JP5913213B2 - ステープラー - Google Patents

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Description

ベースと、アームと、両者間に位置される押さえ部材と、押さえ部材の自由端とベースの自由端との間に所定の間隔を形成させる第一付勢部材と、押さえ部材の自由端とアームの自由端との間に所定の間隔を形成させる第二付勢部材とを備え、押さえ部材の自由端とベースの自由端との間にシートの一部を位置させた状態から、第一付勢部材の付勢に抗して押さえ部材の自由端とベースの自由端とを前記シートの一部を介して突き合わせると共に、第二付勢部材の付勢に抗してアームの自由端と押さえ部材の自由端とを近接させることにより、前記シートの一部に止着を施すステープラーがある。
この種のステープラーは、前記第一付勢部材及び第二付勢部材の付勢により、通常は、アームとベースとの間の距離をこれらの自由端に向かうに連れて次第に大きくする開き姿勢をとる。
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種のステープラーにおいて、アームの自由端とベースの自由端とを近接させた所定の閉じ姿勢を合理的に解除可能に保持できるようにして、かかるステープラーの収納や持ち運びの利便性を向上させる点にある。
前記課題を達成するために、この発明にあっては、ステープラーを、ベースと、アームと、両者間に位置される押さえ部材とを備え、
ベースとアームと押さえ部材はいずれも、前端を自由端とし、後端側に回動中心を持つように組み合わされ、
押さえ部材の自由端とベースの自由端との間に所定の間隔を形成させる第一付勢部材を備えると共に、
押さえ部材の自由端とアームの自由端との間に所定の間隔を形成させる第二付勢部材を備え、
押さえ部材の自由端とベースの自由端との間にシートの一部を位置させた状態から、第一付勢部材の付勢に抗して押さえ部材の自由端とベースの自由端とを前記シートの一部を介して突き合わせると共に、第二付勢部材の付勢に抗してアームの自由端と押さえ部材の自由端とを近接させることにより、前記シートの一部に止着を施すステープラーであって、
アームには前後方向に移動操作可能なスライダが備えられており、前記第一付勢部材及び第二付勢部材の付勢に抗してベースの自由端とアームの自由端とを近接させた所定の閉じ姿勢において、スライド前位置にあるスライダを移動させることにより、前記閉じ姿勢を維持するロック状態が作り出されるようになっているものとした。
前記ベースの外側に、前端を自由端とし、後端側に回動中心を持つパンチアームを備えさせ、ベースの自由端とパンチアームの自由端との間で挟持されるシートの一部につづり穴を開けるようにしておくことが、この発明の好ましい態様の一つである。
また、前記スライダは左右方向に沿った軸部を有したものとし、前記アームには前記軸部を案内する前後方向に延びる長穴を設け、前記押さえ部材には前記軸部を通す通し部を形成し、この通し部を前記閉じ姿勢においてアームの長穴に整合する前後方向に延びる第一部分と、第一部分の後端から分岐してアームの回動中心を巡る向きに延びる第二部分とを備えたものとし、さらに前記ベースに、前記閉じ姿勢において、スライド前位置にあるスライダを前記軸部を長穴の前端に位置させるスライド後位置まで移動させたときに、前記軸部を後方から受け入れてこれに引っかかる係合部を備えさせておくことが、この発明の好ましい態様の一つである。
この発明によれば、ステープラーを、スライダの単純な操作によって、収納や持ち運びに都合の良い閉じ姿勢をとった状態に保つことができる。
