JP5913049B2 - 建築用見切り材 - Google Patents

建築用見切り材 Download PDF

Info

Publication number
JP5913049B2
JP5913049B2 JP2012242804A JP2012242804A JP5913049B2 JP 5913049 B2 JP5913049 B2 JP 5913049B2 JP 2012242804 A JP2012242804 A JP 2012242804A JP 2012242804 A JP2012242804 A JP 2012242804A JP 5913049 B2 JP5913049 B2 JP 5913049B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slat
parting
base end
fitting groove
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012242804A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014091957A (ja
Inventor
仁志 池澤
仁志 池澤
敏弘 星野
敏弘 星野
忠洋 藤沢
忠洋 藤沢
統彦 杉本
統彦 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukuvi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP2012242804A priority Critical patent/JP5913049B2/ja
Publication of JP2014091957A publication Critical patent/JP2014091957A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5913049B2 publication Critical patent/JP5913049B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)

Description

本発明は、建築用見切り材の改良、詳しくは、壁と天井の取り合い部分だけでなく、平面的に配置されたパネル同士の境目にも使用することができ、しかも、取付け作業も簡単で、地震による振動や壁パネルの圧縮変形によっても壁や天井に張ったクロスに皺が生じ難い建築用見切り材に関するものである。
周知のとおり、室内の壁と天井の取り合い部分には、納まりが良く見えるように見切り材(回り縁)を取り付けることが多い。また、見切り材に関しては、平面的に配置されたパネル同士(壁や天井、床等)の境目に使用して、仕上げが異なる領域の境界を明確にする使用法や、見切り材のレイアウトを内装デザインに活かす使用法もある。
しかしながら、従来においては、アングル型(例えば、特許文献1参照)や断面H型(例えば、特許文献2参照)に一体成形された見切り材が使用されていたため、地震等で家屋が揺れて壁パネルと天井パネル、或いは壁パネル同士が別方向に振動すると、見切り材が壁パネルや天井パネルから剥がれてクロスに皺が入る問題があった。
また、上記地震以外でも、新築から一年程度経過した住宅等でよく見られる壁パネルの圧縮変形も、パネル間の境目にクロスの皺が発生する原因となっており、特に高さのある壁面が形成された階段や吹き抜け等においてこの現象が顕著に見られたが、上記一体成形された見切り材ではこの問題を解決することができなかった。
一方、従来においては、壁と天井の取り合い部分に使用するセパレート構造の見切り材も開発されているが(特許文献3参照)、この見切り材に関しては、先に固定した一方のスラット材(第一部材)に対して、もう一方のスラット材(第二部材)を正確に位置調整しながら取り付ける必要があったため、迅速な取付け作業が難しかった。
他方、本件出願人も、脱着自在な一対のスラット材から成る見切り材を従来開発し、特許出願も行ったが(特許文献4参照)、この見切り材は、主に壁と天井の取り合い部分に使用することを前提に開発されたため、そのままの形状では、平面的に配置されたパネル同士の境目に取り付けることができず、用途が限定されてしまっていた。
もう少し具体的に説明すると、上記文献4に係る見切り材は、一方のスラット材の遊嵌溝に、もう一方のスラット材の基部を単純に装着する構造であったため、スラット材の連結部分の裏面側に大きな段差が生じる問題があった。そのため、見切り材の裏面をフラットなパネル面に隙間なく当接させることができなかった。
特開2001−40850号公報 特開2006−336206号公報 実開平6−56313号公報 特開2010−248869号公報
