JP5908736B2 - 空気調和機の室内機における排水構造 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機の室内機における排水構造に関するものである。
従来、この種の空気調和機の室内機における排水構造として、特許文献1には、後ケースと前ケースを備えたキャビネット内に、前面側熱交換器と背面側熱交換器とで側面視逆V字状をなすように形成された室内熱交換器が配設され、この室内熱交換器の逆V字状空間内にクロスフローファンが配設され、前面側熱交換器に生じたドレン水を受け取る前面側ドレンパンが前面側熱交換器の下方に配設され、背面熱交換器に生じたドレン水を受け取る背面側ドレンパンが後ケースと一体に形成された状態で背面側熱交換器の下方に配設され、背面側ドレンパンから前面側ドレンパンにドレン水を導く導水路が形成された排水構造が開示されている。
特開2002−98347号公報
ところで、この種の室内機の排水構造においては、図13〜図15に示すように、導水路100がキャビネット内の吸込口から吹出口に至る空気通路101に隣接し、背面側ドレンパンと前面側ドレンパンとの合わせ目には隙間106が存在する。空気通路内のファン102により、空気通路側101が負圧になり、空気通路101に隣接する導水路100の先端滴下部103から前面側ドレンパンの合流部104に滴下するドレン水105がこの隙間106から空気通路側に吸引されるため、空気通路101内にドレン水が侵入し、吹出口を経て室内に放出される可能性があった。
特に、図15に示すように、背面側ドレン水105の量が多い場合、滴下部103から落下するドレン水は下方に向かうことなく、図14に示すように、空気通路側に吸引され、吹出口から吹出される可能性が高くなる。
ドレン水が空気通路内に侵入するのを防止するために新たに空気通路と滴下部との間にシール材を介在させる必要があり、部品点数が増加するおそれがあった。
また、空気通路内のファンの影響を少なくするために、導水路の滴下部をファンから遠ざけるように構成することも可能であるが、このように導水路の滴下部を空気通路から離す設計にした場合、その分だけ余分なスペースが必要となり、室内機が大型化するか、空気通路を狭くすることになり、送風性能が低下するおそれがあった。
本発明は、上記に鑑み、空気通路側のファンの影響を抑え、空気通路側へのドレン水の侵入を抑えることができる空気調和機の室内機における排水構造の提供を目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は、キャビネット内の空気通路に前面側熱交換器および背面側熱交換器が配設され、両熱交換器で囲まれた空間内にファンが配設され、前面側熱交換器の下方に配置され前面側熱交換器で生じたドレン水を受ける前面側ドレンパンが前面側熱交換器の下方に配置され、背面側熱交換器に生じたドレン水を受ける背面側ドレンパンが背面側熱交換器の下方に配置され、背面側ドレンパンのドレン水を前面側ドレンパンに導く導水路が前記空気通路の側方に設けられた空気調和機の排水構造であって、前記導水路の先端滴下部が前面側ドレンパンの合流部の上方に配設され、前記滴下部の空気通路側壁面が対向する反対側の側壁よりも前方に突出されて前方延長壁が形成され、前記滴下部は断面略V字形に形成され、前記前方延長壁がV字形の斜面壁に沿って前方に延設され、前記前方延長壁の裏面から下方に向けて下方延長壁が形成され、前記下方延長壁は、前方延長壁の最下端から下方に向けて形成されると共に前記滴下部の下方にも連続して形成されている。
上記構成においては、背面側ドレンパンのドレン水は、背面側ドレンパンから導水路に導かれて、導水路の先端滴下部から前面側ドレンパンの合流部に滴下する。このとき、導水路及びその滴下部は空気通路の側方に隣接して配置されているため、ファンが駆動すると、空気通路が負圧になり、これにより、滴下部から滴下したドレン水を空気通路側に引っ張ろうとする。
しかし、滴下部の空気通路側壁面が前方に延長されて前方延長壁を形成し、さらに、前方延長壁の裏面から下方に向けて下方延長壁が形成されているので、滴下部より滴下したドレン水が空気通路側に流れにくくなる。特に、滴下部から滴下したドレン水が空気通路側の負圧により空気通路側に吸引されたとしても下方延長壁により阻止され、空気通路側へ侵入するのを防止することができる。
