の内部に滑るように入り込むようにされている。
さらに、図1に示されているように、ダストカバー20のアウタ金具52への組付部分、即ち、ダストカバー20の上端部分が入り込んでいるアウタ金具52の嵌合凹所70が、アウタ金具52で覆われて保護されている。これにより、跳石等による組付部分の損傷等が防止され得ると共に、ダストカバー20が脱落するおそれも軽減され得る。
このような構造とされた本実施形態のダストカバー組付体10においては、バウンドストッパ18とダストカバー20とアウタ金具52との組付けが容易に実施され得る。即ち、本実施形態では、ダストカバー20の材質として軟質なオレフィン系熱可塑性エラストマーが採用されている。このような軟質なダストカバー20とされる場合において、ダストカバー組付体10の製造手順としては、例えば、まず、バウンドストッパ18とダストカバー20が各別に発泡型成形およびブロー成形により形成されて、準備される。その後、バウンドストッパ18の先端部分をダストカバー20の先端部分に圧入して重ね合わせることにより嵌合体48とされる。そして、かかる嵌合体48の先端部分をアウタ金具52の嵌合凹所70に圧入して嵌め入れることにより、ダストカバー組付体10が製造される。
本実施形態のように、ダストカバー20を軟質としてアウタ金具52へ圧入組付けしたことにより、ダストカバー組付体10の製造に際して金型内への大型のアウタ金具52のセッティングを必要とすることがなく、製造コストの削減が図られ得る。また、ダストカバー20を軟質とすることにより、バウンドストッパ18をダストカバー20に圧入する際に、ダストカバー20を圧縮してバウンドストッパ18を組み付けることが出来る。これにより、バウンドストッパ18とダストカバー20が容易に組み付けられ得る。特に、本実施形態では、ダストカバー20の本体部分34に蛇腹部38が設けられていることにより、可撓性および伸縮性が向上されており、バウンドストッパ18とダストカバー20の組付けが一層容易とされ得る。
さらに、バウンドストッパ18とダストカバー20とアウタ金具52の組付け時において各々が当接する部分、即ち、重ね合わせ面28とテーパ部40、および上側係止部44と案内面76がテーパ状とされている。これにより、嵌合のための外力を抑えることが出来て、組付けを更に容易にすることが出来る。特に、係合段差26の内周端部に押込操作面46が設けられている。このことから、押込操作面46の下方から押込み可能な部材を用いてバウンドストッパ18とダストカバー20の嵌合体48を嵌合凹所70に押し込むことにより、より容易に組付けを行うことが出来る。
また、バウンドストッパ18の厚肉突部24がダストカバー20の取付部36により覆われることにより、バウンドストッパ18とダストカバー20が相互に位置決め固定される。それと共に、ダストカバー20の取付部36がアウタ金具52の嵌合凹所70により覆われることにより、ダストカバー20とアウタ金具52が相互に位置決め固定される。これにより、ダストカバー20からのバウンドストッパ18の下方への抜け、およびアウタ金具52からのダストカバー20の下方への抜けが効果的に制限され得る。
以上のことから、本実施形態のダストカバー組付体10は、非常に組付けが容易とされていると共に、各々の部品が抜け難い構造とされており、製造コストの削減と高度な生産性の両立を成し得るものである。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、前述のダストカバー組付体10の製造手順は単なる例示であって、何等限定されるものではない。
さらに、バウンドストッパ18における厚肉突部24の形状やアウタ金具52における係合突部72の形状は、図中に示される形状に限定されず、例えば半球状等であっても良い。この場合、厚肉突部24を覆うダストカバー20における取付部36の形状や、係合突部72と係合するダストカバー20におけるテーパ部40および下側係止部42の形状は、それぞれ厚肉突部24および係合突部72と対応する形状であることが好ましい。
更にまた、前記実施形態では、厚肉突部24がバウンドストッパ18上端部分の周上において、等間隔で4カ所に設けられていたが、このような形状に限定されない。例えば、周上に設けられる厚肉突部の個数は何等限定されるものではなく、また、設けられる間隔を不均一なものとしても良い。さらに、厚肉突部がバウンドストッパ18上端部分の全周に亘って設けられていても良い。これにより、係合段差がバウンドストッパ18上端部分の全周に亘って設けられることになり、同様に全周に亘って設けられているダストカバー20の下側係止部42およびアウタ金具52の係合突部72との係合作用により、バウンドストッパ18の下方への抜けが更に効果的に防止され得る。
一方、アウタ金具52に設けられる係合突部72は全周に亘って設けられる必要はなく、嵌合凹所70の内面において、係合突部72が周方向で部分的に設けられていても良い。また、係合突部72と係合するテーパ部40および下側係止部42も全周に亘って設けられる必要はなく、例えば、周方向の係合突部72と対応する位置に設けられていても良い。これにより、嵌合体48のアウタ金具52への組付けに要する外力を抑えることが出来て、更に組付けを容易にすることが出来る。
