JP5904031B2 - 薄膜アクチュエータおよびそれを備えたインクジェットヘッド - Google Patents

薄膜アクチュエータおよびそれを備えたインクジェットヘッド Download PDF

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Description

本発明は、振動板上に、下部電極、圧電薄膜および上部電極が順に形成された薄膜アクチュエータと、その薄膜アクチュエータを備えたインクジェットヘッドとに関するものである。
従来から、弾性膜からなる振動板を圧電薄膜によって変形させる薄膜アクチュエータが種々提案されている。薄膜アクチュエータは、基板、振動板、下部電極、圧電薄膜、上部電極がこの順で積層されて構成されている。基板の一部は除去されて開口部(圧力室)となっており、この開口部を覆うように振動板が基板上に設けられている。上部電極および下部電極間に電圧を印加すると、圧電薄膜が伸縮し、これによって振動板が上下に振動する。
このような構成の薄膜アクチュエータは、インクを吐出するインクジェットヘッドに適用することができる。つまり、基板の圧力室内にインクを収容しておけば、振動板の振動によって圧力室内のインクを外部に吐出させることができる。
ところで、薄膜アクチュエータにおいては、電圧印加による駆動時に、圧力室上方の圧電薄膜が端部から剥離することがあり、この剥離を抑えることが重要となっている。この点、例えば特許文献1では、圧電薄膜の端部を、上面から底面に向かって徐々に幅広となるテーパー形状とし、駆動時に発生する力を外側にいくほど徐々に小さくすることで、圧電薄膜の端部に応力が集中するのを防止している。これにより、圧電薄膜の端部での剥離をある程度抑えることができるものと考えられる。
特開平11−78002号公報(請求項1、段落〔0013〕、〔0055〕、図6等参照)
ところが、特許文献1のように、圧電薄膜の端部の形状の設定だけで圧電薄膜の剥離を抑えるには限界がある。このため、薄膜アクチュエータにおいては、圧電薄膜の剥離を抑える何らかの部材を設ける構成とすることが望まれる。このとき、上記部材によって圧電薄膜の駆動が大きく妨げられることがないように、上記部材を設ける位置を適切に規定する必要がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、圧電薄膜の剥離を抑える部材を設けるとともにその位置を適切に規定することにより、圧電薄膜の駆動を大きく妨げることなく、圧電薄膜の剥離を抑えることができる薄膜アクチュエータと、それを備えたインクジェットヘッドとを提供することにある。
本発明の一側面による薄膜アクチュエータは、開口部を有する基板と、前記開口部を覆うように前記基板上に形成される振動板とを備え、さらに、前記振動板上に、下部電極、圧電薄膜および上部電極を前記振動板側からこの順で形成した薄膜アクチュエータであって、前記圧電薄膜の端部を保護する保護部をさらに備えており、前記上部電極は、前記圧電薄膜の形成領域の内側に形成されており、前記圧電薄膜は、前記下部電極と前記上部電極とで挟まれて駆動される駆動部と、前記開口部の上方で前記駆動部の外側に位置する非駆動部とで構成されており、前記保護部は、前記圧電薄膜の前記非駆動部の外周の端面と、前記圧電薄膜よりも下層の面であって、前記圧電薄膜の形成領域の外側の最表面との両方と密着するように設けられており、かつ、前記上部電極の形成領域の外側のみに位置するか、前記圧電薄膜の前記駆動部の外周部の一部とオーバーラップするように設けられている。
上記の構成によれば、保護部が、圧電薄膜の非駆動部の外周の端面と、圧電薄膜よりも下層の面で圧電薄膜の形成領域の外側の最表面との両方と密着するように設けられているので、このような保護部によって、圧電薄膜の端部が下層から剥離するのを抑えることができる。しかも、保護部は、上部電極の形成領域の外側のみに位置するか、圧電薄膜の駆動部の外周部の一部とオーバーラップするように設けられており、駆動部の外周部の全体とオーバーラップするようには設けられてはいないため、圧電薄膜の駆動(伸縮)が保護部によって大きく妨げられることはない。
