JP5900423B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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本発明は、プロジェクタから射出された表示光をスクリーンに投射することで、車両情報を表した画像をスクリーンに表示させる車両用表示装置に関する。
特許文献1には、車速等の車両情報を表した画像の表示光を射出するプロジェクタと、射出された表示光が投射されて上記画像を表示するスクリーンと、を備える表示装置が開示されている。この表示装置に係るスクリーンは、画像が視認される方向に凹凸した形状に形成されており、これにより、画像を立体的に視認させることが促進されている。
特開2007−326419号公報
この種の表示装置では、上記画像の立体視を促進させることで、画像により表現されている仮想物体(例えば車速メータ装置)が、実在しているかのようにユーザに錯覚させることが望ましい。しかしながら、従来の表示装置では、このように錯覚させる表示のさせ方に改善の余地があった。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたもので、その目的は、立体視の促進を図った車両用表示装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示された第1の発明は、車両情報、および操作部材(6、6A)により入力された操作情報を表した画像の表示光を射出するプロジェクタ(2)と、表示光が投射されることにより画像を表示するスクリーン(10、10A)と、を備え、スクリーンは、画像が視認される方向に凹凸した形状に形成されており、画像のうち、スクリーンの凹凸形状部分に投射されている所定部分(23、24)の表示態様が、操作部材による入力に応じて変化し、スクリーンには、円環形状または円柱形状に突出または凹んだ円形部(12)が形成されており、所定部分は、円形部に表示されるとともに、操作部材による入力に応じて円形部の中心周りに回転して表示されることを特徴とする。
開示された第2の発明は、車両情報、および操作部材(6、6A)により入力された操作情報を表した画像の表示光を射出するプロジェクタ(2)と、表示光が投射されることにより画像を表示するスクリーン(10、10A)と、を備え、スクリーンは、画像が視認される方向に凹凸した形状に形成されており、画像のうち、スクリーンの凹凸形状部分に投射されている所定部分(23、24)の表示態様が、操作部材による入力に応じて変化し、スクリーンに表示される画像は、第1の操作情報を表す第1表示モードと、第2の操作情報を表す第2表示モードとに切り替え可能に表示され、所定部分は、第1表示モードおよび第2表示モードのいずれにおいても、スクリーンのうち共通した部分に表示されていることを特徴とする。
これら第1の発明および第2の発明によれば、スクリーンは視認方向に凹凸した形状であるため、スクリーンに表示される画像を立体的に視認させることを促進できる。つまり、画像により表現されている仮想物体(例えば車速メータ装置)が、実在しているかのようにユーザに錯覚させることを促進できる。
その上で、さらに上記発明では、「画像のうち、スクリーンの凹凸形状部分に投射されている所定部分の表示態様が、操作部材による入力に応じて変化する」といった構成を備える。よって、上記仮想物体の一部がユーザの操作内容に応じて変化しているように視認されることとなり、その結果、その仮想物体が実在しているかのようにユーザに錯覚させることを促進できる。
本発明の第1実施形態において、車両用表示装置の全体構成を模式的に示す断面図。 図1に示すスクリーンの断面図。 第1実施形態において、メータ画像の一態様を示す正面図。 第1実施形態において、車速設定の変更に伴うメータ画像の変化を示す図。 第1実施形態において、表示モードの切り替えに伴うメータ画像の変化を示す図。 第1実施形態において、ダイヤル画像を消灯させた状態を示すメータ画像の正面図。 第1実施形態において、操作部材として機能するシフトレバーを模式的に示す正面図。 本発明の第2実施形態に係るメータ画像の正面図。
