JP5894017B2 - チェーンガイドおよびチェーン伝動装置 - Google Patents

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この発明は、チェーンの張力調整用として、あるいは、チェーンの移動案内用として使用されるチェーンガイドおよびそのチェーンガイドを用いたチェーン伝動装置に関する。
クランク軸に取付けられた駆動スプロケットとカム軸に取付けられた従動スプロケット間にタイミングチェーンを掛け渡したカム軸駆動用のチェーン伝動装置においては、タイミングチェーンの弛み側チェーンの一側方に揺動可能なチェーンガイドを設け、そのチェーンガイドの揺動側端部にチェーンテンショナの調整力を負荷してタイミングチェーンを緊張させ、チェーンの緩みやバタツキを防ぐようにしている。
また、タイミングチェーンの張り側チェーンにチェーンガイドを固定し、その固定のチェーンガイドによってタイミングチェーンの移動を案内してバタつきを抑制するようにしている。
ここで、タイミングチェーンの張力調整用や移動案内用のチェーンガイドとして、タイミングチェーンを滑り接触によって面案内する形式のものが知られているが、タイミングチェーンの移動抵抗が大きく、伝達トルクロスが多いという問題がある。
そのような問題点を解決するため、本件出願人においては、特許文献1において、タイミングチェーンの移動方向に長く延びる合成樹脂製のガイドベースによって曲線状に配置された複数のローラ軸の両端部を支持し、その複数のローラ軸のそれぞれによってころ軸受からなるローラを回転自在に支持し、その複数のローラによってタイミングチェーンを移動自在に案内するようにしたチェーンガイドを提案している。
上記のチェーンガイドにおいては、タイミングチェーンの案内が複数のローラの転がりによる案内であるため、タイミングチェーンの移動抵抗が小さく、伝達トルクロスが少ないという特徴を有している。
国際公開2010/090139号
ところで、特許文献1に記載のチェーンガイドにおいては、エンジンルーム内に組み込まれて雰囲気温度も高く、しかも、ローラがタイミングチェーンとの接触により高速回転するため、そのローラとの接触によりローラ軸が発熱して高温になり易い。
特許文献1に記載されたチェーンガイドにおいては、ガイドベースを合成樹脂とし、ローラ軸の軸端面がそのガイドベースに全面接触する支持状態にあるため、ローラ軸からの熱伝導により合成樹脂からなるガイドベースが温度上昇して強度が低下するという問題が発生し、その強度低下を抑制する上において改善すべき点が残されていた。
この発明の課題は、ローラ軸からガイドベースへの熱伝導の低減を図り、合成樹脂からなるガイドベースの強度が低下するのを抑制することである。
上記の課題を解決するために、この発明に係るチェーンガイドにおいては、タイミングチェーンの外周一部に配置されて、そのタイミングチェーンの移動方向に長く延びる対向一対の側板部を有する合成樹脂製のガイドベースと、前記側板部の対向内面に形成された軸係合部に軸端部が嵌合されて、その側板部の長さ方向に間隔をおいて設けられた複数のストレート形状のローラ軸と、その複数のローラ軸のそれぞれに回転自在に支持されたチェーン案内用の複数のローラとからなり、前記軸係合部が、前記側板部の外側面部から側板部の幅方向に向くテーパ溝部と、そのテーパ溝部の狭小端に連通する円形の軸支持部とから形成されて前記ローラ軸の軸端面が対向するローラ軸抜止め用の外端壁面を有してなるチェーンガイドにおいて、前記ローラ軸の軸端面と前記軸係合部のローラ軸抜止め用の外端壁面との接触面積を、ローラ軸の軸方向中央部での断面積以下の大きさとした構成を採用したのである。
また、この発明に係るチェーン伝動装置においては、駆動スプロケットと従動スプロケット間にタイミングチェーンを掛け渡し、そのタイミングチェーンの弛み側チェーンの一側部に、タイミングチェーンの移動を案内する揺動可能なチェーンガイドを設け、そのチェーンガイドの揺動側端部にチェーンテンショナの調整力を負荷して、その揺動側端部をタイミングチェーンに押し付けるようにしたチェーン伝動装置において、前記チェーンガイドとして、この発明に係る上記のチェーンガイドを採用したのである。
