JP5891894B2 - パケット監視装置及びパケット監視方法 - Google Patents

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Description

本発明は、パケットを監視する装置及び方法に関する。
従来、IP(Internet Protocol)ネットワークでは、通信品質や通信エラーの傾向等を把握するために、次のような方法を用いて、パケットの監視が行われている。例えば、通信経路上の複数のネットワーク装置の各々において、送信パケット数及び受信パケット数(以下まとめて「送受信パケット数」ともいう)をカウントし、それをネットワーク装置間で比較する方法である。この方法によれば、送受信パケット数がネットワーク装置間で異なれば、例えばパケットロスが発生したことになる。この方法では、各ネットワーク装置において、送受信パケット数のカウント開始、終了が、例えば時刻やユーザ指示をトリガーとして行われる場合が多い。この場合では、予め設定された開始時刻から終了時刻までの間や、ユーザが開始を指示してから終了を指示するまでの間に、送受信パケット数のカウントが行われる。
一方、パケットを監視する技術に関し、次のような技術が知られている。
例えば、SONET/SDHインタフェースのペイロード部にIPパケットをマッピングして伝送する所謂、POSインタフェースを持つIPルータ装置の装置内監視方法に関する技術が知られている。ここで、SONET/SDHとはSynchronous Optical Network/Synchronous Digital Hierarchyのことであり、POSとはPacket Over SONET/SDHのことである。また、例えば、複数のネットワーク装置で構築されるネットワーク内に流れるトラフィックのパケットロスを計測する計測システムに関する技術が知られている。また、例えば、IP網(IPネットワーク)を介して電話通信を行うためのIP電話システムにおける通話経路上の故障区間を特定するための、IP電話故障区間切り分けシステム及び方法に関する技術が知られている。また、例えば、ネットワークの品質(パケットロス)を測定する装置及び方法に関する技術が知られている。また、例えば、パケットネットワークなどの非同期網におけるパケットの伝送品質の計測技術に関し、パケットの伝送品質を測定するための計測パケットをユーザパケット伝送の間隙を利用して送信する方法及び装置に関する技術が知られている。
特開2001−333140号公報 特開2002−152266号公報 特開2007−68093号公報 国際公開第07/010763号パンフレット 国際公開第08/117379号パンフレット
上述のとおり、通信経路上の複数のネットワーク装置の各々において、送受信パケット数のカウント開始、終了が、例えば時刻やユーザ指示をトリガーとして行われる場合がある。しかしながら、この場合、その時刻やユーザ指示において、ネットワーク装置間で生じるパケットの伝送遅延(通信遅延)が考慮されていないため、ネットワーク装置間で同期を取って送受信パケット数のカウント開始、終了を行うことができない。その結果、ネットワーク装置間で比較対象とされる送受信パケット数を正しくカウントすることできない虞がある。例えば、通信経路上の複数のネットワーク装置において、同時刻に送受信パケット数のカウント開始又は終了が行われた場合には、次のような問題が生じ得る。例えば、第1のネットワーク装置がパケットを送信した後から、そのパケットを第2のネットワーク装置が受信する前までの間に、送受信パケット数のカウント開始が行われてしまった場合による問題がある。この場合は、第1のネットワーク装置でカウントされなかったパケットが第2のネットワーク装置でカウントされてしまうため、パケットロスが無かったとしても、2つのネットワーク装置間で比較対象とされる送受信パケット数が異なってしまう。また、例えば、第1のネットワーク装置がパケットを送信した後から、そのパケットを第2のネットワーク装置が受信する前までの間に、送受信パケット数のカウント終了が行われてしまった場合による問題がある。この場合は、第1のネットワーク装置でカウントされたパケットが第2のネットワーク装置でカウントされないため、パケットロスが無かったとしても、2つのネットワーク装置間で比較対象とされる送受信パケット数が異なってしまう。
本発明は、上記実情に鑑み、通信経路上のネットワーク装置間で比較対象とされるパケット数を正しくカウントすることできる、パケット監視装置及びパケット監視方法を提供することを目的とする。
装置の一観点によれば、検出部とカウント部とを含むパケット監視装置が提供される。検出部は、受信したパケットを複数の処理部を介して送信するネットワーク装置内のパケット伝送配線上の一つ以上の位置を監視位置とし、前記監視位置毎に、監視位置を通過する監視開始用パケット又は監視終了用パケットを検出する。カウント部は、前記監視位置毎に、前記検出部により前記監視開始用パケットが検出されてから前記監視終了用パケットが検出されるまでの間に監視位置を通過する監視対象パケットの数をカウントする。
方法の一観点によれば、パケット監視装置のパケット監視方法が提供される。このパケット監視方法では、前記パケット監視装置が、監視位置毎に、監視位置を通過する監視開始用パケット又は監視終了用パケットを検出する。なお、監視位置とは、受信したパケットを複数の処理部を介して送信するネットワーク装置内のパケット伝送配線上の一つ以上の位置である。また、前記監視位置毎に、前記監視開始用パケットが検出されてから前記監視終了用パケットが検出されるまでの間に監視位置を通過する監視対象パケットの数をカウントする。
開示の装置及び方法は、通信経路上のネットワーク装置間で比較対象とされるパケット数を正しくカウントすることできる、という効果を奏する。
