JP5894115B2 - 設計支援システム、設計支援方法及びそのプログラム - Google Patents

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本発明は、設計支援システムに関し、特に、形状データと、この形状データに関連する属性情報とを関連付けて処理をする技術に関する。
製品の形状は三次元CADによって設計される。一方、製品を構成する部品の仕様等の属性情報は部品表で管理される。このため、形状データと部品の属性情報とを関連付けて管理するために、特許文献1に記載されたCADデータ管理装置や、特許文献2に記載されたCADデータ作成装置が提案されている。
特開平10−301972号公報 特開2006−344095号公報
前述した従来の技術では、形状データと部品の属性情報とを関連付けることによって部品を個別に確認することができる。しかし、形状が表示されている部品を一覧で確認することはできない。このため、部品の属性と形状データとを適切に関連付けて表示することが求められている。
また、前述した従来の技術では、形状データと部品の属性情報とを関連付けるだけであり、部品の属性に応じて形状データを表示することは考慮されていない。
例えば、部品表には部品の質量など数値で表現可能な属性値が含まれているが、図面上では属性の値に応じて部品を並べ替えて表示することができない。このため、形状データ上で属性値に応じた部品の序列を視覚的に認識することは困難であった。また、部品表の上で属性の値に応じて部品を並べ替えた上で、形状データと関連付けることによって部品を個別に確認することができるが、部品を一覧で確認することができない。このため、部品の属性に応じて形状データを表示することが求められている。
また、前述した従来の技術では、検索と形状比較とが一連の作業として行うことが考慮されていないので、検索の元データと類似形状検索の結果とを比較する場合、形状を比較するツールを新たに起動する必要がある。しかし、類似形状検索の検索結果を比較する際に、比較対象のデータを切り替えるたびに形状比較ツールを起動することは操作性が悪く、作業効率の向上が困難である。
また、前述した従来の技術では、製品を構成する部品を共通化するための情報を提供することは考慮されていない。例えば、部品を共通化するためには、製品毎に部品表を比較することによって、探された同じ区分の中間製品の構成を比較する。そして、共通部品への置き換えが可能かは、主に部品の形状を比較して判断する。しかし、製品単位で比較した場合、共通化の対象となる部品を画面上で目視比較することは困難である。さらに、差分部品を抽出するためには、用途などで部品をカテゴリ分けする必要があるため、差分部品の自動的な抽出は困難である。このため、差分部品を自動的に抽出し、置き換え候補の部品との形状を容易に比較できる情報を提供することが求められている。
本願において開示される発明は、設計を支援する設計支援システムであって、所定のプログラムを実行して、以下の手段を実現するプロセッサと、前記プロセッサによる処理で使用されるデータを格納する記憶装置とを有し、前記設計支援システムは、製品を構成する部品を表示する位置及び向きと、前記部品の属性と、前記部品の画像の形状データとが登録されたデータベースにアクセス可能であって、前記製品を構成する部品の一覧を表示する部品表示領域と、前記部品の属性を表示する属性表示領域と、前記データベースから取得した形状を表示する形状表示領域とを含む表示をするための画面データを生成する画面生成手段と、前記部品の一覧上で当該部品の位置を示すパス情報と当該部品の識別子との関係を示す関連情報を生成する関連情報生成手段と、前記部品表示領域又は前記属性表示領域において部品が選択された場合、当該選択された部品のパス情報を用いて前記関連情報及び前記データベースを参照して当該部品の形状データを特定するクロスプローブ手段と、類似形状の検索の起点となる起点部品の入力を受け付ける起点部品入力手段と、前記起点部品の形状をキーとして前記データベースに登録された画像データを検索し、前記起点部品と形状が類似する部品を検索する検索手段と、を有し、前記画面生成手段は、前記形状表示領域において、前記特定された形状データを用いて当該部品の形状を通常と異なる態様で表示するための画面データを生成する。
本発明の代表的な実施の形態によれば、部品の形状と属性とを1画面で表示するので、部品の構成を見るために別画面を開く必要がなく、製品の形状と部品の構成とを一緒に見ることができる。
本発明の実施形態の設計支援システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態の設計支援システムの機能の概要を示す論理ブロック図である。 本発明の実施形態の構成データベース131の構成例を説明する図である。 本発明の実施形態の部品データベース132の構成例を説明する図である。 本発明の実施形態の形状データベース133の構成例を説明する図である。 本発明の実施形態の正展開表示画面310を説明する図である。 本発明の実施形態のクロスプローブ表示処理(構成選択からの形状表示処理)のフローチャートである。 本発明の実施形態のクロスプローブ表示処理(形状選択からの構成表示処理)のフローチャートである。 本発明の実施形態のグラデーション表示がされた正展開表示画面310を説明する図である。 本発明の実施形態のグラデーション表示処理のフローチャートである。 本発明の実施形態の色彩情報生成処理のフローチャートである。 本発明の実施形態の類似形状検索画面320の一例を説明する図である。 本発明の実施形態の類似形状検索処理のフローチャートである。 本発明の実施形態の設計支援システムのビジュアルコンフィグレーション機能の概要を示す論理ブロック図である。 本発明の実施形態の振り分け定義データベース134及び振り分け条件データベース135の構成例を説明する図である。 本発明の実施形態のコンフィグレーション画面330の一例を説明する図である。 本発明の実施形態のコンフィグレーション画面表示処理のフローチャートである。 本発明の実施形態のユニットをモジュール毎に分類する処理のフローチャートである。 本発明の実施形態の差分確認処理のフローチャートである。 本発明の実施形態のモジュール・マトリックス表示領域332の一例を説明する図である。 本発明の実施形態の形状比較画面340の一例を説明する図である。 本発明の実施形態の形状比較処理のフローチャートである。
<基本構成>
