JP5906909B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トレイから搬送路へと供給されたシートに画像を記録する画像記録装置に関する。
搬送路を搬送されるシートに画像を記録する画像記録装置が知られている。画像記録装置にはトレイが装着され、トレイには画像が記録されるシートが積載されている。シートは、トレイから搬送路へと供給され、搬送路を搬送される。その過程において、シートに画像が記録される。
画像記録の際、シートが搬送路に詰まることがある。また、ユーザの手によってトレイが画像記録装置から抜かれることがある。このような状況で画像記録が継続されると、画像が正常に記録されなかったり、画像記録装置が故障するおそれがある。そのため、状況に応じて、画像記録の処理を中止したり、ユーザに対して適切な報知を行うことが必要となる。
たとえば、特許文献1には、シートによって倒伏される第1検出アーム49及び第2検出アーム50と、第1検出アーム49及び第2検出アーム50の姿勢変化を検出する光学センサ66とを備えた画像記録装置が開示されている。これにより、搬送路内を搬送されるシートを検知することが可能となる。引用文献2には、収納カセット56の着脱を検知する検知装置84を備えた画像形成装置が開示されている。
特開2012−1328号公報 特開2008−114949号公報
特許文献1,2に開示された発明では、それぞれ、シート又はトレイの状態のうちの一方しか判断することができない。シート及びトレイの状態を共に判断可能とするためには、センサなどの検知手段を複数設ける必要があり、画像記録装置の複雑化や高コスト化を招く。
本発明は、上述された問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構成によってシート及びトレイの状態を判断可能な画像記録装置を提供することにある。
(1) 本発明に係る画像記録装置は、シートを載置可能であり、給送位置及び当該給送位置とは異なる非給送位置に移動可能なトレイと、上記給送位置にある上記トレイに載置されるシートを給送する給送部と、上記給送部によって給送されたシートを搬送向きに搬送する搬送部と、上記搬送部によって搬送されるシートに画像を記録する記録部と、搬送されるシートと当接する当接部を有し、搬送されるシートが通過する搬送路において、上記記録部よりも上記搬送向きの下流側に配置された揺動部材であって、上記当接部が、上記搬送路を搬送されるシートに当接される第1位置、上記トレイが上記給送位置であるときの位置であり、且つ上記第1位置とは異なる第2位置、及び上記トレイが上記非給送位置であるときの位置であり、且つシートに当接されず、上記第1位置及び上記第2位置とは異なる第3位置に移動する揺動部材と、上記揺動部材の上記当接部が上記第1位置又は上記第3位置であるときに第1信号を発生させ、上記揺動部材が上記第2位置であるときに上記第1信号とは異なる第2信号を発生させる信号発生部と、装置の状態を示す報知画像を表示可能な表示部と、上記搬送部及び上記記録部の動作を制御する制御部と、を備え、上記制御部は、上記搬送部及び上記記録部のいずれも動作させていないときに上記信号発生部の信号が上記第2信号から上記第1信号になった場合、上記表示部に上記報知画像として上記トレイが移動されたことを示す表示をさせることを特徴とする。
ここで、第1信号及び第2信号は、両者を制御部が区別可能なものであればよく、第1信号又は第2信号の一方は信号が発生されていない状態であってもよい。
揺動部材の位置に応じて、信号発生部が発生させる信号が第1信号に変化するため、制御部は、シートが揺動部材を通過したこと、及びトレイが移動されたことを検知することができる。特に、搬送部及び記録部のいずれも動作させていないときに信号発生部の信号が第2信号から第1信号になった場合には、制御部は、トレイが移動されたと判断することができる。その結果、表示部に適切な報知画像を表示させることができる。
(2) 上記制御部は、上記搬送向きにおけるシートの下流端の予測位置を算出し、上記搬送部によるシートの搬送中に上記信号発生部の信号が上記第2信号から上記第1信号になった際、上記予測位置が上記揺動部材よりも上記搬送向きにおいて上流側である場合、上記報知画像として上記表示部に上記トレイが移動されたことを示す表示をさせるとともに、上記記録部及び上記搬送部の動作を停止させ、上記予測位置が上記揺動部材よりも上記搬送向きにおいて下流側である場合、シートの下流端を検知することを特徴とする。
ここで、本発明において、「シートの搬送中」とは、搬送の課程のことであり、画像記録のためにシートが一時的に停止された状態を含んでいる。
本構成では、シートの下流端の予測位置が算出されることで信号発生部の信号が第2信号から第1信号になった場合に、トレイが移動されたのか、又はシートの下流端が揺動部材に到達したのかを制御部が容易に判断することができる。
(3) 上記記録部の上記搬送向きの上流側に設けられており、シートが通過した際に検知信号を発生する検知信号発生部をさらに備え、上記搬送部は、シートを搬送する搬送ローラを有しており、上記制御部は、上記検知信号が発生された後の上記搬送ローラの回転量に基づいて、上記予測位置を算出することを特徴とする。
(4) 上記記録部の上記搬送向きの下流側の第1合流部と、上記記録部よりも上記搬送向きの上流側の第2合流部とにおいて上記搬送路と合流する副搬送路を上記記録部と上記トレイとの間に形成する副搬送路形成部材と、を備え、上記搬送部及び上記記録部のいずれも動作されていないときは、上記第2位置にある上記当接部が、上記副搬送路形成部材に支持され、シートの一方の面に画像を記録した後に他方の面に画像を記録する際、上記制御部は、シートの上記搬送向きの下流端を検知して、上記信号発生部の信号が上記第2信号に変化すると、上記搬送部にシートを搬送向きとは逆向きに搬送させ、シートの上記搬送向きの下流端を検知し上記第1信号が所定時間継続されると、上記表示部に上記報知画像としてシートが上記搬送路に詰まったことを示す、又は上記トレイが移動されたことを示す表示をさせることを特徴とする。
シートが両面画像記録のために副搬送路に送られる構成の場合、揺動部材の回動によって、シートの上流端が副搬送路へと向けられる。このとき、揺動部材は第2位置に位置している。しかし、第1信号が発生しているならば、揺動部材が第2位置になく、シートの上流端が正常に副搬送路へと向けられておらず搬送異常(たとえばシート詰まり)を起こしているか、トレイが非給送位置にあると判断できる。
(5) 上記副搬送路形成部材は、上記給送位置にある上記トレイによって支持される支持位置と、上記非給送位置にある上記トレイによって支持されない非支持位置とに移動可能な被支持部材を有し、上記搬送部及び上記記録部のいずれも動作されていないときに、上記被支持部材が上記支持位置にある場合に、上記当接部は上記被支持部材によって支持されて上記第2位置にあり、上記被支持部材が上記支持位置にある場合に、上記当接部は、上記被支持部材によって支持されず上記第3位置にあることを特徴とする。