一実施の形態に係るパケット監視装置を含むネットワーク装置を複数含むネットワークシステムの一例を示す図である。 パケット監視装置を含むネットワーク装置の構成例を示す図である。 監視結果用パケットに含まれる監視結果情報の一例を示す図である。 パケット監視装置の動作を示すフローチャートである。 マスター動作1(S102)を示すフローチャートである。 マスター動作2(S103)を示すフローチャートである。 スレーブ動作(S104)を示すフローチャートである。
図1は、一実施の形態に係るパケット監視装置を含むネットワーク装置を複数含むネットワークシステムの一例を示す図である。
なお、本明細書において、パケットという用語は、PDU(Protocol Data Unit)(すなわち、プロトコルに応じた形式を有するデータの送信単位)という一般的な意味を示す。従って、パケットという用語は、プロトコル自体やプロトコルが属するレイヤを限定しない意味で用いる。
図1に示したように、ネットワークシステム100は、第1のネットワーク200と第2のネットワーク300との間の通信経路上に、パケット監視装置400を含むネットワーク装置500が複数(本実施形態では3つとする)接続された構成を含む。
なお、図1では、3つのネットワーク装置500を500a、500b、500cとして示しているが、位置関係の区別をしないときは、その各々を、単に、ネットワーク装置500ともいう。パケット監視装置400(400a、400b、400c)についても同様である。
第1のネットワーク200、第2のネットワーク300は、例えばLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークである。
ネットワーク装置500は、受信したパケットを複数の処理部を介して送信する装置であって、例えばレイヤ3スイッチ(SW)である。なお、符号501は、第1のネットワーク200に接続されるネットワーク装置500aのポートを示す。また、符号502は、第2のネットワーク300に接続されるネットワーク装置500cのポートを示す。
パケット監視装置400は、ネットワーク装置500を通過する監視対象パケットを一つ以上の監視位置で監視する装置である。なお、本実施形態において、監視対象パケットは、送信元が第1のネットワーク200であって且つ送信先が第2のネットワーク300であるパケットであるとする。また、一つ以上の監視位置とは、詳しくは後述する、P1、P2、P3、P4、P5、P6の位置の中の一つ以上の位置とする。
図2は、パケット監視装置400を含むネットワーク装置500の構成例を示す図である。
図2に示したように、ネットワーク装置500は、第1のPHY処理部510、第1のMAC(Media Access Control)処理部520、SW(スイッチ)処理部530、第2のMAC処理部540、第2のPHY処理部550、パケット監視装置400を含む。
なお、ネットワーク装置500の各部(パケット監視装置400の各部も含む)は、ハードウェア(例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路)、又は、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実現される。
第1のPHY処理部510、第2のPHY処理部550は、パケットに対する物理(physical)層の処理を行う。第1のMAC処理部520、第2のMAC処理部540は、パケットに対するMAC層の処理を行う。SW処理部530は、パケットの送信先(宛先)に応じてパケットの出力先を切り替える処理を行う。
ネットワーク装置500では、例えば、送信元が第1のネットワーク200であって且つ送信先が第2のネットワーク300であるパケット(監視対象パケット)が受信されると、それが、上記の複数の処理部を介して、第2のネットワーク300宛に送信される。すなわち、その受信されたパケットが、第1のPHY処理部510、第1のMAC処理部520、SW処理部530、第2のMAC処理部540、第2のPHY処理部550を介して、送信される。
パケット監視装置400は、送受信部401、監視用パケット検出部402、パケットカウンタ403、他装置情報集約部404、比較部405、情報設定部406を含む。また、パケット監視装置400は、MIB(Management Information Base:管理情報ベース)部407、監視用パケット生成部408を更に含む。なお、送受信部401は送信部及び受信部の一例であり、監視用パケット検出部402は検出部の一例であり、パケットカウンタ403はカウント部の一例であり、監視用パケット生成部408はパケット生成部の一例であり、MIB407は警告部の一例である。
送受信部401は、監視位置毎に、監視位置を通過するパケットを受信し、監視用パケット検出部402へ出力する。本実施形態では、パケットを伝送する配線上のP1、P2、P3、P4、P5、P6の一つ以上の位置を監視位置とする。P1は、外部と第1のPHY処理部510との間の配線上の位置である。なお、P1は、監視対象パケットを受信する配線上の位置でもある。P2は、第1のPHY処理部510と第1のMAC処理部520との間の配線上の位置である。P3は、第1のMAC処理部520とSW処理部530との間の配線上の位置である。P4は、SW処理部530と第2のMAC処理部540との間の配線上の位置である。P5は、第2のMAC処理部540と第2のPHY処理部550との間の配線上の位置である。P6は、第2のPHY処理部550と外部との間の配線上の位置である。なお、P6は、監視対象パケットを送信する配線上の位置でもある。
また、送受信部401は、当該ネットワーク装置500(当該パケット監視装置400)宛の監視結果用パケットをP1、P2、P3、P4、P5、P6の何れかの位置から受信すると、それを他装置情報集約部404へ出力する。
