JP5900069B2 - 栓体および飲料容器 - Google Patents

栓体および飲料容器 Download PDF

Info

Publication number
JP5900069B2
JP5900069B2 JP2012063357A JP2012063357A JP5900069B2 JP 5900069 B2 JP5900069 B2 JP 5900069B2 JP 2012063357 A JP2012063357 A JP 2012063357A JP 2012063357 A JP2012063357 A JP 2012063357A JP 5900069 B2 JP5900069 B2 JP 5900069B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
plug
locking
locking member
plug body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012063357A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013193772A (ja
Inventor
水流 猛志
猛志 水流
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Corp
Original Assignee
Tiger Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Corp filed Critical Tiger Corp
Priority to JP2012063357A priority Critical patent/JP5900069B2/ja
Publication of JP2013193772A publication Critical patent/JP2013193772A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5900069B2 publication Critical patent/JP5900069B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)
  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
  • Table Devices Or Equipment (AREA)

Description

本発明は、栓体および飲料容器に関する。
過去に「操作部がコイルスプリングの付勢力に抗して回動軸側へ動かされると、その操作部の動きに連動して係止爪が回動軸側へ移動して係止受け部に対する係止爪の係止が解除される栓体」が提案されている(例えば、特許第4736133号明細書等参照)。
特許第4736133号明細書
ところで、飲料容器の栓体として上述のような栓体を容器に装着して飲料容器を組み立てた場合、その飲料容器の使用者は、通常、その飲料容器の回動軸の反対側が手前になるように飲料容器を把持して、操作部を操作することになる。つまり、その使用者は、操作部を手前側から奥側にスライドさせて係止解除を行うことになる。しかし、飲料容器の購買者の中には、このように操作部を手前側から奥側にスライドさせる操作を好まない者も存在すると想像される。また、過去に、上述の係止機構以外の係止機構を有する栓体も種々提案されているが、これらの栓体の係止解除操作を好まない者も存在するものと推測される。したがって、今日まで提案されたことがない係止機構を有する栓体を待ち望んでいる者も少なからず存在すると思われる。
本発明の課題は、今日まで提案されたことがない係止機構を有する栓体を提供し、そのような栓体を待ち望む人達の要求に応えることにある。
本発明の一局面に係る栓体は、栓本体、蓋体、回動開閉機構および係止部材を備える。蓋体は、回動開閉機構を介して栓本体に取り付けられる。係止部材は、蓋体を栓本体に係止する。そして、この蓋体は、正面視において係止部材によって囲われる露出部分を有する。またこの係止部材は、平面視において回動開閉機構の取付位置と反対側に移動されることにより栓本体に対する蓋体の係止を解除する。
ところで、飲料容器の栓体として本発明に係る栓体を容器に装着して飲料容器とした場合、その飲料容器の使用者は、通常、栓体の回動開閉機構(回動軸)の反対側が手前になるように容器を把持して、係止部材(操作部)を操作することになる。つまり、その使用者は、栓本体に対する蓋体の係止を解除する際、平面視において係止部材(操作部)を奥側から手前側にスライドさせることになる。なお、この際、蓋体の露出部分は、使用者が係止部材を回動開閉機構部側の反対側に引くときの支持部位として利用することができる。本願発明者が知る限り、このような係止機構を有する栓体は今日までに提案されたことがない。したがって、この本発明によれば、このような栓体を待ち望む人達の要求に応えることができる。
本発明の他の局面に係る栓体は、栓本体、蓋体、回動開閉機構および係止部材を備える。蓋体は、回動開閉機構を介して栓本体に取り付けられる。係止部材は、蓋体を栓本体に係止する。そして、蓋体は、正面視において係止部材によって囲われる露出部分を有する。また、この栓体では、栓本体に対して蓋体が係止されている状態では係止部材の外周面と蓋体の露出部分の外周面とに段差がなく、栓本体に対する蓋体の係止が解除されるとき係止部材の外周面と蓋体の露出部分の外周面とに段差が生じる。なお、ここでは、係止部材の外周面と蓋体の露出部分の外周面との間に隙間が存在していてもかまわない。
本願発明者が知る限り、このような形態変化を生じる係止機構を有する栓体は今日までに提案されたことがない。したがって、この本発明によれば、上述のような栓体を待ち望む人達の要求に応えることができる。
