JP5909115B2 - 飼料用発酵コーヒー粕及びそれを用いた飼料、飼料用発酵コーヒー粕の製造方法 - Google Patents

飼料用発酵コーヒー粕及びそれを用いた飼料、飼料用発酵コーヒー粕の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、食品や飲料の製造工程にて産出され、飼料として有効利用し得る作物の製造粕、及びそれを用いた飼料に関する。
従来、飲料や食料品を生産する際に発生する作物粕を、家畜用の飼料として有効に使用しようとする技術が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。これまでではその具体的な一例として、ビールやウィスキーの製造工程で産出されるビール粕、ウィスキー粕といったいわゆる麦芽糖化粕を利用した例を挙げることができる。麦芽糖化粕はこれまで家畜用飼料として有効に利用されることにより、畜産飼料事情を大きく好転させることにも大きく寄与してきた。そして現在においても麦芽糖化粕に限らず、他の種々の作物粕を有効に利用しようとする試みが種々行なわれている。
他方、近年においては、コーヒーの消費拡大に伴い、その製造粕が国内のみならず、世界中で産出量が増加する傾向にある。
しかしながら、コーヒー粕は産出された状態では水分を多く含んでいるため、乾燥する工程を経なければバイオマスとしての利用が限られる。またコーヒー粕は乾燥しなければ好気的腐敗が急速に進んでしまい、そのままでの保存や流通が難しいとされてきた。
加えてコーヒー粕は高い濃度のカフェインを含んでいる。そのため家畜にとっては嗜好性に劣る、すなわち飼料として与えても忌避されてしまう傾向にある。また家畜として反芻動物に摂取させたとしても、反芻動物の胃の中に生息するルーメンバクテリアによる加水分解が低く、消化率が極めて悪いものとなっている。
このように、コーヒー粕に至っては賦存量が大量であるにもかかわらず、これまで家畜用の飼料としての利用には適さないとされてきた。
特開2011−188850号公報
本願は上述したコーヒー粕を飼料として用いる際の家畜に対する嗜好性という問題にまず不具合に着目したものであり、コーヒー粕を用いても家畜に好適に用い得る飼料を提供することを所期の目的としている。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち本発明に係る飼料用発酵コーヒー粕の製造方法によって製造された飼料用発酵コーヒー粕は、家畜に給与するために用いられるものであって、コーヒー粕と生菌剤を混合し、しかる後に発酵させてなるものであり、発酵により発酵前よりもカフェイン含量が半分にまで低下し、エタノール発酵によりエタノール含量が増加し、少糖類の含量が増加している飼料用発酵コーヒー粕であって、前記生菌剤が、発酵によりカフェイン含量を半分にまで低下させ得る菌と、エタノール発酵によりエタノール含量が増加させ得る酵母菌と、発酵により小糖類の含量を増加させ得る菌とを含んでなる生菌剤である。
本発明は、これまで家畜用飼料には不適であると信じられてきたコーヒー粕を、発酵によりカフェイン含量を低下させるという着想に本願発明者らが初めて至ったことによってなされたものである。
ここで、生菌剤とは、生きた状態の細菌類を当該細菌により発酵が起こり得る状態で保持しているものを指す。またカフェインとは、水和物であるカフェインも無水カフェインをも含む概念である。
このようなものであれば、生菌剤による発酵によりカフェインを含量を低下させることで家畜に対する嗜好性が有効に向上する。その結果、国内外において大量に産出され、賦存するコーヒー粕を有効利用することが実現される。
生菌剤を構成し得る菌類としては、バチルス菌、乳酸菌、ストレプトコッカス菌、酵母、硝化菌、メタン酸化菌、硫酸還元菌、光合成菌、枯草菌等の、いわゆる有用菌と呼ばれる菌類を挙げることができるが、具体的にカフェインを加水分解し得るものとしては、バチルス菌及びストレプトコッカス菌を挙げることができる。すなわちカフェイン含量を有効に低減させるためには、生菌剤がバチルス菌又はストレプトコッカス菌を含むものであり、これらの菌によりカフェインが加水分解されたものであることが望ましい。
