JP5908587B2 - フィードバックループにおける位相補正を備えた位相ロックドループ - Google Patents

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Description

本開示は一般的に通信システムに関する。より詳細には、本開示は、フィードバックループにおける位相補正を備えた位相ロックドループに関する。
電子デバイス(セルラ電話、ワイヤレスモデム、コンピュータ、デジタルミュージックプレーヤ、全地球測位システム装置、携帯情報端末、ゲーム機器、等)は、日常の一部になってきている。今日では、自動車から家の鍵まですべてに小型のコンピューティングデバイスが取り付けられている。電子デバイスの複雑性は過去数年で劇的に増加している。例えば、多くの電子デバイスが、デバイスの制御に資する1つ以上のプロセッサと、プロセッサおよびデバイスの他の部分をサポートするための多数のデジタル回路とを有する。
ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、データ等のような様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、1つ以上の基地局との複数のワイヤレス通信デバイスの同時通信をサポートすることができる多元接続システムでありうる。
モバイルデバイスは、動作中に使用される様々な回路を含みうる。例えば、モバイルデバイス内の基板または集積回路にわたって様々な回路を同期させるために、発振器が使用されうる。さらに、モバイルデバイス内の異なる回路は、異なる周波数を用いて動作しうる。このように、モバイルデバイスは、異なる目的のために複数の基準信号を生成しうる。
周波数シンセサイザ回路は、フィードバック構成において周波数分割を使用する。しかしながら、これは、回路において位相不一致をもたらしうる。このように、フィードバックループに位相補正を備えた位相ロックドループによって利益が実現されうる。
周波数シンセサイザ回路が開示される。周波数シンセサイザ回路は、基準クロックおよび位相補正済み出力信号に結合された比較器回路を含む。周波数シンセサイザ回路はまた、比較器回路に結合されたループフィルタを含む。周波数シンセサイザ回路はまた、ループフィルタに結合された発振器を含む。周波数シンセサイザ回路はまた、発振器の出力に結合されたフラクショナル分周器を含む。周波数シンセサイザ回路はまた、位相補正済み出力信号を生成するために、フラクショナル分周器の出力の位相を補正する位相補正回路を含む。
フラクショナル分周器は、第1の分周比で発振器の出力周波数を分割することと、第2の分周比で発振器の出力周波数を分割することとを交互に行いうる。フラクショナル分周器は、これらの分周比の間で所望の時間平均比を維持しながら、フラクショナル分周器によって使用される各分周比の選択をランダム化するデルタ・シグマ変調器を含みうる。比較器は、基準クロックと位相補正済み出力信号との位相の差分を示す誤差信号を生成するように構成されうる。
位相補正回路は、フラクショナル分周器の出力の位相を遅らせることによって、フラクショナル分周器の出力の位相を補正し、それによって、基準クロックと位相補正済み出力信号との間の位相差分が、時間にわたって安定しうる。位相補正回路は、複数の遅延エレメントを含み、各々は、調整可能な遅延を有する少なくとも1つのインバータ回路を含みうる。
位相補正回路は、デジタル遅延制御回路から1つ以上の制御信号を受信しうる。デジタル遅延制御回路は、時間平均フラクショナル分周比を受信し、瞬時整数分周比を出力する第1のデルタ・シグマ変調器を含みうる。デジタル遅延制御回路はまた、時間平均フラクショナル分周比と、瞬時整数分周比との差分を累算して、累算分周比誤差を生成する第1の累算器を含みうる。デジタル遅延制御回路はまた、利得正規化係数で累算分周比誤差をスケーリングするデジタル乗算器を含みうる。デジタル遅延制御回路はまた、利得正規化比率誤差にオフセットを加算するデジタル加算器を含みうる。デジタル遅延制御回路はまた、オフセットされた比率誤差を切り捨てる第2のデルタ・シグマ変調器を含みうる。
デジタル遅延制御回路はまた、位相補正回路で使用される遅延エレメントを交互にするために、切り捨てられた比率誤差に基づいて、制御信号を生成する動的エレメントマッチャを含みうる。デジタル遅延制御回路はまた、累算分周比誤差と比較器回路の出力との積を累算して、利得正規化係数を生成する第2の累算器を含む利得正規化係数較正回路を含みうる。
位相ロックドループ(PLL)のフィードバックループにおいて位相誤差を補正するための集積回路もまた開示される。集積回路は、基準クロックおよび位相補正済み出力信号に結合された比較器回路を含む。集積回路はまた、比較器回路に結合されたループフィルタを含む。集積回路はまた、ループフィルタに結合された発振器を含む。集積回路はまた、発振器の出力に結合されたフラクショナル分周器を含む。集積回路はまた、位相補正済み出力信号を生成するために、フラクショナル分周器の出力の位相を補正する位相補正回路を含む。
位相ロックドループ(PLL)のフィードバックループにおいて位相誤差を補正する方法もまた開示される。位相補正済み出力信号は、誤差信号を生成するために、基準クロックと比較される。誤差信号は、フィルタリングされる。発振器出力は、フィルタリングされた誤差信号に基づいた周波数を用いて作成される。時間平均フラクショナル分周比を達成するために、整数分周比が選択される。発振器出力の周波数は、選択された整数分周比で分割される。位相補正済み発振器出力を生成するために、分割された発振器出力の位相が調整される。
位相ロックドループ(PLL)のフィードバックループにおいて位相誤差を補正するための周波数シンセサイザもまた開示される。周波数シンセサイザは、誤差信号を生成するために、位相補正済み出力信号を基準クロックと比較するための手段を含む。周波数シンセサイザはまた、誤差信号をフィルタリングするための手段を含む。周波数シンセサイザはまた、フィルタリングされた誤差信号に基づいた周波数を有する発振器出力を作成するための手段を含む。周波数シンセサイザはまた、時間平均フラクショナル分周比を達成するために、整数分周比を選択するための手段を含む。周波数シンセサイザはまた、選択された整数分周比で発振器出力の周波数を分割するための手段を含む。周波数シンセサイザはまた、位相補正済み発振器出力を生成するために、分割された発振器出力の位相を調整するための手段を含む。
図1は、フィードバックループにおいて位相補正を使用する位相ロックドループ(PLL)を示すブロック図である。 図2は、フィードバックループにおいて位相補正を使用する位相ロックドループ(PLL)の別の構成を示すブロック図である。 図3は、位相ロックドループ(PLL)のフィードバックループにおいて位相誤差を補正する方法を示すフロー図である。 図4は、位相補正回路を示すブロック図である。 図5は、インバータのための可能な構成を示す回路図である。 図6は、位相ロックドループで位相補正を実行するフィードバックパスを示すブロック図である。 図7は、デジタル/時間変換器における動的なエレメントマッチングを示すブロック図である。 図8は、全デジタルの位相ロックドループ(ADPLL)におけるデジタル/時間変換器較正を示すブロック図である。 図9は、アナログロックドループ(PLL)におけるデジタル/時間変換器の較正の一構成を示すブロック図である。 図10は、アナログロックドループ(PLL)におけるデジタル/時間変換器較正の別の構成を示すブロック図である。 図11は、受信機を示すブロック図である。 図12は、送信機を示すブロック図である。 図13は、電子デバイス/ワイヤレスデバイス内に含まれうる特定のコンポーネントを示す。
位相ロックドループ(PLL)は、入力基準クロックに対して、位相、周波数、またはその両方でロックされている発振信号を生成するために使用さうる。N分周器は、様々な周波数で出力を生成することができる周波数シンセサイザを実現するために、PLLのフィードバックパスに設置される。いくつかの構成において、PLLは、出力周波数の微調整を可能にするためにフラクショナルN分周器を使用しうる。そのようなフラクショナルN PLLは、N分周器によって使用される瞬時分周比を決定するために、デルタ・シグマ変調器(DSM)を使用しうる。しかしながら、DSMは、キャリアからの特定のオフセットでノイズを引き起こしうる。すなわち、DSMは、フィードバックパス信号の位相においてジッタを引き起こしうる。さらに、DSMは、スプールを引き起こしうる。
