JP5904152B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びそのプログラムに関する。
医療現場に導入される電子カルテシステムにおいて、医療工程の管理ツールとしてクリニカルパスが用いられることがある。このクリニカルパスは、治療、検査、及び看護ケアの内容、並びにそれらのスケジュールを一覧にした診療計画であり、例えば病名や術式ごとに作成される。このクリニカルパスを用いることにより、医療の効率化や標準化等が図られ、医療の質や安全性の向上が期待できる。そのため、より有効性の高いクリニカルパスを作成するために、実際にクリニカルパスを適用した結果として生じるバリアンス(診療計画との差異)に基づいて定期的にクリニカルパスの見直しが行われている。
下記特許文献1には、電子カルテシステムに蓄積されているデータを分析することにより、各バリアンスの発生頻度を表すバリアンス発生頻度データと、最終的に起こる障害の重症さの程度を表すバリアンス影響度データと、バリアンスの検知の難易度を表すバリアンス検知難易データとを生成し、これらのデータに基づいて、クリニカルパスにおいて医療の質の改善に重大な影響を及ぼすバリアンスを効率よく絞り込み、その発生原因となる診療行為を抽出することを支援する手法が開示されている。また、下記特許文献2には、ある医療機関において記憶された診療実績から算出される、特定の診療項目の出現率と、入院時からの当該診療項目が実施されるまでの時間間隔の標準偏差とに基づいて、各医療機関に適したクリニカルパスの作成を支援する手法が開示されている。また、下記特許文献3には、電子カルテシステムでエラーが発生した場合に、電子カルテシステム上のユーザの操作履歴を用いて、電子カルテ上で発生したエラーの要因となった操作を分析する手法が開示されている。また、下記特許文献4には、電子カルテシステム上のユーザの操作履歴を用いて、インシデント(医療事故や医療事故に繋がる危険性のある出来事)に関連するユーザの操作を抽出し、インシデントレポートとして出力する手法が開示されている。
特開2007−108814号公報 特開2011−113428号公報 特開2009−239706号公報 特開2004−355168号公報
クリニカルパスは、病名や術式毎に複数作成される場合もある。さらに、クリニカルパスは、上述したように運用結果に鑑みて見直していくものであり、必ずしも有効なものとは限らない。そのため、複数存在するクリニカルパスの中で、どのクリニカルパスが有効であるか医師が容易に判断できるようにすることが望まれる。
本発明の目的は、クリニカルパスの有効性を容易に判断できる、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明によれば、
クリニカルパスの評価に用いられる特定操作を識別する特定操作識別情報を記憶する特定操作記憶手段と、
クリニカルパスを適用して実際の診療用に生成された診療別パスに含まれる診療計画を、実際の診療に合わせて修正した時のユーザの操作履歴を取得する操作履歴取得手段と、
前記特定操作記憶手段に記憶された前記特定操作識別情報と、前記操作履歴取得手段によって取得された前記操作履歴とを比較することにより、前記定操作を抽出する特定操作抽出手段と、
抽出された前記特定操作の個数に基づいて、前記クリニカルパス毎の指標値を算出する指標値算出手段と、
前記指標値を前記クリニカルパス毎に出力する表示出力手段と、
を有する情報処理装置が提供される。
本発明によれば、
コンピュータが、
クリニカルパスを適用して実際の診療用に生成された診療別パスに含まれる診療計画を、実際の診療に合わせて修正した時のユーザの操作履歴を取得し、
クリニカルパスの評価に用いられる特定操作を識別する特定操作識別情報を記憶する特定操作記憶手段に記憶された前記特定操作識別情報と、前記操作履歴取得手段によって取得された前記操作履歴とを比較することにより、前記定操作を抽出し、
抽出された前記特定操作の個数に基づいて、前記クリニカルパス毎の指標値を算出し、
前記指標値を前記クリニカルパス毎に出力する、
ことを含む情報処理方法が提供される。
本発明によれば、
コンピュータを、
クリニカルパスを適用して実際の診療用に生成された診療別パスに含まれる診療計画を、実際の診療に合わせて修正した時のユーザの操作履歴を取得する操作履歴取得手段、
クリニカルパスの評価に用いられる特定操作を識別する特定操作識別情報を記憶する特定操作記憶手段に記憶された前記特定操作識別情報と、前記操作履歴取得手段によって取得された前記操作履歴とを比較することにより、前記定操作を抽出する特定操作抽出手段、
抽出された前記特定操作の個数に基づいて、前記クリニカルパス毎の指標値を算出する指標値算出手段、
前記指標値を前記クリニカルパス毎に出力する表示出力手段、
として機能させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、作成されたクリニカルパスの有効性を、医師等のユーザが容易に判断することができる。
第1実施形態における情報処理装置の処理構成例を示すブロック図である。 クライアント端末で実行されるユーザの操作の流れを説明するための図である。 第1実施形態における記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 第1実施形態における特定操作記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 第1実施形態におけるパス情報記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。 第1実施形態における表示出力部の出力内容の一例を示す図である。 第1実施形態における情報処理装置がクリニカルパス毎の指標値を算出する流れを示すフローチャートである。 第1実施形態における情報処理装置がクリニカルパス毎の指標値を出力する流れを示すフローチャートである。 第1実施形態の変形例における特定操作記憶が記憶する情報の一例を示す図である。 第2実施形態における特定操作抽出部の構成例を示すブロック図である。 第2実施形態における特定操作記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。 