図1はこの発明の一実施の形態にかかるステープラーの側面構成図であり、ステープラーは閉じ姿勢をとっている。 図2は前記ステープラーの斜視構成図であり、図1の状態からパンチアームを開いた様子を示している。 図3は前記ステープラーをパンチアームの側から見て示しており、レターオープナーを展開させた様子を想像線で示している。 図4は前記ステープラーの側面構成図であり、ステープラーは開き姿勢をとっている。 図5は前記ステープラーの構成部材を分離して示した斜視構成図である。 図6は前記ステープラーの断面構成図であり、ステープラーは閉じ姿勢をとっている。 図7は前記ステープラーの断面構成図であり、ステープラーは開き姿勢をとっている。 図8は図7の状態からベースと押さえ部材との間にシートを挟んだ状態を示した前記ステープラーの要部断面構成図である。 図9は図8の状態から閉じ姿勢に向けてアームを回動させ始めた様子を示した前記ステープラーの要部断面構成図、及び、このときのシートの要部の平面構成図(左下の図)である。 図10は図9の状態から閉じ姿勢に至った前記ステープラーの要部断面構成図である。 図11は図10の状態から開き姿勢に向けたアームの復動が開始された直後の様子を示した前記ステープラーの要部断面構成図である。 図12は図11の状態から開き姿勢に向けてさらにアームの復動がされた様子を示した前記ステープラーの要部断面構成図である。 図13は図12の状態から開き姿勢に向けてさらにアームの復動がされた様子を示した前記ステープラーの要部断面構成図である。 図14は図13の状態から開き姿勢に向けてさらにアームの復動がされて図8と同じ位置までアームが復動された様子を示した前記ステープラーの要部断面構成図であり、シートの止着完了状態を示している。 図15は図9の状態におけるシートの要部(A図)及び図14の状態におけるシートの要部(B図)を表したシートの要部斜視構成図である。
以下、図1〜図15に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について、説明する。この実施の形態にかかるステープラーは、紙などのシートSの一部に止着を施して、複数枚のシートS、S…をとじ合わせるために用いられるものである。
図示の例では、ステープラーは、つづり針を使わずに、複数枚のシートS、S…をとじ合わせる構造を備えたものとなっている。図示は省略するが、この発明はつづり針を使って複数枚のシートS、S…をとじ合わせる公知の止着手段を備えたステープラーにも適用可能である。この場合には後述の押さえ部材3に相当する押さえ部材につづり針が装填され、ステープラーを閉じ姿勢にすることにより、この押さえ部材内に押し込まれる後述のアーム2に相当するアームの一部によって押さえ部材の自由端側に位置されるつづり針が打ち出され、この押さえ部材と後述のベース1に相当するベースとの間に挟まれたシートSに打ち込まれると共に両端を内向きに変形されるつづり針によってこのシートSに対する前記止着が施されることとなる。
かかるステープラーは、ベース1と、アーム2と、両者間に位置される押さえ部材3とを備えている。ベース1とアーム2と押さえ部材3はいずれも、前端を自由端1a、2a、3aとし、後端1b、2b、3b側に回動中心を持つように組み合わされている。ベース1とアーム2と押さえ部材3はいずれも、前後方向xに長く、左右方向yに短い形態を持っている。(図2)
図示の例では、ベース1は、押さえ部材3側に向いた内側面1cと、これと反対の外側面1dとを有している。ベース1の内側であって、その後端1bには、内側面1cから突き出す一対の軸受け部1e、1eが、左右方向yにおいて両軸受け部1e、1eの間に間隔を開けて設けられている。ベース1の前端1a側には、ステープラーの後述の閉じ姿勢において、押さえ部材3に組み合わされた止着手段4の一部をベース1の内部に受け入れる開口1gが形成されている。かかる開口1gと軸受け部1eとの間には、内側面1cに略直交する向きに突き出す縦部分1iと、この縦部分1iの突き出し端から後端側に突き出す横部分1jとを備えた係合部1hが形成されている。