以下に、図面を参照しながら発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
図1に示すように、車両Vの室内のうちフロントウインドシールドWの下方には、インストルメントパネル1が配置されている。インストルメントパネル1には、後に詳述する車両用表示装置が設置されるとともに、図示しないオーディオ装置やナビゲート装置等が設置されている。さらにインストルメントパネル1には、車両乗員(ユーザ)により手動操作される操作部材6が設置されている。なお、図1中の上下前後方向を示す矢印は、車両用表示装置がインストルメントパネル1に設置された状態における、車両の上下前後方向を示す。
操作部材6は、各種装置の作動内容を設定するための部材である。例えば、自車両の走行速度が設定速度に自動で維持されるように走行駆動源の出力を自動制御する車速維持制御装置において、上記設定速度が操作部材6により設定されるように構成されている。図3にも示すように、操作部材6は回転操作されるように構成されている。そして、ユーザによる操作部材6の回転操作量(回転角度)に基づき、車速維持制御装置に係る設定速度は設定される。
車両用表示装置は、以下に説明するプロジェクタ2、反射鏡3およびスクリーン10を備える。プロジェクタ2は、車両情報、および操作部材6により入力された操作情報を表した画像の表示光P1を射出する。プロジェクタ2は拡大レンズ2aを備えており、拡大レンズ2aにより表示光P1の拡がる角度が調整される。
上記画像により表される「車両情報」の具体例としては、車速、エンジン回転速度、自動変速機のシフトレンジ、燃料残量、エンジン冷却水温度、各種警告情報等が挙げられる。上記画像により表される「操作情報」の具体例としては、先述した車速維持制御装置に係る設定速度や、オーディオ装置の音量、ナビゲート装置の目的地、空調装置の設定温度等が挙げられる。
反射鏡3は、プロジェクタ2から射出された表示光P1を、スクリーン10へ向けて反射する。図1の例では、反射鏡3の反射面は平面形状である。スクリーン10は透光性を有する樹脂製の板であり、視認方向(図2中の点線に示す方向)に凹凸した形状に形成されている。詳細には、スクリーン10は、凸部12が形成された肉厚均一の板形状である。凸部12は、視認者M側(手前側)に隆起した形状、かつ、視認者M側から見て円環状の形状である。
図2に示すように、スクリーン10は、上記凸部12に加え、以下に説明する中央部11および外周部13を有した形状である。中央部11は、スクリーン10の中央部分を構成し、円環状の凸部12の内周側に位置する。外周部13は、円環状の凸部12の外周側に位置する。中央部11および外周部13は、視認方向に対して垂直に拡がる平坦形状である。中央部11および外周部13は、凸部12よりも視認者Mから離れて位置するので、凹部であるとも言える。なお、本実施形態では、スクリーン10に対して垂直な方向が視認方向である。
凸部12は、以下に説明する頂部12a、内側傾斜部12bおよび外側傾斜部12cを有する。内側傾斜部12bは、中央部11の外周端から視認者M側に向けて徐々に隆起するように傾斜した形状である。頂部12aは、内側傾斜部12bの外周端から径方向に拡がる平坦形状である。外側傾斜部12cは、外周部13の内周端から視認者M側に向けて徐々に隆起するように傾斜した形状である。なお、凸部12は、特許請求の範囲に記載の「円形部」に相当する。
図1の説明に戻り、反射鏡3により反射された表示光P2は、スクリーン10のうち視認者Mに対して反対側(奥側)から手前側へ透過する。スクリーン10を透過した表示光P3は視認者Mであるユーザの目に入る。つまり、スクリーン10への表示光P2の投射により、スクリーン10に表示された画像がユーザにより視認される。
プロジェクタ2には、電子制御装置(メータECU4)から出力された映像信号が入力され、この映像信号に基づきプロジェクタ2は表示光P1を射出する。表示光P1(画像)は、車両情報や操作情報等に応じて変化する。つまり、上記映像信号は動画信号であり、スクリーン10に表示される画像は動画である。メータECU4は、操作部材6により入力された操作情報、および車両に搭載された各種センサにより検出された車両情報を取得する。メータECU4は、取得した車両情報および操作情報に応じた動画を表示させるための映像信号を生成して、プロジェクタ2に出力する。