本発明の他の局面に係る飲料容器は、栓体および容器を備える。栓体は、上述の栓体である。また、容器には、その栓体が取り付けられる。なお、容器に対して栓体を装着する手段としては、既知または周知の手段を適宜使用することができる。
本発明の実施の形態に係る栓体の外観斜視図である。 本発明の実施の形態に係る栓体の側面図である。 本発明の実施の形態に係る栓体の底面図である。 本発明の実施の形態に係る栓体において係止部材による係止を解除した状態の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る栓体において蓋体を開状態としたときの平面図である。 本発明の実施の形態に係る栓体において蓋体を開状態としたときの側面図である。 本発明の実施の形態に係る栓体において蓋体を開状態としたときの斜視図である。 本発明の実施の形態に係る栓体において蓋体を開状態としたときの別の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る栓体の縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る飲料容器の正面図である。 本発明の実施の形態に係る飲料容器の縦断面図である。
本発明の実施の形態に係る栓体100は、図1に示されるように、主に、栓本体110、蓋体120、ヒンジ機構部140および下部外装部材150から構成される。以下、これらの要素部品について詳述すると共にこの栓体100の使用方法等について説明する。
<栓体の要素部品>
(1)栓本体
栓本体110は、図1、図5および図9に示されるように、主に、円筒壁部111、雄ネジ部112、半椀壁部114および立壁部115から構成される。
円筒壁部111は、円筒形状を呈する。なお、この円筒壁部111の内部空間111aは、容器200(後述)から半椀壁部114に向かって流れる飲料が通過する流体通路として機能する。
雄ネジ部112は、図2に示されるように、円筒壁部111の下部の外周面上に形成されており、容器200(後述)の開口部210の内周面上に形成される雌ネジ部211と螺合することが可能である(図11参照)。また、この雄ネジ部112の下には、図2および図9に示されるように、パッキン119が着脱自在に取り付けられている。
半椀壁部114は、図9に示されるように、円筒壁部111の雄ネジ部形成側と反対側、すなわち円筒壁部111の上に配置されている。なお、平面視において、半椀壁部114の半円部分はヒンジ機構部140の反対側すなわち栓体100の正面側に配置されており、直線部分はヒンジ機構部側すなわち背面側に配置されている。また、この半椀壁部114の底部には、図5および図9に示されるように、貫通孔113が形成されている。その結果、半椀壁部114の内部空間114aは、貫通孔113を介して円筒壁部111の内部空間111aに連通している(図9参照)。
立壁部115は、平面視において略半月状である(図5参照)。なお、平面視において、立壁部115の半円部分はヒンジ機構部140の反対側すなわち栓体100の正面側に配置されており、直線部分はヒンジ機構部側すなわち背面側に配置されている。また、この立壁部115は、側面視においてヒンジ機構部側の反対側からヒンジ機構部側に向かうに従って下方に傾斜している(図6参照)。すなわち、立壁部115は、ヒンジ機構部側の反対側(すなわち栓体100の正面側)が高く、ヒンジ機構部側すなわち背面側に向かうに従って低くなる。そして、この立壁部115の両側には、図5および図6に示されるように、係止爪受容部115bが形成されている。これらの係止爪受容部115bには、後述する一対の係止爪133がそれぞれ抜差自在に差し込まれる。また、立壁部115のうち係止爪受容部115bに挟まれる円弧部分(以下「立壁中央部」という)115aは、飲み口として利用される。また、係止爪受容部115bは、図5に示されるように、貫通孔113に向かって膨らんでいる。このため、貫通孔113から立壁部115の半円部分に向かう飲料は、係止爪受容部115bによって立壁中央部115aに向かうように整流される。
(2)蓋体
蓋体120は、図1および図5に示されるように、主に、蓋本体121、蓋カバー122、弾性突起部123、一対の連結片142および係止部材130から構成される。
(2−1)蓋本体
蓋本体121は、図5に示されるように、平面視において略D字形状(円切片形状)を呈している。なお、栓体100が閉状態となっているとき、平面視において、蓋本体121の円弧部分はヒンジ機構部側の反対側すなわち栓体100の正面側に位置し、直線部分はヒンジ機構部側すなわち背面側に位置している。また、図示はしていないが、蓋本体121の天壁部は側面視において、ヒンジ機構部側の反対側からヒンジ機構部側に向かうに従って下方に傾斜しており、立壁部115をほぼ隙間なく覆っている。また、蓋本体121の側壁部は平面視において、立壁部115をほぼ隙間なく囲っている。また、蓋本体121の円弧部分には一対の窓部(図7参照)が形成されている。この窓部には、後述する係止部材130の係止爪133が外側から内側に向かって挿通されている。
(2−2)蓋カバー
蓋カバー122は、平面視において略H字状を呈しており、蓋本体121の上面の一部、側面の一部およびヒンジ機構部140の側面を覆う。また、平面視において、蓋カバー122の正面側の凹部には係止部材130の一部が収容され、蓋カバー122の背面側の凹部にはヒンジ機構部140の一部が収容される。
(2−3)弾性突起部
弾性突起部123は、ゴムやエラストマー等の弾性材料から成形されており、図5に示されるように、蓋本体121の裏側の略中央付近から突起している。この弾性突起部123は、係止爪133が係止爪受容部115bに差し込まれているとき、すなわち蓋体120が閉状態であるとき、図3および図9に示されるように栓本体110の貫通孔113を閉塞する。
(2−4)連結片
連結片142は、蓋本体121の後端に形成されており、後述の通り、下部外装部材150のヒンジ連結部141と共にヒンジ機構部140を構成する。なお、この連結片142には、ヒンジピン(図示せず)が挿通される貫通孔が形成されている。
