JP5916368B2 - ケーブルホルダ - Google Patents
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Description
まず、筺体205があり、この筺体205は、例えば、鋼板製であって有底器形状をなしていて、その横断面形状は長方形となっている。すなわち、筺体205は、底板207と、この底板207より立設された4個の側壁209、209、209、209とから構成されている。又、既に説明した前面扉203は筺体205の前面開口部211を開閉するように、図示しないヒンジを介して一つの側壁209に回動自在に取り付けられている。
尚、上記インバータ221とモーターコントローラ231とモータードライバーコントローラ235は基板213に直接取り付けられている。
まず、制御盤201の小型化が難しいという問題があった。その要因としては、例えば、制御盤201内に配線ダクト233が設置されていて、その配線ダクト233は各種機器と同じ平面内に設置される構成になっているため、制御盤201としての面積が大きくなってしまうことが挙げられる。
又、配線ダクト233を使用した配線の引き回し作業が面倒であるという問題もあった。
特許文献4に開示されている制御盤によって、構成の簡略化と小型化、配線の引き回し作業の容易化を図ることができるが、それでも不十分であった。特に、小型化と構成の簡略化を図るために配線ダクトを使用しない構成にしていて、機器の背面側の空間を配線空間として使用するように構成しているが、そのような構成では、例えば、配線を整然と行うことができず、作業の容易化を図る上で限界があった。
又、請求項2によるケーブルホルダは、請求項1記載のケーブルホルダにおいて、上記ホルダ本体の両端には連結用係合部が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項3によるケーブルホルダは、請求項2記載のケーブルホルダにおいて、上記第1屈曲部と第2屈曲部の先端部であって左右両角部は切り欠かれていることを特徴とするものである。
又、請求項2によるケーブルホルダは、請求項1記載のケーブルホルダにおいて、上記第1屈曲部の先端と第2屈曲部の先端との間には隙間が形成されているので、この隙間を利用して配線空間内への配線の出し入れを行うことができ、それによって、配線作業の容易化を図ることができる。
又、請求項3によるケーブルホルダは、請求項2記載のケーブルホルダにおいて、上記第1屈曲部は間欠的に複数設置されていて、上記第2屈曲部も間欠的に複数設置されていて、上記第1屈曲部と第2屈曲部が交互に配置されるように構成されているので、それによって、長い作業空間を確保することができるとともに、屈曲部が存在しない空間を利用して配線の出し入れを行うことができ、それによって、配線作業の容易化を図ることができる。
又、請求項4によるケーブルホルダは、請求項3記載のケーブルホルダにおいて、上記ホルダ本体の両端には連結用係合部が設けられているので、ケーブルホルダを任意個数連結して所望の長さを容易に確保することができる。
又、請求項5によるケーブルホルダは、請求項4記載のケーブルホルダにおいて、上記第1屈曲部と第2屈曲部の先端部であって左右両角部は切り欠かれているので、配線が角部に引っ掛かってしまうようなことを防止することができる。
まず、筺体1があり、この筺体1は一対の側壁部3、3のみから構成されている。上記側壁部3は次のような構成になっている。
以上が片側の側壁部3の構成であり、このような構成をなす側壁部3が左右両側に設置されていて、それによって、筺体1が構成されているものである。
又、片面用レール31の反対側(図8中左側)には取付・固定部31bが設けられている。この取付・固定部31bは、所定幅で対向・配置された一対の取付・固定用凹部31b1、31b2とから構成されている。これら取付・固定用凹部31b1、31b2にはセルフタッピングタイプの固定ねじが螺合されることになる。このような構成をなす片面用レール31はその片面に機器を取り付けることができる構成になっている。
つまり、両面用レール33は片面用レール31を対向・配置させて連結したような構成をなしていて、その両面側に機器を取り付けることができる構成になっている。
尚、上記片面用レール31、両面用レール33、片面傾斜用レール35は主に各種機器を取り付けるためのものであるが、それだけでなく、その背面側空間や内側空間は配線空間としても機能するように構成されている。。
又、ブレーカ51以外の機器も背面側に同様の着脱のための構成を備えているものである。
尚、機器の中には自身の背面側に、図11に示すような機器側取付用係合部を備えていないものもある。このような機器の着脱については追って説明する。
又、屈曲部が2個ずつのもの或いは4個ずつのもの等、様々なものがある。
尚、本実施の形態では、ケーブルホルダ81、81′として樹脂製のものを使用している。
まず、実装される各種機器の種類、個数に応じて最適な側壁部3、3が構築される。例えば、実装される機器の奥行き寸法によって側壁15の幅が決定され、各種機器を上下方向に何段にわたって設置するかによって側壁15の高さが決定される。
まず、筺体1の側壁15、15の間に配置された片面用レール31、両面用レール33、片面傾斜用レール35を利用することにより、正面側と背面側の両面側に各種機器を着脱可能に取り付けることができ、それによって、スペースの有効利用を図ることが可能となり、制御盤のより以上の小型化を図ることができる。
又、両面用レール33の場合には単独で正面側と背面側の両面側に各種機器を着脱可能に取り付けることができる構成になっており、少ない工数で所望の両面構造を得ることができる。
又、片面傾斜用レール35を利用することにより、機器を傾斜させた状態で取り付けることもできる。
