JP5908312B2 - 大電流対応シールド付き電線用コネクター - Google Patents
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Description
年電気自動車やハイブリッド自動車の需要が増大している。
これらにおいては、バッテリー、インバーター、モーター、発電機等各種電気機器間に大電流が通電するが、大電流に対応したコネクターを用いてこれらを電気的に接続することが多い。
本発明者は、今後益々需要が増加するであろう電気自動車やハイブリッド自動車用として需要の多い大電流対応のシールド付き電線用コネクターについて鋭意研究を行った結果、生産性にすぐれたシンプルな構造で、シールド付き電線との結合作業が容易でありながら、十分な水密性と耐振性を持ち、しかもシールドの接地も確実に行うことが出来る新しい大電流対応シールド付き電線用のコネクターを開発することに成功し、本発明として、ここに提案するものである。
シールド付き電線が挿通可能な内径を有する円筒状をなし、外周側前半は前記クランプホルダー挿入部の内径よりわずかに小さい外径を有する円筒状の被挿入部、後半は急激に径が減じた段差部を介して前記被挿入部より外径の小さい円筒状の後方露出部となっており、内径前方側には後方に向って径が漸減した漏斗状縮径部が、その後方にはシールド付き電線の外皮の外径よりわずかに大きな内径の外皮保持部がそれぞれ形成されており、前記被挿入部の外周の中央部には、周方向に溝が形成されている金属製のクランプホルダー;
前記外皮保持部の前端に介装される金属製で円環状の絶縁被覆用カラー;
シールドを外皮の表面側に折り返したシールド付き電線の折り返し部分の外周に巻き付く様に圧接せしめられた、外皮保持部に挿入される円筒状の導電性スリーブ;
前記導電性スリーブの後方側に介装される円環状をなした金属製の外皮用カラー;
肉厚が後方に向かって漸増した円錐台状側面形状を有し、前記外皮用カラーの後方で、コネクター本体の後方テーパ部とシールド付き電線の外皮との間に嵌装される丈の短い筒状をなしたゴム製の環状パッキング;
前記環状パッキングの後方側に介装される金属製で円環状のストップカラー;
外径が後方に向かって漸減した円錐台状側面形状を有し、クランプホルダーの漏斗状縮径部とシールド付き電線の外皮との間に嵌装される丈の短い筒状をなした合成樹脂製のクランプ材;
とからなり、クランプホルダー挿入部に挿入されたクランプホルダーの被挿入部の周面が、クランプホルダー挿入部の外周に加えられた外圧による塑性変更によってクランプホルダー挿入部の外周に圧接固着せしめられている大電流対応シールド付き電線用コネクターにより、上記課題を解決した。
この状態において、クランプホルダーの被挿入部に外側から覆い重なったコネクター本体のクランプホルダー挿入部を、軸芯方向に向って外周側から強くかしめ、塑性変形させる。この際、被挿入部の外周には、溝が形成されているので、クランプホルダー挿入部をかしめることにより、その内径側の肉厚の一部はこの溝内に沈み込み、クランプホルダーはコネクター本体により一層確実に固定される。
又、外皮保持部12の後方には、前方から後方に向って内径が漸増した後方テーパ部14が形成されており、この後方テーパ部14の後方には内径が更に拡大した円筒状のクランプホルダー挿入部16が形成されている。
更に、前記被挿入部17の外周中央部には、周方向にV字形断面の溝39が形成されて
いる。
又、図中42は各種内部配線側機器に接続する為の端子であり、その後端のバレル43を芯線5に圧着することにより、シールド付き電線4の前方端末側に結合される。
即ち、まず初めに、シールド付き電線4の先端側をクランプホルダー2に挿通すると共に、先端側端末付近の外皮8を剥ぎ取りシールド7を露出させて、これを図5に示す様に、後方側の外皮8上に折り返し、図6に示す様に、折り返されたシールド7の外周に導電性スリーブ3を被せ、導電性スリーブ3をその全周側から面的にプレスして全面的に縮径させ、導電性スリーブ3の内周壁面をシールド7に押圧接触させた後、更に外周側からスポット的にかしめて、等間隔で複数の陥没部45を形成し、該陥没部45の先端をシールド7に喰い込ませて、導電性スリーブ3をシールド7に固定し、両者を電気的に接続する。なお、図6において、破線で描かれた導電性スリーブ3は、プレスによる縮径前の状態を示している。
すると、図1に示す様に、クランプホルダー2は前方方向にわずかにずれ、それに伴い、外皮8と漏斗状縮径部18との間隔は狭まり、その間に位置したクランプ材30は、漏斗状縮径部18の斜面により、強く内側に押圧され、外皮8に喰い込み嵌合状態となり、シールド付き電線4はクランプホルダー2を介してコネクター本体1に固定される。