(6) 上記制御部は、上記記録部による画像の記録中、又は上記搬送部によるシートの搬送中に上記信号発生部の信号が上記第2信号から上記第1信号に変化すると、上記記録部及び上記搬送部の動作を停止させる。
トレイが非給送位置にある状態で画像記録が継続されるとシートが詰まるおそれがあるため、本構成では、記録部及び搬送部の動作を停止させる。
(7) 上記制御部は、上記報知画像を上記表示部に表示させてから上記信号発生部の信号が上記第1信号から上記第2信号に、又は上記第2信号から上記第1信号に変化するまで、上記報知画像を上記表示部に表示させる。
本構成では、問題が発生してから時間をおいてユーザが画像記録を再開しようとした場合でも、装置を正常な状態に復帰させるための対処方法をユーザに指示することができる。
(8) 本発明に係る画像記録装置は、シートを載置可能であり、給送位置及び当該給送位置とは異なる非給送位置に移動可能なトレイと、上記給送位置にある上記トレイに載置されるシートを給送する給送部と、上記給送部によって給送されたシートを搬送向きに搬送する搬送部と、上記搬送部によって搬送されるシートに画像を記録する記録部と、上記搬送部によって搬送されるシートが通過する搬送路において、上記記録部の上記搬送向きの下流側の第1合流部と、上記記録部よりも上記搬送向きの上流側の第2合流部とにおいて上記搬送路と合流する副搬送路を上記記録部と上記トレイとの間に形成する副搬送路形成部材と、上記副搬送路形成部材の一部を形成し、上記給送位置にある上記トレイに支持される支持位置と、上記非給送位置にある上記トレイに支持されない非支持位置とに移動する被支持部材と、搬送されるシートと当接する当接部を有し、搬送されるシートが通過する搬送路において、上記記録部よりも上記搬送向きの下流側に配置された揺動部材であって、上記当接部が上記搬送路を搬送されるシートによって当接される第1位置、上記支持位置にある上記被支持部材によって支持され且つ上記第1位置とは異なる第2位置、及び上記非支持位置にある上記被支持部材によって支持されず且つ上記第1位置及び上記第2位置とは異なる第3位置に移動する揺動部材と、上記揺動部材が上記第1位置又は上記第3位置であるときに第1信号を発生し、上記揺動部材が上記第2位置であるときに上記第1信号とは異なる第2信号を発生する信号発生部と、装置の状態を示す報知画像を表示可能な表示部と、上記表示部、上記搬送部及び上記記録部の動作を制御する制御部と、を備え、上記制御部は、上記搬送部及び上記記録部のいずれも動作させていないときに上記信号発生部の信号が上記第2信号から上記第1信号になった場合、上記表示部に上記報知画像として上記トレイが移動されたことを示す表示をさせることを特徴とする。
本発明に係る画像記録装置によると、簡単な構成によってシート及びトレイの状態を判断することが可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る複合機10の斜視図である。 図2は、プリンタ部11の構成を示す模式図である。 図3は、記録用紙32及び給送トレイ20によって、フラップ76の位置が変化する様子を示した模式図である。 図4は、記録用紙32が副搬送路75へ搬送される様子を示した模式図である。 図5は、信号発生部64から発生される信号を示した模式図である。 図6は、制御部130の構成を示すブロック図である。 図7は、フラップ76の移動に基づいて制御部130が異常を検知する制御を示すフローチャートの前半部分である。 図8は、フラップ76の移動に基づいて制御部130が異常を検知する制御を示すフローチャートの後半部分である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。複合機10は、図1に示す状態で設置されて使用される。本実施形態において、図1の矢印を付して示す3つの方向が、上下方向7、前後方向8、及び左右方向9である。また、以下の説明においては、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7が定義され、給送トレイ20が装着された側を手前側(正面)として前後方向8が定義され、複合機10を手前側(正面)から見て左右方向9が定義される。
図1,2に示されるように、複合機10(本発明の画像記録装置の一例)は、直方体に概ね形成されている。複合機10はインクジェット記録方式のプリンタ部11を備えている。複合機10は、ファクシミリ機能や、記録用紙32(図2、本発明のシートの一例)に画像を記録するプリント機能などの各種の機能を有している。なお、プリント機能以外の機能の有無は任意である。プリンタ部11は、前面に開口が形成された筐体14を有している。記録用紙32を載置可能な給送トレイ20(本発明のトレイの一例)が筐体14の開口に対し前後方向8に着脱可能である。つまり、給送トレイ20は、複合機10に着脱可能である。給送トレイ20の上部に排紙保持部79が形成されている。画像が記録された記録用紙32は、排紙保持部79へ排紙される。
複合機10の前面には、複合機10の操作に必要な各種の情報を表示するための液晶表示パネル12(本発明の表示部の一例)が設けられている。
[プリンタ部11の構成]
図2に示されるように、プリンタ部11は、給送トレイ20から記録用紙32を給送する給送部15と、給送トレイ20よりも上方に設けられており、記録用紙32にインク滴を吐出して、記録用紙32に画像を記録するインクジェット記録方式の記録部24などを備えている。
[給送部15]
図2に示されるように、給送トレイ20と記録部24との間に給送部15が設けられている。給送部15は、給送ローラ25及び給送アーム26を備えている。給送ローラ25は、複数のギヤが噛合されてなる駆動伝達機構27によって、給送モータ61(図6)の駆動力が伝達されて回転する。
給送モータ61の回転は、プリンタ部11が備える制御部130(図6)によって制御されている。給送ローラ25の回転により、給送トレイ20に積載された一番上の記録用紙32が湾曲路65Aに給送される。制御部130は、必要に応じて給送ローラ25を回転させて、給送トレイ20の記録用紙32を湾曲路65Aへ給送する。
[記録部24]
図2に示されるように、記録部24は、給送トレイ20の上方に配置されている。記録部24は、キャリッジ29、及びキャリッジ29に搭載された記録ヘッド30などを有している。キャリッジ29は、駆動伝達機構(不図示)を介してキャリッジ駆動モータ62(図6)から駆動力が伝達されて、左右方向9(図2の紙面垂直方向)へ往復移動する。
記録部24の下方であって、当該記録部24と対向する位置には、記録用紙32を支持して水平に保持するためのプラテン31が設けられている。記録ヘッド30は、左右方向9へ往復移動する過程において、インクカートリッジ(不図示)から供給されたインクを、プラテン31上を搬送される記録用紙32に吐出する。これにより、記録用紙32に画像が記録される。ただし、ここで説明された記録部24の記録方式は一例に過ぎず、記録部24は、たとえば熱転写方式によって画像を記録するものであってもよい。
[搬送路65]
