JP5904140B2 - 伝送装置および異常検出方法 - Google Patents

伝送装置および異常検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、伝送装置および伝送装置による異常検出方法に関する。
近年、通信網のIPトランスポート化が主流となっている。例えば図1に示すように、イーサネット信号(「イーサネット」は登録商標)や、SDH/SONET等のTDM信号のパスを中継区間であるパケット交換網(Packet Switched Network)を介してトランスポートする網構成が主流になってきている。
一方で、携帯端末等の普及に伴い、網の容量は増加し、ひとつのノード(例えば伝送装置)で扱うデータ量も飛躍的に増加している。そのため1ノードあたりの回路規模が大きくなり、故障発生率の増加や、ソフトエラーに起因するサイレント故障の発生も大きな問題となっている(例えば特許文献1参照)。
図2はリング網の構成を示す。同図は、図1のパケット交換網の一例であり、一般的なパケットトランスポートのリング構成を示している。図2のノードAは、10GbE(ギガビット・イーサネット)インタフェースによりリング網と接続され、GbEインタフェースによりクライアント側の網と接続されている。
図3は、図2のノード(以下、「伝送装置」と呼ぶ。)の機能構成を示すブロック図である。伝送装置100は、クライアント網とフレームを送受するインタフェースであるGbEインタフェース部10と、リング網とフレームを送受するインタフェースである10GbEインタフェース部12および14と、SW部16を備える。
GbEインタフェース部10は、O/E変換部20と、E/O変換部22と、PHY24と、MAC26と、NPU(Network Processor Unit)28と、TM(Traffic Manager)キュー30を有する。なおGbEインタフェース部10は、現用系と予備系の2つを備える冗長構成をとることも可能である。
NPU28は、クライアント側から入力されたMACフレームを処理するNPU受信部32を含む。図4は、図3のNPU受信部32の機能構成を示すブロック図である。NPU受信部32は、FCS照合部40と、主信号バッファ42と、アドレス検索用メモリ44と、ヘッダ情報読出し部46と、装置内ヘッダ付与部48を含む。
FCS照合部40は、MAC26から入力されたイーサネットフレームのFCSチェックを実行し、チェック結果が正常のフレームのみ透過させて主信号バッファ42へ格納する。アドレス検索用メモリ44はいわゆるMACアドレステーブルである。アドレス検索用メモリ44は、MACアドレスと、そのMACアドレスを宛先アドレスとして指定するフレームを送出すべき自装置のポート情報とを対応づけて保持する。アドレス検索用メモリ44の実装においてはCAM(Content Addressable Memory、連想メモリ)が使用されることもある。
ヘッダ情報読出し部46は、イーサネットフレームのヘッダに設定された宛先MACアドレスやクラスの情報にもとづいて、アドレス検索用メモリ44を検索し、装置内ヘッダに設定すべき情報をアドレス検索用メモリ44から読出す。例えば、イーサネットフレームを送出すべきポートの識別情報を読出す。装置内ヘッダ付与部48は、ヘッダ情報読出し部46が取得した情報(例えば送出ポートの識別情報)にもとづき装置内ヘッダを設定し、装置内ヘッダを付加したイーサネットフレームをTMキュー30に格納する。
SW部16は、TMキュー30に格納されたイーサネットフレームを順次読出してスイッチ処理を実行する。具体的には、読出したイーサネットフレームに付加された装置内ヘッダの情報に応じて、送出側の処理部(例えば10GbEインタフェース部12や10GbEインタフェース部14)へ振分ける。
特開2012−209666号公報
ここで、NPU受信部32のアドレス検索用メモリ44がソフトウェアのエラー等により異常になった場合、装置内ヘッダ情報として誤った値が設定されることがある。また、ヘッダ情報読出し部46がアドレス検索用メモリ44を正常に検索できず、イーサネットフレームに装置内ヘッダを付与できなくなり、以降のフレーム転送処理を継続できないこともある。その結果、NPU受信部32においてイーサネットフレームの未配信や誤配信が発生することがある。言い換えれば、NPU受信部32の内部でイーサネットフレームのロスを生じてしまうことがある。
