JP5896088B1 - 押出ステム - Google Patents

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Abstract

連結部分が破損しづらく、加圧盤の交換を容易に行うことができる押出ステムを提供することを課題とする。加圧盤(50)は、押出方向前方に向かうに連れて拡径する円錐台部(51)を備え、ダミーブロック(20)は、加圧盤(50)を収容する凹部(23)を備え、ダミーブロック(20)には、押出方向に交差する方向に延在する挿通孔(27)が形成され、加圧盤(50)には、押出方向に交差する方向に延在する挿通孔(53)が形成されており、各挿通孔(27),(53)は、棒状の係止部材(60)が挿通されており、ダミーブロック(20)の挿通孔(27)と加圧盤(50)の挿通孔(53)の少なくとも一方が、押出方向において係止部材(60)との間にクリアランスを有している。

Description

本発明は、押出加工機における押出ステムに関する。
アルミニウムなどの金属の押出加工は、筒形状を呈したコンテナと、コンテナの貫通孔の一端に配置された金型(押出ダイス)とを備える押出加工機を用いて行っている。押出加工を行う際には、加熱した金属塊をコンテナの貫通孔に挿入し、その金属塊を押出ダイスに押し込む。金属塊を押出ダイスに向かって押し込む治具を「押出ステム」と言う。
押出ステムで金属塊を押し込む際に、押出ステムには、非常に大きな力(例えば金属塊がアルミニウム合金の場合、数千t単位)の力が加わる。また、金属塊は加熱(例えばアルミニウム合金の場合、400〜500℃)されており、さらに金属塊の加工熱も加わるため押出ステムは高温になる。したがって、金属塊と接する押出ステムの前端部は、変形や破損が起こりやすい。そこで、押出ステムの前端部には、ダミーブロックが着脱可能に設けられている。ダミーブロックに変形や破損が生じた場合には、ダミーブロックを交換すればよい。
ところで、コンテナ内の金属塊を押出ステムで押し込む際に、押出ステムに取り付けられたダミーブロックの外面とコンテナの内面との間のクリアランスが大きすぎると、金属塊が押出ダイスに向かわず、クリアランスから金属塊が逆流し、その一部がはみ出すおそれがある。しかし、前記のクリアランスを小さくすると、金属塊とダミーブロックの間にあった空気の逃げ場がなくなり、押出材の中に空気が混入し、フクレや表面欠陥等の押出欠陥の原因となる。
そこで、ダミーブロックの前端にテーパ面を備えた受け穴を凹設し、テーパ面を備えた加圧盤を受け穴に挿入した構成が採用されている(たとえば、特許文献1参照)。加圧盤は、ねじ部を有する連結具によってダミーブロックに連結されており、交換可能となっている。特許文献1の構成によれば、ダミーブロックで金属塊を押し込んだ際に、反作用で加圧盤が押し返されてダミーブロックに押し付けられるようになる。このとき、加圧盤のテーパ面がダミーブロックの受け穴の周壁を内側から押し広げるので、ダミーブロックが拡径し、コンテナの内周面に当接するようになる。
実公平7−50007号公報
特許文献1において、加圧盤とダミーブロックは、ねじ部を有する連結具で連結されているため、押出の圧力がねじ部に作用し、連結具自体が破損する問題があった。また、ねじ部が破損すると、加圧盤の交換が困難となり多くの手間と時間を要することになる。
このような観点から本発明は、連結部分が破損しづらく、加圧盤の交換を容易に行うことができる押出ステムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための請求項1に係る発明は、ステム本体と、前記ステム本体の端部に着脱可能に設けられたダミーブロックと、前記ダミーブロックの前端部に装着された加圧盤と、前記ステム本体と前記ダミーブロックを連結する筒状のステムホルダとを備える押出ステムであって、前記加圧盤は、押出方向前方に向かうに連れて拡径する円錐台部を備え、前記ダミーブロックは、前記加圧盤を収容する凹部を備え、前記ダミーブロックおよび前記加圧盤には、押出方向に交差する方向に延在する挿通孔がそれぞれ形成されており