JP5908004B2 - フードプロセッサのための封止用筐体 - Google Patents

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Description

本出願は、2008年8月15日に出願された米国仮特許出願第61/189,172
号、および2009年3月2日に出願された米国仮特許出願第61/209,063号の
優先権を主張するものであり、これら仮特許出願は、参照することにより本願に組み入れ
られる。
本発明は、フードプロセッサから生じるノイズを弱めるためにフードプロセッサを収容
する筐体に関する。とりわけ本発明は、メイン本体部とカバーとを有する筐体であって、
カバーがメイン本体部に対して蝶番式に取り付けられており、また、メイン本体部とカバ
ーとの間に音波低減封止部を生成するためメイン本体部にエラストマー封止部が設けられ
ている、筐体に関する。
電気的なフードプロセッサやブレンダーに関連する一般的な問題は、フードプロセッサ
が動作しているときに生成されるノイズである。これらの装置により生成されるノイズの
量は、混合がしばしば氷の粉砕を伴いながらブレンダーの容器の内側で行われるというこ
と、並びに、ブレンダーの電気モーターにより生成されるノイズ振動の両方の結果となっ
ている。フードプロセッサにより生成されるノイズのレベルは、レストラン、フードスタ
ンドおよびコーヒーショップなど、特にフードプロセッサが顧客用のサービスカウンター
の近傍に配置されている場所において、商業的環境上とりわけ厄介なものとなっている。
筐体は、容器を隔離し、そして動作中のノイズを低減するため、フードプロセッサに大
抵設けられている。そのような筐体は、例えば米国特許公報No.D427,016に示
されている技術において知られている。これらの筐体は、動作中のフードプロセッサのノ
イズを消すよう設計されている。大抵の筐体は、2つの構成要素から形成されており、2
つの構成要素は、メイン本体部とカバーとからなっている。カバーは一般に、筐体のメイ
ン本体部に対して蝶番式に取り付けられており、筐体は、ブレンダーのベース部に取り付
けられている。筐体のメイン本体部は、従来技術で知られている多数の方法によってベー
ス部に固定され得る。それらの方法は、例えば、さねはぎのアタッチメント、機械的締め
具によるものであり、または、米国仮特許出願第61/135,480に記載されている
ような磁気的手段によるものである。ベース部は、電気モーターと、使用者によるスター
ト・ストップおよびフードプロセッサのスピード調整を可能にする制御モジュールと、を
含んでいる。ブレンダーの容器がベース部上に配置されるとき、ベース部は、筐体のカバ
ーをそのメイン本体部に対して旋回させることによりアクセスされ得る。
多くの場合において、従来の筐体は、フードプロセッサのノイズレベルを抑制する上で
所望の結果を提供していない。筐体における期待よりも低い働きは、少なくとも部分的に
、筐体のメイン本体部とカバーとの間の効果のない封止部に起因している。効果的な封止
部の欠如は、ノイズが筐体へもれることを可能にするが、一方で、カバーがメイン本体部
に対して振動することをも可能にし、このことは、潜在的にさらなるノイズ源を生成する
。これらの振動は、フードプロセッサのベース部材の電気モーターからベース部材へ伝達
され、その後、筐体のメイン本体部へ伝達される。
従って、フードプロセッサの動作により生成されるノイズレベルを著しく低減すること
に効果的な筐体を有するフードプロセッサへの要求が存在している。
従って、動作中にフードプロセッサのノイズレベルを低減する、フードプロセッサのた
めの筐体を提供することが、本発明の一側面における目的である。
上記の筐体であって、筐体の本体部と回動するカバーとの間の封止部を提供する筐体を
提供することが、本発明のその他の側面における目的である。
本発明におけるこれらの、およびその他の目的は、従来技術の形態より優れた本発明に
よる利点とともに、以下の説明により明らかになり、また、後述され、およびクレームさ
れる改良により達成される。
一般に、本発明の概念によるフードプロセッサのための筐体は、フードプロセッサのベ
ース部に固定されるよう適合された本体部と、本体部に対して回動可能に固定され、開放
位置と閉鎖位置との間で移動可能となっているカバーと、を含んでいる。カバーが閉鎖位
