JP5901700B2 - マルチディスク変速機及びその制御方法 - Google Patents

マルチディスク変速機及びその制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、マルチディスク変速機に関する。
特許文献1には、入力軸に設けられたプライマリディスクと出力軸に設けられたセカンダリディスクとを部分的に重ね合わせてディスク重合領域を設け、この領域で両ディスクを一対の押付ローラで挟んで接触させることで、入力軸の回転を出力軸に伝達するマルチディスク変速機が開示されている。
マルチディスク変速機においては、一対の押付ローラが両ディスクを挟む位置を変更することによって変速が実現される。すなわち、両ディスクを挟む位置を、入力軸に近づければ変速比がLow側(変速比大側)に変化し、出力軸に近づければ変速比がHigh側(変速比小側)に変化する。
特開2010−53995号公報
発進クラッチの締結・解放と、変速機の変速とは、基本的に同時に実行する必要がないので、上記マルチディスク変速機においては、発進クラッチの締結・解放を行うアクチュエータと押付ローラを移動させて変速機を変速させるアクチュエータとを共用化することが可能である。
例えば、アクチュエータによって押付ローラを最Low位置まで移動させた後に、さらにアクチュエータを動作させると、押付ローラとアクチュエータとの連携が解除されるとともに、リンク、カム等を利用して発進クラッチが締結・解放される構成とすることが可能である。
しかしながら、このような共用化を行うと、押付ローラを最Low位置まで変位させないと発進クラッチを解放することができないので、急減速時等で押付ローラが最Low位置まで変位する前に車両が停車してしまった場合に発進クラッチを解放できず、エンジンがストールするという問題が生じる。
このような問題は、発進クラッチの解放に代えて押付ローラの押付力を下げて変速機をニュートラル状態にするようにすれば回避することができる。しかしながら、急減速開始時の変速比によっては、急減速後、車両が停止することなく再加速する場合に押付ローラを再押付すると、押付ローラの耐久性が低下するという別の問題が生じる。これは、押付ローラ再押付時の変速比がLow側であると、Low側では伝達効率を高めるために押付力を高めてスリップ率を高めているので、押付ローラを再押付する際に押付ローラとディスクとの間の滑りに起因する摩耗、発熱が大きくなるからである。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、エンジンストール防止を目的とした急減速時の押付ローラの押付力低下が行われる条件を見直し、押付ローラの耐久性が低下するのを防止することを目的とする。
本発明のある態様によれば、マルチディスク変速機であって、動力源からの回転が入力される入力軸と、前記入力軸に対して平行に配置される出力軸と、前記動力源と前記入力軸との間に配置される発進クラッチと、前記入力軸に設けられるプライマリディスクと、前記出力軸に設けられ、前記プライマリディスクと部分的に重なるセカンダリディスクと、前記プライマリディスク及び前記セカンダリディスクを挟んで両側に配置される一対の押付ローラと、前記一対の押付ローラを前記入力軸と前記出力軸との間で移動させる第1のアクチュエータであって、前記一対の押付ローラが最Low位置まで移動した状態でさらに動作させると前記一対の押付ローラとの連携が解除されるとともに前記発進クラッチを解放する第1のアクチュエータと、前記一対の押付ローラの前記プライマリディスク及び前記セカンダリディスクに対する押付力を調整する第2のアクチュエータと、急減速開始時の変速比が所定変速比よりもHigh側の場合は前記第2アクチュエータによって前記一対の押付ローラの前記押付力を低下させて前記変速機をニュートラル状態にし、前記急減速開始時の変速比が前記所定変速比よりもLow側の場合は前記第1アクチュエータを動作させて前記発進クラッチを解放するコントローラと、を備えたことを特徴とするマルチディスク変速機が提供される。
本発明の別の態様によれば、上記態様に対応するマルチディスク変速機の制御方法が提供される。