また、送受信部401は、監視用パケット生成部408から入力される監視用パケット(監視開始用パケット、監視終了用パケット、又は監視結果用パケット)をP1、P2、P3、P4、P5、P6の何れかの位置から送信する。
また、送受信部401は、MIB部407から入力されるTrap(トラップ)通知用パケットを、P1、P2、P3、P4、P5、P6の何れかの位置から送信する。
監視用パケット検出部402は、監視位置毎に、送受信部401から入力される、監視位置を通過するパケットを、パケットカウンタ403へ出力すると共に、監視位置を通過する監視用パケットを検出する。なお、監視用パケットは、監視開始用パケット、又は監視終了用パケットである。監視用パケット検出部402は、監視開始用パケットを検出すると、それが検出された監視位置を通過する監視対象パケットのカウント動作を開始させる信号(開始信号)をパケットカウンタ403へ出力する。一方、監視終了用パケットを検出すると、それが検出された監視位置を通過する監視対象パケットのカウント動作を終了させる信号(終了信号)をパケットカウンタ403へ出力する。
パケットカウンタ403は、監視位置毎に、対応するカウンタを備える。パケットカウンタ403は、監視用パケット検出部402から開始信号が入力されると、それに対応する監視位置を通過する監視対象パケットを、対応するカウンタによりカウントする動作を開始する。なお、監視対象パケットは、情報設定部406から入力される監視対象規定情報により規定される。一方、パケットカウンタ403は、監視用パケット検出部402から終了信号が入力されると、それに対応する監視位置を通過する監視対象パケットを、対応するカウンタによりカウントする動作を終了する。そして、そのカウント結果の情報を比較部405、監視用パケット生成部408へ出力する。このように、パケットカウンタ403は、監視位置毎に、監視用パケット検出部402により監視開始用パケットが検出されてから監視終了用パケットが検出されるまでの間に監視位置を通過する監視対象パケットの数をカウントする。
他装置情報集約部404は、送受信部401から入力される監視結果用パケットに含まれる監視結果情報を抽出し、比較部405へ出力する。なお、監視結果情報は、それを生成したパケット監視装置400を含むネットワーク装置500における監視位置毎のカウント結果情報を含む。このように、他装置情報集約部404には、他のネットワーク装置500における監視位置毎のカウント結果情報が集約される。
比較部405は、パケットカウンタ403から入力される監視位置毎のカウント結果情報と、他装置情報集約部404から入力される他のネットワーク装置500毎の監視結果情報とから、ネットワーク装置間のカウント結果情報を比較する。そして、その比較結果情報を情報設定部406へ出力する。
情報設定部406は、比較部405から入力される比較結果情報をMIB部407へ出力する。また、情報設定部406は、例えばユーザにより、動作モード規定情報、監視対象規定情報、監視開始用パケット規定情報、監視終了用パケット規定情報、監視結果用パケット規定情報、監視時間規定情報等の各種の情報が設定される。また、情報設定部406は、監視対象規定情報をパケットカウンタ403へ出力する。また、情報設定部406は、監視時間規定情報に応じた監視開始時刻に、監視開始用パケット規定情報を監視用パケット生成部408へ出力する。また、情報設定部406は、監視時間規定情報に応じた監視終了時刻に、監視終了用パケット規定情報を監視用パケット生成部408へ出力する。また、情報設定部406は、監視結果用パケット規定情報を監視用パケット生成部408へ出力する。
情報設定部406に設定される各種の情報において、動作モード規定情報は、パケット監視装置400の動作モードをマスターモード又はスレーブモードに規定する情報である。本実施形態では、パケット監視装置400aの情報設定部406に、動作モードをマスターモードに規定する動作モード規定情報が設定されるものとする。また、パケット監視装置400b、400cの各々の情報設定部406に、動作モードをスレーブモードに規定する動作モード規定情報が設定されるものとする。
監視対象規定情報は、監視対象パケットを規定する情報であり、監視対象パケットの送信元ネットワークアドレス、送信先ネットワークアドレス、送信元ポート番号、送信先ポート番号の情報を含む。但し、送信元ポート番号、送信先ポート番号の情報は無くてもよい。なお、送信元ポート番号は、例えば、TCP(Transmission Control Protocol)又はUDP(User Datagram Protocol)の送信元ポート番号であり、送信先ポート番号は、例えば、TCP又はUDPの送信先ポート番号である。本実施形態では、監視対象パケットの送信元ネットワークアドレス、送信先ネットワークアドレスを、第1のネットワーク200のアドレス、第2のネットワーク300のアドレス300とする。また、監視対象パケットの送信元ポート番号、送信先ポート番号を、所定の送信元ポート番号、所定の送信先ポート番号とする。
監視開始用パケット規定情報は、監視開始用パケットを規定する情報であり、監視開始用パケットの送信元アドレス、送信先アドレス、送信元ポート番号、送信先ポート番号の情報を含む。監視終了用パケット規定情報は、監視終了用パケットを規定する情報であり、監視終了用パケットの送信元アドレス、送信先アドレス、送信元ポート番号、送信先ポート番号の情報を含む。なお、監視開始用パケットの送信元アドレス、監視終了用パケットの送信元アドレスは、監視対象パケットの送信元ネットワークに接続されるネットワーク装置500のポートのアドレスとなる。従って、本実施形態では、それらが、第1のネットワーク200に接続されるネットワーク装置500aのポート501のアドレスとなる。また、監視開始用パケットの送信先アドレス、監視終了用パケットの送信先アドレスは、監視対象パケットの送信先ネットワークに接続されるネットワーク装置500のポートのアドレスとなる。従って、本実施形態では、それらが、第2のネットワーク300に接続されるネットワーク装置500cのポート502のアドレスとなる。また、本実施形態では、監視開始用パケットの送信先ポート番号、送信元ポート番号と、監視終了用パケットの送信元ポート番号、送信先ポート番号を、いずれも、例えば5000とする。
