JP5903095B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、2つの接続対象物の間に介在し、2つの接続対象物間の電気的な導通を図るコネクタに関するものである。
従来、自動車等の内部に配設される電子機器を接続するために、2つの接続対象物の間に介在し、2つの接続対象物間を電気的に導通させることによって機器間を電気的に接続するコネクタが用いられている。このコネクタは、各接続対象物とそれぞれ連結した2つの端子を接触させて、接続対象物間を電気的に接続している。
ここで、コネクタにおいては、安定して電子機器間を電気的に接続し続ける必要がある。安定した電気的導通を実現するためのコネクタとして、例えば、中空空間を形成する円筒端子の一部を弾性片(弾性ブレード、スリーブ部)として、円筒状のオス端子を円筒端子の中空空間内に収納した際に弾性片がオス端子の側面を押し付けて接続するコネクタが開示されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特表2010−538430号公報 特開2008−103153号公報
ところで、自動車等に搭載するコネクタの場合には、大きな電流が流れても安定して電気的導通を実現する必要がある。この対策として、端子間の接触抵抗を低減させることが挙げられるが、特許文献1,2が開示する従来のコネクタでは、メス端子(弾性片)のオス端子に対する押し付け力の差や通電発熱による弾性片の付勢力の低下によって、接触抵抗が増大してしまうおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、端子間の接触抵抗を低減して安定かつ効率的な電気的導通を得ることができるコネクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、2つの接続対象物の間に介在して該2つの接続対象物間の電気的な導通を図るコネクタであって、棒状をなして延び、該棒状の外周側面である第1外周部と、一方の接続対象物との連結側の端部と異なる端部側から該棒状に延びる方向に沿って一部または全体が切り欠かれた第1切欠き部とを有する導電性の第1端子と、棒状をなして延び、該棒状の外周側面である第2外周部と、他方の接続対象物との連結側の端部と異なる端部側から該棒状に延びる方向に沿って一部または全体が切り欠かれ、前記棒状に延びる方向に垂直な方向の断面において前記第1切欠き部と同一の切り欠き形状をなす第2切欠き部とを有する導電性の第2端子と、前記第1端子および前記第2端子を各々が棒状に延びる方向を揃えて該揃えた方向と垂直な方向に重ねた状態で、前記第1および第2端子の外周を覆って固定する固定部材と、を備え、前記第1端子および前記第2端子は、前記重ねた状態で、前記第1切欠き部と、前記第2外周部または前記第2切欠き部とが対向し、該対向する部分の前記棒状に延びる方向と垂直な方向の断面における外縁の少なくとも一部が同一形状をなすことを特徴とする。
また、本発明にかかるコネクタは、上記の発明において、前記第1端子および前記第2端子は、前記重ねた状態で、前記第1切欠き部および前記第2切欠き部が接触することを特徴とする。
また、本発明にかかるコネクタは、上記の発明において、前記第1切欠き部は、前記棒状に延びる方向に垂直な方向の断面が直線状または凹凸状をなすことを特徴とする。
また、本発明にかかるコネクタは、上記の発明において、前記重ねた状態における前記対向する部分の前記第1端子と前記第2端子とがなす外周の断面形状は、回転角度θ(0°<θ<360°、θは定数)の回転対称性を有する図形であることを特徴とする。
また、本発明にかかるコネクタは、上記の発明において、前記図形は、円であることを特徴とする。
また、本発明にかかるコネクタは、上記の発明において、前記第1切欠き部の前記棒状に延びる方向と垂直な方向の断面における外縁の少なくとも一部は、前記第2外周部の前記断面における外縁と同一形状をなし、前記第1端子および前記第2端子は、前記重ねた状態で、前記第1切欠き部および前記第2外周部が接触することを特徴とする。
また、本発明にかかるコネクタは、上記の発明において、前記第1切欠き部または前記第1外周部は、表面において、前記棒状に延びる方向に沿って穿設される溝部を有することを特徴とする。
また、本発明にかかるコネクタは、上記の発明において、前記固定部材は、前記第1端子と前記第2端子とを重ねた方向において、少なくとも前記第1端子と前記第2端子との対向部分側に向けて付勢する弾性体からなることを特徴とする。
また、本発明にかかるコネクタは、上記の発明において、前記第1端子と前記第2端子とは、同一形状であることを特徴とする。