また家畜にとっての嗜好性をより向上させるためには、エタノール発酵による芳香で発酵前とは異なる臭いとすることが望ましい。すなわち、生菌剤が酵母菌を含むものであり、当該酵母菌により発酵前よりもエタノール含量が増加しているものであれば、家畜にとっての嗜好性をより好適なものとし得る。
また、家畜にとっての嗜好性を決定する要素としては、少糖類の含量を増加させることによる食味の向上も挙げることができる。すなわち、前記生菌剤による発酵により発酵前よりも少糖類の含量が増加しているものが、より好ましい。
そして、生菌剤による発酵がよりスムーズに行なわれるようにするためには、前記生菌剤の含有量を、乾物換算で前記コーヒー粕の1〜3%としておくことが好ましい。
そして、本発明に係る飼料の製造方法は、上述した飼料用発酵コーヒー粕を用いることを特徴とするものである。
斯かる場合、通常用いられている他の飼料と同様に好適に取り扱うことができるようにするためには、飼料用発酵コーヒー粕の含有量を、乾物換算で10%以下としておくことが望ましい。
また、本発明に係る飼料用発酵コーヒー粕の製造方法は、コーヒー粕と生菌剤とを混合させる混合工程と、混合工程により混合されたコーヒー粕及び生菌剤を発酵させる発酵工程とを有し、発酵工程後の発酵コーヒー粕が、発酵前よりもカフェイン含量が半分にまで低下し、エタノール発酵によりエタノール含量が増加し、少糖類の含量が増加している飼料用発酵コーヒー粕の製造方法であって、前記生菌剤が、発酵によりカフェイン含量を半分にまで低下させ得る菌と、エタノール発酵によりエタノール含量が増加させ得る酵母菌と、発酵により小糖類の含量を増加させ得る菌とを含んでなる生菌剤であることを特徴とするものである。
本発明によれば、生菌剤による発酵によりカフェイン含量を低下させることで家畜に対する嗜好性が有効に向上する結果、国内外において大量に産出され、賦存するコーヒー粕を有効利用することができる。
本発明の一実施形態に係る概念図。 本発明の実施例に係る表1を示す図。 本発明の実施例に係る表2を示す図。 本発明の実施例に係る表3を示す図。 本発明の実施例に係る表4を示す図。 本発明の実施例に係る表5を示す図。 本発明の実施例に係る表6を示す図。 本発明の実施例に係るグラフ1を示す図。 本発明の実施例に係るグラフ2を示す図。 本発明の実施例に係るグラフ3を示す図。 本発明の実施例に係るグラフ4を示す図。 本発明の実施例に係るグラフ5を示す図。 本発明の実施例に係るグラフ6を示す図。 本発明の実施例に係る表7を示す図。 本発明の実施例に係る表8を示す図。 本発明の実施例に係る表9を示す図。 本発明の実施例に係るグラフ7を示す図。 本発明の実施例に係るグラフ8を示す図。 本発明の実施例に係る表10を示す図。 本発明の実施例に係る表11を示す図。 本発明の実施例に係る表12を示す図。 本発明の実施例に係る表13を示す図。 本発明の実施例に係る表14を示す図。 本発明の実施例に係る表15を示す図。 本発明の実施例に係る表16を示す図。 本発明の実施例に係る表17を示す図。 本発明の実施例に係る表18を示す図。 本発明の実施例に係る表19を示す図。 本発明の実施例に係る表20を示す図。 本発明の実施例に係る表21を示す図。 本発明の実施例に係る表22を示す図。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る飼料1は、例えば家畜Dに対して好適に給与し得るものである。ここで家畜Dとは、めん羊などのヒツジ、ヤギ、そして乳牛や肉牛などのウシといった反芻動物である家畜Dを挙げることができる。
当該飼料1は、図1に示すように、乾草4に対し、合計して同量の濃厚飼料3(TMR)及び本発明に係る飼料用発酵コーヒー粕2を混ぜてなる。従来では例えば乾物換算で乾草4と同量の濃厚飼料3を混合するところ、本実施形態では乾草4の重量を最大で20%減じ、その減じた分だけ飼料用発酵コーヒー粕1を加えることにより、飼料1全体の乾物量を最大10%飼料用発酵コーヒー粕1が占めるようにしている。勿論コーヒー粕6の含量が飼料1全体の10%以下のものであっても、家畜Dに対し好適に給与し得る。