本発明は、上記の如き問題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、壁と天井の取り合い部分だけでなく、平面的に配置されたパネル(壁パネルや天井パネル等)の境目にも取り付けることができ、しかも、取付け作業も簡単で、地震や壁パネルの圧縮変形が起きた際でも壁や天井に張ったクロスに皺が生じ難い建築用見切り材を提供することにある。
本発明者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
即ち、本発明は、本体部11が薄板状を成し、かつ、この本体部11における長手側の一方の側縁部に、長さ方向に亙って見切り部12が設けられ、更にこの見切り部12の本体部11から遠い側のサイドに遊嵌溝13が形成された第一スラット材1と;この第一スラット材1と同様に本体部21が薄板状を成し、かつ、長手側の一方の側縁部に、前記第一スラット材1の遊嵌溝13内に装着される基端部22が形成された第二スラット材2とから建築用見切り材を構成すると共に、
前記第一スラット材1の遊嵌溝13及び第二スラット材2の基端部22については、第二スラット材2の基端部22に段差部22bを設けることによって、嵌装状態で各スラット材の本体部11・21の裏面同士が面一となるように形成すると共に、遊嵌溝13内に抜止め段部14、基端部22に突起部22aを設けて抜止め可能に構成したことにより、
前記遊嵌溝13に基端部22を装着した第一スラット材1と第二スラット材2の本体部11・21裏面を、隣接配置された異なるパネル材にそれぞれ固定したとき、パネル材同士の相対変位に応じて、第一スラット材1と第二スラット材2が、パネル材各の動きに従動して各々独立に嵌装部分を摺動可能とした点に特徴がある。
また、上記第一スラット材1と第二スラット材2の連結部においては、第一スラット材1の遊嵌溝13の開口部に、見切り部12裏面側の縁部に沿って抜止め段部14を設ける一方、第二スラット材2には、遊嵌溝13の深さよりも厚みの小さい突起部22aを基端部22の縁部に設け、更にこの突起部22aから所定間隔を空けて段差部22bを形成することにより、
前記第一スラット材1と第二スラット材2を連結して双方を外側に引っ張った際、第一スラット材1の遊嵌溝13の底面と第二スラット材2の突起部22aの間、および第一スラット材1の抜止め段部14と第二スラット材2の段差部22bの間に可動スペースを形成することができる。
そしてまた、上記第一スラット材1と第二スラット材2に関しては、第二スラット材2の基端部22に断面T型の突起部22aを設けると共に、この突起部22aの一方の出幅に応じた抜止め段部14を、第一スラット材1の遊嵌溝13の開口部に、見切り部12裏面側の縁部に沿って設けることで、第一スラット材1の遊嵌溝13の底面と第二スラット材2の突起部22aの間に広い可動スペースを形成することができる。
また更に、上記第一スラット材1の見切り部12の表面側を裏面側よりも幅を広く形成して、この見切り部12の表面側で第二スラット材2の基端部22に形成された段差部22bを被覆すれば、段差部22bによって外観が悪化する問題も解消できる。
また、上記第一スラット材1の遊嵌溝13の開口部に、断面T型の突起部22aの一方の出幅に応じた凸部15を、見切り部12表面側の縁部に沿って形成すれば、装着した第二スラット材2の基端部22と見切り部12の表面側との間に生じる隙間を縮小できる。
一方、上記第一スラット材1と第二スラット材2については、見切り部12の裏側に遊嵌溝13を設けると共に、第二スラット材2の基端部22を断面L型に屈曲させることで、嵌装状態で各スラット材の本体部11・21の裏面同士を面一とすることもできる。
また更に、上記第二スラット材2の基端部22近傍に折曲部23を長手方向に沿って形成すれば、第一スラット材1と第二スラット材2の本体部11・21裏面を、向きが異なるパネル材(例えば、壁パネルと天井パネル)に当接させて固定することもできる。
本発明では、第一スラット材の遊嵌溝に対して、第二スラット材の基端部を装着可能に構成するだけでなく、両者を連結した際に第一スラット材と第二スラット材の裏面側が面一となるように形状を工夫したことにより、平面的に配置されたパネル間に、裏面を当接させた状態で見切り材を取り付けることが可能となる。勿論、一方のスラット材を折り曲げて、角度が異なるパネル間(壁と天井等)に取り付けることもできる。
また、本発明においては、第一スラット材の遊嵌溝に第二スラット材の基端部を装着する構造を採用したことで、見切り材を固定したパネル(壁や天井)が地震等で異なる方向に振動したとしても、各パネルに従動してスラット材が上下方向または長手方向に各々独立に動くため、見切り材がパネルから剥がれてクロスに皺が入る問題を防止できる。
また更に、本発明の見切り材を壁パネル同士の境目に水平に取り付ければ、壁パネルが圧縮変形を起こした際でも、第一スラット材の遊嵌溝内で第二スラット材の基端部が上下に動くことで、各スラット材の剥がれや浮き上がりを防止することができるため、住宅等における壁クロスの皺の問題も解消できる。