本発明にかかるコネクタは、2つの端子を、断面において同一の外縁形状をなす部分同士で接触させるようにしたので、端子間の接触抵抗を低減して安定かつ効率的な電気的導通を得ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかるコネクタの構成を模式的に示す斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態1にかかるコネクタの構成を模式的に示す側面図である。 図3は、本発明の実施の形態1にかかるコネクタの端子の構成を模式的に示す斜視図である。 図4は、図3に示す端子の構成を示す図である。 図5は、図4に示す端子のA−A線断面を示す断面図である。 図6は、図4に示す端子のB−B線断面を示す断面図である。 図7は、図2に示すコネクタのC−C線断面を示す断面図である。 図8は、本発明の実施の形態1の変形例1にかかるコネクタを示す断面図である。 図9は、本発明の実施の形態1の変形例2にかかるコネクタを示す断面図である。 図10は、本発明の実施の形態1の変形例3にかかるコネクタを示す側面図である。 図11は、本発明の実施の形態1の変形例4にかかるコネクタの構成を示す斜視図である。 図12は、本発明の実施の形態2にかかるコネクタの構成を模式的に示す斜視図である。 図13は、本発明の実施の形態2にかかるコネクタの構成を模式的に示す側面図である。 図14は、図13に示すコネクタのE−E線断面を示す断面図である。 図15は、本発明の実施の形態2にかかるコネクタの端子の構成を模式的に示す図である。 図16は、本発明の実施の形態2の変形例1にかかるコネクタを示す断面図である。 図17は、本発明の実施の形態2の変形例2にかかるコネクタを示す断面図である。 図18は、接触抵抗比較試験の概要を示す模式図である。 図19は、接触抵抗比較試験の付加荷重−接触抵抗を示すグラフである。 図20は、本発明の実施の形態2の変形例3にかかるコネクタを示す断面図である。 図21は、本発明の実施の形態2の変形例4にかかるコネクタを示す断面図である。 図22は、本発明の実施の形態3にかかるコネクタを示す斜視図である。 図23は、本発明の実施の形態3にかかるコネクタの端子の構成を模式的に示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面と共に詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎず、従って、本発明は各図で例示された形状、大きさ、および位置関係のみに限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1にかかるコネクタ1の構成を模式的に示す斜視図である。図2は、本実施の形態1にかかるコネクタの構成を模式的に示す側面図である。図1,2に示すコネクタ1は、接続対象物とそれぞれ連結した端子同士が接触することで接続対象物間の電気的導通を行なうものである。
コネクタ1は、棒状をなして延び、一方の接続対象物である導体10と連結し、導電性を有する第1端子としての端子11と、棒状をなして延び、他方の接続対象物である導体20と連結し、導電性を有する第2端子としての端子21と、端子11および端子21をそれぞれの棒状に延びる方向に揃えて、この揃えた方向と垂直な方向に重ねた状態で、端子11および端子21の接触部分の外周を覆って固定する固定部材31と、を有する。導体10および導体20は、複数の電力線が絶縁性樹脂等によって被覆されている。
図3は、本発明の実施の形態1にかかるコネクタの端子の構成を模式的に示す斜視図である。図4は、図3に示す端子11の構成を示す側面図(a)および上面図(b)である。図5は、図4に示す端子11のA−A線断面を示す断面図である。また、図6は、図4に示す端子11のB−B線断面を示す断面図である。端子11は、棒状をなす導電性材料を、導体10との連結側の端部と異なる端部側から棒状に延びる方向に沿って一部が切り欠かれて成形される。端子11は、端子21と接触する接触部12、および接触部12に連結し、導体10と接続する基部13とを備える。
接触部12は、棒状の外周側面である第1外周部としての外周部12aと、棒状に延びる方向に垂直な方向の断面において凹状に切り欠かれた第1切欠き部としての切欠き部12bとを有する。
切欠き部12bは、図5に示すように、断面が凹状(弧状)をなしている。切欠き部12bは、凹状をなす外縁の曲率半径が、同一断面における外周部12aの外縁の曲率半径と等しい。