図2に示されるように、プリンタ部11の内部には、給送トレイ20の先端(つまり、後方側の端部)から記録部24を経て排紙保持部79に至る搬送路65が形成されている。搬送路65は、湾曲路65Aと、排紙路65Bとに区分される。湾曲路65Aは、給送トレイ20の先端から後述する第1搬送ローラ51に至る間に形成される。排紙路65Bは、第1搬送ローラ51から排紙保持部79に至る間に形成される。
湾曲路65Aは、給送トレイ20に設けられた傾斜部22の上端付近から第1搬送ローラ51に亘って延設された湾曲状の通路である。給送トレイ20から給送される記録用紙32は、湾曲路65Aを第1搬送向き(図2において一点鎖線に付された矢印の向き、本発明の搬送向きの一例)に沿って湾曲されて、前方へとUターンされる。Uターンされた記録用紙32は、記録部24の直下へ案内される。湾曲路65Aは、所定間隔を隔てて互いに対向する第1ガイド部材18と第2ガイド部材19とによって形成されている。なお、第1ガイド部材18及び第2ガイド部材19、更に後述する各ガイド部材66,67,68,69は、いずれも、左右方向9(図2の紙面垂直方向)へ延出されている。
排紙路65Bは、第1搬送ローラ51から排紙保持部79に亘って延設された直線状の通路である。記録用紙32は、排紙路65Bを第1搬送向きに案内される。排紙路65Bは、記録部24が設けられていない箇所においては、所定間隔を隔てて互いに対向する第3ガイド部材66と第4ガイド部材67と、後述する回動ガイド部材73とによって形成されている。
[搬送ローラ51,54,57]
図2に示されるように、記録部24の第1搬送向き上流側には、第1搬送ローラ51(本発明の搬送ローラの一例)及びピンチローラ52を備える第1ローラ対53が設けられている。ピンチローラ52は、第1搬送ローラ51の下方に配置されており、図示しないバネなどの弾性部材によって第1搬送ローラ51のローラ面に圧接されている。第1ローラ対53は、給送部15によって給送される記録用紙32を挟持して記録部24に向けて搬送する。
記録部24の第1搬送向き下流側には、第2搬送ローラ54及び拍車55を備える第2ローラ対56が設けられている。拍車55は、第2搬送ローラ54の上方に配置されており、図示しないバネなどの弾性部材によって第2搬送ローラ54のローラ面に圧接されている。第2ローラ対56は、記録部24によって画像が記録された記録用紙32を挟持して、排紙路65Bに沿って第1搬送向き下流側へ搬送する。
第2ローラ対56の第1搬送向き下流側には、第3搬送ローラ57及び拍車58を備える第3ローラ対59が設けられている。拍車58は、第3搬送ローラ57の上方に配置されており、図示しないバネなどの弾性部材によって第3搬送ローラ57のローラ面に圧接されている。第3ローラ対59は正転されると、記録用紙32を挟持して第1搬送向きの下流側へ搬送する。つまり、排紙保持部79へ向けて記録用紙32を搬送する。また、第3ローラ対59は逆転されると、後述する副搬送路75に向けて記録用紙32を搬送する。なお、搬送モータ33が正転すると、第3搬送ローラ57は正転され、搬送モータ33が逆転すると、第3搬送ローラ57は逆転される。
第1搬送ローラ51、第2搬送ローラ54、及び第3搬送ローラ57は、それぞれ搬送モータ33(図6)から駆動伝達機構(不図示)を介して駆動伝達されて回転する。搬送モータ33の回転は、制御部130によって制御されている。ここで、第1搬送ローラ51、第2搬送ローラ54及び第3搬送ローラ57が本発明の搬送部の一例である。
第1搬送ローラ51の左右方向9の端部には、光学式のロータリーエンコーダ70(図6)が設けられている。ロータリーエンコーダ70は、第1搬送ローラ51の回転量に基づくパルス信号を制御部130へ送る。
第1搬送向きにおける記録部24の上流側であって、第1ローラ対53の上流側には、レジセンサ63(本発明の検知信号発生部の一例)が設けられている。レジセンサ63は、記録用紙32の第1搬送向き下流端がレジセンサ63を通過したことに基づく検知信号を発生する。そして発生された検知信号は、制御部130へ出力される。レジセンサ63は、記録用紙32の通過によって通電状態が切り替えられる機械式のセンサであってもよいし、光学式のセンサであってもよい。
[給送トレイ20]
図2に示されるように、給送トレイ20は、記録部24の下方に装着可能である。給送トレイ20は、後方側ほど上方に位置するように傾斜された傾斜部22を有している。傾斜部22は、記録用紙32の第1搬送向き下流端側を上方へ傾斜させて、湾曲路65Aへと案内するためのものである。なお、載置部23、傾斜部22は、いずれも、左右方向9へ延出されている。
給送トレイ20は、底板71と上板72とを備える。底板71は、給送トレイ20の底面を形成し、底板71の上面(つまり、載置部23)に記録用紙32が載置される。上板72は、底板71の上方に配置されており、底板71に載置された記録用紙32を部分的に覆っている。本実施形態では、上板72に上述された排紙保持部79が形成されている。上板72のうち排紙保持部79より後方側に、後述される回動ガイド部材73を支持する支持部74が形成されている。また、給送トレイ20の上板72に排紙保持部79が設けられていたが、排紙保持部79と、上板72とは、それぞれが独立して別々に設けられていてもよい。
回動ガイド部材73(本発明の副搬送路形成部材、支持部材の一例)は、概ね平板形状を呈している。また回動ガイド部材73は、一端側を第3搬送ローラ57と同軸に、当該第3搬送ローラ57の軸に支持されており、当該軸を中心に回動自在である。回動ガイド部材73は、支持部74によって支持された状態において、後述される副搬送路75の下面を形成する。なお、支持部74は上板72に形成される。給送トレイ20は、記録用紙32を給送可能な給送位置(図2の位置)において、支持部74が回動ガイド部材73を支持する。また、給送トレイ20が前方側へ少なくとも部分的に抜かれて、記録用紙を給送できない非給送位置にまで移動すると、支持部74によって支持されない回動ガイド部材73は、他端側の端部が下方に下がるように回動する。つまり、回動ガイド部材73は、搬送路65及び副搬送路75を開放するように姿勢変化する(図3(B)の状態)。これは、搬送路65又は副搬送路75に詰まった記録用紙32の除去を容易にするためのものである。なお、副搬送路75については後述される。ここで、支持部74によって支持された状態の回動ガイド部材73の位置(図3(A),(C)の位置)が本発明の支持位置の一例であり、支持されていない状態の回動ガイド部材73の位置(図3(B),(D)の位置)が本発明の非支持位置の一例である。
[フラップ76]
第3ガイド部材66には、左右方向9(図2の紙面垂直方向)へ延びる支軸77が設けられている。支軸77は、排紙路65Bよりも上方に設けられている。フラップ76(本発明の揺動部材の一例)は、支軸77から概ね第1搬送向きの下流側へ延出されており、支軸77に回動可能に支持されている。フラップ76には、2つの補助ローラ78が回動自在に支持されている。補助ローラ78のローラ面は、拍車状に形成されている。ここで、前方側の補助ローラ78が本発明の当接部の一例である。また、フラップ76に補助ローラ78が設けられていない場合、フラップの第1搬送向き下流端部が、本発明の当接部の一例である。