、前記各挿通孔には、棒状の係止部材が挿通されており、前記ダミーブロックの挿通孔と前記加圧盤の挿通孔の少なくとも一方が、押出方向において前記係止部材との間にクリアランスを有しており、前記ステム本体は、前記ステムホルダの押出方向後端側から前記ステムホルダに挿入される本体挿入部を有し、前記ダミーブロックは、前記ステムホルダの押出方向前端側から前記ステムホルダに挿入されるブロック挿入部を有し、前記本体挿入部と前記ブロック挿入部は、前記ステムホルダの内部で当接しており、前記ステムホルダおよび前記ブロック挿入部には、押出方向に交差する方向に延在する第一連結孔がそれぞれ形成され、前記各第一連結孔には、棒状の第一連結部材が挿通されており、前記ステムホルダおよび前記本体挿入部には、押出方向に交差する方向に延在する第二連結孔がそれぞれ形成され、前記各第二連結孔には、棒状の第二連結部材が挿通されていることを特徴とする押出ステムである。
このような構成によれば、押出方向に交差する棒状の係止部材を用いて加圧盤をダミーブロックに固定しているので、係止部材に押出の圧力はかからない。したがって、係止部材や加圧盤が破損し難い。また、係止部材を装着するだけで、加圧盤の交換を容易に行うことができる。さらに、挿通孔と係止部材との間に設けたクリアランスの範囲で、加圧盤が押出方向に移動できるので、円錐台部によってダミーブロックを拡径することができる。さらに、本体挿入部とブロック挿入部は、ステムホルダの内部で当接しているので、押出の圧力は、ステム本体の本体挿入部からダミーブロックのブロック挿入部へと直接伝達される。したがって、連結部材に押出の圧力はかからないので、連結部材およびその周囲の部分が破損し難い。また、ステムホルダを用いることで、ダミーブロックとステム本体を容易に連結できる。さらに、連結部材を着脱するだけで、ダミーブロックの交換を容易に行うことができる。
本発明においては、前記加圧盤と前記凹部の底面との間に、バネが圧縮状態で設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、加圧盤またはダミーブロックを係止部材に密着させることができるので、係止部材の脱落を防止できる。
本発明に係る押出ステムによれば、連結部分が破損しづらく、加圧盤の交換を容易に行うことができるという優れた作用効果を得られる。
建築物の設計自由度を高めることができる。
本発明の実施形態に係る押出ステムを示した分解断面図である。 本発明の実施形態に係る押出ステムを示した断面図である。 本発明の実施形態に係る押出ステムを示した分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る押出ステムの加圧盤を示した図であって、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図4(a)のI−I線断面図である。 本発明の実施形態に係る押出ステムのダミーブロックを示した図であって、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は背面図、(d)は図5(b)のII−II線断面図である。 本発明の実施形態に係る押出ステムのステムホルダを示した図であって、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は背面図、(d)は図6(b)のIII-III線断面図である。 本発明の実施形態に係る押出ステムのステム本体の前端部を示した図であって、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は図7(a)のIV−IV線断面図である。 本発明の実施形態に係る押出ステムのダミーブロックと加圧盤を示した図であって、(a)は拡径前の状態を示した断面図、(b)は拡径後の状態を示した断面図である。
