JP5910307B2 - 供給装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、供給装置および画像形成装置に関する。
特許文献1には、用紙を給紙カセットの底板に支持させ、この底板の給紙側端部を上昇させることにより給紙ローラに用紙を押圧し、この給紙ローラを回転させて用紙を送り出す給紙装置において用いる用紙残量検知装置であって、用紙の有無により回動する第1の突出部を有する第1のアクチュエータと、底板の高さにより回動する第2の突出部を有する第2のアクチュエータと、第1、第2の突出部の回動軌跡上にそれぞれ配置する複数個の突出部検知手段とを備え、第1、第2の突出部の回動軌跡の少なくとも一部を一致させ、突出部検知手段による突出部の検知情報を用いて、給紙カセット内の用紙の残量及び有無を検知可能としてなることを特徴とする給紙装置の用紙残量検知装置が記載されている。
特許文献2には、用紙を給紙カセットの底板に支持させ、この底板の給紙側端部を上昇させることにより給紙ローラに用紙を押圧し、この給紙ローラを回転させて用紙を送り出す給紙装置において、用紙の有無により回動する突出部を有する第1のアクチュエータと、底板の高さにより回動する突出部を有する第2のアクチュエータと、各々の突出部の回動軌跡上に配置された各突出部の検知手段を備え、この検知手段による突出部の検知情報を用いて、給紙カセット中の用紙の残量、用紙の有無及び給紙カセットの有無を検知することを特徴とする用紙残量検知装置が記載されている。
特開2000−118792号公報 特開2001−106387号公報
本発明は、供給装置が占める空間を小さくすることを目的とする。
本発明の請求項1に係る供給装置は、第1軸を中心に回転して媒体を供給する供給ロールと、前記第1軸と異なる第2軸を中心に回転して前記供給ロールによって供給された媒体を該媒体の進行方向へ供給する分離ロールと、内部に前記第1軸および前記第2軸と異なる第軸が通る第1中空部を有し、前記第軸を中心にして回転することにより前記供給ロールおよび前記分離ロールを回転させる駆動伝達部材と、前記第1中空部に挿入され、前記駆動伝達部材を回転可能に支持する支持部材と、内部に前記支持部材が挿入される第2中空部を有し当該支持部材によって前記第軸を中心に回転可能に支持され、前記供給ロールにより供給される媒体が有る場合には当該媒体に接触して第1の姿勢となり、前記媒体が無い場合には前記第1の姿勢と異なる第2の姿勢となる接触部材と、前記接触部材の姿勢を検知する検知部とを具備することを特徴とする。
本発明の請求項2に係る供給装置は、請求項1に記載の態様において、前記接触部材は、前記第軸に垂直な方向から見たときに、前記駆動伝達部材と前記供給ロールとに挟まれた領域に配置されていることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る供給装置は、請求項1または2に記載の態様において、前記接触部材が、前記第1軸および前記第2軸を避けるように湾曲し、前記供給ロールにより供給される媒体が有る場合に、当該供給ロールを当該媒体に射影した領域と、前記第1軸から見て重なる位置で接触することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る画像形成装置は、上述した供給装置と、前記供給装置により供給された媒体に画像を形成する画像形成部とを備えることを特徴とする。
請求項1、4に係る発明によれば、供給ロールを回転させる駆動伝達部材と、供給ロールにより供給される媒体が有る場合にその媒体に接触する接触部材とが、それぞれ異なる部材によって支持される場合に比べて、供給装置が占める空間を小さくすることができる。
請求項2に係る発明によれば、第2軸に垂直な方向から見たときに接触部材が駆動伝達部材と供給ロールとに挟まれた領域に配置されていない場合に比べて、姿勢の誤検知を減らすことができる。
請求項3に係る発明によれば、支持部材を避けるように湾曲し、供給ロールにより供給される媒体が有る場合に、供給ロールを媒体に射影した領域と、第1軸から見て重なる位置で接触する接触部材を有しない場合に比べて、媒体の有無についての誤検知を減らすことができる。
本実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。 検知部の配置を説明するための斜視図である。 検知部の構成を説明するための斜視図である。 検知部と供給部との位置関係を示す図である。 遮蔽板が光線を遮蔽しているときの検知部の姿勢を示す図である。
1.実施形態
1−1.全体構成