基部13は、端子11が延びる方向に沿った略柱状の中空空間を形成する収容穴13aを有する。この中空空間において端子11が延びる方向に垂直な方向の直径は、図6に示す断面図のように、まとめられた複数の電力線101の最大径d1と同等以上である。複数の電力線101を収容穴13aの中空空間に収容することで、端子11と導体10とを電気的に連結することができる。このとき、基部13の外周側からカシメ(塑性変形等)を加えることで、電力線101に対して収容穴13aの壁面から圧接させて電力線101と収容穴13aとの間を固定する。
端子21は、端子11と同様の形状をなす。端子21は、端子11と接触する接触部22、および接触部22に連結し、導体20と接続する基部23とを備える。接触部22は、棒状の外周側面である第2外周部としての外周部22aと、棒状に延びる方向に垂直な方向の断面において凹状に切り欠かれた第2切欠き部としての切欠き部22bとを有する。また、基部23は、端子21が延びる方向に沿った略柱状の中空空間を形成し、導体20の複数の電力線を中空空間に収容する収容穴23aを有する。
ここで、端子11,21は、導電性材料として純銅系材料が用いられる。端子11,21は、例えば、基部13,23の直径と等しい棒状の純銅からなる部材に対して、接触部12,22が所定の断面となるように切り欠くことによって形成される。なお、この切り欠かれた切欠き面が切欠き部12b,22bをなす。
固定部材31は、板状の炭素工具鋼またはステンレス鋼を板面に沿って略リング状に湾曲することによって形成される。固定部材31は、図7に示す断面図のように、中央部分が端子11または端子21の外周部12aまたは22aと同等の曲率半径を有する略楕円形状をなす。また、固定部材31は、端部側の曲率半径が他の部分曲率半径と比して小さく形成されており、接触部12,22を各端子11,21が延びる方向と垂直な方向に重ねた状態で、少なくとも接触部12,22の接触部分に向けて付勢して固定する。なお、固定部材は、少なくとも接触部12,22の接触部分に向けて付勢して固定することができる弾性体であれば適用可能である。
コネクタ1は、図1,2および図7に示すように、接触部12,22を各端子11,21が延びる方向を揃えて、この揃えた方向と垂直な方向に重ねることによって、端子11と端子21との間を電気的に接続する。このとき、端子11,21において、切欠き部12bと外周部22aとが接触している。ここで、切欠き部12bと外周部22aとは、各外縁の曲率半径が等しいため、面接触する。端子11の接触部12は、図4(b)に示す接触領域S1において接触部22と接触する。
ここで、コネクタ1における端子11,21間の接触表面において、図4に示す接触領域S1の面積をSa、図6に示す断面積において複数の電力線101の各断面積の和をSbとすると、接触領域S1の面積Saと複数の電力線101の各断面積の和Sbとの関係を、Sa≧Sbとすることができる。この関係により、端子11,21間の接触抵抗を低減させて、安定かつ効率的な電気的導通を得ることができる。
また、図6に示す断面図において基部13の直径d2は、まとめられた複数の電力線101の最大径d1と比して大きい。このため、図5に示す接触部12の断面の断面積をScとしたとき、この断面積Scを、上述した複数の電力線101の各断面積の和Sbと同等程度とすることができる。これにより、端子11,21間の通電抵抗値を低減させることができる。例えば、各断面積の和Sb=20mm(最大径d1=5.0mm)である場合、断面積Sc=20mmとするには、基部13の直径d2=7.1mm程度とすればよく、複数の電力線101の最大径d1に対して基部13の直径d2を極端に大きく設定することなく対応することができる。
上述した本実施の形態1によれば、同一形状の2つの端子において、断面における外縁形状が同一の曲率半径を有する部分同士で接触させるようにしたので、接触する表面積を増大させ、端子間の接触抵抗を低減して安定かつ効率的な電気的導通を得ることができる。
また、本実施の形態1によれば、同一形状の端子を用いてコネクタを作成することができるため、従来のようにオス端子およびメス端子をそれぞれ別個に作製する必要がなく、製造工程および製造コストを削減することも可能となる。
なお、上述した実施の形態1では、各端子の形状が同一であるものとして説明したが、少なくとも接触部分における断面(外縁)形状が等しければよい。また、上述した接触領域S1の面積Saを確保できれば、各接触部の端子が延びる方向の長さは異なっていてもよい。
図8は、本実施の形態1の変形例1にかかるコネクタを示す断面図である。なお、この断面図は、図2のC−C線断面に対応している。変形例1では、図8に示す断面図のように、接触部12,22の外周部12a,22aに溝部12c,22cが形成されている。溝部12c,22cは、各外周部12a,22aにおいて端子11,21が延びる方向に沿ってそれぞれ穿設されている。