また、前記実施形態では、ダストカバー20は軟質とされていたが、ポリプロピレン等の硬質の合成樹脂により形成されていても良い。その場合、例えば、ダストカバー20の取付部36を軟質として、本体部分34を硬質とする等、ダストカバー20が部分的に硬質とされる等しても良い。
10:ダストカバー組付体、12:ショックアブソーバ、14:車両ボデー、16:ピストンロッド、18:バウンドストッパ、20:ダストカバー、26:係合段差、28:重ね合わせ面、46:押込操作面、50:アッパーサポート、52:アウタ金具、70:嵌合凹所、72:係合突部、74:係合面、76:案内面、78:当接面

Claims (8)

  1. ショックアブソーバを車両ボデーに取り付けるアッパーサポートに対して、バウンドストッパおよびダストカバーが該ショックアブソーバの軸方向で位置決め支持されて組み付けられた車両用ダストカバー組付体において、
    前記バウンドストッパの外周面に係合段差が設けられており、
    該バウンドストッパの上端部分に外嵌された前記ダストカバーの上端部分が該係合段差にも重ね合わされている一方、
    前記アッパーサポートにおいて前記車両ボデーに固定されるアウタ金具には該バウンドストッパの上端部分が嵌め入れられて組み付けられる嵌合凹所が形成されており、該嵌合凹所の内面に突設された係合突部が該ダストカバーを挟んで該係合段差に係合されることによって該アウタ金具に対して該バウンドストッパおよび該ダストカバーが抜止保持されていると共に、
    該係合段差の内周端部分において該ダストカバーが重ね合わされずに該ダストカバー内で軸方向下方に向かって露呈された軸方向の押込操作面が設けられていることを特徴とする車両用ダストカバー組付体。
  2. 前記アウタ金具の前記係合突部において、
    その頂部より上側の面が、前記バウンドストッパの前記係合段差に対して前記ダストカバーを挟んで重ね合わされる係合面とされている一方、
    該頂部より下側の面が、下方に向かって次第に広がるテーパ状の案内面とされている請求項1に記載の車両用ダストカバー組付体。
  3. 前記アウタ金具の嵌合凹所には、前記係合突部より上方の内周面において上方に向かって次第に狭まるテーパ状の当接面が設けられている一方、
    前記バウンドストッパには、前記係合段差より上方の外周面において上方に向かって次第に狭まるテーパ状の重ね合わせ面が設けられており、
    該バウンドストッパの該重ね合わせ面が、前記ダストカバーの上端部分で覆われていると共に、該ダストカバーを挟んで該アウタ金具の該当接面に対して重ね合わされている請求項1又は2に記載の車両用ダストカバー組付体。
  4. 前記バウンドストッパの前記係合段差と前記アウタ金具の前記係合突部との何れもが周方向の全周に亘って形成されている請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用ダストカバー組付体。
  5. 前記アウタ金具がアルミニウム合金のダイカスト成形品である請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用ダストカバー組付体。
  6. 前記ダストカバーがエラストマー製である請求項1〜5の何れか1項に記載の車両用ダストカバー組付体。
  7. 前記バウンドストッパの上端部分の外周面に突出して厚肉突部が形成されており、該厚肉突部の下面によって前記係合段差が構成されていると共に、該係合段差を形成する該厚肉突部が該バウンドストッパの周上で不連続に形成されている請求項1〜6の何れか1項に記載の車両用ダストカバー組付体。
  8. ショックアブソーバのピストンロッドに外挿装着されるバウンドストッパの上端部分を、ピストンロッドを覆うダストカバーの上端部分と共に、車両ボデーに固定されるアッパーサポートのアウタ金具に設けられた嵌合凹所に嵌め入れることにより該ショックアブソーバの軸方向で位置決め支持させて組み付けるに際して、
    前記バウンドストッパとして外周面に係合段差が設けられたものを採用すると共に、前記アウタ金具として該係合段差への係合により該バウンドストッパを前記嵌合凹所に抜止保持する係合突部が該嵌合凹所の内面に突設されたものを採用して、
    前記ピストンロッドを覆うダストカバーを、該バウンドストッパの上端部分に外嵌して該係合段差にも重ね合わせて装着した後、
    該バウンドストッパの該係合段差の内周端部分において該ダストカバーが重ね合わされずに該ダストカバー内で軸方向下方に向かって露呈された押込操作面に対して軸方向の組付外力を及ぼすことにより、該ダストカバーが外嵌された該バウンドストッパの上端部分を該アウタ金具の該嵌合凹所に押し込んで組み付けることを特徴とする車両用ダストカバー組付体の製造方法。
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