このような故障を検出するためには、全てのメモリ(例えばアドレス検索用メモリ44の記憶領域の全体)にエラー訂正回路を具備する必要があった。また、汎用のメモリ等、エラー訂正回路を具備していないこともあるため、エラー訂正回路を外付けで形成する必要が生じて、回路規模の増大を招くこともあった。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、その主な目的は、伝送装置内部で発生した異常の検出を支援するための技術を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の伝送装置は、フレームの伝送装置であって、本装置内部の予め定められた監視区間にフレームが入力される際に、監視区間への入力フレーム数に関する情報を生成し、その情報をフレームへ挿入する第1監視部と、監視区間からフレームが出力される際に、監視区間からの出力フレーム数に関する情報を生成する第2監視部と、フレームから第1監視部が生成した情報を抽出し、第2監視部が生成した情報と比較することにより監視区間の異常を検出する比較部と、を備える。
本発明の別の態様は、異常検出方法である。この方法は、フレームの伝送装置が、本装置内部の予め定められた監視区間にフレームが入力される際に、監視区間への入力フレーム数に関する第1の情報を生成し、第1の情報をフレームへ挿入するステップと、監視区間からフレームが出力される際に、監視区間からの出力フレーム数に関する第2の情報を生成するステップと、フレームから第1の情報を抽出し、第2の情報と比較することにより監視区間の異常を検出するステップと、を実行する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現をシステム、プログラム、プログラムを格納した記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、伝送装置内部で発生した異常の検出を支援することができる。
パケット交換網を介してトランスポートする網構成を示す図である。 リング網の構成を示す図である。 図2のノードの機能構成を示すブロック図である。 図3のNPU受信部の機能構成を示すブロック図である。 NPU受信部の機能構成の一態様を示すブロック図である。 実施の形態のNPU受信部の機能構成を示すブロック図である。 監視区間に入力されるフレーム構成を示す図である。
実施の形態の伝送装置の構成を説明する前に、概要を説明する。
既述したように、ソフトウェアエラー等の要因により故障が発生した場合の伝送装置の挙動は、エラー訂正機能の有無等、デバイスに依存する。エラー訂正機能の無いデバイスを使用している場合は、発生した故障を検出できない状態、言い換えれば、サイレント故障の状態となり、フレーム伝送のエラー(例えば一部のフレームの未配信や誤配信)が継続することもあった。その結果、通信網の信頼性の低下を招くことがあった。また、各デバイスにエラー訂正回路を具備する場合は、回路規模が増大し、伝送装置のコスト増大を招くこともあった。
ここで、伝送装置においてエラーの発生を監視すべき区間(以下、「監視区間」とも呼ぶ。)を予め定めておき、監視区間の入口と出口の両方でフレーム数をカウントし、伝送装置のファームウェアにて両者のカウントを比較することも考えられる。この比較処理を実施するNPU受信部32の機能構成を図5に示す。図5のNPU受信部32は、入力統計情報生成部50と出力統計情報生成部52をさらに含む。この例では、FCS照合部40がフレームを出力してから、装置内ヘッダ付与部48がフレームを出力するまでの経路を監視区間として定めている。
入力統計情報生成部50は、FCS照合部40が出力したフレーム、すなわちFCSチェックの結果が正常であったイーサネットフレームの数を入力統計情報としてカウントする。伝送装置100のフォームウェアは、この入力統計情報を定期的に収集する。出力統計情報生成部52は、装置内ヘッダ付与部48が出力したフレーム、すなわち装置内ヘッダが正常に付加されたイーサネットフレームの数を出力統計情報としてカウントする。伝送装置100のファームウェアは、この出力統計情報を定期的に収集する。
この場合、伝送装置100のファームウェアは、入力統計情報と出力統計情報を比較し、両者が不一致の場合に監視区間に故障(障害)が発生したことを検出することが考えられる。しかし、ファームウェアが入力統計情報を取得するタイミングと、出力統計情報を取得するタイミングは必ずしも一致しないため、厳密に同一条件で比較することは難しく、正確な故障検出は難しい。また、ファームウェアで収集し比較するため、故障検出までに比較的長い時間がかかってしまう。その一方、収集時間を短くするとCPU等の負荷が高まり、伝送装置100の性能に影響を与えてしまうという問題が考えられる。