上述した実施の形態1では、外周部と切欠き部との曲率半径が同一であるものとして説明したが、製造上の面精度等によって、曲率半径が若干異なる可能性がある。この際、外周部と切欠き部との曲率半径の差異によって、図7に示す断面において、接触部12,22の接触が線ではなく、一点での接触になってしまい、その結果、接触面積が縮小してしまう。しかしながら、変形例1において接触部12,22を接触させた際、溝部12c,22c同士は接触しないものの、接触部12,22間の接触は断面において一点ではなくなり、溝部を介して両側で面接触させるため、接触する表面積を確保することができる。
図9は、本発明の実施の形態1の変形例2にかかるコネクタを示す断面図である。図9に示す変形例2のように、溝部12d,22dが切欠き部12b,22bにそれぞれ形成されるものであってもよい。この変形例2においても、溝部12d,22dは、各切欠き部12b,22bにおいて端子11,21が延びる方向に沿ってそれぞれ穿設されており、上述した変形例1と同様の効果を得ることができる。
図10は、本実施の形態1の変形例3にかかるコネクタを示す側面図である。変形例3では、複数の固定部材31a,31b(ここでは、2つの固定部材)を用いて端子間の接触部分の外周を覆って固定する。このとき、固定部材31a,31bによる固定箇所は、任意に設定可能である。
なお、固定部材は、湾曲方向に垂直な方向の長さ(幅)を調節することも可能である。この幅として、例えば、図4(b)に示す接触領域S1の端子11が延びる方向の長さと同等とすることができる。また、端子の棒状に延びる方向において、各端子の接触部の長さが異なる場合、長さの短い方の接触部と同等の長さの幅としてもよい。固定部材の幅を接触領域や接触部に合わせて長くして接触部分を覆うことによって、端子に対して接触状態の接触部が離間する方向に加わる荷重に対し、端子の回転を抑制して、端子間の接触状態を維持することができる。
図11は、本実施の形態1の変形例4にかかるコネクタの構成を示す斜視図である。変形例4は、コネクタで連結される導体が複数用いられる場合に、収容ケース40を用いて導体をまとめる。具体的には、収容ケース40は、上述した端子11を3本並列に収納する第1収容ケース40aと、上述した端子21を3本並列に収納する第2収容ケース40bと、を有する。端子11は、3本の導体10a〜10cとそれぞれ連結している。また、端子21は、3本の導体20a〜20cとそれぞれ連結している。
第1収容ケース40aおよび第2収容ケース40bは、第1収容ケース40aと第2収容ケース40bとが連結した際に、連結側の側面で、上述したように接触部12(切欠き部12b)および接触部22(外周部22a)が接触可能となるように端子11および端子21をそれぞれ収納している。収容ケース40によって複数の端子の接触状態を保持することができるとともに、端子間の接触部分を覆うことができるため、端子の保護を含め、端子の連結状態を一段と確実に維持することができる。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2について、図12〜14を参照して説明する。図12は、本発明の実施の形態2にかかるコネクタの構成を模式的に示す斜視図である。図13は、本発明の実施の形態2にかかるコネクタの構成を模式的に示す側面図である。図14は、図13に示すコネクタのE−E線断面を示す断面図である。図12〜14に示すコネクタ2は、接続対象物とそれぞれ連結した端子同士が接触して連結することで接続対象物間の電気的導通を行なうものである。なお、図1等で上述したコネクタと同じ構成要素には同じ符号を付してある。
コネクタ2は、棒状をなして延び、導体10と連結し、導電性を有する第1端子としての端子51と、棒状をなして延び、導体20と連結し、導電性を有する第2端子としての端子61と、端子51および端子61をそれぞれの棒状に延びる方向に揃えて、この揃えた方向と垂直な方向に重ねた状態で、端子51および端子61の接触部分の外周を覆って固定する固定部材32と、を有する。
図15は、本実施の形態2にかかるコネクタの端子51の構成を示す側面図(a)および上面図(b)である。端子51は、棒状をなす導電性材料を、導体10との連結側の端部と異なる端部側から棒状に延びる方向に沿って一部が切り欠かれて成形される。端子51は、端子51が延びる方向に垂直な方向の断面が半月状をなし(図14参照)、端子61と接触する接触部52、および接触部52に連結し、導体10と接続する基部53とを備える。接触部52は、棒状の外周側面(弧状部分)である第1外周部としての外周部52aと、棒状に延びる方向に垂直な方向の断面において直線状に切り欠かれた第1切欠き部としての切欠き部52bとを有する。
