JP5904928B2 - 電流補助部材およびプリント基板 - Google Patents

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Description

本発明は、電流補助部材およびプリント基板に関し、特に、プリント基板の表面に設けられた導電部に接続するための電流補助部材およびそれを備えたプリント基板に関するものである。
従来、プリント基板上の配線パターンとして、めっき厚を含めて55μm程度の厚さのものが一般的に用いられている。このような厚さの配線パターンでは、電流が通電する断面積が小さいため、大電流を通電することができない。そこで、大電流を通電するために電流補助部材が用いられている。この電流補助部材は配線パターンを補助するように設けられている。板金の金属導体をプリント基板にはんだ付けした電流補助部材が、たとえば特開2010−62249号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2010−62249号公報
上記の公報に開示された電流補助部材では、大電流を通電するためには、板金の金属導体の板厚を厚くすることで電流が流れる断面積を大きくして電気抵抗を低減しなければならない。しかし、板厚の厚い金属導体は加工性が悪く、またプリント基板へはんだ付けしにくいという問題がある。
また、放熱部を加えて放熱性を向上させることで金属導体の板厚を薄くすることは可能である。しかし、放熱部を有する金属導体では、放熱部からの放熱によってはんだ付け時に金属導体のはんだ付け部の温度が上がりにくいため、はんだ付けしにくいという問題がある。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、電気抵抗を低減し、放熱性を向上することで大電流を通電することができ、かつ加工性およびはんだ付け性を向上できる電流補助部材およびそれを備えたプリント基板を提供することである。
本発明の電流補助部材はプリント基板の表面に設けられた導電部に接続するためのものである。電流補助部材は4本以上の端子と、導電性接続部と、放熱部とを備えている。4本以上の端子は導電部に接続するためのものである。導電性接続部は、プリント基板の表面に対向するように配置され、かつ4本以上の端子のそれぞれを電気的につなぐものである。放熱部は導電性接続部からプリント基板側および4本以上の端子側とは反対側に延びる。放熱部は、4本以上の端子のうちの2本の端子をつなぐ辺上に沿って設けられており、かつ2本の端子の少なくともいずれかの端子側の放熱部の側面の放熱部が導電性接続部に接続される根元部に切り欠き部を有している。
本発明の電流補助部材によれば、導電性接続部によって電流が流れる断面積を大きくすることで電気抵抗を低減することができる。また、放熱部によって放熱することで放熱性を向上することができる。このため、大電流を通電することができる。さらに、4本以上の端子によって、端子毎の断面積を小さくして加工性およびはんだ付け性を向上することができる。また、放熱部は、2本の端子の少なくともいずれかの端子側の放熱部の側面の放熱部が導電性接続部に接続される根元部に切り欠き部を有している。このため、切り欠き部によって、端子から放熱部までの沿面距離が長くなる。したがって、はんだ付け時に端子に加わる熱が放熱部に移動しにくくなるため、はんだ付け性を向上することができる。
本発明の実施の形態1における電流補助部材を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における電流補助部材を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態1における電流補助部材を概略的に示す正面図である。 本発明の実施の形態1における電流補助部材を概略的に示す側面図である。 本発明の実施の形態1における電流補助部材がプリント基板に接続された様子を概略的に示す斜視図である。 図5のVI−VI線に沿う概略断面図である。 本発明の実施の形態1におけるプリント基板を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態1におけるプリント基板の電流補助部材およびヒートシンクが搭載された部分を概略的に示す拡大斜視図である。 本発明の実施の形態1におけるプリント基板の電流補助部材およびヒートシンクが搭載された部分を概略的に示す拡大平面図である。 比較例の電流補助部材に電流が流れる様子を概略的に示す側面図である。 本発明の実施形態1における電流補助部材に電流が流れる様子を概略的に示す平面図である。 本発明の実施形態1における電流補助部材に電流が流れる様子を概略的に示す側面図である。 本発明の実施の形態2における電流補助部材を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態1における電流補助部材の端子周辺の構成を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態2における電流補助部材の端子周辺の構成を概略的に示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