このように、エラー訂正機能の無いデバイス(例えばアドレス検索用メモリ44)を使用する場合に、監視区間への入力と出力のパケット透過数(通過数)を示す統計情報で比較することが考えられる。しかし、ソフトウェアの定期監視による比較となるため、故障検出までに時間を要してしまう。そのため、例えばGbEインタフェース部10の予備系に切り替えてフレーム伝送を正常状態へ復旧するまでに時間を要し、網の信頼性を必ずしも担保できる方法とならない。また、ソフトウェアの定期監視周期を短くすれば故障発生から検出までの時間を短縮できるが、伝送装置100のハードウェアの負荷が大きくなってしまうという問題が生じる。
そこで実施の形態では、監視区間の入口において、監視区間への入力フレーム自体に入力統計情報を挿入する。そして、監視区間の出口において、監視区間からの出力フレームから入力統計情報を抽出し、出力統計情報と比較することにより監視区間の故障を検出する。これにより、回路規模を増やすことなく故障検出を可能にしてサイレント故障の発生を抑制する。また、伝送装置のハードウェア負荷を抑えつつ、迅速な故障検出を可能にして、伝送装置の信頼性を向上させる。
なお実施の形態の伝送装置100は、典型的にはイーサネットフレームの伝送・中継処理を実行するレイヤ2スイッチであるが、他の種類の伝送装置であってもよい。例えば、IPパケットの伝送・中継処理を実行するレイヤ3スイッチであってもよく、複数レイヤのフレームを一元的に伝送するマルチレイヤスイッチであってもよい。
図6は、実施の形態のNPU受信部32の機能構成を示すブロック図である。NPU受信部32は、FCS照合部40と、主信号バッファ42と、アドレス検索用メモリ44と、ヘッダ情報読出し部46と、装置内ヘッダ付与部48と、入力統計情報生成部50と、出力統計情報生成部52と、入力統計情報挿入部60と、入力統計情報抽出部62と、比較部64と、アラート通知部66を含む。
本明細書のブロック図において示される各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUやメモリをはじめとする素子や機械装置、電子回路で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
図6に示す機能ブロックのうち、図4、図5の機能ブロックと同一または対応するものには同一の符号を付している。以下、FCS照合部40、主信号バッファ42、アドレス検索用メモリ44と、ヘッダ情報読出し部46、装置内ヘッダ付与部48の構成は既述であるため、以下説明を省略する。
入力統計情報生成部50は、保守者が設定した所定の時間範囲(例えば20ミリ秒から30ミリ秒の時間)を監視単位時間として予め保持する。監視単位時間は、統計情報を用いた故障検出のための比較処理のインターバル時間とも言える。入力統計情報生成部50は、監視単位時間を単位として、FCS照合部40が出力したフレーム数であり、言い換えれば、図6の監視区間に入力されるフレーム数を所定のカウンタによりカウントする。具体的には、FCS照合部40がフレームを出力するたびにカウンタ値を順次インクリメントする。入力統計情報生成部50は、1つの監視単位時間が終了し、次の監視単位時間に移行する際に、カウンタ値を0にリセットする。
入力統計情報生成部50は、FCS照合部40が出力したフレーム毎に、監視単位時間の識別情報(以下、「監視時間識別子」と呼ぶ。)とカウンタ値を対応づけた入力統計情報を入力統計情報挿入部60に渡す。入力統計情報挿入部60は、イーサネットフレームのFCSフィールド(4バイト長)に入力統計情報を設定する。
図7は、監視区間に入力されるフレーム構成を示す。図7の(a)は、イーサネットフレームの全体構成を示している。図7の(b)は、FCSに設定される入力統計情報の構成を示している。監視時間識別子は1バイトであり、その値範囲は0x00〜0xFFになる。入力統計情報生成部50は、監視時間識別子の値をサイクリックに使用する。カウンタ値は3バイトであり、その値範囲は0x000000〜0xFFFFFFになる。
なお、FCS照合部40によるFCS照合処理の終了後は、それまでのFCSデータは不要になる。したがって、入力統計情報をFCSフィールドに設定することは、フレームサイズを増加させずに、入力統計情報を後続の処理へ伝達できる点で好適な態様である。ただし、入力統計情報の設定位置はFCSフィールドに制限されない。例えば、未使用のヘッダ領域等、フレーム内の他の領域に設定してもよい。また、フレームサイズは増加するものの、入力統計情報用の新たなデータフィールドをフレームに付加してもよい。