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の全体構成を示す図である。本明細書および図面において、画像形成装置1の各構成の配置を説明するため、各構成が配置される空間をxyz右手系座標空間として表す。また、図に示す座標記号のうち、内側が白い円の中に黒い円を描いた記号は、紙面奥側から手前側に向かう矢印を表している。
空間においてx軸に沿う方向をx軸方向という。また、x軸方向のうち、x成分が増加する方向を+x方向といい、x成分が減少する方向を−x方向という。また、y、z成分についても、y軸方向、+y方向、−y方向、z軸方向、+z方向、−z方向を定義する。なお、−z方向は、下向きの方向、すなわち、物体に重力がかかる方向である。
図1に示す画像形成装置1は、容器11と、供給部12と、現像部13Y,13M,13C,13Kと、転写部14と、加熱部15と、搬送部16と、検知部17とを備えている。なお、符号のY,M,C,Kはそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーに対応した構成であることを意味している。現像部13Y,13M,13C,13Kのそれぞれは、用いるトナーが異なるのみであって、その構成に大きな差異はない。以下、現像部13Y,13M,13C,13Kのそれぞれを特に区別する必要がない場合には、トナーの色を示す符号末尾のアルファベットを省略して「現像部13」とする。
容器11は、予め定められたサイズにカットされた、媒体としての用紙Pを収容するとともに、例えば、収容された用紙Pを供給部12が有する供給ロール121に押し付けるなどして、供給部12が用紙Pを供給することを補助する。検知部17は、容器11に用紙Pが収容されているか否かを検知する。供給部12は、複数の搬送ロールを有し、検知部17によって容器11に用紙Pが収容されていることが検知された場合に、これら搬送ロールによって容器11から用紙Pを取り出して搬送部16へ供給する。搬送部16は、供給部12によって供給された用紙Pを転写部14へ搬送するとともに、転写部14および加熱部15を経た用紙Pを画像形成装置1の外部に搬送する。なお、媒体は用紙に限らず、例えば樹脂製のシート等であってもよい。要するに、媒体は、表面に画像を記録し得るものであればよい。
各現像部13は、感光体ドラム31と、帯電器32と、露光装置33と、現像器34と、一次転写ロール35と、ドラムクリーナ36とを備えている。感光体ドラム31は電荷発生層や電荷輸送層を有する像保持体であり、図示しない駆動部により図中の矢印D13の方向に回転させられる。帯電器32は感光体ドラム31の表面を帯電させる。露光装置33はレーザ発光源やポリゴンミラーなど(いずれも図示せず)を備え、図示しない制御部によって制御され、画像を示す画像データに応じたレーザ光を、帯電器32により帯電させられた後の感光体ドラム31に向けて照射する。これにより、各感光体ドラム31には潜像が保持される。
なお、上記の画像データは、図示しない通信部を介して制御部が外部装置から取得したものであってもよい。外部装置とは、例えば画像データを記憶した記憶装置や、原稿から画像を読み取ってその画像を示す画像データを生成する読取装置などである。
現像器34はY,M,C,Kのいずれかの色のトナーと、フェライト粉などの磁性キャリアを含む二成分現像剤を収容する。そして現像器34に形成された磁気ブラシの穂先が感光体ドラム31の表面に接触することで、トナーは感光体ドラム31表面で露光装置33により露光された部分、すなわち静電潜像の画線部に付着し、感光体ドラム31に画像が形成(現像)される。
一次転写ロール35は転写部14の中間転写ベルト41が感光体ドラム31と対向する位置において予め定めた電位差を生じさせ、この電位差によって中間転写ベルト41に画像を転写する。ドラムクリーナ36は、画像の転写後に感光体ドラム31の表面に残留している未転写のトナーを取り除き、感光体ドラム31の表面を除電する。即ち、ドラムクリーナ36は、次の画像形成に備えて、感光体ドラム31から不要なトナーや電荷を除去するものである。
転写部14は、中間転写ベルト41と、二次転写ロール42と、ベルト搬送ロール43と、バックアップロール44と、ベルトクリーナ49とを備えており、現像部13によって形成された画像を、ユーザの操作に応じて決められた紙種の用紙Pに転写する。中間転写ベルト41は無端のベルト部材であり、ベルト搬送ロール43およびバックアップロール44はこの中間転写ベルト41を架け渡す。ベルト搬送ロール43およびバックアップロール44の少なくとも1つには駆動部(図示せず)が備えられており、中間転写ベルト41を図中の矢印D14方向に移動させる。
