JP5915407B2 - 監視システム - Google Patents

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本発明は、複数の撮影装置により道路を走行する車両の状況を監視する監視システムに関する。
従来、トンネル内に設置されたカメラを用いて撮影した画像を画像処理装置に送信し、画像処理装置において車両の特徴を抽出することにより車両の走行速度を計測する監視システムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
また、道路に沿って設置されたカメラを用いて撮影した画像に基づいて渋滞の末尾の位置を検出する監視装置も知られている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2003−272086号公報 特開2010−136031号公報
しかしながら、従来の監視システムにおける画像処理装置が、渋滞中の車両の走行速度、渋滞の長さ、及び、渋滞発生の位置などの状況を高い精度で検出するには、多数の撮影装置で撮影した画像を取得して分析しなければならなかった。したがって、従来の監視システムにおいては、それぞれの撮影装置で撮影した画像を画像処理装置に送信するために、それぞれの撮影装置と画像処理装置との間を、高い通信速度の複数の通信回線により接続する必要が生じていた。
ところが、それぞれの撮影装置と画像処理装置との間に高い通信速度の通信回線を設置するには高いコストを要するという問題があった。コストを抑制するためには、分析に用いることができる画像の解像度を下げて安価な通信回線を用いたり、撮影装置の設置間隔を広げたり、画像の撮影頻度を下げたりする必要があったので、車両状況の監視精度が低下するという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点を鑑みてなされたものであり、安価な通信回線を用いて高い精度で車両状況を監視することができる監視システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明によれば、道路を走行する車両を含む車両画像を撮影する撮影部を有する複数の撮影装置と、複数の撮影装置との間でデータを送受信する送受信部を有するデータ管理装置とを備える監視システムであって、複数の撮影装置のそれぞれが、所定の時間間隔で撮影された複数の車両画像に基づいて車両の車両状況を検出する車両状況検出部と、車両状況をデータ管理装置に送信する車両状況送受信部とを有し、上記のデータ管理装置が、車両状況を送信した複数の撮影装置から受信した車両状況に基づいて渋滞が発生したと判定する渋滞判定部を有する監視システムを提供する。
一例として、上記の車両状況検出部は、車両画像に基づいて車両の車両速度を検出すると共に、車両速度が車両速度閾値よりも小さいときに渋滞可能性があると判定する。車両状況送受信部は、渋滞可能性があることを示す渋滞通知をデータ管理装置に送信し、渋滞判定部は、渋滞通知に基づいて渋滞が発生したと判定する。
データ管理装置は、複数の撮影装置から取得した複数の車両速度を平均した平均車両速度を算出する平均速度算出部をさらに有してもよい。渋滞判定部は、例えば、平均車両速度が車両速度閾値以上の大きさの平均速度閾値よりも小さいときに渋滞が発生したと判定する。平均速度算出部は、車両速度を受信していない撮影装置に対応する車両速度として隣接する撮影装置から受信した車両速度を用いて平均車両速度を算出してもよい。
データ管理装置は、車両状況を送信した撮影装置の位置に基づいて渋滞距離を算出する渋滞距離算出部と、複数の撮影装置から受信した車両速度及び渋滞距離に基づいて、渋滞の通過に要する時間を算出する通過時間算出部とをさらに有してもよい。データ管理装置は、車両状況を送信した撮影装置の位置に基づいて渋滞距離を算出する渋滞距離算出部をさらに有し、渋滞判定部は、渋滞距離が距離閾値よりも長いときに渋滞が発生したと判定してもよい。
上記の車両状況検出部は、車両画像に基づいて複数の車両の車間距離を検出すると共に、車間距離が車間距離閾値よりも小さいときに渋滞可能性があると判定し、データ管理装置は、複数の車間距離を平均した平均車間距離を算出する平均車間算出部をさらに有してもよい。渋滞判定部は、例えば、平均車間距離が平均車間距離閾値よりも小さいときに渋滞が発生したと判定する。
また、車両状況検出部は、車両画像において所定の割合より大きな面積を車両が占めていることを示す車両状況を検出してもよい。撮影装置の車両状況送受信部は、車両状況検出部が所定の時間に渡って車両状況を検出した結果に応じて車両状況を送信してもよい。
データ管理装置の送受信部は、車両状況を送信した撮影装置の上流に設けられた所定台数の撮影装置に対して車両状況を要求する要求メッセージを送信し、渋滞判定部は、要求メッセージを送信した所定台数の撮影装置から受信した車両状況にさらに基づいて渋滞が発生したか否かを判定してもよい。
上記の送受信部は、車両状況を送信した第1の撮影装置と第2の撮影装置との間の複数の撮影装置に、車両状況を要求する要求メッセージを送信し、渋滞判定部は、要求メッセージを送信した複数の撮影装置から受信した車両状況にさらに基づいて渋滞が発生したか否かを判定してもよい。
渋滞判定部は、所定区間に設置された複数の撮影装置のうち、所定台数よりも多くの複数の撮影装置から車両状況を受信すると、所定台数の撮影装置が設置されている区間において渋滞が発生したと判定してもよい。渋滞判定部は、車両状況を送信した複数の撮影装置のうち両端の撮影装置の間に含まれる複数の撮影装置のうち、所定の割合より多くの複数の撮影装置から車両状況を受信すると、両端の撮影装置の間において渋滞が発生したと判定してもよい。
本発明によれば、安価な通信回線を用いて高い精度で車両状況を監視することができるという効果を奏する。
第1の実施形態の監視システムの構成例を示す。 第1の実施形態の監視システムの使用態様の一例を示す。 監視システムにおける複数の撮影装置のトンネルへの設置例を示す。 第1の実施形態の撮影装置及びデータ管理装置の構成例を示す。 撮影装置が車両速度を検出する方法を示す。 撮影装置が車間距離を検出する方法を示す。 本実施形態の監視システムの他の構成例を示す。 複数の撮影装置とデータ管理装置との間の通信シーケンスの一例を示す。 複数の撮影装置とデータ管理装置との間の通信シーケンスの他の例を示す。 第2の実施形態の監視システムの構成例を示す。 第2の実施形態の監視システムの他の構成例を示す。 結合画像の生成方法を示す。 第2の実施形態の監視システムの他の構成例を示す。 追跡対象車両を検出する方法を示す。 第3の実施形態の監視システムの構成例を示す。