このように、圧電薄膜の剥離を抑える保護部を設けるとともにその位置を適切に規定することにより、圧電薄膜の駆動を大きく妨げることなく、圧電薄膜の剥離を抑えることができる。
上記構成において、前記下部電極は、前記圧電薄膜の形成領域よりも大きく形成されており、前記保護部は、前記非駆動部の前記端面と、前記圧電薄膜の形成領域の外側の最表面となる前記下部電極の上面との両方と密着するように設けられていてもよい。
圧電薄膜の下地となる下部電極の上面が圧電薄膜の形成領域の外側で最表面となる構成であっても、保護部を上記のように設けることにより、圧電薄膜の剥離を抑えることができる。
上記構成において、前記振動板は、前記圧電薄膜および前記下部電極の形成領域よりも大きく形成されており、前記保護部は、前記非駆動部の前記端面と、前記圧電薄膜の形成領域の外側の最表面となる前記振動板の上面との両方と密着するように設けられていてもよい。
圧電薄膜よりも下層にある振動板の上面が圧電薄膜の形成領域の外側で最表面となる構成であっても、保護部を上記のように設けることにより、圧電薄膜の剥離を抑えることができる。
上記構成の薄膜アクチュエータは、前記下部電極と前記圧電薄膜との間に、前記圧電薄膜の結晶配向を制御するための配向制御層をさらに備えており、前記配向制御層は、前記圧電薄膜の形成領域よりも大きく形成されており、前記保護部は、前記非駆動部の前記端面と、前記圧電薄膜の形成領域の外側の最表面となる前記配向制御層の上面との両方と密着するように設けられていてもよい。
下部電極と圧電薄膜との間に設けられる配向制御層の上面が圧電薄膜の形成領域の外側で最表面となる構成であっても、保護部を上記のように設けることにより、圧電薄膜の剥離を抑えることができる。
上記構成において、前記下部電極は、金属層と、該金属層と前記振動板とを密着させるための密着層とで構成されており、前記密着層は、前記圧電薄膜および前記金属層の形成領域よりも大きく形成されており、前記保護部は、前記非駆動部の前記端面と、前記圧電薄膜の形成領域の外側の最表面となる前記密着層の上面との両方と密着するように設けられていてもよい。
下部電極に含まれる密着層の上面が圧電薄膜の形成領域の外側で最表面となる構成であっても、保護部を上記のように設けることにより、圧電薄膜の剥離を抑えることができる。
上記構成において、前記保護部は、前記圧電薄膜を構成する圧電体よりもヤング率が低い樹脂で構成されていることが望ましい。
保護部が、圧電薄膜を構成する圧電体よりも柔らかく、変形しやすいので、圧電薄膜の駆動による下層の変形(湾曲)が保護部によって妨げられるのを極力抑えることができる。
本発明の一側面によるインクジェットヘッドは、上述した構成の薄膜アクチュエータと、前記薄膜アクチュエータの前記基板の前記開口部に収容されるインクを吐出するノズル孔が形成されたノズル基板とを有している。上述した薄膜アクチュエータを備えていることにより、信頼性の高い、高性能なインクジェットヘッドを実現することができる。
上記構成によれば、圧電薄膜の剥離を抑える部材(保護部)を設ける構成であっても、圧電薄膜の駆動を大きく妨げることなく、圧電薄膜の剥離を抑えることができる。
(a)は、本発明の実施の形態に係る薄膜アクチュエータの概略の構成を示す断面図であり、(b)は、上記薄膜アクチュエータの平面図である。 上記薄膜アクチュエータの他の構成を示すとともに、主要部を拡大して示す断面図である。 上記薄膜アクチュエータのさらに他の構成を示す断面図である。 上記薄膜アクチュエータのさらに他の構成を示す平面図である。 上記薄膜アクチュエータのさらに他の構成を示す平面図である。 (a)〜(d)は、図1(a)の薄膜アクチュエータの製造工程の一部を示す断面図である。 (a)〜(d)は、上記製造工程の残りの一部を示す断面図である。 (a)〜(c)は、上記製造工程のさらに残りの一部を示す断面図である。 (a)〜(c)は、上記製造工程のさらに残りの一部を示す断面図である。 上記薄膜アクチュエータを備えたインクジェットヘッドの断面図である。 (a)は、上記薄膜アクチュエータのさらに他の構成を示す断面図であり、(b)は、上記構成の薄膜アクチュエータの平面図である。 上記薄膜アクチュエータのさらに他の構成を示す断面図である。 上記薄膜アクチュエータのさらに他の構成を示す断面図である。