第2実施形態における指標値算出部がクリニカルパスの指標値を算出する流れを説明するための図である。 第2実施形態における表示出力部の出力内容の一例を示す図である。 第2実施形態における情報処理装置がクリニカルパス毎の指標値を算出する流れを示すフローチャートである。 第2実施形態における情報処理装置がクリニカルパス毎の指標値を出力する流れを示すフローチャートである。 第3実施形態における表示出力部の構成例を示すブロック図である。 第3実施形態におけるパス情報記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。 第3実施形態における情報処理装置がクリニカルパス毎の指標値を出力する流れを示すフローチャートである。 第4実施形態における情報処理装置の処理構成例を示すブロック図である。 第4実施形態におけるパス情報記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。 第4実施形態における表示出力部の出力内容の一例を示す図である。 第4実施形態における情報処理装置がクリニカルパス毎の指標値を出力する流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態における情報処理装置10の処理構成例を示すブロック図である。本実施形態の情報処理装置10は、操作履歴取得部110と、特定操作抽出部120と、指標値算出部130と、表示出力部140と、パス情報記憶部150とを有する。
操作履歴取得部110は、クリニカルパスを適用して実際の診療用に生成された診療別パスに含まれる診療計画を、実際の診療に合わせて修正した時の医師や看護師等(以下、ユーザ)の操作履歴を取得する。詳細には、ユーザは、電子カルテシステムが導入されたクライアント端末20上で、ある患者の症状等に応じて所望のクリニカルパスを適用し、実際の診療に用いられる診療別パスを生成する。診療別パスが生成された時点では、診療別パスとクリニカルパスとの間で、診療計画の差異はない。そして、ユーザは診療別パスの診療計画に従って診療を行う。そして、診療の過程において、診療別パスに含まれる診療計画と異なる診療行為が行われた或いは行う必要があるといった場合に、ユーザは実際の診療に合わせて診療別パスに含まれる診療計画を修正する。これにより、診療別パスと、当該診療別パスの基となったクリニカルパスとの間で、診療計画に差異が生じる。なお、診療別パスに含まれる診療計画は、ユーザがクライアント端末20上で当該診療別パスを修正するための操作を実行することにより修正される。この時、クライアント端末20からは、診療別パスの修正に係るユーザの操作履歴が出力される。このようにして出力されたユーザの操作履歴は、対応する診療別パスに紐付けられて、記憶部30に記憶される。そして、操作履歴取得部110は、例えば1時間毎など、所定の期間毎に記憶部30に蓄積された操作履歴を取得する。なお、図1において、記憶部30は情報処理装置10の外部に位置しているが、情報処理装置10に含まれていてもよい。また、これに限らず、クライアント端末20が、操作履歴取得部110に対して操作履歴を直接出力するようにしてもよい。この場合、記憶部30は不要となる。
ここで、クライアント端末20においてユーザの操作履歴が出力される流れについて、図2及び図3を用いて説明する。図2は、クライアント端末20で実行されるユーザの操作の流れを説明するための図である。まず、図2に示されるように、あるクリニカルパスを適用することで、実際の診療用の診療別パスが生成される。そして、図2に示されるように、実際の診療に応じて診療別パスの診療計画が修正される。この修正に関してクライアント端末20上で行われたユーザの操作が、操作履歴として出力される。ここでは、図2に示されるように、診療別パスに対して操作が実行された日時、診療別パスに対して実行された操作名、及び、操作者等を含む情報が、ユーザの操作履歴として出力される。このように出力されたユーザの操作履歴は、記憶部30に記憶される。ここで、第1実施形態における記憶部30に記憶される情報の一例を図3に示す。ユーザの操作履歴は、図3に示されるように、対応する診療別パスに紐付けられて、記憶部30に記憶される。なお、当該診療別パスにおいて更に修正が行われた場合は、図3に示される操作履歴の後に、新たに行われた修正操作に関する情報が追加されていく。
特定操作抽出部120は、操作履歴取得部110により取得された操作履歴から、クリニカルパスの評価に用いられる特定の操作を抽出する。"クリニカルパスの評価に用いられる特定の操作"とは、当該クリニカルパスの有効性を判断する材料として利用できるようなユーザの操作をいう。例えば、クリニカルパスの有効性は、あるクリニカルパスを基に生成された診療別パスの診療計画に対して、ユーザがどの程度の頻度で修正を行うか等を指標として判断できる。よって、このような"クリニカルパスの評価に用いられる特定の操作"は、例えば、診療別パスに含まれる少なくとも1つ以上の診療行為で構成されるユニットを変更する操作、診療別パスに予め設定された診療行為や指示の期間の長さを変更する操作、診療別パスに予め設定された指示の内容を変更する操作、及び診療別パスを途中で中止する操作等である。本実施形態において、特定操作抽出部120は、これらの操作のうち少なくとも1以上の操作を、特定の操作として抽出する。
特定の操作の具体例について、図4を用いて説明する。図4は、第1実施形態における特定操作記憶部(不図示)に記憶される情報の一例を示す図である。特定操作記憶部は、操作履歴取得部110によって取得された操作履歴の中から、特定の操作を識別するための情報を記憶している。図4において、"特定操作名"は、操作履歴取得部110により取得された操作履歴の中に含まれる様々なユーザの操作を、特定の操作とそれ以外の操作とに分けるための情報である。特定操作抽出部120は、操作履歴取得部110により取得されたユーザの操作履歴に含まれる操作名と、特定操作記憶部に記憶された特定操作名とを比較することで、当該操作履歴の中から特定の操作を抽出することができる。なお、図4に示される情報は一例であり、これに限定されない。例えば、特定操作記憶部は、クライアント端末20で操作履歴として出力される全ての操作と、当該操作が特定の操作か否かを示すフラグ情報とを紐付けて記憶していてもよい。このようにしても、特定操作抽出部120は、操作履歴取得部110により取得された操作履歴から、特定の操作を抽出できる。また、この特定操作記憶部は、情報処理装置10に含まれていても良いし、情報処理装置10以外の他の装置に含まれていてもよい。
