JP5899941B2 - 撮像装置の姿勢制御装置 - Google Patents
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しかし、特許文献1のように、傾きセンサとサーボモータでテレビカメラの姿勢を制御する技術では、カメラと一体化されたものであるため、自由度が低く、電気的な装置及び複雑な処理を必要とするため、コストもかかるという問題がある。
取り付けられた撮像装置の姿勢を制御する姿勢制御装置であって、
外枠部と、
前記外枠部に対してX軸、Y軸、或いはZ軸のいずれか一方向の軸線周りに回転可能に取り付けられる回転部と、を備え、
前記回転部に取り付けられた錘の重さ或いは位置を選択可能とし、
前記回転部は、前記撮像装置の前面及び背面を開放とし、上下左右の側面部の周囲を囲う形状となっていることを特徴とする。
また、以上の課題を解決するため、本発明は、
取り付けられた撮像装置の姿勢を制御する姿勢制御装置であって、
外枠部と、
前記外枠部に対してX軸、Y軸、或いはZ軸のいずれか一方向の軸線周りに回転可能に取り付けられる回転部と、を備え、
前記回転部に錘を取り付けることにより、前記撮像装置が任意の複数の姿勢のいずれかを維持できるようにし、
前記回転部は、前記撮像装置の前面及び背面を開放とし、上下左右の側面部の周囲を囲う形状となっていることを特徴とする。
また、以上の課題を解決するため、本発明は、
取り付けられた撮像装置の姿勢を制御する姿勢制御装置であって、
外枠部と、
前記外枠部に対してX軸、Y軸、或いはZ軸のいずれか一方向の軸線周りに回転可能に取り付けられる回転部と、を備え、
前記回転部に取り付けられた錘の重さ或いは位置を選択可能とし、
前記回転部に浮力或いは位置を選択可能に、浮遊物を引っ掛け可能としたことを特徴とする。
また、以上の課題を解決するため、本発明は、
取り付けられた撮像装置の姿勢を制御する姿勢制御装置であって、
外枠部と、
前記外枠部に対してX軸、Y軸、或いはZ軸のいずれか一方向の軸線周りに回転可能に取り付けられる回転部と、を備え、
前記回転部に錘を取り付けることにより、前記撮像装置が任意の複数の姿勢のいずれかを維持できるようにし、
前記回転部に浮力或いは位置を選択可能に、浮遊物を引っ掛け可能としたことを特徴とする。
(実施形態1)
図1及び図2は本発明を適用した姿勢制御装置の実施形態1の構成を示すもので、1は外枠部、2は取っ手、3は回転部、4はカメラ固定部、5はフックである。
なお、突状案内部12は、ローラーでも突起でもよい。
カメラ固定部4は、平板状で横方向の長穴41にカメラ固定ネジ42を組み付けたもので、平板部に図示しない錘を吊り下げられるフック5が一体に形成されている。
すなわち、外枠部1の円窓11に回転可能に組み込まれた円環状の回転部3内のカメラ固定部4上にカメラCをカメラ固定ネジ42で取り付けている。
このように、円環状の回転部3内のカメラ固定部4上にカメラCを取り付けることで、カメラCの背面のモニタ画面が見られるようになっている。
図4は姿勢制御装置の実施形態2の構成を示すもので、前述した実施形態1と同様、1は外枠部、11は円窓、2は取っ手、3は回転部、4はカメラ固定部、5はフック、Cはカメラであって、6はレリーズケーブル固定ブラケット、RBはレリーズボタン、RCはレリーズケーブルである。
レリーズケーブル固定ブラケット6は、その逆L字形の上面の長穴61に、一端にレリーズボタンRBを備えるレリーズケーブルRCの他端が取り付けられて、カメラCのシャッターボタン上に位置している。
すなわち、回転部3内のカメラ固定部4上のレリーズケーブル固定ブラケット6のレリーズケーブルRCを固定する部位により、レリーズボタンRBを遠隔操作可能とするとともに、シャッターのブレを防止できる。
図5は姿勢制御装置の実施形態3の構成を示すもので、前述した実施形態2と同様、1は外枠部、11は円窓、2は取っ手、3は回転部、4はカメラ固定部、5はフック、6はレリーズケーブル固定ブラケット、Cはカメラ、RBはレリーズボタン、RCはレリーズケーブルである。
すなわち、錘の取り付け位置は回転部3の側部にもあるので、撮像装置の縦置きにも対応できる。
図6は姿勢制御装置の実施形態4の構成を示すもので、前述した実施形態1と同様、1は外枠部、11は円窓、2は取っ手、3は回転部、4はカメラ固定部、41は長穴、42はカメラ固定ネジ、5はフック、Cはカメラであって、7はフックである。
そして、側面部43に、図示しない風船等の浮遊物を取り付けられるフック7が一体に形成されるとともに、上面部44にも、フック7が一体に形成されている。
すなわち、回転部3に浮力或いは位置を選択可能に、浮遊物を引っ掛け可能として、錘を使用しないため、軽量化できる。
図7は姿勢制御装置の実施形態5の構成を示すもので、前述した実施形態1と同様、1は外枠部、11は円窓、3は回転部、4はカメラ固定部、41は長穴、42はカメラ固定ネジ、5はフックであって、8は第2外枠部、81は回転軸である。
すなわち、回転部3は、外枠部1に対する回転に加え、外枠部1の第2外枠部8に対する側面部の回転軸81により、X軸、Y軸、或いはZ軸のいずれか二方向の軸線周りにも回転可能に取り付けられているので、容易な構成でX軸、Y軸、或いはZ軸のいずれか二方向の軸線周りへの回転制御が容易となる。