以下に本発明の実施形態に係る押出ステムを、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、押出方向の前方(図1および図2中、左側)を前端側とし、押出方向の後方(図1および図2中、右側)を後端側として説明する。図1乃至図3に示すように、押出ステム1は、加圧盤50と、ダミーブロック20と、ステムホルダ70と、ステム本体10とを備えている。ダミーブロック20は、ステム本体10の前端側に着脱可能に設けられていて、加圧盤50は、ダミーブロック20の前端部に設けられている。ダミーブロック20は、ステムホルダ70を介してステム本体10に連結されている。
まず、ダミーブロック20と加圧盤50の構成と、これらの固定構造を説明する。ダミーブロック20と加圧盤50は、変形や破損が生じたときに交換される金属製部材である。ダミーブロック20と加圧盤50は、棒状の係止部材60を用いて固定されている。
図5にも示すように、ダミーブロック20は、前端側の外径が大径で、後端側の外径が小径となっている。つまり、ダミーブロック20は、大径部21と小径部22とを備えている。
大径部21は、コンテナに形成されたステム挿入孔(図示せず)の内部に挿通可能な外径(ステム挿入孔の内径より僅かに小さい外径)を有している。大径部21の前端部は、若干拡径している。大径部21の前端部の外径は、ステム挿入孔内に挿通できるとともに、加圧盤50で押し広げられたときに、ステム挿入孔の内周面に密着する寸法となっている。大径部21の外周面には、ガイド穴31(図5参照)が形成されている。ガイド穴31は、後記する第一連結孔29と同じ位相に形成されている。ガイド穴31は、ダミーブロック20をステムホルダ70に固定する際に、第一連結孔29の位置を示す目印の役目を果たす。
ダミーブロック20は、加圧盤50を収容する凹部23を備えている。凹部23は、大径部21に形成されており、大径部21の前端側に向かって開口している。凹部23の前端側には、前端に向かうに連れて内径が順次大きくなるテーパ部24が形成されている。凹部23の後端側(テーパ部24の奥)には、内径が一定の円筒部25が形成されている。
円筒部25の内径は、テーパ部24の後端部の内径よりも小さくなっており、テーパ部24の後端には、円帯状の平面部26が形成されている。平面部26は、押出方向を法線とする平面上に位置している。円筒部25の押出方向中間部に位置する外周筒部(小径部22)には、一対の挿通孔27,27が形成されている。挿通孔27には、係止部材60が挿通される
係止部材60は、四角柱形状を呈する棒状部材からなる。係止部材60の四隅部分は面取りされており、断面八角形となっている(図8参照)。
挿通孔27,27は、外周筒部の互いに対向する位置に、同軸状に形成されている。挿通孔27は、押出方向に直交する方向(小径部22の直径方向)に沿って延在している。挿通孔27は、係止部材60を挿通可能な断面矩形形状を呈している。挿通孔27の入隅角部は、円弧形状となっている(図5の(d)および図8参照)。挿通孔27の押出方向寸法は、係止部材60の押出方向寸法(係止部材60の厚さ寸法)よりも若干大きい(図8参照)。つまり、押出方向において、挿通孔27の内壁面と係止部材60の外周面との間にクリアランスが形成されている(図8参照)。
小径部22は、ステムホルダ70に挿入されるブロック挿入部となる。小径部22の後端部には、底板部28が形成されており、凹部23の後端側が閉じられている。底板部28には、第一連結孔29が形成されている。第一連結孔29は、ダミーブロック20をステムホルダ70に固定するための第一連結部材61(図1および図3参照)が挿通される。
図1および図3に示すように、第一連結部材61は、通しボルトにて構成されている。なお、第一連結部材61は、通しボルトに限定されるものではなく、通しピンなど他の棒状部材であってもよい。
図1および図5に示すように、第一連結孔29は、押出方向に直交する方向(小径部22の直径方向)に沿って延在している。第一連結孔29の断面形状は、第一連結部材61を挿通可能な円形形状を呈している。第一連結孔29は、挿通孔27とは平行になっておらず、前端側から見て挿通孔27と90度位相がずれており、挿通孔27とねじれの関係となっている。
