JP5893966B2 - 荷重計測システム及び情報処理装置 - Google Patents

荷重計測システム及び情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5893966B2
JP5893966B2 JP2012049692A JP2012049692A JP5893966B2 JP 5893966 B2 JP5893966 B2 JP 5893966B2 JP 2012049692 A JP2012049692 A JP 2012049692A JP 2012049692 A JP2012049692 A JP 2012049692A JP 5893966 B2 JP5893966 B2 JP 5893966B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foot pressure
load
data
unit
subject
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012049692A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013185879A (ja
Inventor
光 高橋
光 高橋
大輔 宮野
大輔 宮野
猛 坪内
猛 坪内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TRUMO KABUSHIKI KAISHA filed Critical TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP2012049692A priority Critical patent/JP5893966B2/ja
Publication of JP2013185879A publication Critical patent/JP2013185879A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5893966B2 publication Critical patent/JP5893966B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、被検者の足圧分布と重心位置とを可視化可能な荷重計測システム及び情報処理装置に関するものである。
脳卒中などの脳神経系疾患を発症し、右片または左片が麻痺した患者に対しては、従来より、理学療法士等の指導/監視のもとで、運動機能回復訓練が行われてきた。一般に、自立的な生活を営むためには、下肢機能の回復が不可欠であり、運動機能回復訓練においては、下肢機能の回復状態を定量的に評価するために、患者の足圧分布や重心位置の計測等が行われてきた。
一方で、従来より、被検者の足圧分布を計測し可視化する装置として、足圧分布装置が用いられており、また、被検者の重心位置やその軌跡を可視化する装置として、重心動揺計が用いられてきた。
更に、最近では、足圧分布装置の機能と重心動揺計の機能とを持ち合わせたシステム(以下、このようなシステムを荷重計測システムと称す)も提案されている。
特許第2760474号公報
ここで、上述のような荷重計測システムの場合、通常、重心動揺計の機能を実現するためのセンサ部(荷重検出センサ)として、ストレンゲージ等の歪みゲージが用いられる。ストレンゲージ等の歪みゲージは、被検者が両足を載置する載置板の端部底面において該載置板を支持する支持部に取り付けられ、該支持部の歪みを抵抗の変化として検出することで、載置板に載置された被検者の両足にかかる下向きの力を計測している。
一方、足圧分布装置の機能を実現するためのセンサ部(足圧分布検出センサ)としては、通常、マトリックス状に配列された導電性ゴム等の感圧素子が用いられる。各感圧素子は、載置板の上面(被検者の足裏が直接接触する面)に配され、被検者の足裏によって押圧され押圧方向に変位したことに伴って生じる抵抗の変化を検出することで、載置板に載置された被検者の両足にかかる下向きの力を計測している。
このように、荷重計測システムに用いられる荷重検出センサと足圧分布検出センサとでは、構造上の違いがあり、両者を対比した場合、足圧分布検出センサの方が、経時劣化や摩耗劣化の影響を受けやすいという特性がある。
しかしながら、荷重計測システムにおいて、その製品寿命が、足圧分布検出センサの劣化にのみ依存することは望ましくない。一方で、足圧分布検出センサの劣化を信号処理(例えば、キャリブレーション等に基づく補正処理)により補うことも可能であるが、この場合、ユーザは、専用の冶具等を用いて定期的にキャリブレーション等を行う必要があり、利便性が悪い。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、荷重計測システムの長寿命化を図るとともに、ユーザの利便性を向上させることを目的とする。