しかも、本発明の見切り材は、第一スラット材と第二スラット材を一体化した状態で取付け作業を行うことができるため、個別に取付けを行う際に必要であったスラット材同士の微妙な位置調整等も不要となる。ゆえに、見切り材のパネル間への取付け作業をより迅速に行うことが可能となる。
したがって、本発明により、地震や壁パネルの圧縮変形が起こった場合でも、内装の外観を損なうクロス皺の発生を防止することができ、しかも、取付け作業の効率化も図れる使用者および施工業者にとって都合の良い建築用見切り材を提供できることから、本発明の実用的利用価値は頗る高い。
本発明の実施例1における建築用見切り材を表わす拡大斜視図である。 本発明の実施例1における建築用見切り材を表わす全体側面図である。 本発明の実施例1における各スラット材の可動方向を表わす状態説明図である。 本発明の実施例1における建築用見切り材を取り付けた状態を表わす状態説明図である。 本発明の実施例1における建築用見切り材を取り付けた壁パネルが圧縮変形した状態を表わす状態説明図である。 本発明の実施例2における建築用見切り材を表わす全体側面図である。 本発明の実施例2における建築用見切り材を取り付けた状態を表わす状態説明図である。
『実施例1』
まず本発明の実施例1について、図1から図5に基いて以下に説明する。なお同図において、符号1で指示するものは、第一スラット材であり、符号2で指示するものは、第二スラット材である。
[建築用見切り材の構成]
まず実施例1では、薄板状の本体部11を有し、かつ、本体部11の長手側の一方の側縁部に長さ方向に亙って見切り部12及び遊嵌溝13が設けられた第一スラット材1と、薄板状の本体部21の長手側の一方の側縁部に、第一スラット材1の遊嵌溝13に装着する基端部22を備えた第二スラット材2とから見切り材Mを構成している(図1、図2参照)。
また、上記第一スラット材1には、見切り部12の本体部11から遠い側のサイドに、第二スラット材2の基端部22を嵌装する遊嵌溝13を設けると共に、この遊嵌溝13内に抜止め段部14を設け、更に上記第二スラット材2の基端部22に突起部22aを形成して、遊嵌溝13から基端部22が簡単に外れないようにしている。
ちなみに、上記第一スラット材1及び第二スラット材2の材料については、強度に優れたABS樹脂を主材料として使用している。また第一スラット材1の見切り部12の表面には、主材料と色調が異なる耐候性に優れたASA樹脂を使用し、全体を二色押出成形することによって意匠性に優れた化粧層11aを形成している。
また本実施例では、上記第二スラット材2の基端部22に段差部22bを設けることによって、第二スラット材2の基端部22を第一スラット材1の遊嵌溝13に嵌装した際、各スラット材の本体部11・21の裏面同士が面一となるようにしている。これにより、見切り材Mの裏面を平坦なパネル面に隙間なく当接させることができる。
一方、本実施例においては、上記第一スラット材1の遊嵌溝13の開口部に、見切り部12裏面側の縁部に沿って抜止め段部14を設けると共に、第二スラット材2の基端部22の縁部に、遊嵌溝13の深さよりも厚みの小さい突起部22aを設け、更にこの突起部22aから所定間隔を空けて段差部22bを形成している。
これにより、上記第一スラット材1と第二スラット材2を連結して双方を外側に引っ張った際、図3(a)に示すように、第一スラット材1の遊嵌溝13の底面と第二スラット材2の突起部22aの間、および第一スラット材1の抜止め段部14と第二スラット材2の段差部22bの間にそれぞれ可動スペースを作出することができる。
また本実施例では、上記第二スラット材2の基端部22に、断面T型の突起部22aを設けると共に、この突起部22aの一方の出幅に応じた抜止め段部14を、第一スラット材1の遊嵌溝13の開口部に設けることによって、第一スラット材1の遊嵌溝13の底面と第二スラット材2の突起部22aの間に広い可動スペースを作出している。
他方、上記第一スラット材1と第二スラット材2の可動方向に関しては、見切り材Mの幅(短手)方向だけでなく、図3(b)に示すように、第一スラット材1の遊嵌溝13をガイドレールとして利用して、第二スラット材2の基端部22を見切り材Mの長手方向に摺動(スライド)させることもできる。
また更に、見切り材Mの外観面においても、本実施例では、上記第一スラット材1の見切り部12の表面側を裏面側よりも幅を広く形成して、この見切り部12の表面側で第二スラット材2の基端部22に形成された段差部22bを被覆することにより、段差部22bが露出して内装の外観が悪化しないようにしている。
また本実施例では、上記第一スラット材1の見切り部12表面側の縁部にも、第二スラット材2の突起部22aの一方の出幅に応じた凸部15を形成して、第二スラット材2の基端部22と見切り部12の表面側との間に生じる隙間を縮小しているため、外観の悪化や遊嵌溝13内への埃等の侵入等を防止できる。
また、上記第一スラット材1と第二スラット材2の装着方法に関しては、第一スラット材1の遊嵌溝13に、第二スラット材2の基端部22を斜めに差し込んで、基端部22を回転させながら遊嵌溝13内に強引に押し込むだけで、簡単に装着できる。また第一スラット材1を第二スラット材2の端部側方からスライドさせて装着することもできる。
