JP5913057B2 - 車両用加速度検出装置、車両懸架システム、及び、加速度検出方法 - Google Patents

車両用加速度検出装置、車両懸架システム、及び、加速度検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両用加速度検出装置と、車両用加速度検出装置を備える車両懸架システムと、車両用加速度検出装置により加速度を検出する加速度検出方法とに関する。
従来、車両の3軸の加速度を検出する加速度センサが知られている(例えば、特許文献1の段落〔0017〕参照)。また、車体の上下方向の加速度に応じてモータ減衰力を調整する装置が知られている(例えば、特許文献1の段落〔0027〕参照)。
特開2006−117209号公報
3軸の加速度を取得する場合は、物体の進行方向及び左右方向、並びに地面に対しての垂直方向の各軸に合わせて加速度センサを正しく設置する必要があった。このため、3軸の加速度を取得する機器は取付方向を指定する必要があった。
例えば、自動車に加速度センサを装着する場合、自動車製造時に正しい向きに装着するか、使用者が正しい向きを把握し、その向きに正確に装着する必要があった。これは精度を作業者に依存することとなり、また作業が煩雑になる原因となる。
1つの側面では、本発明の目的は、加速度センサの取付の方向を指定せず、かつ正確な3軸の加速度を出力できるようにすることである。
本発明の車両用加速度検出装置は、
車両に配置される車両用加速度検出装置であって、
互いに直交する3軸方向からなる第1の座標系の加速度を検出する加速度センサと、
前記車両の静止状態における前記加速度センサによる検出結果及び前記車両の走行状態における前記加速度センサによる検出結果から特定される鉛直方向及び車両直進方向に基づき、前記加速度センサが検出する前記第1の座標系の検出結果を、前記鉛直方向及び前記車両直進方向を含む互いに直交する3軸方向からなる第2の座標系の加速度に変換するための変換情報を算出する変換情報算出手段と、
前記変換情報算出手段により算出される前記変換情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段により記憶される前記変換情報に基づき、前記加速度センサにより検出された前記第1の座標系の検出結果から前記第2の座標系の加速度を演算する加速度演算手段と、
を備える。
本発明の車両懸架システムは、
前記車両用加速度検出装置と、
前記車両の個々の車輪と車体との間に設置された懸架装置に設けられたアクチュエータを、前記加速度演算手段により演算された加速度に基づき制御するドライバと、
を備える。
本発明の加速度検出方法は、
車両に配置される車両用加速度検出装置により加速度を検出する加速度検出方法であって、
前記車両用加速度検出装置が、前記車両の静止状態における加速度の検出結果を取得し、
前記車両用加速度検出装置が、前記車両の走行状態における加速度の検出結果を取得し、
前記車両用加速度検出装置が、前記車両の静止状態及び走行状態における前記検出結果から鉛直方向及び車両直進方向を特定し、前記鉛直方向及び前記車両直進方向に基づき、前記車両用加速度検出装置が検出する互いに直交する3軸方向からなる第1の座標系の検出結果を、前記鉛直方向及び前記車両直進方向を含む互いに直交する3軸方向からなる第2の座標系の加速度に変換するための変換情報を算出して記憶する工程と、
前記車両用加速度検出装置が、記憶される前記変換情報に基づき、前記第1の座標系の検出結果から前記第2の座標系の加速度を演算する工程と、
を含む。
本発明によれば、加速度センサの取付の方向を指定せず、かつ正確な3軸の加速度を出力できるようにすることができるなどの効果を得られる。
本発明の一実施の形態に係る車両懸架システムを構成する中央制御装置の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る車両懸架システムを構成するアクチュエータドライバおよび懸架装置の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態における車載機器を示す(a)正面図及び(b)左側面図である。 本発明の一実施の形態に係る加速度検出方法の概要を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態における変換情報の一例である。 本発明の一実施の形態における第2の座標系を示す説明図である。 本発明の一実施の形態における車載機器のディスプレイの表示内容の一例である。 本発明の一実施の形態に係る車両懸架システムを構成する中央制御装置の作用の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係る車両懸架システムを構成するアクチュエータドライバの作用の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態における加速度に応じた減衰力制御例を示す表である。 本発明の一実施の形態における速度に応じた減衰力制御例を示す表である。