置にあるとき、カバーと本体部との間にガスケットが配置されている。
本発明の少なくとも1つの側面によれば、フードプロセッサのための筐体は、フードプ
ロセッサのベース部に固定されるよう適合された本体部と、本体部に対して回動可能に固
定され、開放位置と閉鎖位置との間で移動可能となっているカバーと、を含んでいる。本
体部は、対向する側壁と、側壁の間に延びる後部壁と、上部壁とを含んでいる。封止用の
ガスケットが、本体部の側壁および上部壁の一部を覆っており)、このガスケットは、カ
バーが閉鎖位置にあるとき本体部とカバーとの間に配置されている。
本発明の少なくとも1つの側面によれば、フードプロセッサのための筐体は、フードプ
ロセッサのベース部に固定されるよう適合された本体部を含んでおり、本体部は、外方に
延びるフランジを有している。また、カバーが設けられており、このカバーは、本体部に
対して回動可能に固定され、かつ、開放位置と閉鎖位置との間で移動可能となっている。
カバーは、内方に延びるフランジを有している。ガスケットが、外方に延びるフランジ上
または内方に延びるフランジ上に配置されており、このガスケットは、カバーが閉鎖位置
にあるときに外方に延びるフランジおよび内方に延びるフランジの双方の間で双方に当接
するよう配置されている。
本発明の概念によるフードプロセッサのための好ましい例示的な筐体は、本発明が構成
され得る全ての様々な形態および修正を示そうとすることなく、付随する図に例示的に示
されている。本発明は、従属クレームにより境界が定められるが、明細書の詳細によって
は境界が定められない。
図1は、本発明の一形態によるフードプロセッサおよび筐体の斜視図であり 、開放位置にある筐体を示している。 図2は、閉鎖状態にある筐体を有する図1のフードプロセッサの斜視図であ る。 図3は、図1のフードプロセッサおよび筐体の断面図である。 図4は、図1に示されるフードプロセッサのための筐体のカバーの斜視図で ある。 図5は、図1に示されるフードプロセッサのための筐体の本体部の斜視図で ある。 図6は、図1に示されるフードプロセッサのための筐体のガスケットの斜視 図である。 図7は、本発明によるフードプロセッサおよび筐体のその他の形態の斜視図 であり、開放位置にある筐体を示している。 図8は、図7のフードプロセッサの筐体の正面図と、フードプロセッサの容 器部分とを示している。 図9は、概して図8の線9−9から見た場合の断面図である。 図10は、図9と同様の断面図であり、閉鎖位置にあるカバーを示してい る。
本発明によるフードプロセッサのための筐体の一形態が、図1−6に示されており、ま
た概して符号10により表されている。フードプロセッサは、概して符号12により表さ
れるベース部材を含んでおり、ベース部材は、ブレンダーを動作させるためのモーターを
収容している。筐体10は、カバー16と、ベース部材12に取り付けられるよう設計さ
れた本体部18とを含んでいる。フードプロセッサはさらに、回転する一組のブレードを
その中に有し、かつ、材料を包含するとともに混合するよう用いられる容器(図示せず)
を含んでいる。そのようなものとして、フードプロセッサの容器は、ベース部材12上に
配置されており、かつ、ブレンダーの動作により生成されるノイズを消すよう、混合の間
、筐体10の内側に収容されている。
ベース部材12は、大抵、その表面のうちの一面に設けられた制御パネル22を含んで
いる。制御パネル22により、ブレンダーをスイッチオンおよびオフすることができ、ま
た、モーターの回転速度を調整することができる。また、開口部(図示せず)がベース部
材12に設けられていてもよく、これによって、電気コードがその内側から通ることがで
き、これによって、ベース部材12の内側に収容されたモーターへ電力を供給することが
できる。ベース部材12はまた、その上面に設けられた隆起した台座部24を含んでおり
、台座部24は、容器の底部分に受け入れられるよう適合されている。台座部24は、1
つまたは2つ以上のパッド26を含んでいてもよい。パッド26は、容器のベース部分に
よって受け入れられているとき、ベース部材12の内側のモーターが作動されているとき
に容器が回転するのを防止する。加えて、台座部24はまた、回転するモーターシャフト
のスプラインが入れられた端部を受け入れる。スプラインが入れられた駆動シャフトが、