監視結果用パケット規定情報は、監視結果用パケットを規定する情報であり、監視結果用パケットの送信先アドレスの情報を含む。なお、監視結果用パケットの送信先アドレスは、マスターモードで動作するパケット監視装置400を含むネットワーク装置500のアドレスとなる。従って、本実施形態では、それが、ネットワーク装置500aのアドレスとなる。なお、詳しくは後述するように、マスターモードで動作するパケット監視装置400は監視結果用パケットの送信を行わない。このことから、パケット監視装置400aの情報設定部406には監視結果用パケット規定情報が設定されなくてもよい。
監視時間規定情報は、監視時間を規定する情報であり、監視開始時刻、監視終了時刻の情報を含む。なお、監視時間規定情報は、監視開始時刻、監視時間の情報を含むとしてもよい。この場合、監視終了時刻は、監視開始時刻に監視時間を加えた時刻となる。なお、詳しくは後述するように、スレーブモードで動作するパケット監視装置400は監視開始用パケット、監視終了用パケットの生成を行わない。このことから、パケット監視装置400b、400cの各々の情報設定部406には監視時間規定情報が設定されなくてもよい。
MIB部407は、情報設定部406から入力される比較結果情報をMIBに格納する。また、MIB部407は、比較結果情報が、例えば、ネットワーク装置間の監視位置毎のカウント結果が異なるという情報である場合に、Trap通知用パケットを生成し、送受信部401へ出力する、という警告処理を行う。Trap通知用パケットは、例えば、カウント結果が変化した位置が、何れのネットワーク装置500の何れの監視位置の間であったかを示す情報を含む。なお、ネットワークシステム100では、SNMP(Simple Network Management Protocol)を用いてシステムの監視、管理が行われており、Trap通知用パケットは、図示しないマネージャである装置(例えばシステム監視装置)宛に送信される。
監視用パケット生成部408は、情報設定部406から入力される監視開始用パケット規定情報に応じて監視開始用パケットを生成し、送受信部401へ出力する。また、監視用パケット生成部408は、情報設定部406から入力される監視終了用パケット規定情報に応じて監視終了用パケットを生成し、送受信部401へ出力する。また、監視用パケット生成部408は、情報設定部406から入力される監視結果用パケット規定情報と、パケットカウンタ403から入力される、監視位置毎のカウント結果情報とに基づいて、監視結果情報を含む監視結果用パケットを生成する。そして、それを送受信部401へ出力する。
図3は、監視結果用パケットに含まれる監視結果情報の一例を示す図である。
図3に示したように、監視結果情報600は、それを生成したパケット監視装置400を含むネットワーク装置500のアドレス601と、そのネットワーク装置500での監視位置毎のカウント数(カウント結果)602の情報を含む。なお、アドレス601は、この監視結果情報600を含む監視結果用パケットの送信元アドレスでもある。
次に、パケット監視装置400の動作について説明する。
図4は、パケット監視装置400の動作を示すフローチャートである。
図4に示したように、本動作が開始すると、情報設定部406に設定されている動作モード規定情報から、動作モードがマスターモードであるか否かが判定される(S101)。ここで、その判定結果がYesの場合には、マスター動作として、点線で囲まれたマスター動作1(S102)とマスター動作2(S103)が並列に行われ、両動作が終了すると、本動作が終了する。
一方、S101の判定結果がNoの場合には、スレーブ動作(S104)が行われ、本動作が終了する。
図5は、マスター動作1(S102)を示すフローチャートである。
図5に示したように、本動作が開始すると、現在時刻が、情報設定部406に設定されている監視時間規定情報に規定された監視開始時刻であるか否かが判定される(S201)。なお、現在時刻は、例えば、パケット監視装置400(又はネットワーク装置500)が備える図示しない内部時計の時刻である。
S201において、その判定結果がNoの場合には、本判定を繰り返す。
一方、S201の判定結果がYesの場合には、情報設定部406に設定されている監視開始用パケット規定情報に応じて監視開始用パケットが監視用パケット生成部408により生成される(S202)。そして、その監視開始用パケットがP2から送受信部401により送信される(S203)。なお、監視開始用パケットをP2から送信する理由は、本実施形態では、マスター動作を行うパケット監視装置400を含むネットワーク装置500における監視位置をP3、P4、P5、P6とするからである。このようにP2から送信することにより、監視開始用パケットが、P3、P4、P5、P6の監視位置を通過することになる。
続いて、現在時刻が、情報設定部406に設定されている監視時間規定情報に規定された監視終了時刻であるか否かが判定される(S204)。ここで、その判定結果がNoの場合には、本判定を繰り返す。
一方、S204の判定結果がYesの場合には、情報設定部406に設定されている監視終了用パケット規定情報に応じて監視終了用パケットが監視用パケット生成部408により生成される(S205)。そして、その監視終了用パケットがP2から送受信部401により送信される(S206)。なお、監視終了用パケットをP2から送信する理由は、監視開始用パケットをP2から送信する理由と同じである。