指標値算出部130は、特定操作抽出部120により抽出された特定の操作の個数に基づいて、クリニカルパス毎の指標値を算出する。この指標値は、クリニカルパスの有効性を示す数値である。本実施形態において、指標値算出部130は、診療別パスに紐付けられた操作履歴から特定操作抽出部120により抽出された特定の操作の個数の平均値を、当該診療別パスの基となったクリニカルパス毎に算出して指標値とする。なお、指標値算出部130によって算出される指標値は、特定の操作の個数の平均値に限定されない。例えば、指標値算出部130は、特定の操作の個数の最瀕値等を算出し、クリニカルパス毎の指標値としてもよい。本実施形態において、指標値算出部130によって算出されたクリニカルパス毎の指標値は、クリニカルパスの指標値に関する情報を記憶するパス情報記憶部150に記憶される。なお、図1において、パス情報記憶部150は、情報処理装置10に備えられているが、情報処理装置10以外の他の装置に備えられていてもよい。
ここで、第1実施形態における指標値算出部130がクリニカルパスの指標値を算出する流れについて、図5を用いて説明する。図5は、第1実施形態におけるパス情報記憶部150が記憶する情報の一例を示す図である。ここでは、パス情報記憶部150は、図5に示されるようなクリニカルパスの指標値に関する情報を記憶しているものとする。なお、"クリニカルパスID"には、複数存在するクリニカルパスを一意に特定するための情報が記憶されている。また、"指標値"には、そのクリニカルパスに対して、指標値算出部130で算出された指標値が記憶されている。図5では、クリニカルパスIDが"Path001"であるクリニカルパスが過去に5回適用されており、当該クリニカルパスの指標値が"3"である状態を前提として、図2に示される診療別パスの結果が反映される例を説明する。図5の上段は、図2に示される診療別パスの結果が反映される前の、パス情報記憶部の状態を示している。図5の下段は、図2に示される診療別パスの結果が反映された後の、パス情報記憶部の状態を示している。図4に示される特定操作記憶部を用いた場合、特定操作抽出部120は、図2に示される診療別パスに紐付けられた操作履歴から特定の操作を6個抽出する。また、図2に示される診療別パスは、クリニカルパスIDが"Path001"であるクリニカルパスを基に生成されているため、指標値算出部130は、抽出された特定の操作の個数を用いて、クリニカルパスIDが"Path001"であるクリニカルパスの指標値を算出する。図2に示される診療別パスの結果が反映された場合、図5の下段に示されるように、クリニカルパスIDが"Path001"であるクリニカルパスの指標値は"4"に更新される。
表示出力部140は、指標値算出部130により算出された指標値を、クリニカルパス毎に出力する。ここで、第1実施形態における表示出力部140の出力内容の一例を図6に示す。本実施形態において、表示出力部140は、指標値算出部130により算出された指標値をパス情報記憶部150から読み出し、図6に示されるような画面に表示する。なお、図6は、診療別パスの基となるクリニカルパスを選択する画面の一例である。この画面は、クライアント端末20に表示され、ユーザはこの中のクリニカルパスのうちの1つを選択し、診療別パスを生成する。
なお、図1等に示した情報処理装置10の各構成要素は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。情報処理装置10の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶メディア、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には様々な変形例がある。
本実施形態における情報処理装置10の処理の流れについて、図7及び図8を用いて説明する。情報処理装置10の処理は、クリニカルパス毎の指標値を算出する処理と、算出した指標値をクリニカルパス毎に出力する処理とに大きく分けられる。
まず、クリニカルパス毎の指標値を算出する処理の流れについて、図7を用いて説明する。図7は、第1実施形態における情報処理装置10がクリニカルパス毎の指標値を算出する流れを示すフローチャートである。
情報処理装置10は、記憶部30に記憶された操作履歴を取得する(S102)。そして、情報処理装置10は、図4で示されるような特定の操作を識別する情報を用いて、S102で取得された操作履歴から特定の操作を抽出する(S104)。そして、情報処理装置10は、S104で抽出された特定の操作の個数に基づいて、指標値を算出する(S106)。詳細には、情報処理装置10は、S102で取得された操作履歴が紐付けられている診療別パスの基となったクリニカルパスの現在の指標値と、S104で抽出された特定の操作の個数とに基づいて、その平均値や最頻値等を算出する。そして、情報処理装置10は、S106で算出した指標値を、対応するクリニカルパスと紐付けてパス情報記憶部150に記憶する(S108)。
次に、情報処理装置10がクリニカルパス毎の指標値を出力する処理について、図8を用いて説明する。図8は、第1実施形態における情報処理装置10がクリニカルパス毎の指標値を出力する流れを示すフローチャートである。情報処理装置10は、例えば、クライアント端末20において図6に示されるような画面が開かれたことをトリガとして、クリニカルパス毎の指標値を出力する処理を実行する。
情報処理装置10は、クリニカルパス毎の指標値をパス情報記憶部150から取得する(S202)。情報処理装置10は、S202で取得されたクリニカルパス毎の指標値を、例えば図6に示されるように、対応するクリニカルパスの行に出力する(S204)。
以上、本実施形態によれば、任意のクリニカルパスを適用した際に、実際の診療に応じてユーザが当該クリニカルパスを修正した操作の履歴が取得される。そして、その操作履歴から、クリニカルパスを評価する際に利用できる特定の操作が抽出される。そして、抽出された特定の操作の個数に基づいて、クリニカルパスの有効性を示す指標値が算出されて記憶される。そして、記憶されたクリニカルパス毎の指標値が、ユーザに対して提示される。