濃厚飼料3は、完全混合飼料と呼ばれるもので、例えば複数種類のTMR構成粗飼料7を対象となる家畜Dに応じて適宜配合させたものである。当該濃厚飼料3及び乾草4については、従前より家畜Dに好適に用いられてきたものである。そのため本実施形態ではその詳細な説明を省略するものとする。
しかして本実施形態に係る飼料用発酵コーヒー粕1は、家畜Dに給与するために用いられるものであって、コーヒー粕6と生菌剤8を混合し、しかる後に発酵させてなるものであり、発酵により発酵前よりもカフェイン含量が低下していることを特徴とする。
以下、本実施形態に係る飼料用発酵コーヒー粕2の具体的な構成について説明する。飼料用発酵コーヒー粕2は、コーヒー粕6に対して生菌剤8を混合し、所定の条件にて発酵させてなるものである。この飼料用発酵コーヒー粕2を製造する各工程、すなわち本発明に係る飼料用発酵コーヒー粕2の製造方法程は、原材料となる飼料用発酵コーヒー粕1に対し生菌剤8の割合が1〜3重量%、具体的には約2%となるように混合生菌剤5を混合する混合工程ST1と、この混合工程ST1の後にコーヒー粕6を発酵させる発酵工程ST2とを有する。発酵工程ST2は、例えば30℃で一ヶ月間密閉貯蔵する態様を本実施形態では一例として適用している。他にも、35℃で3日間密封した後、室温で2週間貯蔵する態様など、以下に開示する菌類による発酵が好適に進められる条件であれば種々の条件を適用することができる。
コーヒー粕6は、例えばコーヒー飲料の製造工程に於いて産出される通常のものであり、多くの場合は水分が65〜79%と高い値を示すとともに、カフェインのうち無水カフェインの含量が乾物100g中0.084gという、通常の家畜Dが忌避してしまうまでの高い濃度で含んだものである。
混合生菌剤5は、例えばパーム核渣からなる基材9に対し、所定濃度の生菌剤8が混合され、当該生菌剤8が活性を有した状態で保持されたものである。パーム核渣とは、アブラヤシの種子から搾油したあとの残りかすのことである。本実施形態では基材9として斯かるパーム核渣を適用したが、勿論、米ぬかや小麦ふすま等、多孔質で油分が豊富なものであれば好適に適用し得る。
生菌剤8は、例えばバチルス菌、乳酸菌、ストレプトコッカス菌、酵母、硝化菌、メタン酸化菌、硫酸還元菌、光合成菌、枯草菌等の、いわゆる有用菌と呼ばれる菌類が混合されたものである。
以上のように、発酵工程ST2を経た本実施形態に係る飼料用発酵コーヒー粕2は、カフェイン含量が発酵前のコーヒー粕6よりも大幅に低減されることにより、上記の家畜Dに対する嗜好性が改善され、好適に給与し得るものとなっている。その結果、国内外において大量に産出され、賦存するコーヒー粕6を有効利用することにも資する。
この飼料用発酵コーヒー粕2は、具体的には、バチルス菌及びストレプトコッカス菌の作用によって無水カフェインやカフェインが加水分解されることにより、カフェイン含量が、100g中例えば半分程度である0.046gにまで低減されていることにより、上記の家畜Dに対する嗜好性が改善されたと考えられる。
また本実施形態では、エタノール発酵による芳香で発酵前とは異なる臭いとなっていることが、家畜Dにとっての嗜好性をより向上し得る要因であると考えられる。すなわち、生菌剤8が酵母菌を含んでいるので、当該酵母菌により発酵前よりもエタノール含量が増加しているものとなっている。
加えて、少糖類の含量を増加させることによる家畜Dにとっての食味が向上されていることも、嗜好性が向上している要因と考えられる。すなわち、前記生菌剤8による発酵により発酵前よりも少糖類の含量が有効に増加したものとなっている。
そして、生菌剤8の含有量を、乾物換算で前記コーヒー粕6の1〜3%としておくことによって、発酵がよりスムーズに行なわれるようになったことが考えられる。
すなわち本実施形態では、混合生菌剤5による発酵処理によって、カフェイン濃度半減、の他、セルロースに由来する6単糖系、ヘミセルロースに由来する5単糖系の少糖類が生成し、酵母の作用で、アルコール発酵も行なわれたと思われる。