<第1の実施形態>
[監視システムの基本構成]
図1は、第1の実施形態の監視システム10の構成例を示す。図2Aは、第1の実施形態の監視システム10の使用態様の一例を示す。図2Bは、監視システム10における複数の撮影装置100のトンネル500への設置例を示す。
監視システム10は、例えばデイジーチェーン接続された複数の撮影装置100(撮影装置100−1、撮影装置100−2、・・・、撮影装置100−n、ただしnは3以上の自然数)と、複数の撮影装置100と接続されたデータ管理装置200とを備える。データ管理装置200は、例えばサーバである。複数の撮影装置100の間は、通信線50により接続されている。通信線50は、例えばLAN(ローカルエリアネットワーク)用の8芯ケーブルである。
監視システム10は、データ管理装置200と撮影装置100−1との間にハブ300を備えてもよい。それぞれの撮影装置100は、ハブ300を介してデータ管理装置200に接続してもよい。監視システム10は、ハブ300に接続された複数の撮影装置100の群を複数備えてもよい。監視システム10は、データ管理装置200が撮影装置100から取得した車両状況を表示するモニタ400を備えてもよい。ここで、車両状況とは、撮影装置100が撮影した車両の走行速度(以下、車両速度)、複数の車両間の距離(以下、車間距離)、撮影装置100が撮影した画像内に車両が占める割合(以下、車両密度)のように、車両の走行状況を示す情報である。
複数の撮影装置100の各々は、道路を走行する車両を含む車両画像を撮影する。それぞれの撮影装置100は、撮影した車両画像に基づいて車両の状況を検出し、検出した車両画像及び車両状況の少なくとも1つをデータ管理装置200に送信する。データ管理装置200は撮影装置100を制御するための制御情報を送信し、制御情報に応じて、複数の撮影装置100が送信する車両画像及び車両状況の少なくとも1つを受信してもよい。
一例として、複数の撮影装置100はトンネル500の中に設置され、トンネル500の中を走行する車両を撮影した画像又は映像、若しくは、画像又は映像に基づいて撮影装置100が検出した車両状況をデータ管理装置200に送信する。本明細書において、複数の撮影装置100のうちの1台の撮影装置100に車両が近づいてくる側を上流と称し、車両が遠ざかる側を下流と称する。
[撮影装置100及びデータ管理装置200の構成例]
図3は、第1の実施形態の撮影装置100及びデータ管理装置200の構成例を示す。撮影装置100は、撮影部110、車両状況検出部120及び車両状況送受信部130を有する。データ管理装置200は、送受信部210及び渋滞判定部220を有する。
撮影部110は、道路を走行する車両を含む車両画像を撮影する。例えば、撮影部110は、レンズ及びCCD(電荷結合素子)を有する。撮影部110は、車両の走行方向に平行な方向に並んで設けられた複数のレンズを有し、それぞれのレンズを介して複数の車両画像を撮影してもよい。
車両状況検出部120は、所定の時間間隔で撮影された複数の車両画像に基づいて撮影部110が撮影した車両の状況を検出する。例えば、車両状況検出部120は、異なるタイミングで撮影された車両画像に写っている車両の位置に基づいて、車両速度を検出する。車両状況検出部120は、車両画像に写っている複数の車両の車間距離を車両状況として検出してもよい。車両状況検出部120は、車両画像において車両が占めている面積の割合を車両状況として検出してもよい。
撮影部110が複数のレンズを介して複数の車両画像を撮影する場合には、車両状況検出部120は、撮影部110が複数のレンズにおいて同じ時刻に撮影した複数の車両画像を用いて車両速度及び車間距離などの車両状況を検出してもよい。車両状況検出部120が複数のレンズを介して撮影された複数の車両画像に基づいて画像を解析することにより、車両状況をより高い精度で検出することができる。
車両状況送受信部130は、車両状況検出部120が検出した車両状況をデータ管理装置200に送信する。例えば、車両状況送受信部130は、車両状況検出部120が検出した車両速度を示す情報を定期的にデータ管理装置200に送信する。車両状況送受信部130は、車間距離及び車両画像において車両が占める面積の割合を示す情報をデータ管理装置200に送信してもよい。
車両状況送受信部130は、隣接する撮影装置100の車両状況送受信部130を介して、車両状況をデータ管理装置200に送信してもよい。例えば、撮影装置100−2の車両状況送受信部130は、車両状況検出部120から受信した車両状況、及び、隣接する撮影装置100−3の車両状況送受信部130から受信した車両状況を、隣接する撮影装置100−1の車両状況送受信部130に送信する。車両状況送受信部130は、車両状況検出部120から受信した車両状況、及び、撮影装置100−3の車両状況送受信部130から受信した車両状況のいずれを撮影装置100−1の車両状況送受信部130に送信するかを切り替えるスイッチングハブを有してもよい。
送受信部210は、複数の撮影装置100との間でデータを送受信する。例えば、送受信部210は、車両状況送受信部130が送信した車両状況を、ハブ300を介して受信する。送受信部210は、1台の撮影装置100が送信した車両状況を、デイジーチェーン接続された他の撮影装置100を介して受信してもよい。
渋滞判定部220は、車両状況を送信した複数の撮影装置100から受信した車両状況に基づいて渋滞が発生したと判定する。例えば、渋滞判定部220は、複数の撮影装置100から受信した複数の車両速度及び複数の車間距離の少なくとも1つに基づいて渋滞が発生したと判定する。具体的には、渋滞判定部220は、複数の撮影装置100から受信した車両速度が所定の閾値よりも小さい場合、及び、車間距離が所定の閾値よりも小さい場合の少なくとも1つの場合に、渋滞が発生したと判定する。渋滞判定部220は、渋滞が発生したと判定すると、モニタ400に渋滞が発生した旨を表示させてもよい。