ブレンダーのブレードから容器の内側へ延びており、この駆動シャフトは、ベース部材1
2において、回転するモーターシャフトのスプラインが入れられた端部に係合する。モー
ター14の作動により引き起こされるモーターシャフトの回転は、これによって、従来技
術においてよく知られているように、駆動シャフトおよび容器の内側に回転可能に配置さ
れたブレードに伝達される。
筐体10の本体部18は、後部壁32および短い上部壁34まで広がる、対向する側壁
30を含んでいる(図5)。本体部18は、後部壁32に対向し、開放された正面エリア
を有しており、正面エリアは、筐体10を形成するようカバー16によって覆われている
。カバー16は、正面壁38、上部壁40および短い背面壁42まで広がる、対向する側
壁36を含んでいる。カバーの側壁36、正面壁38および上部壁40は、カバー16が
本体部の側壁30の重複部分上に適合するよう、横方向における寸法および間隔が定めら
れている。
カバー16および本体部18は、透明な熱可塑性材料、例えばポリカーボネートまたは
ポリエステルから構成され得る。これによって、ブレンダーの容器がカバー16とともに
ベース部材12上に閉鎖位置で配置されているときに、ブレンダーの容器が視認可能とな
っている。または、ウィンドウ44がカバー16および本体部18の両方に設けられてい
てもよく、これによって、筐体10の内側にある容器が視認可能となっている。
カバー16は、従来技術において知られている方法により、本体部18に対して回動可
能に接続されている。これによって、カバー16が閉鎖位置から開放位置へ動かされるよ
うになっており、このことにより、筐体10の内部へのアクセスが可能となっている。そ
のようなものとして、本体部18の側壁30上の一対のソケット46およびカバー16の
側壁36における対応する一対の孔48によって蝶番組立体が形成されていてもよい。孔
48は、ソケット46に適合するよう寸法決めされている。従って、ソケット46が孔4
8の内側に配置されるとき、カバー16は、ソケット46により画定される軸により、本
体部18に対して回動可能な状態になっている。
本体部18はまた、側壁30の底にある底部50と、後部壁32とを含んでいる。底部
50は、筐体10をフードプロセッサのベース部材12に対して固定するよう適合されて
いる。底部50は、従来技術において当業者に周知の方法によってベース部材12に固定
され得る。そのようなものとして、例えば、蝶ねじを含む締め具の利用によるさねはぎの
アタッチメントによるもの、または、磁気的手段によるものがある。ベース部材12から
筐体10へ伝達される振動を低減するため、底部50とベース部材12との間に、振動減
衰封止部が任意に設けられていてもよい。これによって、フードプロセッサにより生成さ
れるノイズをさらに低減することができる。
本体部18の各側壁30は、側壁30上で外方に延びる突出部54を含んでいる(図5
)。各突出部54は、側壁30の外面に沿って上方へ向かっている。また各突出部54は
、カバー16の側壁36の後端部56に概して平行するよう構成されている。従って、側
壁36の後端部56が丸みをつけられた形状を有する場所において、図1乃至6に示され
る形態のように、側壁36上の突出部54もまた丸みをつけられた形状を有している。側
壁36の後端部56および突出部54における一致した形状は、後端部56および突出部
54が突出部の全長に沿って直接に接触することを確実にしている。
ガスケットが、符号60により概して表され、図6において最もよく示されているが、
このガスケット60は、カバー16が閉鎖位置にあるときに封止部を生成するよう、筐体
10の本体部18の一部に適合されている。ガスケット60は、側部分62と、横方向に
間隔をあけて配置された側部分62の間に延びる上部分64と、を含んでいる。またガス
ケット60は、任意ではあるが、底部分66を含んでいてもよい。ガスケット60は、本
体部18に寄り添うように適合するよう成形された単一の一体部分からなっている。この
ガスケット60は、当業者により知られている方法によって本体部18に固定され得る。
知られている方法は、例えば、ガスケット60と本体部18との間に接着剤を供給するこ
とによる方法を含む。ガスケット60は、音波および振動を減衰させる封止部をカバー1
6に対して提供することができる様々な材料から構成され得る。例えば、熱可塑性エラス