その結果、TMR(Total Mixed Ration)つまり濃厚飼料3を構成する飼料として嗜好性が良く、飼料1全体の5%すなわち粗飼料10%(乾物換算)代替まで、消化率、エネルギー代謝、窒素代謝には全く支障が無いことが明らかなものとなっている。また、飼料1全体の10%すなわち20%代替では若干、消化率が若干低下するものの、嗜好性には全く問題無いものとなっている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、上記実施形態では飼料中に飼料用発酵コーヒー粕のみを混合させた態様を開示したが、勿論、他の作物粕を適宜混合したしたものであってもよい。また対象とする家畜の種類や発酵工程の具体的な発酵条件、混合生菌剤を構成する基材の材質や生菌剤の詳細な菌の構成、さらには濃厚飼料の詳細な配合といった具体的な態様は上記実施形態のものに限定されることはなく、既存のものを含め、種々の態様のものを適用することができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
以下に、本発明の実施例について詳述する。なお本発明は当該実施例によってなんら限定されるものではない。また本明細書において、以降に開示されるデータ等を示すための表及びグラフは、全て図面として示すものとする。
本実施例では、二回のIn vitro試験並びに一回の代謝試験を行なっている。具体的には、In vitro試験の一回目は発酵コーヒー粕を基質とした培養試験であり、二回目はTMRの粗飼料代替え試験で、5%、10%及び20%コーヒー粕TMR培養試験である。これらの試験結果から、発酵コーヒー粕はTMR構成飼料として粗飼料の乾物量を20%まで代替できることが明らかになった。以下に、試験の概要及び結果、そして考察を記す。また本実施例において、実施例としても比較例としても示さない各試験区は、全て本発明の技術的範囲に属さない参考例である。
<試験1>
<コーヒー粕、緑茶粕及び烏龍茶粕の混合生菌剤発酵による飼料化適性試験>
本試験では、図2乃至図7に示すように、BEPM生菌剤及びBMES生菌剤(何れも日本エメラル/日本仁安堂薬健社製)を用いてコーヒー粕、緑茶粕及び烏龍茶粕を発酵させ、しかる後にこれら各試験区の成分を分析、調査した。
(1)供試試験区
供試試験区としては、乾草区、無処理コーヒー粕区、微生物処理コーヒー粕区、無処理烏龍茶粕区、微生物処理烏龍茶粕区、無処理緑茶粕区及び微生物処理緑茶粕区を設けた。本試験ではBEPM生菌剤により処理したコーヒー粕を本発明の技術的範囲に含まれる実施例1とし、無処理コーヒー粕区を比較例1としている。
(2)試験方法
各微生物処理区については、コーヒー粕、緑茶粕又は烏龍茶粕の原物に各生菌剤を2%添加した後、30℃、1ヶ月密閉貯蔵した。
(3)測定項目
測定する一般成分として、NDF(中性デタージェント繊維)、ADF(酸性デタージェント繊維)、ADL(酸性デタージェントリグニン)、WSC(水性炭水化物)、少糖類、エタノール、有機酸(乳酸、VFA)を測定した。そしてコーヒー粕については別途無水カフェイン含量を測定するとともに、緑茶粕及び烏龍茶粕についてはタンニン含量を測定した。
<In vitro飼料価値評価試験>
本試験では、図8乃至図13に示すように、BEPM生菌剤及びBMES生菌剤(何れも日本エメラル/日本仁安堂薬健社製)を用いてコーヒー粕、緑茶粕及び烏龍茶粕を発酵させた各試験区が、In vitro条件下でルーメン細菌によって消化される際の挙動について示す。
(1)供試試験区
供試試験区としては、乾草区、無処理コーヒー粕区、微生物処理コーヒー粕区、無処理烏龍茶粕区、微生物処理烏龍茶粕区、無処理緑茶粕区及び微生物処理緑茶粕区を設けた。本試験ではBEPM生菌剤により処理したコーヒー粕を本発明の技術的範囲に含まれる実施例1とし、無処理コーヒー粕区を比較例1としている。
(2)試験方法