図1は、本発明の実施形態の設計支援システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態の設計支援システムは、サーバ100及びクライアント端末200を有する。サーバ100とクライアント端末200とは、通信可能に(例えば、ネットワークを介して)接続されている。図1に示す設計支援システムでは、3台のクライアント端末200がサーバ100に接続されているが、サーバ100に接続されているクライアント端末の数は図示したもの以外の1台又は複数台でもよい。さらに、本発明の設計支援システム(すなわち、サーバ100及びクライアント端末200)を一つの計算機に実装してもよい。
サーバ100は、論理的又は物理的に構成された単一又は複数の計算機上で稼働するシステムである。システムは、同一の計算機上の複数のスレッドによって動作してもよく、複数の物理的計算機資源上に構築された仮想計算機上で動作してもよい。
サーバ100は、プロセッサ(CPU)101、メモリ102、不揮発記憶装置103、及び通信インターフェース104を有する計算機である。
プロセッサ101は、メモリ102に格納されたプログラムを実行する。メモリ102は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のような高速かつ揮発性の記憶装置であり、オペレーティングシステム(OS)及びアプリケーションプログラムを格納する。プロセッサ101が、オペレーティングシステムを実行することによって、サーバ100の基本機能が提供され、アプリケーションプログラムを実行することによって、設計支援システムの機能が提供される。
記憶装置103は、例えば、磁気記憶装置、フラッシュメモリ等の大容量かつ不揮発性の記憶装置であり、プロセッサ101によって実行されるプログラム及びプログラム実行時に使用されるデータを格納する。すなわち、プロセッサ101によって実行されるプログラムは、記憶装置103から読み出されて、メモリ102にロードされて、プロセッサ101によって実行される。
通信インターフェース104は、サーバ100をネットワークに接続し、他の装置との通信を制御する。
プロセッサ101によって実行されるプログラムは、リムーバブルメディア(CD−ROM、フラッシュメモリなど)又はネットワークを介してサーバ100に提供され、非一時的記憶媒体である記憶装置103に格納される。このため、サーバ100は、リムーバブルメディアを読み込むインターフェースを備えるとよい。
クライアント端末200は、プロセッサ(CPU)201、メモリ202、不揮発記憶装置(HDD)203、通信インターフェース204、入力インターフェース205、及び出力インターフェース206を有する計算機である。
プロセッサ201は、メモリ202に格納されたプログラムを実行する。メモリ202は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のような高速かつ揮発性の記憶装置であり、オペレーティングシステム(OS)及びアプリケーションプログラムを格納する。プロセッサ201が、オペレーティングシステムを実行することによって、クライアント端末200の基本機能が提供され、アプリケーションプログラムを実行することによって、クライアント端末200が提供する機能が実装される。
クライアント端末200では、サーバ100が管理するデータベースと連携して、本実施形態の設計支援システムを機能させるプログラムが動作する。なお、設計支援システムの主な処理を、サーバ100上で動作するプログラムが行い、クライアント端末200では、サーバ100と通信してユーザインターフェースを提供するブラウザが動作するように、サーバ100とクライアント端末200とで処理を分担してもよい。
記憶装置203は、例えば、磁気記憶装置、フラッシュメモリ等の大容量かつ不揮発性の記憶装置であり、プロセッサ201によって実行されるプログラム及びプログラム実行時に使用されるデータを格納する。すなわち、プロセッサ201によって実行されるプログラムは、記憶装置203から読み出されて、メモリ202にロードされて、プロセッサ201によって実行される。
通信インターフェース204は、クライアント端末200をネットワークに接続し、他の装置との通信を制御する。
入力インターフェース205は、入力装置(例えば、キーボード、マウス)207に接続されており、入力装置207からの入力を受ける。出力インターフェース206は、出力装置(例えば、ディスプレイ装置、プリンタ)208に接続されており、ディスプレイ装置に画像を表示するための信号を出力する。
図2は、本発明の実施形態の設計支援システムの機能の概要を示す論理ブロック図である。
本実施形態の設計支援システムは、正展開表示画面310及び類似形状検索画面320をクライアント端末200に表示し、データベース130を参照することによって、設計データ(特に、設計する装置に含まれる部品のデータ)を表示する。
正展開表示画面310は、製品(又は部品)の形状及びその製品(又は部品)を構成する部品の情報を表示する画面であって、その詳細は図6に示す。
類似形状検索画面320は、形状が類似する部品を検索するために用いられる画面で、その詳細は図12に示す。
データベース130は、サーバ100の記憶装置103に格納されており、構成データベース131、部品データベース132及び形状データベース133を含む。
構成データベース131は、製品の構成を格納するデータベースである。部品データベース132は、部品の属性情報を格納するデータベースである。形状データベース133は、部品の三次元形状を格納するデータベースである。
図3は、本発明の実施形態の構成データベース131の構成例を説明する図である。
構成データベース131は、製品の構成、すなわち、製品を構成する部品の情報を格納するデータベースであり、行ID1311、親行ID1312、部品ID1313、ファイルID1314、相対X軸1315、相対Y軸1316、相対Z軸1317及び相対原点1318のデータを含む。
行ID1311は、構成データベース131において、このデータを一意に識別する識別子である。親行ID1312は、ツリー構造の親の構成、すなわち、この部品を構成に直接含む部品(親部品)の行IDである。なお、行ID1311にはキー属性が設定される。
親行ID1312と行ID1311との関係は、ある識別子が、行ID1311に登録されている部品が親部品となり、当該識別子が親行ID1312に登録されている部品が子部品となる、親子関係がある。
例えば、図3に示す構成データベース131では、行ID1311が「10001」の部品(部品ID=5356.298870)は、親行ID1312が「10001」の部品(部品ID=5356.298832、5356.302413)によって構成されており、両者には親子関係がある。