(2−5)係止部材
係止部材130は、図1、図5および図9に示されるように、主に、本体部131、操作凹部132、係止爪133および係止爪付勢機構(図示せず)から構成されている。
本体部131は、正面視において門形状を呈し、平面視において方形の一辺が円弧に置換されている形状を呈している。ところで、正面視において、本体部131の中央下には、蓋本体121の一部が露出している(符号121a参照)。なお、この露出部分121aは、使用者が係止部材130をヒンジ機構部側の反対側(すなわち正面側)に引くときの支持部位として利用されることが想定されている。本体部131は、蓋本体121の天壁部に沿って前後移動することが可能である。すなわち、本体部131は、側面視において立壁部115の上縁とほぼ平行な方向に沿って前後に移動することが可能である。さらに詳細にいうと、栓本体110に対する蓋体120の係止が解除されるとき、本体部131は、側面視において斜め上方に向かって移動し、蓋体120が栓本体110に係止されるとき、本体部131は、側面視において斜め下方に向かって移動する。また、係止爪133が係止爪受容部115bに差し込まれているとき、すなわち、蓋体120が栓本体110に係止されているとき、本体部131の天面および外周面、蓋本体121の露出部分121aおよび蓋カバー122の天面および外周面には段差がなく、蓋体120に滑らかな平面および湾曲面が形成されている(図1参照)。その一方、係止爪133が係止爪受容部115bから引き抜かれたとき、すなわち、栓本体110に対する蓋体120の係止が解除されたとき、本体部131の天面および外周面が、蓋本体121の露出部分121aおよび蓋カバー122の天面および外周面よりも上側および正面側に突出し、その結果、本体部131の天面および外周面と、蓋本体121の露出部分121aおよび蓋カバー122の天面および外周面とに段差が生じることになる(図4参照)。
操作凹部132は、図1および図9に示されるように、平面視において栓体100の略中央部に位置している。そして、この操作凹部132は、側壁部132aおよび傾斜壁部132bから形成されている。側壁部132aは、係止部材130を正面側に移動させるときの力点部位として機能する。なお、係止部材130が正面側に移動させられると、後述の係止爪133が係止爪受容部115bから引き抜かれ、栓本体110に対する蓋体120の係止が解除される。
係止爪133は、図5に示されるように、本体部131の左右の前壁の裏側面から内側に向かって突起している。また、この係止爪133は、上述の通り、蓋本体121の円弧部分に設けられる一対の窓部に出没可能に挿通されている(図5参照)。
係止爪付勢機構は、係止部材130をヒンジ機構部側に向かって付勢している。具体的には、係止部材130がコイルスプリングや樹脂バネ等のバネ部材を介して蓋本体121に取り付けられることにより係止爪付勢機構が構成されている。
(3)下部外装部材
下部外装部材150は、略切頭円錐形状の部材であって、図9に示されるように、主に、本体部151およびヒンジ連結部141から構成される。そして、この下部外装部材150は、図2および図9に示されるように、栓本体110の円筒壁部111の上部を囲うように配置される。なお、かかる場合、栓本体110の立壁部115は、側面視において下部外装部材150の上面よりもほぼ上に位置することとなる。
本体部151は、図5および図9に示されるように、主に、側壁部151aおよび後部天壁部151bから形成されている。側壁部151aは、切頭円錐形状を呈している。後部天壁部151bは、図5および図7に示されるように、側壁部151aの後部の上を覆っている。
ヒンジ連結部141は、図7および図9に示されるように、後部天壁部151bから上方に延びている。そして、このヒンジ連結部141は、後述の通り、蓋体120の連結片142と共にヒンジ機構部140を構成する。なお、このヒンジ連結部141には、ヒンジピン(図示せず)が挿通される貫通孔が形成されている。
(4)ヒンジ機構部
ヒンジ機構部140は、図5、図7および図8に示されるように、主に、ヒンジ連結部141、一対の連結片142およびヒンジピン(図示せず)から構成される。なお、ヒンジ機構部140は、連結片142の貫通孔とヒンジ連結部141の貫通孔とが連通して一つの連続した貫通孔が形成されるようにしてヒンジ連結部141を一対の連結片142で挟み込んだ状態で、その貫通孔にヒンジピンが挿通されることにより形成される。
<栓体の使用方法>
先ず、容器200の所望の飲料を注ぎ入れる。
次に、容器200の雌ネジ部211に栓体100の雄ネジ部112を螺合することにより容器200に栓体100を装着して飲料容器300を完成させる(図10および図11参照)。このとき、パッキン119が、容器200の開口部210の下端の突起部212に当接し、容器200と栓体100とを水密に保つ。なお、ここで、容器200は、通常の容器であってもよいし、真空二重容器であってもよい。また、容器200の素材としては、ステンレス等の合金、樹脂等が挙げられる。
そして、この飲料容器300の使用者は、栓体100のヒンジ機構部140の反対側、すなわち正面側が手前になるように容器200を把持する。続いて、使用者は、例えば、利き手ではない手の親指の腹で蓋本体121の露出部分121aを抑え、利き手の人差し指を操作凹部132に差し入れて側壁部132aに当接させ、係止爪付勢機構による付勢力に抗してその人差し指を手前に引く。すると、栓体100において係止部材130が奥側から手前側に移動し(図4参照)、その結果、係止爪133が係止爪受容部115bから引き抜かれ、栓本体110に対する蓋体120の係止が解除される。続いて、使用者は、蓋体120を上方に持ち上げて後方に倒す。そして、使用者は、立壁中央部115aに口を付け、飲料容器300を上に持ちあげつつ傾けて飲料を飲む。なお、このとき、係止部材130は、係止爪付勢機構により元の位置に戻されている(図6参照)。