このように、本明細書のシステムおよび方法は、例えば、N分周器の出力でのデジタル/時間変換器等、PLLのフィードバックループで位相補正を使用しうる。これは、位相比較器回路(例えば、位相および周波数検出器または位相/デジタル変換器)の入力でのデルタ/シグマノイズを、最大10Xぶん減らしうる。位相補正回路は、例えば、DSMからの累算残余誤差を用いて、オンザフライでデジタルに較正されうる。
図1は、フィードバックループにおいて位相補正を使用する位相ロックドループ(PLL)100を示すブロック図である。PLL 100は、周波数シンセサイザとして動作しうる。PLL 100は、フィードバック構成において、比較器102、ループフィルタ104、発振器106、およびフラクショナル分周器108を含みうる。さらに、PLL 100は、分周器108の出力の位相を、それが比較器102に提供される前に調整する位相補正回路110を含みうる。
一構成において、PLL 100は、水晶発振器および/または別の適切な信号生成器から、あらかじめ決められた周波数(Fref)を有する基準クロック112を受信しうる。基準クロック112を用いて、PLL 100は、周波数および/または位相が基準クロック112に固定されている(すなわち、ロックされている)出力信号(Vout)114を生成しうる。オプション的に、PLL 100はまた、比較器102での比較に先立って基準クロック112を変えうるr分周器(示されない)を含みうる。すなわち、r分周器は、基準クロック112の周波数を、それが比較器102で受信される前に分割しうる。
一構成において、比較器102は、フィードバックループの出力と基準クロック112を比較しうる。特に、フラクショナル分周器108は、時間平均フラクショナル分周比(N.f)124を達成するために、交互の整数分周比123を用いて発振器出力(Vout)114を分割しうる。フラクショナル分周器108は、所望の時間平均フラクショナル分周比(N.f)124を維持しながら、各整数分周比123の選択をランダム化するデルタ・シグマ変調器(DSM)122から整数分周比123を受信しうる。換言すると、整数分周比123の時間平均は、フラクショナル分周比(N.f)124でありうる。各整数分周比123を用いて、フラクショナル分周器108が費やす時間の割合を変化させることによって、発振器出力(Vout)114の周波数は、比較的高い精度で選択されうる。このように、分割された出力信号116は、出力信号(Vout)114の周波数を、NとN+1との間のパラメータで分割したものに等しい周波数を有する信号でありうる。ここで、NおよびN+1は、隣接した整数である。
フラクショナル分周器108は、フィードバックループにおいて位相ジャンピングを引き起こしうる。すなわち、異なる瞬時整数分周比123を交互にすることは、分割された出力信号116において位相ジャンピングを引き起こしうる。本明細書で使用される場合、「位相誤差」または「デルタ位相」という用語は、分割された出力信号116の位相と、基準クロック112の位相との差分を指す。この位相誤差は、PLL 100において誤差を引き起こしうる。このように、本明細書のシステムおよび方法は、比較器102に入る位相差分を安定させるために、この位相誤差のうちのいくつかをキャンセルする位相補正回路110を含みうる。
不安定な位相誤差は問題でありうる。ループフィルタ104は、不安定な位相誤差のうちのいくつかをフィルタリングしうるが、広いループフィルタ帯域幅が使用される場合、十分ではない可能性がある。一構成において、位相補正回路110は、比較器102に入る位相誤差を安定させるデジタル遅延ラインでありうる。すなわち、位相補正回路110は、位相補正済み出力信号118を生成しうる。安定した位相誤差は、ループフィルタ104によってフィルタリングされうる。代替的に、位相補正回路110は、位相差分を除去しうる。
比較器102は、位相補正済み出力信号118と基準クロック112との間の、位相および/または周波数における任意の差分を決定しうる。比較器102は、誤差信号120をフィルタリングし、発振器106にそれを提供しうるループフィルタ104への誤差信号120を生成しうる。ループフィルタ104から信号を受信すると、発振器106は、ループフィルタ104によって提供された入力信号に基づいた周波数を有する出力信号(Vout)114を生成しうる。基準クロック112に関して発振器の出力信号(Vout)114の連続調整を容易にするために、発振器の出力信号(Vout)114は、基準クロック112と比較される前に、同様に、分割および位相補正される。
図2は、フィードバックループにおいて位相補正を使用する位相ロックドループ(PLL)200の別の構成を示すブロック図である。PLL 200は、アナログPLLまたは全デジタルPLL(ADPLL)でありうる。タイプ(アナログまたはデジタル)に依存して、PLL 200は、図1に別々に示されたPLL 100の様々なエレメントを実現しうる。
アナログPLL 200において、比較器102は、位相と周波数検出器(PFD)およびチャージポンプ(CP)202を用いて実現されうる。PFD部は、フィードバックループにおいて位相補正済み出力信号218と基準クロック212を比較し、チャージポンプ部に、この差分を「ポンプアップ」または「ポンプダウン」パルスと表しうる。次に、チャージポンプ部は、チャージポンプ部からの出力をフィルタリングしうるアナログループフィルタ204に電荷を提供しうる。アナログPLL 200において、ループフィルタ204は、1つ以上の抵抗器およびキャパシタを含み、発振器106は、電圧制御発振器(VCO)206でありうる。VCO 206は、同調部でループフィルタ204の出力を受信し、同調部での電圧に基づいた周波数(Fvco)を有するVCO出力(Vout)214を生成しうる。
アナログPLL 200は、N分周器208がデルタ・シグマ変調器(DSM)222によって制御されうるため、フラクショナルPLL 200でありうる。DSM 222は、時間にわたってフラクショナル平均分周比(N.f)224を達成するために、2つの整数値(N、N+1)間で切り替えうる。換言すると、N分周器208は、2つの異なる分周比を交互にし、それによって、PLL 200は、特定の周波数に定着しうる。すなわち、各瞬時整数分周比を用いて、分周器208が費やす時間の割合を変えることによって、VCO出力(Vout)214の周波数は、比較的高い精度で選択されることができる。Frefが基準クロック212の周波数であり、N.fが時間平均フラクショナル分周比224である場合、VCO出力(Vout)214の周波数(Fvco)は、PLL 200において、Fvco=Fref×N.fに定着しうる。DSM 222は、所望の時間平均フラクショナル分周比(N.f)224を維持しながら、各整数分割係数の選択をランダム化しうる。これは、2つの瞬時整数分周比の周期的な切替によって生じる、VCO出力(Vout)214内のスプリアス信号を減らしうる。
そのため、時間平均フラクショナル分周比224が時間にわたってN.f 224で安定している場合であっても、N分周器208によって使用される瞬時整数分周比は、頻繁に切り替わりうる。異なる瞬時整数分周比を交互にすることは、分割された出力信号216において位相ジャンピングを引き起こしうる。分割された出力信号216の位相を補正するために、デジタル/時間変換器210は、分割された出力信号216を受信し、位相補正済み出力信号を出力しうる。具体的に、デジタル/時間変換器210は、位相補正済み出力信号218を生成するために、位相誤差を安定させるデジタル遅延ラインでありうる。本明細書で使用される場合、「デジタル/時間変換器」および「位相補正回路」という用語は、交換可能に使用されうる。