車両Vには、先述した車速維持制御装置(クルーズECU5)が搭載されており、メータECU4は、クルーズECU5から車両情報を取得する。クルーズECU5は、操作部材6により入力された設定速度(操作情報)をメータECU4から取得する。メータECU4は、映像信号の生成に要するデータ等が記憶された記憶手段と、映像信号の生成処理や、クルーズECU5との通信処理等の各種演算処理を実行する演算処理装置と、を備える。
図3に示すように、スクリーン10に表示される画像は、複数の部品が組み合わさって構成されたメータ装置を表した画像(メータ画像20)である。上記「複数の部品」とは、以下に説明する目盛り板21(目盛り板画像)、指針22(指針画像)およびダイヤル23(ダイヤル画像)である。なお、これらの目盛り板21、指針22およびダイヤル23は、実在する物体ではなく画像であり、特許請求の範囲に記載の「部品画像」に相当する。以下の説明では、これらの部品画像を単に目盛り板21、指針22およびダイヤル23と記載する。
目盛り板21は、複数の目盛り21a(目盛り画像)、数字21b(数字画像)およびシフトインジケータ21c(シフトインジケータ画像)を有する。これらの目盛り21a、数字21bおよびシフトインジケータ21cについても、実在する印刷物ではなく画像であり、以下の説明では、これらを単に目盛り21a、数字21bおよびシフトインジケータ21cと記載する。そして、指針22は、回転して目盛り21aを指示する。ダイヤル23は、複数の目盛り21aを取り囲む環状の形状である。目盛り板21は、スクリーン10の中央部11および外周部13に表示される。指針22は中央部11に表示され、ダイヤル23は凸部12に表示される。したがって、ダイヤル23は目盛り板21よりも手前側に存在するように視認される。
外側傾斜部12cと外周部13との境界線がダイヤル23の外周側の外形線に位置し、内側傾斜部12bと中央部11との境界線がダイヤル23の内周側の外形線に位置する。要するに、中央部11および外周部13と凸部12との境界線は、部品画像同士の境界線と一致する。
そして、スクリーン10の中央部11および外周部13は同一の色で表示されており、その色とは異なる色で頂部12aおよび傾斜部12b、12cは表示される。これにより、ダイヤル23を径方向に跨ぐように目盛り板21が存在すると視認させ、かつ、目盛り板21の手前側にダイヤル23が存在するように視認させることが促進される。なお、内側傾斜部12bおよび外側傾斜部12cは、中央部11および外周部13の色から頂部12aの色まで徐々に変化するようにグラデーション表示されている。
頂部12aには、ポインタ23aおよび装飾部23bの画像が表示されている。これにより、ポインタ23aおよび装飾部23bがダイヤル23に施されているように視認される。装飾部23bは、ダイヤル23の周方向に等間隔で複数並べて表示され、ポインタ23aは、ダイヤル23の一箇所に表示されている。ダイヤル23は、目盛り板21に対して相対的に回転するように表示される。具体的には、ポインタ23aおよび装飾部23bの表示位置を、回転方向に徐々に移動させていくことで、ダイヤル23が回転しているように視認させる。ポインタ23aは、ダイヤル23とともに回転して目盛り21aを指示する。
メータECU4は、操作部材6により入力された操作情報に応じて映像信号を生成する。具体的には、操作部材6がユーザにより回転操作されると、その回転操作量に応じた回転量でダイヤル23が回転するように、メータECU4は映像信号を生成する。
さらにメータECU4は、取得した車両情報に応じて映像信号を生成する。具体的には、自車両の走行速度(以下、単に車速と呼ぶ)に応じた目盛り21aを指示する位置に指針22が回転するように、メータECU4は映像信号を生成する。また、自動変速機のシフトレンジを表した文字、数字または記号をシフトインジケータ21cに表示させるように、メータECU4は映像信号を生成する。
以下、図3〜図5を用いて、車両情報および操作情報に応じた映像信号の変化、つまりメータ画像20の変化について説明する。