最初に、本発明の実施の形態1の電流補助部材の構成について説明する。
主に図1および図2を参照して、本発明の一実施の形態の電流補助部材1は、プリント基板の表面に設けられた導電部に接続するためのものである。電流補助部材1は1枚の板状の金属を折り曲げて形成されていてもよい。電流補助部材1の厚みは、たとえば0.5mm以上1mm以下である。電流補助部材1の材料はたとえば純銅である。電流補助部材1は、4本の端子2と、導電性接続部3と、放熱部4とを主に有している。なお、ここでは端子2の数は4本の場合について説明するが、4本以上であればよい。端子2の数はたとえば8本であってもよい。
4本の端子2はプリント基板の導電部に接続するためのものである。4本の端子2のうちの2本の端子2は導電性接続部3の一辺から外方に突出し、先端が下側に延びるように形成されている。また4本の端子2のうち残りの2本の端子は導電性接続部3の一辺に対向する他辺から外方に突出し、先端が下側に延びるように形成されている。4本の端子2はそれぞれ導電性接続部3の四隅に配置されている。
導電性接続部3はプリント基板の表面に対向するように配置されている。導電性接続部3は、4本以上の端子2のそれぞれを電気的につなぐものである。導電性接続部3は板状に形成されている。導電性接続部3は直方体形状を有している。導電性接続部3はプリント基板の表面に平行に配置されていてもよい。
放熱部4は導電性接続部3からプリント基板側とは反対側に延びる。放熱部4は上側に延びるように形成されている。放熱部4は板状に形成されている。放熱部4は、4本以上の端子2のうちの2本の端子2をつなぐ辺上に沿って設けられている。放熱部4は、放熱部4の側面4Aの放熱部4が導電性接続部3に接続される根元部に切り欠き部5を有している。つまり、切り欠き部5は放熱部4が導電性接続部3に接続される接続部に設けられている。本実施の形態では、切り欠き部5は放熱部4の両側の側面4Aに形成されている。なお、切り欠き部5は2本の端子2の少なくともいずれかの端子側の放熱部4の側面4Aに形成されていればよい。
本実施の形態では、放熱部4は、第1の放熱部材41と、第2の放熱部材42とを有している。第1の放熱部材41と第2の放熱部材42とは4本の端子2が形成されていない導電性接続部3の対向する2辺上にそれぞれ設けられている。第1の放熱部材41は4本以上の端子2のうちの第1の端子21および第2の端子22をつなぐ辺上に沿って設けられている。第2の放熱部材42は、第1の放熱部材41と向かい合うように配置されている。第2の放熱部材42は、4本以上の端子2のうちの第3の端子23および第4の端子24をつなぐ辺上に沿って設けられている。なお、放熱部4は、第1の放熱部材41または第2の放熱部材42のいずれかのみであってもよい。つまり、放熱部4は1つであってもよい。
図3および図4に示すように、4本の端子2は導電性接続部3から外方に突出した後に下側に曲げられている。また、放熱部4は導電性接続部3から上側に曲げられている。放熱部4は導電性接続部3に対して90度の角度となるように形成されていてもよい。
次に、図5を参照して、電流補助部材1がプリント基板10の導電部11に接続された様子について説明する。プリント基板10の導電部11に流れる電流は、電流方向(図中矢印方向)Aの上流側の電流補助部材1の端子2から導電性接続部3に流れ、電流方向の下流側の端子2から導電部11に流れる。電流補助部材1の放熱部4は電流方向Aに沿って配置されている。本実施の形態では、複数個の電流補助部材1が用いられている。複数個の電流補助部材1はそれぞれ同じ形状を有している。
続いて、図6を参照して、電流補助部材1の端子2がプリント基板10に接続された様子について説明する。プリント基板10は複数のスルーホール12を有している。複数のスルーホール12に電流補助部材1の端子2が挿入された状態ではんだ付けされることによりプリント基板10の導電部11(図5参照)と端子2とが接続される。なお、図6では導電部11は見やすくするために図示されていない。
端子2は、基端部2Aと、先端部2Bとを有している。基端部2Aは導電性接続部3に接続されている。先端部2Bは、基端部2Aに接続されている。先端部2Bは、基端部2Aよりも小さい断面積を有している。ここで、断面積は電流方向Aに交差する方向の断面積である。端子2は先端側が細くなる階段形状を有している。スルーホール12の径は基端部2Aは、挿入できず先端部2Bを挿入できる大きさを有している。このため、基端部2Aによってプリント基板10の表面と導電性接続部3との間に隙間を設けることができる。これにより、この隙間を通って電流補助部材1とプリント基板10との間に空気が流れることにより、放熱効果を高めることができる。また、はんだ付け時に端子2に加わる熱が放熱部4に移動しにくくすることができる。なお、先端部2Bの長さはプリント基板10の厚みよりも長くなるように形成されている。