そしてまた、本実施例では、上記第一スラット材1と第二スラット材2の本体部11・21に、多数のパンチング孔11a・21aを設けると共に、各スラット材の本体部11・21の裏面に所定幅の両面テープTを貼り付けている。なおこれらの目的については、見切り材Mの取り付け方法と一緒に説明する。
[見切り材の取付け方法]
次に、上記見切り材Mの取り付け方法について、図4に基いて以下に説明する。まず、見切り材Mを平面的に配置された壁パネルW・Wの境界Bに配置し、第一スラット材1と第二スラット材2の本体部11・21を隣接する壁パネルW・Wにそれぞれ当接させて仮止めする。この際、本体部11・21の裏面に貼着した両面テープTを仮止めに利用する。
その後、第一スラット材1と第二スラット材2の本体部11・21の表側にそれぞれパテ材Pを塗り、パンチング孔11a・21aにパテ材Pを入り込ませて各スラット材を壁パネルW・Wに固定する。なおこの工程前に、各スラット材の本体部11・21の表面にプライマーを塗布しておくことで、パテ材Pの乗りと密着性を改善することができる。
また、上記工程時においては、第一スラット材1及び第二スラット材2の本体部11・21の表面と壁パネルW・Wの表面に段差が生じている場合には、この段差をパテ材Pを塗ってなだらかに均しておく。そして最後に、このパテ材Pの上からクロスSを張り付けて内装の仕上げを行う。
これにより、本実施例の見切り材Mを、平面的に配置された壁パネルW・W間に取り付けることができる。また、見切り材Mを水平に取り付ける場合には、壁パネルW・Wが圧縮変形を起こした際でも、図5に示すように、壁パネルW・Wの動きに従動して各スラット材1が上下に動くため、クロスSに皺が入り難くなる。
また同様に、地震等で壁パネルW・Wが水平方向に振動したとしても、壁パネル材W・W同士の相対的な位置の変化に合わせて、各スラット材が各々独立に長手方向にスライドするため、各スラット材の固定部位にかかる変位歪みを吸収することができる。またこれによって、壁パネルWからの見切り材Mの剥がれやクロス皺の発生も防止できる。
『実施例2』
まず本発明の実施例2について、図6及び図7に基いて以下に説明する。この実施例2では、第一スラット材1の見切り部12の裏側に遊嵌溝13を設けると共に、第二スラット材2の基端部22を断面L型に屈曲させることで、嵌装状態で各スラット材の本体部11・21の裏面同士が面一となるようにしている(図6参照)。
また本実施例では、上記第二スラット材2の基端部22の近傍に、局部的に厚みを小さくした折曲部23を長手方向に沿って形成したことにより、図7に示すように、第一スラット材1と第二スラット材2の本体部11・21を、向きが異なる壁パネルWと天井パネルCに当接させて固定することができる。
本発明は、概ね上記のように構成されるが、本発明は図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、第一スラット材1及び第二スラット材2の材料については、ABS樹脂やASA樹脂に限らずポリプロピレン(PP)やポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリオレフィン系樹脂や塩化ビニル(PVC)などから自由に選択することができる。
また、第二スラット材2の折曲部23については、実施例1の見切り材Mに設けることもでき、また第一スラット材1に折曲部を設けることもできる。また更に、折曲部を設けた見切り材Mを、勾配天井でなく壁パネルと天井パネルCが垂直に交わる平天井や、天井面が湾曲したアーチ型の天井に使用することもできる。
そしてまた、上記第一スラット材1の抜止め段部14と第二スラット材2の突起部22aの形状に関しても、抜止め可能な他の形状を採用することもできる。また、見切り材Mを取り付けるパネル材に関しても、内壁パネルや天井パネルでなくとも床パネルや外壁パネルであってもよく、上記何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
近年、新築物件の多くには、各階の壁が連続的に形成された階段や吹き抜けが設けられているが、これらの壁に張ったクロスに短期間で皺が生じると、新築住宅の雰囲気が急激に損なわれてしまうため、居住者から多くの不満が寄せられている。そのような中で、本発明の建築用見切り材は、平坦な壁面に取り付けてクロスの皺を防止できる有用で実用的な技術であるため、その産業上の利用価値は非常に高い。
1 第一スラット材
11 本体部
11a パンチング孔
12 見切り部
12a 化粧層
13 遊嵌溝
14 抜止め段部
15 凸部
2 第二スラット材
21 本体部
21a パンチング孔
22 基端部
22a 突起部
22b 段差部
23 折曲部
M 見切り材
W 壁パネル
C 天井パネル
P パテ材
S クロス
B 境界