部品ID1313は、部品を一意に識別するための識別子であり、同じ部品が複数使用されている場合、両部品の部品IDは同じである。
ファイルID1314は、この部品の三次元形状を表すためのファイル(例えば、XVLファイル)を一意に識別する識別情報(例えば、パス名及びファイル名)である。
相対X軸1315、相対Y軸1316、相対Z軸1317及び相対原点1318は、部品を画面上に表示する位置の情報である。具体的には、相対X軸1315、相対Y軸1316及び相対Z軸1317は、それぞれ、その部品の親の構成を配置するためのX、Y、Zの3軸と、子の構成を配置するためのX、Y、Zの3軸とのズレ(向き)を示す。相対原点1318は、その部品の親の構成から見た子の構成の原点の位置を示す。
図4は、本発明の実施形態の部品データベース132の構成例を説明する図である。
部品データベース132は、部品の属性情報を格納するデータベースであり、部品ID1321、有効品番1322、区分名1323及び製品名称1324のデータを含む。
部品ID1321は、部品を一意に識別するための識別子であり、構成データベース131の部品ID1313と同じ識別子が用いられる。なお、部品ID1321にはキー属性が設定される。
有効品番1322は、部品を管理するための番号であり、システム内で一意のものである。区分名1323は、部品の種別の名称である。製品名称1324は、部品の名称である。
なお、図4には、部品データベース132を構成する要素として区分名、製品名称を例示したが、部品データベース132が、材質、重量、価格などを含むとよい。
図5は、本発明の実施形態の形状データベース133の構成例を説明する図である。
形状データベース133は、部品の三次元形状を格納するデータベースであり、ファイルID1331及びXVLファイル1332を含む。
ファイルID1331は、XVLファイルを一意に示す識別子である。XVLファイル1332は、XVLファイルの本体(バイナリデータ)である。
クライアント端末200(ユーザ)は、各部品の位置情報(座標及び方向)を構成データベース131から取得し、XVLファイルを形状データベース133から取得することによって、XVLビューワを用いて、複数の部品のデータの三次元形状を所定の位置に組み合わせて、製品の構成を表示することができる。
次に、本実施形態の設計支援システムが提供する機能及びそれらを実現する処理について説明する。
図6は、本発明の実施形態の正展開表示画面310の一例を説明する図である。
正展開表示画面310は、クライアント端末200の出力装置208に表示され、部品表示領域311、属性表示領域312及び形状表示領域313を含む。
部品表示領域311は、構成データベース131から取得した構成情報に基づいて、形状表示領域313に表示される製品を構成する部品(例えば、部品の品番及び名称)をツリー状に表示する。属性表示領域312は、部品表示領域311に表示される部品の属性情報を表示する。部品表示領域311に表示される部品の情報、及び、属性表示領域312に表示される部品の属性情報は、部品データベース132に格納されている。
形状表示領域313は、形状データベース133から取得した三次元形状データに基づいて、製品の三次元形状を表示する。形状表示領域313の下部には、形状表示領域313の表示内容を操作するための操作領域314が設けられている。操作領域314は、クロスプローブ表示を「有効にする」かの設定欄、部品選択時の動作の選択欄及びダブルクリック時の動作の選択欄を含む。
そして、後述するように、部品表示領域311又は属性表示領域312において行を選択したり、形状表示領域313において部品の形状を選択することによって、他の表示領域において選択した部品に対応する構成をハイライト表示する。
なお、正展開表示画面310を表示するための処理は、本実施形態の設計支援システムが管理する部品の一覧表を表示する画面において部品又は製品を表示する行を選択し、選択された行からのプルダウンメニューによって実行されるが、前記部品の一覧表を表示する画面に正展開表示ボタンを設け、当該正展開表示ボタンの操作によって実行してもよい。
まず、クライアント端末200は、選択された行の情報をサーバ100に送信する。
サーバ100は、ユーザが選択した行の情報を受け取ると、構成データベース131を参照して、選択された行の製品又は部品を構成する部品の部品ID1313を取得し、当該部品の形状を表示する位置(相対X軸1315、相対Y軸1316、相対Z軸1317、相対原点1318)を取得する。そして、サーバ100は、構成データベース131から取得した部品IDをキーにして部品データベース132を参照し、部品の属性情報(有効品番1322、区分名1323、製品名称1324など)を取得する。さらに、サーバ100は、構成データベース131から取得したファイルIDをキーにして形状データベース133を参照し、部品の形状データ(XVLファイル1332)を取得する。
その後、サーバ100は、構成データベース131、部品データベース132及び形状データベース133から取得したデータをクライアント端末200に送信する。
クライアント端末200は、サーバ100からデータを受信すると、構成データベース131及び部品データベース132から取得したデータを用いて、部品の構成及び属性情報を部品表示領域311及び属性表示領域312に表示するための画面データを生成する。さらに、クライアント端末200は、サーバ100から受信した位置情報を参照して、取得した形状データの表示位置を特定し、当該形状データを形状表示領域313に表示するための画面データを生成する。そして、生成した画面データを用いて、正展開表示画面310を表示する。
また、クライアント端末200は、部品表示領域311又は属性表示領域312における行と、形状表示領域313における形状とを関連付けるための関連情報を、正展開表示画面310を描画する際にメモリ202に格納する。この関連情報は、後述するように、部品表における行のパス情報と形状データの識別子(例えば、ファイルID)とが関連付けられたものである。
パス情報は、構成のルート(最上位の親)から、ある行までの部品の包含関係を示す情報である。部品(構成行)を特定するのにパス情報を用いることによって、製品中に同じ部品が複数使用されている場合でも、使用されている部品の各々を特定することができる。
本実施形態では、部品表と形状を1画面で表示するので、部品の構成を見るために別画面を開く必要がなく、製品の形状と部品の構成とを一緒に見ることができる。また、部品表に部品の属性を含めるので、製品の形状と部品の属性とを一緒に見ることができる。このため、設計者以外にも製品の構成を分かりやすく表示することができる。