急減速開始時の変速比が所定変速比よりもLow側の場合に押付ローラの押付力を低下させて変速機をニュートラル状態にすると、車両が停車する前に押付ローラをプライマリディスク及びセカンダリディスクに再度押し付けて車両を再加速させる場合に押付ローラとプライマリディスク及びセカンダリディスクとの間の滑りが大きくなり、押付ローラの耐久性を低下させてしまう。上記態様によれば、このような場合は第1アクチュエータを動作させて発進クラッチを解放するので、かかる押付ローラの耐久性の低下を防止することができる。
マルチディスク変速機の全体概略図である。 プライマリディスク、セカンダリディスク及び押付ローラの関係を示した図である。 急減速制御の内容を示したフローチャートである。 急減速開始時の運転状態が押付ローラ解放領域内にあるか判断するためのマップである。 所定車速設定用のマップである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るマルチディスク変速機(以下、「変速機」という。)1の全体概略図である。
変速機1は、動力源としてのエンジン10と図示しないディファレンシャルギヤとの間に設けられ、エンジン10から入力された回転を変速し、出力ギヤ20からディファレンシャルギヤに出力する変速機である。変速機1は、以下に説明するように、変速機ケース30と、発進クラッチ40と、入力軸50と、出力軸60と、プライマリディスク70と、セカンダリディスク80と、一対の押付ローラ90と、押付機構100と、直結機構110と、複合カム機構120、ステップモータ130と、コントローラ200を備える。
入力軸50はエンジン10と同軸に設けられ、出力軸60は入力軸50と平行に設けられる。入力軸50及び出力軸60はそれぞれ変速機ケース30に回転自在に支持される。
発進クラッチ40は、ダイヤフラム式の乾式クラッチである。レリーズレバー41がエンジン10側に押されていない状態では、ダイヤフラムスプリング42によってクラッチディスク43がフライホイール44に押し付けられ、発進クラッチ40が締結する。これに対し、レリーズレバー41がエンジン10側に押されると、レリーズベアリング45がエンジン10側に押され、ダイヤフラムスプリング42が押し縮められてクラッチディスク43がフライホイール44から離れ、発進クラッチ40が解放する。
プライマリディスク70は、複数枚の円形のディスクで構成され、入力軸50に固定される。同様に、セカンダリディスク80は、複数枚の円形のディスクで構成され、出力軸60に固定される。プライマリディスク70とセカンダリディスク80とは、互い違いに、かつ、両ディスク70、80が部分的に重なる領域(以下、「ディスク重合領域」という。)が形成されるように配置される(図2参照)。
押付ローラ90は、ベアリング91を介して保持部92に回転自在に保持されており、プライマリディスク70及びセカンダリディスク80を挟んで両側に配置される。
押付ローラ90は、後述する押付機構100によってディスク面に対して垂直な方向に移動することができる。押付機構100によって押付ローラ90からプライマリディスク70及びセカンダリディスク80に押付力を作用させると、プライマリディスク70及びセカンダリディスク80が弾性変形して接触し、入力軸50の回転がプライマリディスク70及びセカンダリディスク80を介して出力軸60に伝達される。
また、押付ローラ90は、後述する複合カム機構120によって、図2に示すように、入力軸50と出力軸60とを結ぶ軸連結線Oに沿って移動することができ、これによってプライマリディスク70とセカンダリディスク80との接触位置を変更し、変速機1の変速比を無段階又は有段階に変更することができる。具体的には、プライマリディスク70とセカンダリディスク80との接触位置を入力軸50側に変更すると変速機1の変速比がLow側(変速比大側)に変更され、逆に、出力軸60側に変更すると変速機1の変速比がHigh側(変速比小側)に変更される。
押付機構100は、変速機ケース30に固定された回動軸101と、回動軸101にそれぞれ揺動可能に連結される一対のクランプアーム102、103と、一対のクランプアーム102、103の自由端側に設けられる押付力調整機構104とで構成される。
押付力調整機構104は、一方のクランプアーム102に固定される円弧状レール105と、他方のクランプアーム103に回動自在に取り付けられ、端部に設けられたローラ106が円弧状レール105に係合する回動係合部107とで構成される。ローラ106にはバネ108によって回動中心方向の力が常時作用しており、回動係合部107はステップモータ109によって回動させることができる。