以下、本発明の実施の形態に係る、車両用加速度検出装置、車両懸架システム、及び加速度検出方法について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る車両懸架システムを構成する中央制御装置110の一例を示すブロック図である。
図2は、本発明の一実施の形態に係る車両懸架システムを構成するアクチュエータドライバ(ドライバの一例)120および懸架装置130の一例を示すブロック図である。
図3は、本発明の一実施の形態に係る車両懸架システムの車載機器140の一例である。
本実施の形態に係る車両懸架システムは、図2に示す複数の懸架装置130と、懸架装置130に装着された減衰力調整用アクチュエータ(図示せず)を作動させる複数のアクチュエータドライバ120と、複数のアクチュエータドライバ120を制御する中央制御装置110とを備える。この場合のアクチュエータは、油圧緩衝器に内蔵されたものでも、別の装置を油圧緩衝器に追加で取り付けるものであっても良い。
なお、図1に示す中央制御装置110は、例えば電源119を除いて、車両用加速度検出装置の一例である図3に示す車載機器140に配置される。車載機器140は、車両のキャビンにおいて運転手又は同乗者が操作可能な位置、任意の向きにて設置される。
図1に例示されるように、本実施の形態の車両懸架システムを構成する中央制御装置110は、マイコン(変換情報算出手段の一例で且つ加速度演算手段の一例)111、不揮発メモリ(記憶手段の一例)112、操作インターフェイス113、ディスプレイ114、加速度センサ115、GPS装置116、通信部117を備える。
マイコン111は、マイクロプロセッサ等で構成され、不揮発メモリ112に格納された制御プログラム111aを実行することで、後述のフローチャートに例示されるような、車両懸架システムの全体の制御を行う。
不揮発メモリ112は、マイコン111の制御プログラム111aや制御データ111b等の情報を、書き換え可能に不揮発に記憶する。
操作インターフェイス113は、例えば、図3に示すように車載機器140の正面に配置され、ユーザが例えば減衰力を調整操作するボタンスイッチ、ダイヤル、又はキーボードなどで構成され、ユーザからの中央制御装置110への指令入力に用いられる。
ディスプレイ114は、例えば、図3に示すように車載機器140の正面に配置され、車両懸架システムの現在の減衰力等の動作状況や制御情報、各種センサ情報を可視化して出力する。
詳しくは後述するが、加速度センサ115は、例えば、図3に示すように車載機器140の内部に配置されるか、或いは車載機器140の外部に配置され、車両に作用する加速度を検出してマイコン111に入力する。
GPS装置116は、全地球測位システムの受信機であり、車両の位置情報や速度情報を計測してマイコン111に入力する。
通信部117は、マイコン111から入出力される情報を無線通信又は有線通信でアクチュエータドライバ120と授受する。
電源119は、中央制御装置110を動作させる電力を供給する。この場合、電源119は、車両に備えられた図示しないバッテリを使用してもよい。
一方、図2に示すアクチュエータドライバ120は、マイコン121、不揮発メモリ122、モータドライバ回路123、通信部124、電源126を備える。
また、懸架装置130は、本実施の形態の場合、一例として油圧緩衝器からなり、シリンダ131、ピストン132、ピストンロッド133、作動油134、ガス室135、フリーピストン136、ピストン132により区画された下油室137a及び上油室137b、ピストンロッド133に貫通して形成されたバイパス通路(図示せず)、ニードル弁138、ステップモータ139を備える。
アクチュエータドライバ120において、マイコン121は、マイクロプロセッサ等で構成され、制御プログラム121aを実行することで、後述のフローチャート等に例示されるように、中央制御装置110からの指示に基づいて懸架装置130におけるステップモータ139の回転を制御し、懸架装置130の動作特性(この場合、油圧緩衝器としての減衰特性)を制御する。
不揮発メモリ122は、マイコン121の制御プログラム121a等の情報を書き換え可能に不揮発に記憶する。
モータドライバ回路123は、マイコン121からの指令に基づいて駆動電流を出力することで、懸架装置130のステップモータ139の回転方向や回転量を制御する。
通信部124は、上述の中央制御装置110との無線通信又は有線通信を実現する。
電源126は、例えば、車両に備えられた図示しないバッテリである。
