JP5896435B2 - インプラント施術用拡孔器 - Google Patents

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Description

本発明は、インプラント植立のために骨に孔を形成するための拡孔器に関し、より詳しくは、安定した孔加工のための位置選定が容易であるだけでなく、骨削除効率が増加し、高速回転が可能であり、高速回転中にも、摩擦抵抗が減少されることにより、インプラント植立のための作業性が増大されるインプラント施術用拡孔器に関する。
図1は、従来のインプラント施術用拡孔器の斜視図であり、図2は、従来のインプラント施術用拡孔器の正面図である。従来のインプラント施術用拡孔器の構成は、図1、図2からみると、段部122が形成されるように、切削部1の上端前面のうち、外周を含む一面を上向きに隆起して形成される突出面121と、前記突出面121の形成により、突出面121とは反対に切削部1の上端前面のうち、一面が陥没されて形成される陥没面111と、前記段部122と突出面121との連結部位に形成される切削コーナー120と、前記陥没面111と突出面121の側面との間に形成される排出路140と、を備えて構成されるインプラント施術用切断挙上拡孔器において、前記陥没面111は、段部122の前側に行くほど上向きとなる傾斜面から形成されるとともに、上端に行くほど狭幅となり、上部端には切削先端部110が形成されることを特徴とする。
また、前記排出路140と陥没面111の外周との境界部位には、最初傾斜コーナー131が形成され、排出路140と突出面121の外周との境界部位には、最後傾斜コーナー132が形成されるように、前記陥没面111と突出面121の外周に沿ってテーパー130を形成するが、前記テーパー130は、最初傾斜コーナー131から始めて最後傾斜コーナー132側に回転するほど、軸となす角度θは小さくなり、テーパー130の幅は広くなるように形成されることを特徴とするインプラント施術用拡孔器である。
上述した従来のインプラント拡孔器は、本出願人により、大韓民国特許庁に出願され、特許第10‐0792649号として登録されている。
しかしながら、従来のインプラント拡孔器は、5つの必然的な短所があった。第一、従来の拡孔器は、図1に示すように、先端が尖った切削先端部110が回転中心軸Cを基準として偏心されているので、切削部1が回転するとき、回転中心軸Cを中心とする真円回転が行われ難いという問題点があった。
すなわち、切削部1に回転力が加えられると、先端が尖った切削先端部110を軸として回転しようとする力が発生するとともに、基準とした切削部1の回転中心軸Cに対して回転干渉が発生するので、真円回転が困難となる。したがって、図1に示した従来のインプラント拡孔器を用いて作業するときは、低速回転を行わなければならず、切削部1の真円回転を担保するために、回転中心を拡孔器の使用前に必ずしも先ず形成しなければならないという作業上の不便があった。
第二、従来の拡孔器は、各一つの切削先端部110、切削コーナー120、最初傾斜コーナー131を有しているので、切削効率が極めて低い。第三、削除効率が低く、拡孔器と骨の接触面積が多いため、拡孔器の高速回転時、摩擦熱の発生可能性が高く、摩擦熱による骨壊死の危険があるため、高速回転による手術を行えず、低速回転をしなければならなかった。
第四、拡孔器の回転時、拡孔器と骨との間の摩擦熱を冷却させる生理食塩水が、作業部である切削部に到達するような通路が小さく、冷却生理食塩水の到達が困難であった。第五、拡孔器の回転により発生した骨片の係留空間が小さく、回転による排出が困難であるので、効果的な切削部の削除効率を維持するために作業を止め、骨片をしばしば除去しなければならなかった。
一方、本発明の出願人兼発明者である「アン・サンフン」は、インプラント拡孔器分野の技術上の問題点と性能を改善するために相当な努力を傾けたが、その結果、大韓民国特許第10‐0630304号の「インプラント施術用拡孔器」及び大韓民国特許第10‐0792649号の「上顎洞インプラント施術用切断挙上拡孔器」を開発し、産業開発に寄与している。