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本明細書において、方向を以下のように定義しておく。以下で説明する薄膜アクチュエータにおいては、圧電薄膜が一対の電極で挟まれているが、圧電薄膜から一方の電極に向かう方向を上とし、圧電薄膜から他方の電極に向かう方向を下とする。そして、上記一対の電極を区別するため、圧電薄膜に対して上に位置する一方の電極を上部電極と称し、圧電薄膜に対して下に位置する他方の電極を下部電極と称する。すなわち、圧電薄膜から上部電極に向かう方向が上であり、下部電極に向かう方向が下である。また、薄膜アクチュエータを構成する各層において、上側に位置する面を表面とし、下側に位置する面を裏面とする。
〔1.薄膜アクチュエータの構成〕
図1(a)は、本実施形態に係る薄膜アクチュエータ10の概略の構成を示す断面図であって、図1(b)のA−A’線矢視断面図であり、図1(b)は、薄膜アクチュエータ10の平面図である。薄膜アクチュエータ10は、基板1上に振動板2を有しており、この振動板2上に、下部電極3と、圧電薄膜4と、上部電極5とを振動板2側からこの順で積層して構成されている。
基板1は、単結晶シリコン(Si)単体からなる半導体基板またはSOI(Silicon on Insulator)基板で構成されている。基板1には、開口部としての圧力室1aが形成されており、この圧力室1a内にインクが収容される。また、基板1において、圧力室1a以外の部分は、圧力室1aを囲む側壁1bとなっている。
振動板2は、例えば酸化シリコン(SiO2)からなり、圧力室1aを覆うように基板1上に形成されている。振動板2は、自然酸化膜であってもよいし、基板1の熱酸化によって形成される膜であってもよい。また、振動板2は、酸化膜とSiとを積層した構成であってもよい。つまり、Siからなる基板1において、圧力室1aの上壁となる部分を残し、この上に酸化膜を形成することで、酸化膜とSiとからなる振動板2を構成してもよい。
下部電極3は、密着層と金属層とを積層して構成されている。密着層は、例えばチタン(Ti)または酸化チタン(TiOx)からなり、金属層と振動板2との密着性を向上させる目的で設けられている。金属層は、例えば白金(Pt)からなり、圧電薄膜4の下地となる層を構成している。下部電極3は、圧電薄膜4の形成領域よりも大きく形成されている。
圧電薄膜4は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)などの圧電効果を発揮する圧電体で構成されている。圧電薄膜4は、圧力室1aの上方では、圧力室1aの形成領域よりも内側に形成されており、上部電極5の引き出しのために、圧力室1aの上方から圧力室1aの側壁1bの上方に引き出されている。
また、圧電薄膜4は、駆動部R1と、非駆動部R2とで構成されている。駆動部R1は、下部電極3と上部電極5とで挟まれて駆動される領域である。つまり、駆動部R1は、下部電極3および上部電極5への電圧印加によって圧電薄膜4が変位(伸縮)する領域である。一方、非駆動部R2は、圧力室1aの上方で駆動部R1の外側に位置する領域であり、下部電極3と上部電極5とで挟まれていない領域である。したがって、非駆動部R2は、下部電極3および上部電極5への電圧印加時に変位(伸縮)しない。
上部電極5は、例えばクロム(Cr)と金(Au)とを積層して構成されており、圧電薄膜4の形成領域よりも内側に形成されている。Cr層は、その上層のAu層と圧電薄膜4との密着性を向上させる目的で形成されている。なお、Crの代わりにTiを用いてもよく、Auの代わりにPtを用いてもよい。上部電極5および下部電極3は、図示しない制御回路に電気的に接続されている。