<クロスプローブ表示処理>
クロスプローブ表示では、部品表示領域311又は属性表示領域312と、形状表示領域313との間で、選択した部品を互いにハイライト表示する。ユーザは、形状表示領域313の操作領域314のクロスプローブ表示を「有効にする」設定欄にチェックを入れ、クロスプローブ表示を有効にする。
図7及び図8は、本発明の実施形態のクロスプローブ表示処理のフローチャートであり、図7は、構成部品を選択して形状を表示する処理を示し、図8は、形状を選択して構成部品を表示する処理を示す。
まず、ユーザが正展開表示画面310の部品表示領域311又は属性表示領域312において行を選択する(S1001)。クライアント端末200は、正展開表示画面310を表示する際にメモリ202に格納した関連情報を参照し、選択された行の部品の形状データのファイルIDを取得する(S1002)。関連情報は、構成のルートから選択された行までのパス情報と、形状データID(例えば、ファイルID)とが関連付けられた情報である。
そして、クライアント端末200は、形状データの識別子(ファイルID)に基づいて、正展開画面を表示する際に構成データベース131から取得した位置情報を参照して、取得した形状データの表示位置を特定し、当該形状データを他の形状データと区別可能な態様(例えば、異なる色や、点滅させる等)で、ハイライト表示するための画面データを生成し、正展開表示画面310を表示する(S1003)。
また、形状を選択して構成を表示する場合、図8に示すように、まず、ユーザが正展開表示画面310の形状表示領域313において部品の形状を選択する(S1011)。クライアント端末200は、正展開表示画面を表示する際に構成データベース131から取得した位置情報と形状データベース133から取得した形状データを参照して、当該位置に表示されている形状データの識別子(ファイルID)を取得する(S1012)。なお、ユーザが選択した位置に複数の部品が重ね合わせて表示されている場合、最上位に表示されている形状データを特定するとよい。
その後、クライアント端末200は、関連情報を参照して、特定された形状データのIDに対応する部品の行までのパス情報を取得する(S1013)。ステップS1013で参照される関連情報は、ステップS1003で参照される関連情報と同じであり、形状データのファイルIDと行のパス情報とが関連付けられた情報である。
そして、クライアント端末200は、取得したパス情報から構成の行IDを特定し(S1014)、取得したパス情報によって特定される行を他の行と区別可能な態様(例えば、異なる色や、点滅させる等)で、ハイライト表示するための画面データを生成し、正展開表示画面310を表示する(S1015)。
本実施形態のクロスプローブ表示処理では、部品表上で部品を選択すると形状の表示態様を変え、形状を選択すると部品表上の対応する部品の表示態様を変えるので、製品の構成と部品の属性とを関連付けて分かりやすく表示することができる。
<グラデーション表示処理>
グラデーション表示では、形状表示領域313に表示された製品を構成する部品を、その属性値によって色を変えて表示する。
図9は、本発明の実施形態のグラデーション表示がされた形状表示領域313の一例を説明する図である。
グラデーション表示は、正展開表示画面310の形状表示領域313に表示される。
形状表示領域313の上部には、グラデーションによって三次元形状が表示されるグラデーション表示領域が設けられている。また、形状表示領域313の下部には、グラデーション表示の表示内容を操作するための操作領域315が設けられている。
操作領域315において、「ビジュアライズ」タブを選択することによって、ピッチの選択欄、配色の選択欄及び対象属性の選択欄を表示する。
ピッチは、「絶対値」又は「等間隔」のいずれかを選択できる。「絶対値」を選択した場合、属性値に応じて配色を決定する。一方、「等間隔」を選択した場合、属性値の昇順に等間隔で配色を決定する。
配色は、「カラー」又は「単色」のいずれかを選択できる。「カラー」を選択した場合、RGBカラーを使用して色相を変化させた色彩テーブルを用いてグラデーション表示をする。一方、「単色」を選択した場合、明度(例えば、彩度)を連続的に変化させた色彩テーブルを用いて、色の濃淡の変化によってグラデーション表示する。
対象属性は、プルダウンメニューによって数値で表現される属性値のリストを表示する。ユーザは、表示されるリストから、グラデーション表示の対象とする属性を選択することができる。
ユーザは、グラデーション表示をしたい場合、操作領域315において、ピッチ、配色及び対象属性を選択し、「再表示」ボタン316をクリック操作する。これによって、グラデーション表示によって表示された製品(又は、部品)を形状表示領域313に表示することができる。なお、「別画面表示」ボタン317をクリック操作することによって、グラデーション表示によって表示された製品(又は、部品)を別ウィンドウに表示することができる。
図10は、本発明の実施形態のグラデーション表示処理のフローチャートである。
まず、ユーザは、形状表示領域313の操作領域315で、グラデーション表示の表示方法を設定する。クライアント端末200は、設定内容をサーバ100に送信する(S1021)。
サーバ100は、グラデーション表示の設定内容を受信すると、受信した設定内容からグラデーション表示の対象となる属性を特定する(S1022)。
そして、サーバ100は、グラデーション表示の対象となる属性の値を、部品データベース132から一括で取得し、取得したデータをクライアント端末200に送信する(S1023)。
なお、クライアント端末200が、部品データベース132を検索するためのクエリを生成してサーバ100に送り、サーバ100が、当該クエリに対する結果をクライアント端末200に送信してもよい。
その後、クライアント端末200は、ステップS1025までのループに入る。このループは、表示対象部品の数だけ繰り返される。
そして、クライアント端末200は、グラデーション表示の設定内容(ピッチ、配色)に従って、グラデーション表示がされる部品の色彩のビット情報を生成する(S1024)。この部品の色彩情報を生成する処理の詳細は、図11を用いて後述する。
全ての部品についてステップS1024の処理が終了した後、クライアント端末200は、取得した色彩のビットを用いて部品の形状データを彩色し、形状表示領域313に表示するための画面データを生成し、正展開表示画面310を表示する(S1025)。
図11は、本発明の実施形態の色彩情報生成処理のフローチャートであり、グラデーション表示処理(図10)のステップS1024から呼び出される。