したがって、本発明は、上述した問題点を改善することはもとより、本発明の出願人兼発明者である「アン・サンフン」の大韓民国特許第10‐0792649号の「上顎洞インプラント施術用切断挙上拡孔器」の技術構成を一部利用乃至改良した後、新たな構成を加え、以前よりもさらに進歩した作用効果が得られるインプラント施術用拡孔器を提供しようとする。
すなわち、インプラント植立のために骨に孔を形成するために、第一、先端が尖った切削先端部10を対称して形成し、真円回転中心を安定的に機能させ、2つの対称の切削先端部10が真円に回転しながら、2倍速く骨に円形の削除が行われるようにする。第二、円形削除の内面を削除するために、平面の切削コーナー20を傾斜して形成し、骨と線接触させるようにし、接触面積が減るとともに、円形内面の削除効率を顕著を増加させる。第三、構造を改善することにより、既存の1つのみ形成可能であった最初傾斜コーナー131を4つ形成することができるので、4倍も速い側面削除が可能となる。
したがって、本発明は、真円回転中心の確保が可能であり、拡孔器と骨の接触面積を減少させ、切削効率を画期的に増加させ、高速回転が可能であるので、削除力と作業性が顕著に増大するものである。
また、孔加工中、破砕される自家骨は、骨の下方に排出させず、孔の骨板が開いた瞬間、上顎洞に自然に移るように、前記切削先端部10と切削コーナー20との間に骨保管溝31を形成し、自家骨が拡孔器の回転中に堆積されながら圧力を受けるように構成したインプラント施術用拡孔器を提供することを目的とする。
本発明によるインプラント施術用拡孔器の具体的な手段は、切削部1の上部には、先端が尖った切削先端部10と、水平な線形態の切削コーナー20とが、交互に放射状に形成され、前記切削先端部10の後方は、切削部1の中心に向かって下向き傾斜した陥没面11から形成され、前記切削コーナー20の後方は、切削部1の外周面に向かって下向き傾斜した傾斜面21から形成され、前記交互の切削先端部10と切削コーナー20との間には、削除される骨40の残渣が引き込まれて堆積される骨保管溝31が形成され、前記切削先端部10と切削コーナー20との外周側面に形成された側面傾斜コーナー30の傾斜角度は、回転方向に沿って次第に小さく形成される。
本発明によれば、切削部1の回転中心軸Cを基準として先端が尖った2つの切削先端部10と、骨40と線接触となる水平な線形態の2つの切削コーナー20とが交互に放射状に形成されているので、前記切削部1の回転中心軸Cを基準として対称形成された切削先端部10により高速の真円回転が可能であることにより、削除力と作業速度が向上する効果があるだけでなく、骨40との密着時も、対称した尖った切削先端部10により切削位置の選定が安定に維持されるという効果がある。
また、切削部1の上部が骨40に密着した状態で回転されるとき、後方に下向き傾斜した傾斜面21を有する水平な線形態の切削コーナー20により、骨40との線接触が行われることにより、骨40との摩擦抵抗が低下し、それほど本発明の削除力が増大し、作業速度が向上する。
また、切削先端部10と切削コーナー20との間に形成された骨保管溝31により、削除される骨40の残渣が自然に骨保管溝31に引き込まれて堆積されることにより、骨40の残渣が切削部1の回転に対して摩擦抵抗を高めるなどの妨害を与えないようになるだけでなく、骨40が穿孔された瞬間、骨保管溝31に堆積された自家骨43が、上顎洞50の内部に引き込まれるとともに、一次的に拡孔器の構造により開いた骨板を、二次的に押し上げる役割をすることにより、上顎洞膜51の損傷を防ぐだけでなく、インプラント心材60の固定に必要な埋立物として活用することができる。
従来のインプラント施術用拡孔器の斜視図である。 従来のインプラント施術用拡孔器の正面図である。 本発明によるインプラント施術用拡孔器の斜視図である。 本発明によるインプラント施術用拡孔器の使用状態図である。 上顎洞及びインプラント施術を説明するための例示図である。
以下、本発明の目的を達成可能な好適な実施例の技術構成及び効果について、添付した図面に基づき、本発明の技術的構成が、本発明の出願人兼発明者である「アン・サンフン」が既に大韓民国において特許獲得した「上顎洞インプラント施術用切断挙上拡孔器(大韓民国特許第10‐0792649号)」の技術構成を、一部利用乃至改良した後、新たな構成を加え、以前よりもさらに進歩した作用効果が得られるようにしたものであることを考慮して、図1、図2に示した従来のインプラント施術用拡孔器(大韓民国特許第10‐0792649号)と比較しながら説明する。
