JP5912794B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
その外面がトレッド面をなすトレッドと、
上記トレッドのタイヤ軸方向の両端からタイヤ半径方向内向きに延びるサイドウォールと、
トレッド及びサイドウォールの内側に沿って配設されたカーカスとを有しており、
トレッドから、仮想接地平面であるトレッドスライスカット面によって切り取られたトレッドスライス部の縦断面の面積Atに対する、カーカスからカーカススライスカット面によって切り取られたカーカススライス部の縦断面の面積Acの比Ac/Atが、0.68以上1.0以下であり、
上記仮想接地平面は、上記トレッドスライス部の仮想接地平面による切断面の面積Asがタイヤに負荷される荷重をタイヤに充填される内圧で除して得られる面積と等しくなる平面であり、
上記カーカススライスカット面が、タイヤの軸を含む平面で切った断面において、上記トレッドスライスカット面とタイヤ半径方向内方に対応する平面である。
上記カーカススライス部の縦断面の面積Acは、トレッドスライス部の縦断面のタイヤ軸方向両端それぞれからタイヤ半径方向に延びる直線とカーカスとの交点同士を結ぶ仮想直線と、上記切断平面上のカーカス断面線とで囲まれた面積である。
0.68 ≦ Ac/At ≦ 1.00
となるように構成されている。タイヤ1の回転に伴う曲げ変形のエネルギーを小さくすることができるからである。
0.68 ≦ Ac/At ≦ 0.85
の範囲にあるのがさらに好ましい。
3.9 ≦ Vs/As ≦ 4.7
となるように構成されている。前述したごとく、トレッドスライス部18の体積Vs、及び、トレッドスライスカット面積Asともに、容易に算出することができる。
4.1 ≦ Vs/As ≦ 4.5
の範囲にあるのがさらに好ましい。
タイヤの転がり抵抗の測定には、回転駆動ドラムを有する台上試験機が用いられる。供試タイヤのサイズは、195/65R15である。タイヤの正転時及び逆転時のそれぞれについて、転がり抵抗値が測定される。試験環境温度は25°にされる。試験用リムに組み込まれた供試タイヤのアライメントについて、トー角は0°に設定され、キャンバー角βは1.5°に設定される。タイヤ内圧は210kPa、タイヤ荷重は350kgfである。供試タイヤの走行速度は80km/hである。
ショルダー部のエッジ摩耗の評価は、上記転がり抵抗測定に供されるタイヤと同一仕様のタイヤに対し、摩耗エネルギー測定機を用いて行われる。評価の方法の概略は以下のとおりである。トレッドのクラウン部とミドル部(クラウン部とショルダー部との間)とショルダー部(エッジ部)とに対して摩耗エネルギーが測定される。ショルダー部(エッジ部)の摩耗エネルギーが、クラウン部及びミドル部の摩耗エネルギーより大きい場合を「劣」とする。
タイヤを、その赤道面に関して対称形となるように設計することの容易性は、前述したAc/At、及び、Vs/Asの各値によって評価されうる。例えば、Ac/Atが小さく、Vs/Asが大きくなると、クラウン部とショルダー部とのトレッド厚さの差が大きくなる。このような知見に基づき、対称設計容易性は、Ac/At、及び、Vs/Asの各値の大小によって評価される。
実施例1から5として、図1に示された空気入りタイヤが製作された。これらのタイヤのサイズは、195/65R15である。これらのタイヤのトレッド負荷面積At、カーカス負荷面積Ac、これらの比Ac/At、トレッドスライス部18の体積Vs、トレッドスライスカット面積As、及び、これらの比Vs/Asは、いずれも表1に記載されているとおりである。タイヤのその他の構成は、実施例1から5について同一である。実施例1から5の各タイヤに対して、転がり抵抗、ショルダー部15のエッジ摩耗、及び、タイヤの対称設計の容易性、の各評価が行われた。評価の方法、要領は前述したとおりである。評価結果は、指数によって表1に示されている。
実施例6及び7として、図1に示された空気入りタイヤが製作された。これらのタイヤのトレッド負荷面積At、カーカス負荷面積Ac、これらの比Ac/At、トレッドスライス部18の体積Vs、トレッドスライスカット面積As、及び、これらの比Vs/Asは、いずれも表2に記載されているとおりである。タイヤのその他の構成は、実施例1の構成と同一である。実施例6及び7のタイヤに対して、転がり抵抗、ショルダー部15のエッジ摩耗、及び、タイヤの対称設計の容易性、の各評価が行われた。評価の方法、要領は前述したとおりである。評価結果は、指数によって表2に示されている。
比較例1から3として、図1に示された空気入りタイヤが製作された。これらのタイヤのトレッド負荷面積At、カーカス負荷面積Ac、これらの比Ac/At、トレッドスライス部18の体積Vs、トレッドスライスカット面積As、及び、これらの比Vs/Asは、いずれも表2に記載されているとおりである。タイヤのその他の構成は、実施例1の構成と同一である。比較例1から3の各タイヤに対して、転がり抵抗、ショルダー部15のエッジ摩耗、及び、タイヤの対称設計の容易性、の各評価が行われた。評価の方法、要領は前述したとおりである。評価結果は、指数によって表2に示されている。