図6に戻り、装置内ヘッダ付与部48は、装置内ヘッダ付きのイーサネットフレームをTMキュー30へ格納し、そのイーサネットフレームを入力統計情報抽出部62へも渡す。入力統計情報抽出部62は、装置内ヘッダ付与部48から出力されたイーサネットフレームのFCSフィールドに設定された入力統計情報を抽出する。入力統計情報抽出部62は、抽出した入力統計情報を比較部64へ渡し、抽出した入力統計情報のうち監視時間識別子を出力統計情報生成部52へ渡す。
出力統計情報生成部52は、所定のカウンタを保持し、入力統計情報抽出部62から監視時間識別子の情報を受け付けるとカウンタ値をインクリメントする。そして、監視時間識別子とカウンタ値とを対応づけた出力統計情報を比較部64へ渡す。出力統計情報生成部52は、最後に受け付けた監視時間識別子の値を記憶しておき、新たに受け付けた監視時間識別子の値が記憶情報と異なる場合にカウンタ値を0にリセットする。
比較部64は、監視単位時間が経過するたびに、入力統計情報抽出部62が抽出した入力統計情報と、出力統計情報生成部52が生成した出力統計情報とを比較する。そして、入力統計情報と出力統計情報の異同にもとづいて監視区間が正常か否かを判定する。
具体的には、比較部64は、入力統計情報抽出部62から最も新しく受け付けた1つの入力統計情報、言い換えれば、直近の入力統計情報を記憶する。比較部64は、入力統計情報抽出部62から新たな入力統計情報を受け付けるたびに、それまで記憶した入力統計情報(ここでは「旧入力統計情報」と呼ぶ。)に代えて、新たな入力統計情報(ここでは「新入力統計情報」と呼ぶ。)を記憶する。また比較部64は、入力統計情報抽出部62から新入力統計情報を受け付けると、新入力統計情報の監視時間識別子と旧入力統計情報の監視時間識別子を比較し、これらが不一致の場合に、旧入力統計情報のカウンタ値を比較対象として特定する。
同様に比較部64は、出力統計情報生成部52から最も新しく受け付けた1つの出力統計情報、言い換えれば、直近の出力統計情報を記憶する。比較部64は、出力統計情報生成部52から新たな出力統計情報を受け付けるたびに、それまで記憶した出力統計情報(ここでは「旧出力統計情報」と呼ぶ。)に代えて、新たな出力統計情報(ここでは「新出力統計情報」と呼ぶ。)を記憶する。また比較部64は、出力統計情報生成部52から新出力統計情報を受け付けると、新出力統計情報の監視時間識別子と旧出力統計情報の監視時間識別子を比較し、これらが不一致の場合に、旧出力統計情報のカウンタ値を比較対象として特定する。
比較部64は、比較対象として特定した旧入力統計情報のカウンタ値と旧出力統計情報のカウンタ値を比較し、これらが一致する場合は監視区間が正常と判定する。その一方、不一致の場合は監視区間が異常状態と判定する。言い換えれば、監視区間に故障や障害が発生していると判定する。この場合、比較部64は、監視区間が異常状態であることを示す情報をアラート通知部66へ出力する。
なお、旧入力統計情報のカウンタ値は、先の監視単位時間における監視区間への入力フレーム数を示すものであり、旧出力統計情報のカウンタ値は、先の監視単位時間における監視区間からの出力フレーム数を示すものである。したがって、ある監視単位時間においてこれらが不一致になることは、監視区間内部でフレームの未配信、言い換えれば、フレームロスが生じていることを意味する。比較部64は、監視区間への入力フレーム数と出力フレーム数が不一致である事実を検出することで、監視区間内部でのフレームロスの発生を検出し、すなわち監視区間内の機能が異常状態であることを検出する。
アラート通知部66は、比較部64から監視区間の異常が通知されると、その旨を示すアラートメッセージを管理者の端末へ送信して表示させる。変形例として、SNMP(Simple Network Management Protocol)を使用して外部のSNMPマネージャにアラートメッセージをTRAP通知してもよい。また、Syslogを使用して所定の外部装置へアラートメッセージ(Syslogメッセージ)を送信してもよい。さらにまた、伝送装置100のファームウェアにアラートメッセージを通知し、ファームウェアはGbEインタフェース部10のパッケージ切替処理を実行してもよい。例えば、GbEインタフェース部10の予備系を運用状態へ切り替えてもよい。
以上の構成による伝送装置100の動作を以下説明する。