以下に、回動ガイド部材73とフラップ76と記録用紙32との移動について、図3及び図4を用いて説明する。フラップ76は、回動可能に構成されており、第1位置、第2位置、及び第3位置の間で回動する。第1位置(図3(C)、(D)の位置)は、フラップ76が排紙路65Bを搬送される記録用紙32に支持される位置である。第2位置(図2及び図3(A)の位置)は、フラップ76が副搬送路75を形成する回動ガイド部材73によって支持される位置である。第3位置は、フラップ76が回動ガイド部材73や記録用紙32のいずれにも支持されない位置である(図3(B)の位置)。この3つの位置のうち、フラップ76の第1搬送向き下流端(つまり、回動先端部)が最も上方に位置する位置が第1位置であり、最も下方に位置する位置が第3位置である。
第3ガイド部材66には、信号発生部64(図3及び図4参照)が取り付けられており、当該信号発生部64は、フラップ76の移動に応じて異なる信号を発生する。つまり、信号発生部64を構成する回路の通電状態がフラップ76の位置に応じて切り替えられることで、信号発生部64は、フラップ76の位置に応じて異なる信号を発生する。具体的には、フラップ76には、遮蔽部85(図3及び図4参照)が形成されている。また信号発生部64は、図3及び図4の左右方向9(つまり、紙面垂直方向)にそれぞれ発光部と受光部とが間隔を開けて設けられている。そして、フラップ76の遮蔽部85が、発光部と受光部との間に進入することで、発光部から受光部に向けて発せられる光に遮蔽する。一方で、遮蔽部85が発光部と受光部との間から退避すると、発光部から発せられた光は受光部によって受光される。なお、信号発生部64は、プリンタ部11を支持するメインフレーム等に取り付けられてもよい。
遮蔽部85が、発光部から発せられる光を遮蔽すると、信号発生部64(または受光部)は、L(ロー)レベルの第1信号を発生する(図5(A)参照)。一方で、発光部から発せられる光を受光部が受光すると、信号発生部64(または受光部)は、第1信号よりも強度が大きいH(ハイ)レベルの第2信号を発生する(図5(B)参照)。この時のフラップ76の位置と、信号発生部64との位置関係について説明する。フラップ76が第1位置又は第3位置にあるとき、信号発生部64は、第1信号を発生する。フラップ76が第2位置にあるとき、信号発生部64は、第2信号を発生する。ただし、第1信号及び第2信号という表現は便宜的なものであり、一方が、信号が発生された状態、他方が信号が発生されていない状態であってもよい。また、第1信号及び第2信号は、ある閾値の範囲内での強度を示す信号である。なお、信号発生部64によって発生された各信号は、制御部130に出力される。
回動ガイド部材73が副搬送路75を形成し、且つ記録用紙32が搬送されていない時、フラップ76は第2位置(図3(A)の位置)にある。この状態において、記録部24を通過した記録用紙32の第1搬送向き下流端がフラップ76に到達すると、フラップ76は記録用紙32の上面に押され、第1位置へと移動する。この状態において、継続して搬送された記録用紙32は、第3ローラ対59に挟持される(図3(C)の状態)。第3ローラ対59の回転によって、記録用紙32は排紙保持部79側へ搬送される。その後、記録用紙32の第1搬送向き上流端が後方側の補助ローラ78よりも第1搬送向き下流側の既定位置に到達すると、フラップ76が第1位置から第2位置へ回動される。これは、記録用紙32がフラップ76を押し上げる力よりも、フラップ76が自重によって第2位置側へ回動する力が強くなるためである。これにより、記録用紙32の第1搬送向き上流端部は、フラップ76によって下側へ押圧され、回動ガイド部材73に支持される(図4(A)の状態)。なお、既定位置とは、フラップ76の第1搬送向き下流端部と、第4ガイド部材の第1搬送向き下流端部との間の位置である。また、図4(A)の状態では、フラップ76は、記録用紙32のコシによって当該記録用紙32に若干支持されている。しかし、本実施形態の説明においては、図4(A)の状態では、支持されていないものとする。
片面記録が行われる場合、第3搬送ローラ57は正転を維持するため、第3搬送ローラ対57は記録用紙を排紙保持部79へ排出する。一方、両面記録が行われる場合、記録用紙の第1搬送向き上流端部が、フラップ76によって押圧され、回動ガイド部材73に支持された状態において、第3搬送ローラ45は正転から逆転へ切り換えられる。これにより、第3ローラ対59は記録用紙を副搬送路75へスイッチバック搬送する。
[副搬送路75]
図2に示されるように、副搬送路75は、分岐部80(本発明の第1合流部の一例)で排紙路65Bから分岐される。なお分岐部80は、第4ガイド部材67と第3ローラ57との間に形成される。副搬送路75は、分岐部80から、プラテン31と給送ローラ25との間を通って、記録部24よりも第1搬送向き上流側の合流部37まで至る。そして副搬送路75は、合流部37にて湾曲路65Aと合流する。記録用紙32は、副搬送路75を第2搬送向きへ搬送される。ここで、第2搬送向きとは、副搬送路75を分岐部80から合流部37に向かう向きで、図2における矢印付きの二点鎖線で示される向きを指す。また、副搬送路75は、所定間隔を隔てて互いに対向する第5ガイド部材68及び第6ガイド部材69によって形成されている。
[第4搬送ローラ81]
図2に示されるように、副搬送路75には、第4搬送ローラ81及び従動ローラ82を備える第4ローラ対83が設けられている。従動ローラ82は、第4搬送ローラ81の上方に配置されており、図示しないバネなどの弾性部材によって第4搬送ローラ81のローラ面に圧接されている。
第4搬送ローラ81は、搬送モータ33から正転及び逆転の駆動力が伝達されると、正転される。第4ローラ81が正転すると、記録用紙32は、第2搬送向きに搬送される。つまり、第4ローラ対83は、搬送モータ33が回転されると、副搬送路75に搬送された記録用紙32を、第4搬送ローラ81と従動ローラ82との間で記録用紙32を挟持する。さらに、第4ローラ対83は、挟持した記録用紙32を第2搬送向きへ搬送する。
図4(B)に示されるように、第4ローラ対83によって搬送された記録用紙32は、合流部37を経て、再び記録部24へと搬送される。この時、記録用紙32の表裏面のうち、既に記録部24とプラテン31との間を通過した面とは異なる面が記録ヘッド30と対向している。つまり、最初に画像が記録された面とは反対側の面に画像が記録される。両面に画像が記録された記録用紙32は、再び排紙路65Bを第1搬送向きへ搬送され、第3ローラ対59の正転によって排紙保持部79へ排出される。
[制御部130]
図6に示される制御部130は、複合機10の全体動作を制御するものである。制御部130は、CPU131、ROM132、RAM133、EEPROM134、ASIC135を主とするマイクロコンピュータとして構成されている。これらは内部バス137によって接続されている。