また、基部53は、端子51が延びる方向に延びる略柱状の中空空間を形成し、複数の電力線101を中空空間に収容する収容穴53aを有する。電力線101は、基部53の外周側からカシメ(塑性変形等)を加えることで、収容穴53aの壁面を圧接させて電力線101と収容穴53aとの間を固定する。
端子61は、端子51と同様の形状をなす。端子61は、端子51と接触する接触部62、および接触部62に連結し、導体20と接続する基部63とを備える。接触部62は、棒状の外周側面(弧状部分)である第2外周部としての外周部62aと、棒状に延びる方向に垂直な方向の断面において直線状に切り欠かれた第2切欠き部としての切欠き部62bとを有する。また、基部63は、棒状に延びる方向に延びる略柱状の中空空間を形成し、導体20の複数の電力線を中空空間に収容する収容穴63aを有する。
ここで、端子51,61は、端子11,21と同様、導電性材料として純銅が用いられる。端子51,61は、例えば、基部53,63の直径と等しい棒状の純銅からなる部材に対して、接触部12,22となる位置で棒状に延びる方向に垂直な方向の断面を半月状に切り欠くことによって形成される。なお、この切り欠かれた切欠き面が切欠き部52b,62bをなす。
固定部材32は、板状の炭素工具鋼またはステンレス鋼を板面に沿って略リング状に湾曲することによって形成される。固定部材32は、図14に示す断面図のように、中央部分の曲率半径が外周部52aまたは外周部62aの曲率半径と同等である略楕円形状をなす。また、固定部材32は、端部側の曲率半径が他の部分曲率半径と比して小さく形成されており、接触部52,62を棒状に延びる方向と垂直な方向に重ねた状態で、少なくとも接触部52,62の接触部分に向けて付勢して固定する。
このとき、固定部材32の接触部52,62との接触部分近傍で、固定部材32と接触部52(62)とが距離d3離間している。接触部分近傍において固定部材32と接触部52(62)とを離間させることで、接触部分近傍における固定部材32と接触部52(62)との摩擦力の発生を抑制して接触方向(接触部の重ね合わせ面に対して直交する方向)に対する付勢力の減少を抑え、接触部の接触状態の維持を一段と確実なものとすることができる。
コネクタ2は、図12〜14に示すように、接触部52,62を各端子51,61が延びる方向を揃えて、この揃えた方向と垂直な方向に重ねることによって、端子51と端子61との間を電気的に接続する。このとき、端子51,61において、切欠き部52bと切欠き部62bとが接触している。また、接触部52,62が接触した状態で、この接触部52,62がなす外周面の断面形状は、回転角度θ(0°<θ<360°、θは定数)の回転対称性を有する図形(円)をなす。ここで、切欠き部52bと切欠き部62bとは、それぞれ断面が直線状をなしているため、面接触している。端子51の接触部52は、図15(b)に示す接触領域S2において接触部62と接触する。
本実施の形態2においても、上述した実施の形態1と同様、コネクタ2における端子51,61間の接触表面において、接触領域S2の面積をSd、図6に示す断面と同様に基部53の断面における複数の電力線の各断面積の和をSeとすると、接触領域S2の面積Sdと複数の電力線の各断面積の和Seとの関係を、Sd≧Seとすることができる。この関係により、端子51,61間の接触抵抗を低減させて、安定かつ効率的な電気的導通を得ることができる。
上述した本実施の形態2によれば、同一形状の2つの端子において、断面において同一の外縁形状をなす部分同士で接触させるようにしたので、接触する表面積を増大させ、端子間の接触抵抗を低減して安定かつ効率的な電気的導通を得ることができる。また、同一形状の端子を用いてコネクタを作成することができるため、従来のようにオス端子およびメス端子をそれぞれ作製する必要がなく、製造工程および製造コストを削減することも可能となる。
さらに、本実施の形態2によれば、断面が直線状をなす平面同士を接触させるため、弧状をなす面と比して、一層容易かつ確実に接触部同士を接触させることが可能となる。
上述した実施の形態2では、切欠き部52b,62bにおいて棒状に延びる方向に垂直な方向の断面が一直線状をなしているものとして説明したが、波線状をなすものであってもよい。
図16は、本実施の形態2の変形例1にかかるコネクタを示す断面図である。また、図17は、本実施の形態2の変形例2にかかるコネクタを示す断面図である。図16,17が示す断面は、図13のE−E線断面に対応している。
図16に示す変形例1では、同一の形状をなす接触部54,64の断面において、切欠き部54b,64bの断面が一組の凹凸形状を有する波線状をなす。このとき、切欠き部54b,64bの断面における外縁は、平面P1に対して角度θ1傾斜した波線状をなす。なお、平面P1は、図14に示す切欠き部52b,62bの外縁に対応している。また、接触部54,64が接触した状態(重ね合わせられた状態)では、接触部54,64(外周部54a,64a)の断面における外縁が円をなしている。