S206の後は、処理がリターンする。
なお、S203、206において、本実施形態では、マスター動作を行うパケット監視装置400を含むネットワーク装置500における監視位置をP3、P4、P5、P6とすることから、監視開始用パケット、監視終了用パケットの送信位置をP2とした。しかしながら、これに限らず、その送信位置を他の位置としてもよい。例えば、監視位置をP2、P3、P4、P5、P6とする場合には、その送信位置をP1としてもよい。
図6は、マスター動作2(S103)を示すフローチャートである。
図6に示したように、本動作が開始すると、P3、P4、P5、P6の監視位置毎に、点線で囲まれたS301乃至S307が行われる。
まず、送受信部401が監視位置を通過するパケットを受信したか否かが判定される(S301)。ここで、その判定結果がNoの場合には、本判定を繰り返す。
一方、S301の判定結果がYesの場合、そのパケットが監視開始用パケットであるか否か(監視用パケット検出部402により監視開始用パケットが検出されたか否か)が判定される(S302)。ここで、その判定結果がNoの場合には、処理がS301へ戻る。
一方、S302の判定結果がYesの場合には、パケットカウンタ403により、対応するカウンタがリセットされる(S303)。
続いて、送受信部401が監視位置を通過するパケットを受信したか否かが判定される(S304)。ここで、その判定結果がNoの場合には、本判定を繰り返す。
一方、S304の判定結果がYesの場合、そのパケットが監視終了用パケットであるか否か(監視用パケット検出部402が監視終了用パケットを検出したか否か)が判定される(S305)。
S305において、その判定結果がNoの場合、そのパケットが監視対象規定情報により規定された監視対象パケットであるか否かが判定される(S306)。ここで、その判定結果がYesの場合には、パケットカウント403により、対応するカウンタがカウントアップ(+1)される(S307)。
S307の後、又は、S306がNoの場合は、処理がS304へ戻る。
一方、S305の判定結果がYesの場合、監視用パケット検出部402が全ての監視位置(P3、P4、P5、P6)で監視終了用パケットを検出したか否かが判定される(S308)。ここで、その判定結果がNoの場合には、本判定を繰り返す。
一方、S308の判定結果がYesの場合には、他のネットワーク装置(スレーブモードで動作するパケット監視装置400を含むネットワーク装置)500の全てから監視結果用パケットを送受信部401が受信したか否かが判定される(S309)。ここで、その判定結果がNoの場合には、本判定を繰り返す。
一方、S309の判定結果がYesの場合には、比較部405により、次のような比較が行われる(S310)。当該ネットワーク装置500の監視位置毎のカウント結果情報(パケットカウンタ403により得られた監視位置毎のカウント結果情報)と、他のネットワーク装置500毎の監視結果情報とから、ネットワーク装置間のカウント結果情報の比較が行われる。
続いて、その比較の結果、ネットワーク装置間の監視位置毎のカウント結果が異なる場合には警告処理が行われる(S311)。この警告処理では、MIB部407によりTrap通知用パケットが生成され、それが送受信部401により送信される。
S311の後は、処理がリターンする。
図7は、スレーブ動作(S104)を示すフローチャートである。
図7に示したように、本動作が開始すると、監視位置毎に、点線で囲まれたS401乃至S407が行われる。なお、本実施形態では、スレーブモードで動作するパケット監視装置400を含むネットワーク装置500における監視位置を、P1、P2、P3、P4、P5、P6の位置とする。
S401乃至S407は、上述のS301乃至S307と同様の動作となるので、ここでは説明を割愛する。
S405において、その判定結果がYesの場合、監視用パケット検出部402が全ての監視位置(P1、P2、P3、P4、P5、P6)で監視終了用パケットを検出したか否かが判定される(S408)。ここで、その判定結果がNoの場合には、本判定を繰り返す。
一方、S408の判定結果がYesの場合には、次のような処理が行われる。情報設定部406に設定されている監視結果用パケット規定情報と、パケットカウンタ403により得られた監視位置毎のカウント結果情報とに基づいて、監視結果情報を含む監視結果用パケットが生成される(S409)。そして、その監視結果用パケットが送受信部401により送信される(S410)。
S410の後は、処理がリターンする。
このような図4乃至図7に示す動作により、ネットワークシステム100におけるパケット監視装置400a、400b、400cの各々の動作は次のようになる。
ネットワークシステム100において、パケット監視装置400aによりマスター動作が行われ、パケット監視装置400b、400cの各々によりスレーブ動作が行われる。
まず、所定の監視開始時刻になると、パケット監視装置400aにより、ネットワーク装置500aのP2から監視開始用パケットが送信される。
そして、パケット監視装置400aにより、ネットワーク装置500aの監視位置(P3、P4、P5、P6)毎に、監視開始用パケットが検出されると監視対象パケットのカウント動作が開始する。カウント動作が開始すると、監視対象パケットを検出する毎に、対応するカウンタのカウントアップが行われる。
また、パケット監視装置400bにより、ネットワーク装置500bの監視位置(P1、P2、P3、P4、P5、P6)毎に、監視開始用パケットが検出されると監視対象パケットのカウント動作が開始する。カウント動作が開始すると、監視対象パケットを検出する毎に、対応するカウンタのカウントアップが行われる。