一方、懸架装置130は、ピストンロッド133の固定部133aが車両の車体の側に固定され、シリンダ131の固定部131aが車輪を支持する図示しないシャーシの側に固定され、車輪から車体に作用する衝撃等から発生する振動を減衰させ、車両の乗り心地や操縦性能を可変に制御する。
すなわち、懸架装置130は、シリンダ131内に封入された作動油134が、ピストン132によって区画された下油室137a及び上油室137bの間を移動する際に減衰力を発生させる。
ガス室135にはシリンダ131内が常に負圧にならぬ様、窒素ガス等の気体を適性圧力封入されており、封入された気体と作動油134とをフリーピストン136が完全に区画している。
図示しないバイパス通路には当該バイパス通路の開度を所定の位置に変化させるニードル弁138が設けられ、このニードル弁138によるバイパス通路の開度がステップモータ139の回転方向および回転量によって制御される。
そして、バイパス通路の開度が小さいと作動油134の流動抵抗が増大して懸架装置130の減衰力は大きくなり、逆にバイパス通路の開度が大きいと減衰力は小さくなる。
すなわち、アクチュエータドライバ120は中央制御装置110からの指令に基づいてステップモータ139を制御することで、懸架装置130の減衰特性を随意に設定および変更する。
以下、本実施の形態の車両懸架システム100の作用の一例を説明する。
図4は、本発明の一実施の形態に係る加速度検出方法の概要を示すフローチャートである。
図5は、本発明の一実施の形態における変換情報の一例である。
図6は、本発明の一実施の形態における第2の座標系を示す説明図である。
図7は、本発明の一実施の形態における車載機器140のディスプレイ114の表示内容の一例である。
前提として、本実施の形態では、加速度センサ115は、従来のように車両の進行方向及び左右方向、並びに地面に対しての垂直方向の各軸に合わせて配置されなくともよく、任意の向きに設置される。この向きが、互いに直交する3軸方向からなる第1の座標系を決定する。
図4に示すように、まず、加速度センサ115の静止状態での出力値を計測するべく、車両の静止状態において加速度センサ115による出力値の計測が行われる(ステップ101)。
そして、加速度センサ115の走行状態での出力値を計測するべく、車両を直進加速させた状態において加速度センサ115による出力値の計測が行われる(ステップ102)。車両の走行は、路面が水平な場所で行う。
ここで、図1に示すマイコン111は、車両の静止状態における加速度センサ115による検出結果から鉛直方向を特定でき、さらに、車両の走行状態における加速度センサ115による検出結果と特定された鉛直方向とから車両直進方向を特定できる。
そして、マイコン111は、加速度センサ115が検出する第1の座標系の検出結果を、鉛直方向及び車両直進方向を含む互いに直交する3軸方向からなる第2の座標系の加速度に変換するための例えば図5に示す変換情報を算出する(ステップ103)。変換情報は、例えば、不揮発メモリ112に制御データ111bとして記憶される。なお、第2の座標系は、互いに直交するXYZ軸方向、例えば、図6に示すように、車両進行方向がX軸方向で、車両の左右方向である幅方がY軸方向で、鉛直方向がZ軸方向である。
次に、マイコン111は、不揮発メモリ112に記憶された変換情報に基づき、加速度により検出された第1の座標系の検出結果から図6に示す第2の座標系の加速度を演算する(ステップ104)。この加速度は、例えば図7に示すようにディスプレイ114に表示させることができ、また、詳しくは後述するが減衰力調整に用いることもできる。
図8は、本発明の一実施の形態である車両懸架システムを構成する中央制御装置110の作用の一例を示すフローチャートである。
図9は、本発明の一実施の形態である車両懸架システムを構成するアクチュエータドライバ120の作用の一例を示すフローチャートである。
本実施の形態の場合、中央制御装置110の不揮発メモリ112に格納された制御データ111bは、例えば、制御テーブルからなり、加速度センサ115で検出された車両の加速度値に対応した、前部および後部の車輪に備えられた懸架装置130の減衰特性の設定値が、個々のアクチュエータドライバ120の識別情報(ドライバID)ごとに格納されている。
制御データ111bには、GPS装置116から検出され、演算される車両の走行速度に対応した、前部および後部の車輪に備えられた懸架装置130の減衰特性の設定値が個々のアクチュエータドライバ120の識別情報(ドライバID)ごとに格納されている。
減衰特性の設定値は、例えば、図10に示すように車両進行方向加速度に応じた車両前部及び車両後部の指示値である。また、設定値は、例えば、図11に示すように車両進行方向速度に応じた車両前部及び車両後部の指示値であってもよい。そして、演算された加速度により減衰力を調整するか或いは速度センサなどの加速度以外の値を検出するセンサの検出結果により減衰力を調整するかはユーザに選択されるようにしてもよい。また、これら速度等の他の検出結果と加速度とを組み合わせて減衰力を調整するようにしてもよい。