ROM132には、CPU131が複合機10の記録制御を含む各種動作を制御するためのプログラムなどが格納されている。RAM133は、CPU131が上記プログラムを実行する際に用いるデータや信号等を一時的に記録する記憶領域、或いはデータ処理の作業領域として使用される。EEPROM134には、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等が格納される。
ASIC135には、液晶表示パネル12、給送モータ61、キャリッジ駆動モータ62、搬送モータ33、記録ヘッド30、ロータリーエンコーダ70、レジセンサ63、及び信号発生部64が電気的に接続されている。ASIC135には、それぞれのモータを制御する駆動回路が組み込まれている。
また、ASIC135には、ロータリーエンコーダ70から出力されるパルス信号が入力される。制御部130は、このパルス信号に基づいて、第1搬送ローラ51の回転量を算出する。制御部130は、レジセンサ63から信号が出力された後の第1搬送ローラ51の回転量に基づいて、記録用紙32の現在位置、及び記録用紙32が目標の位置に到達するために必要な第1搬送ローラ51の回転量を算出する。
また、ASIC135には、信号発生部64からの第1信号及び第2信号が入力される。制御部130は、第1信号が入力された場合に、フラップ76が第1位置又は第3位置にあると判断し、第2信号が入力された場合に、フラップ76が第2位置にあると判断する。
また、液晶表示パネル12に表示を行わせるための各種の画像データが、制御部130から液晶表示パネル12へ送信される。
[フラップ76の移動に基づく異常検知]
制御部130は、各段階において信号発生部64から入力される信号が第1信号であるか又は第2信号であるかに基づいて、プリンタ部11の状態を判断し、異常が発生していないかを判断する。その詳細な制御の流れが、図7,8のフローチャートを参照して以下に説明される。
図7,8のフローチャートは、ユーザからの指示により画像記録可能な状態(以下、待機状態とする。)において開始される。待機状態において、制御部130は、信号発生部64からの信号を定期的にチェックしている(ステップS10)。この待機状態としては、例えば、複合機10の電源がONされた状態である。
第1信号が出力されている場合(ステップS10:Yes)、フラップ76が第1位置又は第3位置のいずれかにあることを意味する。しかしながら、記録用紙32が搬送されていないため、フラップ76が第1位置にあることはない。つまり、給送トレイ20が非給送位置まで移動されフラップ76が第3位置であると判断できる(図3(B)の状態)。そのため、制御部130は、給送トレイ20を装着することを促すメッセージを、複合機10と接続されたコンピュータのディスプレイ(不図示、以下、ディスプレイ装置とする)、又は液晶表示パネル12に表示させる(ステップS30)。メッセージの表示中、制御部130は一定の周期でステップS10の判断を繰り返す。以下、特に断りがない限り、ディスプレイ装置又は液晶表示パネル12によるメッセージの表示は、信号発生部64からの信号が変化するまで維持されるものとする。
メッセージの表示中、定期的にステップS10の判断が行われる。ステップS10において第2信号が出力されている場合(ステップS10:No)、制御部130は、シート通過フラグをOFFにする。シート通過フラグは、記録用紙32がフラップ76を通過中であることを示すフラグであり、RAM133に記憶される。ユーザによる画像記録の指示がない状態では(ステップS40:No)、制御部130は、ステップS10からステップS40までの制御を定期的に繰り返す。
ユーザによる画像記録の指示が行われた場合(ステップS40:Yes)、制御部130は、信号発生部64からの信号をチェックする(ステップS50)。第1信号が出力されている場合(ステップS50:Yes)、ステップS30と同様の理由から、給送トレイ20が非給送位置まで移動されたと判断できる。そのため、制御部130は、給送トレイ20を装着することを促すメッセージを、ディスプレイ装置又は液晶表示パネル12に表示させる(ステップS70)。メッセージの表示中、制御部130は一定の周期でステップS50の判断を繰り返す。
第2信号が出力されている場合(ステップS50:No)、給送トレイ20が給送位置にあり、画像記録可能な状態であると判断できる。制御部130は、給送モータ61を制御することで、給送部15によって、記録用紙32を湾曲路65Aへ給送する(ステップS60)。記録用紙32の給送中、制御部130は、信号発生部64からの信号をチェックする(ステップS80)。第1信号が出力されている場合(ステップS80:Yes)、ステップS30と同様の理由から、給送トレイ20が非給送位置まで移動されたと判断できる。このとき、仮に記録用紙32が正常に給送されても、給送トレイ20の移動により、記録用紙32を排紙保持部79に排紙できない。そのため、制御部130は、給送モータ61を停止させ、給送トレイ20を装着することを促すメッセージを、ディスプレイ装置又は液晶表示パネル12に表示させる(ステップS100)。メッセージの表示中、制御部130は一定の周期でステップS80の判断を繰り返す。
レジセンサ63から信号が発生されてから、所定時間給送モータ61が回転したことをもって、制御部130は、記録用紙32の第1搬送向き下流端が第1ローラ対53に到達したと判断する(ステップS90)。制御部130は、搬送モータ33を制御することで、第1ローラ対53によって、記録用紙32を第1搬送向きへ搬送する。(ステップS110)給送モータ61の回転は、記録用紙32の第1搬送向き下流端が第1ローラ対53を通過した後に停止される。
また、レジセンサ63から信号が発生された後の第1搬送ローラ51の回転量に基づいて、記録用紙32の第1搬送向き下流端の位置を算出し、RAM133に記憶させる(ステップS120)。第1搬送ローラ51の回転量は、ロータリーエンコーダ70からのパルス信号に基づいて算出できる。制御部130が算出した記録用紙32の第1搬送向き下流端の位置が本発明の予測位置の一例である。
制御部130は、信号発生部64からの信号をチェックする(ステップS130)。第1信号が出力されている場合(ステップS130:Yes)、制御部130は、ステップS120においてRAM133に記憶させた記録用紙32の第1搬送向き下流端の位置が、フラップ76周辺の既定位置よりも第1搬送向きの下流側であるか否かを判断する。記録用紙32の下流端の位置が既定位置よりも第1搬送向きの下流側である場合(ステップS170:Yes)、フラップ76が第1位置に移動したことで、ステップS130において第1信号が出力されたと判断できる。これは、画像記録時におけるプリンタ部11の正常な動作である。制御部130は、記録用紙32がフラップ76を通過中であることを記憶するため、シート通過フラグをONにする(ステップS180)。