図1、2は、大韓民国特許第10‐0792649号に該当するインプラント施術用拡孔器の従来の斜視図及び正面図であって、図1、2に示すように、従来のインプラント拡孔器は、段部122が形成されるように、切削部1の上端前面のうち、外周を含む一面を上向きに隆起して形成される突出面121と、前記突出面121の形成により、突出面121と反対に切削部1の上端前面のうち、一面が陥没されて形成される陥没面111と、前記段部122と突出面121との連結部位に形成される切削コーナー120と、前記陥没面111と突出面121の側面との間に形成される排出路140と、を備えて構成されるインプラント施術用切断挙上拡孔器において、前記陥没面111は、段部122の前側に行くほど上向きとなる傾斜面から形成されるとともに、上部端に行くほど幅が狭くなり、上部端には切削先端部110が形成されることを特徴とする。
しかしながら、従来のインプラント拡孔器は、図1に示すように、先端が尖った切削先端部110が、回転中心軸Cを基準として偏心された常態で形成されている。問題は、連結部2を介して回転力が切削部1に加えられると、切削部1の回転力は、回転中心軸Cを基準として真円回転しようとし、切削部1の真円回転と同時に、偏心された尖った切削先端部10を中心として偏心回転しようとする回転力が存在しながら、真円回転と偏心回転が互いに干渉を引き起こし、安定した位置での回転が困難であり、また使用者は、拡孔器の削除効率が低いので、拡孔器を高速回転させず、拡孔器と身体骨の回転摩擦熱が生じないように低速回転させながら、孔加工の安定性を担保しなければならない状況である。このように切削先端部110の偏心から始まった切削部1の低速回転は、削除力を低下させるだけでなく、作業時間が長くなり、孔加工の安定性の担保も足りないという問題点があった。
図3は、本発明によるインプラント施術用拡孔器の斜視図であり、図3の円内拡大図に示すように、本発明は、前記従来のインプラント拡孔器の問題点の一つである切削先端部110の偏心により引き起こされる問題点を解決するために、本発明では、インプラント植立のために骨40に孔を形成する過程において、真円回転が安定した位置において高速回転可能に、先端が尖った切削先端部10を対称して形成する。
すなわち、先端が尖った切削先端部10と切削コーナー20を放射状に交互に形成するが、2つの切削先端部10を互いに対称して形成することにより、回転中心軸Cを中心として真円に回転する切削部1の回転と、回転中心軸Cから放射状に同一の距離だけ離隔した2つの切削先端部10の回転とが、同一の軌跡を形成することにより、回転に対する干渉が発生しないように構成したものである。
したがって、本発明では、切削部1に伝達される回転力が切削先端部10により干渉されないことにより、使用者は、本発明を用いて高速回転を通じて安定した孔加工を行うようになるものである。また、対称した2つの切削先端部10により、骨40との密着が安定に密着される効果がある。
図3の円内拡大図から示すように、切削先端部10は尖った形態であり、孔加工のために、骨40と密着するとき、切削先端部10と骨40は点接触されるようにし、初期削除力が向上するように構成することが好ましい。骨40との点接触のために、切削先端部10の後方は、図3の円内拡大図において矢印に示すように、中心に向かって下向き傾斜した陥没面11で構成する。
一方、図1、2に示した大韓民国特許第10‐0792649号に該当するインプラント施術用拡孔器では、切削部1の上端前面のうち、外周を含む一面として、段部122が形成されるように上向きに隆起した平らな突出面121が形成され、前記段部122と突出面121との連結部位には切削コーナー120が形成される。前記切削コーナー120の機能は、骨40に孔を形成する過程において、上述した切削先端部110が孔の外縁を円形に切削し、次いで、切削コーナー120が内部の骨40を切削するものであって、二重切削が可能となるものである。