トマーから構成され得る。
ガスケット60の側部分62は、そこから外方に延びるへり68を含んでおり、また、
本体部18から延びる突出部54と同一の形状を有している。ガスケット60が本体部1
8上に配置されるとき、へり68が、突出部54に隣接および当接する。そのようなこと
が、ガスケット60の適切な位置決めを確実にすることを補助し、また後述するように、
側壁36の後端部56に対する優れた封止をもたらす。ガスケット60の側部分62は、
カバー16の孔48に整合し、かつその間を通ってソケット46が延びることができるよ
う寸法決めおよび位置決めが行われた孔70を含んでいる。ガスケット60の上部分64
は、本体部18の短い上部壁34の外面を横切って延びている。ガスケット60の底部分
66は、側壁30および後部壁32の外面の底端部のまわりに延びている。
ガスケット60は、筐体10のカバー16のための封止面をもたらす。カバー16が閉
鎖位置にあるとき、側壁36の後端部56がガスケット60のへり68に当接し、これに
よって、それらの間に封止部を形成する。加えて、側壁36の内面がガスケット60の側
部分62に当接しており、これによって、筐体10の内側で生成されるノイズに対するさ
らなる封止部をもたらす。ガスケット60の上部分64が、カバー16の短い背面壁42
によって係合され、筐体10の上部を横切る封止部をもたらす。従って、カバー16の表
面は直接的には本体部18に当接していないけれども、カバー16が閉鎖位置にあるとき
、完全な封止部が筐体10のためにもたらされる。このことが、本体部18とカバー16
との間で伝達される振動の量を著しく低減し、また、筐体10の内側で生じる混合によっ
て生成されるノイズに対して、大きく改善された防音壁をもたらす。
本発明により構成される筐体のその他の形態が、図7−10に示されており、また概し
て符号110により表されている。筐体110は、上述の筐体10と略同一となっており
、同様の構成要素にはそれに応じて符号が付されている。フードプロセッサは、概して符
号112により表されるベース部材を含んでいる。ベース部材112は、ブレンダーを動
作させるモーターを収容している。筐体110は、ベース部材112に取り付けられるよ
う適合されたカバー116および本体部118を含んでいる。フードプロセッサはまた、
その中に一組の回転ブレードを有するとともに、材料を包含および混合するよう用いられ
る容器120を含んでいる。そのようなものとして、容器120は、フードプロセッサの
動作中、ベース部材112上に配置される。また容器120は、フードプロセッサの動作
により生成されるノイズを消すため、筐体110の内側に収容される。
ベース部材112は、上述のベース部材12と同一のものであり、また、制御パネル1
22、隆起した台座部124および隆起した台座部124上のパッド126を含んでいる
。回転するモーターシャフトのスプラインが入れられた端部が、隆起した台座部124を
通って延びており、また、ブレンダーのブレードから容器の内側へ延びるスプラインが入
れられた駆動シャフトに適合されている。従って、従来技術において周知となっているよ
うに、モーターシャフトの回転が、駆動シャフトおよび容器120の内側に回転可能に配
置されたブレードに伝達される。
筐体110の本体部118は、対向する側壁130であって、その間に後部壁132お
よび短い上部壁134が広がる側壁130を含んでいる。本体部118は、後部壁132
に対向する開口した正面領域を有しており(図8)、正面領域は、筐体110を形成する
ようカバー116によって閉鎖されている。筐体110のカバー116は、閉鎖位置から
開放位置へ動かされ、これによって筐体110の内部へのアクセスを可能とするよう、本
体部118に回動可能に固定されている。カバー116は、対向する側壁136であって
、その間に正面壁138、上部壁140および短い背面壁142が広がる側壁136を含
んでいる(図8および図9)。カバーの側壁136、正面壁138および上部壁140は
、カバー116が本体部の側壁130の重複部分上に適合するよう、横方向における寸法
および間隔が定められている。
カバー116は、従来技術において知られている方法により、本体部118に対して回
動可能に接続され得る。例えば、本体部118の側壁130上の一対のソケット146お
よびカバー116の側壁136における対応する孔148により形成された蝶番組立体に