図示の状態から回動係合部107を半時計回りに回動させると、バネ108の付勢力のディスク面に垂直な成分が増大し、一対のクランプアーム102、103が押付ローラ90を押す力が増大し、押付ローラ90からプライマリディスク70及びセカンダリディスク80に作用する押付力が増大する。押付力を減少させる、あるいは、作用させないようにするには、回動係合部107を時計回りに回動させればよい。
直結機構110は、入力軸50の回転をギヤ列を介して出力軸60に伝達する機構であり、前進用ギヤ列としてLowギヤ列111及びHighギヤ列112、後進用ギヤ列としてリバースギヤ列113とを備える。
Lowギヤ列111は、入力軸50に遊転可能に設けられる入力側Lowギヤ111iと、入力側Lowギヤ111iよりも歯数が多く、入力側Lowギヤ111iと噛み合い、出力軸60に固定される出力側Lowギヤ111oとで構成される。入力側Lowギヤ111iの端部にはスプライン111sが形成されている。
Highギヤ列112は、入力軸50に遊転可能に設けられる入力側Highギヤ112iと、入力側Highギヤ112iよりも歯数が少なく、入力側Highギヤ112iと噛み合い、出力軸60に固定される出力側Highギヤ112oとで構成される。入力側Highギヤ112iの端部にはスプライン112sが形成されている。
入力側Lowギヤ111iと入力側Highギヤ112iとの間には、ハブ114とスリーブ115とが配置される。ハブ114は入力軸50に固定されており、外周面にはスプライン114sが形成されている。スリーブ115は、内周面にスプライン115sが形成されている。
図示の状態では、スリーブ115のスプライン115sはハブ114のスプライン114sにのみ嵌合し、入力側Lowギヤ111iのスプライン111s及び入力側Highギヤ112iのスプライン112sには嵌合していない。この状態では、入力軸50の回転はLowギヤ列111、Highギヤ列112いずれを介しても出力軸60に伝達されない非直結状態となる。
非直結状態からスリーブ115を入力側Lowギヤ111i側にスライドさせ、スリーブ115のスプライン115sを入力側Lowギヤ111iのスプライン111s及びハブ114のスプライン114sの両方に嵌合させると、入力側Lowギヤ111iが入力軸50と相対回転不能に係合され、入力軸50の回転がLowギヤ列111を介して出力軸60に伝達されるLow直結状態となる。
逆に、非直結状態からスリーブ115を入力側Highギヤ112i側にスライドさせ、スリーブ115のスプライン115sを入力側Highギヤ112iのスプライン112s及びハブ114のスプライン114sの両方に嵌合させると、入力側Highギヤ112iが入力軸50と相対回転不能に係合され、入力軸50の回転がHighギヤ列112を介して出力軸60に伝達されるHigh直結状態となる。
Low直結状態で実現される変速比は、押付ローラ90を最もプライマリディスク70側に配置した時に実現される最Low変速比に等しく、High直結状態で実現される変速比は、押付ローラ90を最もセカンダリディスク80側に配置した時に実現される最Hihgh変速比に等しい。また、Low直結状態、High直結状態での出力軸60の回転方向はプライマリディスク70及びセカンダリディスク80を介して回転が出力軸60に伝達される場合と同じであるので、回転方向を反転するためのアイドルギヤは不要である。
スリーブ115のスライドは、ステップモータ130の回転を複合カム機構120によって直動運動に変換し、この直動運動をスリーブ115に伝達することで行われる。これについては後述する。
リバースギヤ列113は、入力軸50及び出力軸60に対して平行に設けられるカウンタ軸113cと、カウンタ軸113cに遊転可能かつ軸方向スライド可能に設けられるリバースアイドルギヤ113aと、入力軸50に固定される入力側リバースギヤ113iと、出力軸60に固定される出力側リバースギヤ113oとを備える。
リバースアイドルギヤ113aは、運転者によるセレクトレバー(又はセレクトスイッチ)の操作に機械的又は電気的に連動して、入力側リバースギヤ113i及び出力側リバースギヤ113oに噛み合わない位置と噛み合う位置との間をスライドする。
リバースアイドルギヤ113aが入力側リバースギヤ113i及び出力側リバースギヤ113oに噛み合った状態では、リバースギヤ列113によって入力軸50の回転が反転されて出力軸60に伝達されるリバース状態となる。