RAM133に記憶された記録用紙32の下流端の位置が、既定位置よりも第1搬送向きの上流側である場合(ステップS170:Yes)、記録用紙32がフラップ76を持ち上げてはいないため、給送トレイ20が非給送位置まで移動されたことにより、フラップ76が第3位置へ移動したと判断できる。制御部130は、搬送モータ33を停止させ、給送トレイ20を装着することを促すメッセージを、ディスプレイ装置又は液晶表示パネル12に表示させる(ステップS190)。メッセージの表示中、制御部130は一定の周期でステップS130の判断を繰り返す。
ステップS130において第2信号が出力されている場合(ステップS130:No)、記録用紙32の下流端が既定位置まで到達していないか、あるいは、記録用紙32がフラップ76を完全に通過した後である。シート通過フラグがONである場合、ステップS180が一度実行されているため、記録用紙32がフラップ76を完全に通過したと判断できる。その場合、制御部130は、シート通過フラグをOFFにする(ステップ:S150)。その後制御部130は、ステップS200の判断を行う。
ステップS140において、制御部130がNoと判断した場合、あるいは、制御部130がステップS180を実行した後、制御部130は、記録用紙32に画像記録を実行する。すなわち、キャリッジ29を左右方向9のいずれかへ走行させ、その課程において、記録ヘッド30にインクを吐出させる。
制御部130は、記録用紙32の1ページ分の記録が完了したか否かを判断し、終了していない場合(ステップS200:No)、搬送モータ33を制御して、次の記録位置まで記録用紙32を搬送する(ステップS110)。終了した場合(ステップS200:Yes)、制御部130は、記録用紙32の裏面(プラテン31に向けられている面)に画像記録を行うか否かを判断する。裏面に画像記録を行わない場合(ステップS210:No)、制御部130は、完全排紙動作を実行する。すなわち、記録用紙32が排紙保持部79へ排紙されるまで、搬送モータ33を正転させる(ステップ:S220,S230)。裏面に画像記録を行う場合(ステップS210:Yes)、制御部130は、ホールド排紙動作を実行する(ステップS240,S250)。ホールド排紙動作とは、図4(A)に示されるようにフラップ76が自重によって記録用紙32を押し下げる位置まで、搬送モータ33を正転させて記録用紙32を搬送する動作である。ステップS230,S250において制御部130は、レジセンサ63から信号が出力された後の第1搬送ローラ51の回転量が、必要な値まで達したタイミングで、搬送モータ33の回転を停止させる。
制御部130は、信号発生部64からの信号をチェックする(ステップS260)。第1信号が出力されている場合(ステップS260:Yes)、制御部130は、さらにシート通過フラグがONであるか否かを判断する(ステップS280)。S280において、シート通過フラグがONであることは、ステップS180の処理をした後に、ステップSS150を経由せずに、ステップS200においてYESと判断された場合である。つまり、記録用紙32の第1搬送向き下流端が、フラップ76よりも第1搬送向き下流側であって且つ記録用紙32の第1搬送向き上流端がフラップ76よりも第1搬送向き上流側に位置している場合である。また、280において、シート通過フラグがOFFであることは、記録用紙32の第1搬送向き上流端がフラップ76よりも第1搬送向き下流側に位置している場合である。
そして、ステップS260においてシート通過フラグがONである場合、以下の3つの状況が想定される。第1の状況として、ステップS220,S240において、給送トレイ20が給送位置に位置しているが、排紙が正常に行われなかったため、フラップ76が第1位置にあることが想定される。たとえば、排紙路65B内で、詰まってしまった記録用紙32によってフラップ76が第1位置にある状況である。第2の状況として、排紙が正常に行われたが、給送トレイ20が非給送位置まで移動されたことにより、フラップ76が第3位置へ移動したことが想定される。第3の状況として、排紙が正常に行われず、且つ給送トレイ20が非給送位置まで移動されたことが想定される(図3(D)の状態)。これらのうちのどの状況であるか判断できないため、制御部130は、給送トレイ20を装着することを促すメッセージと、記録用紙32を取り除くことを促すメッセージとを、ディスプレイ装置又は液晶表示パネル12に表示させる(ステップS300)。
ステップS280においてシート通過フラグがOFFである場合(ステップS280:Yes)、記録用紙32は、すでにフラップ76を通過した状態であるため、給送トレイ20が非給送位置まで移動されたことにより、フラップ76が第3位置へ移動したと判断できる。よって制御部130は、給送トレイ20を装着することを促すメッセージを、ディスプレイ装置又は液晶表示パネル12に表示させる(ステップS290)。ステップS290,S300のメッセージの表示中、制御部130は一定の周期でステップS260の判断を繰り返す。
ステップS260において第2信号が出力されている場合(ステップS260:No)、完全排紙動作又はホールド排紙動作が正常に行われたことで、フラップ76が第2位置へ移動したと判断できる(図3(A)又は図4(A)の状態)。制御部130は、シート通過フラグをOFFにする(ステップS270)。
制御部130は、裏面に画像記録を行うか否かを再度判断し、裏面に画像記録を行わない場合(ステップS310:No)、画像記録を終了するための制御を実行する(S320)。詳細には、キャリッジ29を所定の位置まで移動させ、プリンタ部11を待機状態へと遷移させる。裏面に画像記録を行う場合(ステップS310:Yes)、制御部130は、搬送モータ33を逆転して第3搬送ローラ57を逆転させて、記録用紙32を副搬送路75に沿って第2搬送向きへ搬送する。記録用紙32は、副搬送路75に設けられた第4ローラ対83のニップ位置まで搬送される。
制御部130は、信号発生部64からの信号をチェックする(ステップS340)。第2信号が出力されている場合(ステップS340:No)、制御部130は、第4ローラ対83によって、記録用紙32を搬送する。つまり、第4ローラ対83によって記録用紙32を合流部37に向けて搬送するとともに、第1ローラ対53に向けて表面に画像が記録された記録用紙32を給送する(S350)。そして、制御部130は、ステップS80以降のフローを再度実行して、記録用紙32の裏面に画像記録を行う。
ステップS340において第1信号が出力されている場合(ステップS340:Yes)、以下の3つの状況が想定される。第1の状況として、給送トレイ20が給送位置に位置しているが、記録用紙32が副搬送路75へ正常に搬送されなかったことが想定される。つまり、第3搬送ローラ57の逆転によって、記録用紙32がフラップ76周辺で詰まってしまい、フラップ76が持ち上げられて第1位置とされていることが想定される。第2の状況として、記録用紙32は副搬送路75へ正常に搬送されたが、給送トレイ20が非給送位置まで移動されたことにより、フラップ76が第3位置へ移動したことが想定される。第3の状況として、副搬送路75への搬送が正常に行われず、且つ給送トレイ20が非給送位置まで移動されたことも想定される。これらのうちのどの状況であるか判断できないため、制御部130は、給送トレイ20を装着することを促すメッセージと、記録用紙32を取り除くことを促すメッセージとを、ディスプレイ装置又は液晶表示パネル12に表示させる(ステップS360)。