アナログPLL 200とは対照的に、比較器102は、全デジタルPLL 200の位相/デジタル変換器(PDC)202を使用して実現されうる。PDC 202は、基準クロック212と位相補正済み出力信号218との間の位相差分を決定しうる。次に、デジタルループフィルタ204は、VCO出力(Vout)214を生成するように、デジタル制御式発振器(DCO)206を制御しうる。ADPLL 200内のN分周器208、デルタ・シグマ変調器222、およびデジタル/時間変換器(DTC)210は、上で説明されたアナログPLL 200と類似して動作しうる。
一構成において、デジタル/時間変換器210は、例えば、DSMノイズおよびPFD/PDC 202ダイナミックレンジの20dB削減など、PLL 200の性能を改善しうる。さらに、本明細書のシステムおよび方法は、低いVddプロセスと互換性があり、可動性を改善するために小さいエリアで実現されうる。
図3は、位相ロックドループ(PLL)100のフィードバックループにおける位相誤差を補正するための方法300を示すフロー図である。方法300は、PLL 100の様々なエレメントによって実行されうる。PLL 100は、誤差信号120を生成するために、位相補正済み出力信号118を基準クロック112と比較しうる302。例えば、比較器102は、位相補正済み出力信号118と基準クロック112との間の位相差分に基づいて誤差信号120を生成しうる。PLL 100はまた、誤差信号120をフィルタリングしうる304。例えば、ループフィルタ104が、誤差信号120をフィルタリングしうる。PLL 100はまた、フィルタリングされた誤差信号120に基づいた周波数を有する発振器出力114を作成しうる306。例えば、発振器(VCOまたはDCO)160は、ループフィルタ104の出力に基づいて発振器出力(Vout)114を生成しうる。PLL 100はまた、時間平均フラクショナル分周比を達成するために整数分周比を選択しうる308。例えば、デルタ・シグマ変調器(DSM)122は、フラクショナル分周比(N.f)124を達成するために、フラクショナル分周器108について整数分周比を決定しうる。PLL 100はまた、選択された整数分周比で発振器出力(Vout)114の周波数を分割しうる310。例えば、フラクショナル分周器108は、分割された出力信号116を生成するために周波数分割を実行しうる。PLL 100はまた、位相補正済み出力信号118を生成するために、分割された出力信号116の位相を調整しうる312。例えば、位相補正回路110は、位相補正済み出力信号118を生成するために、分割された出力信号116の位相を補正しうる。
図4は、位相補正回路410を示すブロック図である。位相補正回路410は、多重化された入力および出力を有する一連の制御可能な遅延エレメント(D1−D6)426a−fを含みうる。6つの遅延エレメント(D1−D6)426a−fを伴って示されているが、位相補正回路410は、任意の適切な数の遅延エレメント、例えば、100個の遅延エレメントを含みうる。位相補正回路410は、N分周器(示されない)から、分割された出力信号416を受信しうる。時間平均フラクショナル分周比を達成するためにN分周器が異なる整数分周比を交互にするため、分割された出力信号416は、ジャンピング位相誤差を有しうる。位相補正回路410は、分割された出力信号を動的に遅らせて、時間にわたって安定した位相誤差を有する位相補正済み出力信号418を生成しうる。すなわち、一構成では、位相補正回路410は、位相誤差を除去するというよりはむしろ安定させうる。
具体的に、入力MUX 428は、第1の制御信号432を使用して、どの遅延エレメント(D1−D6)426a−fの入力で、分割された出力信号416を提供するかを決定しうる。同様に、出力MUX 430は、第2の制御信号434を使用して、どの遅延エレメント(D1−D6)426a−fの出力を読み取って位相補正済み出力信号を生成するかを決定しうる。よって、いくつの遅延エレメント(D1−D6)426a−fが使用されるかを決定することに加え、入力MUX 428および出力MUX 430は、実際どの遅延エレメント(D1−D6)426aーfが使用されるかを決定しうる。これは、遅延エレメント(D1−D6)426a−f、すなわち、動的エレメントマッチング(DEM)の不一致を補償するために使用されうる。第1の制御信号432および第2の制御信号434は、図2に示されているデルタ・シグマ変調器222のようなデルタ・シグマ変調器から導出されうる。
図5は、インバータ536のための可能な構成を示す回路図である。インバータ536は、ゲート型インバータ、すなわち、3重状態のインバータでありうる。よって、図4に示された位相補正回路410の各遅延エレメント(D1−D6)426a−fは、1つ以上のインバータ536を含みうる。例えば、各遅延エレメント(D1−D6)426a−fは、2つのそのようなインバータ536を含みうる。インバータ536は、2つのP型電界効果トランジスタ(FET)(P1−P2)542a−bおよび2つのN型FET(N1−N2)544a−bを含みうる。
第1のP型FET(P1)542aは、第2のP型FET(P2)をVdd 550に結合しうる。具体的に、第1のP型FET(P1)542aのソースは、Vdd 550に結合され、ゲートは、P型制御信号546に結合され、ドレインは、第2のP型FET(P2)542bのソースに結合されうる。第2のP型FET(P2)542bおよび第1のN型FET(N1)544aのゲートは、互いに、かつ、インバータ入力538に結合されうる。第2のP型FET(P2)542bおよび第1のN型FET(N1)544aのドレインは、互いに、かつ、インバータ出力540に結合されうる。第2のN型FET(N2)544bは、第1のN型FET(N1)544aを接地552に結合しうる。具体的に、第2のN型FET(N2)544bのソースは、接地552に結合され、ゲートは、N型制御信号548に結合され、ドレインは、第1のN型FET(N1)544aのソースに結合されうる。P型制御信号546およびN型制御信号548は、インバータ入力538からインバータ出力540への遅延全体を制御するアナログ制御信号でありうる。一構成において、制御信号546、548は、65ナノメータチャネル長に対して約30ピコ秒の解像度を有する、差(differential)である。例えば、制御信号546、548は、プログラマブルアナログ直流電流(DC)電圧である
図6は、位相ロックドループで位相補正を実行するフィードバックパス654を示すブロック図である。換言すると、図6は、デジタル/時間変換器610のためのデジタル遅延制御信号(例えば、図4に示された第1の制御信号432および第2の制御信号434)がどのように決定されうるかを示す。フィードバックパス654のN分周器608は、VCO出力(Vout)614を受信して、デルタ・シグマ変調器622によって決定された瞬時整数分周比(N(n))670で周波数を分割し、分割された出力信号616を生成する。上述されたように、分割された出力信号616は、交互の瞬時整数分周比率(N(n))670によるジャンピング位相を有しうる。よって、デジタル/時間変換器610は、分割された出力信号616を受信して、安定した位相誤差を持つ位相補正済み出力信号618を生成しうる。
デルタ・シグマ変調器622は、時間平均フラクショナル分周比(N.f)624を、例えば、浮動小数点制御ワード入力として、受信しうる。この出力は、瞬時整数分周比(N(n))670でありうる。しかしながら、デルタ・シグマ変調器622はまた、デジタル/時間変換器610に制御信号を提供しうる。すなわち、デジタル/時間変換器610は、分割された出力信号616における位相ジャンピングを補償するための遅延量を動的に変更しうる。
デジタル/時間変換器610に制御信号を提供するために、フラクショナル分周比(N.f)624と瞬時分周比(N(n))670との間の差分が使用されうる。この差分は、瞬時分周比誤差(E(n))668であることができ、累算器622によってブロック周期ごとに累算され、累算分周比誤差(A(n))660が生成されうる。
累算分周比誤差(A(n))660は、利得正規化係数(k)656でスケーリングされうる。利得正規化係数(k)656は、デジタル/時間変換器610における遅延エレメントの不正確さを説明しうる(account for)。換言すると、累算分周比誤差(A(n))660を補償するために、デジタル/時間変換器610でアナログ遅延エレメントが使用されうるが、各遅延エレメントによって課せられる遅延は、わずかに異なりうる。よって、利得正規化係数(k)656は、動的に(例えば、VCOクロック周期ごとに)適用され、この不正確さを説明しうる。さらに、利得正規化係数(k)656はまた、温度、プロセス、および電圧にわたる遅延エレメント変動を説明しうる。利得正規化係数(k)656の較正が以下に説明されるだろう。