また、この実施の形態にあっては、ベース1の外側に、前端5aを自由端とし、後端5b側に回動中心を持つパンチアーム5が備えられている。そして、ベース1の自由端とパンチアーム5の自由端との間にシートSの一部を位置させた状態から、このシートSの一部を介してベース1の自由端とパンチアーム5の自由端とを突き合わせることで、両者間で挟持されるかかるシートSの一部につづり穴を開けるようになっている。図示の例では、かかるパンチアーム5によってシートSの一部に丸穴が穿孔されるようになっている。図示の例では、パンチアーム5も、前後方向xに長く左右方向yに短い形態を有している。パンチアーム5の後端には、このパンチアーム5の一面側において、一対の軸受け部5c、5cが、左右方向yにおいて両軸受け部5c、5cの間に間隔を開けて設けられている。図示の例では、パンチアーム5の一対の軸受け部5c、5cの間に、この軸受け部5cの内側に設けた軸孔5dにベース1の側部1kに設けた軸突起1mを納めた状態で、ベース1の後端1b側が納められ、これによりベース1に対してパンチアーム5が前記軸突起1mを回動中心とした回動可能に組み合わされている。パンチアーム5の一面側の自由端には、このパンチアーム5の一面とベース1の外側面1dとを重なり合わせたパンチアーム5の閉じ姿勢(図6)において、ベース1の自由端に設けたパンチングプレート1pの受け孔1qに入り込む環状のパンチングブレード5eが備えられている。なお、パンチアーム5の閉じ姿勢は、ベース1の側部1kに設けた突起1nをパンチアーム5の軸受け部5cの内面に設けた凹部5fに係合させることで、解除可能に保持されるようになっている。
また、図示の例では、パンチアーム5の他面側には、レターオープナー6が備えられている。かかるレターオープナー6は概ね四辺を備えた板状をなし、一辺において開放されたスリット6aの奥にこのスリット6aに入れ込まれる封筒の縁部に対しカッティングを施す刃体6bを備えてなる。図示の例では、レターオープナー6は、前記スリット6aに平行をなす辺を挟んだ隅部にそれぞれ軸突起6cを備えている。パンチアーム5の他面にはレターオープナー6の輪郭に倣った輪郭を備えた凹所5gが形成されている共に、この凹所5g内に前記軸突起6cが回動可能に納まる軸孔5hが設けられている。かかるレターオープナー6は、前記凹所5g内に納まった収納位置から前記軸突起6cを回動中心とした回動操作により展開され、この展開状態において封筒の開封の用に供される構造となっている。図示の例では、レターオープナー6は、前記回動の回動中心軸を前後方向xに沿わせるようにパンチアーム5に組み合わされている。
次に、図示の例ではアーム2は、前後方向xの各位置において、左右方向yの断面を概ね、ベース1に向けられた側を開放させたチャンネル状とするように構成されている。すなわち、図示の例では、アーム2は、背板部2cと左右の側板部2d、2dとを備えている。アーム2の後端2b側には、左右の側板部2d、2dの内側にそれぞれアームシャフト7の端部のはめ込み部2eが形成されている。また、アーム2の前後方向x中程の位置には、左右の側板部2d、2dにそれぞれ、前後方向xに沿って続く長穴2fが設けられている。
次に、図示の例では、押さえ部材3は、前後方向xに長い左側板部3c及び右側板部3dと、押さえ部材3の前端3aを構成する前板部3e及び後端3bを構成する後板部3fとを備えた、細長い枠状を呈している。
押さえ部材3の後端3b側であって、アーム2に近い側には、左側板部3d及び右側板部3cにそれぞれ、アームシャフト7を通す軸穴3gが形成されている。押さえ部材3は、この軸穴3gに通したアームシャフト7の端部をそれぞれ前記アーム2のはめ込み部2eにはめ込むことで、アーム2と組み合わされている。
また、押さえ部材3の後端3b側であって、ベース1に近い側には、左側板部3c及び右側板部3dにそれぞれ、外側に突き出す軸突起3hが形成されている。押さえ部材3は、ベース1の軸受け部1eに設けた軸穴1fにこの軸突起3hを嵌め入れることで、ベース1と組み合わされている。
すなわち、図示の例では、押さえ部材3を介して、間接的にアーム2とベース1とが組み合わされている。図示の例では、ベース1の左右の軸受け部1e、1e間に押さえ部材3の後端3bが納まり、さらに、ベース1の左右の軸受け部1e、1eはアーム2の左右の側板部2d、2d間に納まるようになっている。
また、押さえ部材3には後述のスライダ10の軸部10aを通す通し部3iが形成されている。図示の例では、この通し部3iは、押さえ部材3の前後方向x略中程の位置と後端3bとの間において、左側板部3dと右側板部3cとにそれぞれ設けられている。この通し部3iは後述のステープラーの閉じ姿勢においてアーム2の長穴2fに整合する前後方向xに延びる第一部分3jと、第一部分3jの後端3kから分岐してアーム2の回動中心を巡る向きに延びる第二部分3nとを備えている。(図7)図示の例では、第二部分3nは、第一部分3jの後端3kからアーム2の側に向かって延びている。