複合カム機構120は、単一のアクチュエータ(ステップモータ130)で以下の三つの機能:
・発進クラッチ40を締結・解放する機能
・エンジン10の回転がプライマリディスク70及びセカンダリディスク80を介して伝達される摩擦伝達状態と直結機構110を介して伝達される直結状態とを切り換える機能
・押付ローラ90を軸連結線Oに沿って変位させ、変速機1の変速比を変更する機能
を実現するカム機構である。
複合カム機構120は、送りネジ121と、スライドナット122と、第1カム123と、第1ロッド124と、第2カム125と、第2ロッド126とを備える。
送りネジ121はステップモータ130の回転軸に連結されており、ステップモータ130によって回転駆動される。
スライドナット122は送りネジ121に螺合しており、ステップモータ130を回転駆動すると送りネジ121の送り方向に変位する。
第1カム123はスライドナット122のエンジン10側に設けられ、エンジン10側にカム面を有するカムであり、カム面には第1ロッド124の端部に設けられたローラ124rが接触している。第1ロッド124は、変速機ケース30に形成された貫通孔に貫通され、ローラ124rとは反対側に位置する端部が発進クラッチ40のレリーズレバー41に接触している。
ステップモータ130が回転駆動されて第1カム123がスライドナット122とともに変位し、第1カム123のカム山によって第1ロッド124がエンジン10側に押されると、レリーズレバー41がエンジン10側に押されて発進クラッチ40が解放する。逆に、第1カム123のカム山が低くなって、第1ロッド124が変速機1側に戻され、ダイヤフラムスプリング42の力によってレリーズレバー41が変速機1側に戻されると、発進クラッチ40が締結する。
また、第2カム125はスライドナット122の直結機構110側に設けられている。第2カム125は、蛇行しながら送りネジ121の送り方向に延びるカム溝を有し、カム溝に第2ロッド126の端部に設けられたローラ126rが係合する確動カムである。第2ロッド126のローラ126rとは反対側に位置する端部は直結機構110のスリーブ115に連結されている。
ステップモータ130が回転駆動されて第2カム125がスライドナット122とともに変位すると、ステップモータ130の回転が第2ロッド126の直動運動に変換され、これが直結機構110のスリーブ115に伝達されてスリーブ115がスライドする。これにより、直結機構110のLow直結状態、非直結状態、High直結状態を切り換えることができる。
なお、第2ロッド126には、直結機構110がLow直結状態、非直結状態、High直結状態を安定して保持できるように、各状態に対応して第2ロッド126に形成される切り欠きとボールプランジャからなる位置決め機構127が設けられている。
また、押付ローラ90の保持部92にラッチ機構93が設けられており、スライドナット122が押付ローラ90の保持部92と接触する位置まで変位すると、ラッチ機構93によってスライドナット122と保持部92とが連結される。これにより、ステップモータ130を回転駆動すると、押付ローラ90が軸連結線Oに沿って変位するようになり、ステップモータ130を変速用アクチュエータとして機能させることができる。
ステップモータ109は、通電状態では非作動状態となるが非通電状態では作動状態となって回転軸に制動力を作用させる無励磁作動形電磁ブレーキを有し、通電状態から非通電状態に切り換えられると切換時点の動作位置(回転角)を保持することができる。また、ステップモータ130の回転軸に連結される送りネジ121にはスライドナット122が螺合しており、その構成上、スライドナット122に力が作用しても送りネジ121を回転させることができないので、ステップモータ109と同様に、通電状態から非通電状態に切り換えられると切換時点の動作位置(回転角)を保持することができる。
コントローラ200は、CPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等で構成される。コントローラ200には、ブレーキペダルのON/OFFを検出するブレーキスイッチ201、セレクトレバーの位置を検出するインヒビタスイッチ202、アクセルペダルの操作量であるアクセル開度を検出するアクセル開度センサ203、車速を検出する車速センサ204、入力軸50の回転速度を検出する回転速度センサ205、エンジン10のスロットル開度を検出するスロットル開度センサ206、変速機1の油温を検出する油温センサ207等からの信号が入力される。