図3および図4は、車速維持制御装置に係る設定速度をダイヤル23の回転位置で表示する車速設定モードにおける、メータ画像20の一態様を示す。車速設定モードでは、操作部材6の回転操作に伴いダイヤル23が回転し、ポインタ23aが目盛り21aを指示する。そして、ポインタ23aが指示する車速に、車速維持制御装置に係る設定速度が設定される。
例えば、図3に示すメータ画像20では、ポインタ23aが指示する31km/hに設定速度が設定されている。そして、車速維持制御装置が走行速度を設定速度に維持させるように機能した結果、実際の車速も31km/hになり、指針22が31km/hを指示している。
この状態で、操作部材6が時計回りの向きに回転操作されると、ダイヤル23も時計回りの向きに徐々に回転していき、図4に示すメータ画像に変化する。ダイヤル23の回転速度は、操作部材6の回転速度と同一である。要するに、操作部材6の回転速度に応じてダイヤル23の回転速度も変化する。また、ダイヤル23が回転する向きは、操作部材6が回転操作された向きと同一である。
図4に示すメータ画像20では、ポインタ23aが指示する52km/hに設定速度が設定されている。そして、車速維持制御装置が走行速度を設定速度に維持させるように機能した結果、実際の車速も52km/hになり、指針22が52km/hを指示している。
図5は、自動変速機のシフトレンジの設定状態をダイヤル23の回転位置で表示するシフト表示モードにおける、メータ画像20の一態様を示す。シフト表示モードでは、車速設定モード時に表示されていたシフトインジケータ21c(図4参照)が、シフト選択インジケータ21d(図5参照)に切り替わる。シフト選択インジケータ21dには、各々のシフトレンジを示すレンジ表示部21eが表示される。そして、ユーザがシフトレンジを変更操作すると、複数のレンジ表示部21eのうち変更操作されたシフトレンジに対応するレンジ表示部21eを、ポインタ23aが指示する。
なお、図7は、ステアリング装置7に取り付けられているシフトレバー6Aを示しており、シフトレバー6Aをユーザが操作することで、シフトレンジが変更するように自動変速機は作動する。したがって、シフトレバー6Aは、特許請求の範囲に記載の「操作部材」に相当する。
例えば、車速設定モードの状態でユーザがシフトレバー6Aに触れると、メータ画像20はシフト表示モードに切り替わる。そして、例えばシフトレンジがドライブ(D)からニュートラル(N)に操作されると、図5に示すメータ画像20になる。詳細には、シフトレバー6Aの操作内容に応じてダイヤル23が回転し、操作後のシフトレンジ(ニュートラル(N))をポインタ23aが指示する。なお、シフト表示モードにおける指針22は、車速設定モードの場合と同様にして車速に応じて回転する。
また、図6に示すようにダイヤル23を消灯させたメータ画像20にすることも可能である。例えば、車速維持制御装置による車速制御機能を停止させている場合や、シフトレンジを変更する操作が所定時間以上なされていない場合に、メータECU4はダイヤル23を消灯させる。ダイヤル23を消灯させている時には、中央部11または外周部13と同一の色で凸部12を表示することで、スクリーン10のうち、中央部11、外周部13および凸部12の全体に目盛り板21が存在するように視認させる。なお、図6の例では、ダイヤル23消灯時には凸部12を外周部13と同一の色で表示するとともに、外周部13を中央部11とは異なる色で表示している。
そして、ダイヤル23消灯時にシフトレバー6Aまたは操作部材6にユーザが触れると、メータECU4は、消灯させていたダイヤル23を点灯させるようにメータ画像20を変化させる。
なお、車速設定モードおよびシフト表示モードの各々が、特許請求の範囲に記載の「第1表示モード」および「第2表示モード」に相当する。そして、車速設定モードで表示される設定速度が「第1の操作情報」に相当し、シフト表示モードで表示されるシフトレンジが「第2の操作情報」に相当する。
以上に説明した本実施形態の車両用表示装置は、要するに、以下に列挙する特徴を備える。そして、それらの各特徴により以下に説明する作用効果が発揮される。
<特徴1>