上記の実施例1及び比較例1を含む各供試試験区に対し、In vitroルーメン発酵ガス連続解析システム(38℃アルゴン通気嫌気培養条件)を用いてルーメンにより消化される際の態様を調査した。具体的には、各試験区に係る基質5gに対し、ルーメン液:人工唾液=1:5の消化液を混合し、60日間(3反復培養)、培養し、化学分析は30日間かけて行なった。一定の条件下で飼養されたルーメンフィステル装着管乳牛2頭を供試動物とし、ルーメン液(イノキュラム用ルーメン液)を採取した。
(3)測定項目
発酵ガスとしてメタン、二酸化炭素、窒素、水性、二窒化酸素の量を測定した。また測定する一般成分として、:NDF(中性デタージェント繊維)、ADF(酸性デタージェント繊維)、ADL(酸性デタージェントリグニン)、WSC(水性炭水化物)を測定した。そしてコーヒー粕については別途無水カフェイン含量を測定するとともに、緑茶粕及び烏龍茶粕についてはタンニン含量を測定した。さらに、培養液pH、ORP(酸化還元電位)、アンモニア態窒素、有機酸(乳酸、VFA)についても測定を行なった。
結果
1.保存性に関する結果
図2たる表1にBEPM処理及び図3たる表2にBMES処理によるコーヒー粕、烏龍茶粕及び緑茶粕の一般成分の変化を示す。供試粕類は乾草に比べ、全般に粗脂肪、エネルギー及びCP含量が高く、セルロース、ADF及びNDF含量が低い値を示した。とくに緑茶粕のCP含量は顕著に高い値を示した。微生物処理について、BEPM処理により、コーヒー粕(実施例1)ではセルロース及びWSCが若干減少した。エネルギー含量が若干増加した。BMES処理ではNDF及びWSCが減少した。烏龍茶粕ではBEPM処理によりヘミセルロースの減少が顕著であるが、BMES処理ではNDF、セルロース及びWSCが減少し、見かけ上、ADF、ADL及びセルロースが増加する傾向を示した。緑茶粕ではBEPM処理によりWSC含量が減少し、相対的にNDF及びヘミセルロースが増加を示した。BMESではヘミセルロースが減少する傾向を示した。
図4たる表3にBEPM処理によるコーヒー粕(実施例1)、烏龍茶粕及び緑茶粕の少糖類及びエタノール含量及び表4にはBMES処理によるコーヒー粕の変化を示す。微生物処理についてBEPM処理及びBMES処理によりコーヒー粕、烏龍茶粕及び緑茶粕のいずれも還元糖含量が顕著に増加した。またエタノール含量は緑茶粕では変化が無かったが、コーヒー粕及び烏龍茶粕で若干ではあるが増加傾向を示した。しかし図5たる表4に示すように、BMES処理によってコーヒー粕ではエタノールの生成は認められなかった。また少糖類含量は緑茶のグルコース含量を除いてペントース及びヘキソース系何れも増加する傾向を示した。
図6たる表5にBMES及びBEPM処理によるコーヒー粕の無水カフェイン含量の変化を示す。微生物処理についてBMES処理ではカフェイン含量に全く変化は示されなかったが、BEPM処理(実施例1)では無処理区(比較例1)に比べ、46.5%の減少が認められた。
図7たる表6にBMES及びBEPM処理によるタンニン酸含量を示す。BMES処理によって烏龍茶粕では12.3%及び緑茶粕では7.5%の減少が認められた。
図8たるグラフ1にIn vitroルーメン発酵ガス連続解析システムを用いたメタン発生に及ぼすコーヒー粕、烏龍茶粕及び緑茶粕の微生物処理(2%BEPM)の影響についての解析結果を示す。乾草区に比べ、コーヒー粕(実施例1)、烏龍茶粕及び緑茶粕の何れもメタン生成量は顕著に減少する傾向を示した。BEPM処理はコーヒー粕(実施例1)のみメタン発生量の減少を示した。
図9たるグラフ2にIn vitroルーメン発酵ガス連続解析システムを用いた二酸化炭素発生に及ぼすコーヒー粕、烏龍茶粕及び緑茶粕の微生物処理(2%BEPM)の影響についての解析結果を示す。コーヒー粕、烏龍茶粕及び緑茶粕はいずれも乾草より早いステージの発酵が認められ、特に烏龍茶粕及び緑茶粕では高い二酸化炭素生成を示した。しかし、コーヒー粕では培養7〜8時間目でほぼプラトーに達し、BEPMの添加(実施例1)は若干低い値を示した。