また、薄膜アクチュエータ10は、保護部6をさらに有している。保護部6は、圧電薄膜4の端部(非駆動部R2)を保護するものであり、圧電薄膜4を構成する圧電体よりもヤング率の低い樹脂(エポキシ樹脂、アクリル樹脂)で構成されている。本実施形態において、圧電薄膜4の材料として用いたPZTのヤング率は約60GPaであり、保護部6を構成する樹脂のヤング率は、これよりも低い約数GPaとなっている。なお、保護部16は、光硬化性樹脂(例えば紫外線硬化樹脂)で構成されてもよいし、熱硬化性樹脂で構成されてもよい。
保護部6は、圧電薄膜4の非駆動部R2の外周の端面(上面および下面以外の側面)4aと、圧電薄膜4よりも下層の面であって、圧電薄膜4の形成領域の外側の最表面(最も上側に位置する面)との両方と密着するように設けられている。本実施形態では、上述したように、下部電極3は、圧電薄膜4の形成領域よりも大きく形成されており、下部電極3の上面3aが圧電薄膜4の形成領域の外側の最表面となっている。したがって、保護部6は、非駆動部R2の外周の端面4aと、下部電極3の上面3aとの両方と密着している。なお、図1(b)の平面図では、保護部6の形成領域を明確化するため、便宜的に、保護部6にハッチングを付して示している。
図2は、薄膜アクチュエータ10の他の構成を示すとともに、主要部を拡大して示す断面図である。保護部6は、図1(a)のように、非駆動部R2の外周の端面4aの全体と、下部電極3の上面3aの一部と密着していてもよいし、図2のように、非駆動部R2の端面4aの一部と、下部電極3の上面3aの一部と密着していてもよい。
また、図3は、薄膜アクチュエータ10のさらに他の構成を示す断面図である。同図のように、保護部6は、非駆動部R2の上面4bの少なくとも一部を覆うように設けられてもよく、圧電薄膜4の端面4aの全体と、下部電極3の上面3aの全体と密着していてもよい。
図4および図5は、薄膜アクチュエータ10のさらに他の構成を示す平面図である。図1(b)では、保護部6は、上部電極5の形成領域(駆動部R1)の外側のみに位置するように設けられているが、図4に示すように、圧電薄膜4の駆動部R1を円形部4Sとその周囲の外周部4Tとに分けたときに、その外周部4Tの一部とオーバーラップするように設けられていてもよい。要は、保護部6は、圧電薄膜4の外周部4Tの全体とオーバーラップしないように設けられればよい。また、図5に示すように、保護部6は、圧力室1aの上方から圧力室1aの側壁1bの上方にわたって、非駆動部R2の外周の端面4aと、下部電極3の上面3aとの両方と密着するように設けられていてもよい。
〔2.薄膜アクチュエータの製造方法〕
次に、上記した薄膜アクチュエータ10の製造方法について説明する。図6〜図9は、薄膜アクチュエータ10の製造工程を示す断面図である。なお、各断面図は、図1(b)のB−B’線矢視断面図に対応している。なお、以下で示す各層の厚さ等の数値は全て一例であり、この数値に限定されるわけではない。
まず、図6(a)に示すように、厚さ0.1μmの熱酸化膜2a・2bが両面に付いた、Siからなる基板1を容易する。このとき、一方の熱酸化膜2aは、アクチュエータの振動板2となるものである。
続いて、図6(b)に示すように、基板1の裏面側の熱酸化膜2b上に、厚さ2μmのSiO2からなる絶縁膜2cを、TEOS−CVD法、すなわち、テトラエトキシシラン(TEOS)を原料ガスとして用いたCVD(Chemical Vapor Deposition)法で成膜する。
次に、図6(c)に示すように、基板1の裏面側の絶縁膜2c上に、レジストを塗布して露光、現像を行い、レジストパターン11を得る。このレジストパターン11は、後述の工程で圧力室1aを加工形成するためのパターンである。ここでは、レジストパターン11は、開口部の直径が300μmの穴パターンとした。
そして、図6(d)に示すように、レジストパターン11をマスクパターンとして、RIE(Reactive Ion Etching;反応性イオンエッチング)装置にて、トリフルオロメタン(CHF3)ガスを用いて熱酸化膜2bおよび絶縁膜2cをドライエッチングし、レジストで保護されていないSiO2層を除去する。また、残存しているレジストも除去する。