これにより、本実施形態によれば、ユーザは、ある診療を行う際にどのクリニカルパスを用いれば効率的か、提示された指標値に基づいて容易に判断することができる。その結果として、ユーザがより有効なクリニカルパスを選ぶことができ、院内の医療の効率を向上させることができる。また、指標値に基づいて、ユーザは頻繁に修正する必要がある(すなわち、質の低い)クリニカルパスの使用を避けることができ、院内の医療の質を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、上述した以外の効果を得ることもできる。
例えば、既存の電子カルテシステムでは、アウトカムという診療計画における目標に対する差分をバリアンスとしてユーザが手入力している。ここで、ユーザはこのバリアンスを診療記録や診療記事として入力したいと考えている反面、クリニカルパスを作成する側は後の分析に有用な情報として入力することをユーザに望んでいる。この両者の目的の相違により、互いに満足するようなバリアンスの蓄積及び運用が難しい。
本実施形態では、診療別パスに対するユーザの操作履歴が取得され、現状のシステムで入力されるバリアンスに代わる情報として活用される。これにより、本実施形態によれば、ユーザがバリアンスを望むように入力しても、クリニカルパスの評価時に有用な情報を蓄積することができる。また、ユーザが分析に有用な情報としてバリアンスを入力する必要がなくなり、バリアンスを入力することが診療行為の妨げとならない。すなわち、両者の目的に沿ったバリアンスの運用を提供できる。
(第1実施形態の変形例)
本変形例では、特定の操作毎の重み付けを予め定めておき、その重み付けに応じて指標値を算出する。
図9は、第1実施形態の変形例における特定操作記憶が記憶する情報の一例を示す図である。第1実施形態と異なり、図9では、特定の操作毎に重み付けが設定されている。但し、図9に示される重み付けは一例であり、これに限定されない。特定の操作に対して設定される重み付けは、基礎となるクリニカルパスの診療内容についてどの程度影響を与える修正をしたかによって決まる。図9の例では、基礎となるクリニカルパスからは乖離したが、診療内容の変更には直接影響しないような操作の重み付けを"1"としている。図9の例では、ユニットを切替時の選択肢を増やす操作である"候補ユニットの追加"がこれに該当する。また、図9の例では、基礎となるクリニカルパスからは乖離し、診療内容を変更するような操作の重み付けを"2"としている。図9の例では、例えば、ある指示の期間を短縮する"日付短縮"等が、これに該当する。また、図9の例では、診療内容を大きく変更するような操作の重み付けを"3"としている。図9の例では、例えば、ある指示の期間を延長する"日付延長"等が、これに該当する。また、図9の例では、最も影響の大きい操作である、"パス中止"の重み付けを"5"としている。
指標値算出部130は、特定の操作毎の重み付けを加味して指標値を算出する。例えば、特定操作抽出部120によって抽出された操作が、"オーダ追加"、"オーダ修正"、及び"日付延長"の3つであったと仮定する。この場合、図9に示される重み付けに従って、"7"という数値が算出される。そして、指標値算出部130は、この重み付けされた数値を用いて、第1実施形態で説明したようにクリニカルパスの指標値を算出する。
以上、本実施形態によれば、特定の操作による修正の影響度合いを加味した指標値が算出される。これにより、本実施形態によれば、各クリニカルパスの有効性を、ユーザにより分かり易く提示することができる。
(第2実施形態)
本実施形態は、以下の点を除いて、第1実施形態と同様である。
図10は、第2実施形態における特定操作抽出部120の構成例を示すブロック図である。本実施形態において、特定操作抽出部120は、特定操作判定部122を有する。
特定操作判定部122は、特定操作抽出部120で抽出された特定の操作が、正のバリアンスと負のバリアンスのうちいずれに属するかを判定する。ここで"バリアンス"とは、実際の診療に応じて修正された診療別パスの診療計画と、当該診療別パスの基となったクリニカルパスの診療計画との差異である。また、"正のバリアンス"とは、診療別パスの効率を、基となったクリニカルパスよりも高めるようなバリアンスである。正のバリアンスとしては、例えば、"日付短縮"の操作によって診療別パス全体の日程が短縮される等、診療別パスの効率が、基となったクリニカルパスよりも高くなるようなバリアンスが挙げられる。また、"負のバリアンス"とは、診療別パスの効率を、基となったクリニカルパスよりも低めるようなバリアンスである。負のバリアンスとしては、例えば、"日付延長"の操作によって診療別パス全体の日程が延長される等、診療別パスの効率が、基となったクリニカルパスよりも低くなるようなバリアンスが挙げられる。
特定操作判定部122の動作について、図11を用いて説明する。図11は、第2実施形態における特定操作記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。図11に示されるように、特定の操作は正のバリアンスと負のバリアンスとに分けられる。なお、"ユニット切替"の操作については、切り替え前後のユニットの内容の差異によって、正のバリアンスにも負のバリアンスにもなり得る。そのため、"ユニット切替"の操作については、例えば、日付の短縮又は延長の有無、及び、検査や指示等の診療行為の数の増減等がユニット切替によって発生するか否かに基づいて、正のバリアンスか負のバリアンスか判定される。特定操作判定部122は、特定操作抽出部120で抽出された特定の操作と、特定操作記憶部に記憶された特定操作名とに基づいて、当該特定の操作が正のバリアンス及び負のバリアンスのどちらに属するかを判定する。そして、特定操作判定部122は、正のバリアンスと判定された特定の操作と、負のバリアンスと判定された特定の操作とを、指標値算出部130へ送信する。例えば、特定操作抽出部120により、"日付短縮"が2回と、"オーダ追加"が1回という特定の操作が抽出された場合、特定操作判定部122は、図11に示されるような情報を用いて、"日付短縮"は正のバリアンス、"オーダ追加"は負のバリアンスと判定する。