より接続され得る。カバー116は、従って、ソケット146によって画定される軸上に
おいて本体部118に対して回動可能になっている。
本体部118はまた、側壁130および後部壁132の底にある底部150を含んでい
る。底部150は、筐体110をブレンダーのベース部材112に対して固定するよう適
合されている。底部150は、従来技術において当業者に周知の方法によってベース部材
112に固定され得る。例えば、さねはぎのアタッチメントによって、または機械的締め
具を利用することによって、または、磁石を利用することによって固定され得る。ベース
部材から筐体110へ伝達される振動を低減するため、底部150とベース部材112と
の間に、振動減衰封止部が任意に設けられていてもよい。これによって、ブレンダーによ
り生成されるノイズをさらに低減することができる。
筐体110の本体部118の各側壁130は、図9および図10において最も良く示さ
れているように、上部で外方に突出する封止用のフランジ152と、底部で外方に突出す
る封止用のフランジ154とを含んでいる。上部フランジ152はソケット146から本
体部118の上部へ延びており、また、底部フランジ154はソケット146から本体部
118の底部へ延びている。上部フランジ152および底部フランジ154は、概して、
両方のフランジがソケット146に向かって湾曲しながら、本体部118の側壁130の
輪郭に沿うよう示されている。しかしながら、本発明の範囲から逸脱することなく、その
他の形態で上部フランジ152および底部フランジ154が設けられ得るということが、
当業者であれば理解可能である。例えば、上部フランジ152および底部フランジ154
が、変形例によれば、ソケット146により中断されるが、側壁130の正面の底部のコ
ーナーから側壁130の上部の後部のコーナーへ延びるほぼ真直ぐなフランジとして設け
られていてもよい。上部フランジ152および底部フランジ154は、本体部118の側
壁130から約90度外方へ、筐体110全体の寸法と比較して小さな距離だけ延びてい
る。例えば、上部フランジ152および底部フランジ154は、側壁130から外方へ約
0.10〜0.50インチの間の所定距離だけ延びている。
上部ガスケット156は、上部フランジ152上に、後部壁132と向かい合うよう設
けられている。底部ガスケット158も、同様に底部フランジ154上に、後部壁132
と向かい合わないよう設けられている。上部ガスケット156および底部ガスケット15
8は、当業者に知られている材料であって、カバー116と本体部118との間の振動を
低減することができ、かつ、音波低減封止部をもたらすことができる材料から構成され得
る。例えば、上部ガスケット156および底部ガスケット158は、熱可塑性エラストマ
ーから構成され得る。上部フランジ152および底部フランジ154と、上部ガスケット
156および底部ガスケット158とは、両方の側壁130上においてほぼ同一となって
いる。上部ガスケット156および底部ガスケット158は、それぞれ、当業者に知られ
ている接着剤によって上部フランジ152および底部フランジ154に固定され得る。
上方に突出している背面フランジ160は、本体部118の短い上部壁134に沿って
側壁130上の2つの上部フランジ152の間に設けられている。背面フランジ160は
、上部フランジ152および底部フランジ154と同様のものとなっている。背面フラン
ジ160は、上部壁134から、約0.10〜0.50インチの範囲内の所定距離だけ上
方に突出していてもよい。背面フランジ160はまた、両方の側壁130上において上部
フランジ152と一体化されていてもよく、これによって、実質的に、連続的なフランジ
が、各ソケット148から側壁130まで、短い上部壁134を横切って延びることがで
きる。背面ガスケット162が、後部壁132に向かい合う面上で背面フランジ160に
設けられている。背面ガスケット162は、上部ガスケット156および底部ガスケット
158と同一の材料からなっており、また側壁のガスケットの場合と同一の方法によって
フランジに取り付けられている。
カバー116の側壁136は、それぞれ、内方に突出した上側フランジ164と、内方
に突出した下側フランジ166とを有している。上側フランジ164は、孔148から上