上記の構成からなるチェーン伝動装置において、タイミングチェーンの張り側チェーンの一側方に、タイミングチェーンの移動を案内する固定のチェーンガイドを設け、その固定チェーンガイドとして、この発明に係る上記のチェーンガイドを採用することによってタイミングチェーンのバタつきを効果的に抑制することができる。
ここで、タイミングチェーンの移動を案内するローラは、そのタイミングチェーンとの接触により高速で回転するため、ローラ軸がローラとの接触部で発熱して高温になり易い。このとき、ローラ軸の軸端面と軸係合部の壁面との接触面積が、ローラ軸の軸方向中央部での断面積以下の大きさとされているため、ローラ軸からガイドベースへの熱伝導は小さく、合成樹脂からなるガイドベースが高温になって強度が低下するという不都合の発生はない。
軸係合部の壁面に対するローラ軸の軸端面の接触面積を低減する手段として、下記の構成1乃至6を採用することができる。
構成1;ローラ軸の軸端面と、その軸端面が対向する軸係合部の壁面との間に間隙を形成して前記軸端面を壁面に対して非接触とする。
構成2;ローラ軸の円筒状外径面と軸端面の交差部に断面円弧状の曲面部を形成して軸端面の面積を低減する。
構成3; ローラ軸の軸端部の外周に切欠部を形成し、軸端面を非円形として軸端面の面積を低減する。
構成4;ローラ軸の軸端面に小径軸部を設け、その小径軸部の軸端面を側板部の外側面に露出させて、ローラ軸の軸端面と壁面との接触面積を低減する。
構成5;ローラ軸の軸端面が対向する軸係合部の壁面に、側板部の外側面に貫通する、ローラ軸の外径より小径の孔を形成してローラ軸の軸端面と壁面との接触面積を低減する。
構成6;ローラ軸の軸端部の外周対向位置に一対の切欠部を形成して、軸端面を非円形として軸端面の面積を低減する。
この発明においては、上記のように、ローラ軸の軸端面と軸係合部の壁面との接触面積を、ローラ軸の軸方向中央部での断面積以下の大きさとしたことにより、ローラ軸からガイドベースへの熱伝導を小さくすることができ、合成樹脂からなるガイドベースが高温になって強度が低下するという不都合の発生を抑制することができる。
この発明に係るチェーン伝動装置の実施の形態を示す概略図 図1に示すチェーンガイドの縦断面図 図2のIII−III線に沿った断面図 図3のIV−IV線に沿った断面図 ローラ軸からガイドベースへの熱伝導の低減を図る手段の他の例を示す断面図 ローラ軸からガイドベースへの熱伝導の低減を図る手段の他の例を示す断面図 ローラ軸からガイドベースへの熱伝導の低減を図る手段の他の例を示す断面図 ローラ軸からガイドベースへの熱伝導の低減を図る手段の他の例を示す断面図 (a)は、ローラ軸からガイドベースへの熱伝導の低減を図る手段の他の例を示す断面図、(b)は、(a)のIX−IX線に沿った断面図 ころ軸受の他の例を示す断面図
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、カム軸駆動用のチェーン伝動装置を示し、クランク軸1の軸端部に取付けられた駆動スプロケット2とカム軸3のそれぞれ軸端部に取付けられた従動スプロケット4間にはタイミングチェーン5が掛け渡されている。
タイミングチェーン5はローラチェーンであっても、サイレントチェーンであってもよい。
クランク軸1は、図1の矢印で示す方向に回転する。そのクランク軸1の回転により、タイミングチェーン5が同図の矢印で示す方向に移動し、上方に向けて移動する部分が弛み側チェーン5aとされ、下向きに向けて移動する部分が張り側チェーン5bとされ、上記弛み側チェーン5aの一側部にチェーンガイドAが設けられている。
チェーンガイドAは、タイミングチェーン5の移動方向に長く延び、その上端部がエンジンブロックから突設する支点軸10により支持されて、その支点軸10を中心に揺動可能とされ、下側の揺動側端部には、チェーンテンショナ11の調整力が負荷されて弛み側チェーン5aに向けて押圧されている。