利得正規化比率誤差657に、オフセット658が追加されうる。デジタル/時間変換器610が遅延ラインとして動作しうるため、これは、さらなる遅延を追加することしかできず、遅延を取り除くことはできない。すなわち、これは、位相を差し引くことはできず、それを追加することしかできない。しかしながら、瞬時分周比誤差(E(n))668が継続的に負である場合、累算分周比誤差(A(n))660は、負でありうる。よって、オフセット658は、利得正規化比率誤差657をバイアスし、よって、これは常に正である。換言すると、オフセット658は、オフセットされた比率誤差659を確実に正にする。すなわち、オフセット658は、1つだけの極性の遅延データを使用するために挿入される。
次に、第2のデルタ・シグマ変調器664は、オフセットされた比率誤差659を切り捨てうる。オフセットされた比率誤差659は、例えば、12または20ビットなど、比較的細かい解像度のデジタルワードでありうる。しかしながら、デジタル/時間変換器610は、そのような細かい解像度ではない可能性がある。例えば、それは、100個の遅延エレメント(6ビットの解像度)しか有していない可能性がある。よって、解像度を維持するために、第2のデルタ・シグマ変調器664は、デジタル/時間変換器610の解像度に基づいて、オフセットされた比率誤差659を切り捨てうる。例えば、20ビットから6ビットに切り捨てうる。換言すると、第2のデルタ・シグマ変調器664は、オフセットされた比率誤差659をデジタルに切り捨て、オフセットされた比率誤差659とデジタル/時間変換器610との間の解像度の差分の主な原因となるように、切り捨てられた比率誤差665を生成する。これは、後にフィルタリング除去されうる高い周波数に丸め誤差(rounding error)を押し付けうる。
動的エレメントマッチャ(DEM)667は、切り捨てられた比率誤差665を使用するデジタル/時間変換器610における遅延エレメントの不一致を説明しうる。例えば、切り捨てられた比率誤差665に基づいて、2つの遅延ユニットは、累算分周比誤差(A(n))660を安定させるために分割された出力信号616を遅らせることを望むと推定する。デジタル/時間変換器610が常に最初の2つの遅延エレメントを使用する場合、各遅延エレメントがその他すべての遅延エレメントに完璧に一致するわけではないため、システマティックなオフセットを作成しうる。よって、動的エレメントマッチャ(DEM)667は、異なる遅延エレメントの不一致を平均化するために、アルゴリズムを実現しうる。例えば、動的エレメントマッチャ(DEM)667は、使用される2つの遅延エレメントを交互にする、すなわち、バレルシフトするDTC制御信号669を決定しうる。DEM 667は、インバータ/遅延エレメントの遅延の不一致への感度を減らすまたは除去することにより、高い線形性を可能にしうる。
図7は、デジタル/時間変換器710における動的なエレメントマッチングを示すブロック図である。図7に示されるデジタル/時間変換器710は、図4に示されたデジタル/時間変換器410と同じエレメントの多くを含む。特に、図7に示される入力MUX 728、出力MUX 730、および遅延エレメント(D1−D6)726a−fは、図4に示された入力MUX 428、出力MUX 430、および遅延エレメント(D1−D6)426a−fに対応し、それらと同様の機能を含みうる。前述されたように、分割された出力信号716は、位相補正済み出力信号718を生成するために、N分周器(示されない)から受信され、遅らされうる。第1の制御信号732および第2の制御信号734は、図6に示された動的エレメントマッチャ(DEM)667から受信されうる。
上述されたように、遅延エレメント不一致を補償するために、動的エレメントマッチングが使用される。すなわち、トランジスタ(例えば、図5に示されたインバータ536において示されるような)は、温度、プロセス、電圧とともに変わりうる。よって、使用される特定の遅延エレメント(D1−D6)726a−fを交互にすることは有益でありうる。例えば、2つの遅延エレメント(D1−D6)726a−fの遅延が繰り返し使用される場合、第1の制御信号732および第2の制御信号734は、第1のパス772(すなわち、D1 726aからD2 726b)、第2のパス774(すなわち、D3 726cからD4 726d)、および第3のパス776(すなわち、D5 726eからD6 726f)の回転を特定しうる。この1次動的エレメントマッチングは、バレルシフトと呼ばれうる。これは、遅延エレメント(D1−D6)726a−fの不一致誤差を高い周波数に合わせ、それによって、その後、これはフィルタリング除去されうる。動的エレメントマッチングにおける高い線形性により、スプール抑制および位相ノイズフォールディング(phase noise folding)が可能になりうる。
図8は、全デジタルの位相ロックドループ(ADPLL)800におけるデジタル/時間変換器810の較正を示すブロック図である。特に、ADPLL 800は、最小二乗平均(LMS)適応アルゴリズムを使用して、利得正規化係数(k)856を動的に較正しうる。すなわち、圧力、電圧、温度変動を補償する。換言すると、デジタル/時間変換器810は、例えば、1つのVCO期間などの時間基準に較正されうる。
ADPLL 800において、誤差信号820は、位相/デジタル変換器802によってループフィルタ804に出力されうる。誤差信号820は、基準クロック812と位相補正済み出力信号818との間の位相の差分を示しうる。前述されたとおり、累算分周比誤差(A(n))860は、時間平均フラクショナル分周比(N.f)と、瞬時整数分周比(N(n))との間の誤差の累算、すなわち積分(integration)でありうる。デジタル誤差信号820はまた、デジタル累算分周比誤差(A(n))860で乗算されうる。この積は、この場合も同様に、デジタル/時間変換器810における遅延エレメントの不正確さを説明するために使用される利得正規化係数(k)856を生成するために、累算されうる(例えば、累算器878によって)。位相/デジタル変換器802の入力に静的なオフセットが存在する場合、LMSアルゴリズムについての問題が存在しうる。しなしながら、示されるLMSアルゴリズムは、非有界の(unbounded)利得正規化係数(k)856を防ぎうる。すなわち、この構成は、累算器への平均入力を確実にゼロにしうる。
デジタル/時間変換器810は、分割された出力信号816を遅らせて、位相補正済み出力信号818を生成しうる。示されてはいないが、ADPLL 800は、図6に示された他のフィードバックパスエレメント、すなわち、2つのデルタ・シグマ変調器622、664、別の累算器662、動的エレメントマッチャ667、デジタル加算器、等を含みうる。本明細書のシステムおよび方法は、オンザフライで較正/正規化しうるが、調整可能な遅延回線を要求するわけではない。
図9は、アナログロックドループ(PLL)におけるデジタル/時間変換器910の較正の一構成を示すブロック図である。図8に示されたADPLL 800と同様に、PLL 900は、最小二乗平均(LMS)適応アルゴリズムを使用して、利得正規化係数(k)956を動的に較正しうる。すなわち、圧力、電圧、温度変動を補償する。
アナログPLL 900の場合、PFD+CP 902の出力は、基準クロック912および位相補正済み出力信号918を使用して誤差信号920を生成しうるが、この誤差信号920はデジタルではない可能性がある。このように、アナログ/デジタル変換器(ADC)980は、ループフィルタ904の出力をデジタル制御ワードに変換するために使用されうる。アナログPLL 900において、ループフィルタ904はまた、チャージポンプ902から出てくる電流の積分器のように動作する大きなキャパシタを有しうる。微分器982は、この積分を反転させるため、すなわち、微分を実行してデータを抽出するために使用されうる。代わりに、微分は、アナログ領域で、すなわち、ADC 980の前に実行されうる。