指標値算出部130は、特定操作判定部122によって正のバリアンスと判定された特定の操作の個数に基づく指標値と、特定操作判定部122によって負のバリアンスと判定された特定の操作の個数に基づく指標値とを、クリニカルパス毎に算出する。
ここで、第2実施形態における指標値算出部130がクリニカルパスの指標値を算出する流れについて図12を用いて説明する。図12は、第2実施形態における指標値算出部130がクリニカルパスの指標値を算出する流れを説明するための図である。ここでは、パス情報記憶部150は、図12に示されるような情報を記憶しているものとする。図12では、クリニカルパスIDが"Path001"であるクリニカルパスが、過去に1回適用されており、正のバリアンスと判定された特定の操作に基づく指標値が"0"で、負のバリアンスと判定された特定の操作に基づく指標値が"3"である状態を前提としている。そして、図12に示されるように、クリニカルパスIDが"Path001"であるクリニカルパスが、2回目に適用された際の、正のバリアンスと判定された特定の操作の個数が"2"で、負のバリアンスと判定された特定の操作の個数が"1"であったとする。この場合、指標値算出部130は、正のバリアンスと判定された特定の操作に基づく指標値を"0+2÷2=1"と算出する。また、この場合、指標値算出部130は、負のバリアンスと判定された特定の操作に基づく指標値を"3+1÷2=2"と算出する。そして、指標値算出部130は、算出されたそれぞれの指標値で、パス情報記憶部150を更新する。なお、指標値算出部130は、第2実施形態で説明したように、特定の操作毎に定められた重み付けを用いて指標値を算出してもよい。
表示出力部140は、指標値算出部130によって算出された、正のバリアンスと判定された特定の操作に基づく指標値と、負のバリアンスと判定された特定の操作に基づく指標値とを区別して、クリニカルパス毎に出力する。ここで、第2実施形態における表示出力部140の出力内容の一例を図13に示す。本実施形態において、表示出力部140は、指標値算出部130により算出された正のバリアンスと判定された特定の操作に基づく指標値と、負のバリアンスと判定された特定の操作に基づく指標値とを、パス情報記憶部150から読み出し、図13に示されるような画面に表示する。
本実施形態における情報処理装置10の処理の流れについて、図14及び図15を用いて説明する。
まず、情報処理装置10がクリニカルパス毎の指標値を算出する処理の流れについて、図14を用いて説明する。図14は、第2実施形態における情報処理装置10がクリニカルパス毎の指標値を算出する流れを示すフローチャートである。
情報処理装置10は、S104で抽出された特定の操作が、正のバリアンスと負のバリアンスのどちらに属するかを判定する(S302)。そして、情報処理装置10は、正のバリアンスと判定された特定の操作の個数に基づく指標値と、負のバリアンスと判定された特定の操作の個数に基づく指標値とを、それぞれ算出する(S304)。そして、情報処理装置10は、S304で算出された、正のバリアンスと判定された特定の操作の個数に基づく指標値、及び負のバリアンスと判定された特定の操作の個数に基づく指標値を、対応するクリニカルパスに紐付けてパス情報記憶部150に記憶する(S306)。
次に、情報処理装置10がクリニカルパス毎の指標値を出力する処理の流れについて、図15を用いて説明する。図15は、第2実施形態における情報処理装置10がクリニカルパス毎の指標値を出力する流れを示すフローチャートである。
情報処理装置10は、クリニカルパス毎に、正のバリアンスと判定された特定の操作に基づく指標値と、負のバリアンスと判定された特定の操作に基づく指標値とを、パス情報記憶部150から取得する(S402)。そして、情報処理装置10は、S402で取得された、正のバリアンスと判定された特定の操作に基づく指標値と、負のバリアンスと判定された特定の操作に基づく指標値とを、例えば図13に示されるように、それぞれ区別して出力する(S404)。
以上、本実施形態によれば、特定操作判定部122によって、特定操作抽出部120で抽出された特定の操作が、正のバリアンスと負のバリアンスのいずれに属するかが判定される。そして、その判定結果に基づいて、正のバリアンスと判定された特定の操作に基づく指標値と、負のバリアンスと判定された特定の操作に基づく指標値とが、それぞれ算出される。そして、表示出力部140により、正のバリアンスと判定された特定の操作に基づく指標値と、負のバリアンスと判定された特定の操作に基づく指標値とが、それぞれ区別して出力される。
これにより、本実施形態によれば、あるクリニカルを適用した場合に、当該クリニカルパスの診療計画に対して、実際の診療が効率を高める方向に乖離する傾向が強いか、効率を低める方向に乖離する傾向が強いか判断することができる。すなわち、本実施形態によれば、ユーザは、各クリニカルパスの有効性をより精度よく判断できる。
(第3実施形態)
本実施形態は、以下の点を除いて、第1及び第2実施形態と同様である。
図16は、第3実施形態における表示出力部140の構成例を示すブロック図である。本実施形態において、表示出力部140は、適用回数取得部142を有する。
適用回数取得部142は、クリニカルパス毎に、当該クリニカルパスを適用して診療別パスが生成された回数を取得する。ここで、図17は、第3実施形態におけるパス情報記憶部150が記憶する情報の一例を示す図である。図17に示されるように、第3実施形態におけるパス情報記憶部150は、クリニカルパスを適用して診療別パスが生成された回数を、クリニカルパス毎に対応付けて記憶している。適用回数取得部142は、表示出力部140がクリニカルパス毎の指標値を出力する際、対応するクリニカルパスに関して診療別パスが生成された回数を取得する。
そして、表示出力部140は、指標値と、適用回数取得部142により取得された診療別パスの生成回数とを、クリニカルパス毎に対応付けて出力する。
本実施形態における情報処理装置10の処理の流れについて、図18を用いて説明する。図18は、第3実施形態における情報処理装置10がクリニカルパス毎の指標値を出力する流れを示すフローチャートである。
情報処理装置10は、クリニカルパス毎に、指標値と、診療別パスが生成された回数とを取得する(S502)。そして、情報処理装置10は、S502で取得されたクリニカルパス毎の指標値と、診療別パスが生成された回数とを対応付けて出力する(S504)。