図8は姿勢制御装置の実施形態6の構成を示すもので、前述した実施形態6と同様、1は外枠部、11は円窓、3は回転部、4はカメラ固定部、41は長穴、42はカメラ固定ネジ、5はフック、8は第2外枠部、81は回転軸であって、9は第3外枠部、91は回転軸である。
すなわち、回転部3は、外枠部1に対する回転と、外枠部1の第2外枠部8に対する側面部の回転軸81に加え、第2外枠部8の第3外枠部9に対する上下面部の回転軸91により、X軸、Y軸、及びZ軸の三方向の軸線周りに回転可能に取り付けられているので、容易な構成でX軸、Y軸、及びZ軸の三方向の軸線周りへの回転制御が容易となる。
以上の実施形態において、ブレ防止の遠隔操作をレリーズケーブルで行ったが、ブレ防止の遠隔操作は、例えば無線で行ってもよい。
また、錘を吊り下げる代わりに錘を挿入する口を設け挿入するようにしてもよい。
また、錘を吊り下げる代わりにジャイロを使ってもよい。
また、フック5を下部と側面部の2箇所に設ける代わりにフック5を1箇所としカメラ固定ネジ42を90度回転させた2箇所としてもよい。
また、フック5を設ける代わりに錘をスライド可能に取り付け、スライドすることによって錘の取り付け位置を変えられるようにしてもよい。
さらに、外枠部、取っ手、回転部及びフックの形状等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。
付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
取り付けられた撮像装置の姿勢を制御する姿勢制御装置であって、
外枠部と、
前記撮像装置が着脱可能に取り付けられ、前記外枠部に対してX軸、Y軸、或いはZ軸のいずれか一方向の軸線周りに回転可能に取り付けられる回転部と、を備え、
前記回転部に取り付けられた錘の重さ或いは位置を選択可能としたことを特徴とする撮像装置の姿勢制御装置。
<請求項2>
前記回転部は前記撮像装置を所定位置に所定方向で固定可能であり、
前記錘の取り付け位置は前記回転部の下部或いは側部であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置の姿勢制御装置。
<請求項3>
前記回転部は前記錘を吊り下げるフックを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置の姿勢制御装置。
<請求項4>
前記回転部は、前記撮像装置の前面及び背面を開放とし、上下左右の側面部の周囲を囲う形状となっていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置の姿勢制御装置。
<請求項5>
前記回転部は円環状で、前記外枠部にX軸、Y軸、或いはZ軸のいずれか一方向の軸線周りに回転可能に嵌め込まれていることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置の姿勢制御装置。
<請求項6>
前記外枠部は回転軸を備え、
前記回転部は前記外枠部に前記回転軸により、X軸、Y軸、或いはZ軸のいずれか一方向の軸線周りに回転可能に取り付けられることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の撮像装置の姿勢制御装置。
<請求項7>
前記回転部は、X軸、Y軸、或いはZ軸のうち、1軸が前記外枠部に対して回転可能であり、他の2軸が前記外枠部に対して固定されていることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置の姿勢制御装置。
<請求項8>
前記回転部は、X軸、Y軸、或いはZ軸のうち、2軸が前記外枠部に対して回転可能であり、他の1軸が前記外枠部に対して固定されていることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置の姿勢制御装置。
<請求項9>
前記回転部は、X軸、Y軸、或いはZ軸の各々の方向の軸線周りに対して、固定或いは可動が任意に設定可能であることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置の姿勢制御装置。
<請求項10>
前記回転部に浮力或いは位置を選択可能に、浮遊物を引っ掛け可能としたことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の撮像装置の姿勢制御装置。
<請求項11>
前記位置は前記回転部の上部或いは側部であることを特徴とする請求項10に記載の撮像装置の姿勢制御装置。
<請求項12>
前記回転部は前記浮遊物を引っ掛けるフックを備えることを特徴とする請求項11に記載の撮像装置の姿勢制御装置。
<請求項13>
前記回転部は前記撮像装置のレリーズボタンを遠隔操作するレリーズケーブルを固定する部位を備えることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の撮像装置の姿勢制御装置。
<請求項14>
前記外枠部は、取っ手を備えることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の撮像装置の姿勢制御装置。