渋滞判定部220は、所定区間に設置された複数の撮影装置100のうち、撮影装置100の設置間隔に応じて定められる台数よりも多くの複数の撮影装置100から車両状況を受信すると、所定台数の撮影装置100が設置されている区間において渋滞が発生したと判定してもよい。例えば、複数の撮影装置100が2m間隔で設置されている場合には、渋滞判定部220は、所定区間に設置された撮影装置100のうちの半数以上の撮影装置100から車両状況を受信すると渋滞が発生したと判定する。複数の撮影装置100が10m間隔で設置されている場合には、渋滞判定部220は、全ての撮影装置100から車両状況を受信すると渋滞が発生したと判定してよい。
渋滞判定部220は、複数の撮影装置100を分割したそれぞれのグループに含まれる複数の撮影装置100のうち所定の割合よりも多くの撮影装置100から車両状況を受信すると、当該グループにおいて渋滞が発生したと判定してもよい。渋滞判定部220は、渋滞が発生したと判定したグループの数又は全グループの数に占める割合が所定値よりも大きい場合に、全グループを含む区間で渋滞が発生したと判定してもよい。
渋滞判定部220は、車両状況を送信した複数の撮影装置100における両端の撮影装置100の間に含まれる複数の撮影装置100のうち、所定の割合より多くの複数の撮影装置100から車両状況を受信すると、両端の撮影装置100の間において渋滞が発生したと判定してもよい。
[撮影装置100における車両速度の検出方法]
図4は、撮影装置100が車両速度を検出する方法の一例を示す。図4においては、撮影部110が時刻t1において撮影した車両画像、及び、時刻t2において撮影した車両画像が示されている。時刻t1における車両の先頭位置と時刻t2における車両の先頭位置との間の距離はd1である。この場合、車両状況検出部120は、(t2−t1)/d1により車両速度を検出することができる。車両状況検出部120は、車両の先頭位置以外の位置を基準にして車両速度を検出してもよい。
車両状況検出部120は、検出した車両速度が車両速度閾値よりも小さいときに渋滞可能性があると判定してもよい。例えば、車両状況検出部120は、データ管理装置200から予め通知された速度よりも小さい場合に渋滞可能性があると判定する。
撮影部110は、車両速度閾値よりも小さい速度で走行する車両が、撮影部110により撮影される2枚以上の車両画像に含まれる時間間隔で車両画像を撮影することが好ましい。具体的には、撮影部110は、撮影部110が撮影できる車両の走行方向の長さ(以下、撮影幅)をW、車両速度閾値をV、車両画像を撮影する時間間隔(以下、撮影間隔)をΔtとした場合に、V×Δt<W/2の関係を満たす撮影間隔Δtにより車両画像を撮影することが好ましい。
撮影部110が上記の時間間隔で撮影することにより、車両速度閾値よりも小さい速度で走行する車両における特定の部位が、撮影部110が撮影した2枚の車両画像に含まれる。したがって、1台の撮影装置100が、車両速度閾値よりも小さい速度で走行する車両の速度を検出することができる。
撮影部110は、V×Δt<W/2の関係に基づいて、撮影幅Wとデータ管理装置200から通知された車両速度閾値Vとに応じた時間間隔で車両画像を撮影してもよい。例えば、Wが10mであり、車両速度閾値が時速40km(秒速11.1m)である場合に、撮影部110はΔt=0.45秒以内の時間間隔で車両画像を撮影する。撮影部110は、車両速度閾値が時速20kmの場合の撮影間隔を、車両速度閾値が時速40kmの場合の撮影間隔の2倍の0.90秒にしてもよい。
車両状況送受信部130は、車両状況検出部120が渋滞可能性があると判定した場合に、渋滞可能性があることを示す渋滞通知をデータ管理装置200に送信してもよい。例えば、車両状況送受信部130は、車両状況検出部120が検出した車両速度が車両速度閾値以上である場合にはデータ管理装置200に対してデータを送信しないで、車両速度が車両速度閾値よりも小さいときに渋滞通知と共に車両速度をデータ管理装置200に送信する。渋滞判定部220は、車両状況送受信部130から渋滞通知を受信した場合に渋滞が発生したと判定してもよい。渋滞判定部220は、複数の車両状況送受信部130から渋滞通知を受信した場合に渋滞が発生したと判定することが好ましい。
車両状況送受信部130は、車両状況検出部120が所定の時間に渡って車両状況を検出した結果に応じて車両状況をデータ管理装置200に送信してもよい。例えば、車両状況送受信部130は、車両状況検出部120が検出した車両速度が車両速度閾値よりも小さい状況が1分間継続した場合に、渋滞通知及び車両速度の少なくとも1つをデータ管理装置200に送信する。
車両状況送受信部130は、車両状況検出部120が所定の時間内に検出した車両速度を平均した速度が車両速度閾値よりも小さい場合に、渋滞通知及び車両速度の少なくとも1つをデータ管理装置200に送信してもよい。このように、車両状況送受信部130が所定の時間に渡る車両状況の検出結果に基づいて車両状況を送信するか否かを判断することにより、一時的な車両速度の低下に過ぎないにもかかわらず車両状況がデータ管理装置200に送信されることを防止できる。
[撮影装置100における車間距離の検出方法]
図5は、撮影装置100が車間距離を検出する方法の一例を示す。図5において、撮影装置100が撮影した車両画像に写っている第1の車両の後端位置と第2の車両の先端位置との間の距離がd2である。このような場合に、車両状況検出部120は車間距離をd2であると検出する。
車両状況検出部120は、検出した車間距離が車間距離閾値よりも小さいときに渋滞可能性があると判定してもよい。例えば、車両状況検出部120は、検出した車間距離がデータ管理装置200から予め通知された車間距離閾値Dよりも小さい場合に渋滞可能性があると判定する。
撮影部110は、車間距離閾値よりも小さい車間距離で走行する2台の車両が、それぞれの撮影装置100が撮影した車両画像に含まれるように車両画像を撮影する。具体的には、撮影部110は、車間距離閾値Dよりも大きい撮影幅Wに渡る車両画像を撮影する。撮影部110は、車間距離閾値Dの2倍以上の撮影幅Wの車両画像を撮影することが好ましい。
以上の通り、第1の実施形態の監視システム10においては、複数の撮影装置100が検出した車両速度及び車間距離などの車両状況に基づいて、データ管理装置200が渋滞の発生の有無を判定するので、複数の撮影装置100とデータ管理装置200との間の通信回線の容量が小さい場合であっても、高い精度で渋滞の発生の有無を検出することができる。