次に、図7(a)に示すように、基板1の熱酸化膜2aの表面に、Ti(厚さ20nm)、Pt(厚さ100nm)の各層をスパッタ法で順に成膜し、密着層および金属層を積層した下部電極3を形成する。さらに、図7(b)に示すように、下部電極3上に、PZT(厚さ5μm)をスパッタ法で600℃の温度で成膜し、圧電薄膜4を形成する。成膜した膜(PZT膜)は、良好な圧電特性が得られるペロブスカイト相を有し、基板1の面に垂直な<100>方向に配向している。
続いて、図7(c)に示すように、圧電薄膜4をウェットエッチングでパターニングするためのレジストパターン12を圧電薄膜4上に形成する。なお、レジストパターン12は、直径が280μmの円形部を有するパターンとした。そして、図7(d)に示すように、基板1をフッ硝酸に浸漬して圧電薄膜4をウェットエッチングし、直径が280μmの円形部を有する形状にパターニングする。このとき、残存しているレジストも除去する。このパターニングにより、圧電薄膜4は、下部電極3の形成領域の内側のみに残存することになり、圧電薄膜4の形成領域の外側の下部電極3の上面3aが一旦露出する。
次に、図8(a)に示すように、圧電薄膜4上に、CrおよびAuの各層を蒸着法で順に成膜し、上部電極5(厚さ0.2μm)を形成する。そして、図8(b)に示すように、上部電極5上にレジストを塗布して、露光、現像を行った後、個別電極のマスクパターンとなるレジストパターン13を形成する。その後、図8(c)に示すように、上記のレジストパターン13をマスクとして、上部電極5をウェットエッチングする。これにより、上部電極5は、圧電薄膜4の形成領域の内側にのみ形成されることになる。
次に、図9(a)に示すように、紫外線硬化樹脂6aを、圧電薄膜4および上部電極5を覆うように下部電極3上に塗布し、この紫外線硬化樹脂6aに対して紫外線を照射し、樹脂を硬化させる。
続いて、図9(b)に示すように、RIE装置の酸素プラズマにより、紫外線硬化樹脂6aをエッチングする。このエッチングにより、不要な樹脂膜を除去し、下部電極3の上面3aと圧電薄膜4の端面4aとの両方と密着する紫外線硬化樹脂6aを保護部6として残存させる。
なお、このプロエスでは、圧電薄膜4の上部電極5上(駆動部R1上)の紫外線硬化樹脂6aを除去するが、膜厚塗布むらなどにより、駆動部R1上の紫外線硬化樹脂6aが完全に除去されない場合がある。例えば、駆動部R1上の紫外線硬化樹脂6aが残存して、図4で示したように、駆動部R1の外周部4Tの一部を覆うように保護部6が形成される場合がある。しかし、駆動部R1の外周部4Tの全体を紫外線硬化樹脂6a(保護部6)が覆ってはいないので、圧電薄膜4の駆動の妨げにはならない。
次に、図9(c)に示すように、基板1の裏面の熱酸化膜2bおよび絶縁膜2cのパターンをマスクとして、基板1をICP(Inductively Coupled Plasma;誘導結合プラズマ)装置のボッシュプロセスで深堀加工し、直径300μmの開口部である圧力室1aを作製する。これにより、圧電ダイヤフラムとしての薄膜アクチュエータ10が完成する。
最後に、図10に示すように、直径100μmの孔21aが空いたガラス基板21(厚さ200μm)と、上記の基板1とを陽極接合によって接合する。また、直径50μm、20μmの2段孔からなり、インクを吐出するためるノズル孔22aが形成されたノズル基板22(Si基板、厚さ300μm)と、上記のガラス基板21とを、互いの位置合わせを行いながら陽極接合によって接合する。これにより、インクジェットヘッド50が完成する。
〔3.薄膜アクチュエータの動作および作用効果について〕
上記した薄膜アクチュエータの構成において、図示しない制御回路から、圧電薄膜4を挟む下部電極3および上部電極5に電気信号を印加すると、圧電薄膜4が左右方向に伸縮し、バイメタルの効果によって圧電薄膜4および振動板2が上下に湾曲する。したがって、圧力室1a内にインクを収容しておけば、そのインクを外部に吐出させることが可能となり、薄膜アクチュエータ10をインクジェットヘッド50のアクチュエータとして用いることができる。