タイミングチェーン5における張り側チェーン5bの他側部にはチェーンガイドAが設けられている。このチェーンガイドAは、揺動可能なチェーンガイドAと同様に、タイミングチェーン5の移動方向に長く延び、その両端部がエンジンブロックにねじ込まれるボルト12の締め付けにより固定されて、タイミングチェーン5の移動を案内するようになっている。
ここで、揺動可能なチェーンガイドAと固定のチェーンガイドAとは、同一の構成とされ、揺動可能なチェーンガイドAが一端部に軸挿入用の挿入孔が形成されているのに対し、固定のチェーンガイドAが両端部にボルト挿入用の挿入孔が形成されている点でのみ相違している。
そのため、ここでは、揺動可能なチェーンガイドAの構成について以下に説明し、固定配置のチェーンガイドAについては同一の部分に同一の符号を付して説明を省略する。
図2乃至図4に示すように、チェーンガイドAは、タイミングチェーン5の移動方向に長く延びるガイドベース21と、そのガイドベース21の長さ方向に間隔をおいて設けられた複数のローラ軸31と、その複数のローラ軸31のそれぞれに回転自在に支持されたチェーン案内用の複数のローラ41とからなっている。
ガイドベース21は、対向一対の側板部22間に複数の間隔保持板23を長さ方向に間隔をおいて形成した構成とされている。一対の側板部22は弓形状をなし、その上端部に支点軸10が挿入される挿入孔24が形成されている。
また、一対の側板部22の対向内面には、ローラ軸31の軸端部を支持する複数の軸係合部25が側板部22の長さ方向に間隔をおいて形成されている。
軸係合部25は、側板部22のタイミングチェーン5と対向する外側面部から側板部22の幅方向に向き、上記外側面部での開口端が広幅とされたテーパ溝部25aと、そのテーパ溝部25aの狭小端に連通する円形の軸支持部25bとからなっている。ローラ軸31は、テーパ溝部25aから軸支持部25bに嵌合され、その軸支持部25bで支持される。
ここで、テーパ溝部25aの狭小部の幅寸法をD、軸支持部25bの内径をD、ローラ軸31の外径をdとすると、d>D>Dの関係が成り立つ寸法関係とされており、ローラ軸31は、テーパ溝部25aから軸支持部25bに押し込まれて、その軸支持部25bに締め代をもつ嵌め合い支持とされ、上記テーパ溝部25aの狭小部により抜止めされている。
複数の軸係合部25は、その軸支持部25bの中心を結ぶ線が凸形の円弧状線を描く円弧状の配置とされているが、曲線状の配置とされていてもよい。
上記の構成からなるガイドベース21は、合成樹脂の成形品とされている。合成樹脂として耐油性、耐候性および強度的に優れた樹脂を用いるのが好ましい。そのような樹脂として、ポリアミド46(PA46)やポリアミド66(PA66)を挙げることができる。機械的強度をさらに向上させるために、それらの樹脂に強化ガラス繊維を混入するのが好ましい。
ローラ軸31は、ストレート形状をなし、SUJ2やSC材を素材としている。このローラ軸31は、耐摩耗性を向上させるため、熱処理されて硬度が高められている。熱処理として、ここでは、光輝焼入れを採用しているが、高周波焼入れしてもよく、浸炭焼入れしてもよい。あるいは、浸炭窒化処理してもよい。
また、ローラ軸31は、その軸端面31aと軸係合部25の上記軸端面31aが対向する壁面26との対向部間に間隙50が形成される支持状態とされている。
複数のローラ41は、複数のローラ軸31のそれぞれによって回転自在に支持されている。ローラ41として、ここでは、ころ軸受が採用されている。ころ軸受41は、外輪42と、その内側に組み込まれた複数のころ43と、そのころ43を保持する保持器44とからなる。
外輪42は、SPCやSCM等の金属板を絞り成形したシェル形であり、熱処理によって硬度が高められている。シェル形外輪42の両端部には、保持器44を抜止めする内向き鍔45が形成されている。内向き鍔45は、ころ軸受41の組立ての容易化を図るため、ころ43を保持する保持器44の組込み後において曲げ成形される。
なお、ころ軸受41は、針状ころ軸受であってもよく、円筒ころ軸受であってもよい。また、ころ軸受41は、保持器のない総ころタイプのものであってもよい。