また、蓋体120を閉状態とするとき、使用者は、蓋体120を前方に回動させてそのまま蓋体120を栓本体110に押し込む。すると、係止爪133が係止爪受容部115bの上部に当接しながら下方手前にスライドし、最後に係止爪受容部115bに係止爪133が差し込まれる。その結果、栓本体110に対して蓋体120が係止される。
<本発明の実施の形態に係る栓体の特徴>
(1)
本発明の実施の形態に係る栓体100が容器200に装着されて飲料容器300とされた場合、その飲料容器300の使用者は、通常、ヒンジ機構部140の反対側が手前になるように容器200を把持して、係止部材130を操作することになる。つまり、その使用者は、係止部材130を奥側から手前側にスライドさせることになる。本願発明者が知る限り、このような係止機構を有する栓体100は今日までに提案されたことがない。したがって、本発明によれば、上述のような栓体100を待ち望む人達の要求に応えることができる。
(2)
本発明の実施の形態に係る栓体100では、蓋体120が栓本体110に係止されるとき、係止部材130が側面視において斜め下方に向かって移動する。このため、使用者は、蓋カバー122を押すだけで栓本体110に対して蓋体120を係止することができる。
(3)
本発明の実施の形態に係る栓体100では、蓋体120が栓本体110に係止されているとき、係止部材130の本体部131の天面および外周面、蓋本体121の露出部分121aおよび蓋カバー122の天面および外周面には段差がなく、滑らかな平面および湾曲面を形成している。その一方、栓本体110に対する蓋体120の係止が解除されたとき、本体部131の天面および外周面が、蓋本体121の露出部分121aおよび蓋カバー122の天面および外周面よりも上側および正面側に突出し、その結果、本体部131の天面および外周面と、蓋本体121の露出部分121aおよび蓋カバー122の天面および外周面とに段差が生じる。本願発明者が知る限り、このような形態変化を生じる係止機構を有する栓体100は今日までに提案されたことがない。したがって、この本発明によれば、このような栓体100を待ち望む人達の要求に応えることができる。
(4)
本発明の実施の形態に係る栓体100では、側面視において蓋本体121の天壁部が立壁部115をほぼ隙間なく覆い、平面視において蓋本体121の側壁部が立壁部115をほぼ隙間なく囲っている。このため、この栓体100には、ほとんど無駄な空間が存在しない。したがって、この栓体100は、比較的小型化されている。
(5)
本発明の実施の形態に係る栓体100では、立壁部115において係止爪受容部115bが貫通孔113に向かって膨らんでいる。このため、貫通孔113から立壁部115の半円部分に向かう飲料は、係止爪受容部115bによって立壁中央部115aに向かうように整流される。したがって、例えば、運動後に使用者が急いで飲料を飲もうとする場合であっても飲料が使用者の口から漏れだしにくい。
(6)
本発明の実施の形態に係る栓体100では、操作部が、凹部として形成されていると共に平面視において栓体100の略中央部に配置されている。このため、この栓体100では、使用者が飲料容器300を鞄に入れて持ち歩く場合であっても、鞄の中で操作部(操作凹部132)に外力がかかりにくい。したがって、この栓体100は、鞄での持ち運び時において鞄の中で開状態となりにくい。
(7)
本発明の実施の形態に係る栓体100では、蓋カバー122は、ヒンジ機構部140の側面を覆う。このため、この栓体100では、使用者にヒンジピンが見えず、また、ヒンジピンが脱落することがない。したがって、この栓体100は、見た目がよく、堅牢である。
<変形例>
(A)
先の実施の形態では特に言及しなかったが、蓋体120が上方向に付勢されていてもよい。なお、かかる場合、ヒンジ機構部140に更にスプリングコイル等の弾性部材を設ければよい。
(B)
先の実施の形態では特に言及しなかったが、さらに安全ロック機構が設けられてもよい。
(C)
先の実施の形態に係る栓体100では係止爪付勢機構により係止部材130がヒンジ機構部側に向かって付勢されていたが、係止部材130は付勢されなくてもよい。なお、かかる場合、別途、安全ロック機構が設けられることが好ましい。
(D)
先の実施の形態に係る栓体100では正面視において本体部131の中央下に蓋本体121の一部が露出していたが、この露出部分121aが係止部材130の本体部131に完全に覆われてもかまわない。
(E)
先の実施の形態に係る栓体100では操作部(操作凹部132)が凹部として形成されていたが、操作部は凸部として形成されてもよい。なお、かかる場合、別途、安全ロック機構が設けられることが好ましい。
(F)
先の実施の形態では特に言及しなかったが、栓体100は、容器200に固定的に取り付けられてもよい。
(G)
先の実施の形態に係る栓体100では栓本体110に対する蓋体120の係止が解除されるとき、係止部材130が側面視において斜め上方に向かって移動し、蓋体120が栓本体110に係止されるとき、係止部材130が側面視において斜め下方に向かって移動したが、栓本体110に対する蓋体120の係止が解除されるとき及び蓋体120が栓本体110に係止されるとき共に、係止部材130が側面視において水平方向に沿って移動してもよい。なお、かかる場合、使用者は係止部材130を手前に引いた状態で蓋体120を閉状態としなければならないことが想定される。
(H)
先の実施の形態に係る栓体100では立壁部115が円筒壁部111および半椀壁部114と一体に成形されていたが、立壁部115は着脱式の別部材とされてもよい。
(I)
先の実施の形態に係る栓体100では係止部材130の本体部131の左右の前壁の裏側面から内側に向かって係止爪133が突起しており、栓本体110の立壁部115に係止爪受容部115bが形成されたが、立壁部115に係止爪が形成され、係止部材130の本体部131に係止爪受容部が形成されてもよい。
100 栓体
110 栓本体
120 蓋体
130 係止部材
140 ヒンジ機構部(回動開閉機構)