ここで、圧力室1aの上方に圧電薄膜4の端部、すなわち、非駆動部R2が位置する構成では、圧電薄膜4の駆動時に振動板2が湾曲することにより、圧電薄膜4の端部(非駆動部R2)が下層から剥離しやすくなる。
しかし、本実施形態では、上記した保護部6が、圧電薄膜4の非駆動部R2の外周の端面4aと、圧電薄膜4よりも下層の面で圧電薄膜4の形成領域の外側の最表面(上記の例では下部電極3の上面3a)との両方と密着するように設けられているので、従来のように圧電薄膜の形状設定だけでその剥離を抑える構成に比べて、圧電薄膜の端部における剥離を確実に抑えることができる。したがって、例えば長時間の連続駆動時においても、圧電薄膜4が端部から剥離するのを確実に抑えることができる。しかも、保護部6は、上部電極5の形成領域の外側のみに位置しており、駆動部R1の外周部4Tの全体とオーバーラップしてはいないため、上記の保護部6を設けることに起因して、圧電薄膜4の駆動(伸縮)が大きく妨げられることはない。
このように、圧電薄膜4の剥離を抑えるべく、保護部6を設ける構成とする場合でも、その保護部6を設ける位置を適切に規定しているので、圧電薄膜4の駆動を大きく妨げることなく、圧電薄膜4の剥離を抑えることができる。
特に、本実施形態では、下部電極3が圧電薄膜4の形成領域よりも大きく形成されているため、圧電薄膜4の形成領域の外側の最表面は、下部電極3の上面3aとなっており、この上面3aが露出している。そして、保護部6が、非駆動部R2の端面4aと、下部電極3の上面3aとの両方と密着している。このように、圧電薄膜4の下地となる下部電極3の上面3aが、圧電薄膜4の形成領域の外側で露出する構成において、保護部6を設けることにより、圧電薄膜4の剥離を抑えることができる。
また、保護部6は、圧電薄膜4を構成する圧電体(例えばPZT)よりもヤング率が低い樹脂で構成されており、上記圧電体よりも柔らかく、変形しやすい。このように保護部6のヤング率を規定することにより、圧電薄膜4の駆動時の伸縮に伴って、保護部6が圧電薄膜4の端面4aおよび下部電極3の上面3aと密着したまま、変形するので、圧電薄膜4の駆動による振動板2の変形(湾曲)が保護部6によって妨げられるのを極力抑えることができる。
また、保護部6によって、圧電薄膜4の駆動を大きく妨げることなく、圧電薄膜4の剥離を抑えることができるので、図10のように、薄膜アクチュエータ10とノズル基板22とを用いてインクジェットヘッド50を構成したときに、信頼性の高い、高性能なインクジェットヘッドを実現することができる。
〔4.変形例〕
図11(a)は、薄膜アクチュエータ10のさらに他の構成を示す断面図であって、図11(b)のA−A’線矢視断面図であり、図11(b)は、上記構成の薄膜アクチュエータ10の平面図である。薄膜アクチュエータ10において、振動板2は、圧電薄膜4および下部電極3の形成領域よりも大きく形成されていてもよい。この場合、保護部6は、圧電薄膜4の非駆動部R2の端面4aと、圧電薄膜4の形成領域の外側の最表面となる振動板2の上面2dとの両方と密着するように設けられてもよい。
このように、圧電薄膜4よりも下層にある振動板2の上面2dが、圧電薄膜4の形成領域の外側で最表面となる構成であっても、保護部6が圧電薄膜4の端面4aと、圧電薄膜4の形成領域の外側の振動板2の上面2dとの両方と密着することにより、圧電薄膜4の剥離を抑えることができる。
なお、保護部6が圧電薄膜4の端面4aと、圧電薄膜4の形成領域の外側の振動板2の上面2dとの両方と密着する構成では、圧電薄膜4の形成領域の大きさは、下部電極3の形成領域の大きさと同じであってもよいし、それより大きくてもよい(図11(b)参照)。また、圧電薄膜4は、端面4aが下部電極3の端面と同一面となるように形成されてもよいし、下部電極3の端面を覆うように形成されてもよい。