実施の形態で示すチェーン伝動装置は上記の構造からなり、駆動スプロケット2と従動スプロケット4間に掛け渡されたタイミングチェーン5の移動によってクランク軸1の回転をカム軸3に伝達するトルク伝達状態において、負荷の変動によりタイミングチェーン5の張力が変化すると、チェーンテンショナ11が作動して、その張力変化を吸収する。このため、タイミングチェーン5は常に所定の張力状態に保持される。
クランク軸1の回転をカム軸3に伝達するトルク伝達時、揺動可能なチェーンガイドAおよび固定のチェーンガイドAのそれぞれに設けられたころ軸受からなるローラ41はタイミングチェーン5との接触により回転し、タイミングチェーン5は転がり案内される。
このように、タイミングチェーン5はローラ41の転がりによって案内されるため、その案内部での摩耗は小さい。また、タイミングチェーン5の移動抵抗も小さく、タイミングチェーン5はスムーズに移動し、ロスなくトルク伝達されることになる。
ここで、タイミングチェーン5を案内するローラ41は、そのタイミングチェーン5との接触により外輪42が高速で回転し、ころ43は自転しつつローラ軸31の外径面上を転動し、そのころ43との接触によってローラ軸31が高温になり易い。
このとき、図3に示すように、ローラ軸31の軸端面31aと軸係合部25の壁面26の対向面間には、間隙50が形成されているため、ローラ軸31からガイドベース21への熱伝導は小さく、合成樹脂からなるガイドベース21が高温になって強度が低下するというような不都合の発生はない。
図3では、ローラ軸31からガイドベース21への熱伝導を低減させるため、ローラ軸31の軸端面31aと軸係合部25の壁面26間に間隙50を形成して、軸端面31aを壁面26に非接触としたが、ガイドベース21への熱伝導を低減させる手段はこれに限定されるものではない。
図5乃至8は、熱伝導を低減させる手段の他の例を示す。図5においては、ストレート形状とされたローラ軸31の軸端面31aと円筒状外径面31bの交差部に断面円弧状の曲面部32を形成して、軸端面31aと壁面26の接触面積をローラ軸31の軸方向中央部での断面積より小さくし、ガイドベース21への熱伝導を低減させるようにしている。
ここで、曲面部32の曲率半径が軸係合部25の深さより大きくなると、ローラ軸31が軸係合部25から脱落し易くなるため、曲面部32の曲率半径は軸係合部25の深さより小さくしている。
図6においては、ローラ軸31の軸端部の外周に対する切欠部33の形成により軸端面31aを非円形として、軸端面31aと壁面26の接触面積をローラ軸31の軸方向中央部での断面積より小さくし、ガイドベース21への熱伝導を低減させるようにしている。
図7においては、ローラ軸31の軸端面に小径軸部31cを設け、その小径軸部31cを壁面26に形成された軸孔34に挿入し、側板部22の外側面に小径軸部31cの軸端面を外部に露出させることにより、ローラ軸31の軸端面31aと壁面26との接触面積を小さくしてガイドベース21への熱伝導を低減させるようにしている。
図8においては、軸係合部25のローラ軸31の軸端面31aが対向する壁面26に、側板部22の外側面に貫通する、ローラ軸31の外径より小径の孔35を形成してローラ軸の軸端面と壁面との接触面積を小さくし、ガイドベース21への熱伝導を低減させるようにしている。
図9(a)、(b)においては、ローラ軸31の軸端部における外周の対向位置に一対の切欠部33を形成して、ローラ軸31の軸端面31aを非円形とし、軸端面31aと壁面26の接触面積をローラ軸31の軸方向中央部での断面積より小さくし、ガイドベース21への熱伝導を低減させるようにしている。
なお、図9(a)、(b)では、軸支持部25bの内周対向位置に平坦部27を形成し、その平坦部27をローラ軸31の切欠部33に面係合させてローラ軸31を回り止めしている。
図5乃至図9のいずれも、軸係合部25の壁面26に対するローラ軸31の軸端面の接触面積を、ローラ軸31の軸方向中央部での断面積の2/3以下としている。