なお、滴下部の形状は特に限定されるものではなく、筒状断面、上開放コ字状断面、U字状断面、V字状の断面等、各種断面形状を採用することができる。一例として、滴下部を断面略V字形に形成し、前方延長壁をこのV字形の斜面壁に沿って前方に延設する態様を採用することができる。
滴下部がV字形断面である場合、底部にドレン水が集束しやすくなり、集束したドレン水を斜面状の前方延長壁に沿って前方に導き、下方に落下させることができる。
下方延長壁は前方延長壁のみならず、滴下部の下方にも連続して形成することが望ましい。
これにより、滴下部から前方延長壁に向かわず直下に滴下するドレン水も滴下部に形成された下方延長壁により、空気通路側に流れるのを阻止することができる。
下方延長壁の形成位置は、空気通路の負圧によりドレン水が空気通路側に侵入するのを阻止できる位置ならば、特に限定されるものではなく、例えば、前方延長壁の裏面ならば左右方向でどの位置でもよい。一例として、前方延長壁の裏面で空気通路最隣接部に形成することができる。
これにより、下方延長壁が空気通路との隔壁と接触させて、空気通路側の負圧によりドレン水が吸引されるのを確実に阻止することもできる。
また、他の例として、下方延長壁を前方延長壁の最下端から下方に向けて形成することもできる。
これにより、下方延長壁が前方延長壁を伝って下方に落下してきたドレン水を的確に下方に導き、空気通路側へ侵入するのを抑えることができる。
以上のとおり、滴下部の空気通路側壁面が対向する反対側の側壁よりも前方に突出されて前方延長壁が形成されているので、滴下部より前面側ドレンパンの合流部に滴下したドレン水を前方延長壁で空気通路側に流れるのを阻止し、流れにくくすることができる。
本実施形態である空気調和機の室内機の外観斜視図である。 図1の室内機の正面図である。 図2のA−A断面図である。 図1のキャビネットを構成する背面板(ドレンパンユニット付き)の正面図である。 図4のB−B断面図である。 キャビネットを構成する背面板(ファン付き)の外観斜視図である。 キャビネットを構成する背面板(ドレンパンユニット及びファン付き)の平面図である。 図7のD−D断面図である。 背面側ドレン水量が多いときの滴下部の拡大正面図である。 別の実施形態であるキャビネットを構成する背面板(ドレンパンユニット付き)の平面図である。 キャビネットを構成する背面板(ドレンパン付き)の正面側から見た外観斜視図である。 図10のF−F断面図である。 従来の排水構造における滴下部の斜視図である。 従来の排水構造におけるドレン水の流れを示す断面図である。 従来の排水構造における背面側ドレン水量が多いときの滴下部の拡大正面図である。
本発明に係る実施形態として、セパレート型空気調和機の室内機の排水構造について説明する。まず、この種の空気調和機は、室内機の内部に収容される熱交換器と、図示しない室外機に収容される圧縮機、四方弁、室外熱交換器、絞り装置(共に図示せず)とが冷媒管によって接続されて冷凍サイクルが構成され、冷房、暖房、除湿などの各種運転モードを実行できるようになっている。
室内機は、図1〜図3に示すように、キャビネット1の天面に室内空気を吸込む吸込口2が形成され、キャビネット1の前面下方の開口に吹出口4が形成されている。キャビネット1の内部には、吸込口2から吹出口4に至る空気通路5が形成され、この空気通路5に熱交換器6とファン7とが配置されている。
キャビネット1は、図1に示すように、背面板8と前面パネル9とが互いに組み合わされて外装を構成している。
背面板8は、前面開放の箱型に形成され、背面側は室内の壁面に取り付けることができるよう平坦面が形成されている。また、背面板8の前面側には空気通路5の後側送風案内壁を形成する凹曲面状の後案内壁10が形成されている。さらに、背面板8の天面には吸込口2の後ろ側を構成する吸込口グリル11が形成されている。
前面パネル9は、背面側が開放した箱型形状に形成され、その前面の開口を覆うように前カバー16が配置され、前カバー16を開閉することにより、キャビネット内部のフィルタ清掃ユニット14からフィルタ15を取り出すことができるようになっている。前面パネル9の天面には背面側の吸込口グリル11と並設するように吸込口グリル17が形成され、この吸込口グリル17と背面板8の吸込口グリル11とにより吸込口2が構成されている。