なお、駆動部を有さないベルト搬送ロール43またはバックアップロール44は、中間転写ベルト41の移動に伴って回転する。中間転写ベルト41が図中の矢印D14方向に移動して回転することにより、中間転写ベルト41上の画像は、二次転写ロール42とバックアップロール44とに挟まれる領域に移動させられる。
二次転写ロール42は、中間転写ベルト41との電位差によって、中間転写ベルト41上の画像を搬送部16から搬送されてきた用紙Pに転写させる。ベルトクリーナ49は、中間転写ベルト41の表面に残留している未転写のトナーを取り除く。そして、転写部14または搬送部16は、画像が転写された用紙Pを加熱部15へと搬送する。
加熱部15は、例えば磁界を発生させる磁界発生回路と、発生した磁界が作用して生じる電磁案内によって発熱する加熱ベルトと、加熱ベルトとの間で用紙Pを挟んで搬送する加圧ロールとを有する。加熱部15は、用紙Pを加熱して用紙Pに転写された画像を定着させる。加熱部15を経て画像が定着された用紙Pは、搬送部16によって画像形成装置1の外部に搬送される。
1−2.検知部の構成
図2は、検知部17の配置を説明するための斜視図である。また、図3は、検知部17の構成を説明するための斜視図である。容器11には昇降板111が備えられている。昇降板111は、待機時において容器11の底面110(図1参照)に接触するように配置され、用紙Pの供給時において図示しない駆動装置によって底面110から上方(+z方向)に向けて移動させられる板状の部材である。昇降板111の上面には用紙Pが供給される方向(以下、供給方向という)である+y方向の先端部分が載せられる。昇降板111は、上昇させられることにより、上面に載せられたこの用紙Pの先端部分を供給部12の供給ロール121に押し付ける。なお、昇降板111には、切り欠き部1110が設けられている。
検知部17は、接触部材171、およびセンサボックス179を有する。供給部12は、上述した供給ロール121のほか、分離ロール122、駆動部123、および補助ロール124を有する。供給ロール121は、x軸方向に伸びるシャフト121Sを中心に回転する部材である。歯車121Gが駆動部123から回転力を受けると、シャフト121Sを介してロールパッド121Rが回転させられる。そして、回転するロールパッド121Rの側面は、昇降板111によって押し付けられた用紙Pを+y方向に供給する。
分離ロール122は、x軸方向に伸びるシャフト122Sを中心に回転する部材である。歯車122Gが駆動部123から回転力を受けると、シャフト122Sを介してロールパッド122Rが回転させられる。補助ロール124は、分離ロール122の下方(−z方向)に配置され、分離ロール122のロールパッド122Rに接してこれを下から押し上げるロールパッドを有する。供給ロール121によって+y方向に供給される用紙Pは、分離ロール122のロールパッド122Rと、補助ロール124のロールパッドとの間に挟まれて、さらに供給方向へ供給される。
このとき、供給ロール121によって供給された用紙Pが複数ある場合、これら複数の用紙Pは、分離ロール122と補助ロール124との間の隙間によって捌かれて、複数の用紙Pの最上に載っている1枚の用紙Pが下流にある搬送部16へ供給される。このように、分離ロール122と補助ロール124とは、用紙Pを1枚ずつ下流へ供給する。分離ロール122と補助ロール124とによって1枚ずつ捌かれて、+y方向に供給された用紙Pは、搬送部16のガイド162に沿って進行方向を+z方向に変えられ、搬送ロール161によって、さらに+z方向に搬送される。搬送ロール161を経た用紙Pは、転写部14および加熱部15を経て画像が形成され、搬送部16により、画像形成装置1の外へと搬送される。
駆動部123は、歯車123Gとシャフト123Sを有しており、また、歯車123Gに接続されたモータなどの駆動源(図示せず)を有する。シャフト123Sは、x軸方向に伸びる円柱形状を有する部材であり、画像形成装置1の筐体に固定されている。歯車123Gは、外周面に複数の歯が設けられた円筒形状を有する部材であり、中空部(第1中空部)に面した内周面がシャフト123Sの外周面に沿って滑りながら回転するようにシャフト123Sによって支持されている。駆動源により歯車123Gがシャフト123Sの周りを回転させられると、この歯車123Gと歯が噛み合わせられているため、供給ロール121の歯車121G、および分離ロール122の歯車122Gはそれぞれ回転する。このとき、シャフト123Sは動かない。