図17に示す変形例2では、同一の形状をなす接触部55,65の断面において、切欠き部55b,65bが複数組の凹凸形状を有する波線状をなす。この場合も、切欠き部55b,65bの断面における外縁が、切欠き部52b,62bの外縁に対応する平面に対して所定の角度傾斜した波線状をなす。また、接触部55,65が接触した状態(重ね合わせられた状態)では、接触部55,65(外周部55a,65a)の断面における外縁が円をなしている。
上述した変形例1,2のように、切欠き部の断面を波線状にすることによって、切欠き部同士の接触面積を、図12等に示す実施の形態2の構成における接触面積と比して大きくすることができる。これにより、端子間の接触抵抗を低減して一段と安定かつ効率的な電気的導通を得ることができる。
また、上述した変形例1,2は、図12等に示す実施の形態2の切欠き部52b,62bの形状と比して、接触抵抗値を一段と低減させる効果を奏する。図18は、接触抵抗比較試験の概要を示す模式図である。図19は、接触抵抗比較試験の付加荷重(N)−接触抵抗(μΩ)を示すグラフである。接触抵抗比較試験では、図18に示すように、テストピース200,201を用いてテストピース間の接触抵抗を測定する。テストピース200は、テストピース201の傾斜部201a,201bと接触する凸部200a,200bを有する。また、傾斜部201a,201bは、平面P2からの傾斜角度θ2がθ2=0°,10°,20°,40°,60°,75°のものを用いた。接触抵抗比較試験では、各傾斜角度θ2において、付加荷重Fに対するテストピース200,201間の接触抵抗をそれぞれ求めた。このとき、凸部200a,200bと傾斜部201a,201bとの接触面積は各傾斜角度θ2に関わらず一定(同一接触面積)である。
図19において、曲線L1がθ2=0°、曲線L2がθ2=10°、曲線L3がθ2=20°、曲線L4がθ2=40°、曲線L5がθ2=60°、曲線L6がθ2=75°の場合の付加荷重−接触抵抗を示している。ここで、付加荷重Fが大きくなれば接触抵抗が低くなることに加え、傾斜角度θ2の値が大きいほど、テストピース間の接触抵抗が低いことがわかる。
上述した傾斜角度と接触抵抗との関係により、変形例1,2にかかる波線状をなす切欠き部は、直線状(平面P2に対応)に切り欠かれた切欠き部52b,62bの形状と比して、接触抵抗を一層低減させることが可能である。
ここで、上述した実施の形態2および変形例1,2では、接触部が接触した状態(重ね合わせられた状態)では、接触部(外周部)の断面における外縁が円形をなすものとして説明したが、これに限るものではない。
図20は、本実施の形態2の変形例3にかかるコネクタを示す断面図である。図20に示す変形例3では、同一の形状をなす接触部56,66の断面において、切欠き部56b,66bが複数組の凹凸形状を有する波線状をなす。このとき、接触部56,66が接触した状態(重ね合わせられた状態)では、切欠き部56b,66bが端部位置をずらした状態で接触している。すなわち、切欠き部56b,66bは、断面が波線状をなす複数の凹凸形状において、一組の凹凸形状Mを一周期とする波線形状であるとすると、1/2周期ずれた状態で重ね合わせられている。このとき、接触部56,66(外周部56a,66a)の断面における外縁の端部は、接触していない。また、固定部材33は、上述した固定部材31,32と同様、板面に沿って略リング状に湾曲した弾性体からなり、少なくとも接触部56,66の接触部分に向けて付勢して固定する。このとき、切欠き部56b,66bは1/2周期ずれた状態で重ね合わせられているが、固定部材33の付勢力によって切欠き部56b,66bの面同士が圧接するように荷重が加わるため、接触状態を維持することができる。
図21は、本実施の形態2の変形例4にかかるコネクタを示す断面図である。図21に示す変形例4では、同一の形状をなす端子71,81の各接触部72,82は、棒状に延びる方向に垂直な方向の断面において、一部が傾斜して切り欠かれた切欠き部72b,82bを有する。また、接触部72,82が接触した状態(重ね合わせられた状態)では、接触部72,82(外周部72a,82a)の断面における外縁形状が、多角形(回転角度θ(0°<θ<360°、θは定数)の回転対称性を有する図形をなしている。
ここで、端子71および端子81を棒状に延びる方向と垂直な方向に重ねた状態で、端子71および端子81の接触部分の外周を覆って固定する固定部材34においても略矩形状に周回した形状をなす。このとき、固定部材34は、端部が内周側に湾曲されるとともに、端部に対向する部分が内周側に凸となるように湾曲されている。固定部材34は、この端部と凸形状によって接触部72,82を挟み込んで、少なくとも接触部72,82の接触部分に向けて付勢する。