図3および図5に示すように、小径部22の後端部の外周面には、複数の凸部30が放射状に形成されている。各凸部30は、後端側から見て円弧形状を呈しており、120度間隔で三箇所に形成されている。凸部30の外周端面は、小径部22の外周面と同心の円弧形状を呈している。
底板部28の軸心部には、押出方向に延在する貫通孔28aが形成されている。貫通孔28aは、加圧盤50を交換する際に、棒状の押出し治具を挿入するのに利用される。
加圧盤50は、金属塊を押圧する部分であるとともに、ダミーブロック20の凹部23に押し込まれることで、ダミーブロック20の前端部を拡径させる(図8参照)。図1乃至図4に示すように、加圧盤50の前端側には、前端に向かうに連れて外径が順次大きくなる円錐台部51が形成されている。加圧盤50の後端側には、外径が一定の円柱部52が形成されている。円錐台部51の軸方向長さ(押出方向長さ)は、凹部23のテーパ部24の軸方向長さと略同等である。円錐台部51の前端側の外周面の傾斜角度(軸線方向に対する傾斜角度)は、後端側の外周面の傾斜角度よりも小さくなっている。つまり、円錐台部51は、前端側の緩傾斜面51aと後端側の急傾斜面51bとを備えている。緩傾斜面51aの傾斜角度は、変形前の凹部23のテーパ部24の内周面の傾斜角度(軸線方向に対する傾斜角度)よりも僅かに大きくなっている。
円柱部52の外径は、円錐台部51の後端面の径よりも小さくなっており、円錐台部51の後端面の外周縁部は円帯状に露出している。円柱部52の軸方向長さ(押出方向長さ)は、凹部23の円筒部25(図5参照)の軸方向長さと略同等である。
円柱部52には、係止部材60が挿入される貫通孔53が形成されている。貫通孔53は、押出方向に対して直交する方向に延在している。貫通孔53は、係止部材60を挿通可能な断面矩形形状を呈している。貫通孔53の入隅角部は、円弧形状となっている(図4の(a)および図8参照)。貫通孔53の押出方向寸法は、係止部材60の押出方向寸法(係止部材60の厚さ寸法)と同等である。
円柱部52の後端部には、縮径部52aが形成されている。縮径部52aには、バネ65(図2および図8参照)が装着される。バネ65の外径は、円柱部52の外径と同等である。縮径部52aの後端部には押出方向に延在するネジ孔が形成されている。(ネジ孔は今回の発明と関係なさそうですが、不要でしたら削除いたしますのでご指示くだい)
図1乃至図3および図7に示すように、ステム本体10の前端部には、ステムホルダ70に挿入される本体挿入部11が形成されている。本体挿入部11は、後端側の胴部よりも小径になっている。本体挿入部11の外径は、ブロック挿入部(小径部22)の外径よりも大きい。本体挿入部11の前端部には、第二連結孔12が形成されている。第二連結孔12には、ステム本体10をステムホルダ70に固定するための第二連結部材62が挿通される。
第二連結部材62は、第一連結部材61と同様に、通しボルトにて構成されている(図1および図3参照)。なお、第二連結部材62も、通しボルトに限定されるものではなく、通しピンなど他の棒状部材であってもよい。
第二連結孔12は、押出方向に直交する方向(本体挿入部11の直径方向)に沿って延在している。第二連結孔12は、第二連結部材62を挿通可能な断面円形形状を呈している。
図3および図7に示すように、本体挿入部11の前端部の外周面には、複数の凸部13が放射状に形成されている。凸部13は、前端側から見て円弧形状を呈しており、120度間隔で三箇所に形成されている。凸部13の外周端面は、本体挿入部11の外周面と同心の円弧形状を呈している。
図1乃至図3および図6に示すように、ステムホルダ70は、円筒形状を呈している。ステムホルダ70には、前端側(押出方向前端側)からブロック挿入部(小径部22)が挿入され、後端側(押出方向後端側)から本体挿入部11が挿入される。ステムホルダ70の前端側にはブロック収容部71が形成され、ステムホルダ70の後端部には本体収容部72が形成されている。ブロック収容部71と本体収容部72は、互いに同軸形状であって、ステムホルダ70の内部で連通している。