図10たるグラフ3にコーヒー粕、烏龍茶粕及び緑茶粕の微生物処理(2%BEPM)がIn vitro培養液pHに及ぼす影響を示した。乾草区では培養液pHは6.8近くでほぼ一定の値を保持したが、コーヒー粕(実施例1)、烏龍茶粕及び緑茶粕の何れも培養の進行に伴って培養液のpHは徐々に上昇する傾向を示した。BEPM処理はpHの上昇に対して大きな影響を示さなかった。
図11たるグラフ4にコーヒー粕、烏龍茶粕及び緑茶粕の微生物処理(2%BEPM)がIn vitro培養液酸化還元電位(ORP)に及び素影響を示した。何れの処理も高い還元雰囲気を示し、培養後急速にORPが低下した。何れも嫌気性菌に至適な−300mV以下であったが、コーヒー粕のBEPM処理(実施例1)は他の処理区に比べ、高いORPで推移した。
図12たるグラフ5にコーヒー粕、烏龍茶粕及び緑茶粕の微生物処理(2%BEPM)がIn vitro培養液VFA生成に及ぼす影響を示す。乾草区は培養の進行に伴って徐々に増加する傾向を示したが、烏龍茶粕及び緑茶粕はBEPM処理に拘わらず、顕著な増加は認められなかった。しかし、コーヒー粕BEPM処理は培養8時間目以降増加する傾向を示した。
図13たるグラフ6にコーヒー粕、烏龍茶粕及び緑茶粕の微生物処理(2%BEPM)がIn vitro培養液アンモニア態窒素生成に及ぼす影響を示す。乾草区は培養の進行に伴って増加する傾向を示した。コーヒー粕は無処理(比較例1)及びBEPM処理(実施例1)により若干増加する傾向を示したが、その他の処理区は減少傾向を示した。特に無処理の烏龍茶粕は徐々に減少する傾向を示した。
保存性に関する考察
65〜79%の高水分のコーヒー粕、烏龍茶粕及び緑茶粕のBEPM及びBMESの2%添加による30℃、1ヶ月間の貯蔵処理によって構造性あるいは非構造性炭水化物の分解による糖化が確認されたが、発黴及び変敗は示されず、何れも高水分の状態のままで長期の保存が可能であることが確認された。特にコーヒー粕ではBEPM処理(実施例1)によりエタノール生成の増加が確認され、コーヒー粕に残存するコーヒーの独特の風味である焦げ臭とカフェインによる苦み生成糖類とエタノールの甘い香りに中和され緩和されるものと考えられる。BEPM処理コーヒー粕(実施例1)を実際のTMRの構成粗飼料の一部として用いる場合、貯蔵中に生成する糖類とエタノールの増加はコーヒー粕本来の趣向性の悪さの改善に寄与するものと期待される。
2.飼料価値に関する結果及び考察
本試験の結果、BEPM処理は高水分のコーヒー粕、烏龍茶粕及び緑茶粕をその状態で長期保存可能にし、貯蔵中に生じる糖化或いはエタノール発酵等はこれらの粕類をTMRの構成飼料として実際の酪農飼料或いは肉牛用飼料としての可能性が期待される。またこれらの粕類はカフェイン及びタンニン等の材料植物中の二次代謝産物を多量に含有し、粕類及びそれらのBEPM及びBMES処理粕類は何れも顕著なメタン抑制効果を示した。しかし、これらを単味で培養基質として用いた場合VFAの生成は著しく抑制されることが明らかとなった。またいずれの粕類も培養後もアンモニアの生成が低く抑えられ、非分解性のタンパク質或いは二次代謝産物と結合したタンパク質を多く含むためと推察された。これらが、タンパク質の利用効率にどのように影響するか等趣向性をはじめ実用的な生産性をもくろむ飼料価値の判定は、本試験結果に基づいて設計されたBEPM処理粕混合TMRを用いるIn vitro試験とその結果に基づいて反芻家畜を用いる消化試験、代謝試験の検討が別途必要である(後述する試験3を参照)。これらの試験結果から、微生物処理粕類の適性給与量が決まると考えられる。
<試験2>
<コーヒー粕、烏龍茶粕及び緑茶粕の飼料化試験(In vitro)>
上記試験1にて用いたBEPMと同じ菌構成をなす混合生菌剤たるBIO―PKC生菌剤(丸紅株式会社社製)により処理したコーヒー粕等の飼料化を目的としてTMRつまり濃厚飼料を構成するTMR構成粗飼料のうち20%代用した飼料を実施例2とし作物粕を含まないCTLを比較例2に設定し、In vitroルーメン発酵試験を実施した。このBIO―PKC生菌剤とは、生菌剤であるBEPMを基材であるパーム核渣に保持させた、上記実施形態に係る混合生菌剤に該当するものである。