まず、クライアント端末200は、グラデーション表示の設定内容のうちピッチの指定によって、アライメント値を求める関数を定義する。すなわち、ピッチの指定が「絶対値」である場合、アライメント値を求める関数を、属性値の最大値で属性値を除する式で定義する。なお、属性値の最小値は0であるとする(S1032)。一方、ピッチの指定が「等間隔」である場合、クライアント端末200は、アライメント値を求める関数を、部品総数で属性値のソート順を除する式で定義する(S1033)。S1032及びS1033で定義される関数で属性値又は属性値のソート順が正規化される。
次に、クライアント端末200は、色彩のビット情報を決定する。色彩のビット情報の決定方法は、グラデーション表示の設定内容のうち配色の指定によって異なる。具体的には、配色の指定が「カラー」である場合、属性値から求められたアライメント値に色彩のビット数(例えば、色彩テーブル(カラー)に登録された色彩の数である1021)を乗じて、色彩IDを決定する(S1035)。なお、色彩IDが整数にならない場合、小数点以下は切り上げ(又は、切り捨て)ればよい。その後、色彩テーブル(カラー)を参照して、色彩IDを色彩のビット情報に変換する(S1036)。
一方、配色の指定が「単色」である場合、属性値のソート順から求められたアライメント値に色彩のビット数(例えば、色彩テーブル(単色)に登録された色彩の数である256)を乗じて、色彩IDを決定する(S1037)。なお、色彩IDが整数にならない場合、小数点以下は切り上げ(又は、切り捨て)ればよい。その後、色彩テーブル(単色)を参照して、色彩IDを色彩のビット情報に変換する(S1038)。
本実施形態のグラデーション表示処理では、属性に基づいて形状データへ配色することによって、三次元形状において部品の序列を表現することができる。また、共通の属性を持っている部品を区分けして、分かりやすく見せることができる。例えば、属性値をコストに選択した場合、容易にコスト分析をすることができる。また、属性値を重量に選択した場合、重い部品やその所在を容易に知ることができ、製品の軽量化を検討する際に便利である。
さらに、ピッチを絶対値にすることによって、全体の傾向と比較し属性値が突出して大きい又は小さい部品を知ることができる。一方、ピッチを等間隔にすることによって、属性値が大きいもの(又は、小さいもの)の偏りを知ることができる。
<部品交換機能>
本発明の実施形態の設計支援システムの部品交換機能では、ユーザが選択した部品と類似した部品を検索し、検索された部品を画面上に配置することができる。
まず、ユーザは、正展開表示画面310において部品(行)を選択し、部品交換コマンドを実行することによって、類似形状検索処理(図13)を起動し、類似形状検索画面(図12)を表示する。
図12は、本発明の実施形態の類似形状検索画面320の一例を説明する図である。
類似形状検索画面320は、上側の選択部品表示領域321、中段左側の検索条件設定領域322、中段右側の検索結果表示領域323及び下側の形状表示領域324を含む。
選択部品表示領域321は、正展開表示画面310において選択された部品の情報を表示する。
検索条件設定領域322では、類似形状を検索する際の条件が設定される。ユーザは、検索条件を設定した後、検索ボタン325をクリック操作することによって、選択された部品と形状が類似する部品が検索される。
検索結果表示領域323は、検索された部品の一覧を、設定された検索条件が類似する順に表示する。なお、検索された部品において、選択された部品と異なる属性は、別な態様(例えば、赤字)で表示するとよい(328)。
形状表示領域324は、検索された部品から選択されたものの形状を表示する。また、形状表示領域324の右側の操作領域によって表示態様を選択することができる。
ユーザは、検索結果表示領域323の一覧から、交換しようとする元の部品(起点部品)を選択し、形状表示領域324の形状比較ボタン326をクリック操作すると、起点部品と検索された部品とを重ね合わせて表示することができる。また、部品交換ボタン327をクリック操作すると、起点部品と検索された部品とを交換して表示することができる。
図13は、本発明の実施形態の類似形状検索処理のフローチャートである。
まず、ユーザは、正展開表示画面310から、起点部品を選択し(S1041)、部品交換コマンドを実行する(S1042)。部品交換コマンドは、選択された起点部品の行からのプルダウンメニューによって実行されるが、正展開表示画面310に部品交換ボタンを設け、当該部品交換ボタンの操作によって実行してもよい。
クライアント端末200は、部品交換コマンドが実行されると、類似形状検索画面320を生成して、表示する(S1043)。この段階で、類似形状検索画面320のうち、検索結果表示領域323及び形状表示領域324には何のデータも表示されていない。
その後、ユーザは、検索条件設定領域322において検索条件を設定し、検索ボタン325をクリック操作することによって、類似形状検索コマンドを実行する(S1044)。検索条件設定領域322に表示される検索条件は、選択された起点部品の属性から生成するとよい。クライアント端末200は、設定された検索条件をパラメータとする類似形状検索コマンドをサーバ100に送る。
サーバ100は、形状データベース133を参照し、起点部品と形状が類似している部品を検索し、検索された部品の属性を部品データベース132から取得し(S1045)、取得した部品の属性データをクライアント端末200に送る。形状が類似している部品の検索は、公知の画像マッチング技術を用いて行うことができる。
なお、クライアント端末200が、形状データベース133を検索するためのクエリを生成してサーバ100に送り、サーバ100が、当該クエリに対する結果をクライアント端末200に送信してもよい。
クライアント端末200は、検索結果表示領域323に、検索結果(検索された部品の属性)を表示する(S1046)。
ユーザは、検索結果表示領域323に表示された検索結果から交換後の部品を選択し、形状比較ボタン326をクリック操作する(S1047)。
クライアント端末200は、起点部品の形状と交換後の部品の形状とを比較し(S1048)、起点部品と交換後の部品とを重ね合わせて表示する類似形状検索画面320(形状表示領域324)の画面データを生成する(S1049)。このとき、構成データベース131の位置情報に従って、検索された部品を起点部品と同じ位置に表示するとよい。また、起点部品と検索された部品との重なり率が最大となる位置に、検索された部品を表示してもよい。さらに、ユーザの操作によって、重ね合わせる部品の位置を変更する機能を有してもよい。