しかしながら、従来のインプラント拡孔器において、切削コーナー120は、図1に示すように、段部122と突出面121を連結する地点に形成されたものであり、骨40に孔を加工する過程において、平らな突出面121が骨40と面接触するようになる。このような面接触構成は、切削コーナー120が削除力を発揮するとき、突出面121に対する骨40との面接触により、摩擦抵抗が向上する要素であって、切削部1の高速回転による切削コーナー120の削除力が低下する構成である。
したがって、本発明では、切削部1に伝達される高速回転が、従来の平らな突出面121で発生する摩擦抵抗により低下するという問題点を解決するために、図3の円内拡大図に示すように、切削先端部10と交互に放射状に形成される2つの切削コーナー20を対称して形成する。前記切削コーナー20は、切削部1の中心において陥没面11と出会う部分において、段部22が形成され、切削コーナー20の後方は、図3の円内拡大図において矢印に示すように、切削部1の外周面に向かって下向きに傾斜した傾斜面21に形成することにより、結局として、切削コーナー20は水平な線形態となり、骨40と対面するとき、線接触が行われるようになる。
したがって、本発明では、切削コーナー20と骨40の接触が面接触ではなく、線接触となるので、従来の面接触による摩擦抵抗が根本的に排除され、切削部1に伝達される高速回転力が孔加工にそのまま用いられることにより、切削コーナー20の削除力が向上するだけでなく、作業時間が短縮するという効果がある。また、図3の円内拡大図に示すように、水平な線形態の切削コーナー20は、切削先端部10と交互に放射状に2つ形成されることにより、従来の1つの切削コーナー120に比べて削除力が2倍向上するものである。
一方、図1、2に示すように、大韓民国特許第10‐0792649号に該当するインプラント施術用拡孔器では、陥没面111と突出面121の側面との間に排出路140を形成することにより、切削された骨40の残渣を円滑に排出させ、骨40の残渣により、摩擦抵抗が向上し、切削部1の回転力が低下しないようにした。
また、図1、2に示すように、テーパー130が、陥没面111の外周の最初傾斜コーナー131から突出面121の外周の最後傾斜コーナー132に行くほど、回転中心軸Cとなす角度が小さくなるように形成されるので、切削時、回転中心軸Cとなす角度θ'が最大である最初傾斜コーナー131では、骨40との接触時に発生する摩擦抵抗が最大となり、最後傾斜コーナー132側に行くほど、回転中心軸Cとなす角度θ"が次第に小さくなることにより、骨40との接触時に発生する摩擦抵抗が最小となることにより、拡孔器の上向きへの前進速度が速くなり、骨40に最初に形成する孔の作業から所望の直径までの孔作業の速度が迅速に行われる。
しかしながら、本発明では、図1、2に示した従来のインプラント拡孔器とは異なり、別途の排出路140を構成しない。従来は、切削された骨40の残渣を円滑に排出させることにより、骨40の残渣により、摩擦抵抗が向上して、切削部1の回転力が低下するという問題点を予め防止し、排出路140を形成したものである。
本発明では、図3の円内拡大図に示すように、切削部1の上部に切削先端部10と切削コーナー20が交互に放射状に形成される間に、骨保管溝31を形成する。前記骨保管溝31は、切削される骨40の残渣、すなわち、自家骨43が切削部1の回転中、自然に引き込まれて堆積されるようにしたものであり、図4に示すように、切削部1が骨40を穿孔して上顎洞50の内部に上顎洞膜51を持ち上げるとき、骨保管溝31に堆積された自家骨43が、上顎洞50の内部に引き込まれる効果が発生する。
一方、従来のインプラント拡孔器の側面に形成された最初傾斜コーナー131と最後傾斜コーナー132の傾斜角度θ'、θ"を、最初傾斜コーナー131から最後傾斜コーナー132に回転するほど小さく形成したように、本発明の拡孔器でも、図3の円内拡大図のように、切削先端部10と切削コーナー20との外周側面に形成された側面傾斜コーナー30の傾斜角度を、回転方向に沿って次第に小さくなるように構成することにより、拡孔器の上向き前進速度が速くなるようにした。一方、本発明による側面傾斜コーナー30は、孔の外周面を切削するものであって、図3の円内拡大図に示すように、2つの切削先端部10の側面と2つの切削コーナー20など、計4箇所の側面に傾斜して形成されることにより、孔の外周面の削除力がさらに向上し、安定した真円の確保と維持に優れた効果がある。