Claims (7)

  1. 本体部(11)が薄板状を成し、かつ、この本体部(11)における長手側の一方の側縁部に、長さ方向にわたって見切り部(12)が設けられ、更にこの見切り部(12)の本体部(11)から遠い側のサイドに遊嵌溝(13)が形成された第一スラット材(1)と;この第一スラット材(1)と同様に本体部(21)が薄板状を成し、かつ、長手側の一方の側縁部に、前記第一スラット材(1)の遊嵌溝(13)内に装着される基端部(22)が形成された第二スラット材(2)とを含んで成り、
    更に前記第一スラット材(1)の遊嵌溝(13)及び第二スラット材(2)の基端部(22)については、第二スラット材(2)の基端部(22)に段差部(22b)を設けて、嵌装状態で各スラット材の本体部(11)(21)の裏面同士が面一となるように形成すると共に、遊嵌溝(13)内に抜止め段部(14)、基端部(22)に突起部(22a)を設けて抜止め可能に構成したことにより、
    前記遊嵌溝(13)に基端部(22)を装着した第一スラット材(1)と第二スラット材(2)の本体部(11)(21)裏面を、隣接配置された異なるパネルにそれぞれ固定したとき、パネル材同士の相対変位に応じて、第一スラット材(1)と第二スラット材(2)が、各パネル材の動きに従動して各々独立に嵌装部分を摺動可能としたことを特徴とする建築用見切り材。
  2. 第一スラット材(1)の遊嵌溝(13)の開口部に、見切り部(12)裏面側の縁部に沿って抜止め段部(14)を設ける一方、第二スラット材(2)には、遊嵌溝(13)の深さよりも厚みの小さい突起部(22a)を基端部(22)の縁部に設け、更にこの突起部(22a)から所定間隔を空けて段差部(22b)を形成したことにより、
    前記第一スラット材(1)と第二スラット材(2)を連結して双方を外側に引っ張ったとき、第一スラット材(1)の遊嵌溝(13)の底面と第二スラット材(2)の突起部(22a)の間、および第一スラット材(1)の抜止め段部(14)と第二スラット材(2)の段差部(22b)の間に可動スペースが形成されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の建築用見切り材。
  3. 第二スラット材(2)の基端部(22)に断面T字型の突起部(22a)を設けると共に、この突起部(22a)の一方の出幅に応じた抜止め段部(14)を、第一スラット材(1)の遊嵌溝(13)の開口部に設けたことを特徴とする請求項2記載の建築用見切り材。
  4. 第一スラット材(1)の見切り部(12)の表面側を裏面側よりも幅を広く形成して、この見切り部(12)の表面側で第二スラット材(2)の基端部(22)に形成された段差部(22b)を被覆可能としたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の建築用見切り材。
  5. 第一スラット材(1)の遊嵌溝(13)の開口部に、断面T型の突起部(22a)の一方の出幅に応じた凸部(15)を、見切り部(12)表面側の縁部に沿って形成して、装着した第二スラット材(2)の基端部(22)と見切り部(12)の表面側との間に生じる隙間を抑制可能としたことを特徴とする請求項4記載の建築用見切り材。
  6. 本体部(11)が板状を成し、かつ、この本体部(11)における長手側の一方の側縁部に、長さ方向にわたって見切り部(12)が設けられ、更にこの見切り部(12)の裏側に遊嵌溝(13)が形成された第一スラット材(1)と;この第一スラット材(1)と同様に本体部(21)が板状を成し、かつ、長手側の一方の側縁部に、前記第一スラット材(1)の遊嵌溝(13)内に装着される基端部(22)が形成された第二スラット材(2)とを含んで成り、
    更に前記第一スラット材(1)の遊嵌溝(13)及び第二スラット材(2)の基端部(22)については、第二スラット材(2)の基端部(22)を断面L型に屈曲させて、嵌装状態で各スラット材の本体部(11)(21)の裏面同士が面一となるように形成すると共に、遊嵌溝(13)内に抜止め段部(14)、基端部(22)に突起部(22a)を設けて抜止め可能に構成したことにより、
    前記遊嵌溝(13)に基端部(22)を装着した第一スラット材(1)と第二スラット材(2)の本体部(11)(21)裏面を、隣接配置された異なるパネル材にそれぞれ固定したとき、パネル材同士の相対変位に応じて、第一スラット材(1)と第二スラット材(2)が、各パネル材の動きに従動して各々独立に嵌装部分を摺動可能としたことを特徴とする建築用見切り材。
  7. 第二スラット材(2)の基端部(22)近傍に折曲部(23)を長手方向に沿って形成して、第一スラット材(1)と第二スラット材(2)の本体部(11)(21)裏面を、向きが異なるパネル材に当接させて固定可能としたことを特徴とする請求項6記載の建築用見切り材。
JP2012242804A 2012-11-02 2012-11-02 建築用見切り材 Active JP5913049B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012242804A JP5913049B2 (ja) 2012-11-02 2012-11-02 建築用見切り材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012242804A JP5913049B2 (ja) 2012-11-02 2012-11-02 建築用見切り材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014091957A JP2014091957A (ja) 2014-05-19
JP5913049B2 true JP5913049B2 (ja) 2016-04-27