本発明の1つの側面は、被検者の足が載置された場合に、該被検者の足にかかる下向きの力を検出するセンサ装置と、該センサ装置において計測された計測結果を処理する情報処理装置と、を備える荷重計測システムであって、前記センサ装置は、複数の感圧素子が配列された足圧分布検出センサ部と、前記足圧分布検出センサ部が着脱可能に取り付けられる載置部を裏側から支持する複数の支持部に取り付けられ、該複数の支持部それぞれにかかる荷重を検出する荷重検出センサ部と、を備え、前記情報処理装置は、前記足圧分布検出センサ部の前記複数の感圧素子それぞれにおいて計測された足圧データに基づいて前記被検者の足圧分布表示を行うとともに、前記荷重検出センサ部において計測された荷重データに基づいて前記被検者の重心位置表示を行う荷重計測部と、前記足圧データに基づいて算出される前記被検者の体重データと、前記荷重データに基づいて算出される前記被検者の体重データとの誤差を算出し、前記誤差が所定の閾値以上であった場合に報知を行う評価部と、を備え、前記評価部は、前記報知に応じて補正指示が入力された場合に、前記誤差を所定の閾値未満とするための補正値を算出して記憶部に格納し、前記荷重計測部は、前記記憶部に前記補正値が格納されている場合には、前記足圧分布検出センサ部の前記複数の感圧素子それぞれにおいて計測された足圧データを前記補正値に基づいて補正した上で前記被検者の足圧分布表示を行うことを特徴とする。
本発明によれば、荷重計測システムを長寿命化させることが可能になるとともに、ユーザの利便性が向上する。
本発明の一実施形態にかかる荷重計測システムの外観構成を示す図である。 センサ装置の構成を示す図である。 荷重計測システムを構成する情報処理装置の機能構成を示す図である。 荷重計測処理の流れを示すフローチャートである。 荷重計測データ(足圧分布算出用データ及び重心位置算出用データ)に基づく足圧分布表示及び重心位置表示の一例を示す図である。 信頼性評価処理の流れを示すフローチャートである。 評価用データの一例を示す図である。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
<1.荷重計測システムの外観構成>
図1は、本実施形態に係る荷重計測システム100の外観構成の一例を示す図である。
図1において、110はセンサ装置であり、被検者(患者)が両足を載置するベース部111と、該ベース部の外周部側面を取り囲み、センサ装置110が載置された床面とベース部111の表面との間の段差を滑らかにつなぐためのスロープ部112とを備える。
ベース部111の表面には、複数の感圧素子(例えば、導電性ゴム)が2次元に配列された足圧分布検出センサ部113が配されており、直立した被検者の両足が載置された場合に、被検者の両足の足圧分布を可視化するための足圧データを所定の周期で計測する。
また、ベース部111の端部には、複数のストレンゲージ(本実施形態においては4つのストレンゲージ)により構成される荷重検出センサ部114が配されており、直立した被検者の両足が載置された場合に、被検者の両足の重心位置を可視化するための荷重データを所定の周期で計測する。
120は情報処理装置であり、荷重計測処理時に、足圧分布検出センサ部113において計測された足圧データ(計測結果)と荷重検出センサ部114において計測された荷重データ(計測結果)とをケーブル130を介して取得し、足圧分布表示及び重心位置表示を行う。また、取得した足圧データと荷重データとを用いて、足圧分布検出センサ部113の計測精度を評価し、評価結果に基づいて、ユーザに、足圧分布検出センサ部113の交換が必要であること、または足圧データの補正が必要であることを報知する。
なお、以下では、足圧分布検出センサ部113を構成する複数の感圧素子それぞれにおいて計測されたデータを「足圧データ」と称し、感圧素子の数に応じた数の足圧データ群を「足圧分布算出用データ」と称する。また、当該足圧分布算出用データを用いて算出された、足圧分布を表示するためのデータを「足圧分布データ」と称することとする。
また、荷重検出センサ部114を構成する複数のストレンゲージそれぞれにおいて計測されたデータを「荷重データ」と称し、ストレンゲージの数に応じた数の荷重データ群を「重心位置算出用データ」と称する。また、当該重心位置算出用データを用いて算出された、重心位置を表示するためのデータを「重心位置データ」と称することとする。
更に、足圧分布算出用データと重心位置算出用データとを総称して、「荷重計測データ」と称することとする。
<2.センサ装置の構成>
次に、センサ装置110の詳細構成について説明する。図1Bは、センサ装置110の詳細構成を示す図である。図1Bに示すように、センサ装置110のベース部111に対して、足圧分布検出センサ部113は、着脱可能に構成されている。これにより、足圧分布検出センサ部113が劣化した場合であっても、足圧分布検出センサ部113のみを交換すればよいこととなり、荷重計測システム100またはセンサ装置110の長寿命化を図ることが可能となる。
足圧分布検出センサ部113が着脱可能に取り付けられるベース部111には、凹部115が設けられており、これにより、足圧分布検出センサ部113は、ベース部111に対して段差なく埋め込むことができる。
また、ベース部111のA−A断面に示すように、ベース部111は、足圧分布検出センサ部113が着脱可能に取り付けられる載置部116と、床面に接触する基部117とを備える。
更に、載置部116と基部117との間には、該載置部116の端部を裏側から支持する支持部が配され、該支持部それぞれには、該載置部116に被検者の両足が載置されたことに伴って生じるそれぞれの支持部の歪みを抵抗の変化として検出することで、載置部116に載置された被検者の両足にかかる下向きの力を計測するストレンゲージ114a〜114d(図1Bでは、114a、114bのみ図示)が取り付けられている。
<3.荷重計測システムの情報処理装置の機能構成>
次に、情報処理装置120の機能構成について説明する。図2は、荷重計測システム100を構成する情報処理装置120の機能構成を示す図である。図2に示すように、情報処理装置120は、制御部(コンピュータ)201と、メモリ部202と、記憶部203と、表示部204と、入力部205と、外部機器I/F部206とを備え、各部は、バス207を介して接続されている。