又、本実施の形態による制御盤の筺体1は、一対の側壁部3、3のみから構成されているので、構成の簡略化を図ることかできる。この種の制御盤は、例えば、制御対象の機器のカバー内に設置されることが多い。そのような場合には、制御盤専用のカバーを設ける必要がなく、本実施の形態のように、一対の側壁部3、3のみの構成で事足りるものである。
又、各種機器の片面用レール31、両面用レール33、片面傾斜用レール35に対する着脱は、片面用レール31、両面用レール33、片面傾斜用レール35の機器取付用係合部31a、33a、35aと機器側係合部、例えば、ブレーカ51であれば機器側係合部51aとの係合・係合解除により容易に行うことができる。それによって、各種機器の着脱作業の容易化を図ることができる。
又、機器取付用ホルダ101を使用することにより、背面側に機器側取付用係合部を備えていない機器に対しても容易に対応することができる。
又、ケーブルはケーブルホルダ81、81′を使用して配設するように構成されているので、ケーブルの配設が容易になったとともに、ケーブルを整理して配設することができる。
又、ケーブルホルダ81、81′自体の着脱も容易である。すなわち、ケーブルホルダ81の着脱用突起83を、例えば、板材19のT型溝19b内に差し込んで回転させるだけで、ケーブルホルダ81の着脱を行うことができるからである。
又、ケーブルホルダ81、81′は多くの隙間を備えた構成になっているとともに、屈曲部81bと81cの先端間にも隙間が形成されているので、ケーブルの出し入れが容易化されるものである。
又、片面用レール31、両面用レール33、片面傾斜用レール35は機器の取付用として機能するだけではなく、その背面空間や内側空間はケーブルの配設空間としても機能することとなり、上記ケーブルホルダ81、81′と相まってケーブル配設作業の容易化を図ることができる。
又、機器取付用ホルダ101は、レール着脱機構103に対して機器着脱機構105が回転可能に構成されているので、例えば、機器側に対角線上に配置された一対の取付孔を使用して機器を取り付けることができるものである。
その他は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、同一部分には同一符合を付して示しその説明は省略する。
又、側壁を単一の部材で構成することができるので構成の簡略化と部品管理の容易化を図ることができる。
まず、板状のホルダ本体81aがあり、このホルダ本体81aの片側には3個の屈曲部81b、81b、81bが設けられている。又、ホルダ本体81aの反対側にも、別の屈曲部81c、81c、81cが設けられている。上記屈曲部81b、81b、81bと屈曲部81c、81c、81cは、図23(c)に示すように、対向することなく交互に設けられている。これら屈曲部81b、81b、81bと屈曲部81c、81c、81cとによって囲まれた空間に図示しない配線が配設されることになる。又、各機器に配線を接続する場合には、例えば、屈曲部81b、81b、81b相互間の隙間、屈曲部81c、81c、81c相互間の隙間等、各部の隙間を介して引き出されることにより行われる。ここまでは前記第1の実施の形態の場合と同じである。
まず、上記柱材91はその端面形状が略円形をなしていて、周方向に均等な4箇所に取付用凸部91a、91a、91a、91aが設けられている。又、柱材91の中央部には孔91bが形成されているとともに、その周囲には4個の別の孔91c、91c、91c、91cが形成されている。
又、図26に示すように、上記柱材91を連結部材93を使用して連結することにより、任意の構造物、例えば、制御盤の一部を構成する構造物を構築することができる。
例えば、前記第1、第2の実施の形態の場合には、特にカバーを設けることなく露出させた状態で制御盤を構成したが、カバーを設けるようにしてもよい。
又、ケーブルホルダの構成も図示したものに限定されない。例えば、前記各実施の形態では、ケーブルホルダを樹脂製としたが、金属製の場合も想定される。
前記各実施の形態では、両側から屈曲部を延長させるようにしたが、片側からのみ延長させるような構成も想定される。
その他、図示した構成はあくまで一例であり、又、各構成部品の材質、取り付けられる機器の種類、等についてはこれを特に限定するものではない。
3 側壁部
15 側壁
17 板材
19 板材
31 片面用レール
31a 機器取付用係合部
31b 取付・固定部
33 両面用レール
33a 機器取付用係合部
33b 取付・固定部
35 片面傾斜用レール
35a 機器取付用レール
35b 取付・固定部
51 ブレーカ
53 サーキットプロテクタ
55 サーボDCコントローラ
57 ロボットコントローラ
59 配線ユニット
61 端子台
71 リレー
81 ケーブルホルダ
Claims (3)
- ホルダ本体と、上記ホルダ本体の片側から屈曲した状態で間欠的に設けられた複数の第1屈曲部と、上記ホルダの反対側から屈曲した状態で間欠的であって上記第1屈曲部と交互に設けられ上記第1屈曲部との間に配線空間を形成する複数の第2屈曲部と、上記ホルダ本体に設けられた自身を着脱可能に取り付けるための取付用係合部と、を具備し、
上記第1屈曲部の前方の上記第2屈曲部相互間には第1屈曲部の幅より大きな隙間が形成されており、上記第2屈曲部の前方の上記第1屈曲部相互間には第2屈曲部の幅より大きな隙間が形成されていることを特徴とするケーブルホルダ。 - 請求項1記載のケーブルホルダにおいて、
上記ホルダ本体の両端には連結用係合部が設けられていることを特徴とするケーブルホルダ。 - 請求項2記載のケーブルホルダにおいて、
上記第1屈曲部と第2屈曲部の先端部であって左右両角部は切り欠かれていることを特徴とするケーブルホルダ。
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