[複数の撮影装置100の車両状況の平均値に基づいて渋滞の有無を判定する]
図6は、本実施形態の監視システム10の他の構成例を示す。図6に示した監視システム10におけるデータ管理装置200は、平均速度算出部230、平均車間算出部240、渋滞距離算出部250及び通過時間算出部260のうちの少なくとも1つをさらに有する点で、図3に示した監視システム10と異なる。
平均速度算出部230は、複数の撮影装置100から取得した複数の車両速度を平均した平均車両速度を算出する。例えば、平均速度算出部230は、送受信部210が1台の撮影装置100から渋滞通知を受信した後に、車両状況検出部120が渋滞可能性の有無を判定するのに要する時間内に渋滞通知を受信した複数の撮影装置100から受信した車両速度の平均値を算出する。平均速度算出部230は、車両速度を受信していない撮影装置100に対応する車両速度として、隣接する撮影装置100から受信した車両速度を用いて平均車両速度を算出してもよい。平均速度算出部230は、車両速度を受信していない撮影装置100に対応する車両速度として法定速度を用いて平均車両速度を算出してもよい。
渋滞判定部220は、平均速度算出部230が算出した平均車両速度が平均速度閾値よりも小さいときに渋滞が発生したと判定してよい。平均速度閾値は、車両速度閾値と同じであってもよく、車両速度閾値よりも大きくてもよい。渋滞判定部220は、平均車両速度が平均速度閾値よりも小さい場合に、渋滞通知を送信した複数の撮影装置100のうち、最も下流側の撮影装置100と最も上流側の撮影装置100との間で渋滞が発生したと判定してもよい。
平均車間算出部240は、複数の撮影装置100から取得した複数の車間距離を平均した平均車間距離を算出する。渋滞判定部220は、平均車間算出部240が算出した平均車間距離が平均車間距離閾値よりも小さいときに渋滞が発生したと判定してよい。
渋滞判定部220は、平均車両速度及び平均車間距離に基づいて、渋滞の度合いを判定してもよい。例えば、渋滞判定部220は、平均車両速度が平均速度閾値よりも小さいときに第1の度合いの渋滞であると判定し、平均車両速度が平均速度閾値以上であると共に平均車間距離が平均車間距離閾値よりも小さいときに第2の度合いの渋滞(混雑)であると判定する。渋滞判定部220は、平均車両速度が平均速度閾値以上であり、かつ、平均車間距離が平均車間距離閾値以上である場合に、渋滞が発生していないと判定してよい。
[撮影装置100とデータ管理装置200との間の通信シーケンス]
図7は、複数の撮影装置100とデータ管理装置200との間の通信シーケンスの一例を示す。撮影装置100−1、撮影装置100−2、撮影装置100−3及び撮影装置100−4のそれぞれは、車両速度が車両速度閾値よりも小さいことを検出すると、データ管理装置200に対して車両状況を送信する。データ管理装置200は、それぞれの撮影装置100から受信した複数の車両状況に含まれる複数の車両速度の平均速度が平均速度閾値よりも小さいときに、撮影装置100−1と撮影装置100−4との間で渋滞が発生したと判定する。
図8は、複数の撮影装置100とデータ管理装置200との間の通信シーケンスの他の例を示す。図8に示した通信シーケンスにおいては、撮影装置100−1及び撮影装置100−4が車両状況をデータ管理装置200に送信しているにもかかわらず、撮影装置100−2及び撮影装置100−3が車両状況をデータ管理装置200に送信していない。撮影装置100−2及び撮影装置100−3が車両状況を送信していない原因として、撮影装置100−2及び撮影装置100−3で検出した車両速度が車両速度閾値以上であったこと、又は、撮影装置100−2及び撮影装置100−3が故障していることなどが考えられる。
そこで、送受信部210は、車両状況を送信した第1の撮影装置100(例えば、最も下流側の撮影装置100)と第2の撮影装置100(例えば、最も上流側の撮影装置100)との間の複数の撮影装置100に、車両状況を要求する要求メッセージを送信してもよい。渋滞判定部220は、要求メッセージを送信した複数の撮影装置100から受信した車両状況にさらに基づいて渋滞が発生したか否かを判定する。具体的には、渋滞判定部220は、渋滞通知を送信していた撮影装置100−1及び撮影装置100−4が検出した車両速度、並びに、要求メッセージに応じて車両状況を送信してきた撮影装置100−2及び撮影装置100−3が検出した車両速度の平均値が平均車両速度閾値より小さいときに渋滞が発生したと判定してもよい。
この場合に、撮影装置100−2及び撮影装置100−3が検出した車両速度の平均速度は、車両速度閾値よりも大きい可能性がある。そこで、平均速度算出部230は、車両速度閾値よりも大きな値の平均速度閾値よりも小さいときに渋滞が発生したと判定してもよい。
[車両状況を要求するメッセージを送信する]
渋滞判定部220は、渋滞通知を送信した最も下流側の撮影装置100と最も上流側の撮影装置100との間の撮影装置100に対して要求メッセージを送信し、要求メッセージに応じて受信した車両速度が所定の閾値よりも小さい撮影装置100の割合が所定の割合よりも多い場合に、渋滞通知を送信していた最も下流側の撮影装置100と最も上流側の撮影装置100との間の区間で渋滞が発生したと判定してもよい。
送受信部210は、車両状況を送信した撮影装置100の上流に設けられた所定台数の撮影装置100に、車両状況を要求する要求メッセージを送信してもよい。送受信部210は、撮影装置100−1から渋滞通知を受信すると、撮影装置100が渋滞通知を検出するのに要する時間を待機することなく、撮影装置100−2、撮影装置100−3及び撮影装置100−4に対して速やかに要求メッセージを送信することで、データ管理装置200は、車両状況を早く取得することができる。
例えば、データ管理装置200は、渋滞が発生しやすい上り坂から下り坂に変化する地点又は下り坂から上り坂に変化する地点に設置された撮影装置100から通知される車両状況をトリガとして渋滞の判定をすることで、自然渋滞が発生していることを速やかに検出することができる。
送受信部210が撮影装置100−1の上流のN台の撮影装置100に対して要求メッセージを送信した場合に、平均速度算出部230は、撮影装置100−1から撮影装置100−k(kは2からNまでの整数)までの撮影装置100から受信した車両速度に基づいて平均車両速度を算出してもよい。渋滞判定部220は、撮影装置100−1から撮影装置100−kまでの撮影装置100から受信した車両速度に基づいて算出された平均車両速度が平均車両閾値よりも小さい場合に、撮影装置100−1から撮影装置100−kまでの間で渋滞が発生したと判定してよい。