以上、本実施形態では、クリニカルパス毎に、当該クリニカルパスを適用して診療別パスが生成された回数が取得される。そして、クリニカルパス毎の指標値と診療別パスが生成された回数とが出力される。
これにより、本実施形態によれば、ユーザは、クリニカルパスの有効性を判断する指標の1つとして、各クリニカルパスの利用回数を用いることができ、クリニカルパスの有効性をより精度よく判断できる。例えば、指標値が同等のクリニカルパスが複数存在する場合、ユーザは、利用回数が多いほうが指標値の信憑性が高い等と判断することができる。
(第4実施形態)
本実施形態は、以下の点を除いて、第1乃至第3実施形態と同様である。
図19は、第4実施形態における表示出力部140の構成例を示すブロック図である。本実施形態において、表示出力部140は、入力受付部144を更に有する。
また、本実施形態において、クリニカルパスは、当該クリニカルパスが属する分類を示す分類情報と対応付けられている。具体的には、図20に示されるように、クリニカルパスと分類情報とが対応付けられている。図20は、第4実施形態におけるパス情報記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。図20の例では、複数ある診療科を一意に特定する"診療科"と、クリニカルパスの適用対象とする病名や術式といった情報である"分類"が分類情報に該当する。
入力受付部144は、分類情報の入力を受け付ける。ここで、第4実施形態における表示出力部140の出力内容の一例を、図21に示す。入力受付部144は、例えば、図21の点線で囲まれた領域に示されるような検索ツールであり、ここに入力されたテキストを分類情報として取得する。図21の例では、入力受付部144は、分類情報として、"分類=糖尿病"といった情報を取得する。
表示出力部140は、図21に示されるように、入力受付部144に入力された分類情報に対応するクリニカルパスを出力する。図21の例では、表示出力部140は、入力受付部144によって取得された"分類=糖尿病"という分類情報を用いて、"○○パス"、"××パス"、及び"□□パス"を、図20に示されるパス情報記憶部から特定する。そして、表示出力部140は、図21に示すように、入力受付部144に入力された分類情報に対応するクリニカルパスに関する情報を出力する。
本実施形態における情報処理装置10の処理の流れについて、図22を用いて説明する。
図22は、第4実施形態における情報処理装置10がクリニカルパス毎の指標値を出力する流れを示すフローチャートである。
情報処理装置10は、図21に示されるような入力受付部144に入力された分類情報を取得する(S602)。そして、情報処理装置10は、S602で取得された分類情報と、パス情報記憶部に記憶された分類情報とを比較し、S602で取得された分類情報に対応するクリニカルパスを特定し、当該クリニカルパスに関する情報を取得する(S604)。そして、情報処理装置10は、S604で取得されたクリニカルパスに関する情報を出力する(S606)。
以上、本実施形態によれば、入力受付部144によって分類情報が取得される。そして、取得された分類情報によって、当該分類情報に対応するクリニカルパスが特定される。そして、特定されたクリニカルパスに関する情報が取得される。そして、取得されたクリニカルパスに関する情報が出力される。
以上、本実施形態によれば、ユーザが所望する分類に絞ってクリニカルパスを出力させることができ、ユーザビリティが向上する。
以上、図面を参照して、本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
例えば、指標値算出部130は、各診療別パスが適用された日時を確認し、現時点から1年前まで等、一定期間の診療別パスに紐づけられた特定の操作の個数に基づいて、クリニカルパス毎の指標値を算出するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザは、各クリニカルパスの最近の利用傾向を把握することができる。
また、第1実施形態等において、指標値算出部130は指標値を加算方式で算出しており、指標値が小さいほど有効性が高いクリニカルパスを示すような例を説明したが、例えば、指標値算出部130は一定の点数からの減点方式で指標値を算出してもよい。この場合、指標値が大きいほど有効性が高いクリニカルパスを示すことになる。
また、上述の説明で用いた複数のフローチャートでは、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、各実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順序に限定されない。各実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
以下、参考形態の例を付記する。
1.クリニカルパスを適用して実際の診療用に生成された診療別パスに含まれる診療計画を、実際の診療に合わせて修正した時のユーザの操作履歴を取得する操作履歴取得手段と、
取得された前記操作履歴から、前記クリニカルパスの評価に用いられる特定の操作を抽出する特定操作抽出手段と、
抽出された前記特定の操作の個数に基づいて、前記クリニカルパス毎の指標値を算出する指標値算出手段と、
前記指標値を前記クリニカルパス毎に出力する表示出力手段と、
を有する情報処理装置。
2.前記指標値算出手段は、前記特定の操作毎に定められた重み付けを用いて前記指標値を算出する、
1.に記載の情報処理装置。
3.前記特定の操作が、前記クリニカルパスと前記診療別パスとの差異であるバリアンスに関して、前記クリニカルパスの有効性を高めるバリアンスである正のバリアンスと、前記クリニカルパスの有効性を低めるバリアンスである負のバリアンスのいずれに属するかを判定する特定操作判定手段を更に有し、
前記指標値算出手段は、前記正のバリアンスと判定された前記特定の操作の個数に基づく前記指標値と、前記負のバリアンスと判定された前記特定の操作の個数に基づく前記指標値とを、前記クリニカルパス毎に算出し、
前記表示出力手段は、前記正のバリアンスと判定された前記特定の操作の個数に基づく前記指標値と、前記負のバリアンスと判定された前記特定の操作の個数に基づく前記指標値とを、区別して出力する、