部壁140へ延びており、また下側フランジ166は、孔148からカバーの側壁136
の底部へ延びている。上側フランジ164および下側フランジ166は、本体部118の
上部フランジ152、底部フランジ154および背面フランジ160とほぼ同一となって
おり、側壁136から約0.10〜0.50インチの範囲内の所定距離だけ突出している
。カバー116上の上側フランジ164および下側フランジ166もまた、上部フランジ
152および底部フランジ154の形状を反映したものとなっており、また、カバー11
6の内側に配置されている。これによって、カバー116が閉鎖位置にあるとき、上側フ
ランジ164が上部ガスケット156に係合し、また下側フランジ166が底部ガスケッ
ト158に係合する。同時に、カバー116が閉鎖されているとき、背面の封止部を形成
するために背面ガスケット162がカバー116の短い背面壁142に係合する。上部ガ
スケット156および背面ガスケット162を上部フランジ152および背面フランジ1
60の後部に配置することにより、カバーが回転する能力を妨げることなく、カバーの回
動点の上方に完全な封止部を形成するフランジがカバー116の内側に設けられ得る。同
様に、底部ガスケット158を底部フランジ154の正面に配置することにより、カバー
が回転する能力を妨げることなく、完全な封止部を提供する内側フランジがカバー116
の内側に設けられ得る
筐体のガスケットを支持するためのフランジの包含は、側壁130の外面のみへのまた
は側壁136の内面のみへの接着性ガスケットの変形例である。また、フランジおよびガ
スケットの構造のため、カバー116の重量は、カバー116が閉鎖されているとき、カ
バーのフランジと筐体の本体部上のガスケットとの間の封止部を維持するよう作用する。
上述のようにして構成されるフードプロセッサのための筐体が、本発明の目的を達成し
、さもなくば技術を実質的に改善するということは明らかである。

Claims (10)

  1. ブレンダーのための筐体において、
    その間に後部壁の広がる、対向する側壁を含む本体部と、
    その間に正面壁の広がる、対向する側壁を含み、前記本体部に対して回動可能に固定され、開放位置と閉鎖位置との間で移動可能となっているカバーと、
    側部分を含ガスケットであって、前記カバーが閉鎖位置にあるときに前記カバーの側壁の後端部が前記ガスケットの一部に当接するように前記カバーと前記本体部との間に作用的に位置づけられるガスケットと、を備えたことを特徴とする筐体。
  2. 前記ガスケットは、前記カバーの表面が直接的に前記本体部に当接していないにも関わらず、前記カバーが閉鎖位置にあるときに完全な封止部をもたらすことを特徴とする請求項1に記載の筐体。
  3. 前記カバーは、一対のソケットと当該一対のソケットに適合するように寸法決めされた対応の孔とで形成される蝶番組立体によって、前記本体部に対して回動可能に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の筐体。
  4. 前記ガスケットは、更に、横方向に間隔をあけて配置された前記側部分の間に延びる上部分を含むことを特徴とする請求項1に記載の筐体。
  5. 前記ガスケットは、更に、底部分を含むことを特徴とする請求項4に記載の筐体。
  6. 前記ガスケットは単一の一体部分であることを特徴とする請求項4に記載の筐体。
  7. 前記本体部は、前記ブレンダーのベース部材に取り付けられるよう設計されていることを特徴とする請求項1に記載の筐体。
  8. 前記カバー及び前記本体部が、透明な熱可塑性材料で構成され、
    前記ガスケットが、熱可塑性エラストマー材料から構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の筐体。
  9. 前記ガスケットは、音波及び振動を減衰させる封止部を提供することのできる材料で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の筐体。
  10. 前記本体部は、側壁と、後部壁と、該側壁及び該後部壁の底に位置する底部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の筐体。

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