ユーザは、形状表示領域324において、起点部品と交換後の部品とを比較した後、部品交換ボタン327を操作して部品交換を実行する(S1050)。クライアント端末200は、部品交換実行コマンドをサーバ100に送る。
サーバ100は、部品交換実行コマンドを受信すると、交換後の部品をキーとして部品データベース132を参照し、交換後の部品の情報を取得し(S1051)、構成データベース131を変更する(S1052)。
クライアント端末200は、部品交換後の構成で形状データを再構築し、正展開表示画面310を表示するための画面データを生成し、正展開表示画面310を表示する(S1053)。
本実施形態の類似形状検索処理では、類似形状検索の結果を表示する画面と形状比較画面とを統合することによって、操作性を向上することができる。特に、交換しようとする起点部品と形状や属性が類似する部品を検索して、両者の三次元形状を重ね合わせて表示するので、検索された部品が他の部品と干渉するかを容易に知ることができ、交換による設計変更の程度を知ることができる。このため、共通部品の使用可否を容易に判断することができる。
また、起点部品の属性と検索された部品の属性とを比較して一画面で表示するので、部品の属性を比較するために別画面を開く必要がなく、例えば、部品の形状の相違とコストの相違とを同時に比較することができる。
<ビジュアルコンフィグレーション機能>
図14は、本発明の実施形態の設計支援システムのビジュアルコンフィグレーション機能の概要を示す論理ブロック図である。
本実施形態の設計支援システムのビジュアルコンフィグレーション機能は、マトリックス表示処理に関し、コンフィグレーション画面330及び形状比較画面340をクライアント端末200に表示し、各画面でデータベース130を参照することによって、設計データ(特に、設計する装置に含まれる部品のデータ)を表示する。
コンフィグレーション画面330は、製品(又は部品)を構成するユニット(部品)の数を表形式で表示する画面であって、その詳細は図16に示す。形状比較画面340は、二つのモジュールの三次元形状を重ね合わせて表示する画面であって、その詳細は図21に示す。
なお、ビジュアルコンフィグレーション機能において、モジュールとは意味付けされた構成の単位であり、製品の種別ごとにあらかじめモジュールの構成が定義されている(図16の333)。
データベース130は、サーバ100の記憶装置103に格納されており、構成データベース131、部品データベース132、形状データベースを133、振り分け定義データベース134及び振り分け条件データベース135を含む。
振り分け定義データベース134は、振り分けルールの識別子と、振り分け先のユニット名との関係が登録されるデータベースである。振り分け条件データベース135は、振り分けルールに対応する条件が登録されるデータベースである。
図15は、本発明の実施形態の振り分け定義データベース134及び振り分け条件データベース135の構成例を説明する図である。
振り分け定義データベース134は、ルールID1341及び振り分け先ユニット1342を含む。ルールID1341は、振り分けルールに付される識別子である。振り分け先ユニット1342は、このルールIDが付された振り分け条件に一致した部品が振り分けられる振り分け先のユニット名である。なお、ルールID1341にはキー属性が設定される。
振り分け条件データベース135は、条件ID1351、ルールID1352、属性名1353、属性値1354及び一致条件1355を含む。
条件ID1351は、振り分け条件を一意に識別するための識別子である。ルールID1352は、振り分けルールに付される識別子である。ルールID1352によって、振り分け定義データベース134と振り分け条件データベース135とが関連付けられる。
属性名1353は、条件となる属性名であり、属性値1354は、条件に一致するかを判断するための判定値である。一致条件1355は、属性値1354の一致/不一致を判定するための論理的な条件であり、例えば、完全一致、部分一致、前方一致、後方一致、不一致などから指定することができる。
例えば、図15に示す振り分け条件データベース135において、ルールIDが10002の振り分け条件が二つ登録されているが、この両方の条件を満たす場合に、ルール10002に一致したと判断され、この部品はコアユニットに分類される。
図16は、本発明の実施形態のコンフィグレーション画面330の一例を説明する図である。
ユーザは、モジュール名を選択し、差分確認コマンドを実行することによって、コンフィグレーション画面330を表示することができる。
コンフィグレーション画面330は、製品仕様表示領域331及びモジュール・マトリックス表示領域332を含む。
製品仕様表示領域331は、比較対象の製品の詳細な情報を表示する。モジュール・マトリックス表示領域332は、製品を構成するユニットを表示し、製品に含まれるユニットの数を、複数の製品にわたって表形式で表示する。ユニットは、予め定義されたモジュール毎にまとめて表示される。
図17は、本発明の実施形態のコンフィグレーション画面表示処理のフローチャートである。
まず、ユーザは、本実施形態の設計支援システムが管理する部品の一覧表を表示する画面において、構成部品を比較しようとする製品を複数選択し(S1061)、コンフィグレーションコマンドを実行する(S1062)。コンフィグレーションコマンドは、選択された部品の行からのプルダウンメニューによって実行されるが、正展開表示画面310にコンフィグレーション表示ボタンを設け、当該コンフィグレーション表示ボタンの操作によって実行してもよい。クライアント端末200は、選択された製品の情報をパラメータとするコンフィグレーションコマンドをサーバ100に送る。
クライアント端末200は、コンフィグレーションコマンドが実行されると、選択された比較対象の製品の数だけステップS1063〜S1065の処理を繰り返し実行する。
クライアント端末200は、ループ内において、構成データベース131から取得したメモリ202上のデータを参照し、製品をユニット単位に展開する(S1063)。そして、モジュール振り分け定義データベース134を参照し、展開されたユニットをモジュール毎に分類する(S1064)。その後、構成データベース131を参照し、ユニットが使用されている数を取得する(S1065)。
以上のステップS1063〜S1065の処理を比較対象の製品の数だけ実行した後、モジュール毎にユニットを分類し、コンフィグレーション画面330を表示するための画面データを生成し、コンフィグレーション画面330を表示する(S1066)。