また、パケット監視装置400cにより、ネットワーク装置500cの監視位置(P1、P2、P3、P4、P5、P6)毎に、監視開始用パケットが検出されると監視対象パケットのカウント動作が開始する。但し、監視開始用パケットは、送信先アドレスがポート502のアドレス(IPアドレス)であることから、P4の監視位置までは到達するものの、第2のMAC処理部540、第2のPHY処理部550を介してP5、P6の監視位置に到達することはない。そこで、P5、P6の各監視位置では、P4(P1、P2、又はP3でもよい)の監視位置で最初にカウントされた監視対象パケットがコピーされ、これが監視開始用パケットとして取り扱われる。すなわち、P5、P6の各監視位置では、監視開始用パケットの検出として、そのコピーされた監視対象パケットの検出が行われる。また、この場合は、それが検出された時点でカウンタの値が1とされて処理が行われる。監視対象パケットのカウント動作が開始すると、監視対象パケットを検出する毎に、対応するカウンタのカウントアップが行われる。
その後、所定の監視終了時刻になると、パケット監視装置400aにより、ネットワーク装置500aのP2から監視終了用パケットが送信される。
そして、パケット監視装置400aにより、ネットワーク装置500aの監視位置(P3、P4、P5、P6)毎に、監視終了用パケットが検出されると監視対象パケットのカウント動作が終了する。
また、パケット監視装置400bにより、ネットワーク装置500bの監視位置(P1、P2、P3、P4、P5、P6)毎に、監視終了用パケットが検出されると監視対象パケットのカウント動作が終了する。そして、パケット監視装置400bにより、ネットワーク装置500bにおける監視位置(P1、P2、P3、P4、P5、P6)毎のカウント結果情報を有する監視結果情報を含む監視結果用パケットが送信される。
また、パケット監視装置400cにより、ネットワーク装置500cの監視位置(P1、P2、P3、P4、P5、P6)毎に、監視終了用パケットが検出されると監視対象パケットのカウント動作が終了する。但し、監視開始用パケットと同様に、監視終了用パケットは、P4の監視位置までは到達するものの、P5、P6の監視位置に到達することはない。そこで、P5、P6の各監視位置では、P4の監視位置で検出された監視終了用パケットの次のパケット(監視対象パケットでもある)がコピーされ、これが監視終了用パケットとして取り扱われる。すなわち、P5、P6の各監視位置では、監視終了用パケットの検出として、そのコピーされたパケットの検出が行われる。なお、この場合、監視終了用パケットとして取り扱われたパケットのカウントは行われない。そして、パケット監視装置400cにより、ネットワーク装置500cにおける監視位置(P1、P2、P3、P4、P5、P6)毎のカウント結果情報を有する監視結果情報を含む監視結果用パケットが送信される。
その後、パケット監視装置400aにより、パケット監視装置400b、400cにより送信された監視結果用パケットが受信されると、その各々から監視結果情報が抽出され、次のような比較が行われる。ネットワーク装置500aの監視位置(P3、P4、P5、P6)毎のカウント結果情報と、ネットワーク装置500b、500cの監視結果情報とから、ネットワーク装置間のカウント結果情報が比較される。ここで、ネットワーク装置500aの監視位置毎のカウント結果と、ネットワーク装置500b、500cの監視位置(P1、P2、P3、P4、P5、P6)毎のカウント結果とが異なる場合は、警告処理(Trap通知用パケットの送信)が行われる。なお、Trap通知用パケットには、例えば、カウント結果が変化した位置が、何れのネットワーク装置500の何れの監視位置の間であったかを示す情報が含まれる。
例えば、ネットワーク装置500aの監視位置P3、P4、P5、P6とネットワーク装置500bの監視位置P1、P2、P3においては、監視対象パケット数(カウント結果)が同じであったとする。しかしながら、ネットワーク装置500bの監視位置P4、P5、P6とネットワーク装置500cの監視位置P1、P2、P3、P4、P5、P6では、監視対象パケット数(カウント結果)が一つ少なくなっていたとする。この場合は、パケット監視装置400bの監視位置P3とP4との間で、例えばパケットロスが生じたことになる。従って、この場合には、Trap通知用パケットに、例えば、パケット監視装置400bの監視位置P3とP4との間で監視対象パケット数が変化(減少)したことを示す情報が含まれる。
以上、本実施形態に係るパケット監視装置400によれば、監視対象パケットの監視開始、終了(カウント開始、終了)が、監視対象パケットと同一の通信経路上を伝送する監視開始用パケット、監視終了用パケットの検出をトリガーとして行われる。そして、ネットワーク装置500の監視位置毎に、監視開始用パケットが検出されてから監視終了用パケットが検出されるまでの間に通過した監視対象パケットがカウントされる。従って、従来のように例えば時刻やユーザ指示をトリガーとして監視対象パケットのカウント開始、終了を行なっていた場合とは異なり、ネットワーク装置間で比較対象とされる監視位置毎の監視対象パケット数を正しくカウントすることができる。
IPネットワークは、ベストエフォート(Best Effort)型である一方、大容量通信に使用されてきたが、近年では、高い信頼性が必要とされる通信にも使用されるようになってきている。また、1パケット単位でパケットロスの有無、その箇所を特定することが要求される場合もある。本実施形態に係るパケット監視装置400によれば、上述の構成及び動作により、このような要求にも充分に応えることができる。