図4は、本発明によるインプラント施術用拡孔器の使用状態図であり、図5は、上顎洞及びインプラント施術を説明するための例示図である。図5は、放射線で撮影した顔の側面を簡略に示したものであって、インプラントの心材60が植立されるための骨40と、骨40の上部に位置した上顎洞50とが示されており、上顎洞50は、粘膜形態の上顎洞膜51で保護されている。
本発明では、切削先端部10と切削コーナー20を通じて、骨40を迅速に削除し、切削部1の上部が上顎洞膜51と接触される前、図4のように、硬い緻密骨41を円形の骨片42に切削し、骨片42を介して、切削部1の上部が上顎洞膜51に接触しなかった状態で、上顎洞膜51を上顎洞50の内部に持ち上げることにより、上顎洞膜51が損傷しない方式で、インプラント心材60が、図5の(b)のように、上顎洞50の内部に植立されるようにする。骨40が穿孔され、上顎洞膜51が挙上された後は、インプラント心材60が固定されるように、自家骨43と移植骨44を上顎洞50の内部に充填することにより、インプラント心材60が堅固に固定されるようにするものである。
上述したように、本発明によるインプラント施術用拡孔器は、切削部1の回転中心軸Cを基準として先端が尖った2つの切削先端部10と、骨40と線接触となる水平な線形態の2つの切削コーナー20とが、交互に放射状に形成されたものであるので、前記切削部1の回転中心軸Cを基準として対称形成された切削先端部10により、真円回転が安定し、削除効率が高くなり、高速回転が可能であることにより、削除力と作業速度が向上する効果があるだけでなく、骨40との密着時も、対称した尖った切削先端部10により、切削位置の選定が安定に維持されるという効果がある。
また、切削部1の上部が骨40に密着した状態で回転するとき、後方に下向き傾斜した傾斜面21を有する水平な線形態の切削コーナー20により、骨40との線接触が行われることにより、骨40との摩擦抵抗が低下し、それほど本発明の削除力が増大され、作業速度が向上する。
また、切削先端部10と切削コーナー20との間に形成された骨保管溝31により、削除される骨40の残渣が、自然に骨保管溝31に引き込まれて堆積されることにより、骨40の残渣が、切削部1の回転に対して摩擦抵抗を高めるなどの妨害を与えないだけでなく、骨40が穿孔された瞬間、骨保管溝31に堆積された自家骨43が上顎洞50の内部に引き込まれるとともに、一次的に拡孔器の構造により開いた骨板を、二次的に押し上げる役割をすることにより、上顎洞膜51の損傷の防止に寄与するだけでなく、インプラント心材60の固定に必要な埋立物として活用することができるようになる。
1 切削部
2 連結部
10 切削先端部
11 陥没面
20 切削コーナー
21 傾斜面
22 段部
30 側面傾斜コーナー
31 骨保管溝
40 骨
41 緻密骨
42 骨片
43 自家骨
44 移植骨
50 上顎洞
51 上顎洞膜
60 心材
110 切削先端部
111 陥没面
120 切削コーナー
121 突出面
122 段部
130 テーパー
131 最初傾斜コーナー
132 最後傾斜コーナー
140 排出路
C 回転中心軸

Claims (1)

  1. 切削部1の上部には、先端が尖った切削先端部10と、水平な線形態の切削コーナー20とが、交互に放射状に配置されて形成され、前記先端が尖った切削先端部10の一面は、切削部1の回転中心軸Cに向かって下向きに傾斜した三角形状の陥没面11から形成され、前記水平な線形態を有する切削コーナー20は、切削部1の外周面に沿って下向きに傾斜した三角形状の傾斜面21の一辺として形成され、前記交互の切削先端部10と切削コーナー20との間には、削除される骨40の残渣が引き込まれて堆積される骨保管溝31が形成され、前記切削先端部10と切削コーナー20との外周側面に下方に傾斜して形成された側面傾斜コーナー30の傾斜角度は、切削部1の回転方向に沿って次第に小さく形成されたことを特徴とするインプラント施術用拡孔器。
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