図18は、本発明の実施形態のユニットをモジュール毎に分類する処理のフローチャートであり、コンフィグレーション画面表示処理(図17)のステップS1064から呼び出される。
まず、クライアント端末200は、モジュール振り分け定義データベース134を参照し、振り分けルールを取得し(S1071)、ユニットの属性値を参照し、適合する振り分けルールを取得する(S1072)。
例えば、有効品番が「ZM-10*****2」であれば、分類先のモジュールは「コアユニット」であるという振り分けルールに対し、部品の有効品番と部品の数との関係が(ZM-10000001,1)(ZM-10000002,1)(ZM-10000003,1)(ZM-10000004,2)(ZM-10000501,1)である場合、当該振り分けルールに一致する部品は ZM-10000002 のみであり、モジュール「コアユニット」に分類される部品の数は1である。
そして、クライアント端末200は、取得した振り分けルールから、当該ユニットが属するモジュールを取得し(S1073)、モジュールとユニットとを関連付ける情報を生成し、メモリ202に格納する(S1074)。
図19は、本発明の実施形態の差分確認処理のフローチャートである。
まず、ユーザは、モジュール・マトリックス表示領域332において、モジュール名を選択し(S1081)、差分確認コマンドを実行する(S1082)。差分確認コマンドは、コンフィグレーション画面330に設けられた操作ボタンによって実行されてもよいし、プルダウンメニューから選択することによって実行されてもよい。クライアント端末200は、選択されたモジュール名をパラメータとする差分確認コマンドをサーバ100に送る。
サーバ100は、差分確認コマンドを受信すると、モジュール内のユニットの数だけステップS1083〜S1085の処理を繰り返し実行する。
サーバ100は、ループ内において、構成データベース131を参照し、ユニットを部品単位に展開する(S1083)。そして、正式品番を参照し、全ての製品に含まれている部品を共通部品とするように、差分部品と共通部品とに分類する(S1084)。その後、構成データベース131を参照し、部品の数を取得する(S1085)。
以上のステップS1083〜S1085の処理を、ユニットの数だけ実行した後、部品を差分部品と共通部品とに分類し、コンフィグレーション画面330を表示するための画面データを生成し、クライアント端末200に送る。クライアント端末200は、サーバ100から送信されたコンフィグレーション画面330を表示する(S1086)。
図20は、本発明の実施形態のモジュール・マトリックス表示領域332の一例を説明する図である。
図20に示すモジュール・マトリックス表示領域332において、固定具ユニットは差分部品334と共通部品335とに分けて表示されている。共通部品とは、全ての製品に含まれている部品であり、差分部品は、共通部品以外の部品(一部の製品にしか含まれていない部品)である。
そして、ユーザは、モジュール・マトリックス表示領域332において、二つの部品を選択して(336)、重ね合わせ表示コマンドを実行することによって、形状比較処理(図22)を起動し、形状比較画面340(図21)を表示することができる。
図21は、本発明の実施形態の形状比較画面340の一例を説明する図である。
形状比較画面340では、モジュール・マトリックス表示領域332において選択された二つのユニットが重ね合わせて表示される(341)。このため、二つの部品の形状の差分を確認することができる。
このとき、構成データベース131の位置情報に従って、検索された部品を起点部品と同じ位置に表示するとよい。また、起点部品と検索された部品との重なり率が最大となる位置に、検索された部品を表示してもよい。さらに、ユーザの操作によって、部品を重ね合わせる位置を変更できてもよい。
図22は、本発明の実施形態の形状比較処理のフローチャートである。
まず、ユーザは、コンフィグレーション画面330のモジュール・マトリックス表示領域332において、二つの部品を選択して(S1091)、重ね合わせ表示コマンドを実行する(S1092)。重ね合わせ表示コマンドは、プルダウンメニューから選択することによって実行されるが、コンフィグレーション画面330に設けられた操作ボタンによって実行されてもよい。
クライアント端末200は、重ね合わせ表示コマンドが実行されると、選択された比較対象の製品の数だけステップS1093〜S1095の処理を繰り返し実行する。
クライアント端末200は、ループ内において、形状データベース133から取得したメモリ202上のデータを参照し、各部品の形状データを参照し(S1093)、構成データベース131から取得した部品の位置情報(座標軸の傾き及び部品の向き)を参照する(S1094)。そして、位置情報が示す位置に当外部品が表示されるように、形状データを配置する(S1095)。その後、二つの部品の形状データの干渉をチェックし(S1096)、干渉していない箇所に彩色をする(S1097)。そして、彩色した形状データをメモリ102に書き込み、形状比較画面340を表示するための画面データを生成する(S1098)。
本実施形態のビジュアルコンフィグレーション機能では、部品をユニットに分類し、分類されたユニット単位で部品表と形状を一度に比較することによって、目視により比較する範囲を絞り込み、共通部品と個別部品とを区別する作業性を向上することができる。また、部品の使用状況を解析して共通部品と差分部品とを分類するので、共通化を検討するための情報を得ることができる。例えば、共通部品と差分部品との形状を重ねて表示することによって、差分部品を共通部品に置き換えたときの、他の部品との干渉などを知ることができる。このため、共通化が可能な部品を容易に知ることができる。また、一つの画面で、部品の置き換え可能性を知ることができる。
以上、本発明を添付の図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこのような具体的構成に限定されるものではなく、添付した請求の範囲の趣旨内における様々な変更及び同等の構成を含むものである。
100 サーバ
101 プロセッサ(CPU)
102 メモリ
103 不揮発記憶装置
104 通信インターフェース
131 構成データベース
132 部品データベース
133 形状データベース
134 振り分け定義データベース
135 振り分け条件データベース
200 クライアント端末
310 正展開表示画面
320 類似形状検索画面
330 コンフィグレーション画面
340 形状比較画面

Claims (8)

  1. 設計を支援する設計支援システムであって、