図4は、検知部17と供給部12との位置関係を示す図である。図4に示す通り、−x方向に供給部12を見ると、駆動部123の歯車123Gは、シャフト123Sの軸O3を中心に時計回りに回転する。そして、この歯車123Gの回転に伴って、供給ロール121は、シャフト121Sの軸O1(第1軸)を中心に反時計回りに回転し、分離ロール122は、シャフト122Sの軸O2(第2軸)を中心に反時計回りに回転する。
接触部材171は、中空部171C(第2中空部)を有する。中空部171Cは、円形の穴であり、その内周面が駆動部123のシャフト123Sの外周面に沿って滑りながら回転するようにシャフト123Sによって支持されている。シャフト123Sは、歯車123Gが回転させられているときでも動かないので、シャフト123Sによって支持されている接触部材171は、歯車123Gの動きに影響されない。
なお、接触部材171は、図3に示すように、歯車123Gと供給ロール121のロールパッド121Rとに挟まれた領域に重なるように配置されている。そのため、シャフト123Sの軸O3に垂直な方向から見たときに、接触部材171は、歯車123Gと供給ロール121のロールパッド121Rとに挟まれた領域に配置されている。
接触部材171は、中空部171Cよりも−y方向に伸びたアームの先に下端部171Pを有し、また、中空部171Cよりも+y方向に伸びたアームの先に遮蔽板171Fを有する。接触部材171から伸びる各アームは、図4に示すように、供給ロール121のシャフト121Sや分離ロール122のシャフト122Sを避けるようにそれぞれ湾曲していてもよい。そして、上述した切り欠き部1110は、昇降板111において、接触部材171が回転するときの下端部171Pの軌道上に設けられている。
接触部材171は、シャフト123Sの周りを回転するので、シャフト123Sの軸O3(第軸)を中心にして回転する。接触部材171は、下端部171Pのある側が遮蔽板171Fのある側よりも重いために図4に示す矢印Da方向に回転する力を受けている。矢印Da方向は、−x方向に見ると反時計回りである。そして、昇降板111の上面に用紙Pがある場合に、矢印Da方向に回転した接触部材171は、その下端部171Pがこの用紙Pに突き当って停止するため、図4に示した姿勢(第1の姿勢)となる。そして、接触部材171が第1の姿勢となっているとき、これに応じて遮蔽板171Fはセンサボックス179から離れる。
センサボックス179は、x軸方向に沿って向かい合う光源部と受光部とを有している。光源部からx軸方向に沿って照射される光線が受光部によって受光されると、受光部は光源部からの光線が遮蔽されていないことを示す信号を図示しない制御部に出力する。遮蔽板171Fがセンサボックス179から離れて上記の光線を遮蔽していない位置にあるとき、検知部17は図4に示した姿勢となっている。すなわち、このとき、接触部材171の下端部171Pは昇降板111の上面に置かれた用紙Pに突き当っている。したがって、制御部は、光源部からの光線が遮蔽されていないことを示すこの信号を受け取ると、容器11の昇降板111の上面に用紙Pが有ると判断する。
図5は、遮蔽板171Fがセンサボックス179の内部において照射される光線を遮蔽しているときの検知部17の姿勢を示す図である。昇降板111の上面に用紙Pがない場合、昇降板111に設けられた切り欠き部1110に接触部材171の下端部171Pが落ち込む。その結果、検知部17は、図5に示した姿勢(第2の姿勢)となる。このとき、接触部材171の下端部171Pが切り欠き部1110に落ち込んだ分だけ遮蔽板171Fが持ち上げられており、遮蔽板171Fはセンサボックス179に入り込んでいる。そのため、センサボックス179内で上述した光源から照射される光線は遮蔽板171Fによって遮蔽され受光部に届かず、受光部は光源部からの光線が遮蔽されていることを示す信号を制御部に出力する。したがって、制御部は、光源部からの光線が遮蔽されていることを示すこの信号を受け取ると、容器11の昇降板111の上面に用紙Pが無いと判断する。
なお、制御部は、容器11の昇降板111の上面に用紙Pが無いと判断した場合に、歯車123Gの回転を止めるように駆動部123のモータを制御してもよい。これにより、用紙Pの無い昇降板111の上面を供給ロール121が空回りしなくなるので、エネルギーの浪費や部品の摩耗などが抑制される。
以上、説明したとおり、検知部17の接触部材171は、供給部12の駆動部123のシャフト123Sによって支持されているので、シャフト123S以外の場所に接触部材171を支持する部材を別途設ける場合に比べて、供給部12および検知部17の占める空間が小さくなる。