なお、電流補助部材1の導電性接続部3とプリント基板10の表面とは平行に配置されていてもよい。電流補助部材1の上端から下端(導電性接続部3の上面から端子2の下面)までの長さは、たとえば8mmである。そして、電流補助部材1の端子2はプリント基板10の下面からたとえば1mm以上2mm以下の寸法で突出している。一方、プリント基板10の厚みはたとえば1mm以上2mm以下である。
次に、図7を参照して、本実施の形態の電流補助部材1が実装されたプリント基板10の構成について説明する。プリント基板10の表面に設けられた導電部11に複数個の電流補助部材1が接続されている。また、プリント基板10の表面にはヒートシンク61および電子部品63が搭載されている。ヒートシンク61は複数の放熱フィン62を有している。電子部品63は、パワーモジュールなどであり、使用により発熱する。
続いて、図8よび図9を参照して、複数個の電流補助部材1とヒートシンク61との位置関係について説明する。パワーモジュールなどの電子部品63は発熱するため、ヒートシンク61によって放熱される場合がある。本発明の一実施の形態では電子部品63にヒートシンク61が取り付けられている。そして、ヒートシンク61の放熱フィン62に送風することで電子部品63を冷却するようにプリント基板10上には冷却風が流れていることがある。
電流補助部材1は、放熱部4がヒートシンク61の放熱フィン62と平面視において平行に配置されている。放熱フィン62には放熱フィン62と平行に直線的な風が流れる。放熱部4が放熱フィン62と平行に配置されているため、放熱フィン62に流れる風速の高い風が放熱部4に流れる。このため、放熱効果を高くすることができる。
なお、放熱部4が長い場合には、放熱部4の風下側で風速が低下して放熱効果が低下するおそれがある。すなわち、一般的に板の間を流れる風は、板の風上側と板の風下側とでは板の近傍と離れた位置との風速分布が異なる。板の風上側では板の近傍と離れた位置とで均一な風速分布であるのに対し、板の風下側では板の近傍の風速が遅く、板と離れた位置の風速が速くなる。板が長いほど板の近傍と離れた位置との風速の差が大きくなり、風速の遅い板の近傍の放熱効果が低下する。このため、放熱部4が長い場合には、放熱部4の風下側で放熱効果が低下するおそれがある。
しかし、本実施の形態の複数の電流補助部材1では、風上側の電流補助部材1と風下側の電流補助部材1との間には間隔があるため、この間隔で風速が均一化される。したがって、風下側の電流補助部材1の放熱部4近傍の風速の低下が抑制される。そのため、風下側の電流補助部材1でも放熱効果が低下しない。
次に、本実施の形態の作用効果について比較例と対比して説明する。
図10を参照して、比較例の電流補助部材1は、本実施の形態と対比して、導電性接続部3が設けられていない点および放熱部4に切り欠き部5が設けられていない点において異なっている。つまり、比較例の電流補助部材1は平板状のバスバーである。比較例の電流補助部材1では、図中矢印で示すように電流が流れる。電流は端子2間を最短距離で流れるため、放熱部4の上部には電流はほとんど流れない。したがって、放熱部4は電流が流れる断面積を大きくすることにはほとんど貢献しない。仮に、比較例の電流補助部材1に本実施の形態の切り欠き部5を設けた場合には、切り欠き部5によって放熱部4の上部には電流がさらに流れなくなる。よって、比較例の電流補助部材1では電気抵抗を低減することはできない。
また、比較例の電流補助部材1では、本実施の形態の切り欠き部5が設けられていないため端子2と放熱部4との沿面距離(表面に沿う距離)が短くなる。したがって、はんだ付け時に端子2に加わる熱が放熱部4に移動しやすいため、端子2に加わる熱が放熱部4から放熱されることではんだ付け性が悪くなる。
これに対して、図11および図12を参照して、本実施の形態の電流補助部材1では、図中矢印で示すように電流が流れる。本実施の形態の電流補助部材1では導電性接続部3に電流を流すことで電気抵抗を低減することができる。つまり、本実施の形態の電流補助部材1によれば、導電性接続部3によって電流が流れる断面積を大きくすることで電気抵抗を低減することができる。このため、大電流を流すことができる。
また、放熱部4によって放熱することで放熱性を向上することができる。このため、大電流を通電することができる。導電性接続部3、端子2、プリント基板10の導電部11に電流が流れると発熱が生じる。この発熱は、それぞれの表面から周囲空気へ放熱されるのに加えて、放熱部4へ伝わり、放熱部4から周囲空気へ放熱される。放熱部4によって、放熱効果が高くなり、電流補助部材1とプリント基板10の導電部11の温度上昇が抑制される。このため、より大電流を流すことができる。以上より、導電性接続部3によって電気抵抗を低減し、放熱部4によって放熱性を向上することでたとえば50Aの大電流を通電することができる。
