JP5905373B2 - 締結部の構造 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂成形部品を支持部材に締結する締結部の構造に関するものである。
樹脂成形部品をフレームやシャシー等の支持部材に固定するため、固定孔に金属製の円環部材(ブッシュ)を嵌装して、これにボルト等を貫通させて締結する構造が一般に知られている。
樹脂成形部品は一般的に成型時の精度が低くばらつきが大きいため、ブッシュを圧入した場合に、ブッシュの径が大きいと樹脂成形部品に亀裂が発生し、信頼性や耐久性が低下する可能性があった。これを防ぐために、ブッシュを加熱して、樹脂成形部品に形成された貫通孔に熱圧入させるものも知られている(特許文献1参照)。
特開2005−282679号公報
特許文献1に記載されたように、熱圧入によって樹脂成形部品に金属製のブッシュを固定する場合、ブッシュを加熱するための装置、この装置をメンテナンスする管理工程、加熱されたブッシュを圧入する工程等が増加するため、製造コストが増加するという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、信頼性、耐久性を確保しながら、コストを増加させることがない締結部の構造を提供することを目的とする。
本発明の実施形態によると、固定孔が貫通する樹脂成形部品と、樹脂成形部品よりも硬質の部材で形成され、固定孔に嵌装される円環部と、を有する樹脂成形部品の締結部の構造であって、固定孔には、固定孔と円環部とで形成される隙間よりも大きな高さに形成された凸部が、固定孔の内周側に向かって起立して複数形成され、凸部は、固定孔の一方側から他方側に渡って形成されると共に、挿入方向に従って徐々に高さが大きくなるように形成され、円環部は、固定孔の一方側から他方側に渡って形成された凸部に支持されて固定孔に固定されることを特徴とする。
本発明によると、円環部を固定孔に挿入するときに、固定孔と円環部との隙間よりも大きな高さに形成された凸部が、固定孔の一部を潰しながら又は削りながら挿入されるように構成した。このように構成することにより、固定孔の内周が円環部により拡大されることがないので、固定孔の破損を防止できる。また、固定孔と円環部との隙間よりも大きな高さに形成された凸部が、固定孔の内周面の一部を削りながら挿入されるように構成した。このように構成することにより、固定孔の内周が凸部と密着すると共に円環部の外周が固定孔の内周に密接するため、固定孔を強固に支持できて、固定孔の破損を防止できる。また、熱圧入のための装置も必要ないので、締結部の構造を製造するコストを増加することがない。
本発明の第1の実施形態のファンシュラウドの説明図である。 本発明の第1の実施形態の固定部の説明図である。 本発明の第1の実施形態の固定孔の説明図である。 本発明の第1の実施形態のブッシュの説明図である。 本発明の第1の実施形態のブッシュを固定孔に固定する組立て方法を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態のブッシュ及び固定孔の説明図である。
以下に、本発明の実施形態の締結部の構造について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の締結部の構造が適用されるファンシュラウド10の説明図である。
ファンシュラウド10は、二つのファン20a、20bを、略円形に形成されたファン開口部31a、31bに固定支持するものである。ファンシュラウド10は、樹脂により一体に成形された樹脂成形部品である。
各ファン20a、20bには、それぞれモータ21a、21bが備えられる。モータ21a、21bは、ファン開口部31a、31bの略中心に設けたファン固定部32a、32bにそれぞれ固定される。
各ファン固定部32a、32bは、ファン開口部31a、31bの外周を形成する略円筒形状のファンリング部33a、33bから伸びる複数のファンステー34により連結され、ファン開口部31a、31bのほぼ中心に配置される。
二つのファン20a、20bが支持されるファン開口部31a、31bは、連結部35により連結される。