図1および図2に示すように、ブロック収容部71の内径は、ダミーブロック20の小径部22の凸部30が形成された部分の外径と略同等である。ブロック収容部71の内部には、小径部22が挿入可能となっている。ブロック収容部71の外周筒部には、一対の第一連結孔73,73が形成されている。第一連結孔73,73には、第一連結部材61が挿通される。第一連結孔73,73は、ブロック収容部71内に収容されたダミーブロック20の第一連結孔29と同軸の位置に形成されている。第一連結孔73,73は、互いに対向して形成されている。第一連結孔73は、押出方向に直交する方向(ステムホルダ70の直径方向)に沿って延在している。第一連結孔73は、第一連結部材61を挿通可能な内径を備えている。一方の第一連結孔73には、第一連結部材61のボルト頭部が収容される頭部収容部73aが段差をもって形成されている。他方の第一連結孔73には、第一連結部材61の先端部が螺合する雌ネジ部(図示せず)が形成されている。
ブロック収容部71の外周筒部の外周面には、ガイド穴77(図6参照)が形成されている。ガイド穴77は、第一連結孔73と同じ位相に形成されている。ガイド穴77とダミーブロック20のガイド穴31の位置を揃えることで、ダミーブロック20の第一連結孔29と、ステムホルダ70の第一連結孔73の位相を揃えられる(図1参照)。
図6に示すように、ブロック収容部71の前端部の内周面には、内側に向かって突出する係止凸部74が複数形成されている。係止凸部74は、前端側から見て円弧形状を呈しており、120度間隔で三箇所に形成されている。係止凸部74の内周端面は、ブロック収容部71の内周面と同心の円弧形状を呈している。係止凸部74の内周端面の内径は、ダミーブロック20の小径部22の外径と略同等となっている。係止凸部74は、小径部22の凸部30が形成されていない領域と同等の断面形状を呈しており、隣り合う係止凸部74間の空間を凸部30が通過可能となっている。
係止凸部74間の空間を通して凸部30を通過させて、ダミーブロック20の小径部22をブロック収容部71の奥まで挿入した後、ダミーブロック20を120度回転させる。すると、凸部30が係止凸部74の奥側に位置して係止されるので、ダミーブロック20がブロック収容部71から抜けなくなる。この状態で、第一連結部材61を、第一連結孔73,29,73に挿通させることで、ダミーブロック20の回転が防止されるので、ダミーブロック20がステムホルダ70に固定される。
図1および図2に示すように、本体収容部72の内径は、ステム本体10の本体挿入部11の凸部13が形成された部分の外径と略同等である。本体収容部72の内部には、本体挿入部11を挿入可能となっている。本実施形態では、本体収容部72の内径は、ブロック収容部71の内径よりも大きい。本体収容部72の外周筒部には、一対の第二連結孔75,75が形成されている。第二連結孔75,75には、第二連結部材62が挿通される。第二連結孔75,75は、本体収容部72内に収容された本体挿入部11の第二連結孔12と同軸の位置に形成されている。第二連結孔75,75は、互いに対向して形成されている。第二連結孔75は、押出方向に直交する方向(ステムホルダ70の直径方向)に沿うとともに、第一連結孔73と平行な方向に延在している。第二連結孔75は、第二連結部材62が挿通可能な内径を備えている。一方の第二連結孔75には、第二連結部材62のボルト頭部が収容される頭部収容部75aが段差をもって形成されている。他方の第二連結孔75には、第二連結部材62の先端部が螺合する雌ネジ部(図示せず)が形成されている。
図6に示すように、本体収容部72の前端部の内周面には、内側に向かって突出する係止凸部76が複数形成されている。係止凸部76は、前端側から見て円弧形状を呈しており、120度間隔で三箇所に形成されている。係止凸部76の内周端面は、本体収容部72の内周面と同心の円弧形状を呈している。係止凸部76の内周端面の内径は、ステム本体10の本体挿入部11の外径と略同等となっている。係止凸部76は、本体挿入部11の凸部13が形成されていない領域と同等の断面形状を呈しており、隣り合う係止凸部76間の空間を凸部13が通過可能となっている。