なお、本実施形態に係るパケット監視装置400では、ネットワーク装置間のカウント結果情報が異なる場合に、警告処理として、Trap通知用パケットの送信が行われたが、警告処理はこれに限られない。例えば、警告処理として、マスターモードで動作するパケット監視装置400が表示装置や音声出力装置等を備えて、表示や音声等によって警告を行うようにしてもよい。
以上、実施の形態を説明したが、本発明は、上述した実施の形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
受信したパケットを複数の処理部を介して送信するネットワーク装置内のパケット伝送配線上の一つ以上の位置を監視位置とし、前記監視位置毎に、監視位置を通過する監視開始用パケット又は監視終了用パケットを検出する検出部と、
前記監視位置毎に、前記検出部により前記監視開始用パケットが検出されてから前記監視終了用パケットが検出されるまでの間に監視位置を通過する監視対象パケットの数をカウントするカウント部と、
を備えることを特徴とするパケット監視装置。
(付記2)
前記監視開始用パケット又は前記監視終了用パケットを生成するパケット生成部と、
前記パケット生成部により生成された前記監視開始用パケット又は前記監視終了用パケットを、全ての前記監視位置を通過するように、前記監視対象パケットを受信し送信する他のネットワーク装置宛に送信する送信部と、
を更に備えることを特徴とする付記1記載のパケット監視装置。
(付記3)
前記監視対象パケットを受信して送信した他のネットワーク装置における監視位置毎の監視対象パケット数に関するデータを含む監視結果用パケットを受信する受信部と、
前記カウント部によりカウントされた前記監視位置毎の監視対象パケット数と、前記他のネットワーク装置における監視位置毎の監視対象パケット数とから、ネットワーク装置間の監視対象パケット数を比較する比較部と、
を更に備えることを特徴とする付記1又は2記載のパケット監視装置。
(付記4)
前記比較部による比較の結果、ネットワーク装置間で監視対象パケット数が異なる場合に、警告処理を行う警告部、
を更に備えることを特徴とする付記3記載のパケット監視装置。
(付記5)
前記カウント部によりカウントされた前記監視位置毎の監視対象パケット数に関するデータを含む監視結果用パケットを生成するパケット生成部と、
前記パケット生成部により生成された監視結果用パケットを他のパケット監視装置宛に送信する送信部と、
を更に備えることを特徴とする付記1記載のパケット監視装置。
(付記6)
前記他のパケット監視装置は、前記監視対象パケットを受信して送信した複数のネットワーク装置間の監視位置毎の監視対象パケット数の比較を行う装置である、
ことを特徴とする付記5記載のパケット監視装置。
(付記7)
パケット監視装置のパケット監視方法であって、
前記パケット監視装置は、
受信したパケットを複数の処理部を介して送信するネットワーク装置内のパケット伝送配線上の一つ以上の位置を監視位置とし、前記監視位置毎に、監視位置を通過する監視開始用パケット又は監視終了用パケットを検出し、
前記監視位置毎に、前記監視開始用パケットが検出されてから前記監視終了用パケットが検出されるまでの間に監視位置を通過する監視対象パケットの数をカウントする、
ことを特徴とするパケット監視方法。
(付記8)
前記パケット監視装置は、
前記監視開始用パケット又は前記監視終了用パケットを生成し、
前記生成された前記監視開始用パケット又は前記監視終了用パケットを、全ての前記監視位置を通過するように、前記監視対象パケットを受信し送信する他のネットワーク装置宛に送信する、
ことを特徴とする付記7記載のパケット監視方法。
(付記9)
前記パケット監視装置は、更に、
前記監視対象パケットを受信して送信した他のネットワーク装置における監視位置毎の監視対象パケット数に関するデータを含む監視結果用パケットを受信し、
前記カウントされた前記監視位置毎の監視対象パケット数と、前記他のネットワーク装置における監視位置毎の監視対象パケット数とから、ネットワーク装置間の監視対象パケット数を比較する、
ことを特徴とする付記7又は8記載のパケット監視方法。
(付記10)
前記パケット監視装置は、更に、
前記比較の結果、ネットワーク装置間で監視対象パケット数が異なる場合に、警告処理を行う、
ことを特徴とする付記9記載のパケット監視方法。
(付記11)
前記パケット監視装置は、更に、
前記カウントされた前記監視位置毎の監視対象パケット数に関するデータを含む監視結果用パケットを生成し、
前記生成された監視結果用パケットを他のパケット監視装置宛に送信する、
ことを特徴とする付記7記載のパケット監視方法。
(付記12)
前記他のパケット監視装置は、前記監視対象パケットを受信して送信した複数のネットワーク装置間の監視位置毎の監視対象パケット数の比較を行う装置である、
ことを特徴とする付記11記載のパケット監視方法。
100 ネットワークシステム
200 第1のネットワーク
300 第2のネットワーク
400a、400b、400c パケット監視装置
401 送受信部
402 監視用パケット検出部
403 パケットカウンタ
404 他装置情報抽出部
405 比較部
406 情報設定部
407 MIB部
408 監視用パケット生成部
500a、500b、500c ネットワーク装置
501、502 ポート
510 第1のPHY処理部
520 第1のMAC処理部
530 スイッチ処理部
540 第2のMAC処理部
550 第2のPHY処理部
600 監視結果情報
601 アドレス
602 監視位置毎のカウント数

Claims (7)

  1. 第1のネットワークから受信したパケットを複数の処理部を介して第2のネットワークへ宛てて送信するネットワーク装置内のパケット伝送配線上の一つ以上の位置を監視位置とし、前記監視位置毎に、監視位置を通過する監視開始用パケット及び監視終了用パケットを検出する検出部と、