この状態において、クランプホルダー2の被挿入部17に覆い重なったコネクター本体1のクランプホルダー挿入部16を、軸芯方向に向って外周側から強くかしめ、塑性変形させる。
この際、被挿入部17の外周には、溝38が形成されているので、クランプホルダー挿入部16をかしめることにより、内径側の肉厚の一部はこの溝38内に沈み込み、クランプホルダー2はコネクター本体1により一層確実に固定される。
更に 、筒状部9の前方に位置している絶縁被覆6を剥ぎ取り、芯線5を露出させ、圧
着端子32を芯線5の端末部分に圧着して、シールド付き電線4への結合作業を完了する。なお、筒状部9の前方開口端近傍に設けられているOリング34は、フランジ10を用いてコネクター本体1をモーターや発電機などの外部の機器に固定した際に、結合部の水密性を確保する為のものである。
2.クランプホルダー
3.導電性スリーブ
4.シールド付き電線
5.芯線
6.絶縁被覆
7.シールド
8.外皮
9.筒状部
10.フランジ
11.絶縁被覆保持部
12.外皮保持部
14.後方テーパ部
15.段差部
16.クランプホルダー挿入部
17.被挿入部
18.漏斗状縮径部
19.外皮保持部
21.前方環状パッキング
22.絶縁被覆用カラー
23.透孔
25.折り返し部分
26.外皮用カラー
27.透孔
28.環状パッキング
29.ストップカラー
30.クランプ材
31.切り込み部
32.圧着端子
33.Oリング溝
34.Oリング
35.突条
36.段差部
37.後方露出部
38.ストップカラー挿入溝
39.溝
42.端子
43.バレル
45.陥没部
Claims (1)
- 芯線(5)、絶縁被覆(6)、シールド(7)、外皮(8)がそれぞれ同心円状に積層されてなるシールド付き電線(4)の前方端末側を挿通させる筒状部(9)の外周側に、フランジ(10)が一体的に形成されており、前記筒状部(9)の内径前方側は、シールド付き電線(4)の絶縁被覆(6)の外径よりわずかに大きい内径からなる絶縁被覆保持部(11)、前記フランジ(10)の根元部分から後方寄りはシールド付き電線(4)の外皮(8)の外径より内径が大きい外皮保持部(12)となっており、外皮保持部(12)の後方には、後方に向って内径が漸増した後方テーパ部(14)が、更にその後方には、内径が更に拡大した円筒状のクランプホルダー挿入部(16)が一体的に形成されている金属製のコネクター本体(1);
シールド付き電線(4)が挿通可能な内径を有する円筒状をなし、外周側前半は前記クランプホルダー挿入部(16)の内径よりわずかに小さい外径を有する円筒状の被挿入部(17)、後半は急激に径が減じた段差部(36)を介して前記被挿入部(17)より外径の小さい円筒状の後方露出部(37)となっており、内径前方側には後方に向って径が漸減した漏斗状縮径部(18)が、その後方にはシールド付き電線(4)の外皮(8)の外径よりわずかに大きな内径の外皮保持部(19)がそれぞれ形成されており、前記被挿入部(17)の外周の中央部には、周方向に溝(39)が形成されている金属製のクランプホルダー(2);
前記外皮保持部(12)の前端に介装される金属製で円環状の絶縁被覆用カラー(22);
シールド(7)を外皮(8)の表面側に折り返したシールド付き電線(4)の折り返し部分(25)の外周に巻き付く様に圧接せしめられた、外皮保持部(12)に挿入される円筒状の導電性スリーブ(3);
前記導電性スリーブ(3)の後方側に介装される円環状をなした金属製の外皮用カラー(26);
肉厚が後方に向かって漸増した円錐台状側面形状を有し、前記外皮用カラー(26)の後方で、コネクター本体(1)の後方テーパ部(14)とシールド付き電線(4)の外皮(8)との間に嵌装される丈の短い筒状をなしたゴム製の環状パッキング(28);
前記環状パッキング(28)の後方側に介装される金属製で円環状のストップカラー(29);
外径が後方に向かって漸減した円錐台状側面形状を有し、クランプホルダー(2)の漏斗状縮径部(18)とシールド付き電線(4)の外皮(8)との間に嵌装される丈の短い筒状をなした合成樹脂製のクランプ材(30);
とからなり、クランプホルダー挿入部(16)に挿入されたクランプホルダー(2)の被挿入部(17)の周面が、クランプホルダー挿入部(16)の外周に加えられた外圧による塑性変更によってクランプホルダー挿入部(16)の外周に圧接固着せしめられていることを特徴とする大電流対応シールド付き電線用コネクター。
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