Claims (3)

  1. 栓本体と、
    回動開閉機構を介して前記栓本体に取り付けられる蓋体と、
    前記蓋体を前記栓本体に係止する係止部材と
    を備え、
    前記蓋体は、正面視において前記係止部材によって囲われる露出部分を有し、
    前記係止部材は、平面視において前記回動開閉機構の取付位置と反対側に移動されることにより前記栓本体に対する前記蓋体の係止を解除する
    栓体。
  2. 栓本体と、
    回動開閉機構を介して前記栓本体に取り付けられる蓋体と
    前記蓋体を前記栓本体に係止する係止部材と
    を備え、
    前記蓋体は、正面視において前記係止部材によって囲われる露出部分を有し、
    前記栓本体に対して前記蓋体が係止されている状態では、前記係止部材の外周面と前記蓋体の前記露出部分の外周面とに段差がなく、
    前記栓本体に対する前記蓋体の係止が解除されるとき、前記係止部材の外周面と前記蓋体の前記露出部分の外周面とに段差が生じる
    栓体。
  3. 請求項1または2に記載の栓体と、
    前記栓体に取り付けられる容器と
    を備える、飲料容器。
JP2012063357A 2012-03-21 2012-03-21 栓体および飲料容器 Active JP5900069B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012063357A JP5900069B2 (ja) 2012-03-21 2012-03-21 栓体および飲料容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012063357A JP5900069B2 (ja) 2012-03-21 2012-03-21 栓体および飲料容器