吸込口グリル11,17の裏面側に配置されたフィルタ15よりも空気通路5で下流側には熱交換器6が配置されている。熱交換器6は、前面パネル9側に配置された前面側熱交換器6aと、背面板8側に配置された背面側熱交換器6bとから側面視で逆V字形に配置される。
熱交換器6よりも空気通路5の下流側には逆V字形の熱交換器6で囲まれた空間部にファン7が配置されている。ファン7はクロスフローファンであって、その回転軸が左右方向に配置される。回転軸の一側は軸受け20を介して背面板8側に回転自在に支持され、その軸端にファンモータ21が連結されている。回転軸の他側は軸受け22を介してキャビネット1の側面支持部23に回転自在に支持されている。
前面側熱交換器6aの下方には断面上開放コ字形の前面側ドレンパン25が配置される。前面側ドレンパン25は、前面側熱交換器6aの左右方向長さに合わせて左右方向に長く形成され、内部には断熱材25aが貼られている。さらに、前面側ドレンパン25の左右方向で他側(本例ではキャビネット1の軸受け22側)に背面側ドレンパン26からのドレン水Aを合流させる合流部27が前面側ドレンパンの本体部と連通するように形成されている。
合流部27は、図5に示すように、側面視で断面三角形状に形成され、その底部に背面側に排水するための排水口28が形成され、排水は図示しない排水ホースを通って外部に排出できるようになっている。図5において、背面板8の下部には排水ホースを収納する収納部32が形成されている。
背面板8には、図5に示すように、後側案内壁10の背面側に背面側ドレンパン26が設けられている。背面側ドレンパン26は、側面視で断面上開放コ字形に形成され、背面側熱交換器6bの左右方向長さに合わせて左右方向に長く形成されている。
なお、本例では、背面側ドレンパン26が背面板8および後側案内壁と一体成形され、部品点数の軽減が図られているが、背面板8と一体または別体のいずれであってもよく、さらに、背面板と別体に形成し、後側案内壁と一体に成形するなど、各種態様を採用することができる。
そして、背面側ドレンパン26の左右方向で側方には背面側ドレンパン26からのドレン水を前面側ドレンパン25に導く導水路31が形成されている。この導水路31は、キャビネット1の軸受け22側に配置される。この導水路31は、背面側ドレンパン26より前面側ドレンパン25の合流部27にかけて樋状に形成されている。背面側ドレンパン26の上下方向の位置は前面側ドレンパン25の上下方向に位置に比べて高い位置に設定され、導水路31は前面側ドレンパン側が低くなるように設定されている。
本例では、導水路31は、左右の側壁31a,31bから正面視で断面V字状に形成されているが、その断面形状は後述の滴下部35の形状と同じく特に限定されるものではない。導水路31を構成する樋状の左右の側壁31a,31bは、その上面にファン7の回転軸用の軸受け22を支持する支持用凹部33が形成され、この凹部33に軸受け22が嵌合支持されるようになっている。
なお、導水路31を構成する側壁31a,31bに軸支持機能を持たせることなく、軸受け22をキャビネット1の別の側壁に形成した支持凹部により支持するようにしてもよい。
導水路31の前方先端には前面側ドレンパン25の合流部27にドレン水Aを滴下させるための滴下部35が形成され、その下方に前面側ドレンパン25の合流部27が配設されている。
滴下部35は、図6及び図8に示すように、正面視でV字状に形成され、底部にドレン水を集束しやすい形状としている。ただ、滴下部35の断面形状は、これに限定されるものではなく、パイプ状断面、上開放コ字状断面、U字状断面等、各種断面形状を採用することができる。
滴下部35の側壁は、導水路を構成する左右の側壁31a,31bに連続して設けられている。したがって、同じ符号を用いて滴下部35の側壁を表わす。滴下部35の空気通路側の側壁31aは、対向する反対側の側壁31bよりも前方に突出されて前方延長壁36が形成されている。この前方延長壁36により、空気通路側がファン7の駆動により負圧になり、滴下するドレン水Aが空気通路側に吸引されて空気通路側に流れるのを阻止している。前方延長壁36の上下方向の高さおよび前後方向の長さは、滴下するドレン水Aが空気通路側に流れるのを阻止できる程度の長さであればよい。