撮影装置100は、渋滞可能性がある状態が解消した時に、渋滞が解消した可能性があることを通知する状態解消通知をデータ管理装置200に送信してもよい。送受信部210は、渋滞解消通知を送信した撮影装置100の上流に設けられた所定台数の撮影装置100に、車両状況を要求する要求メッセージを送信してもよい。渋滞判定部220は、要求メッセージを送信した撮影装置100から受信した車両状況に基づいて、渋滞が解消したと判定してもよい。例えば、渋滞判定部220は、複数の撮影装置100から受信した車両速度の平均値が平均車両速度閾値よりも大きい場合、又は、車間距離の平均値が平均車間距離閾値よりも大きい場合に、渋滞が解消したと判定する。
[渋滞距離及び渋滞通過時間を算出する]
渋滞距離算出部250は、車両状況を送信した撮影装置100の位置に基づいて渋滞距離を算出する。例えば、渋滞距離算出部250は、車両状況を送信した最も下流側の撮影装置100と最も上流側の撮影装置100との間の距離を渋滞距離とする。図2Bに示したように複数の撮影装置100のそれぞれの位置に対応する識別番号が付されている場合に、渋滞距離算出部250は、車両状況を送信した最も下流側の撮影装置100と最も上流側の撮影装置100の識別番号に基づいて算出した最も下流側の撮影装置100と最も上流側の撮影装置100の間の撮影装置100の台数に1を加算した値にそれぞれの撮影装置100の間の距離を乗じることで、渋滞距離を算出してもよい。
渋滞判定部220は、渋滞距離算出部250が算出した渋滞距離が所定の距離閾値よりも長いときに渋滞が発生したと判定してもよい。渋滞判定部220は、平均車両速度が平均速度閾値よりも小さく、かつ、渋滞距離が距離閾値よりも長いときに、渋滞が発生したと判定してもよい。
通過時間算出部260は、複数の撮影装置100から受信した車両速度及び渋滞距離に基づいて、渋滞の通過に要する時間を算出する。例えば、通過時間算出部260は、渋滞距離算出部250が算出した渋滞距離を平均速度算出部230が算出した平均車両速度で除算することにより、渋滞区間の通過に要する時間を算出する。
[第1の実施形態の効果]
以上の通り、第1の実施形態の監視システム10においては、複数の撮影装置100において検出された車両状況をデータ管理装置200に送信し、データ管理装置200は、複数の撮影装置100から受信した車両状況に基づいて渋滞が発生したことを判定することができる。例えば、撮影装置100において検出した車両速度及び車間距離などの車両状況に基づいて撮影装置100で渋滞の可能性があると判定された場合に車両状況をデータ管理装置200に送信することにより、データ管理装置200は、通信回線の通信容量が小さい場合であっても高い精度で渋滞を判定することができる。
<第2の実施形態>
[複数の撮影装置100が車両画像を送信する]
図9は、第2の実施形態の監視システム10の構成例を示す。複数の撮影装置100は、図1に示したように、例えばデイジーチェーン接続されている。図9に示した撮影装置100は、車両状況検出部120及び車両状況送受信部130の代わりに車両画像送受信部140を有する点で図3に示した撮影装置100と異なり、その他の点では同じである。図9に示したデータ管理装置200は、車両状況検出部270を有する点で図3に示したデータ管理装置200と異なる。データ管理装置200は、平均速度算出部230及び平均車間算出部240をさらに有してもよい。
車両画像送受信部140は、所定の時間間隔で撮影された複数の車両画像をデータ管理装置200に送信する。車両画像送受信部140は、例えば、データ管理装置200から指定された時間間隔で撮影部110が撮影した複数の車両画像を送信する。車両画像送受信部140は、データ管理装置200から指定された時間間隔よりも短い間隔で撮影部110が撮影した車両画像のうち、データ管理装置200から指定された時間間隔に相当する車両画像を選択してデータ管理装置200に送信してもよい。車両画像送受信部140は、車両画像が撮影された時刻情報を車両画像に付してデータ管理装置200に送信してもよい。
車両画像送受信部140は、隣接する撮影装置100の車両画像送受信部140を介して、車両画像をデータ管理装置200に送信してもよい。例えば、撮影装置100−2の車両画像送受信部140は、撮影部110から受信した車両画像、及び、隣接する撮影装置100−3の車両画像送受信部140から受信した車両画像を、隣接する撮影装置100−1の車両画像送受信部140に送信する。車両画像送受信部140は、撮影部110から受信した車両画像、及び、撮影装置100−3の車両画像送受信部140から受信した車両画像のいずれを撮影装置100−1の車両画像送受信部140に送信するかを切り替えるスイッチングハブを有してもよい。
撮影部110が複数のレンズを介して複数の車両画像を撮影する場合に、車両画像送受信部140は、複数のレンズにおいて同じ時刻に撮影された複数の車両画像を単一のパケットによりデータ管理装置200に送信してもよい。車両画像送受信部140は、通信線50の混雑度が閾値を超えている場合に、複数の車両画像をそれぞれ異なるパケットにより送信してもよく、複数の車両画像のうち1つの車両画像のみを送信してもよい。
渋滞判定部220は、複数の撮影装置100から受信した車両画像に基づいて渋滞が発生したと判定する。例えば、車両状況検出部270が、所定の時間間隔で撮影された複数の車両画像に基づいて複数の車両の車両速度及び複数の車両の車間距離の少なくとも1つを検出する。渋滞判定部220は、車両状況検出部270が検出した車両速度及び車間距離の少なくとも1つに基づいて、渋滞が発生したと判定する。
具体的には、車両状況検出部270は、異なる複数の時刻に撮影装置100が撮影した車両画像に写っている単一の車両の位置の変化量に基づいて車両速度を検出してよい。より具体的には、車両状況検出部270は、図4に示したように、時刻t1における車両の先頭位置と時刻t2における車両の先頭位置との間の距離がd1である場合に、(t2−t1)/d1により車両速度を検出する。図5に示したように撮影装置100が撮影した車両画像に写っている第1の車両の後端位置と第2の車両の先端位置との間の距離がd2である場合に、車両状況検出部270は車間距離をd2であると検出してもよい。