係止凸部76間の空間を通して凸部13を通過させて、本体挿入部11を本体収容部72の奥まで挿入した後、ダミーブロック20を120度回転させる。すると、図2に示すように、凸部13が係止凸部74の奥側に位置して係止されるので、本体挿入部11が本体収容部72から抜けなくなる。この状態で、第二連結部材62を、第二連結孔75,12,75に挿通させることで、本体挿入部11の回転が防止されるので、ステム本体10がステムホルダ70に固定される。
このように、ダミーブロック20とステム本体10がともに、ステムホルダ70に固定されることで、ダミーブロック20とステム本体10が連結される。このとき、ダミーブロック20の小径部22の後端面とステム本体10の本体挿入部11の前端面とは当接している。
以下に、加圧盤50がダミーブロック20へ押し込まれる状態を説明する。図8の(a)に示すように、変形前のダミーブロック20の凹部23に加圧盤50を挿入すると、円錐台部51の前端部の外周面と、凹部23のテーパ部24の前端部同士が当接する。このとき、バネ65は圧縮されて縮む。円錐台部51の前端が凹部23の前端面から僅かに突出しており、円錐台部51の後端面とテーパ部24の後端面との間に隙間が形成されている。また、円柱部52の後端面と円筒部25の後端面との間にも隙間が形成されている。これらの隙間の押出方向長さは、加圧盤50の押込み長さと等しい。
さらに、この状態で、ダミーブロック20の挿通孔27と、加圧盤50の貫通孔53は直線状に連通する。この状態で、挿通孔27,53,27に係止部材60を挿通させる。すると、係止部材60は、貫通孔53に嵌合し、加圧盤50に一体化する。係止部材60の後側の側面と挿通孔27の内側面との間には、隙間(クリアランス)が形成される。この隙間の押出方向長さは、加圧盤50の押込み長さと等しい。図8の(a)の状態では、バネ65が圧縮状態となっているので、加圧盤50は、前端側に付勢される。これに伴って、係止部材60が挿通孔27の前端側の内側面に押し付けられる。これによって、加圧盤50がダミーブロック20に対して所定位置で係止されるとともに、係止部材60と挿通孔27との間で摩擦力が発生するので、係止部材60が抜け落ちるのが防止されている。
そして、押出ステム1で金属塊を押し込むと、図8の(b)に示すように、加圧盤50は、バネ65を圧縮しながら押出方向後方に押し込まれる。このとき、円錐台部51が後方に押し込まれることで、凹部23のテーパ部24の先端に位置する円錐台部51の径が大きくなるので、大径部21の先端部21aは、内側から押し広げられて拡径する。加圧盤50は、円錐台部51の後端面がダミーブロック20のテーパ部24の後端の平面部26に当接する位置まで押し込まれる。このように、加圧盤50の押込み距離が規制されているので、大径部21の先端部21aを、所望の距離拡径することができる。
以上説明したような構成の押出ステム1によれば、押出方向に交差する棒状の係止部材60を用いて加圧盤50をダミーブロック20に固定しているので、係止部材60に押出の圧力はかからない。特に、ダミーブロック20の挿通孔27と係止部材60との間に、押出方向におけるクリアランスを設けているので、クリアランスを設けた範囲で加圧盤50が押出方向に移動することができる。したがって、係止部材60が、加圧盤50の移動の邪魔をすることなく、円滑にダミーブロック20の前端部が拡径される。
これによって、ダミーブロック20の外面(先端部21a)とコンテナの内面とが密着することになるので、金属塊がはみ出すのを防止することができる。また、大径部21の先端部21aは、所望の距離拡径されて好適な外径になるので、ダミーブロック20の外面(先端部21a)とコンテナの内面を破損させることもない。
また、係止部材60や加圧盤50の破損は生じ難くなるので、メンテナンスを低減することができる。さらに、メンテナンスにおいては、係止部材60を装着するだけで、加圧盤50の交換を容易に行うことができる。
一方、本実施形態では、加圧盤50と底板部28(凹部の底面)との間に、バネ65が圧縮状態で設けられているので、加圧盤50は前端側に付勢される。これに伴って、係止部材60が挿通孔27の前端側の内側面に押し付けられるので、係止部材60と挿通孔27との間で摩擦力が発生する。したがって、係止部材60が抜け落ちるのを防止できる。