本実施形態によれば、スクリーン10は視認方向に凹凸した形状であるため、スクリーン10に表示されるメータ画像20を立体的に視認させることを促進できる。つまり、メータ画像20により表現されている仮想のメータ装置が、実在しているかのようにユーザに錯覚させることを促進できる。詳細には、凸部12にダイヤル23を表示させ、中央部11および外周部13に目盛り板21を表示させるので、ダイヤル23が目盛り板21より手前側に突出した立体部品であるかのように錯覚させることを促進できる。
その上で、さらに本実施形態では、メータ画像20の所定部分23の画像は、操作部材6、6Aに連動して表示される。つまり、操作部材6、6Aによる入力に応じてダイヤル23が回転するように、メータ画像を変化させる。よって、ダイヤル23がユーザの操作内容に応じて回転しているように視認されることとなり、その結果、そのダイヤル23および目盛り板21が実在しているかのようにユーザに錯覚させることを促進できる。
<特徴2>
本実施形態に係る車両用表示装置が表示する画像は、車両情報を示すメータ装置を表したメータ画像20である。メータ画像20は、複数の部品画像、つまり目盛り板21、指針22およびダイヤル23の画像を組み合わせて表示される。そして、メータ画像20のうち、連動表示される所定部分は、複数の部品画像のうちの少なくとも1つである。具体的には、メータ装置を構成する1部品であるダイヤル23が、操作部材6、6Aの入力に応じて変化する。
これによれば、複数の部品21、22、23が組み合わさって見えるようにメータ装置を立体表示させるにあたり、ユーザの操作に連動して部品(ダイヤル23)が動いて見えるように立体表示される。そのため、メータの構成部品、つまり目盛り板21、指針22およびダイヤル23が実在しているかのようにユーザに錯覚させることを促進できる。
<特徴3>
本実施形態では、車両用表示装置により表示されるメータ画像20は、指針画像22が回転して目盛り画像21aを指示することで車両情報を表す画像である。そして、連動表示される所定部分(ダイヤル23)は、回転して目盛り画像21aを指示することで操作情報を表す。具体的には、車両情報の表示に用いる目盛り21aを、操作情報の表示にも用いる。
これによれば、車両情報(車速)と操作情報(設定速度)との関係をユーザが認識し易くなる。具体的には、実際の車速に対して設定速度の値は大きいのか小さいのか、および実際の車速と設定速度との差分を、ユーザが瞬時に把握できるようになる。
<特徴4>
本実施形態に係るスクリーン10には、円環形状に突出した円形部(凸部12)が形成されている。そして、連動表示される所定部分(ダイヤル23)は、凸部12に表示されるとともに、操作部材6、6Aによる入力に応じて凸部12の円環中心周りに回転して表示される。
これによれば、凸部12に所定部分を表示させることで所定部分の立体表示を促進でき、かつ、その立体表示の状態を維持させたまま所定部分が動く画像にできる。例えば、ダイヤル23を凸部12の全体に表示させることを維持させたまま、ダイヤル23を回転表示させることが可能になる。よって、所定部分(ダイヤル23)が実在しているかのようにユーザに錯覚させることを促進できる。
<特徴5>
本実施形態に係る操作部材6は、回転操作されるように構成される。そして、連動表示される所定部分(ダイヤル23)は、操作部材6により入力された回転操作量に応じた回転量で回転表示される。
これによれば、所定部分の動きが回転であり、操作部材6の操作も回転であるため、実在する所定の部品がユーザの回転操作により回転しているかのように錯覚させることを促進できる。また、所定部分の動きを見ながら、操作部材6の回転操作量を調整するにあたり、その調整の操作性を向上できる。
<特徴6>
本実施形態では、スクリーン10表示される画像は、第1の操作情報を表す第1表示モードと、第2の操作情報を表す第2表示モードとに切り替え可能に表示される。具体的には、メータ画像20は、設定速度を表す車速設定モードと、シフトレンジを表すシフト表示モードとに切り替え可能に表示される。そして、連動表示される所定部分(ダイヤル23)は、第1表示モードおよび第2表示モードのいずれにおいても、スクリーン10のうち共通した部分(凸部12)に表示されている。