11 円窓
12 突状案内部
2 取っ手
3 回転部
32 環状溝
4 カメラ固定部
41 長穴
42 カメラ固定ネジ
43 側面部
44 上面部
5 フック
6 レリーズケーブル固定ブラケット
61 長穴
7 フック
8 第2外枠部
81 回転軸
9 第3外枠部
91 回転軸
C 撮像装置
RB レリーズボタン
RC レリーズケーブル
Claims (16)
- 取り付けられた撮像装置の姿勢を制御する姿勢制御装置であって、
外枠部と、
前記外枠部に対してX軸、Y軸、或いはZ軸のいずれか一方向の軸線周りに回転可能に取り付けられる回転部と、を備え、
前記回転部に取り付けられた錘の重さ或いは位置を選択可能とし、
前記回転部は、前記撮像装置の前面及び背面を開放とし、上下左右の側面部の周囲を囲う形状となっていることを特徴とする撮像装置の姿勢制御装置。 - 取り付けられた撮像装置の姿勢を制御する姿勢制御装置であって、
外枠部と、
前記外枠部に対してX軸、Y軸、或いはZ軸のいずれか一方向の軸線周りに回転可能に取り付けられる回転部と、を備え、
前記回転部に錘を取り付けることにより、前記撮像装置が任意の複数の姿勢のいずれかを維持できるようにし、
前記回転部は、前記撮像装置の前面及び背面を開放とし、上下左右の側面部の周囲を囲う形状となっていることを特徴とする撮像装置の姿勢制御装置。 - 前記撮像装置が着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置の姿勢制御装置。
- 前記回転部は前記撮像装置を所定位置に所定方向で固定可能であり、
前記錘の取り付け位置は前記回転部の下部或いは側部であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置の姿勢制御装置。 - 前記回転部は前記錘を吊り下げるフックを備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の撮像装置の姿勢制御装置。
- 前記回転部は円環状で、前記外枠部にX軸、Y軸、或いはZ軸のいずれか一方向の軸線周りに回転可能に嵌め込まれていることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置の姿勢制御装置。
- 前記外枠部は回転軸を備え、
前記回転部は前記外枠部に前記回転軸により、X軸、Y軸、或いはZ軸のいずれか一方向の軸線周りに回転可能に取り付けられることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の撮像装置の姿勢制御装置。 - 前記回転部は、X軸、Y軸、或いはZ軸のうち、1軸が前記外枠部に対して回転可能であり、他の2軸が前記外枠部に対して固定されていることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置の姿勢制御装置。
- 前記回転部は、X軸、Y軸、或いはZ軸のうち、2軸が前記外枠部に対して回転可能であり、他の1軸が前記外枠部に対して固定されていることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置の姿勢制御装置。
- 前記回転部は、X軸、Y軸、或いはZ軸の各々の方向の軸線周りに対して、固定或いは可動が任意に設定可能であることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置の姿勢制御装置。
- 取り付けられた撮像装置の姿勢を制御する姿勢制御装置であって、
外枠部と、
前記外枠部に対してX軸、Y軸、或いはZ軸のいずれか一方向の軸線周りに回転可能に取り付けられる回転部と、を備え、
前記回転部に取り付けられた錘の重さ或いは位置を選択可能とし、
前記回転部に浮力或いは位置を選択可能に、浮遊物を引っ掛け可能としたことを特徴とする撮像装置の姿勢制御装置。 - 取り付けられた撮像装置の姿勢を制御する姿勢制御装置であって、
外枠部と、
前記外枠部に対してX軸、Y軸、或いはZ軸のいずれか一方向の軸線周りに回転可能に取り付けられる回転部と、を備え、
前記回転部に錘を取り付けることにより、前記撮像装置が任意の複数の姿勢のいずれかを維持できるようにし、
前記回転部に浮力或いは位置を選択可能に、浮遊物を引っ掛け可能としたことを特徴とする撮像装置の姿勢制御装置。 - 前記位置は前記回転部の上部或いは側部であることを特徴とする請求項11または12に記載の撮像装置の姿勢制御装置。
- 前記回転部は前記浮遊物を引っ掛けるフックを備えることを特徴とする請求項13に記載の撮像装置の姿勢制御装置。
- 前記回転部は前記撮像装置のレリーズボタンを遠隔操作するレリーズケーブルを固定する部位を備えることを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の撮像装置の姿勢制御装置。
- 前記外枠部は、取っ手を備えることを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の撮像装置の姿勢制御装置。
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