前記押さえ部材3とベース1との間には、両者の自由端間、すなわち、前端1a、3a間に所定の間隔を形成させる第一付勢部材8が備えられている。図示の例では、第一付勢部材8は、ベース1の後端1b側と押さえ部材3の後端3b側との間に介装された圧縮コイルバネによって構成されている。
また、ステープラーは、前記押さえ部材3の自由端とアーム2の自由端との間に所定の間隔を形成させる第二付勢部材9を備えている。図示の例では、止着手段4を構成する圧縮コイルバネ4gがかかる第二付勢部材9として機能するようになっている。
かかる第一付勢部材8及び第二付勢部材9により、ステープラーは、アーム2とベース1とが自由端側に向かうに連れて次第に両者間の距離を大きくすると共に、これらの略中間に押さえ部材3を配した開き姿勢をとるようになっている。(図4、図7)
図示の例では、止着手段4は、押さえ部材3の前端3aと通し部3iとの間に位置される箇所に備えられている。止着手段4は、(1)押さえ部材3の左側板部3dと右側板部3cとの間において、この押さえ部材3の高さ方向zに移動可能に支持された可動部材4aと、(2)シートSに左右方向yに長い切れ目Sbを形成するサブブレード4bと、(3)シートSに片仮名のコ字状の切れ目Saを形成するメインブレード4eと、(4)前記第二付勢部材9となる圧縮コイルバネ4gと、(5)前記コ字状の切れ目Saにより区分されたシートSの一部Scを折り返すための折り返しアーム4hと、(6)この折り返しアーム4hの制御用の圧縮コイルバネ4mとを備えている。
サブブレード4bは細長板状をなし、その一端を可動部材4aの前後方向x中程の位置に固定し、他端に刃部4cを備え、板面を左右方向yに沿わせており、このサブブレード4bにより可動部材4aは前後に二分されている。
前記第二付勢部材9となる圧縮コイルバネ4gは、サブブレード4bの後方においてバネ一端を可動部材4aに突き当て且つバネ他端を押さえ部材3に形成された受け部3pに突き当てた状態で、可動部材4aと押さえ部材3との間に介装されている。この第二付勢部材9となる圧縮コイルバネ4gの付勢により可動部材4aはアーム2の背板部2cの内側に設けられた当接部2iに常時接するようになっている。
メインブレード4eは、その幅方向の断面をその長さ方向に亘る各位置においてそれぞれ前記コ字状としたチャンネル状体である。メインブレード4eはサブブレード4bの前側において、そのチャンネルの開放側をメインブレード4eの前面に向けた状態で、その一端を可動部材4aに固定させており、他端に刃部4fを備えている。
折り返しアーム4hは、メインブレード4eの内側において、左右方向yに沿った軸4iをもってこのメインブレード4eに回動可能に組み合わされている。折り返しアーム4hは、前記軸4iよりメインブレード4eの刃部4f側に延びる第一腕部4jと、前記軸よりサブブレード4b側に突き出す第二腕部4kとを備えたレバー状を呈している。
制御用の圧縮コイルバネ4mは、バネ一端を可動部材4aに突き当て且つバネ他端を折り返しアーム4hの第二腕部4kに突き当てた状態で、可動部材4aとこの第二腕部4kの間においてメインブレード4eに巻装されている。
ステープラーが開き姿勢にある状態(図7)から、押さえ部材3の自由端とベース1の自由端との間にシートSの一部を位置させた後、第一付勢部材8の付勢に抗して押さえ部材3の自由端とベース1の自由端とを前記シートSの一部を介して突き合わせるようにステープラーを操作し、(図8)さらに、第二付勢部材9の付勢に抗してアーム2の自由端と押さえ部材3の自由端とを近接させると、可動体はベース1側に移動し、押さえ部材3から突き出されると共に開口1gを通じてベース1内にその刃部4c、4f側を入り込ませるメインブレード4eとサブブレード4bとによりシートSに前記コ字状の切れ目Saと左右方向yに長い切れ目Sbとが施される。