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015206981A Division JP6274178B2 (ja) 2015-10-21 2015-10-21 栓体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013193772A JP2013193772A (ja) 2013-09-30
JP5900069B2 true JP5900069B2 (ja) 2016-04-06

Family

ID=49393202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012063357A Active JP5900069B2 (ja) 2012-03-21 2012-03-21 栓体および飲料容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5900069B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008260538A (ja) * 2007-04-10 2008-10-30 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 直飲みボトル
JP5430689B2 (ja) * 2012-01-27 2014-03-05 サーモス株式会社 飲料用容器の栓体
JP5430695B2 (ja) * 2012-02-24 2014-03-05 サーモス株式会社 飲料用容器の栓体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013193772A (ja) 2013-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101879987B1 (ko) 캡 유닛 및 음료용 용기
JP5310704B2 (ja) 飲料用容器の栓本体
JP6681745B2 (ja) キャップユニット及び飲料用容器
JP6185279B2 (ja) 飲料用容器の栓体
JP2005193944A (ja) 飲料用容器の栓体
JP5263361B2 (ja) 飲料用容器の栓体
JP6027647B1 (ja) キャップユニット及び飲料用容器
JP2015231852A (ja) 飲料用容器の栓体
JP3179418U (ja) 携帯用飲料容器
JP3130875U (ja) 飲料容器用蓋
JP6274178B2 (ja) 栓体
JP5953854B2 (ja) 栓体および飲料容器
JP5900069B2 (ja) 栓体および飲料容器
JP7090489B2 (ja) キャップユニット及びキャップ付き容器
JP6295671B2 (ja) 栓体および飲料容器
JP4651688B2 (ja) 飲料用容器のキャップ装置
JP2011251706A (ja) 飲料容器の蓋構造
JP6945849B2 (ja) 電気ケトル
JP3150119U (ja) 飲料用容器の栓体及びこれを有する飲料用容器
JP2011251707A (ja) 飲料容器栓
JP5874716B2 (ja) 飲料用容器の栓体
JP5525078B1 (ja) 飲料用容器の栓体
JP6754189B2 (ja) 飲料容器の蓋体ロック構造
JP6466387B2 (ja) キャップユニット及び飲料用容器
JP5170399B2 (ja) 携帯用液体容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5900069

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150