メッセージの表示中、制御部130は、一定の周期で信号発生部64からの信号をチェックする(ステップS370)。第1信号が出力された状態が継続している場合(ステップS370:Yes)、制御部130はメッセージが表示された状態を維持する。第2信号が出力された場合(ステップS370:No)、ステップS60からのフローを再度実行する。すなわち、給送モータ61を制御することで、給送部15によって、記録用紙32を湾曲路65Aへ供給する。
[実施形態の作用効果]
フラップ76の位置に応じて、信号発生部64が発生させる信号が第1信号に変化するため、制御部130は、記録用紙32がフラップ76を通過したこと、及び給送トレイ20が非給送位置まで移動されたことを検知することができる。特に、給送モータ61、キャリッジ駆動モータ62、又は搬送モータ33のいずれも動作させていないときに、信号発生部64の信号が第2信号から第1信号になった場合には、制御部130は、給送トレイ20が非給送位置まで移動されたと判断することができる。その結果、ディスプレイ装置又は液晶表示パネル12に適切なメッセージを表示させることができる。
また、記録用紙32の下流端の位置が算出されることで、信号発生部64の信号が第2信号から第1信号になった場合に、給送トレイ20が移動されたのか、又は記録用紙32の第1搬送向き下流端がフラップ76に到達したのかを制御部130が容易に判断することができる。
また、記録用紙32が両面画像記録のために副搬送路75に送られる場合、フラップ76の回動によって、記録用紙32の第1搬送向き上流端が副搬送路75へと向けられる。このとき、フラップ76は第2位置に位置している。しかし、第1信号が発生しているならば、フラップ76が第2位置になく、記録用紙32の上流端が正常に副搬送路75へと向けられておらず搬送異常(たとえばシート詰まり)を起こしているか、給送トレイ20が非給送位置にあると判断できる。
また、画像記録が継続されているときに、回動ガイド部材73が、給送トレイ20に支持されず、搬送路65及び副搬送路75を開放する姿勢(たとえば図3(B)の状態)に変化すると記録用紙32が詰まることがある。具体的には、回動ガイド部材73が図3(B)の状態に変化すると、当該状態の回動ガイド部材73によって、記録用紙32がせき止められたり、また記録用紙32が給送トレイ20が装着されている空間に向かってしまう。しかし、画像記録が継続されているときに、信号発生部64が発生させる信号が第2信号から第1信号に変化すると、メッセージと共に記録用紙32の搬送や画像記録の動作が停止される。これにより、給送トレイ20が非給送位置にある状態で画像記録が継続されて記録用紙32が詰まることが防止される。
また、フラップ76の位置が変化するまでエラーメッセージが表示されるため、問題が発生してから時間をおいてユーザが画像記録を再開しようとした場合でも、装置を正常な状態に復帰させるための対処方法をユーザが理解することができる。
[変形例]
上述された実施形態において、フラップ76は、回動ガイド部材73を介して給送トレイ20に支持されていたが、フラップ76は給送トレイ20に直接支持されてもよい。または、フラップ76に給送トレイ20と接触可能な検出子を設け、信号発生部64が当該検出子の動作に応じて第1信号及び第2信号を発生させるようにしてもよい。
また、給送トレイ20は、必ずしも複合機10から完全に着脱可能である必要はなく、給送位置と非給送位置との間で移動可能なものであればよい。また、給送トレイ20の移動は、一方向へのスライドに限定されるものではない。
また、ユーザにエラーを報知する方法として、必ずしもコンピュータのディスプレイ装置や液晶表示パネル12を使用したものでなくてもよい。たとえば、スピーカから発せられる音声などが使用されてもよい。
また、上述されたフローチャートに示される制御は一例であり、同等の機能を実現するものであれば、詳細なアルゴリズムは任意に決定されるものである。
また、プリンタ部11は、上述された実施形態のように必ずしも記録用紙32の両面に画像記録可能なものである必要はなく、片面にのみ画像記録可能なものであってもよい。
10・・・複合機(画像記録装置)
12・・・液晶表示パネル(表示部)
15・・・給送部
20・・・給送トレイ(トレイ)
24・・・記録部
32・・・記録用紙(図2、シート)
37・・・合流部(第2合流部)
51・・・第1搬送ローラ(搬送部,搬送ローラ)
54・・・第2搬送ローラ(搬送部)
57・・・第3搬送ローラ(搬送部)
63・・・レジセンサ(検知信号発生部)
64・・・信号発生部
73・・・回動ガイド部材(副搬送路形成部材、被支持部材)
76・・・フラップ(揺動部材)
78・・・補助ローラ(当接部)
80・・・分岐部(第1合流部)
130・・・制御部

Claims (9)

  1. シートを載置可能であり、給送位置及び当該給送位置とは異なる非給送位置に移動可能なトレイと、
    上記給送位置にある上記トレイに載置されるシートを給送する給送部と、
    上記給送部によって給送されたシートを搬送向きに搬送する搬送部と、
    上記搬送部によって搬送されるシートに画像を記録する記録部と、
    搬送されるシートと当接する当接部を有し、搬送されるシートが通過する搬送路において、上記記録部よりも上記搬送向きの下流側に配置された揺動部材であって、上記当接部が、上記搬送路を搬送されるシートに当接される第1位置、上記トレイが上記給送位置であるときの位置であり、且つ上記第1位置とは異なる第2位置、及び上記トレイが上記非給送位置であるときの位置であり、且つシートに当接されず、上記第1位置及び上記第2位置とは異なる第3位置に移動する揺動部材と、
    上記揺動部材の上記当接部が上記第1位置又は上記第3位置であるときに第1信号を発生させ、上記揺動部材が上記第2位置であるときに上記第1信号とは異なる第2信号を発生させる信号発生部と、
    装置の状態を示す報知画像を表示可能な表示部と、
    上記搬送部及び上記記録部の動作を制御する制御部と、を備え、
    上記制御部は、
    上記搬送部に搬送させたシートに対して上記記録部に画像を記録させ、且つ画像が記録されたシートが少なくとも上記揺動部材を通過する所定の動作量だけ上記搬送部をさらに動作させ、
    上記搬送部が所定の動作量だけ動作したときに上記信号発生部の信号が上記第1信号である場合、上記表示部に上記報知画像としてシートが上記搬送路に詰まったことを示す、又は上記トレイが移動されたことを示す表示をさせ、
    上記搬送部及び上記記録部のいずれも動作させていないときに上記信号発生部の信号が上記第2信号から上記第1信号になった場合、上記表示部に上記報知画像として上記トレイが移動されたことを示す表示をさせることを特徴とする画像記録装置。