図8に示されているものと同じように、ADC 980および微分器982に続き、LMSアルゴリズムが開始する。特に、(デジタルではない)誤差信号920はまた、デジタル累算分周比誤差(A(n))960と乗算されうる。この積は、この場合も同様に、デジタル/時間変換器910における遅延エレメントの不正確さを説明するのに使用される利得正規化係数(k)956を生成するために、累算されうる(例えば、累算器978によって)。デジタル/時間変換器910は(例えば、動的エレメントマッチャ(示されない)からの制御信号を使用して)、分割された出力信号916を遅らせて、位相補正済み出力信号918を生成しうる。
図10は、アナログロックドループ(PLL)1000におけるデジタル/時間変換器1010の較正の別の構成を示すブロック図である。アナログPLL 1000は、同様に、利得正規化係数(k)1056を動的に較正するために、最小二乗平均(LMS)適応アルゴリズムを使用する。
アナログPLL 1000において、PFD+CP 1002は、同様に、基準クロック1012および位相補正済み出力信号1018を使用して誤差信号1020を生成しうる。しかしながら、示された構成において、アナログ/デジタル変換器(ADC)1080の入力は、ループフィルタ1004の前に使用される。誤差信号1020が、LMSアルゴリズムで使用される前にループフィルタ1004を通って移動しないため、これは統合されていない。よって、図9に示される微分器982は、図10に示されるPLL 1000では使用されない可能性がある。例えば、ADC1080の入力は、ループフィルタフィルタの前の抵抗器、すなわち、Vsig 1084にわたって使用されうる。
図8に示されているものと同じように、ADC 1080に続き、LMSアルゴリズムが存在する。特に、(今回はデジタルである)誤差信号1020はまた、デジタルの累算分周比誤差(A(n))1060と乗算されうる。この積は、この場合も同様に、デジタル/時間変換器1010における遅延エレメントの不正確さを説明するのに使用される利得正規化係数(k)1056を生成するために、累算されうる(例えば、累算器1078によって)。デジタル/時間変換器1010は(例えば、動的エレメントマッチャ(示されない)からの制御信号を使用して)、分割された出力信号1016を遅らさせて、位相補正済み出力信号1018を生成しうる。
図11は、受信機1100を示すブロック図である。受信機1100は、ワイヤレス通信のために設計されたモバイルデバイスまたは基地局の一部でありうる。受信機1100は、とりわけ、低ノイズ増幅器(LNA)1102、フィードバックループ1120において位相補正を使用する位相ロックドループ(PLL)、およびミキサ1112を含みうる。LNA 1102は、アンテナ1104からワイヤレス通信信号を受信しうる。LNA 1102は、受信された信号を使用可能なレベルに増幅させ、無線周波数(RF)信号1106、すなわち、送られた元の信号を表したものを生成する。フィードバックループ1120において位相補正を使用するPLLは、特定のアプリケーションに向けられた合成周波数1110を出力しうる。フィードバックループ1120において位相補正を使用するPLLは、異なる周波数を生成することができる。受信機1100で示されているが、フィードバックループ1120において位相補正を使用するPLLは、ワイヤレス通信用に設計されたモバイルデバイスまたは基地局において様々なアプリケーションで使用されうる。ミキサ1112は、LNA 1102からRF信号1106を、フィードバックループ1102において位相補正を使用するPLLから合成周波数1110を受信して、ベースバンド信号1114を生成する。ベースバンド信号1114は、例えば、音声スピーチまたは他の種類のデータなど、送信側デバイス上のマイクロフォンによって受信された実際の再構築オーディオでありうる。このように、受信機1100は、ミキサ1112を使用して、ベースバンド信号1114を再構築しうる。
図12は、送信機1200を示すブロック図である。送信機1200は、図11で示された受信機1100もまた含みうるワイヤレスデバイスの一部でありうる。送信機1200は、とりわけ、フィードバックループ1220において位相補正を使用するPLL、ミキサ1212、ドライブ増幅器1216、および電力増幅器1218を含みうる。前述されたように、フィードバックループ1220において位相補正を使用するPLLは、合成周波数1210を生成する。ミキサ1212は、この合成周波数1210およびベースバンド信号1214(例えば、音声スピーチ)を受信し、RF信号1206を生成する。換言すると、送信機1200は、ミキサ1212を使用して、送信されることとなる変調済みの高周波数RF信号1206を生成しうる。RF信号1206は、それがアンテナ1204を介して送信される前に、ドライブ増幅器1216、電力増幅器1218、またはその両方によって増幅されうる。このように、送信機1200は、ミキサ1212を使用して、送信のためのRF信号1206を構築しうる。
図13は、電子デバイス/ワイヤレスデバイス1304内に含まれうる特定のコンポーネントを示す。電子デバイス/ワイヤレスデバイス1304は、アクセス端末、モバイル局、ユーザ端末(UE)、基地局、アクセスポイント、ブロードキャスト送信機、ノードB、発展型ノードB、等でありうる。例えば、電子デバイス/ワイヤレスデバイス1304は、それぞれ図11および12に示された受信機1100または送信機1200を含みうる。電子デバイス/ワイヤレスデバイス1304は、プロセッサ1303を含む。プロセッサ1303は、汎用のシングルチップまたはマルチチップマイクロプロセッサ(例えば、ARM)、専用マイクロプロセッサ(例えば、デジタル信号プロセッサ(DSP))、マイクロコントローラ、プログラマブルゲートアレイ、等でありうる。プロセッサ1303は、中央処理装置(CPU)と呼ばれうる。図13の電子デバイス/ワイヤレスデバイス1304には単一のプロセッサ1303だけが示されているが、代替的な構成では、複数のプロセッサの組み合わせ(例えば、ARMとDSP)も使用されることができる。
電子デバイス/ワイヤレスデバイス1304はまた、メモリ1305を含む。メモリ1305は、電子情報を記憶することができる電子コンポーネントでありうる。メモリ1305は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、磁気ディスク記憶媒体、光学記憶媒体、RAMにおけるフラッシュメモリデバイス、プロセッサと共に含まれるオンボードメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、等、およびそれらの組み合わせとして実現されうる。
データ1307aおよび命令1309aは、メモリ1305に記憶されうる。命令1309aは、本明細書で開示された方法を実現するためにプロセッサ1303によって実行可能でありうる。命令1309aを実行することは、メモリ1305に記憶されたデータ1307aを使用することを含みうる。プロセッサ1303が命令1309aを実行する場合、命令1309bの様々な部分がプロセッサ1303にロードされ、データ1307bの様々な部分がプロセッサ1303にロードされうる。
電子デバイス/ワイヤレスデバイス1304はまた、電子デバイス/ワイヤレスデバイス1304への信号の送信と、それからの信号の受信を可能にするために、送信機1311および受信機1313を含みうる。送信機1311および受信機1313は、総称して、トランシーバ1315と呼ばれうる。複数のアンテナ1307a−bは、トランシーバ1315に電気的に結合されうる。電子デバイス/ワイヤレスデバイス1304はまた、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または追加のアンテナを含みうる(示されない)。
電子デバイス/ワイヤレスデバイス1304は、デジタル信号プロセッサ(DSP)1321を含みうる。電子デバイス/ワイヤレスデバイス1304はまた、通信インターフェース1323を含みうる。通信インターフェース1323は、ユーザが電子デバイス/ワイヤレスデバイス1304とインタラクトすることを可能にしうる。