前方延長壁36の裏面36aには下方に向けて下方延長壁37が形成され、滴下するドレン水Aが空気通路側の負圧により吸引されて、空気通路側に流れるのを阻止するようになっている。本例では、前方延長壁36の裏面36aの一例である、前方延長壁36の最下端から下方延長壁37を形成している。
下方延長壁37は垂直に下方に向けて形成されているが、その高さは、合流部27における空気通路側の側壁38の高さよりも低くなるよう、言い換えれば、背面側ドレンパン26と前面側ドレンパン25との合わせ目に存在する隙間39よりも低くなるように設けられている。つまり、合流部27の空気通路側の側壁38と上下方向でオーバーラップする程度の高さに設定され、滴下するドレン水Aが容易に空気通路5側に流れないようにしている。
下方延長壁37は、前方延長壁36の裏面36aのみならず、滴下部35を含む位置まで後方に延長され、滴下部35から滴下するドレン水Aが空気通路側に流れるのを確実に阻止できるようになっている。
本例では、図6に示すように、前方延長壁36が滴下部35を構成する空気通路側の傾斜した側壁31aの前方に斜めに傾斜して形成され、その下端から垂直下方に下方延長壁37が形成されている。これにより、滴下部35から滴下するドレン水Aは合流部27における空気通路側の側壁38から離れる方向に滴下し、滴下するドレン水も下方延長壁37により下方に垂直に落下するように構成されている。
空気通路5は、左右方向で側方において、導水路31を構成する側壁31aにより外側と区画され、また、側壁31aの前側に配置される前側ドレンパン25の合流部27の側壁38により合流部27内と区画されるようになっている。さらに、空気通路5は、ファン7の軸受22を前面側から覆う半割収容カバー(図示略)によっても側方が区画され、導水路31並びに合流部27と区画される構造となっている。
また、空気通路5は、ファン7よりも下流側で前後方向に送風案内壁が形成され、ファン7からの送風を吹出口4からキャビネット1の前面開口に導くようになっている。空気通路5のうち、前側の送風案内壁は、前面側ドレンパン25の後壁面25bおよび底壁面25cから構成される。後側の送風案内壁は、背面板8の前側に形成された後案内壁10から構成されている。前面側ドレンパン25の後壁面25bと背面板8側の後案内壁10との間に隙間を空けてファン7が配置されている。
本例では、前面側ドレンパン25と吹出口4と風向変更装置40とが一体となったドレンパンユニット41が設けられている。ドレンパンユニット41は、ユニット本体の中央部に吹出口4が形成され、吹出口4の前方に回動可能に横ルーバ42が設けられ、横ルーバ42の後側で吹出口4に揺動可能に複数の縦ルーバ43が配設されている。横ルーバ42及び縦ルーバ43により風向変更装置40が構成される。
ドレンパンユニット41は、前面パネル9の前面下部の開口に嵌め込まれ、背面板8の前部に取り付けられている。
上記構成において、背面側ドレンパン26のドレン水は、背面側ドレンパン26から導水路31に導かれて、導水路31の先端滴下部35から前面側ドレンパン25の合流部27に滴下する。このとき、導水路31及びその滴下部35は空気通路5の側方に隣接して配置されているため、ファン7が駆動すると、空気通路5が負圧になり、これにより、滴下部35から滴下したドレン水が空気通路5側に吸引される。
しかし、本例では、滴下部35の空気通路5の側壁31aが前方に延長されて前方延長壁36が形成され、さらに、前方延長壁36の裏面36aの一部を構成する、前方延長壁36の最下端から下方延長壁37が形成されているので、滴下部35より滴下したドレン水Aが前方延長壁36の表面36bを伝って下方に落下しても、下方延長壁37により空気通路側に流れるのを阻止する。特に、滴下部35から滴下したドレン水Aが空気通路側の負圧により空気通路側に吸引されたとしても下方延長壁37により阻止され、背面側ドレンパン26と前面側ドレンパン25との合わせ目に存在する隙間39より空気通路側へ侵入するのを防止することができる。
さらに、下方延長壁37は前方延長壁36のみならず、滴下部35の下方にも連続して形成されているので、滴下部35から前方延長壁36に向かわず、直下に滴下するドレン水も滴下部35の下方の下方延長壁37に案内されて、合流部27に滴下する。
このように、前方延長壁36および下方延長壁37を設けたので、滴下部35から滴下したドレン水が空気通路側の負圧により空気通路側に吸引されたとしても下方延長壁37により阻止され、合流部27に滴下するので、空気通路側への流出を防止することができる。