エンジン10の回転がプライマリディスク70及びセカンダリディスク80を介して伝達される上記摩擦伝達状態では、コントローラ200は、変速機1の変速比及び変速機1への入力トルクに応じてステップモータ109の動作位置を変更し、押付ローラ90の押付力を変更する。押付ローラ90の押付力は、変速比がLow側であるほど、また、入力トルクが大きいほど大きな値に変更される。これは、変速比がLow側であるほどスリップ率が大きいので押付ローラ90の押付力を高めて変速機1のトルク伝達効率を上げる必要があり、また、入力トルクが大きいほど変速機1に要求されるトルク容量(伝達可能なトルク)が大きくなるからである。なお、変速機1への入力トルクは、エンジン10の回転速度及びスロットル開度から推定されるエンジン10のトルク、減速時に駆動輪側から入力されるトルク等に基づき推定することができる。
また、コントローラ200は、入力される信号に基づき運転状態に応じた目標変速比を設定し、目標変速比が実現されるようにステップモータ130の動作位置を変更する。目標変速比は、車速とアクセル開度とに基づき所定の変速マップを参照して設定され、車速が低いほど、また、アクセル開度が大きいほどLow側の値が設定される。
急減速でない通常の減速であれば、変速マップで設定された変速線に従い変速が行われ、車両が停車するまでに押付ローラ90は最Low位置まで移動する。そして、車両停車後に、ステップモータ130をさらに動作させると、ラッチ機構93が解放されてスライドナット122と保持部92とが分離され、押付ローラ90とステップモータ130との連携が解除される。さらに、第1カム123、第1ロッド124によってレリーズレバー41がエンジン10側に押されて発進クラッチ40が解放される。
ところが、押付ローラ90は滑り摩擦による摩耗を抑えるべくプライマリディスク70及びセカンダリディスク80上を転動させる必要があり、押付ローラ90の移動速度には上限がある。また、押付ローラ90を最Low位置まで戻すのに要する時間は、減速開始時の変速比がHigh側になるほど長くなる。また、急減速開始時の車速が低いほど、減速度が大きいほど、車両が停車するまでの時間(押付ローラ90を移動させることができる時間)は短くなる。このため、車両の減速度が大きな急減速時は、押付ローラ90が最Low位置まで移動する前に車両が停車してしまい、発進クラッチ40を解放することができず、エンジン10がストールする可能性がある。
この問題を回避するために、急減速時は押付ローラ90の押付力を低下させて変速機1をニュートラル状態(=トルク容量0の状態)にすることが考えられるが、変速比によっては、急減速後、車両が停車することなく押付ローラ90を再度押し付けて車両を再加速させる場合に押付ローラ90の耐久性が低下するという別の問題が生じる。これは、押付ローラ90を再度押し付ける時の変速比がLow側であると、押付ローラ90とプライマリディスク70及びセカンダリディスク80との間のスリップ率が大きく、滑りに起因する押付ローラ90の摩耗、発熱が増大するからである。
そこで、本実施形態では、以下に説明する急減速制御を行うことにより、上記押付ローラ90の耐久性低下の問題を回避する。
図3は、コントローラ200が実行する急減速制御の内容を示したフローチャートである。
これによると、S11では、コントローラ200は、車両が急減速したか判断する。急減速か否かは、例えば、車速の時間変化率である減速度に基づき判断することができ、減速度が所定の急減速判定値よりも大きい場合に車両が急減速したと判断される。車両が急減速したと判断された場合は処理がS12に進み、そうでない場合は処理がS14進む。
S12では、コントローラ200は、図4に示すマップを参照し、急減速開始時の運転状態(車速及び変速比)が押付ローラ解放領域内にあるか判断する。押付ローラ解放領域は、最High線、所定変速比及び所定車速によって決まる図中斜線の変速比High側かつ低車速側の領域である。