ここで、ころ軸受41は、タイミングチェーン5の移動によって掻き上げられるエンジンオイルにより潤滑される。そのエンジンオイルには摩耗粉等の異物が混入し、その異物がころ軸受41内に侵入すると、異物の噛み込みによってころ軸受41を損傷させるおそれがある。そこで、図10に示すように、外輪42の開口端部内に異物侵入防止用のシール46を組み込んだシール付きころ軸受41を採用すると、ころ軸受41の損傷を防止し、耐久性の低下を抑制することができる。
上記のようなシール付きころ軸受41の採用において、シール46の内径部がローラ軸31の外径面に弾性接触していると、外輪42内に潤滑オイルを採り込むことができなくなるため、シール46の内径面とローラ軸31のころ転走面間に隙間47が形成されるよう、シール46の内径をローラ軸31の外径より少し大きくしておく。
チェーンガイド
チェーンガイド
2 駆動スプロケット
4 従動スプロケット
5 タイミングチェーン(チェーン)
21 ガイドベース
22 側板部
25 軸係合部
26 壁面
31 ローラ軸
31a 軸端面
31b 外径面
31c 小径軸部
32 曲面部
33 切欠部
34 軸孔
35 孔
41 ローラ
50 間隙

Claims (9)

  1. タイミングチェーンの外周一部に配置されて、そのタイミングチェーンの移動方向に長く延びる対向一対の側板部を有する合成樹脂製のガイドベースと、前記側板部の対向内面に形成された軸係合部に軸端部が嵌合されて、その側板部の長さ方向に間隔をおいて設けられた複数のストレート形状のローラ軸と、その複数のローラ軸のそれぞれに回転自在に支持されたチェーン案内用の複数のローラとからなり、前記軸係合部が、前記側板部の外側面部から側板部の幅方向に向くテーパ溝部と、そのテーパ溝部の狭小端に連通する円形の軸支持部とから形成されて前記ローラ軸の軸端面が対向するローラ軸抜止め用の外端壁面を有してなるチェーンガイドにおいて、
    前記ローラ軸の軸端面と前記軸係合部のローラ軸抜止め用の外端壁面との接触面積を、ローラ軸の軸方向中央部での断面積以下の大きさとしたことを特徴とするチェーンガイド。
  2. 前記ローラ軸の軸端面と、その軸端面が対向する軸係合部の壁面との間に間隙を形成して前記軸端面を壁面に対して非接触とした請求項1に記載のチェーンガイド。
  3. 前記ローラ軸の円筒状外径面と軸端面の交差部に断面円弧状の曲面部を形成した請求項1に記載のチェーンガイド
  4. 前記ローラ軸の軸端部の外周に切欠部を形成して、軸端面を非円形とした請求項1に記載のチェーンガイド。
  5. 前記ローラ軸の軸端面に小径軸部を設け、その小径軸部の軸端面を側板部の外側面に露出させて、ローラ軸の軸端面と壁面との接触面積を小さくした請求項1に記載のチェーンガイド。
  6. 前記軸係合部の前記ローラ軸の軸端面が対向する壁面に、側板部の外側面に貫通する、ローラ軸の外径より小径の孔を形成してローラ軸の軸端面と壁面との接触面積を小さくした請求項1に記載のチェーンガイド。
  7. 前記ローラ軸の軸端部の外周対向位置に一対の切欠部を形成して、軸端面を非円形とした請求項1に記載のチェーンガイド。
  8. 駆動スプロケットと従動スプロケット間にタイミングチェーンを掛け渡し、そのタイミングチェーンの弛み側チェーンの一側部に、タイミングチェーンの移動を案内する揺動可能なチェーンガイドを設け、そのチェーンガイドの揺動側端部にチェーンテンショナの調整力を負荷して、その揺動側端部をタイミングチェーンに押し付けるようにしたチェーン伝動装置において、
    前記チェーンガイドが、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のチェーンガイドからなることを特徴とするチェーン伝動装置。
  9. 前記タイミングチェーンの張り側チェーンの一側方に、タイミングチェーンの移動を案内する固定のチェーンガイドを設け、その固定チェーンガイドが請求項1乃至7のいずれかの項に記載のチェーンガイドからなることを特徴とする請求項8に記載のチェーン伝動装置。
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