渋滞判定部220は、車両画像において所定の割合より大きな面積を車両が占めていることを示す車両画像に対応する撮影装置100の位置において渋滞が発生したと判定してもよい。例えば、車両状況検出部270は車両画像における車両の輪郭線を検出し、車両画像全体における画素数に対する輪郭線の内側の画素数の割合を算出する。渋滞判定部220は、車両状況検出部270が算出した輪郭線の内側の画素数の割合が閾値よりも大きい場合に渋滞が発生したと判定する。
平均速度算出部230は、車両状況検出部270が複数の撮影装置100から取得した複数の車両画像に基づいて検出した複数の車両の車両速度を平均した平均車両速度を算出する。渋滞判定部220は、平均車両速度が平均速度閾値よりも小さいときに渋滞が発生したと判定してよい。平均速度算出部230は、車両速度を検出できない車両画像を撮影した撮影装置100に対応する車両速度として当該撮影装置100に隣接する撮影装置100から受信した車両速度を用いて平均車両速度を算出してもよい。平均速度算出部230は、車両速度を検出できない車両画像を撮影した撮影装置100に対応する車両速度として法定速度を用いて平均車両速度を算出してもよい。
平均車間算出部240は、車両状況検出部270が複数の撮影装置100から取得した複数の車両画像に基づいて検出した複数の車間距離を平均した平均車間距離を算出する。渋滞判定部220は、平均車間距離が平均車間閾値よりも小さいときに渋滞が発生したと判定してよい。
データ管理装置200は、渋滞距離算出部250及び通過時間算出部260の少なくとも1つをさらに有してもよい。渋滞距離算出部250は、車両速度が速度閾値より小さい状態、及び、車間距離が車間距離閾値より小さい状態の少なくとも1つの状態が含まれる車両画像を撮影した撮影装置100の位置に基づいて渋滞距離を算出する。具体的には、渋滞距離算出部250は、車両速度が速度閾値より小さい状態、及び、車間距離が車間距離閾値より小さい状態の少なくとも1つの状態が含まれる車両画像を撮影した撮影装置100のうち、最も下流側の撮影装置100と最も上流側の撮影装置100との間の距離を渋滞距離としてよい。渋滞判定部220は、渋滞距離が距離閾値よりも長いときに渋滞が発生したと判定してよい。
通過時間算出部260は、複数の撮影装置100から受信した複数の車両画像に基づいて車両状況検出部270が検出した車両速度及び渋滞距離に基づいて、渋滞の通過に要する時間を算出する。
データ管理装置200が複数の撮影装置100が撮影した複数の車両画像に基づいて渋滞の発生の有無を高精度に判定するために、複数の撮影装置100は同じタイミングで車両画像を撮影することが好ましい。そこで、デイジーチェーン接続された複数の撮影装置100は、車両画像を撮影するタイミングを提供する同期信号を隣接する撮影装置100から取得すると共に、隣接する他の撮影装置100に同期信号を通知してもよい。
[結合画像に基づいて渋滞を検出する]
図10は、第2の実施形態の監視システム10の他の構成例を示す。図10に示したデータ管理装置200は、結合画像生成部280をさらに有する点で図9に示した監視システム10と異なる。
結合画像生成部280は、複数の車両画像を結合した結合画像を生成する。一例として、結合画像生成部280は、複数の車両画像において同一の被写体が写っている領域を重ね合わせることにより結合画像を生成する。
図11は、結合画像の生成方法を示す。図11は、撮影装置100−1、撮影装置100−2及び撮影装置100−3が同じ時刻に撮影した画像を示している。図2Aに示したように、それぞれの撮影装置100が撮影する領域の一部は互いに重なっている。したがって、撮影装置100−1が撮影した車両画像及び撮影装置100−2が撮影した車両画像のいずれにも車両bが写っている。そこで、結合画像生成部280は、撮影装置100−1が撮影した車両画像のうち、点線で示された位置より右側の領域の画像を削除すると共に、撮影装置100−2が撮影した車両画像のうち、点線で示された位置より左側の領域の画像を削除することにより、結合画像を生成する。
渋滞判定部220は、結合画像生成部280が生成した結合画像内の所定の領域内に含まれる車両の台数が所定の台数より多い場合に渋滞が発生したと判定してよい。例えば、渋滞判定部220は、複数の領域に分割された結合画像におけるそれぞれの領域に含まれる車両の台数が、領域の長さに応じて定められる閾値台数よりも多い領域において渋滞が発生したと判定する。渋滞判定部220は、所定の期間に渡って車両台数が閾値台数よりも多い場合に、渋滞が発生したと判定してもよい。
結合画像生成部280は、異なる時間に撮影された複数の車両画像に対応する複数の結合画像を生成してもよい。車両状況検出部270は、複数の結合画像における車両の位置と複数の結合画像が含む車両画像が撮影された時刻の間隔とに基づいて車両速度を検出してもよい。
平均速度算出部230は、結合画像に含まれる複数の車両の車両速度を平均して平均車両速度を算出する。平均速度算出部230は、所定の時間に渡って撮影された車両画像を含む複数の結合画像に基づいて、所定の期間における平均車両速度を算出してもよい。渋滞判定部220は、平均車両速度が平均車両速度閾値より小さいときに渋滞が発生したと判定する。
車両状況検出部270は、結合画像が含む複数の車両間の車間距離を検出する。平均車間算出部240は、結合画像が含む複数の車間距離を平均して平均車間距離を算出する。平均速度算出部230は、所定の時間に渡って撮影された車両画像を含む複数の結合画像に基づいて、所定の期間における平均車間距離を算出してもよい。渋滞判定部220は、平均車間距離が平均車間距離閾値より小さいときに渋滞が発生したと判定してもよい。
結合画像生成部280は、渋滞判定部220が渋滞の発生の有無を判定する基準とする車両速度閾値に応じた時間間隔で撮影された複数の車両画像に基づいて結合画像を生成してもよい。具体的には、結合画像生成部280は、車両速度閾値がより小さい場合に、より小さな時間間隔で撮影された車両画像を用いて結合画像を生成することが好ましい。
[1台の車両を追跡する]
図12は、第2の実施形態の監視システム10の他の構成例を示す。図12に示したデータ管理装置200は、平均速度算出部230、平均車間算出部240及び車両状況検出部270の代わりに追跡車両検出部290を有する点で図9に示したデータ管理装置200と異なる。