また、接触部材171は、歯車123Gと供給ロール121のロールパッド121Rとに挟まれた領域に重なるように配置されているので、この配置でない場合に比べて、用紙Pのうち、ロールパッド121Rが接触する箇所に近い部分を検知する。接触部材171が接触する用紙Pの部分が、ロールパッド121Rが接触する箇所から遠いほど、用紙Pのカール(曲げ癖)などの影響を受け易い。接触部材171を上述した配置にすることで、接触部材171が接触する用紙Pの部分が、ロールパッド121Rの接触箇所に近くなり、誤検知が生じる可能性が抑制される。
2.変形例
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
2−1.変形例1
上述した実施形態において、センサボックス179は、x軸方向に沿って向かい合う光源部と受光部とを有し、受光部が光源部から照射される光線を受光することで、遮蔽板171Fの位置を検知し、これによって接触部材171の姿勢を検知していたが、センサボックス179は、他の方法によって接触部材171の姿勢を検知してもよい。例えば、センサボックス179には、接触部材171に設けられた押部材によって決められた方向から押されたときに2つの接点が接触する機械的なスイッチを有しており、制御部は、このスイッチの2つの接点が接触したときに流れる電流によって、媒体の有無を判断してもよい。この場合、昇降板111の上面に用紙Pがないときに、昇降板111に設けられた切り欠き部1110に落ち込む下端部171Pと、上記のスイッチを決められた方向に押す押部材とがそれぞれ接触部材171に設けられていればよい。
2−2.変形例2
上述した実施形態において、検知部17および供給部12は、画像形成装置において画像が形成される媒体としての用紙Pを供給するための供給装置として用いられていたが、画像形成装置以外の装置において他の用途の媒体を供給するための供給装置として用いられてもよい。例えば、上述した検知部17および供給部12は、紙幣の枚数を数える計数装置において、媒体としての紙幣を供給するための供給装置として用いられてもよい。
2−3.変形例3
上述した実施形態において、シャフト123Sは円柱形状を有していたが、他の形状を有していてもよい。例えば、シャフト123Sは、円錐や円錐台の形状を有していてもよい。要するに、シャフト123Sは、歯車123Gおよび接触部材171を、軸O3を中心にして回転可能に支持する支持部材であればよい。
この場合、シャフト123Sによって回転可能に支持される歯車123Gは、円筒形状でなくてもよく、例えばシャフト123Sの形状に合う傘形状であってもよい。要するに、歯車123Gは、内部にシャフト123Sが挿入される第1中空部を有し、軸O3を中心にして回転することにより供給ロール121を回転させる駆動伝達部材であればよい。
また、この場合、シャフト123Sによって回転可能に支持される接触部材171は、シャフト123Sの形状に合う傘形状の中空部171Cを有していてもよい。要するに、接触部材171は、内部にシャフト123Sが挿入される第2中空部を有し、シャフト123Sによって軸O3を中心に回転可能に支持され、供給ロール121により供給される用紙Pが有る場合にはその用紙Pに接触して第1の姿勢となり、用紙Pが無い場合には第1の姿勢と異なる第2の姿勢となるように構成されていればよい。
2−4.変形例4
上述した実施形態において、歯車123Gは、外周面に設けられた複数の歯を噛み合わせることで、供給ロール121の歯車121G、および分離ロール122の歯車122Gをそれぞれ回転させていたが、供給ロール121および分離ロール122を回転させるための運動伝達機構は、歯車に限られない。例えば、シャフト121Sとシャフト123Sとにそれぞれ設けられたロールにベルトを架け渡し、このベルトによってシャフト123Sの回転をシャフト121Sへ伝えて、これによって供給ロール121を回転させてもよい。
また、シャフト121S、シャフト122S、およびシャフト123Sは、いずれもx軸方向に伸びる部材であったが、これら各シャフトが同じ方向に伸びていなくてもよい。例えば、歯車121Gおよび歯車123Gをいずれも傘歯車で構成し、シャフト123Sの軸O3がシャフト121Sの軸O1と交わるように各シャフトを配置してもよい。この構成であっても、歯車123Gの回転が、シャフト121Sおよびシャフト122Sに伝えられて供給ロール121および分離ロール122が回転すればよい。
2−5.変形例5