所定変速比は、車両が停車する前に再加速しようとして押付ローラ90がプライマリディスク70及びセカンダリディスク80に再度押し付けられても押付ローラ90の耐久性の低下が許容範囲に収まる変速比の上限である。所定変速比は、急減速開始時の車速毎に設定され、急減速開始時の車速が高いほどHigh側の値が設定される。これは、急減速開始時の車速が高いほど再加速開始時の車速が高くなる可能性が高く、同じ変速比であっても、再加速開始時の車速が高いほど押付ローラ90の再押付位置におけるプライマリディスク70及びセカンダリディスク80の周速が高く、押付ローラ90とプライマリディスク70及びセカンダリディスク80との間の滑りが大きくなるので、押付ローラ90の押付力低下による変速機1のニュートラル状態化を制限する必要があるからである。
また、所定車速は、急減速時に車両が停車する前に押付ローラ90を最Low位置まで戻すことのできる車速の下限値であり図5に示すマップを参照して設定される。具体的には、所定車速は、急減速開始時の減速度が大きいほど、また、急減速開始時の変速比がHigh側であるほど高い値に設定される。これは急減速開始時の減速度が大きいほど急減速開始時から車両が停車するまでの時間が短くなり、また、急減速開始時の変速比がHigh側であるほど押付ローラ90を最Low位置まで移動させるのに要する時間が長くなり、押付ローラ90が最Low位置まで変位する前に車両が停車してしまう可能性が高くなるので、押付ローラ解放領域を拡大して変速機1が押付ローラ90の押付力低下によってニュートラル状態になるようにし、エンジン10のストールを防止する必要があるからである。
急減速開始時の運転状態が押付ローラ解放領域内にある場合は処理がS13に進み、そうでない場合は処理がS14に進む。
S13では、コントローラ200は、ステップモータ109によって押付ローラ90の押付力を低下させ、変速機1をニュートラル状態にする。変速機1がニュートラル状態になればよく、押付ローラ90をプライマリディスク70及びセカンダリディスク80から離間させること、及び、押付ローラ90の押付力をゼロにすることは必須ではない。
これに対し、S14では、変速マップに従い通常変速が行われる。通常変速では、コントローラ200は、車速が低くなるにつれてステップモータ130によって押付ローラ90をLow側に移動させ、車両が停車する前に押付ローラ90が最Low位置まで移動させる。車両が停車した後は、コントローラ200は、ステップモータ130をさらに動作させて発進クラッチ40を解放する。
したがって、上記急減速制御によれば、急減速開始時、運転状態が押付ローラ解放領域内にあるか否かが判断され、運転状態が押付ローラ解放領域内にある場合は押付ローラ90の押付力を低下させることにより変速機1がニュートラル状態になり、運転状態が押付ローラ解放領域内にない場合は通常変速によって押付ローラ90を最Low位置まで移動させ、その後ステップモータ130をさらに動作させて発進クラッチ40が解放される。
なお、押付ローラ90の押付力を低下させることにより変速機1がニュートラル状態にされた場合にアクセルペダルが踏み込まれて車両が再加速する場合には、コントローラ200は、押付ローラ90の押付力を増大させて押付ローラ90をプライマリディスク70及びセカンダリディスク80に再度押し付け、変速機1のトルク容量を増大させる。このとき、変速機1の入力トルクを下げて押付ローラ90とプライマリディスク70及びセカンダリディスク80との間の滑りを抑えるために、コントローラ200は、エンジン10にトルクダウン信号を出力してエンジン10のトルクを減少させる。
続いて、上記急減速制御を行うことによる作用効果について説明する
上記急減速制御によれば、急減速開始時の変速比が所定変速比よりもHigh側の場合はステップモータ109を動作させて押付ローラ90の押付力を低下させて変速機1をニュートラル状態にし、急減速開始時の変速比が所定変速比よりもLow側の場合はステップモータ130を動作させて発進クラッチ40を解放する。
急減速開始時の変速比が所定変速比よりもLow側の場合に押付ローラ90の押付力を低下させて変速機1をニュートラル状態にすると、車両が停車する前に押付ローラ90をプライマリディスク70及びセカンダリディスク80に再度押し付けて車両を再加速させる場合に押付ローラ90とプライマリディスク70及びセカンダリディスク80との間の滑りが大きくなり、押付ローラ90の耐久性を低下させる。しかしながら、上記急減速制御によれば、このような場合はステップモータ130を動作させて発進クラッチ40を解放するので、かかる押付ローラ90の耐久性の低下を防止することができる(請求項1、7に対応する効果)。