なお、懸架装置130は、例えば、車両前部に左右合わせて2つ配置され、車両後部にも左右合わせて2つ配置される。4輪車両用は、前後輪油圧緩衝器4本同時制御、前輪2本と後輪2本とで独立制御、4本独立制御等、使用用途に応じてドライバ120のマイコン121の制御プログラム121aを変更することで対応可能である。また、油圧緩衝器の種類(伸縮同時、伸縮個別、伸縮及び高速低速個別の減衰力調整)に対しても同様に使用用途に応じ制御プログラム121aを変更することで対応可能である。
そして、マイコン111(制御プログラム111a)は、例えば、加速度センサ115から検出される加速度の変化値や、GPS装置116から検出され、演算される車両の速度の変化値が所定の変化幅を超えたことを契機に、対応した減衰特性に変化させるようにアクチュエータドライバ120に指令を出す。
また、操作インターフェイス113を介してマニュアルで特定のドライバID毎に減衰特性の設定値が入力された場合には、当該設定値を優先して制御対象のアクチュエータドライバ120に指令する。
以下、図8および図9等を参照して、車両懸架システム100の動作例を説明する。
図8にフローチャートに例示されるように、制御プログラム111aを実行するマイコン111は、アクチュエータドライバ120への送信イベントの発生を待つ(ステップ201)。この送信イベントとは、例えば、上述の加速度や速度の変化が所定の変化幅(閾値)を超過したこと、または操作インターフェイス113からのマニュアル入力の検出、である。
マイコン111は送信イベントが検出されると、制御データ111bの設定または操作インターフェイス113からの入力値に応じた懸架装置130のニードル弁138の開度情報を決定する(ステップ202)。
その後、当該開度情報は、通信部117からアクチュエータドライバ120に送信される(ステップ203)。
そして、マイコン111は、アクチュエータドライバ120の側からの設定完了の応答を待ち(ステップ204)、受信した設定値をディスプレイ114に表示し(ステップ205)、ステップ201のイベント待機に戻る。
一方、図9に例示されるように、アクチュエータドライバ120において、制御プログラム121aを実行するマイコン121は、中央制御装置110からの自ドライバIDを含む指令信号の受信を待つ(ステップ301)。
そして、通信部124が自ドライバIDを含む指令を受信すると、マイコン121は、受信した懸架装置130のニードル弁138の開度情報に基づいて、当該開度を実現するように、ステップモータ139の回転方向および回転量をモータドライバ回路123に指示する(ステップ303)。これにより、ニードル弁138は、中央制御装置110から指令された開度になり、当該開度に応じた懸架装置130の減衰特性が設定される。
そして、マイコン121は、モータドライバ回路123からの設定完了を受信すると、設定結果を自ドライバIDとともに中央制御装置110に送信する(ステップ304)。
このステップ304の送信によって現在の設定結果が中央制御装置110のディスプレイ114に表示されることは、上述のステップ205のとおりである。
以上説明した本実施の形態では、変換情報算出手段の一例であるマイコン111は、車両の静止状態における加速度センサ115による検出結果及び車両の走行状態における加速度センサ115による検出結果から特定される鉛直方向及び車両直進方向を特定する。また、マイコン111は、加速度センサ115が検出する第1の座標系の検出結果を、鉛直方向及び車両直進方向を含む互いに直交する3軸方向からなる第2の座標系の加速度に変換するための変換情報を算出する。記憶手段の一例である不揮発メモリ112は、マイコン121により算出される変換情報を記憶する。加速度演算手段の一例でもあるマイコン121は、不揮発メモリ112により記憶される変換情報に基づき、加速度センサ115により検出された第1の座標系の検出結果から第2の座標系の加速度を演算する。
そのため、車両用油圧緩衝器の減衰力調整機構の制御機器の設置をする際の加速度センサ115の設置方向に制約が無くなり、容易に設置を行える。よって、本実施の形態によれば、加速度センサ115の取付の方向を指定せず、かつ正確な3軸の加速度を出力できるようにし、取付作業者に依存せず、作業も容易に行えるようにすることができる。
更には、加速度センサ115と、各種情報の表示部であるディスプレイ114と、操作ボタン等の操作インターフェイス113とを有する中央制御装置110が、車両用加速度検出装置の一例である図3に示す車載機器140に配置される場合、コンパクトに一体にまとめた車載機器140(制御機器)において、運転手(操作者)がダッシュボードなどの任意の位置に設置することが可能となる為、操作性及び視認性を考慮し、最適な位置に設置することが可能となる。