追跡車両検出部290は、第1の撮影装置100−1で撮影された車両画像、及び、第1の撮影装置100以外の第2の撮影装置100−2で撮影された車両画像において追跡対象車両の画像を検出する。渋滞判定部220は、追跡対象車両が含まれる車両画像が第1の撮影装置100−1で撮影された時刻と車両画像が第2の撮影装置100−2で撮影された時刻との時間差に基づいて、渋滞が発生したと判定する。例えば、渋滞判定部220は、時間差が時間閾値よりも大きいときに渋滞が発生したと判定してよい。
図13は、追跡対象車両を検出する方法を示す。まず、追跡車両検出部290は、時刻t1において撮影装置100−4が撮影した画像に写っている車両bを追跡対象車両として選択する。続いて、追跡車両検出部290は、撮影装置100−4の下流側の撮影装置100−3において撮影された車両画像において、車両bの画像を検索する。
次に、追跡車両検出部290は、時刻t2における撮影装置100−3の車両画像において、撮影装置100−4の車両画像における車両bの画像の位置と同じ位置に車両bが写っていることを検出する。さらに、追跡車両検出部290は、時刻t3における撮影装置100−2の車両画像において、撮影装置100−4の車両画像における車両bの画像の位置と同じ位置に車両bが写っていることを検出する。
複数の撮影装置100が等間隔で設置されている場合には、隣接する複数の撮影装置100に車両bが写る時刻の差は車両速度に反比例する。そこで、渋滞判定部220は、時刻t2と時刻t1との差の時間、及び、時刻t3と時刻t2との差の時間の少なくとも1つが所定の時間よりも大きい場合に渋滞が発生したと判定してよい。渋滞判定部220は、複数の時間差が所定の時間よりも大きい場合、又は、複数の時間差の平均値が所定の時間よりも大きい場合に渋滞が発生したと判定してもよい。
追跡車両検出部290は、複数の撮影装置100が追跡対象車両を撮影した時刻差と複数の撮影装置100の間の距離とに基づいて、追跡対象車両の車両速度を算出してもよい。渋滞判定部220は、追跡車両検出部290が算出した車両速度が車両速度閾値よりも小さい場合に渋滞が発生したと判定してもよい。
[第2の実施形態の効果]
以上の通り、第2の実施形態の監視システム20においては、撮影装置100において所定の時間間隔で撮影された複数の車両画像に基づいて、データ管理装置200が渋滞の発生を検出する。したがって、撮影装置100が車両画像を解析する必要がないので、撮影装置100のコストを低減することができる。
特に、監視システム20においては、複数の撮影装置100がデイジーチェーン接続されていることにより、それぞれの撮影装置100とデータ管理装置200との間を通信回線で接続することなく、隣接する2台の撮影装置100の間を通信回線で接続して通信回線のコストを低減しながら、複数の撮影装置100で撮影した車両画像をデータ管理装置200に送信することができる。
<第3の実施形態>
[渋滞可能性がある場合に、車両画像をデータ管理装置200に送信する]
図14は、第3の実施形態の監視システム30の構成例を示す。監視システム30は、撮影装置100が車両状況検出部120及び車両状況送受信部130を有する点で、図10に示した監視システム20と異なる。
監視システム30における車両状況送受信部130は、車両状況検出部120が検出した車両状況をデータ管理装置200に送信すると共に、データ管理装置200からの要求に応じて、撮影部110が撮影した車両画像をデータ管理装置200に送信する。データ管理装置200は、所定の台数の撮影装置100から車両状況を受信すると、全ての撮影装置100に対して車両画像を要求する。例えば、データ管理装置200は、車両速度閾値より小さな車両速度又は車間距離閾値よりも小さな車間距離を検出した撮影装置100から渋滞通知を受けると、全ての撮影装置100に対して車両画像を要求する。
結合画像生成部280は、複数の撮影装置100から車両画像を受信すると、受信した車両画像に基づいて結合画像を生成する。渋滞判定部220は、生成された結合画像に基づいて渋滞の発生の有無を判定してよい。渋滞判定部220は、結合画像に基づいて平均速度算出部230が算出した平均車両速度及び平均車間算出部240が算出した平均車間距離に基づいて、渋滞の発生の有無を判定してもよい。
[第3の実施形態の効果]
以上の通り、第3の実施形態の監視システム30によれば、1台の撮影装置100において渋滞の可能性があることが検出されたときに、複数の撮影装置100からデータ管理装置200に車両画像を送信し、データ管理装置200が結合画像を生成することができる。したがって、渋滞の可能性が低いにもかかわらず車両画像をデータ管理装置200に送信する必要がないので、撮影装置100及びデータ管理装置200の消費電力を低減することができる。
以上の実施形態においては、撮影装置100とデータ管理装置200は異なる構成を有する装置であるとして説明した。しかし、撮影装置100がデータ管理装置200の構成を含み、複数の撮影装置100のうちの1台がデータ管理装置200として機能しても同様の作用効果を奏する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10・・・監視システム、20・・・監視システム、30・・・監視システム、50・・・通信線、100・・・撮影装置、110・・・撮影部、120・・・車両状況検出部、130・・・車両状況送受信部、140・・・車両画像送受信部、200・・・データ管理装置、210・・・送受信部、220・・・渋滞判定部、230・・・平均速度算出部、240・・・平均車間算出部、250・・・渋滞距離算出部、260・・・通過時間算出部、270・・・車両状況検出部、280・・・結合画像生成部、290・・・追跡車両検出部、300・・・ハブ、400・・・モニタ、500・・・トンネル

Claims (12)

  1. 道路を走行する車両を含む車両画像を撮影する撮影部を有する複数の撮影装置と、
    前記複数の撮影装置との間でデータを送受信する送受信部を有するデータ管理装置と
    を備える監視システムであって、
    前記複数の撮影装置のそれぞれは、
    所定の時間間隔で撮影された複数の前記車両画像に基づいて前記車両の車両状況として、前記車両の車両速度を検出する車両状況検出部と、