Family

ID=50936261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012242804A Active JP5913049B2 (ja) 2012-11-02 2012-11-02 建築用見切り材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5913049B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3941797B2 (ja) * 2004-05-17 2007-07-04 ニチハ株式会社 見切材及び外壁施工構造
TWM263384U (en) * 2004-10-04 2005-05-01 Shiun-Chiuan Juang Improved structure of skirting board
JP5256107B2 (ja) * 2009-04-20 2013-08-07 三井ホーム株式会社 天井見切縁材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014091957A (ja) 2014-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6480491B2 (ja) フロアパネル用機械式係止システム
CA2992247C (en) Siding panel and assembly
CN107178170B (zh) 一种整体卫生间龙骨饰面一体式集成吊顶及施工方法
CN101821465B (zh) 具有装饰条的表面覆盖物
US20080083179A1 (en) Molding member having a plurality of flanges for engaging with drywall finishing material
CA2871377C (en) Integrated siding rainscreen and stacking clip
US20160362898A1 (en) Apparatus providing visual-reveal gap for wall
CN102061789B (zh) 洁净区混凝土柱的包柱结构及其施工方法
JP5913049B2 (ja) 建築用見切り材
US9453344B2 (en) Modular insulated facade
JP3212836U (ja) パネル材
CN111734068B (zh) 一种墙面铝板安装结构
RU132823U1 (ru) Невидимый крепеж "зигзаг" для монтажа облицовочной доски
JP5256107B2 (ja) 天井見切縁材
GB2476170A (en) Trim strip device between a floor covering and a wall covering
JPH06108610A (ja) 縦目地構造
US20140115867A1 (en) System and method of stonework installation
KR20160098834A (ko) 화장실용 칸막이패널
JP4977098B2 (ja) 浴室ユニットと窓との接続部における止水構造
RU95005U1 (ru) Конструкция стен из трехслойных панелей с наполнителем из пенополиуретана
JP5100344B2 (ja) 建造物への建築用装飾材の取り付け構造
JP6702815B2 (ja) 外壁目地の止水構造、及び止水処理方法
JP4308899B2 (ja) 階間胴差部化粧面材の取付け構造
JPH10231611A (ja) 床部材及び敷設構造
JP4570978B2 (ja) 外壁面材の脱着式取付け構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160310

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5913049

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350