(1)BIO―PKC生菌剤処理(試験方法)
原物重量の2%相当量が生菌剤の量となるようにBIO―PKC生菌剤を各粕類すなわちコーヒー粕、緑茶粕及び烏龍茶粕に混合し、35℃で3日間密封して貯蔵し発酵を開始させた。次に室温で2週間貯槽して発酵を促し、BIO―PKC処理粕とした。各試験区について説明する。濃厚飼料50%+乾草50%(DM換算)の構成をなす飼料をCTL区(Hey:比較例2)とし、濃厚飼料50%+乾草30%+BIO―PKC処理コーヒー粕20%(DM換算)の構成をなす飼料をコーヒー粕区(Coffee:実施例2)とした。その他、:濃厚飼料50%+乾草30%+BIO―PKC処理烏龍茶粕20%(DM換算)の構成をなす烏龍茶粕区(oolong t.)、濃厚飼料50%+乾草30%+BIO―PKC処理緑茶粕20%(DM換算)の構成を成す緑茶粕区(Green t)についても参考例として供試した。
(2)結果及び考察
図14たる表7に、実施例2たるコーヒー粕区、烏龍茶粕区及び緑茶粕区の糖類含量を示す。コーヒー粕区については、単糖類、二糖類、三糖類及びエタノール含量について、他の試験区に比べて低い値を呈した。
図15たる表8に、各試験区及び濃厚飼料(Concentrate)について、各糖類の含量を示す。同図についても上記図14同様、コーヒー粕区については他の試験区に比べて低い値を呈し、グルコース(Glucose)については生成されていないことが判明した。
図16たる表9に、各試験区及びBIO−PKC生菌剤について、各組成の分析結果を示す。実施例2については比較例2に対して大差の無い値をそれぞれ示している。
図17乃至図19に、各試験区のIn vitroルーメン発酵ガス連続解析システムを用いた二酸化炭素(図17たるグラフ7)、メタン(図18たるグラフ8)及びアンモニア態窒素(図19たる表10)発生量についての解析結果を示す。実施例2については比較例2に比べ、何れの生成量も低い値を呈した。
図20乃至図22に、各試験区の酢酸生成量(図20たる表11)、プロピオン酸生成量(図21たる表12)及び酢酸生成量/プロピオン酸生成量(図22たる表13)の値を示す。実施例2では、家畜が消化を行なっている時間帯である4時間経過区(4hr)から8時間経過区(8hr)にかけては比較例に比べて酢酸生成量少ないもののプロピオン酸生成量が多い挙動を示す。そして飼料が肥育に良いか否かの指標になるとされる酢酸生成量/プロピオン酸生成量の値が家畜が特に消化を行なっている時間帯である2時間経過区(2hr)から4時間経過区(4hr)にかけて比較例2に比べて有効に低くなっている。このことは本願実施例に係る飼料が肥育に良いことを有効に示唆している。
図23は表23として各試験区の酪酸の生成量を示している。実施例2は比較例2に比べて酪酸生成量が低いという結果を示した。
<試験3>
<飼料用発酵コーヒー粕の反芻家畜による消化試験、代謝試験>
BIO−PKC生菌剤(丸紅株式会社社製)(菌構成はBEPM(日本仁安堂薬健)と同一)で一ヶ月間発酵処理したコーヒー粕(実施例3)入りTMR(実施例3−1、実施例3−2、実施例3−3)の飼料価値(消化率、窒素・エネルギー利用効率及びメタン生成量)について調査した。
(1)試験区及び供試飼料
濃厚飼料:粗飼料1:1(DM換算)の構成をなす飼料を比較例3たるCTL区とした。濃厚飼料:粗飼料(−5%)+5%BIO―PKCコーヒー粕(DM換算)の構成をなす飼料を実施例3−1たるTMR−L区とした。濃厚飼料:粗飼料(−10%)+10%BIO−PKCコーヒー粕(DM換算)の構成をなす飼料を実施例3−2たるTMR−M区とした。濃厚飼料:粗飼料(−20%)+20%BIO−PKCコーヒー粕(DM換算)の構成をなす飼料を実施例3−3たるTMR−H区とした。
(2)試験方法
4×4ラテン方格法による消化試験・窒素出納試験・エネルギー代謝試験を行なうべく図24たる表15の如く試験期間を設定した。馴至期10日間((平成23年)6月20日―29日)の後、本試験期4期(15日間)×4=60日間を費やした。本試験期はそれぞれ1期毎に予備期7日間+消化試験5日間+呼吸試験期2日間+ルーメン発酵1日とした。