  2. 上記制御部は、上記搬送向きにおけるシートの下流端の予測位置を算出し、上記搬送部によるシートの搬送中に上記信号発生部の信号が上記第2信号から上記第1信号になった際、
    上記予測位置が上記揺動部材よりも上記搬送向きにおいて上流側である場合、上記報知画像として上記表示部に上記トレイが移動されたことを示す表示をさせるとともに、上記記録部及び上記搬送部の動作を停止させ、
    上記予測位置が上記揺動部材よりも上記搬送向きにおいて下流側である場合、シートの下流端を検知し、
    シートの下流端を検知してから上記搬送部が所定の動作量だけ動作するまで、上記信号発生部の信号が上記第1信号のままである場合、上記表示部に上記報知画像としてシートが上記搬送路に詰まったことを示す、又は上記トレイが移動されたことを示す表示をさせることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. シート通過フラグを記憶するメモリをさらに備え、
    上記制御部は、
    シートの下流端を検知したことに応じて、上記シート通過フラグにONをセットし、
    上記信号発生部の信号が上記第1信号から上記第2信号になったことに応じて、上記シートフラグにOFFをセットし、
    上記搬送部が所定の動作量だけ動作したときに、上記信号発生部の信号が上記第1信号であり且つ上記シートフラグにONがセットされている場合、上記表示部に上記報知画像としてシートが上記搬送路に詰まったことを示す、又は上記トレイが移動されたことを示す表示をさせることを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
  4. 上記記録部の上記搬送向きの上流側に設けられており、シートが通過した際に検知信号を発生する検知信号発生部をさらに備え、
    上記搬送部は、シートを搬送する搬送ローラを有しており、
    上記制御部は、上記検知信号が発生された後の上記搬送ローラの回転量に基づいて、上記予測位置を算出することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像記録装置。
  5. 上記記録部の上記搬送向きの下流側の第1合流部と、上記記録部よりも上記搬送向きの上流側の第2合流部とにおいて上記搬送路と合流する副搬送路を上記記録部と上記トレイとの間に形成する副搬送路形成部材と、を備え、
    上記搬送部及び上記記録部のいずれも動作されていないときは、上記第2位置にある上記当接部が、上記副搬送路形成部材に支持され、
    シートの一方の面に画像を記録した後に他方の面に画像を記録する際、上記制御部は、シートの上記搬送向きの下流端を検知して、上記信号発生部の信号が上記第2信号に変化すると、上記搬送部にシートを搬送向きとは逆向きに搬送させ、シートの上記搬送向きの下流端を検知し上記第1信号が所定時間継続されると、上記表示部に上記報知画像としてシートが上記搬送路に詰まったことを示す、又は上記トレイが移動されたことを示す表示をさせることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の画像記録装置。
  6. 上記副搬送路形成部材は、上記給送位置にある上記トレイによって支持される支持位置と、上記非給送位置にある上記トレイによって支持されない非支持位置とに移動可能な被支持部材を有し、
    上記搬送部及び上記記録部のいずれも動作されていないときに、
    上記被支持部材が上記支持位置にある場合に、上記当接部は上記被支持部材によって支持されて上記第2位置にあり、上記被支持部材が上記支持位置にある場合に、上記当接部は、上記被支持部材によって支持されず上記第3位置にあることを特徴とする請求項に記載の画像記録装置。
  7. 上記制御部は、上記記録部による画像の記録中、又は上記搬送部によるシートの搬送中に上記信号発生部の信号が上記第2信号から上記第1信号に変化すると、上記記録部及び上記搬送部の動作を停止させる請求項1に記載の画像記録装置。
  8. 上記制御部は、上記報知画像を上記表示部に表示させてから上記信号発生部の信号が上記第1信号から上記第2信号に、又は上記第2信号から上記第1信号に変化するまで、上記報知画像を上記表示部に表示させる請求項1からのいずれかに記載の画像記録装置。
  9. シートを載置可能であり、給送位置及び当該給送位置とは異なる非給送位置に移動可能なトレイと、
    上記給送位置にある上記トレイに載置されるシートを給送する給送部と、
    上記給送部によって給送されたシートを搬送向きに搬送する搬送部と、
    上記搬送部によって搬送されるシートに画像を記録する記録部と、
    搬送されるシートと当接する当接部を有し、搬送されるシートが通過する搬送路において、上記記録部よりも上記搬送向きの下流側に配置された揺動部材であって、上記当接部が、上記搬送路を搬送されるシートに当接される第1位置、上記トレイが上記給送位置であるときの位置であり、且つ上記第1位置とは異なる第2位置、及び上記トレイが上記非給送位置であるときの位置であり、且つシートに当接されず、上記第1位置及び上記第2位置とは異なる第3位置に移動する揺動部材と、
    上記揺動部材の上記当接部が上記第1位置又は上記第3位置であるときに第1信号を発生させ、上記揺動部材が上記第2位置であるときに上記第1信号とは異なる第2信号を発生させる信号発生部と、
    装置の状態を示す報知画像を表示可能な表示部と、
    上記搬送部及び上記記録部の動作を制御する制御部と、を備え、
    上記制御部は、
    上記搬送部及び上記記録部のいずれも動作させていないときに上記信号発生部の信号が上記第2信号から上記第1信号になった場合、上記表示部に上記報知画像として上記トレイが移動されたことを示す表示をさせ、
    上記搬送向きにおけるシートの下流端の予測位置を算出し、上記搬送部によるシートの搬送中に上記信号発生部の信号が上記第2信号から上記第1信号になった際、
    上記予測位置が上記揺動部材よりも上記搬送向きにおいて上流側である場合、上記報知画像として上記表示部に上記トレイが移動されたことを示す表示をさせるとともに、上記記録部及び上記搬送部の動作を停止させ、
    上記予測位置が上記揺動部材よりも上記搬送向きにおいて下流側である場合、シートの下流端を検知し、
    シートの一方の面に画像を記録した後に他方の面に画像を記録する際、シートの上記搬送向きの下流端を検知して、上記信号発生部の信号が上記第2信号に変化すると、上記搬送部にシートを搬送向きとは逆向きに搬送させ、シートの上記搬送向きの下流端を検知し上記第1信号が所定時間継続されると、上記表示部に上記報知画像としてシートが上記搬送路に詰まったことを示す、又は上記トレイが移動されたことを示す表示をさせることを特徴とする画像記録装置。
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