1.又は2.に記載の情報処理装置。
4.前記クリニカルパスを用いて前記診療別パスが生成された回数を取得する適用回数取得手段を更に有し、
前記表示出力手段は、前記指標値と前記回数とを、前記クリニカルパス毎に対応付けて出力する、
1.乃至3.のいずれか1つに記載の情報処理装置。
5.前記クリニカルパス毎に、当該クリニカルパスを適用して診療別パスが生成された回数を取得する適用回数取得手段を更に有し、
前記表示出力手段は、前記指標値と前記回数とを、前記クリニカルパス毎に対応付けて出力する、
1.乃至4.のいずれか1つに記載の情報処理装置。
6.前記特定操作抽出手段は、前記診療別パスに含まれていて1以上の診療行為で構成されるユニットを変更する操作、前記診療別パスに予め設定された期間の長さを変更する操作、
前記診療別パスに予め設定された指示を変更する操作、及び前記診療別パスを診療の途中で中止する操作のうち少なくとも1つの操作を、前記特定の操作として抽出する、
1.乃至5.のいずれか1つに記載の情報処理装置。
7.前記クリニカルパスは、当該クリニカルパスが属する分類を示す分類情報と対応付けられており、
前記分類情報の入力を受け付ける入力受付手段を更に有し、
前記表示出力手段は、前記分類情報によって示される分類に対応する前記クリニカルパスを出力する、
1.乃至6.のいずれか1つに記載の情報処理装置。
8.コンピュータが、
クリニカルパスを適用して実際の診療用に生成された診療別パスに含まれる診療計画を、実際の診療に合わせて修正した時のユーザの操作履歴を取得し、
取得された前記操作履歴から、前記クリニカルパスの評価に用いられる特定の操作を抽出し、
抽出された前記特定の操作の個数に基づいて、前記クリニカルパス毎の指標値を算出し、
前記指標値を前記クリニカルパス毎に出力する、
ことを含む情報処理方法。
9.前記コンピュータが、前記特定の操作毎に定められた重み付けを用いて前記指標値を算出する、
ことを含む8.に記載の情報処理方法。
10.前記コンピュータが、前記特定の操作が、前記クリニカルパスと前記診療別パスとの差異であるバリアンスに関して、前記クリニカルパスの有効性を高めるバリアンスである正のバリアンスと、前記クリニカルパスの有効性を低めるバリアンスである負のバリアンスのいずれに属するかを判定し、
前記正のバリアンスと判定された前記特定の操作の個数に基づく前記指標値と、前記負のバリアンスと判定された前記特定の操作の個数に基づく前記指標値とを、前記クリニカルパス毎に算出し、
前記正のバリアンスと判定された前記特定の操作の個数に基づく前記指標値と、前記負のバリアンスと判定された前記特定の操作の個数に基づく前記指標値とを、区別して出力する、
ことを含む8.又は9.に記載の情報処理方法。
11.前記コンピュータが、前記クリニカルパスを用いて前記診療別パスが生成された回数を取得し、
前記指標値と前記回数とを、前記クリニカルパス毎に対応付けて出力する、
ことを含む8.乃至10.のいずれか1つに記載の情報処理方法。
12.前記コンピュータが、前記クリニカルパス毎に、当該クリニカルパスを適用して前記診療別パスが生成された回数を取得し、
前記指標値と前記回数とを、前記クリニカルパス毎に対応付けて出力する、
ことを含む8.乃至11.のいずれか1つに記載の情報処理方法。
13.前記コンピュータが、前記診療別パスに含まれていて1以上の診療行為で構成されるユニットを変更する操作、前記診療別パスに予め設定された期間の長さを変更する操作、
前記診療別パスに予め設定された指示を変更する操作、及び前記診療別パスを診療の途中で中止する操作のうち少なくとも1つの操作を、前記特定の操作として抽出する、
ことを含む8.乃至12.のいずれか1つに記載の情報処理方法。
14.前記クリニカルパスは、当該クリニカルパスが属する分類を示す分類情報と対応付けられており、
前記コンピュータが、前記分類情報の入力を受け付け、
前記分類情報によって示される分類に対応する前記クリニカルパスを出力する、
ことを含む8.乃至13.のいずれか1つに記載の情報処理方法。
15.コンピュータを、
クリニカルパスを適用して実際の診療用に生成された診療別パスに含まれる診療計画を、実際の診療に合わせて修正した時のユーザの操作履歴を取得する操作履歴取得手段、
取得された前記操作履歴から、前記クリニカルパスの評価に用いられる特定の操作を抽出する特定操作抽出手段、
抽出された前記特定の操作の個数に基づいて、前記クリニカルパス毎の指標値を算出する指標値算出手段、
前記指標値を前記クリニカルパス毎に出力する表示出力手段、
として機能させるためのプログラム。
16.前記指標値算出手段は、前記特定の操作毎に定められた重み付けを用いて前記指標値を算出する、
15.に記載のプログラム。
17.前記コンピュータを、前記特定の操作が、前記クリニカルパスと前記診療別パスとの差異であるバリアンスに関して、前記クリニカルパスの有効性を高めるバリアンスである正のバリアンスと、前記クリニカルパスの有効性を低めるバリアンスである負のバリアンスのいずれに属するかを判定する特定操作判定手段として更に機能させ、
前記指標値算出手段は、前記正のバリアンスと判定された前記特定の操作の個数に基づく前記指標値と、前記負のバリアンスと判定された前記特定の操作の個数に基づく前記指標値とを、前記クリニカルパス毎に算出し、
前記表示出力手段は、前記正のバリアンスと判定された前記特定の操作の個数に基づく前記指標値と、前記負のバリアンスと判定された前記特定の操作の個数に基づく前記指標値とを、区別して出力する、
15.又は16.に記載のプログラム。
18.前記コンピュータを、前記クリニカルパスを用いて前記診療別パスが生成された回数を取得する適用回数取得手段として更にさせ、
前記表示出力手段は、前記指標値と前記回数とを、前記クリニカルパス毎に対応付けて出力する、
15.乃至17.のいずれか1つに記載のプログラム。
19.前記コンピュータを、前記クリニカルパス毎に、当該クリニカルパスを適用して診療別パスが生成された回数を取得する適用回数取得手段として更に機能させ、
前記表示出力手段は、前記指標値と前記回数とを、前記クリニカルパス毎に対応付けて出力する、
15.乃至18.のいずれか1つに記載のプログラム。