端子71,81は、端子11,21と同様、導電性材料として純銅が用いられる。また、端子71,81は、例えば、棒状の純銅からなる部材であって、棒状に延びる方向に垂直な断面が多角形をなす部材に対して、接触部72,82となる位置で棒状に延びる方向に垂直な方向の断面が所定の形状となるように切り欠くことによって形成される。なお、この切り欠かれた切欠き面が切欠き部72b,82bをなす。
(実施の形態3)
図22は、本発明の実施の形態3にかかるコネクタを示す断面図である。図23は、本発明の実施の形態3にかかるコネクタの端子の構成を模式的に示す図である。図22,23に示すコネクタ3は、上述した実施の形態1,2にかかる端子において、基部を有さない構成となる。
図22に示すコネクタ3は、略棒状をなして延び、導体10と連結し、導電性を有する端子90と、略棒状をなして延び、導体20と連結し、導電性を有する端子100と、端子90および端子100をそれぞれの棒状に延びる方向に揃えて、この揃えた方向と垂直な方向に重ねた状態で、端子90および端子100の接触部分の外周を覆って固定する固定部材35と、を有する。固定部材35は、上述した固定部材32と同様、板状の炭素工具鋼またはステンレス鋼を板面に沿って略リング状に湾曲することによって形成される。
図23は、本実施の形態3にかかるコネクタ3の端子90の構成を示す側面図(a)および上面図(b)である。端子90は、棒状をなす導電性材料を、導体10との連結側の端部と異なる端部側から棒状に延びる方向に沿って全体が切り欠かれて成形される。端子90は、図17に示す接触部55または接触部65と略同一の断面形状をなし、棒状の外周側面(弧状部分)である第1外周部としての外周部90aと、棒状に延びる方向に垂直な方向の断面において波線状に切り欠かれた第1切欠き部としての切欠き部90bとを有する。また、端子90は、端子90が延びる方向に延びる略柱状の中空空間を形成し、導体10の複数の電力線を中空空間に収容する収容穴90cを有する。複数の電力線101は、収容穴90cに圧入されることで、収容穴90cに保持される。
端子100は、端子90と同様の形状をなす。端子100は、図19に示す接触部55または接触部65と略同一の断面形状をなし、棒状の外周側面(弧状部分)である第2外周部としての外周部100aと、棒状に延びる方向に垂直な方向の断面において直線状に切り欠かれた第2切欠き部としての切欠き部100bとを有する。また、端子100は、端子100が延びる方向に延びる略柱状の中空空間を形成し、導体20の複数の電力線を中空空間に収容する収容穴100cを有する。導体20の複数の電力線は、収容穴100cに圧入されることで、収容穴100cに保持される。
また、端子90,100が接触した状態(重ね合わせられた状態)では、端子90,100(外周部90a,100a)の断面における外縁形状が円形(回転角度θ(0°<θ<360°、θは定数)の回転対称性を有する図形)をなしている。
上述した本実施の形態3によれば、同一形状の2つの端子において、断面において同一の外縁形状をなす部分同士で接触させるようにしたので、接触する表面積を増大させ、端子間の接触抵抗を低減して安定かつ効率的な電気的導通を得ることができる。また、同一形状の端子を用いてコネクタを作成することができるため、従来のようにオス端子およびメス端子をそれぞれ作製する必要がなく、製造工程および製造コストを削減することも可能となる。
さらに、本実施の形態3によれば、上述した実施の形態1,2と比して、一層簡易な構成で容易かつ確実に接触部同士を接触させることが可能となる。
以上のように、本発明にかかるコネクタは、電子部材間等を接続して、効率的に電気的導通を行なう場合に有用である。
1,2,3 コネクタ
10,10a〜10c,20,20a〜20c 導体
11,11a,21,51,61,71,81,90,100 端子
12,22,52,62,72,82 接触部
12a,22a,52a,62a,72a,82a,90a,100a 外周部
12b,22b,52b,62b,72b,82b,90b,100b 切欠き部
12c,12d,22c,22d 溝部
13,23,53,63 基部
13a,23a,53a,63a,90c,100c 収容穴
31,31a,31b,32,33,34,35 固定部材
40 収容ケース
40a 第1収容ケース
40b 第2収容ケース
101 電力線

Claims (6)

  1. 2つの接続対象物の間に介在して該2つの接続対象物間の電気的な導通を図るコネクタであって、