    所定のプログラムを実行して、以下の手段を実現するプロセッサと、
    前記プロセッサによる処理で使用されるデータを格納する記憶装置とを有し、
    前記設計支援システムは、製品を構成する部品を表示する位置及び向きと、前記部品の属性と、前記部品の形状の画像データとが登録されたデータベースにアクセス可能であって、
    前記製品を構成する部品の一覧を表示する部品表示領域と、前記部品の属性を表示する属性表示領域と、前記データベースから取得した形状を表示する形状表示領域とを含む表示をするための画面データを生成する画面生成手段と、
    前記部品の一覧上で当該部品の位置を示すパス情報と当該部品の識別子との関係を示す関連情報を生成する関連情報生成手段と、
    前記部品表示領域又は前記属性表示領域において部品が選択された場合、当該選択された部品のパス情報を用いて前記関連情報及び前記データベースを参照して当該部品の形状データを特定するクロスプローブ手段と、
    類似形状の検索の起点となる起点部品の入力を受け付ける起点部品入力手段と、
    前記起点部品の形状をキーとして前記データベースに登録された画像データを検索し、前記起点部品と形状が類似する部品を検索する検索手段と、を有し、
    前記画面生成手段は、前記形状表示領域において、前記特定された形状データを用いて当該部品の形状を通常と異なる態様で表示するための画面データを生成することを特徴とする設計支援システム。
  2. 前記画面生成手段は、前記検索された部品及び前記起点部品を重畳して表示するための画面データを生成することを特徴とする請求項1に記載の設計支援システム。
  3. 前記画面生成手段は、前記検索された部品を前記起点部品と同じ位置に表示するための画面データを生成することを特徴とする請求項2に記載の設計支援システム。
  4. 前記データベースから取得した情報を用いて、製品を部品単位に展開する展開手段と、
    対象となる全ての製品に使用されている部品を共通部品に分類する分類手段とを有し、
    前記画面生成手段は、前記分類された共通部品と他の部品とを区別して表示する画面を表示するための画面データを生成することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の設計支援システム。
  5. 色相、彩度又は明度の少なくとも一つが連続的に変化する複数の色が登録された色彩テーブルと、
    前記部品の属性の値の大きさ又は属性の値の大きさのソート順に比例するように、前記色彩テーブルに含まれる色を前記部品に割り当てる配色手段とを有し、
    前記画面生成手段は、前記配色手段が割り当てた色を用いて、部品の形状を前記形状表示領域に表示するための画面データを生成することを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の設計支援システム。
  6. 前記部品の属性値の大きさを用いて色を割り当てる場合、前記配色手段は、前記属性値の大きさを前記属性値の最大値で除した値を求め、当該値に前記色彩テーブルに含まれる色の数を乗じた値に対応する色を、前記部品に割り当て、
    前記部品の属性値の大きさのソート順を用いて色を割り当てる場合、前記配色手段は、前記属性値の大きさのソート順を配色される部品の数で除した値を求め、当該値に前記色彩テーブルに含まれる色の数を乗じた値に対応する色を、前記部品に割り当てることを特徴とする請求項5に記載の設計支援システム。
  7. 計算機を用いて設計を支援する設計支援方法であって、
    前記計算機は、所定のプログラムを実行して、以下の手順を実現するプロセッサと、前記プロセッサによる処理で使用されるデータを格納する記憶装置とを有し、
    前記記憶装置は、製品を構成する部品を表示する位置及び向きと、前記部品の属性と、前記部品の形状の画像データとが登録されたデータベースを格納し、
    前記方法は、
    前記製品を構成する部品の一覧を表示する部品表示領域と、前記部品の属性を表示する属性表示領域と、前記データベースから取得した形状を表示する形状表示領域とを含む表示をするための画面データを生成する画面生成手順と、
    前記部品の一覧上で当該部品の位置を示すパス情報と当該部品の識別子との関係を示す関連情報を生成する関連情報生成手順と、
    前記部品表示領域又は前記属性表示領域において部品が選択された場合、当該選択された部品のパス情報を用いて前記関連情報及び前記データベースを参照して当該部品の形状データを特定するクロスプローブ手順と、
    類似形状の検索の起点となる起点部品の入力を受け付ける起点部品入力手順と、
    前記起点部品の形状をキーとして前記データベースに登録された画像データを検索し、前記起点部品と形状が類似する部品を検索する検索手順と、を含み、
    前記画面生成手順は、前記特定された形状データを用いて当該部品の形状を通常と異なる態様で表示するための画面データを生成することを特徴とする設計支援方法。
  8. 計算機に設計を支援させるためのプログラムであって、
    前記計算機は、前記プログラムを実行するプロセッサと、前記プロセッサによる処理で使用されるデータを格納する記憶装置とを有し、
    前記記憶装置は、製品を構成する部品を表示する位置及び向きと、前記部品の属性と、前記部品の形状データとが登録されたデータベースを格納し、
    前記プログラムは、
    前記製品を構成する部品の一覧を表示する部品表示領域と、前記部品の属性を表示する属性表示領域と、前記データベースから取得した形状を表示する形状表示領域とを含む表示をするための画面データを生成する画面生成手順と、
    前記部品の一覧上で当該部品の位置を示すパス情報と当該部品の識別子との関係を示す関連情報を生成する関連情報生成手順と、
    前記部品表示領域又は前記属性表示領域において部品が選択された場合、当該選択された部品のパス情報を用いて前記関連情報及び前記データベースを参照して当該部品の形状データを特定するクロスプローブ手順と、
    類似形状の検索の起点となる起点部品の入力を受け付ける起点部品入力手順と、
    前記起点部品の形状をキーとして前記データベースに登録された画像データを検索し、前記起点部品と形状が類似する部品を検索する検索手順と、を計算機に実行させ、
    前記画面生成手順は、前記特定された形状データを用いて当該部品の形状を通常と異なる態様で表示するための画面データを生成することを特徴とするプログラム。
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