上述した実施形態において、接触部材171は、歯車123Gと供給ロール121のロールパッド121Rとに挟まれた領域に重なるように配置されていたが、供給ロール121によって供給される用紙Pに接触するように構成されていれば、この領域に重ならないように配置されていてもよい。
2−6.変形例6
上述した実施形態において、接触部材171は、下端部171Pのある側が遮蔽板171Fのある側よりも重いために回転する力が付与されていたが、この回転する力は接触部材171の自重・重心の位置などによって生じるものでなくてもよい。例えば、検知部17には、接触部材171を決められた方向に押すバネなどの弾性部材が備えられていてもよい。
2−7.変形例7
上述した実施形態において、接触部材171の下端部171Pが昇降板111の上面に置かれた用紙Pのどの位置で接触するかについて、詳細に述べなかったが、図4に示す通り、接触部材171の下端部171Pは、供給ロール121のロールパッド121Rを用紙Pに射影した領域と、軸O1から見て重なる位置で接触するように構成されていてもよい。つまり、下端部171Pをこの位置で用紙Pと接触させるために、中空部171Cよりも−y方向に伸びた接触部材171のアームは、シャフト121Sを避けるように湾曲して、さらにシャフト121Sを中心に周り込んだ形状となっていてもよい。
そのため、図4に示す通り、接触部材171のうち、中空部171Cよりも−y方向に伸びたこのアームは、アルファベットのL字形よりもJ字形に近い形状を有する。この形状を有するため、例えば、中空部171Cよりも−y方向に伸びるアームを90度以上の角度(鈍角)で曲げただけの形状に形成する場合に比べて、アームの先端にある下端部171Pが用紙Pに接触する位置は、ロールパッド121Rと用紙Pとが接触する点に近い位置になる。
したがって、接触部材171をこのように構成することによって、接触部材171が接触する用紙Pの部分が、ロールパッド121Rの接触箇所に近くなり、誤検知が生じる可能性が抑制される。
1…画像形成装置、11…容器、110…底面、111…昇降板、1110…切り欠き部、12…供給部、121…供給ロール、121G…歯車、121R…ロールパッド、121S…シャフト、122…分離ロール、122G…歯車、122R…ロールパッド、122S…シャフト、123…駆動部、123G…歯車、123S…シャフト、124…補助ロール、13…現像部、14…転写部、15…加熱部、16…搬送部、17…検知部、171…接触部材、171C…中空部、171P…下端部、171F…遮蔽板、179…センサボックス。

Claims (4)

  1. 第1軸を中心に回転して媒体を供給する供給ロールと、
    前記第1軸と異なる第2軸を中心に回転して前記供給ロールによって供給された媒体を該媒体の進行方向へ供給する分離ロールと、
    内部に前記第1軸および前記第2軸と異なる第軸が通る第1中空部を有し、前記第軸を中心にして回転することにより前記供給ロールおよび前記分離ロールを回転させる駆動伝達部材と、
    前記第1中空部に挿入され、前記駆動伝達部材を回転可能に支持する支持部材と、
    内部に前記支持部材が挿入される第2中空部を有し当該支持部材によって前記第軸を中心に回転可能に支持され、前記供給ロールにより供給される媒体が有る場合には当該媒体に接触して第1の姿勢となり、前記媒体が無い場合には前記第1の姿勢と異なる第2の姿勢となる接触部材と、
    前記接触部材の姿勢を検知する検知部と
    を具備することを特徴とする供給装置。
  2. 前記接触部材は、前記第軸に垂直な方向から見たときに、前記駆動伝達部材と前記供給ロールとに挟まれた領域に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の供給装置。
  3. 前記接触部材は、前記第1軸および前記第2軸を避けるように湾曲し、前記供給ロールにより供給される媒体が有る場合に、当該供給ロールを当該媒体に射影した領域と、前記第1軸から見て重なる位置で接触する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の供給装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の供給装置と、
    前記供給装置により供給された媒体に画像を形成する画像形成部と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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