伝送装置100のGbEインタフェース部10が、クライアント網から送出された光信号を受信すると、NPU受信部32にイーサネットフレームが入力される。FCS照合部40は、FCSチェックの結果が正常のイーサネットフレームを主信号バッファへ格納する。その際、入力統計情報生成部50は、カウンタ値をインクリメントして入力統計情報を生成する。入力統計情報挿入部60は、イーサネットフレームのFCSフィールドに入力統計情報を設定する。
監視区間内の処理として、ヘッダ情報読出し部46は、宛先MACアドレスをキーとしてアドレス検索用メモリ44を検索し、送信ポート情報を取得する。装置内ヘッダ付与部48は、主信号バッファ42に格納されたイーサネットフレームに対して、送信ポート情報を含む装置内ヘッダを付加し、TMキュー30へ送出する。
入力統計情報抽出部62は、装置内ヘッダ付与部48からTMキュー30へ送出される装置内ヘッダ付与後のイーサネットフレームを取得する。入力統計情報抽出部62は、取得したフレームから入力統計情報を抽出し、入力統計情報を比較部64に渡すとともに、入力統計情報の監視時間識別子を出力統計情報生成部52に渡す。出力統計情報生成部52は、監視時間識別子を受け付けると、カウンタ値をインクリメントして出力統計情報を生成し、出力統計情報を比較部64に渡す。
比較部64は、同一の監視単位時間における入力統計情報のカウンタ値と出力統計情報のカウンタ値とを比較し、カウンタ値が一致するか否かに基づいて監視区間の異常を検出する。アラート通知部66は、比較部64が異常を検出した場合に、その旨を示すアラートを予め定められた外部機器や、外部のプログラムへ通知することにより、故障発生に対応づけられた処理を実行させる。
実施の形態の伝送装置100では、監視区間の入口で統計情報を生成して、監視区間を流れるフレーム自体に統計情報を挿入する。また監視区間の出口でも統計情報を生成し、フレームから抽出した統計情報と比較することで監視区間の異常を検出する。これにより、アドレス検索用メモリ等の所定の機能ブロックにおいてソフトウェアエラー等に起因する故障が発生した場合に、この機能ブロックがエラー訂正回路を具備してなくても、迅速な故障検出を可能にする。また、サイレント故障を抑制できる。また、エラー訂正回路を付設することによる回路規模の増大を回避でき、伝送装置100の製造コストの増大を抑制し、消費電力の増大も回避できる。
また、監視区間の入口で生成した統計情報と、監視区間の出口で生成した統計情報とをファームウェアで個別に収集して比較する場合と異なり、収集のタイムラグを抑制でき、故障検出の精度を高めることができる。また、通信関連処理を実行する専用プロセッサであるNPUが統計情報の監視処理・比較処理を実行することで、ファームウェアの処理の増大を抑制できる。これにより、伝送装置100のハードウェアの負荷を低減し、伝送装置100の性能低下を回避できる。
また、伝送装置100では、監視単位時間を比較処理の単位として、入力統計情報と出力統計情報を比較し、これらの異同を判定する。これにより、比較する入力統計情報と出力統計情報の基準をあわせることができ、故障検出の精度を高めることができる。また、監視区間において複数のフレームが並列処理される場合も、監視単位時間における監視区間への入力フレーム数と出力フレーム数を比較するため、監視区間への入力と出力でフレームの順序が入れ替わる場合でも故障検出の精度低下を抑制できる。
また、監視単位時間として設定された、例えば20ミリ秒から30ミリ秒という比較的短い時間で故障を検出できる。これにより、故障発生から回復までに要する時間、例えば、現用系から予備系への切替時間を短くでき、伝送装置100および伝送装置100を含む通信網の信頼性を向上させることができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せによりいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上記実施の形態では、監視区間をNPU受信部32に設けたが、変形例として、監視区間を他の機能ブロックに設けてもよい。この場合、他の機能ブロックが入力統計情報生成部50、出力統計情報生成部52、入力統計情報挿入部60、入力統計情報抽出部62、比較部64、アラート通知部66を備える構成としてもよい。例えば、図3のNPU28において、クライアント側へ送出すべきイーサネットフレームを処理する不図示のNPU送信部に監視区間を設けてもよい。また、10GbEインタフェース部12および10GbEインタフェース部14のMPLSラベル付与部に監視区間を設けてもよい。