供試動物としては、ルーメンフィステル装着去勢羊を計4頭用いた。
(3)試験結果
図25たる表16にTMR構成飼料の化学組成及び表2にTMR構成飼料としてのBIO―PKC処理コーヒー粕(実施例3)の化学組成を示す。当該表16に示すように、ADF含量が乾草の約2倍を示した。このことから、図26たる表17に示すように、BIO−PKC処理した発酵コーヒー粕をTMRの乾草に置き換えた場合、添加量の増加に伴って、TMRのADF含量は増加した。
図27たる表18にBIO−PKC処理コーヒー粕TMRの消化率を示す。対照区と比較して、BIO−PKC処理コーヒー粕を乾草のDM量の20%代替したTMR−H(実施例3−3)で、若干低い傾向が示されたが、BIO−PKC処理コーヒー粕添加による消化率の有意差は、TMR−L(実施例3−1)TMR−M(実施例3−2)、TMR−H(実施例3−3)とも、認められなかった。
図28たる表19に窒素出納及び利用効率に及ぼすBIO−PKC処理コーヒー粕TMR給与の影響を示す。BIO−PKC発酵コーヒー粕TMRの給与は窒素出納及び利用率に対する悪影響は認められず、TMR−L(実施例3−1)及びTMR−M(実施例3−2)では逆に若干の改善効果が示された。
図29たる表20にエネルギー出納及びエネルギー利用効率に及ぼすBIO−PKC処理コーヒー粕給与の影響を示す。CTL区(比較例3)と比較しているエネルギー出納及びエネルギー利用効率に対してBIO−PKC処理コーヒー粕による悪影響は全く示されず、TMR−L(実施例3−1)及びTMR−M(実施例3−2)では逆に若干の改善効果が認められた。
図30たる表21にメタン発生量に及ぼすBIO−PKC処理コーヒー粕TMR給与の影響を示す。In vitroの培養試験においてBIO−PKC処理コーヒー粕は単独で用いた場合、ルーメンメタン生成に著しい低減効果を示したが、TMRとして給与した場合、他の構成飼料によりその効果が打ち消され、TMR−L(実施例3−1)TMR−M(実施例3−2)、TMR−H(実施例3−3)とも、CTL区(比較例3)との間に大きな差は認められなかった。
図31たる表22にルーメン発酵性状に及ぼすBIO−PKC処理コーヒー粕TMR給与の影響を示す。BIO−PKC処理コーヒー粕TMR給与によるルーメン発酵性状に悪影響は示されなかった。TMR−L(実施例3−1)及びTMR−M(実施例3−2)ではルーメン液のアンモニア態窒素が低い値を示し、プロトゾア数も低い値を示したことから、これらの添加区ではタンパク質の利用効率の増加が推察される。
本発明は本発明は、食品や飲料の製造工程にて産出され、飼料として有効利用し得る作物の製造粕、及びそれを用いた飼料として利用することができる。
1…飼料
2…発酵コーヒー粕
6…コーヒー粕
8…生菌剤
ST1…混合工程
ST2…発酵工程

Claims (4)

  1. コーヒー粕と生菌剤とを混合させる混合工程と、混合工程により混合されたコーヒー粕及び生菌剤を発酵させる発酵工程とを有し、発酵工程後の発酵コーヒー粕が、発酵前よりもカフェイン含量が半分にまで低下し、エタノール発酵によりエタノール含量が増加し、少糖類の含量が増加している飼料用発酵コーヒー粕の製造方法であって、前記生菌剤が、発酵によりカフェイン含量を半分にまで低下させ得る菌と、エタノール発酵によりエタノール含量が増加させ得る酵母菌と、発酵により小糖類の含量を増加させ得る菌とを含んでなる生菌剤であることを特徴とする飼料用発酵コーヒー粕の製造方法。
  2. 前記生菌剤の含有量を、乾物換算で前記コーヒー粕の1〜3%としている請求項1記載の飼料用発酵コーヒー粕の製造方法
  3. 請求項1又は2に記載の飼料用発酵コーヒー粕の製造方法により製造された発酵コーヒー粕を用いることを特徴とする飼料の製造方法。
  4. 前記飼料用発酵コーヒー粕の含有量を、乾物換算で10%以下としている請求項3記載の飼料の製造方法。
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