(図9)この後、さらに、前記第一付勢部材8及び第二付勢部材9の付勢に抗してベース1の自由端とアーム2の自由端とを近接させた所定の閉じ姿勢(図10)に向けてステープラーを操作すると、先ず、折り返しアーム4hの第一腕部4jにより前記コ字状の切れ目Saによって区分されたシートSの一部Scがベース1内に押し込まれ、(図9)次いで、折り返しアーム4hの第二腕部4kが押さえ部材3の突き当たり部3qに突き当たって第一腕部4jの自由端をサブブレード4bに近接させる向きに折り返しアーム4hが回動され、この回動により前記シートSの一部Scがサブブレード4bの刃部4c側に設けた窓穴4dに押し込まれるようになっている。(図10)前記閉じ姿勢を維持させるステープラーの操作を止めると、第二付勢部材9の付勢によりベース1内からメインブレード4e及びサブブレード4bを抜け出させる向きに可動体は移動されるが、前記シートSの一部Scはサブブレード4bの窓穴4dに入り込んでいるため、シートSのベース1側の面から押さえ部材3側の面に入り込む。(図12から図13)ステープラーが前記開き姿勢に復帰する過程で前記シートSの一部Scはサブブレード4bの窓穴4dから抜け出されるが前記切れ目Sbからは抜け出さないのでこのシートSの一部Scによって重ね合わされたシートS同士の止着がなされる。(図14)図示の例では、開き姿勢への復動に伴って、折り返しアーム4hは前記軸4iより後方において第二腕部4kに作用される制御用の圧縮コイルバネ4mの付勢により回動前の位置に復帰するようになっている。
また、前記アーム2には前後方向xに移動操作可能なスライダ10が備えられている。このスライダ10は左右方向yに沿った軸部10aを有している。図示の例では、かかるスライダ10は、アーム2の前記長穴2f及び押さえ部材3の前記通し部3iに挿通可能な太さを備えた前記軸部10aと、この軸部10aの一端に備えられた前記長穴2fに挿通不能な大きさを備えた頭部10bと、この軸部10aの他端に取り付けられる前記長穴2fに挿通不能な大きさを持った抜け止め部材10cとから構成されている。そして、図示の例では、スライダ10の軸部10aを、その頭部10bがアーム2の側板部の外面に突き当たる位置まで、アーム2の一方側の長穴2fと、アーム2内に位置される押さえ部材3の通し部3iと、アーム2の他方側の長穴2fとに通した状態から、この他方側の長穴2fから突き出される軸部の他端に前記抜け止め部材10cを取り付けることで、アーム2及び押さえ部材3にスライダ10を組み合わせている。
そして、この実施の形態にあっては、前記第一付勢部材8及び第二付勢部材9の付勢に抗してベース1の自由端とアーム2の自由端とを近接させた所定の閉じ姿勢において、スライド前位置にあるスライダ10を移動させることにより、前記閉じ姿勢を維持するロック状態が作り出されるようになっている。(図1〜図3、図6)
図示の例では、スライダ10の軸部10aがアーム2の長穴2fの後端2gに位置されるとき、この軸部10aは押さえ部材3の通し部3iの第二部分3nに位置されるようになっている。この第二部分3nは前記のように第一部分3jの後端3kから分岐してアーム2の回動中心を巡る向きに延びることから、この回動中心を中心としたアーム2の回動は第二部分3nの長さの範囲で許容される。従って、スライダ10の軸部10aがアーム2の長穴2fの後端2gに位置されるとき、ステープラーは閉じ姿勢と開き姿勢との間に亘る往復動作、つまり、シートSに止着を施す操作可能な状態にある。すなわち、図示の例では、スライダ10の前記スライド前位置において、(図7)スライダ10の軸部10aはアーム2の長穴2fの後端2gに位置される。押さえ部材3の通し部3iの第一部分3jは前後方向xに延びると共に、ステープラーの前記閉じ姿勢においてアーム2の長穴2fに整合する。したがって、ステープラーを閉じ姿勢にした状態からスライダ10は前記スライド前位置より軸部10aを前記長穴2f及び第一部分3jの前端3mに位置させる位置まで前方に移動させることができる。これにより、アーム2の自由端と押さえ部材3の自由端とを近接させた状態が維持される。また、前記ベース1には、閉じ姿勢において、スライド前位置にあるスライダ10を前記軸部10aを長穴2fの前端2hに位置させるスライド後位置まで移動させたときに、前記軸部10aを後方から受け入れてこれに引っかかる係合部1hが備えられている。