また、押付ローラ90をプライマリディスク70及びセカンダリディスク80に再度押し付けるときの滑りは再加速開始時の車速が高いほど大きく、再加速時の車速は急減速開始時の車速が高いほど高い可能性がある。上記急減速制御によれば、この点に鑑み、急減速開始時の車速が高いほど所定変速比をHigh側の値とし、押付ローラ解放領域を制限するようにしたので、滑りが大きくなる状況で押付ローラ90がプライマリディスク70及びセカンダリディスク80に再度押し付けられる可能性を下げ、押付ローラ90の耐久性の低下をさらに防止することができる(請求項2に対応する効果)。
また、急減速開始時の変速比が所定変速比よりもHigh側であっても、急減速開始時の車速が所定車速よりも高く車両が停車するまでに押付ローラ90を最Low位置まで移動させることができる場合は、押付ローラ90の押付力を下げて変速機1をニュートラル状態にすることはせず、通常変速により押付ローラ90を最Low位置まで移動させ、その後発進クラッチ40を解放するようにした。これにより、押付ローラ90の押付力を下げて変速機1をニュートラル状態にする頻度が下がり、これに応じて押付ローラ90をプライマリディスク70及びセカンダリディスク80に再度押し付ける頻度も少なくなるので、押付ローラ90の耐久性の低下をさらに防止することができる(請求項3に対応する効果)。
また、急減速開始時の減速度が大きいほど急減速開始時から車両が停車するまでの時間が短くなり、また、急減速開始時の変速比がHigh側であるほど押付ローラ90を最Low位置まで移動させるのに要する時間が長くなり、押付ローラ90が最Low位置まで変位する前に車両が停止してしまう可能性が高くなる。上記急減速制御によれば、この点に鑑み所定車速を設定しているので、車両が停車するまでに押付ローラ90を最Low位置まで移動させることができるか、すなわち、押付ローラ90の押付力を低下させて変速機1をニュートラル状態にする必要があるかを精度よく判定することができる(請求項4、5に対応する効果)。
また、上記急減速制御によれば、押付ローラ90の押付力を低下させて変速機1をニュートラル状態にした後、車両が停車する前に押付ローラ90を再度押し付けて再加速する場合には、エンジン10のトルクを低下させてから押付ローラ90の押付力を増大させるようにした。これにより、押付ローラ90を再度押し付ける際の押付ローラ90とプライマリディスク70及びセカンダリディスク80との間の滑りを抑え、押付ローラ90の耐久性の低下をさらに防止することができる(請求項6に対応する効果)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、上記実施形態では、急減速開始時に運転状態が押付ローラ解放領域内にある場合に押付ローラ90の押付力を低下させて変速機1をニュートラル状態にしているが、押付ローラ90の押付力を低下させて変速機1をニュートラル状態にするのはこのような場合に限定されない。
例えば、走行中にエンジン10がキーオフされた場合、又は、走行中にセレクトレバーが走行用レンジからニュートラルレンジに操作された場合に、ステップモータ130を動作させて発進クラッチ40を解放させようとすると、発進クラッチ40が解放される前に変速機1の変速比が最Lowまで急激に変更されるので、エンジン10のフリクション又は急激なエンジンブレーキによる急減速が発生し、また、エンジン10が動作中であればエンジン10がオーバーレブする可能性がある。
このため、急減速若しくはオーバーレブが発生しうる変速比若しくは車速でエンジン10がキーオフされた場合、又は、走行中にセレクトレバーが走行用レンジからニュートラルレンジに操作された場合には、押付ローラ90の押付力を低下させて変速機1をニュートラル状態にするようにすれば、急激なエンジンブレーキ、オーバーレブを防止することができる。
1 マルチディスク変速機
10 エンジン(動力源)
50 入力軸
60 出力軸
70 プライマリディスク
80 セカンダリディスク
90 押付ローラ
109 ステップモータ(第2アクチュエータ)
130 ステップモータ(第1アクチュエータ)
200 コントローラ

Claims (7)

  1. マルチディスク変速機であって、
    動力源からの回転が入力される入力軸と、
    前記入力軸に対して平行に配置される出力軸と、
    前記動力源と前記入力軸との間に配置される発進クラッチと、
