JP5914611B2 - 刃物 - Google Patents

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本発明は、刃物に関し、特に、鋸状刃を有する刃物に関する。
鋸状刃を有する刃物の一例として、特許文献1に記載の先行技術に係るものがある。
図3は上記特許文献1に記載された刃物の部分的平面図、図4は図3に示された刃物の部分的拡大図である。
図3及び図4に示す刃物10は鋼またはステンレス鋼で作られており、その刃部分11は、図4に示すように、凸部12と凹部13とが交互に連続して形成される鋸状刃となっている。
特開2002−248278号公報
図4に示すように、刃部分11の長さ方向における凸部12の長さp1と凹部13の長さp2とは等しくなく、凸部12の方が凹部13よりも長く、あるいは、短く設定されている。
しかしながら、本出願人のテストの結果、凸部12の方が凹部13よりも長く、あるいは、短いと、次のような問題点が発生することが判明した。
凸部12の方が凹部13よりも長い場合には、硬い対象物を切断するときに、刃部分11が対象物の表面上において滑りやすくなり、硬い対象物を上手に切断することが困難になる。
逆に、凸部12の方が凹部13よりも短い場合には、硬い対象物を切断する際に、凸部12に負荷がかかり過ぎることになるため、凸部12の磨り減りが早くなり、刃部分11の切れ味が短期間のうちに悪くなる。
(本発明の目的)
本発明はこのような従来の刃物における問題点に鑑みてなされたものであり、刃部分が早期に磨り減ることを防止でき、かつ、硬い対象物をもスムーズに切断することを可能にする刃物を提供することを目的とする。
本発明の主題は、刃部分を有する刃物であって、前記刃部分は、前記刃部分の長さ方向に交互に連続して形成されている凸部及び凹部と、前記刃物の少なくとも一方の側面部に形成されており、各凹部の外縁の内で前記少なくとも一方の側面部の側にのみ位置する部分の全体から前記刃部分の幅方向に延びる第二凹部とを備え、各第二凹部の前記刃部分の前記幅方向に於ける延在長さは相等しいことを特徴とする
本発明に係る刃物においては、刃部分の長さ方向に形成されている凸部と凹部とは刃部分の長さ方向における長さが相互に等しくなるように設定されている。このため、硬い対象物を切断する場合であっても、刃部分が対象物の表面上において滑りやすくなることを防止することができ、その結果として、硬い対象物であっても、上手に切断することが可能になる。
さらに、凸部に負荷がかかり過ぎることがなくなるため、硬い対象物を切断する場合であっても、凸部が磨り減る期間を延ばすことができ、その結果として、刃部分の切れ味が短期間に悪くなることを防止することができる。
また、図3及び図4に示すように、従来の刃物10においては、凹部13は刃部分11に対して完全な切り欠きとして形成されるものであるため、凹部13に起因して、刃部分11、特に、凸部12の強度が低下していた。
これに対して、刃物の両側面部に、刃部分の幅方向に延び、かつ、凹部と連続する第二凹部を形成することによって、本考案に係る刃物においては、凹部は刃部分を完全に切り欠いて形成されるものではなく、第二凹部としての窪みを形成することになるだけであるため、従来の刃物10と比較して、刃物、特に、凸部の強度の低下の度合いを小さくすることが可能である。
以下、本発明の様々な具体化を、添付図面を基に、その効果・利点と共に、詳述する。
本発明の一実施形態に係る刃物の刃部分の一部を示す部分的平面図である。 図1のA方向から見た場合の本発明の一実施形態に係る刃物の正面図である。 従来の刃物の部分的平面図である。 図3に示された従来の刃物の部分的拡大図である。
(実施の形態1)
図1は本発明の一実施形態に係る刃物100の刃部分110の一部を示す部分的平面図であり、図2は図1のA方向から見た場合の刃物100の正面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る刃物100における刃部分110は刃部分110の長さ方向(図1の左右方向)において凸部111と凹部112とが交互に連続する鋸状刃をなしている。
刃部分110の長さ方向における凸部111の長さL1と刃部分110の長さ方向における凹部112の長さL2とは、相互に等しくなるように設定されている。
例えば、凸部111の長さL1及び凹部112の長さL2は、0.1mm乃至0.5mmの範囲内において設定される。
さらに、図1及び図2に示すように、刃物100の両側面部には、刃部分110の幅方向に延びるとともに、凹部112と連続する第二凹部113が形成されている。第二凹部113は刃物100の側面から見てほぼ逆U字型の形状をなしている。
刃部分110の厚みは0.5mm乃至1.0mmの範囲内に設定され、凹部112の厚みは刃部分110の厚みの35%乃至65%の範囲内において設定される。従って、各第二凹部113の厚みは刃部分110の厚みの17.5%乃至32.5%の範囲内において設定される。
このような構造を有する本実施形態に係る刃物100は、次のような機能を奏する。
本実施形態に係る刃物100においては、刃部分110の長さ方向に形成されている凸部111と凹部112とは刃部分110の長さ方向における長さが相互に等しくなるように設定されている。このため、刃物100で硬い対象物を切断する場合であっても、刃部分110が対象物の表面上において滑りやすくなることを防止することができ、その結果として、硬い対象物であっても、上手に切断することが可能になる。
さらに、刃部分110の凸部111に負荷がかかり過ぎることがなくなるため、刃物100で硬い対象物を切断する場合であっても、凸部111が磨り減る期間を延ばすことができ、その結果として、刃部分110の切れ味が短期間に悪くなることを防止することができる。
図3及び図4に示すように、従来の刃物10においては、凹部13は刃部分11に対して完全な切り欠きとして形成される。このため、凹部13に起因して、刃部分11、特に、凸部12の強度が低下していた。
これに対して、本実施形態に係る刃物100においては、凹部112は刃部分110を完全に切り欠いて形成されるものではなく、第二凹部113としての窪みを形成するだけであるため、従来の刃物10と比較して、刃物100、特に、凸部111の強度の低下の度合いを小さくすることが可能である。
なお、本実施形態に係る刃物100においては、第二凹部113は刃物100の両側面部に形成されるものとしているが、第二凹部113は刃物100の何れか一方の側面部にのみ形成することも可能である。
(付記)
以上、本発明の実施の形態を詳細に開示し記述したが、以上の記述は本発明の適用可能な局面を例示したものであって、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、記述した局面に対する様々な修正及び/又は変形例を、この発明の範囲から逸脱することの無い範囲内で考えることが可能である。
100 本発明の一実施形態に係る刃物
110 刃部分
111 凸部
112 凹部
113 第二凹部

Claims (3)

  1. 刃部分を有する刃物であって、
    前記刃部分は、
    前記刃部分の長さ方向に交互に連続して形成されている凸部及び凹部と、
    前記刃物の少なくとも一方の側面部に形成されており、各凹部の外縁の内で前記少なくとも一方の側面部の側にのみ位置する部分の全体から前記刃部分の幅方向に延びる第二凹部とを備え、
    各第二凹部の前記刃部分の前記幅方向に於ける延在長さは相等しいことを特徴とする、刃物。
  2. 請求項1に記載の刃物であって、
    前記各第二凹部の厚みは、前記刃部分の厚みの17.5%乃至32.5%の範囲内において設定されていることを特徴とする、刃物
  3. 請求項1又は2に記載の刃物であって、
    前記刃部分の前記長さ方向における前記凸部の長さと前記凹部の長さとは相互に等しいものである
    ことを特徴とする、刃物
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