また、本実施の形態では、ドライバ120は、車両の個々の車輪と車体との間に設置された懸架装置130に設けられたアクチュエータを、マイコン111により演算された加速度に基づき制御する。そのため、演算された3軸の加速度に基づいて有効に減衰力を調整することができる。
また、本実施の形態では、ドライバ120は、マイコン111により演算された加速度と、加速度以外の値を検出するセンサの検出結果(例えば速度)とのうち選択された一方又は両方に基づき、アクチュエータを制御するようにしてもよい。その場合にも、有効に減衰力を調整することができる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
たとえば、懸架装置130としては、上述の緩衝器に限らず、車高調整装置等であってもよい。その場合、動作特性は車高である。
110 中央制御装置
111 マイコン
111a 制御プログラム
111b 制御データ
112 不揮発メモリ
113 操作インターフェイス
114 ディスプレイ
115 加速度センサ
116 GPS装置
117 通信部
119 電源
120 アクチュエータドライバ
121 マイコン
121a 制御プログラム
122 不揮発メモリ
123 モータドライバ回路
124 通信部
126 電源
126A 専用バッテリ
130 懸架装置
131 シリンダ
131a 固定部
132 ピストン
133 ピストンロッド
133a 固定部
134 作動油
135 ガス室
136 フリーピストン
137 バイパス通路
137a 下油室
137b 上油室
138 ニードル弁
139 ステップモータ
140 車載機器

Claims (5)

  1. 車両に配置される車両用加速度検出装置であって、
    互いに直交する3軸方向からなる第1の座標系の加速度を検出する加速度センサと、
    前記車両の静止状態における前記加速度センサによる検出結果及び前記車両を水平に直進加速させた状態である走行状態における前記加速度センサによる検出結果から特定される鉛直方向及び車両直進方向に基づき、前記加速度センサが検出する前記第1の座標系の検出結果を、前記鉛直方向及び前記車両直進方向を含む互いに直交する3軸方向からなる第2の座標系の加速度に変換するための変換情報を算出する変換情報算出手段と、
    前記変換情報算出手段により算出される前記変換情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶される前記変換情報に基づき、前記加速度センサにより検出された前記第1の座標系の検出結果から前記第2の座標系の加速度を演算する加速度演算手段と、
    を備えることを特徴とする車両用加速度検出装置。
  2. 前記車両用加速度検出装置は、前記車両のキャビンに搭載される車載機器であることを特徴とする請求項1記載の車両用加速度検出装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用加速度検出装置と、
    前記車両の個々の車輪と車体との間に設置された懸架装置に設けられたアクチュエータを、前記加速度演算手段により演算された加速度に基づき制御するドライバと、
    を備える車両懸架システム。
  4. 前記ドライバは、前記加速度演算手段により演算された加速度と、加速度以外の値を検出するセンサの検出結果とのうち選択された一方又は両方に基づき、前記アクチュエータを制御することを特徴とする請求項3記載の車両懸架システム。
  5. 車両に配置される車両用加速度検出装置により加速度を検出する加速度検出方法であって、
    前記車両用加速度検出装置が、前記車両の静止状態における加速度の検出結果を取得し、
    前記車両用加速度検出装置が、前記車両を水平に直進加速させた状態である走行状態における加速度の検出結果を取得し、
    前記車両用加速度検出装置が、前記車両の前記静止状態及び前記走行状態における前記検出結果から鉛直方向及び車両直進方向を特定し、前記鉛直方向及び前記車両直進方向に基づき、前記車両用加速度検出装置が検出する互いに直交する3軸方向からなる第1の座標系の検出結果を、前記鉛直方向及び前記車両直進方向を含む互いに直交する3軸方向からなる第2の座標系の加速度に変換するための変換情報を算出して記憶する工程と、
    前記車両用加速度検出装置が、記憶される前記変換情報に基づき、前記第1の座標系の検出結果から前記第2の座標系の加速度を演算する工程と、
    を含むことを特徴とする加速度検出方法。
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