このスライダ10の移動操作は、アーム2の左右の側板部2d、2dの外側に位置されるスライダ10の頭部10bと抜け止め部材10cとを利用して円滑に行うことができる。図示の例では、かかる係合部1hは、押さえ部材3の内部に常時その一部を位置させるようになっていると共に、ステープラーを前記閉じ姿勢にしたときにスライダ10の軸部10aは係合部1hの横部分1jよりもベース1側に位置されるようになっている。したがって、ステープラーを閉じ姿勢にした状態からの前記スライド後位置までのスライダ10の移動は係合部1hにより妨げられることはなく、また、スライダ10がスライド後位置まで移動されると係合部1hの横部分1jに第一付勢部材8の付勢により軸部が引っかかる。これにより、ベース1の自由端と押さえ部材3の自由端とを最も近接させた状態が維持される。この実施の形態にあっては、前記ステープラーを、スライダ10の単純な操作によって、収納や持ち運びに都合の良い閉じ姿勢をとった状態に保つことができる。この閉じ姿勢においては、アーム2、押さえ部材3及びベース1は可動しない状態に置かれるので、ベース1の外側に備えられた前記パンチアーム5の操作によるシートSへのつづり穴の穿孔をスムースになすことができる。スライド後位置にあるスライダ10をスライド前位置まで復動させると、第一付勢部材8及び第二付勢部材9の付勢によって閉じ姿勢にあったステープラーは速やかに開き姿勢に復帰する。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、請求の範囲に記載された発明の概念に含まれる全ての態様を含むものである。
1 ベース
2 アーム
8 第一付勢部材
9 第二付勢部材
10 スライダ

Claims (2)

  1. ベースと、アームと、両者間に位置される押さえ部材とを備え、
    ベースとアームと押さえ部材はいずれも、前端を自由端とし、後端側に回動中心を持つように組み合わされ、
    押さえ部材の自由端とベースの自由端との間に所定の間隔を形成させる第一付勢部材を備えると共に、
    押さえ部材の自由端とアームの自由端との間に所定の間隔を形成させる第二付勢部材を備え、
    押さえ部材の自由端とベースの自由端との間にシートの一部を位置させた状態から、第一付勢部材の付勢に抗して押さえ部材の自由端とベースの自由端とを前記シートの一部を介して突き合わせると共に、第二付勢部材の付勢に抗してアームの自由端と押さえ部材の自由端とを近接させることにより、前記シートの一部に止着を施すステープラーであって、
    アームには前後方向に移動操作可能なスライダが備えられており、前記第一付勢部材及び第二付勢部材の付勢に抗してベースの自由端とアームの自由端とを近接させた所定の閉じ姿勢において、スライド前位置にあるスライダを移動させることにより、前記閉じ姿勢を維持するロック状態が作り出されるようになっており、
    さらに、前記スライダは左右方向に沿った軸部を有しており、
    前記アームには前記軸部を案内する前後方向に延びる長穴が設けられており、
    前記押さえ部材には前記軸部を通す通し部が形成されており、この通し部はステープラーの閉じ姿勢においてアームの長穴に整合する前後方向に延びる第一部分と、第一部分の後端から分岐してアームの回動中心を巡る向きに延びる第二部分とを備えており、
    前記ベースには、前記閉じ姿勢において、スライド前位置にあるスライダを前記軸部を長穴の前端に位置させるスライド後位置まで移動させたときに、前記軸部を後方から受け入れてこれに引っかかる係合部が備えられていることを特徴とするステープラー。
  2. ベースの外側に、前端を自由端とし、後端側に回動中心を持つパンチアームが備えられており、
    ベースの自由端とパンチアームの自由端との間で挟持されるシートの一部につづり穴を開けるようになっていることを特徴とする請求項1に記載のステープラー。
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