    前記入力軸に設けられるプライマリディスクと、
    前記出力軸に設けられ、前記プライマリディスクと部分的に重なるセカンダリディスクと、
    前記プライマリディスク及び前記セカンダリディスクを挟んで両側に配置される一対の押付ローラと、
    前記一対の押付ローラを前記入力軸と前記出力軸との間で移動させる第1のアクチュエータであって、前記一対の押付ローラが最Low位置まで移動した状態でさらに動作させると前記一対の押付ローラとの連携が解除されるとともに前記発進クラッチを解放する第1のアクチュエータと、
    前記一対の押付ローラの前記プライマリディスク及び前記セカンダリディスクに対する押付力を調整する第2のアクチュエータと、
    急減速開始時の変速比が所定変速比よりもHigh側の場合は前記第2アクチュエータによって前記一対の押付ローラの前記押付力を低下させて前記変速機をニュートラル状態にし、前記急減速開始時の変速比が前記所定変速比よりもLow側の場合は前記第1アクチュエータを動作させて前記発進クラッチを解放するコントローラと、
    を備えたことを特徴とするマルチディスク変速機。
  2. 請求項1に記載のマルチディスク変速機であって、
    前記所定変速比は、前記急減速開始時の車速が高いほどHigh側の値である、
    ことを特徴とするマルチディスク変速機。
  3. 請求項1又は2に記載のマルチディスク変速機であって、
    前記コントローラは、前記急減速開始時の変速比が前記所定変速比よりもHigh側、かつ、前記急減速開始時の車速が所定車速よりも低い場合は前記第2アクチュエータによって前記一対の押付ローラの前記押付力を低下させて前記変速機をニュートラル状態にし、前記急減速開始時の変速比が前記所定変速比よりもLow側の場合、または、前記急減速開始時の車速が前記所定車速よりも高い場合は、前記第1アクチュエータを動作させて前記発進クラッチを解放する、
    ことを特徴とするマルチディスク変速機。
  4. 請求項3に記載のマルチディスク変速機であって、
    前記所定車速は、前記急減速開始時の減速度が大きいほど高い、
    ことを特徴とするマルチディスク変速機。
  5. 請求項3又は4に記載のマルチディスク変速機であって、
    前記所定車速は、前記急減速開始時の変速比がHigh側であるほど高い、
    ことを特徴とするマルチディスク変速機。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のマルチディスク変速機であって、
    前記コントローラは、前記第2アクチュエータによって前記一対の押付ローラの前記押付力を低下させて前記変速機をニュートラル状態にした後、車両が停車することなく再加速する場合は、前記動力源のトルクを減少させてから前記一対の押付ローラの前記押付力を増大させる、
    ことを特徴とするマルチディスク変速機。
  7. 動力源からの回転が入力される入力軸と、
    前記入力軸に対して平行に配置される出力軸と、
    前記動力源と前記入力軸との間に配置される発進クラッチと、
    前記入力軸に設けられるプライマリディスクと、
    前記出力軸に設けられ、前記プライマリディスクと部分的に重なるセカンダリディスクと、
    前記プライマリディスク及び前記セカンダリディスクを挟んで両側に配置される一対の押付ローラと、
    前記一対の押付ローラを前記入力軸と前記出力軸との間で移動させる第1のアクチュエータであって、前記一対の押付ローラが最Low位置まで移動した状態でさらに動作させると前記一対の押付ローラとの連携が解除されるとともに前記発進クラッチを解放する第1のアクチュエータと、
    前記一対の押付ローラの前記プライマリディスク及び前記セカンダリディスクに対する押付力を調整する第2のアクチュエータと、を備えたマルチディスク変速機の制御方法であって、
    急減速開始時の変速比が所定変速比よりもHigh側の場合は前記第2アクチュエータによって前記一対の押付ローラの前記押付力を低下させて前記変速機をニュートラル状態にし、前記急減速開始時の変速比が前記所定変速比よりもLow側の場合は前記第1アクチュエータを動作させて前記発進クラッチを解放する、
    ことを特徴とするマルチディスク変速機の制御方法。
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