各ファン開口部31a、31bの上部には、ファンシュラウド10を図示しないラジエタコアサポート等の支持部材に固定するための固定部40a、40bが図1の上方側へと延設して形成される。
固定部40a、40bは、それぞれ固定孔41a、41bが形成されている。各固定孔41a、41bは、支持部材の対応する位置に形成される図示しない固定孔とでボルト等に締結されることにより、ファンシュラウド10が支持部材に対して固定される。すなわち、固定部40a、40bは、ファンシュラウド10を、ボルト等を介して支持部材へと締結する締結部として構成されている。
次に、固定部40a、40bの詳細な構造を説明する。なお、各固定部40a、40bの構造は共通であることから、以降は固定部40及び固定孔41とのみ表記する。
図2は、本発明の第1の実施形態の固定部40の説明図である。図2(A)は固定部40の要部の上面図であり、図2(B)は、図2(A)のA−A断面図である。
固定部40は、樹脂材料によって、ファンシュラウド10と一体にファンシュラウド10の上方へと延設されて形成される。
固定部40には固定孔41が貫通して形成されている。固定孔41には円環状に形成された金属製の円環部(ブッシュ)60が嵌装される。
ブッシュ60は円環形状を有し、その筒方向の一端には周方向の外側に張り出して形成されたフランジ部61が備えられる。
ブッシュ60は、固定孔41に嵌装されることにより固定のためのボルト締結の強度や寸法精度を確保する。ブッシュ60は、固定孔41に後述のように固定される。ブッシュ60が嵌装された固定孔41にボルト等を挿通して支持部材に共締めすることにより、ファンシュラウド10が支持部材に固定される。
図3は、本発明の第1の実施形態の固定孔41のより詳細な説明図であり、固定孔41の上面図及びB−B断面図を示す。
固定孔41は、固定部40を貫通する略円形の孔として形成される。固定孔41は、その一方側に周方向に所定のテーパー又は所定のRにより面取りされた面取部(第1の面取部)43が形成されている。また、固定孔41には、内周に複数の凸部(第1の凸部)42が形成されている。
凸部42は、円筒形状の固定孔41の内周の壁部から、それぞれ内周側に向かって起立して形成される。図3に示す例では、四つの凸部42が固定孔41の内周で等間隔に90度の間隔で形成されている。
凸部42は、固定部40の一方側の面(矢視α)から他方側の面(矢視β)へとその起立高さが徐々に大きくなるように形成されると共に、筒方向の途中からは略一定の高さで他方側へと連設される。なお、凸部42以外の固定孔41の内周は略円形に形成されている。
このような構造により、固定孔41は、面取部43及び凸部42によって、一方側から他方側へと向かうに従って徐々にその最内周部の内径が小さくなるように構成される。これにより、後述するように、ブッシュ60の挿入が容易となる。
図4は、本発明の第1の実施形態のブッシュ60の詳細な説明図であり、ブッシュ60の上面図及びC−C断面図を示す。
ブッシュ60は、金属材料により円環形状に形成され、その筒方向の一端には外周方向に張り出して形成された円板状のフランジ部61が備えられる。
ブッシュ60は、フランジ部61とは逆側の端部65が固定孔41に向かって挿入される。ブッシュ60の外径は、固定孔41の内径よりも若干小さく、かつ、固定孔41の凸部42の頂点を結ぶ径よりも若干大きく形成される。
ブッシュ60には、端部65の周方向に所定のテーパー又は所定のRにより径が縮小方向に面取りされた面取部(第2の面取部)63が形成されている。
図5は、本発明の第1の実施形態のブッシュ60を固定孔41に固定する組立て方法を示す説明図である。
まず、ブッシュ60の端部65を、固定部40の固定孔41の一方側と対峙させる(図5(A))。
次に、ブッシュ60を、固定孔41へと挿入する。固定孔41の一方側には面取部43が形成され、ブッシュ60の端部65には面取部63が形成されているので、ブッシュ60が固定孔41の略中心へと位置決めされる。また、固定孔41の凸部42は、一方側から他方側へと向かって徐々に起立する構成であるので、ブッシュ60が固定孔41の略中心へと位置決めされる。また、固定孔41の一方側では、ブッシュ60の外周に対して固定孔41の内周に余裕があるため、ブッシュ60を挿入するときの抵抗が小さくなり、ブッシュ60の挿入が容易となる。