また、図12は、薄膜アクチュエータ10のさらに他の構成を示す断面図である。薄膜アクチュエータ10は、下部電極3と圧電薄膜4との間に配向制御層7をさらに有していてもよい。配向制御層7は、圧電薄膜4の結晶配向を制御するための層であり、例えばペロブスカイト型の結晶構造を有するPLT(チタン酸ランタン酸鉛)で構成されている。圧電薄膜4の下地層として配向制御層7を形成することにより、配向制御層7の結晶配向に倣う形で圧電薄膜4の結晶を成長させることができ、圧電薄膜4を、良好な圧電特性を示すペロブスカイト型の結晶構造で形成することが容易となる。
上記の配向制御層7は、圧電薄膜4の形成領域よりも大きく形成されていてもよい。この場合、保護部6は、圧電薄膜4の非駆動部R2の端面4aと、圧電薄膜4の形成領域の外側の最表面となる配向制御層7の上面7aとの両方と密着するように設けられてもよい。
このように、圧電薄膜4の下地となる配向制御層7の上面7aが、圧電薄膜4の形成領域の外側で最表面となる構成であっても、保護部6が圧電薄膜4の端面4aと、圧電薄膜4の形成領域の外側の配向制御層7の上面7aとの両方と密着することにより、圧電薄膜4の剥離を抑えることができる。
なお、配向制御層7は、上記のPLTのほかに、LNO(LaNiO3;酸化ニッケルランタン)、SRO(SrRuO3;ルテニウム酸ストロンチウム)、PTO(PbTiO3;チタン酸鉛)などの酸化物で構成されてもよい。
また、図13は、薄膜アクチュエータ10のさらに他の構成を示す断面図である。薄膜アクチュエータ10の下部電極3が、例えばPtからなる金属層32と、例えばTiからなり、金属層32と振動板2とを密着させるための密着層31とで構成されている場合において、密着層31は、圧電薄膜4および金属層32の形成領域よりも大きく形成されていてもよい。この場合、保護部6は、圧電薄膜4の非駆動部R2の端面4aと、圧電薄膜4の形成領域の外側の最表面となる密着層31の上面31aとの両方と密着するように設けられていてもよい。
このように、下部電極3に含まれる密着層31の上面31aが、圧電薄膜4の形成領域の外側で最表面となる構成であっても、保護部6が圧電薄膜4の端面4aと、圧電薄膜4の形成領域の外側の密着層31の上面31aとの両方と密着することにより、圧電薄膜4の剥離を抑えることができる。
なお、以上では、保護膜6を、感光性樹脂(紫外線硬化樹脂)で形成した例について説明したが、例えばポリパラキシレンのような樹脂材料を蒸着して形成してもよい。この場合、蒸着後に、不要な樹脂膜をエッチングして除去する点は、本実施形態と同様である。また、保護膜6を感光性樹脂以外の樹脂材料で形成する場合、上部電極5を覆うように上記樹脂材料を塗布した後、例えばスキージを用いて、上部電極5の上面に樹脂材料が残らないように削り取り、上部電極5の上面よりも下方に樹脂材料を埋め込むようにしてもよい。
本発明の薄膜アクチュエータは、例えばインクジェットヘッドに利用可能である。
1 基板
1a 圧力室(開口部)
2 振動板
2d 上面
3 下部電極
3a 上面
4 圧電薄膜
4a 端面
4T 外周部
5 上部電極
6 保護部
7 配向制御層
7a 上面
10 薄膜アクチュエータ
22 ノズル基板
22a ノズル孔
31 密着層
31a 上面
32 金属層
50 インクジェットヘッド
R1 駆動部
R2 非駆動部

Claims (6)

  1. 開口部を有する基板と、前記基板上に前記開口部を覆う振動板とを有しており、さらに、前記振動板上に、下部電極、圧電薄膜および上部電極を前記振動板側からこの順で有する薄膜アクチュエータであって、
    前記圧電薄膜の端部を保護する保護部をさらに備えており、
    前記上部電極は、前記圧電薄膜の形成領域の内側に形成されており、
    前記圧電薄膜は、前記下部電極と前記上部電極とで挟まれて駆動される駆動部と、前記開口部の上方で前記駆動部の外側に位置する非駆動部とで構成されており、
    前記保護部は、
    前記圧電薄膜の前記非駆動部の外周の端面と、前記圧電薄膜よりも下層の面であって、前記圧電薄膜の形成領域の外側の最表面との両方と密着するように設けられており、かつ、
    前記上部電極の形成領域の外側のみに位置するか、前記圧電薄膜の前記駆動部の外周部の一部とオーバーラップするように設けられており、