    前記監視位置毎に、前記検出部により前記監視開始用パケットが検出されてから前記監視終了用パケットが検出されるまでの間に監視位置を通過する監視対象パケットの数をカウントするカウント部と、
    を備え
    前記監視開始用パケット及び前記監視終了用パケットには、自身の宛先が、前記ネットワーク装置のうちで前記第2のネットワークとポートで物理的に接続されているネットワーク装置である最後段ネットワーク装置における該ポートを示すアドレスで示されており、
    前記最後段ネットワーク装置は、前記複数の処理部として、
    前記受信したパケットの宛先に応じて該パケットの出力先を切り替えるスイッチ処理部と、
    前記スイッチ処理部から出力されたパケットに対して後処理を行う後処理部と、
    を備えており、
    前記最後段ネットワーク装置における前記後処理部よりも後段に前記監視位置が設定されている場合には、
    前記スイッチ処理部と前記後処理部との間に設定されている監視位置である特定監視位置において前記カウント部が最初にカウントした監視対象パケットのコピーを該特定監視位置において行い、前記検出部は、前記後処理部よりも後段に設定されている監視位置では、該コピーを前記監視開始用パケットとして検出し、
    前記特定監視位置において前記検出部が検出した前記監視終了用パケットの次の監視対象パケットのコピーを該特定監視位置において行い、前記検出部は、前記後処理部よりも後段に設定されている監視位置では、前記監視終了用パケットの次の監視対象パケットのコピーを前記監視終了用パケットとして検出する、
    ことを特徴とするパケット監視装置。
  2. 前記監視開始用パケット又は前記監視終了用パケットを生成するパケット生成部と、
    前記パケット生成部により生成された前記監視開始用パケット又は前記監視終了用パケットを、全ての前記監視位置を通過するように、前記監視対象パケットを受信し送信する他のネットワーク装置宛に送信する送信部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載のパケット監視装置。
  3. 前記監視対象パケットを受信して送信した他のネットワーク装置における監視位置毎の監視対象パケット数に関するデータを含む監視結果用パケットを受信する受信部と、
    前記カウント部によりカウントされた前記監視位置毎の監視対象パケット数と、前記他のネットワーク装置における監視位置毎の監視対象パケット数とから、ネットワーク装置間の監視対象パケット数を比較する比較部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1又は2記載のパケット監視装置。
  4. 前記比較部による比較の結果、ネットワーク装置間で監視対象パケット数が異なる場合に、警告処理を行う警告部、
    を更に備えることを特徴とする請求項3記載のパケット監視装置。
  5. 前記カウント部によりカウントされた前記監視位置毎の監視対象パケット数に関するデータを含む監視結果用パケットを生成するパケット生成部と、
    前記パケット生成部により生成された監視結果用パケットを他のパケット監視装置宛に送信する送信部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載のパケット監視装置。
  6. 前記他のパケット監視装置は、前記監視対象パケットを受信して送信した複数のネットワーク装置間の監視位置毎の監視対象パケット数の比較を行う装置である、
    ことを特徴とする請求項5記載のパケット監視装置。
  7. パケット監視装置のパケット監視方法であって、
    前記パケット監視装置は、
    第1のネットワークから受信したパケットを複数の処理部を介して第2のネットワークへ宛てて送信するネットワーク装置内のパケット伝送配線上の一つ以上の位置を監視位置とし、前記監視位置毎に、監視位置を通過する監視開始用パケット及び監視終了用パケットを検出し、
    前記監視位置毎に、前記監視開始用パケットが検出されてから前記監視終了用パケットが検出されるまでの間に監視位置を通過する監視対象パケットの数をカウント
    前記監視開始用パケット及び前記監視終了用パケットには、自身の宛先が、前記ネットワーク装置のうちで前記第2のネットワークとポートで物理的に接続されているネットワーク装置である最後段ネットワーク装置における該ポートを示すアドレスで示されており、
    前記最後段ネットワーク装置は、前記複数の処理部として、
    前記受信したパケットの宛先に応じて該パケットの出力先を切り替えるスイッチ処理部と、
    前記スイッチ処理部から出力されたパケットに対して後処理を行う後処理部と、
    を備えており、
    前記最後段ネットワーク装置における前記後処理部よりも後段に前記監視位置が設定されている場合には、
    前記スイッチ処理部と前記後処理部との間に設定されている監視位置である特定監視位置において前記カウントにより最初にカウントされた監視対象パケットのコピーを該特定監視位置において行い、前記後処理部よりも後段に設定されている監視位置での前記監視開始用パケットの検出では、該コピーを前記監視開始用パケットとして検出し、
    前記特定監視位置において前記検出により検出された前記監視終了用パケットの次の監視対象パケットのコピーを該特定監視位置において行い、前記後処理部よりも後段に設定されている監視位置での前記監視終了用パケットの検出では、前記監視終了用パケットの次の監視対象パケットのコピーを前記監視終了用パケットとして検出する、
    ことを特徴とするパケット監視方法。
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