この状態で、ブッシュ60が、固定孔41の一方側から他方側へと向かって押し込まれる。ブッシュ60が固定孔41の一方側から他方側に移動するときに、ブッシュ60の端部65の外周が、各凸部42の頂部を潰しながら、又は、削りながら他方側へと移動する(図5(B))。
すなわち、固定孔41には、ブッシュ60の外径と固定孔41の内径とで形成される隙間よりも大きい高さに形成された凸部42が形成されており、ブッシュ60の外周が固定孔41の凸部42を潰し又は削ることで、ブッシュ60が固定孔41に挿入される。なお、削られた凸部42の切削片は、固定孔41の他方側へと落下する。
そして、ブッシュ60のフランジ部61が固定部40の一方側の面αに接触したときに、ブッシュ60の固定孔41への挿入が完了する(図5(C))。固定孔41の各凸部42の頂部がブッシュ60に削られることにより、ブッシュ60の外周に各凸部42が密着して、ブッシュ60が固定孔41に支持固定される。
この図5に示す手順により、固定孔41にブッシュ60が嵌装され、固定部40の組立が完了する。
固定孔41は樹脂成形部品である。一般的に、樹脂形成部品は、成型時に溶融した樹脂が冷却する際のヒケ等により成型品が必ずしも狙った精度とはならない。従来、この成型時のばらつきにより、固定孔41にブッシュ60を圧入するとき、ブッシュ60の外径が固定孔41の内周の径より大きい場合は、ブッシュ60が固定孔41を拡大することで固定孔41に亀裂が発生し、固定部40の信頼性、耐久性が低下する可能性があった。
一方で、ブッシュを加熱処理して熱圧入することで固定孔の内周を溶融して亀裂の発生を防止することも可能である。この場合は、熱圧入のための装置の導入や管理、工程の増加により製造コストが上昇していた。
本発明の第1の実施形態では、固定孔41には、ブッシュ60の外径と固定孔41の内径とで形成される隙間よりも大きい高さに形成された凸部42が形成されており、ブッシュ60を固定孔41に嵌装するときに、ブッシュ60が固定孔41の凸部42を潰しながら又は削りながら挿入されるように構成した。このように構成することにより、ブッシュ60を嵌装するときに固定孔41の内周がブッシュ60により拡大されることなく、固定孔41の破損を防止できる。また、熱圧入のための装置も必要ないので、ブッシュ60を嵌装するためのコストを増加することがない。
固定孔41の一方側には固定孔の径が拡大された面取部43が形成され、ブッシュ60の端部には面取部63が形成されるとともに、凸部42は、ブッシュ60の挿入方向に従って、凸部42の高さが徐々に大きくなるように構成されているので、ブッシュ60の位置決めが容易になされる。また、固定孔41の一方側では、ブッシュ60の外周に対して固定孔41の内周に余裕があるため、ブッシュ60を挿入するときの抵抗が小さくなり、ブッシュ60の挿入が容易となる。
固定孔41の内周には複数の凸部42が形成される。凸部42の形状及びその数は、ブッシュ60を固定孔41に挿入するときに潰れ又は削れが容易であって、固定孔41の径を広げることなく、かつ、固定孔41にブッシュ60が嵌装されたときの強度を保つように、適宜設定される。凸部42の数は四つでもよいし、それより多くても少なくてもよい。複数の凸部42によりブッシュ60を支持することで、ブッシュ60が固定孔41へと確実に固定される。
なお、ブッシュ60が固定孔41に嵌装されたとき、ブッシュ60の外周は必ずしも凸部42のみに支持されるとは限らず、樹脂の精度によっては、凸部42を削り、ブッシュ60の外周の一部が固定孔41の内周に直接接するように嵌装される場合もある。
次に、本発明の第2の実施形態の締結部の構造を説明する。
前述の第1の実施形態では、複数の凸部42が形成された円形の孔を有する固定孔41にブッシュ60を嵌装する例を示した。一方で第2の実施形態では、ブッシュ160側に凸部を備えるように構成した。
図6は、本発明の第2の実施形態のブッシュ160及び固定孔141の説明図である。
図6(A)は第2実施形態のブッシュ160の構成を示し、図6(B)は、第2実施形態の固定孔141の構成を示す。