    棒状をなして延び、該棒状の外周側面である第1外周部と、一方の接続対象物との連結側の端部と異なる端部側から該棒状に延びる方向に沿って一部または全体が切り欠かれた第1切欠き部とを有する導電性の第1端子と、
    棒状をなして延び、該棒状の外周側面である第2外周部と、他方の接続対象物との連結側の端部と異なる端部側から該棒状に延びる方向に沿って一部または全体が切り欠かれ、前記棒状に延びる方向に垂直な方向の断面において前記第1切欠き部と同一の切り欠き形状をなす第2切欠き部とを有する導電性の第2端子と、
    前記第1端子および前記第2端子を各々が棒状に延びる方向を揃えて該揃えた方向と垂直な方向に重ねた状態で、前記第1および第2端子の外周を覆って固定する固定部材と、
    を備え、
    前記第1切欠き部の前記棒状に延びる方向と垂直な方向の断面における外縁の少なくとも一部は、前記第2外周部の前記断面における外縁と同一形状をなし、
    前記第1端子および前記第2端子は、前記重ねた状態で、前記第1切欠き部および前記第2外周部が接触する
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記第1切欠き部または前記第1外周部は、表面において、前記棒状に延びる方向に沿って穿設される溝部を有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記固定部材は、前記第1端子と前記第2端子とを重ねた方向において、少なくとも前記第1端子と前記第2端子との対向部分側に向けて付勢する弾性体からなることを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ。
  4. 前記第1端子と前記第2端子とは、同一形状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のコネクタ。
  5. 2つの接続対象物の間に介在して該2つの接続対象物間の電気的な導通を図るコネクタであって、
    棒状をなして延び、該棒状の外周側面である第1外周部と、一方の接続対象物との連結側の端部と異なる端部側から該棒状に延びる方向に沿って一部または全体が切り欠かれた第1切欠き部とを有する導電性の第1端子と、
    棒状をなして延び、該棒状の外周側面である第2外周部と、他方の接続対象物との連結側の端部と異なる端部側から該棒状に延びる方向に沿って一部または全体が切り欠かれ、前記棒状に延びる方向に垂直な方向の断面において前記第1切欠き部と同一の切り欠き形状をなす第2切欠き部とを有する導電性の第2端子と、
    前記第1端子および前記第2端子を各々が棒状に延びる方向を揃えて該揃えた方向と垂直な方向に重ねた状態で、前記第1および第2端子の外周を覆って固定する固定部材と、
    を備え、
    前記第1端子および前記第2端子は、前記重ねた状態で、前記第1切欠き部と、前記第2切欠き部とが対向し、該対向する部分の前記棒状に延びる方向と垂直な方向の断面における外縁の少なくとも一部が同一形状をなし、
    前記第1および前記第2切欠き部は、前記棒状に延びる方向と垂直な方向において、端部の位置が互いにずれて配置されている
    ことを特徴とするコネクタ。
  6. 2つの接続対象物の間に介在して該2つの接続対象物間の電気的な導通を図るコネクタであって、
    棒状をなして延び、該棒状の外周側面である第1外周部と、一方の接続対象物との連結側の端部と異なる端部側から該棒状に延びる方向に沿って一部または全体が切り欠かれた第1切欠き部とを有する導電性の第1端子と、
    棒状をなして延び、該棒状の外周側面である第2外周部と、他方の接続対象物との連結側の端部と異なる端部側から該棒状に延びる方向に沿って一部または全体が切り欠かれ、前記棒状に延びる方向に垂直な方向の断面において前記第1切欠き部と同一の切り欠き形状をなす第2切欠き部とを有する導電性の第2端子と、
    前記第1端子および前記第2端子を各々が棒状に延びる方向を揃えて該揃えた方向と垂直な方向に重ねた状態で、前記第1および第2端子の外周を覆って固定する固定部材と、
    を備え、
    前記第1端子および前記第2端子は、前記重ねた状態で、前記第1切欠き部と、前記第2切欠き部とが対向し、該対向する部分の前記棒状に延びる方向と垂直な方向の断面における外縁の少なくとも一部が同一形状をなし、
    前記重ねた状態における前記対向する部分の前記第1端子と前記第2端子とがなす外周の断面形状が、多角形状をなし、
    前記第1切欠き部および前記第2切欠き部は、互いに同一の凹凸形状をなす
    ことを特徴とするコネクタ。
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