JP5904031B2 - 薄膜アクチュエータおよびそれを備えたインクジェットヘッド - Google Patents
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Description
図1(a)は、本実施形態に係る薄膜アクチュエータ10の概略の構成を示す断面図であって、図1(b)のA−A’線矢視断面図であり、図1(b)は、薄膜アクチュエータ10の平面図である。薄膜アクチュエータ10は、基板1上に振動板2を有しており、この振動板2上に、下部電極3と、圧電薄膜4と、上部電極5とを振動板2側からこの順で積層して構成されている。
次に、上記した薄膜アクチュエータ10の製造方法について説明する。図6〜図9は、薄膜アクチュエータ10の製造工程を示す断面図である。なお、各断面図は、図1(b)のB−B’線矢視断面図に対応している。なお、以下で示す各層の厚さ等の数値は全て一例であり、この数値に限定されるわけではない。
上記した薄膜アクチュエータの構成において、図示しない制御回路から、圧電薄膜4を挟む下部電極3および上部電極5に電気信号を印加すると、圧電薄膜4が左右方向に伸縮し、バイメタルの効果によって圧電薄膜4および振動板2が上下に湾曲する。したがって、圧力室1a内にインクを収容しておけば、そのインクを外部に吐出させることが可能となり、薄膜アクチュエータ10をインクジェットヘッド50のアクチュエータとして用いることができる。
図11(a)は、薄膜アクチュエータ10のさらに他の構成を示す断面図であって、図11(b)のA−A’線矢視断面図であり、図11(b)は、上記構成の薄膜アクチュエータ10の平面図である。薄膜アクチュエータ10において、振動板2は、圧電薄膜4および下部電極3の形成領域よりも大きく形成されていてもよい。この場合、保護部6は、圧電薄膜4の非駆動部R2の端面4aと、圧電薄膜4の形成領域の外側の最表面となる振動板2の上面2dとの両方と密着するように設けられてもよい。
1a 圧力室(開口部)
2 振動板
2d 上面
3 下部電極
3a 上面
4 圧電薄膜
4a 端面
4T 外周部
5 上部電極
6 保護部
7 配向制御層
7a 上面
10 薄膜アクチュエータ
22 ノズル基板
22a ノズル孔
31 密着層
31a 上面
32 金属層
50 インクジェットヘッド
R1 駆動部
R2 非駆動部
Claims (6)
- 開口部を有する基板と、前記基板上に前記開口部を覆う振動板とを有しており、さらに、前記振動板上に、下部電極、圧電薄膜および上部電極を前記振動板側からこの順で有する薄膜アクチュエータであって、
前記圧電薄膜の端部を保護する保護部をさらに備えており、
前記上部電極は、前記圧電薄膜の形成領域の内側に形成されており、
前記圧電薄膜は、前記下部電極と前記上部電極とで挟まれて駆動される駆動部と、前記開口部の上方で前記駆動部の外側に位置する非駆動部とで構成されており、
前記保護部は、
前記圧電薄膜の前記非駆動部の外周の端面と、前記圧電薄膜よりも下層の面であって、前記圧電薄膜の形成領域の外側の最表面との両方と密着するように設けられており、かつ、
前記上部電極の形成領域の外側のみに位置するか、前記圧電薄膜の前記駆動部の外周部の一部とオーバーラップするように設けられており、
前記下部電極は、前記圧電薄膜の形成領域よりも大きく形成されており、
前記保護部は、前記非駆動部の前記端面と、前記圧電薄膜の形成領域の外側の最表面となる前記下部電極の上面の一部との両方と密着するように設けられていることを特徴とする薄膜アクチュエータ。 - 前記保護部は、前記非駆動部の上面の少なくとも一部を覆うように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の薄膜アクチュエータ。
- 開口部を有する基板と、前記基板上に前記開口部を覆う振動板とを有しており、さらに、前記振動板上に、下部電極、圧電薄膜および上部電極を前記振動板側からこの順で有する薄膜アクチュエータであって、
前記圧電薄膜の端部を保護する保護部をさらに備えており、
前記上部電極は、前記圧電薄膜の形成領域の内側に形成されており、
前記圧電薄膜は、前記下部電極と前記上部電極とで挟まれて駆動される駆動部と、前記開口部の上方で前記駆動部の外側に位置する非駆動部とで構成されており、
前記保護部は、
前記圧電薄膜の前記非駆動部の外周の端面と、前記圧電薄膜よりも下層の面であって、前記圧電薄膜の形成領域の外側の最表面との両方と密着するように設けられており、かつ、
前記上部電極の形成領域の外側のみに位置するか、前記圧電薄膜の前記駆動部の外周部の一部とオーバーラップするように設けられており、
該薄膜アクチュエータは、
前記下部電極と前記圧電薄膜との間に、前記圧電薄膜の結晶配向を制御するための配向制御層をさらに備えており、
前記配向制御層は、前記圧電薄膜の形成領域よりも大きく形成されており、
前記保護部は、前記非駆動部の前記端面と、前記圧電薄膜の形成領域の外側の最表面となる前記配向制御層の上面の一部との両方と密着するように設けられていることを特徴とする薄膜アクチュエータ。 - 開口部を有する基板と、前記基板上に前記開口部を覆う振動板とを有しており、さらに、前記振動板上に、下部電極、圧電薄膜および上部電極を前記振動板側からこの順で有する薄膜アクチュエータであって、
前記圧電薄膜の端部を保護する保護部をさらに備えており、
前記上部電極は、前記圧電薄膜の形成領域の内側に形成されており、
前記圧電薄膜は、前記下部電極と前記上部電極とで挟まれて駆動される駆動部と、前記開口部の上方で前記駆動部の外側に位置する非駆動部とで構成されており、
前記保護部は、
前記圧電薄膜の前記非駆動部の外周の端面と、前記圧電薄膜よりも下層の面であって、前記圧電薄膜の形成領域の外側の最表面との両方と密着するように設けられており、かつ、
前記上部電極の形成領域の外側のみに位置するか、前記圧電薄膜の前記駆動部の外周部の一部とオーバーラップするように設けられており、
前記下部電極は、金属層と、該金属層と前記振動板とを密着させるための密着層とで構成されており、
前記密着層は、前記圧電薄膜および前記金属層の形成領域よりも大きく形成されており、
前記保護部は、前記非駆動部の前記端面と、前記圧電薄膜の形成領域の外側の最表面となる前記密着層の上面の一部との両方と密着するように設けられていることを特徴とする薄膜アクチュエータ。 - 前記保護部は、前記圧電薄膜を構成する圧電体よりもヤング率が低い樹脂で構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の薄膜アクチュエータ。
- 請求項1から5のいずれかに記載の薄膜アクチュエータと、
前記薄膜アクチュエータの前記基板の前記開口部に収容されるインクを吐出するノズル孔が形成されたノズル基板とを有していることを特徴とするインクジェットヘッド。
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JP2012142035A JP5904031B2 (ja) | 2012-06-25 | 2012-06-25 | 薄膜アクチュエータおよびそれを備えたインクジェットヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012142035A JP5904031B2 (ja) | 2012-06-25 | 2012-06-25 | 薄膜アクチュエータおよびそれを備えたインクジェットヘッド |
Publications (2)
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---|---|
JP2014004764A JP2014004764A (ja) | 2014-01-16 |
JP5904031B2 true JP5904031B2 (ja) | 2016-04-13 |
Family
ID=50102956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012142035A Active JP5904031B2 (ja) | 2012-06-25 | 2012-06-25 | 薄膜アクチュエータおよびそれを備えたインクジェットヘッド |
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