これによれば、スクリーン10の凹凸により立体表示された所定部分が、第1表示モードおよび第2表示モードで共用される。よって、連動させる所定部分23の表示場所に凹凸を形成するにあたり、その凹凸形成箇所を少なくできる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、連動表示される所定部分(ダイヤル23)は回転するように表示される。これに対し、本実施形態では、連動表示される所定部分を、図8に示すバー表示部24としている。なお、図8中に示すダイヤル23は、本実施形態では回転しない。
バー表示部24は、複数のバー24aを並べて構成されており、操作部材6、6Aに連動して点灯と消灯とに切り替えられる。或いは、操作部材6、6Aに連動して輝度が変化するように切り替えられる。例えば、操作部材6、6Aの操作量に応じて、複数のバー24aのうち点灯させるバー24aの数を変化させる。或いは、車両乗員に警告報知させたい場合に、バー表示部24を点灯させる。
スクリーン10Aのうち、バー24aが表示される部分は、他の部分に比べて手前側に突出している。これにより、バー24aは立体的に視認される。図8の例では、スクリーン10Aに、メータ画像20および背景画像14が表示されている。バー表示部24は、メータ画像20の外側であって、背景画像14中に位置する。
以上により、本実施形態によれば、所定部分24の表示態様を操作部材6、6Aによる入力に応じて変化させるにあたり、スクリーン10Aの凸部にバー表示部24を表示させるので、バー表示部24が目盛り板21より手前側に突出した立体部品であるかのように錯覚させることを促進できる。
その上で、さらに本実施形態では、バー表示部24が、操作部材6、6Aに連動して表示変化する。よって、バー表示部24がユーザの操作内容に応じて変化しているように視認されることとなり、その結果、そのバー表示部24および目盛り板21が実在しているかのようにユーザに錯覚させることを促進できる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、以下のように変更して実施してもよい。また、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
・上記第1実施形態では、操作部材6による入力に応じて変化する画像を表示させる「円形部」に、円環形状に突出した形状の凸部12を適用させている。これに対し、円柱形状に突出した凸部を「円形部」として適用させてもよい。
・上記第1実施形態では、操作部材6の回転操作量とダイヤル23の回転量とを一致させているが、一致していなくてもよい。例えば、操作部材6を90度回転させるとダイヤル23が45度回転するように連動表示させてもよい。
・上記第1実施形態では、連動表示される所定部分(ダイヤル23)は回転するように表示される。これに対し、所定部分の表示態様を操作部材による入力に応じて変化させるにあたり、所定部分がスライド移動するように連動表示させてもよい。
・上記第1実施形態では、プロジェクタ2から射出された表示光P1を、反射鏡3で反射させてスクリーン10へ入射させている。これに対し、反射鏡3を廃止して、プロジェクタ2から射出された表示光P1をスクリーン10へ直接入射させるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、車両用表示装置により表示される画像をメータ画像20としている。これに対し、本発明に係る画像はメータ画像20に限定されるものではなく、例えば、ナビゲーション装置による地図の画像であってもよい。この場合、例えば、地図上における自車両の位置が車両情報に相当し、地図上における目的地の位置が操作情報に相当する。
・上記第1実施形態では、スクリーン10のうちダイヤル23を表示させる部分を、視認者M側に突出させているが、この部分を視認者Mの反対側に凹ませるように構成してもよい。つまり、スクリーン10の凹凸を逆向きにして、特許請求の範囲に記載の「所定部分」を凹部としてもよい。
・上記第1実施形態では、回転操作される操作部材6により、車速維持制御装置に係る設定速度は設定される。これに対し、ステアリング装置7に取り付けられているレバーにより設定速度が設定される構成であってもよい。また、プッシュ式のボタンを操作部材として適用してもよい。