ブッシュ160は、前述の第1の実施形態と同様に、金属材料により円環形状に形成され、その筒方向の一端には周方向の外側に張り出して形成されたフランジ部161が備えられる。
第2の実施形態において、ブッシュ160は、その外周に複数の凸部(第2の凸部)162が備えられる。凸部162は、円筒形状のブッシュ160の外周に、ブッシュ160の径方向外側に向かって起立して形成される。図6(A)に示す例では、四つの凸部162がブッシュ160の外周で等間隔に90度の間隔で形成されている。
凸部162は、ブッシュ160のフランジ部161とは逆側の端部165からフランジ部161側へと、その高さが徐々に大きくなるように形成されると共に、ブッシュ160の筒方向の途中からは略一定の高さでフランジ部161側へと連設される。なお、凸部162以外のブッシュ160の外周は略円形に形成されている。ブッシュ160には、端部165において、周方向に所定のテーパー又は所定のRにより径が縮小方向に面取りされた面取部(第2の面取部)163が形成されている。
図6(B)に示すように、固定部40の固定孔141は、固定部40を貫通して略円筒形状に形成され、その一方側の面(矢視α)に周方向に一定のテーパーにより面取りされた面取部143が形成されているが、第1の実施形態とは異なり、凸部は形成されていない。固定孔141の内周面は凹凸がない略円形である。
このように構成された第2の実施形態においても、前述の第1の実施形態の同様の方法により組立てられる。
すなわち、まず、ブッシュ160の端部165を、固定部40の固定孔141の一方側と対峙させる。
次に、ブッシュ160を、固定孔141へと挿入する。固定孔41の一方側には面取部143が形成され、ブッシュ160の端部165には面取部163が形成されているので、ブッシュ60が固定孔141の略中心へと位置決めされる。また、固定孔141の一方側では、ブッシュ160の外周に対して固定孔141の内周に余裕があるため、ブッシュ160を挿入するときの抵抗が小さくなり、ブッシュ160の挿入が容易となる。
この状態で、ブッシュ160が、固定孔141の一方側から他方側(矢視β)へと向かって押し込まれる。ブッシュ160が固定孔141の一方側から他方側に移動するときに、ブッシュ160の凸部162が、固定孔41の内周の一部を潰しながら、又は、削りながら他方側へと移動する。
すなわち、ブッシュ160には、ブッシュ160の外径と固定孔141の内径とで形成される隙間よりも大きい高さに形成された凸部162が形成されており、凸部162により固定孔41の内周の一部を潰し又は削ることで、ブッシュ160が固定孔141に挿入される。なお、削られた固定孔41の内周の切削片は、固定孔141の他方側へと落下する。
そして、ブッシュ160のフランジ部161が固定部40の一方側の面αに接触したときに、ブッシュ160の固定孔141への挿入が完了する。ブッシュ160の各凸部162の頂部が固定孔41の内周の一部を潰す又は削ることにより、ブッシュ160の各凸部162と固定孔141の内周とが密着して、ブッシュ160が固定孔141に固定される。
このような手順により、固定孔141にブッシュ160が嵌装され、固定部40の組立が完了する。
本発明の第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、ブッシュ160を固定孔141に嵌装するときに、ブッシュ60の凸部162が固定孔41の内周の一部を潰しながら又は削りながら挿入されるように構成した。このように構成することにより、ブッシュ160を嵌装するときに固定孔141の内周がブッシュ160により拡大されることなく、固定孔141の破損を防止できる。また、熱圧入のための装置も必要ないので、ブッシュ160を嵌装するためのコストを増加することがない。
固定孔41の一方側には固定孔141の径が拡大された面取部43が形成され、ブッシュ160の端部には面取部163が形成されるとともに、凸部162は、ブッシュ160の挿入方向に従って、凸部162の頂部を結ぶ径が徐々に大きくなるように構成されているので、ブッシュ160の位置決めが容易になされる。また、固定孔141の一方側では、ブッシュ160の外周に対して固定孔141の内周に余裕があるため、ブッシュ160の挿入時の抵抗が小さくなり、ブッシュ160を嵌装する工程が容易となる。