さらに、電流補助部材1に電流が流れると2本の端子2をつなぐ辺に発熱が集中しやすい。本実施の形態では、放熱部4は2本の端子2をつなぐ辺上に沿って設けられているため、温度上昇を効果的に抑制することができる。
また、放熱部4によって、放熱効果が高くなり、電流補助部材1とプリント基板10の導電部11の温度上昇が抑制されるため、放熱部4がない電流補助部材1に対して、電流補助部材1の板厚を薄くすることができる。このため、電流補助部材1の加工が容易になり、プリント基板10の導電部11へはんだ付けしやすくなる。
さらに、電流補助部材1の電気抵抗は電流補助部材1の断面積が大きいほど小さくなり、より大電流を流す事が可能となるが、断面積が大きいほど電流補助部材1の加工が難しくなり、またプリント基板10の導電部11へはんだ付けしにくくなる。そこで、本発明の一実施の形態では、4本以上の端子2によって、端子毎の断面積を小さくして加工性およびはんだ付け性を向上することができる。
また、電流補助部材1のはんだ付け時には、端子2がスルーホール12に挿入された状態で溶融はんだに接触し、その後はんだが固まることで端子2がスルーホール12にはんだ付けされる。この際、端子2と放熱部4との沿面距離(表面に沿う距離)が近いと、はんだ付け時に端子2に加わえられた熱が放熱部4に伝わることで端子2の温度上昇が抑制される。この結果、はんだ付け不良が生じるおそれがある。なお、端子2に十分な熱を加えればはんだ付け不良の発生を抑制可能であるが、加熱しすぎるとプリント基板10が劣化するという問題が生じる。また、一般的なはんだ付け工程とは別の工程で加熱する場合には製造工程が増えるためコストが高くなるという問題も生じる。
本実施の形態では、放熱部4は、切り欠き部5によって、端子2から放熱部4までの沿面距離が長くなる。つまり、端子2から放熱部4までの熱が伝わる距離が長くなる。したがって、はんだ付け時に端子2に加わる熱が放熱部4に移動しにくくなるため、はんだ付け性を向上することができる。よって、はんだ付け不良の発生を抑制できる。
本実施の形態においては、はんだ付け時の瞬間的な加熱の場合には、切り欠き部5によって、端子2から放熱部4に熱が伝わることは抑制される。したがって、切り欠き部5によって端子2と放熱部4との熱が伝わる距離を長くして、放熱部4へ熱が伝わる前に、スルーホール12および端子2の温度のみを局所的に上げることができる。
一方、電流通電時の定常的な発熱の場合には、プリント基板10の導電部11と端子2に生じる発熱は導電性接続部3を経由して放熱部4に伝わるため、切り欠き部5による定常的な発熱に対する放熱効果への影響はほとんどない。すなわち、電流通電時には、スルーホール12および端子2だけに熱が加わるわけではなく、プリント基板10の導電部11、端子2、導電性接続部3の電流が流れる部分全てが発熱する。その発熱はそれぞれの表面および放熱部4の表面から放熱される。切り欠き部5によって導電部11および端子2と放熱部4との距離は長くなるが、導電部11および端子2の発熱は導電性接続部3に移動し、導電性接続部3の発熱が放熱部4へ広がれば、全体としてみると、発熱が放熱部4へ広がることになる。また、電流通電中は常時発熱しているため、はんだ付け時の瞬間的な加熱とは異なり、全体に熱が広がる時間がある。そのため、全体がほぼ均一な温度になる。
また、電流補助部材1の周辺に風が流れている場合、切り欠き部5にも風が流れるため、切り欠き部5の周辺の放熱性を向上することができる。切り欠き部5は端子2の周辺に配置されているため、端子2に電流が流れることによって生じる局所的な温度上昇を抑制することができる。
(実施の形態2)
図13を参照して、本発明の実施の形態2の電流補助部材1の構成について説明する。本実施の形態の電流補助部材1は、実施の形態1の電流補助部材1と比較して、端子2の配置が主に異なっている。以下、特に言及しない限り、実施の形態1と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明を繰り返さない。
導電性接続部3は、プリント基板10の表面側から見て互いに対向する一辺と他辺とを有している。4本以上の端子2は、第1〜第4の端子21〜24を有している。第1の端子21および第3の端子23は、それぞれ一辺において側方に突出し、プリント基板側に延びるように形成されている。第2の端子22および第4の端子24は、それぞれ他辺において側方に突出し、プリント基板側に延びるように形成されている。
第1の端子21は、一辺と他辺とが対向する方向において第2の端子22と向かい合う位置から一辺が伸びる方向にずれた位置に配置されている。第3の端子23は、一辺と他辺とが対向する方向において第4の端子24と向かい合う位置から他辺が伸びる方向にずれた位置に配置されている。