なお、滴下部の前方延長壁36及び下方延長壁37の形態は上記実施形態に限定されるものではない。図10ないし図12は滴下部35並びに前方延長壁36及び下方延長壁37の他の実施形態を示す。
この例では、滴下部35は、図12に示すように、下方延長壁37が前方延長壁36の裏面36aで左右方向中間付近から下方に延長されている。下方延長壁37は、合流部27の側壁38の内面側に近接して遮水壁を形成している。また、前方延長壁36は、滴下部35の最下端から前方側が斜め上方に向けて傾斜して形成されている。
また、滴下部35は、図12に示すように、空気通路側の側壁31aが下方に向かうにつれて空気通路5から離れる方向に傾斜し、反対側の側壁31bが垂直壁とされている。
このような構成により、滴下部35の滴下位置は、空気通路5側から離れる方向に滴下することになる。また、合流部27の側壁38の内面に近接する下方延長壁37によって、ドレン水Aが前方延長壁36の表面36bを伝って下方延長壁37から、その下端を回り込んで空気通路側に流れようとしても、下方延長壁37が合流部27の空気通路側の側壁38と上下方向でオーバーラップし、さらに合流部27の側壁38の内面と近接しているので、滴下するドレン水Aが容易に空気通路5側に流れないようになっている。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で多くの修正・変更を加えることができるのは勿論である。例えば、下方延長壁37の形成位置は、空気通路5の負圧によりドレン水が空気通路側に侵入するのを阻止できる位置ならば、上記実施形態に限定されるものではなく、前方延長壁36の裏面において、左右方向でどの位置に形成してもよい。図6に示す例は、下方延長壁の形成位置が前方延長壁の最下端から下方に向けて形成された例であり、図12に示す例は、前方延長壁の裏面において左右方向の中間位置に形成された例である。前方延長壁36の裏面において、下方延長壁37を形成する場合、必ずしも厳密な垂直方向である必要はなく、傾斜していてもよい。
また、導水路を構成する側壁31a,31bは、背面側ドレンパン26と別体に形成しても、あるいは一体に形成したものであってもよい。
1 キャビネット
2 吸込口
4 吹出口
5 空気通路
6 熱交換器
6a 前面側熱交換器
6b 背面側熱交換器
7 ファン
8 背面板
9 前面パネル
10 後案内壁
11 吸込口グリル
14 フィルタ清掃ユニット
15 フィルタ
16 前カバー
17 吸込口グリル
21 ファンモータ
22 軸受け
23 側面支持部
25 前面側ドレンパン
26 背面側ドレンパン
27 合流部
28 排水口
31 導水路
32 収納部
31a,31b 側壁
35 滴下部
36 前方延長壁
36a 前方延長壁の裏面
36b 前方延長壁の表面
37 下方延長壁
38 空気通路側の側壁
39 隙間
40 風向変更装置
41 ドレンパンユニット
42 横ルーバ
43 縦ルーバ

Claims (1)

  1. キャビネット内の空気通路に前面側熱交換器および背面側熱交換器が配設され、両熱交換器で囲まれた空間内にファンが配設され、前面側熱交換器の下方に配置され前面側熱交換器で生じたドレン水を受ける前面側ドレンパンが前面側熱交換器の下方に配置され、背面側熱交換器に生じたドレン水を受ける背面側ドレンパンが背面側熱交換器の下方に配置され、背面側ドレンパンのドレン水を前面側ドレンパンに導く導水路が前記空気通路の側方に設けられた空気調和機の排水構造であって、
    前記導水路の先端滴下部が前面側ドレンパンの合流部の上方に配設され、
    前記滴下部の空気通路側壁面が対向する反対側の側壁よりも前方に突出されて前方延長壁が形成され
    前記滴下部は断面略V字形に形成され、前記前方延長壁がV字形の斜面壁に沿って前方に延設され、
    前記前方延長壁の裏面から下方に向けて下方延長壁が形成され、
    前記下方延長壁は、前方延長壁の最下端から下方に向けて形成されると共に前記滴下部の下方にも連続して形成されたことを特徴とする空気調和機の室内機における排水構造。
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