・上記第1実施形態に係るメータ画像20は、指針22により車速を表しているが、エンジン回転速度や、走行距離、燃料残量等の車両情報を表すようにメータ画像20を構成してもよい。
・図1に示す例では、反射鏡3の反射面は平面形状であるが、反射鏡3は、表示光P1を拡大して反射する拡大鏡であってもよい。
・上記第1実施形態では、映像信号の生成に要するデータが記憶された記憶手段、および映像信号を生成する演算処理装置を、メータECU4が備えている。これに対し、これらの記憶手段および演算処理装置をプロジェクタ2が備えていてもよい。
2…プロジェクタ、6…操作部材、6A…シフトレバー(操作部材)、10、10A…スクリーン、12…凸部(円形部)、20…メータ画像、21…目盛り板画像(部品画像)、21a…目盛り画像、22…指針画像(部品画像)、23…ダイヤル(画像の所定部分(部品画像))、24…バー表示部(画像の所定部分)。

Claims (6)

  1. 車両情報、および操作部材(6、6A)により入力された操作情報を表した画像の表示光を射出するプロジェクタ(2)と、
    前記表示光が投射されることにより前記画像を表示するスクリーン(10、10A)と、
    を備え、
    前記スクリーンは、前記画像が視認される方向に凹凸した形状に形成されており、
    前記画像のうち、前記スクリーンの凹凸形状部分に投射されている所定部分(23、24)の表示態様が、前記操作部材による入力に応じて変化し、
    前記スクリーンには、円環形状または円柱形状に突出または凹んだ円形部(12)が形成されており、
    前記所定部分は、前記円形部に表示されるとともに、前記操作部材による入力に応じて前記円形部の中心周りに回転して表示されることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記操作部材は回転操作されるように構成され、
    前記所定部分は、前記操作部材により入力された回転操作量に応じた回転量で回転表示されることを特徴とする請求項に記載の車両用表示装置。
  3. 前記スクリーンに表示される画像は、第1の前記操作情報を表す第1表示モードと、第2の前記操作情報を表す第2表示モードとに切り替え可能に表示され、
    前記所定部分は、前記第1表示モードおよび前記第2表示モードのいずれにおいても、前記スクリーンのうち共通した部分に表示されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用表示装置。
  4. 車両情報、および操作部材(6、6A)により入力された操作情報を表した画像の表示光を射出するプロジェクタ(2)と、
    前記表示光が投射されることにより前記画像を表示するスクリーン(10、10A)と、
    を備え、
    前記スクリーンは、前記画像が視認される方向に凹凸した形状に形成されており、
    前記画像のうち、前記スクリーンの凹凸形状部分に投射されている所定部分(23、24)の表示態様が、前記操作部材による入力に応じて変化し、
    前記スクリーンに表示される画像は、第1の前記操作情報を表す第1表示モードと、第2の前記操作情報を表す第2表示モードとに切り替え可能に表示され、
    前記所定部分は、前記第1表示モードおよび前記第2表示モードのいずれにおいても、前記スクリーンのうち共通した部分に表示されていることを特徴とする車両用表示装置。
  5. 前記画像は、前記車両情報を示すメータ装置を表したメータ画像(20)を含み、
    前記メータ画像は、複数の部品画像(21、22、23)を組み合わせて表示され、
    前記所定部分は、前記複数の部品画像のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両用表示装置。
  6. 前記メータ画像は、指針画像(22)が回転して目盛り画像(21a)を指示することで前記車両情報を表す画像であり、
    前記所定部分は、回転して前記目盛り画像を指示することで前記操作情報を表すことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両用表示装置。
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