比較例4及び5として、図1に示された空気入りタイヤが製作された。これらのタイヤのトレッド負荷面積At、カーカス負荷面積Ac、これらの比Ac/At、トレッドスライス部18の体積Vs、トレッドスライスカット面積As、及び、これらの比Vs/Asは、いずれも表3に記載されているとおりである。タイヤのその他の構成は、実施例1の構成と同一である。比較例4及び5のタイヤに対して、転がり抵抗、ショルダー部15のエッジ摩耗、及び、タイヤの対称設計の容易性、の各評価が行われた。評価の方法、要領は前述したとおりである。評価結果は、指数によって表3に示されている。
表1から3に、実施例1から7、及び、比較例1から5の各タイヤの各種性能評価の結果が示されている。転がり抵抗の評価は、比較例2の結果を100とした指数値によって示されている。この数値が小さいほど良好である。ショルダー部15のエッジ摩耗の評価も、比較例2の結果を100とした指数値によって示されている。この数値が大きいほど良好である。タイヤの対称設計の容易性の評価も、比較例2の結果を100とした指数値によって示されている。この数値が大きいほど良好である。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
2・・・トレッド
3・・・サイドウォール
4・・・ビード
5・・・カーカス
6・・・ベルト
7・・・トレッド面
8・・・溝
10・・・コア
11・・・エイペックス
12・・・カーカスプライ
13・・・内層ベルト
14・・・外層ベルト
15・・・ショルダー部
16・・・幅広ベルトの端部位置
17・・・ステップ
18・・・トレッドスライス部
19・・・カーカススライス部
20・・・タイヤ軸
21・・・仮想接地面
22・・・仮想接地形状
23・・・クラウンセンター
24・・・Z軸面
25・・・トレッド負荷面
26・・・カーカス負荷面
27・・・水平面
28・・・(HとKとを結ぶ)直線
29・・・カーカススライスカット面
Ac・・・カーカス負荷面積
As・・・トレッドスライスカット面積
At・・・トレッド負荷面積
M・・・曲げモーメント
R・・・タイヤの半径
Vs・・・トレッドスライス部の体積
β・・・キャンバー角
Claims (4)
- 空気入りタイヤの設計方法であって、
この空気入りタイヤが、その外面がトレッド面をなすトレッドと、上記トレッドのタイヤ軸方向の両端からタイヤ半径方向内向きに延びるサイドウォールと、トレッド及びサイドウォールの内側に沿って配設されたカーカスとを有しており、
トレッドから、仮想接地平面であるトレッドスライスカット面によって切り取られたトレッドスライス部の縦断面の面積Atに対する、カーカスからカーカススライスカット面によって切り取られたカーカススライス部の縦断面の面積Acの比Ac/Atを、0.68以上1.0以下とし、
上記仮想接地平面は、上記トレッドスライス部の仮想接地平面による切断面の面積Asがタイヤに負荷される荷重をタイヤに充填される内圧で除して得られる面積と等しくなる平面であり、
上記カーカススライスカット面は、タイヤの軸を含む平面で切った断面において、上記トレッドスライスカット面のタイヤ半径方向内方に対応する面であり、
上記トレッドスライス部の縦断面の面積Atは、トレッドスライス部を、トレッドスライスカット面及びタイヤ赤道面のいずれにも垂直で且つタイヤ半径を含む切断平面によって切った断面の面積であり、
上記カーカススライス部の縦断面の面積Acは、トレッドスライス部の縦断面のタイヤ軸方向両端それぞれからタイヤ半径方向に延びる直線とカーカスとの交点同士を結ぶ仮想直線と、上記切断平面上のカーカス断面線とで囲まれた面積であり、
上記トレッドスライス部の体積Vsを、トレッドスライス部のトレッドスライスカット面による切断面の面積Asで除した値Vs/Asを、3.9以上4.7以下とし、
上記切断面の面積Asが、タイヤに負荷される荷重をタイヤに充填される内圧で除して得られる面積である空気入りタイヤの設計方法。 - 上記比Ac/Atを、0.68以上0.85以下とする請求項1に記載の空気入りタイヤの設計方法。
- 上記値Vs/Asを、4.1以上4.5以下とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤの設計方法。
- 上記トレッドスライスカット面を、タイヤ赤道面に垂直な平面から、タイヤ軸方向に対して1.0°以上2.0°以下の範囲で傾斜させる請求項1から3のいずれかに記載の空気入りタイヤの設計方法。
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