電子デバイス/ワイヤレスデバイス1304の様々なコンポーネントは、電力バス、制御信号バス、ステータス信号バス、データバス、等を含みうる1つ以上のバスによって互いに結合されうる。明確化のために、様々なバスがバスシステム1319として図13に例示される。
「結合される」という用語は、多種多様な接続を包含する。例えば、「結合される」という用語は、互いに直接的に接続された回路エレメントと、他の回路エレメントを介して間接的に接続された回路エレメントとを含むように広く解釈されるべきである。
「決定すること」という用語は、多種多様な動作を包含し、したがって、「決定すること」は、算出すること、計算すること、処理すること、導出すること、調査すること、ルックアップすること(例えば、表、データベース、または別のデータ構造をルックアップすること)、確実にすること、等を含みうる。また、「決定すること」は、受信すること(例えば、情報を受信すること)、アクセスすること(例えば、メモリ内のデータにアクセスすること)、等を含みうる。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立すること、等を含みうる。
「〜に基づいて」という表現は、別途明確に記載されていない限り、「〜だけに基づいて」を意味しない。換言すると、「〜に基づいて」という表現は、「〜だけに基づいて」および「少なくとも〜に基づいて」の両方を説明する。
「プロセッサ」という用語は、汎用プロセッサ、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、コントローラ、マイクロコントローラ、ステートマシン、等を含むように広く解釈されるべきである。いくつかの環境下では、「プロセッサ」は、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、等を指しうる。「プロセッサ」という用語は、例えば、DSPと、マイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連結した1または複数のマイクロプロセッサ、またはその他任意のこのような構成との組み合わせのような、処理デバイスの組み合わせを指しうる。
「メモリ」という用語は、電子情報を記憶することができる任意の電子コンポーネントを含むように広く解釈されるべきである。メモリという用語は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、非揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマプル読取専用メモリ(PROM)、消去可能なプログラマブル読取専用メモリ(EPROM)、電子的消去可能なPROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、磁気または光学データ記憶装置、レジスタ、等、様々なタイプのプロセッサ読取可能な媒体を指しうる。メモリは、プロセッサがメモリから情報を読み取ることができ、および/または、それに情報を書き込むことができる場合、そのプロセッサと電気通信していると考えられる。プロセッサに統合されているメモリは、そのプロセッサと電子通信している。
「命令」および「コード」という用語は、任意のタイプのコンピュータ読取可能なステートメントを含むように広く解釈されるべきである。例えば、「命令」および「コード」という用語は、1つ以上のプログラム、ルーティン、サブルーティン、機能、プロシージャ、等を指しうる。「命令」および「コード」は、単一のコンピュータ読取可能なステートメント、または多くのコンピュータ読取可能なステートメンを備えうる。
本明細書で説明された機能は、ハードウェアによって実行されているソフトウェアまたはファームウェアで実現されうる。これらの機能は、コンピュータ読取可能な媒体上の1つ以上の命令として記憶されうる。「コンピュータ読取可能な媒体」または「コンピュータプログラム製品」という用語は、コンピュータまたはプロセッサによってアクセスされることができる任意の有形記憶媒体を指す。限定ではなく例として、コンピュータ読取可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用されることができ、かつ、コンピュータによってアクセスすることができるその他の媒体を備えうる。ディスク(disk)とディスク(disc)は、本明細書で使用される場合、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスクを含む。ディスク(disk)は通常磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)はレーザで光学的にデータを再生する。
本明細書に開示された方法は、説明された方法を達成するための1つ以上のステップまたは動作を備える。方法のステップおよび/または動作は、特許請求の範囲から逸脱せずに、互いに置き換えられ得る。換言すると、ステップまたは動作の特定の順序が、説明されている方法の適切な動作のために必要とされない限り、特定のステップおよび/または動作の順序および/または使用が、特許請求の範囲から逸脱することなく変更されうる。
さらに、図3によって例示されたもののような、本明細書で説明された方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段がダウンロードされうること、および/または、他の方法でデバイスによって取得可能なことは認識されるべきである。例えば、デバイスは、本明細書で説明された方法を実行するための手段の転送を容易にするためにサーバに結合されうる。代替的に、本明細書で説明される様々な方法は、デバイスが、記憶手段(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクのような物理記憶媒体、等)をそのデバイスに結合または提供することで様々な方法を取得しうるように、その記憶手段を介して提供されうる。
特許請求の範囲が、上述された厳密な構成およびコンポーネントに限定されないことは理解されるべきである。特許請求の範囲から逸脱することなく、本明細書で説明されたシステム、方法、および装置の、配置、操作、および詳細に対して様々な変更、変化、および変動がなされうる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
周波数シンセサイザ回路であって、
基準クロックおよび位相補正済み出力信号に結合された比較器回路と、
前記比較器回路に結合されたループフィルタと、
前記ループフィルタに結合された発振器と、
前記発振器の出力に結合されたフラクショナル分周器と、
前記位相補正済み出力信号を生成するために、前記フラクショナル分周器の出力の位相を補正する位相補正回路と
を備える周波数シンセサイザ回路。
[C2]
前記フラクショナル分周器は、第1の分周比で前記発振器の出力周波数を分割することと、第2の分周比で前記発振器の出力周波数を分割することとを交互に行う、C1に記載の周波数シンセサイザ回路。
[C3]
前記フラクショナル分周器は、前記分周比間で所望の時間平均比を維持しながら、前記フラクショナル分周器によって使用される各分周比の選択をランダム化するデルタ・シグマ変調器を備える、C2に記載の周波数シンセサイザ回路。
[C4]
前記比較器は、前記基準クロックと前記位相補正済み出力信号との位相の差分を示す誤差信号を生成するように構成される、C1に記載の周波数シンセサイザ回路。
[C5]
前記位相補正回路は、前記フラクショナル分周器の前記出力の前記位相を遅らせることによって、前記フラクショナル分周器の前記出力の前記位相を補正し、それによって、前記基準クロックと前記位相補正済み出力信号との間の位相差分は、時間にわたって安定する、C1に記載の周波数シンセサイザ回路。
[C6]
前記位相補正回路は、複数の遅延エレメントを備え、各々は、調整可能な遅延を有する少なくとも1つのインバータ回路を備える、C1に記載の周波数シンセサイザ回路。
[C7]
前記位相補正回路は、1つ以上の制御信号をデジタル遅延制御回路から受信する、C1に記載の周波数シンセサイザ回路。
[C8]
前記デジタル遅延制御回路は、