ブッシュ160の外周には複数の凸部162が形成される。凸部162の形状及びその数は、ブッシュ160を固定孔141に挿入するときに固定孔141の内周の潰れ又は削れが容易であって、固定孔141の径を広げることなく、かつ、固定孔141にブッシュ160が嵌装されたときの強度を保つように、適宜設定される。凸部42の数は四つでもよいし、それより多くても少なくてもよい。複数の凸部162によりブッシュ160が固定されることで、ブッシュ160が固定孔141へと確実に固定される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
第1及び第2の実施形態では、ブッシュ60及びブッシュ160を金属製としたが、これに限られるものではなく、例えば固定部40の樹脂よりも硬度が大きい樹脂材料やセラミックス等により構成されていてもよい。
また、前述の第1の実施形態では固定孔41が凸部42を備え、第2の実施形態ではブッシュ160が凸部162備える例を説明したが、これらを組み合わせて構成してもよい。すなわち、図6(A)に示すブッシュ160を図3に示す固定孔41に嵌装する構成であってもよい。
この場合、ブッシュ160の凸部162が固定孔41の内周を削ると共に、ブッシュ160の外周が固定孔41の凸部42を削りながら、ブッシュ160が固定孔41に嵌装される。このように構成することで、ブッシュ160と固定孔41との密着度がより高まり、より強く固定することができる。
10 ファンシュラウド(樹脂成形部品)
20a ファン
40 固定部
41 固定孔
42 凸部
43 面取部(第1の面取部)
60 ブッシュ(円環部)
61 フランジ部
63 面取り部(第2の面取部)
65 端部
141 固定孔
143 面取部
160 ブッシュ
161 フランジ部
162 凸部
163 面取り部(第2の面取部)
165 端部

Claims (6)

  1. 固定孔が貫通する樹脂成形部品と、
    前記樹脂成形部品よりも硬質の部材で形成され、前記固定孔に嵌装される円環部と、を有する前記樹脂成形部品の締結部の構造であって、
    前記固定孔には、前記固定孔と前記円環部とで形成される隙間よりも大きな高さに形成された凸部が、前記固定孔の内周側に向かって起立して複数形成され、
    前記凸部は、前記固定孔の一方側から他方側に渡って形成されると共に、挿入方向に従って徐々に高さが大きくなるように形成され、
    前記円環部は、前記固定孔の一方側から他方側に渡って形成された前記凸部に支持されて前記固定孔に固定される
    ことを特徴とする締結部の構造。
  2. 請求項1に記載の締結部の構造であって、
    前記円環部は、その外周が略円形であると共に、その外周の一部から径方向外側に向かって起立して形成された第2の凸部を有することを特徴とする締結部の構造。
  3. 請求項2に記載の締結部の構造であって、
    前記円環部は、前記第2の凸部を複数有することを特徴とする締結部の構造。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載の締結部の構造であって、
    前記固定孔は、前記円環部が挿入される側の径が拡大された第1の面取部が形成されていることを特徴とする締結部の構造。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載の締結部の構造であって、
    前記円環部は、前記固定孔へと挿入される側の径が縮小された第2の面取部が形成されていることを特徴とする締結部の構造。
  6. 請求項1から5のいずれか一つに記載の締結部の構造であって、
    前記樹脂成形部品は、ファンを支持するシュラウドであり、
    前記シュラウドが前記締結部を介して固定部材へと締結されることを特徴とする締結部の構造。
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