    前記車両状況を前記データ管理装置に送信する車両状況送受信部と
    を有し、
    前記データ管理装置は、
    前記複数の撮影装置から複数の前記車両速度を受信し、前記車両速度を受信していない前記撮影装置に対応する前記車両速度として隣接する前記撮影装置から受信した前記車両速度を用いて、複数の前記車両速度を平均した平均車両速度を算出する平均速度算出部と、
    算出した前記平均車両速度に基づいて渋滞が発生したと判定する渋滞判定部
    を有する監視システム。
  2. 前記車両状況検出部は、前記車両速度が車両速度閾値よりも小さいときに渋滞可能性があると判定し、
    前記車両状況送受信部は、前記渋滞可能性があることを示す渋滞通知を前記データ管理装置に送信し、
    前記渋滞判定部は、前記渋滞通知に基づいて前記渋滞が発生したと判定する請求項1に記載の監視システム。
  3. 記渋滞判定部は、前記平均車両速度が前記車両速度閾値以上の大きさの平均速度閾値よりも小さいときに前記渋滞が発生したと判定する請求項2に記載の監視システム。
  4. 前記データ管理装置は、
    前記車両状況を送信した前記撮影装置の位置に基づいて渋滞距離を算出する渋滞距離算出部と、
    前記複数の撮影装置から受信した前記車両速度及び前記渋滞距離に基づいて、前記渋滞の通過に要する時間を算出する通過時間算出部と
    をさらに有する請求項からのいずれか一項に記載の監視システム。
  5. 前記データ管理装置は、前記車両状況を送信した前記撮影装置の位置に基づいて渋滞距離を算出する渋滞距離算出部をさらに有し、
    前記渋滞判定部は、前記渋滞距離が距離閾値よりも長いときに前記渋滞が発生したと判定する請求項1からのいずれか一項に記載の監視システム。
  6. 前記車両状況検出部は、前記車両状況として、前記車両画像に基づいて複数の前記車両の車間距離を検出すると共に、前記車間距離が車間距離閾値よりも小さいときに渋滞可能性があると判定し、
    前記データ管理装置は、複数の前記車間距離を平均した平均車間距離を算出する平均車間算出部をさらに有し、
    前記渋滞判定部は、前記平均車間距離が平均車間距離閾値よりも小さいときに前記渋滞が発生したと判定する請求項1からのいずれか一項に記載の監視システム。
  7. 前記車両状況送受信部は、前記車両状況検出部が所定の時間に渡って前記車両状況を検出した結果に応じて前記車両状況を送信する請求項1からのいずれか一項に記載の監視システム。
  8. 前記車両状況検出部は、前記車両画像において前記車両が占めている面積の割合を前記車両状況として検出する請求項1から7のいずれか一項に記載の監視システム。
  9. 道路を走行する車両を含む車両画像を撮影する撮影部を有する複数の撮影装置と、
    前記複数の撮影装置との間でデータを送受信する送受信部を有するデータ管理装置と
    を備える監視システムであって、
    前記複数の撮影装置のそれぞれは、
    所定の時間間隔で撮影された複数の前記車両画像に基づいて前記車両の車両状況を検出する車両状況検出部と、
    前記車両状況を前記データ管理装置に送信する車両状況送受信部と
    を有し、
    前記データ管理装置が有する前記送受信部は、前記車両状況を送信した前記撮影装置の上流に設けられた所定台数の前記撮影装置に、前記車両状況を要求する要求メッセージを送信し、
    前記データ管理装置は、
    前記要求メッセージを送信した前記所定台数の撮影装置から受信した前記車両状況に基づいて渋滞が発生したか否かを判定する渋滞判定部、
    を有する監視システム。
  10. 道路を走行する車両を含む車両画像を撮影する撮影部を有する複数の撮影装置と、
    前記複数の撮影装置との間でデータを送受信する送受信部を有するデータ管理装置と
    を備える監視システムであって、
    前記複数の撮影装置のそれぞれは、
    所定の時間間隔で撮影された複数の前記車両画像に基づいて前記車両の車両状況を検出する車両状況検出部と、
    前記車両状況を前記データ管理装置に送信する車両状況送受信部と
    を有し、
    前記データ管理装置が有する前記送受信部は、前記車両状況を送信した第1の前記撮影装置と第2の前記撮影装置との間の前記複数の撮影装置に、前記車両状況を要求する要求メッセージを送信し、
    前記データ管理装置は、
    前記要求メッセージを送信した前記複数の撮影装置から受信した前記車両状況に基づいて渋滞が発生したか否かを判定する渋滞判定部、
    を有する監視システム。
  11. 道路を走行する車両を含む車両画像を撮影する撮影部を有する複数の撮影装置と、
    前記複数の撮影装置との間でデータを送受信する送受信部を有するデータ管理装置と
    を備える監視システムであって、
    前記複数の撮影装置のそれぞれは、
    所定の時間間隔で撮影された複数の前記車両画像に基づいて前記車両の車両状況を検出する車両状況検出部と、
    前記車両状況を前記データ管理装置に送信する車両状況送受信部と
    を有し、
    前記データ管理装置は、
    所定区間に設置された複数の前記撮影装置のうち、所定台数よりも多くの前記複数の撮影装置から前記車両状況を受信すると、前記所定台数の前記撮影装置が設置されている前記所定区間において渋滞が発生したと判定する渋滞判定部、
    を有する監視システム。
  12. 道路を走行する車両を含む車両画像を撮影する撮影部を有する複数の撮影装置と、
    前記複数の撮影装置との間でデータを送受信する送受信部を有するデータ管理装置と
    を備える監視システムであって、
    前記複数の撮影装置のそれぞれは、
    所定の時間間隔で撮影された複数の前記車両画像に基づいて前記車両の車両状況を検出する車両状況検出部と、
    前記車両状況を前記データ管理装置に送信する車両状況送受信部と
    を有し、
    前記データ管理装置は、
    前記車両状況を送信した前記複数の撮影装置における両端の前記撮影装置の間に含まれる前記複数の撮影装置のうち、所定の割合より多くの前記複数の撮影装置から前記車両状況を受信すると、前記両端の撮影装置の間において渋滞が発生したと判定する渋滞判定部、
    を有する監視システム。
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