時間平均フラクショナル分周比を受信し、瞬時整数分周比を出力する第1のデルタ・シグマ変調器と、
前記時間平均フラクショナル分周比と、前記瞬時整数分周比との差分を累算して、累算分周比誤差を生成する第1の累算器と、
利得正規化係数で、前記累算分周比誤差をスケーリングするデジタル乗算器と、
前記利得正規化比率誤差にオフセットを加算するデジタル加算器と、
前記オフセットされた比率誤差を切り捨てる第2のデルタ・シグマ変調器と、
前記位相補正回路で使用される遅延エレメントを交互にするために、前記切り捨てられた比率誤差に基づいて、前記制御信号を生成する動的エレメントマッチャと
を備える、C7に記載の周波数シンセサイザ回路。
[C9]
前記デジタル遅延制御回路はさらに利得正規化係数較正回路を備え、
前記利得正規化係数を生成するために、前記累算分周比誤差と、前記比較器回路の出力との積を累算する第2の累算器
を備える、C8に記載の周波数シンセサイザ回路。
[C10]
位相ロックドループ(PLL)のフィードバックループにおいて位相誤差を補正するための集積回路であって、
基準クロックおよび位相補正済み出力信号に結合された比較器回路と、
前記比較器回路に結合されたループフィルタと、
前記ループフィルタに結合された発振器と、
前記発振器の出力に結合されたフラクショナル分周器と、
前記位相補正済み出力信号を生成するために、前記フラクショナル分周器の出力の位相を補正する位相補正回路と
を備える集積回路。
[C11]
前記フラクショナル分周器は、第1の分周比で前記発振器の出力周波数を分割すること、および第2の分周比で前記発振器の出力周波数を分割することを交互に行う、C10に記載の集積回路。
[C12]
前記フラクショナル分周器は、前記分周比間で所望の時間平均比を維持しながら、前記フラクショナル分周器によって使用される各分周比の選択をランダム化するデルタ・シグマ変調器を備える、C11に記載の集積回路。
[C13]
前記比較器は、前記基準クロックと前記位相補正済み出力信号との位相の差分を示す誤差信号を生成するように構成される、C10に記載の集積回路。
[C14]
前記位相補正回路は、前記フラクショナル分周器の前記出力の前記位相を遅らせることによって、前記フラクショナル分周器の前記出力の前記位相を補正し、それによって、前記基準クロックと位相補正済み出力信号との間の位相差分は、時間にわたって安定する、C10に記載の集積回路。
[C15]
前記位相補正回路は、複数の遅延エレメントを備え、各々は、調整可能な遅延を有する少なくとも1つのインバータ回路を備える、C10に記載の集積回路。
[C16]
前記位相補正回路は、1つ以上の制御信号をデジタル遅延制御回路から受信する、C10に記載の集積回路。
[C17]
前記デジタル遅延制御回路は、
時間平均フラクショナル分周比を受信し、瞬時整数分周比を出力する第1のデルタ・シグマ変調器と、
前記時間平均フラクショナル分周比と、前記瞬時整数分周比との差分を累算して、累算分周比誤差を生成する第1の累算器と、
利得正規化係数で、前記累算分周比誤差をスケーリングするデジタル乗算器と
前記利得正規化比率誤差にオフセットを加算するデジタル加算器と、
前記オフセットされた比率誤差を切り捨てる第2のデルタ・シグマ変調器と、
前記位相補正回路で使用される遅延エレメントを交互にするために、前記切り捨てられた比率誤差に基づいて、前記制御信号を生成する動的エレメントマッチャと
を備える、C16に記載の集積回路。
[C18]
前記デジタル遅延制御回路はさらに利得正規化係数較正回路を備え、
前記利得正規化係数を生成するために、前記累算分周比誤差と、前記比較器回路の出力との積を累算する第2の累算器
を備える、C17に記載の集積回路。
[C19]
位相ロックドループ(PLL)のフィードバックループにおいて位相誤差を補正する方法であって、
誤差信号を生成するために、位相補正済み出力信号を基準クロックと比較することと、
前記誤差信号をフィルタリングすることと、
前記フィルタリングされた誤差信号に基づいた周波数を有する発振器出力を作成することと、
時間平均フラクショナル分周比を達成するために整数分周比を選択することと、
前記選択された整数分周比で前記発振器出力の前記周波数を分割することと、
前記位相補正済み発振器出力を生成するために、前記分割された発振器出力の位相を調整することと
を備える方法。
[C20]
前記分割することは、第1の分割係数で前記発振器出力の前記周波数を分割すること、および第2の分周比で前記発振器出力の周波数を分割することを交互に行うことを備える、C19に記載の方法。
[C21]
前記誤差信号は、前記基準クロックと前記位相補正済み出力信号との位相の差分を示す、C19に記載の方法。
[C22]
前記調整することは、前記分割された発振器出力の前記位相を遅らせることによって、前記分割された発振器出力の前記位相を補正し、それによって、前記基準クロックと位相補正済み出力信号との間の位相差分が時間にわたって安定することを備える、C19に記載の方法。
[C23]
前記調整することは、複数の遅延エレメントを使用することを備え、各々は、調整可能な遅延を有する少なくとも1つのインバータ回路を備える、C19に記載の方法。
[C24]
前記調整することは、1つ以上の受信された制御信号に基づく、C19に記載の方法。
[C25]
前記制御信号を決定することをさらに備え、
受信された時間平均フラクショナル分周比に基づいて瞬時整数分周比を出力することと、
前記時間平均フラクショナル分周比と、前記瞬時整数分周比との差分を累算して、累算分周比誤差を生成することと、
利得正規化係数で、前記累算分周比誤差をスケーリングすることと
オフセットを前記利得正規化比率誤差に加算することと、
前記オフセットされた比率誤差を切り捨てることと、
位相補正回路で使用される遅延エレメントを交互にするために、前記切り捨てられた比率誤差に基づいて、前記制御信号を生成することと
を備える、C24に記載の方法。
[C26]
前記利得正規化係数を生成するために、前記累算分周比誤差と前記誤差信号との積を累算することによって前記利得正規化係数を較正することをさらに備える、C25に記載の方法。
[C27]
位相ロックドループ(PLL)のフィードバックループにおいて位相誤差を補正するための周波数シンセサイザであって、
誤差信号を生成するために、位相補正済み出力信号を基準クロックと比較する手段と、
前記誤差信号をフィルタリングする手段と、
前記フィルタリングされた誤差信号に基づいた周波数を有する発振器出力を作成する手段と、
時間平均フラクショナル分周比を達成するために整数分周比を選択する手段と、
前記選択された整数分周比で、前記発振器出力の前記周波数を分割する手段と、
前記位相補正済み発振器出力を生成するために、前記分割された発振器出力の位相を調整する手段と
を備える周波数シンセサイザ。
[C28]
前記分割する手段は、第1の分割係数で前記発振器出力の前記周波数を分割すること、および第2の分周比で前記発振器出力の前記周波数を分割すること、を交互に行う手段を備える、C27に記載の周波数シンセサイザ。
[C29]
前記誤差信号は、前記基準クロックと前記位相補正済み出力信号との位相の差分を示す、C27に記載の周波数シンセサイザ。
[C30]
前記調整する手段は、前記分割された発振器出力の前記位相を遅らせることによって、前記分割された発振器出力の前記位相を補正する手段を備え、それによって、前記基準クロックと位相補正済み出力信号との間の位相差分は、時間にわたって安定する、C27に記載の周波数シンセサイザ。
[C31]
前記調整する手段は、複数の遅延エレメントを使用する手段を備え、各々は、調整可能な遅延を有する少なくとも1つのインバータ回路を備える、C27に記載の周波数シンセサイザ。
[C32]
前記調整する手段は、1つ以上の受信された制御信号を使用する、C27に記載の周波数シンセサイザ。
[C33]
前記制御信号を決定する手段をさらに備え、
受信された時間平均フラクショナル分周比に基づいて瞬時整数分周比を出力する手段と、
前記時間平均フラクショナル分周比と、前記瞬時整数分周比との差分を累算して、累算分周比誤差を生成する手段と、
利得正規化係数で、前記累算分周比誤差をスケーリングする手段と
オフセットを前記利得正規化比率誤差に加算する手段と、