また、本実施形態では、第一連結部材61を用いて、ダミーブロック20とステムホルダ70に固定するとともに、第二連結部材62を用いて、ステム本体10をステムホルダ70に固定している。さらに、ダミーブロック20の小径部22の後端面とステム本体10の本体挿入部11の前端面とは当接していることによって、押出の圧力は、ステム本体10からダミーブロック20へと直接伝達される。したがって、第一連結部材61および第二連結部材62に押出の圧力はかからないので、第一および第二連結部材61,62、ダミーブロック20およびステム本体10が破損し難い。また、第一および第二連結部材61,62を着脱するだけで、ダミーブロック20の交換を容易に行うことができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。たとえば、前記実施形態では、係止部材60は加圧盤50の貫通孔53に嵌合されて、係止部材60とダミーブロック20の挿通孔27との間にクリアランスが形成されているが、これに限定されるものではない。係止部材60はダミーブロック20の挿通孔27に嵌合されて、係止部材60と加圧盤50の貫通孔53との間にクリアランスが形成されていてもよい。このような構成によっても、加圧盤50がダミーブロック20内で移動可能となる。
また、前記実施形態では、挿通孔27,53は、押出方向に対して直交する方向に延在しているが、必ずしも直交していなくてもよい。つまり、挿通孔27,53は、加圧盤50をダミーブロック20に対して係止できるように、押出方向に対して傾斜(押出方向と交差)していればよい。
1 押出ステム
10 ステム本体
11 本体挿入部
12 第二連結孔
20 ダミーブロック
22 小径部(ブロック挿入部)
23 凹部
27 挿通孔
29 第一連結孔
50 加圧盤
51 円錐台部
52 円柱部
53 貫通孔
60 係止部材
61 第一連結部材
62 第二連結部材
65 バネ
70 ステムホルダ
71 ブロック収容部
72 本体収容部
73 第一連結孔
75 第二連結孔

Claims (2)

  1. ステム本体と、前記ステム本体の端部に着脱可能に設けられたダミーブロックと、前記ダミーブロックの前端部に装着された加圧盤と、前記ステム本体と前記ダミーブロックを連結する筒状のステムホルダとを備える押出ステムであって、
    前記加圧盤は、押出方向前方に向かうに連れて拡径する円錐台部を備え、
    前記ダミーブロックは、前記加圧盤を収容する凹部を備え、
    前記ダミーブロックおよび前記加圧盤には、押出方向に交差する方向に延在する挿通孔がそれぞれ形成されており、
    前記各挿通孔には、棒状の係止部材が挿通されており、
    前記ダミーブロックの挿通孔と前記加圧盤の挿通孔の少なくとも一方が、押出方向において前記係止部材との間にクリアランスを有しており、
    前記ステム本体は、前記ステムホルダの押出方向後端側から前記ステムホルダに挿入される本体挿入部を有し、
    前記ダミーブロックは、前記ステムホルダの押出方向前端側から前記ステムホルダに挿入されるブロック挿入部を有し、
    前記本体挿入部と前記ブロック挿入部は、前記ステムホルダの内部で当接しており、
    前記ステムホルダおよび前記ブロック挿入部には、押出方向に交差する方向に延在する第一連結孔がそれぞれ形成され、
    前記各第一連結孔には、棒状の第一連結部材が挿通されており、
    前記ステムホルダおよび前記本体挿入部には、押出方向に交差する方向に延在する第二連結孔がそれぞれ形成され、
    前記各第二連結孔には、棒状の第二連結部材が挿通されている
    ことを特徴とする押出ステム。
  2. 前記加圧盤と前記凹部の底面との間に、バネが圧縮状態で設けられている
    ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の押出ステム。
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