    前記下部電極は、前記圧電薄膜の形成領域よりも大きく形成されており、
    前記保護部は、前記非駆動部の前記端面と、前記圧電薄膜の形成領域の外側の最表面となる前記下部電極の上面の一部との両方と密着するように設けられていることを特徴とする薄膜アクチュエータ。
  2. 前記保護部は、前記非駆動部の上面の少なくとも一部を覆うように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の薄膜アクチュエータ。
  3. 開口部を有する基板と、前記基板上に前記開口部を覆う振動板とを有しており、さらに、前記振動板上に、下部電極、圧電薄膜および上部電極を前記振動板側からこの順で有する薄膜アクチュエータであって、
    前記圧電薄膜の端部を保護する保護部をさらに備えており、
    前記上部電極は、前記圧電薄膜の形成領域の内側に形成されており、
    前記圧電薄膜は、前記下部電極と前記上部電極とで挟まれて駆動される駆動部と、前記開口部の上方で前記駆動部の外側に位置する非駆動部とで構成されており、
    前記保護部は、
    前記圧電薄膜の前記非駆動部の外周の端面と、前記圧電薄膜よりも下層の面であって、前記圧電薄膜の形成領域の外側の最表面との両方と密着するように設けられており、かつ、
    前記上部電極の形成領域の外側のみに位置するか、前記圧電薄膜の前記駆動部の外周部の一部とオーバーラップするように設けられており、
    該薄膜アクチュエータは、
    前記下部電極と前記圧電薄膜との間に、前記圧電薄膜の結晶配向を制御するための配向制御層をさらに備えており、
    前記配向制御層は、前記圧電薄膜の形成領域よりも大きく形成されており、
    前記保護部は、前記非駆動部の前記端面と、前記圧電薄膜の形成領域の外側の最表面となる前記配向制御層の上面の一部との両方と密着するように設けられていることを特徴とする薄膜アクチュエータ。
  4. 開口部を有する基板と、前記基板上に前記開口部を覆う振動板とを有しており、さらに、前記振動板上に、下部電極、圧電薄膜および上部電極を前記振動板側からこの順で有する薄膜アクチュエータであって、
    前記圧電薄膜の端部を保護する保護部をさらに備えており、
    前記上部電極は、前記圧電薄膜の形成領域の内側に形成されており、
    前記圧電薄膜は、前記下部電極と前記上部電極とで挟まれて駆動される駆動部と、前記開口部の上方で前記駆動部の外側に位置する非駆動部とで構成されており、
    前記保護部は、
    前記圧電薄膜の前記非駆動部の外周の端面と、前記圧電薄膜よりも下層の面であって、前記圧電薄膜の形成領域の外側の最表面との両方と密着するように設けられており、かつ、
    前記上部電極の形成領域の外側のみに位置するか、前記圧電薄膜の前記駆動部の外周部の一部とオーバーラップするように設けられており、
    前記下部電極は、金属層と、該金属層と前記振動板とを密着させるための密着層とで構成されており、
    前記密着層は、前記圧電薄膜および前記金属層の形成領域よりも大きく形成されており、
    前記保護部は、前記非駆動部の前記端面と、前記圧電薄膜の形成領域の外側の最表面となる前記密着層の上面の一部との両方と密着するように設けられていることを特徴とする薄膜アクチュエータ。
  5. 前記保護部は、前記圧電薄膜を構成する圧電体よりもヤング率が低い樹脂で構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の薄膜アクチュエータ。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の薄膜アクチュエータと、
    前記薄膜アクチュエータの前記基板の前記開口部に収容されるインクを吐出するノズル孔が形成されたノズル基板とを有していることを特徴とするインクジェットヘッド。
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