前記オフセットされた比率誤差を切り捨てる手段と、
位相補正回路で使用される遅延エレメントを交互にするために、前記切り捨てられた比率誤差に基づいて、前記制御信号を生成する手段と
を備える、C32に記載の周波数シンセサイザ。
[C34]
前記利得正規化係数を生成するために、前記累算分周比誤差と前記誤差信号との積を累算することによって前記利得正規化係数を較正する手段をさらに備える、C33に記載の周波数シンセサイザ。

Claims (16)

  1. 位相ロックドループ(PLL)のフィードバックループにおいて位相誤差を補正するための周波数シンセサイザであって、
    誤差信号を生成するために、位相補正済み出力信号を基準クロックと比較する手段と、
    前記誤差信号をフィルタリングする手段と、
    前記フィルタリングされた誤差信号に基づいた周波数を有する発振器出力を作成する手段と、
    時間平均フラクショナル分周比を達成するために整数分周比を選択する手段と、
    前記選択された整数分周比で、前記発振器出力の前記周波数を分割する手段と、
    前記位相補正済み出信号を生成するために、前記分割された発振器出力の位相を調整する手段と、ここにおいて、前記調整する手段は、1つ以上の受信された制御信号を使用する、
    および、
    受信された時間平均フラクショナル分周比に基づいて瞬時整数分周比を出力する手段と、
    累算分周比誤差を生成するために、前記時間平均フラクショナル分周比と前記瞬時整数分周比との差分を累算する手段と、
    利得正規化比率誤差を得るために、利得正規化係数で、前記累算分周比誤差をスケーリングする手段と
    オフセットを前記利得正規化比率誤差に加算する手段と、
    前記オフセットされた比率誤差を切り捨てる手段と、
    位相補正回路で使用される遅延エレメントを交互にするために、前記切り捨てられた比率誤差に基づいて、前記制御信号を生成する手段と、を備える、前記制御信号を決定する手段と、
    を備える周波数シンセサイザ。
  2. 前記分割する手段は、第1の分割係数で前記発振器出力の前記周波数を分割すること、および第2の分周比で前記発振器出力の前記周波数を分割すること、を交互に行う手段を備える、請求項1に記載の周波数シンセサイザ。
  3. 前記誤差信号は、前記基準クロックと前記位相補正済み出力信号との位相の差分を示す、請求項1に記載の周波数シンセサイザ。
  4. 前記調整する手段は、前記分割された発振器出力の前記位相を遅らせることによって、前記分割された発振器出力の前記位相を補正する手段を備え、それによって、前記基準クロックと位相補正済み出力信号との間の位相差分は、時間にわたって安定する、請求項1に記載の周波数シンセサイザ。
  5. 前記調整する手段は、複数の遅延エレメントを使用する手段を備え、各々は、調整可能な遅延を有する少なくとも1つのインバータ回路を備える、請求項1に記載の周波数シンセサイザ。
  6. 前記利得正規化係数を生成するために、前記累算分周比誤差と前記誤差信号との積を累算することによって前記利得正規化係数を較正する手段をさらに備える、請求項1に記載の周波数シンセサイザ。
  7. 前記比較する手段を具体化する、前記基準クロックおよび前記位相補正済み出力信号に結合された比較器回路と、
    前記フィルタリングする手段を具体化する、前記比較器回路に結合されたループフィルタと、
    前記作成する手段を具体化する、前記ループフィルタに結合された発振器と、
    前記分割する手段を具体化する、前記発振器の出力に結合されたフラクショナル分周器と、
    前記調整する手段を具体化する、前記位相補正済み出力信号を生成するために、前記フラクショナル分周器の出力の位相を補正する位相補正回路と
    を備え、
    ここにおいて、前記制御信号を決定する前記手段を具体化する、前記位相補正回路は、1つ以上の制御信号をデジタル遅延制御回路から受信し、および、ここにおいて、前記デジタル遅延制御回路は、
    前記出力する手段を具体化する、前記時間平均フラクショナル分周比を受信し、前記瞬時整数分周比を出力する第1のデルタ・シグマ変調器と、
    前記累算する手段を具体化する、前記累算分周比誤差を生成するために、前記時間平均フラクショナル分周比と前記瞬時整数分周比との差分を累算する第1の累算器と、
    前記スケーリングする手段を具体化する、前記利得正規化係数で、前記累算分周比誤差をスケーリングするデジタル乗算器と
    前記加算する手段を具体化する、前記利得正規化比率誤差に前記オフセットを加算するデジタル加算器と、
    前記切り捨てる手段を具体化する、前記オフセットされた比率誤差を切り捨てる第2のデルタ・シグマ変調器と、
    前記生成する手段を具体化する、前記位相補正回路で使用される遅延エレメントを交互にするために、前記切り捨てられた比率誤差に基づいて、前記制御信号を生成する動的エレメントマッチャと
    を備える、
    請求項1に記載の周波数シンセサイザ。
  8. 位相ロックドループ(PLL)のフィードバックループにおいて位相誤差を補正するための集積回路であって、請求項1に記載の周波数シンセサイザを備える、集積回路。
  9. 位相ロックドループ(PLL)のフィードバックループにおいて位相誤差を補正する方法であって、
    誤差信号を生成するために、位相補正済み出力信号を基準クロックと比較することと、
    前記誤差信号をフィルタリングすることと、
    前記フィルタリングされた誤差信号に基づいた周波数を有する発振器出力を作成することと、
    時間平均フラクショナル分周比を達成するために整数分周比を選択することと、
    前記選択された整数分周比で前記発振器出力の前記周波数を分割することと、
    前記位相補正済み出信号を生成するために、前記分割された発振器出力の位相を調整することと、ここにおいて、前記調整することは、1つ以上の受信された制御信号に基づく、
    を備え、
    および、
    受信された時間平均フラクショナル分周比に基づいて瞬時整数分周比を出力することと、
    累算分周比誤差を生成するために、前記時間平均フラクショナル分周比と前記瞬時整数分周比との差分を累算することと、
    利得正規化比率誤差を得るために、利得正規化係数で、前記累算分周比誤差をスケーリングすることと、
    オフセットを前記利得正規化比率誤差に加算することと、
    前記オフセットされた比率誤差を切り捨てることと、
    位相補正回路で使用される遅延エレメントを交互にするために、前記切り捨てられた比率誤差に基づいて、前記制御信号を生成することと、
    を備える、前記制御信号を決定すること、
    をさらに備える、
    方法。
  10. 前記分割することは、第1の分割係数で前記発振器出力の前記周波数を分割すること、および第2の分周比で前記発振器出力の前記周波数を分割することを交互に行うことを備える、請求項9に記載の方法。
  11. 前記誤差信号は、前記基準クロックと前記位相補正済み出力信号との位相の差分を示す、請求項9に記載の方法。
  12. 前記調整することは、前記分割された発振器出力の前記位相を遅らせることによって、前記分割された発振器出力の前記位相を補正することを備え、それによって、前記基準クロックと位相補正済み出力信号との間の位相差分は、時間にわたって安定する、請求項9に記載の方法。
  13. 前記調整することは、複数の遅延エレメントを使用することを備え、各々は、調整可能な遅延を有する少なくとも1つのインバータ回路を備える、請求項9に記載の方法。
  14. 前記利得正規化係数を生成するために、前記累算分周比誤差と前記誤差信号との積を累算することによって前記利得正規化係数を較正することをさらに備える、請求項9に記載の方法。
  15. 請求項9−14のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
  16. 請求項9−14のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムを記憶したコンピユータ読取可能な記憶媒体。
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