本実施の形態では、複数の電流補助部材1を直線状に配置した場合、一方の電流補助部材1の端子2と他方の電流補助部材1の端子2とを互いにずらして配置することができる。これにより、一方および他方の電流補助部材1の距離を互いの端子2の合計の距離よりも近づけることができる。つまり、一方の電流補助部材1の第1の端子21を他方の電流補助部材1の第2の端子22の内側に配置し、他方の電流補助部材の第4の端子24を一方の電流補助部材1の第3の端子の内側に配置することができる。
図14および図15を参照して、本実施の形態の作用効果を実施の形態1の電流補助部材1と対比して説明する。
図14に示すように実施の形態1の電流補助部材1では、一方の電流補助部材1の端子2と他方の電流補助部材1の端子2とが直線状に配置されている。このため、図中矢印で示すように端子2間に電流が直線的に流れる。
一方、図15に示すように本実施の形態の電流補助部材1では、一方の電流補助部材1の端子2(第3の端子23)は、他方の電流補助部材1の端子2(第4の端子24)とがずれて配置されている。このため、第4の端子24から第3の端子23に電流が斜めに流れる。これにより、第4の端子24から第3の端子23へ流れる電流の電流経路が短くなる。これは第1の端子21および第2の端子22も同様である。
すなわち、本実施の形態の電流補助部材1によれば、第1の端子21は、一辺と他辺とが対向する方向において第2の端子22と向かい合う位置から一辺が伸びる方向にずれた位置に配置されている。第3の端子23は、一辺と他辺とが対向する方向において第4の端子24と向かい合う位置から他辺が伸びる方向にずれた位置に配置されている。このため、第1の端子21と第2の端子22との間に流れる電流の電流経路が短くなる。また、第3の端子23と第4の端子24との間に流れる電流の電流経路が短くなる。これにより、この部分の電気抵抗を低減することができる。よって、大電流を通電することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
1 電流補助部材、2 端子、2A 基端部、2B 先端部、3 導電性接続部、4 放熱部、4A 側面、5 切り欠き部、10 プリント基板、11 導電部、12 スルーホール、21〜24 第1〜第4の端子、41 第1の放熱部材、42 第2の放熱部材、61 ヒートシンク、62 放熱フィン、63 電子部品。

Claims (5)

  1. プリント基板の表面に設けられた導電部に接続するための電流補助部材であって、
    前記導電部に接続するための4本以上の端子と、
    前記プリント基板の前記表面に対向するように配置され、かつ前記4本以上の端子のそれぞれを電気的につなぐ導電性接続部と、
    前記導電性接続部から前記プリント基板側および前記4本以上の端子側とは反対側に延びる放熱部とを備え、
    前記放熱部は、前記4本以上の端子のうちの2本の端子をつなぐ辺上に沿って設けられており、かつ前記2本の端子の少なくともいずれかの端子側の前記放熱部の側面の前記放熱部が前記導電性接続部に接続される根元部に切り欠き部を有している、電流補助部材。
  2. 前記放熱部は、
    前記4本以上の端子のうちの第1および第2の端子をつなぐ辺上に沿って設けられた第1の放熱部材と、
    前記第1の放熱部材と向かい合うように配置され、かつ前記4本以上の端子のうちの第3および第4の端子をつなぐ辺上に沿って設けられた第2の放熱部材とを含む、請求項1に記載の電流補助部材。
  3. 前記端子は、
    前記導電性接続部に接続された基端部と、
    前記基端部に接続され、前記基端部よりも小さい断面積を有する先端部とを含む、請求項1または2に記載の電流補助部材。
  4. 前記導電性接続部は、前記プリント基板の前記表面側から見て互いに対向する一辺と他辺とを含み、
    前記4本以上の端子は、
    前記一辺において側方に突出し、前記プリント基板側に延びる第1および第3の端子と、
    前記他辺において側方に突出し、前記プリント基板側に延びる第2および第4の端子とを含み、
    前記第1の端子は、前記一辺と前記他辺とが対向する方向において第2の端子と向かい合う位置から前記一辺が伸びる方向にずれた位置に配置されており、
    前記第3の端子は、前記一辺と前記他辺とが対向する方向において第4の端子と向かい合う位置から前記他辺が伸びる方向にずれた位置に配置されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電流補助部材。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電流補助部材と、
    前記電流補助部材が接続された前記導電部とを備えた、プリント基板。
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