20.前記特定操作抽出手段は、前記診療別パスに含まれていて1以上の診療行為で構成されるユニットを変更する操作、前記診療別パスに予め設定された期間の長さを変更する操作、
前記診療別パスに予め設定された指示を変更する操作、及び前記診療別パスを診療の途中で中止する操作のうち少なくとも1つの操作を、前記特定の操作として抽出する、
15.乃至19.のいずれか1つに記載のプログラム。
21.前記クリニカルパスは、当該クリニカルパスが属する分類を示す分類情報と対応付けられており、
前記コンピュータを、前記分類情報の入力を受け付ける入力受付手段として更に機能させ、
前記表示出力手段は、前記分類情報によって示される分類に対応する前記クリニカルパスを出力する、
15.乃至20.のいずれか1つに記載のプログラム。
10 情報処理装置
110 操作履歴取得部
120 特定操作抽出部
122 特定操作判定部
130 指標値算出部
140 表示出力部
142 適用回数取得部
144 入力受付部
150 パス情報記憶部
20 クライアント端末
30 記憶部

Claims (10)

  1. クリニカルパスの評価に用いられる特定操作を識別する特定操作識別情報を記憶する特定操作記憶手段と、
    クリニカルパスを適用して実際の診療用に生成された診療別パスに含まれる診療計画を、実際の診療に合わせて修正した時のユーザの操作履歴を取得する操作履歴取得手段と、
    前記特定操作記憶手段に記憶された前記特定操作識別情報と、前記操作履歴取得手段によって取得された前記操作履歴とを比較することにより、前記定操作を抽出する特定操作抽出手段と、
    抽出された前記特定操作の個数に基づいて、前記クリニカルパス毎の指標値を算出する指標値算出手段と、
    前記指標値を前記クリニカルパス毎に出力する表示出力手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記表示出力手段は、
    前記適用するクリニカルパスを選択して前記診療別パスを生成する画面において、前記クリニカルパス毎の指標値を出力する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記指標値算出手段は、前記特定操作毎に定められた重み付けを用いて前記指標値を算出する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記特定操作が、前記クリニカルパスと前記診療別パスとの差異であるバリアンスに関して、前記クリニカルパスの有効性を高めるバリアンスである正のバリアンスと、前記クリニカルパスの有効性を低めるバリアンスである負のバリアンスのいずれに属するかを判定する特定操作判定手段を更に有し、
    前記指標値算出手段は、前記正のバリアンスと判定された前記特定操作の個数に基づく前記指標値と、前記負のバリアンスと判定された前記特定操作の個数に基づく前記指標値とを、前記クリニカルパス毎に算出し、
    前記表示出力手段は、前記正のバリアンスと判定された前記特定操作の個数に基づく前記指標値と、前記負のバリアンスと判定された前記特定操作の個数に基づく前記指標値とを、区別して出力する、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記クリニカルパスを用いて前記診療別パスが生成された回数を取得する適用回数取得手段を更に有し、
    前記表示出力手段は、前記指標値と前記回数とを、前記クリニカルパス毎に対応付けて出力する、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記クリニカルパス毎に、当該クリニカルパスを適用して前記診療別パスが生成された回数を取得する適用回数取得手段を更に有し、
    前記表示出力手段は、前記指標値と前記回数とを、前記クリニカルパス毎に対応付けて出力する、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記特定操作抽出手段は、前記診療別パスに含まれていて1以上の診療行為で構成されるユニットを変更する操作、前記診療別パスに予め設定された期間の長さを変更する操作、
    前記診療別パスに予め設定された指示を変更する操作、及び前記診療別パスを診療の途中で中止する操作のうち少なくとも1つの操作を、前記特定操作として抽出する、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記クリニカルパスは、当該クリニカルパスが属する分類を示す分類情報と対応付けられており、
    前記分類情報の入力を受け付ける入力受付手段を更に有し、
    前記表示出力手段は、前記分類情報によって示される分類に対応する前記クリニカルパスを出力する、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. コンピュータが、
    クリニカルパスを適用して実際の診療用に生成された診療別パスに含まれる診療計画を、実際の診療に合わせて修正した時のユーザの操作履歴を取得し、
    クリニカルパスの評価に用いられる特定操作を識別する特定操作識別情報を記憶する特定操作記憶手段に記憶された前記特定操作識別情報と、前記取得された前記操作履歴とを比較することにより、前記定操作を抽出し、
    抽出された前記特定操作の個数に基づいて、前記クリニカルパス毎の指標値を算出し、
    前記指標値を前記クリニカルパス毎に出力する、
    ことを含む情報処理方法。
  10. コンピュータを、
    クリニカルパスを適用して実際の診療用に生成された診療別パスに含まれる診療計画を、実際の診療に合わせて修正した時のユーザの操作履歴を取得する操作履歴取得手段、
    クリニカルパスの評価に用いられる特定操作を識別する特定操作識別情報を記憶する特定操作記憶手段に記憶された前記特定操作識別情報と、前記取得された前記操作履歴とを比較することにより、前記定操作を抽出する特定操作抽出手段、
    抽出された前記特定操作の個数に基づいて、前記クリニカルパス毎の指標値を算出する指標値算出手段、
    前記指標値を前記クリニカルパス毎に出力する表示出力手段、
    として機能させるためのプログラム。
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