また上記実施の形態では、NPU受信部32内部で監視区間を完結させたが、複数の機能ブロックおよび複数のフローに亘る監視区間を設けてもよい。例えば、図3のNPU受信部32を監視区間の始点とし、10GbEインタフェース部12および10GbEインタフェース部14のMPLSラベル付与部を監視区間の終点としてもよい。この場合、NPU受信部32に入力統計情報生成部50および入力統計情報挿入部60を設けてもよい。また、10GbEインタフェース部12および10GbEインタフェース部14のMPLSラベル付与部に入力統計情報抽出部62と出力統計情報生成部52を設けてもよい。そして比較部64の機能は伝送装置100のファームウェアが実行してもよい。
ファームウェアは、複数のフロー(すなわち複数の機能ブロックに配置された入力統計情報抽出部62および出力統計情報生成部52)から入力統計情報と出力統計情報を収集する。そして、1つ以上の機能ブロックから収集した入力統計情報を集計して、監視単位時間あたりの監視区間への入力フレーム数の合計を算出し、同様に、1つ以上の機能ブロックから収集した出力統計情報を集計して、監視単位時間あたりの監視区間からの出力フレーム数の合計を算出してもよい。そして、入力フレーム数の合計と出力フレーム数の合計を比較することにより、複数の機能ブロックおよび複数のフローに亘る監視区間の正常性を判定してもよい。この場合に、監視単位時間を単位に入力統計情報と出力統計情報を比較することで、収集のタイムラグを吸収し、故障検出の精度低下を抑制できる。
上述した実施の形態および変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。また、請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施の形態および変形例において示された各構成要素の単体もしくはそれらの連携によって実現されることも当業者には理解されるところである。例えば、請求項に記載の第1監視部は、実施の形態に記載の入力統計情報生成部50と入力統計情報挿入部60の連携により実現されてよい。また、請求項に記載の比較部は、実施の形態に記載の入力統計情報抽出部62と比較部64の連携により実現されてよい。
32 NPU受信部、 40 FCS照合部、 42 主信号バッファ、 44 アドレス検索用メモリ、 46 ヘッダ情報読出し部、 48 装置内ヘッダ付与部、 50 入力統計情報生成部、 52 出力統計情報生成部、 60 入力統計情報挿入部、 62 入力統計情報抽出部、 64 比較部、 100 伝送装置。

Claims (3)

  1. フレームの伝送装置であって、
    本装置内部の予め定められた監視区間に前記フレームが入力される際に、前記監視区間への入力フレーム数に関する情報を生成し、その情報を前記フレームへ挿入する第1監視部と、
    前記監視区間から前記フレームが出力される際に、前記監視区間からの出力フレーム数に関する情報を生成する第2監視部と、
    前記フレームから前記第1監視部が生成した情報を抽出し、前記第2監視部が生成した情報と比較することにより前記監視区間の異常を検出する比較部と、
    を備えることを特徴とする伝送装置。
  2. 前記第1監視部は、所定の時間範囲の識別情報と、前記所定の時間範囲における前記監視区間への入力フレーム数を示す情報とを前記フレームへ挿入し、
    前記第2監視部は、前記所定の時間範囲における前記監視区間からの出力フレーム数を示す情報を生成し、
    前記比較部は、前記所定の時間範囲を単位として、前記監視区間への入力フレーム数を示す情報と、前記監視区間からの出力フレーム数を示す情報とを比較することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  3. フレームの伝送装置が、
    本装置内部の予め定められた監視区間に前記フレームが入力される際に、前記監視区間への入力フレーム数に関する第1の情報を生成し、前記第1の情報を前記フレームへ挿入するステップと、
    前記監視区間から前記フレームが出力される際に、前記監視区間からの出力フレーム数に関する第2の情報を生成するステップと、
    前記フレームから前記第1の情報を抽出し、前記第2の情報と比較することにより前記監視区間の異常を検出するステップと、
    を実行することを特徴とする異常検出方法。
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