記憶部203には、制御部201により実行されることにより、それぞれ荷重計測部211、信頼性評価部212として機能するプログラムが格納されている。当該プログラムは、制御部201による制御のもと、ワークエリアとして機能するメモリ部202に適宜読み込まれ、制御部201によって実行されることで、各機能を実現する。なお、制御部201によって、荷重計測部211として機能する当該プログラムが実行されることにより取得される荷重計測データ213は、記憶部203に格納される。また、制御部201によって、信頼性評価部212として機能する当該プログラムが実行されることにより取得される評価用データ210は、メモリ部202に一時的に格納され、更に、評価用データ210に基づいて算出される補正値214は、記憶部203に格納される。
表示部204は、制御部201に当該プログラムの実行を指示するためのユーザインタフェースを表示したり、取得した荷重計測データ213に基づいて足圧分布表示や重心位置表示を行ったりする。入力部205は、当該プログラムの実行指示を入力したりする。外部機器I/F部206は、足圧分布検出センサ部113において計測された足圧分布算出用データ及び荷重検出センサ部114において計測された重心位置算出用データを情報処理装置120内に取り込むためのI/Fである。
<4.荷重計測部による処理>
次に、荷重計測部211による荷重計測処理について図3を用いて説明する。図3は、荷重計測部211による荷重計測処理の流れを示すフローチャートである。
入力部205を介して荷重計測処理の開始指示が入力されると、ステップS301では、記憶部203に補正値214が格納されているか否かを判定する。ステップS301において、補正値214が格納されていると判定された場合には、ステップS302に進み、当該補正値214を読み込んだ後、ステップS303及びステップS306に進む。
一方、補正値214が格納されていないと判定された場合には、直接、ステップS303及びステップS306に進む。
ステップS303では、外部機器I/F部206を介して足圧分布検出センサ部113より送信された足圧分布算出用データを受信する。ステップS304では、ステップS303において受信した足圧分布算出用データに対して、ステップS302において読み込まれた補正値214を用いて補正を行う。
補正値214は、足圧分布検出センサ部113を構成する各感圧素子の劣化に起因する誤差を補正するためのパラメータであり、当該補正値214を用いて足圧分布算出用データを補正することで、各感圧素子の劣化に起因する誤差を低減させることができる。
ステップS305では、ステップS304において補正された足圧分布算出用データを構成する、各画素に対応する足圧データを識別し、当該識別した足圧データに対応する色データを各画素に割り当てることで、足圧分布データを生成する。生成した足圧分布データは、表示部204にて足圧分布表示される。
一方、ステップS306では、外部機器I/F部206を介して荷重検出センサ部114より送信された重心位置算出用データを受信する。ステップS307では、ステップS306において受信した重心位置算出用データを構成する各荷重データと、各ストレンゲージ114a〜114dの位置とを識別し、重心位置データを算出する。
ステップS308では、ステップS307において算出した重心位置データを用いて、重心位置表示を行う。
ステップS309では、荷重計測処理の終了指示が入力されたか否かを判定し、荷重計測処理の終了指示が入力されていないと判定された場合には、ステップS303及びステップS306に戻る。これにより、終了指示が入力されるまでの間、ステップS303からステップS308までの処理が繰り返され、表示部204には、足圧分布表示が連続的に行われるとともに、重心位置表示が連続的に行われることで重心軌跡が表示されることとなる。
一方、ステップS309において、荷重計測処理の終了指示が入力されたと判定された場合には、荷重計測処理を終了する。
図4は、荷重計測処理が実行されることにより表示部204に表示される、被検者の足圧分布表示と、重心軌跡の一例を示す図である。
<5.信頼性評価部による処理>
次に、信頼性評価部212による信頼性評価処理について図5及び図6を用いて説明する。図5は、信頼性評価処理の流れを示すフローチャートであり、図6は、信頼性評価処理が実行されることにより、メモリ部202に一時的に格納される評価用データ210の一例を示す図である。
入力部205を介して荷重計測処理の開始指示が入力されると、上記荷重計測処理と並行して、信頼性評価部212により、図5に示す信頼性評価処理が開始される。
ステップS501では、外部機器I/F部206を介して荷重検出センサ部114より所定の周期で順次送信された重心位置算出用データに含まれる、各ストレンゲージ114a〜114dに対応する各荷重データを合算し、合算値(すなわち、被検者の体重データ)を算出する。
ステップS502では、ステップS501において算出された、重心位置算出用データに含まれる各荷重データの合算値が、所定値以上であるか否かを判定する。ステップS502において、所定値以上でないと判定された場合には、ステップS501に戻り、各荷重データの合算値が所定値以上となるまで待機する。
一方、ステップS502において、所定値以上であると判定された場合には、被検者がベース部111に両足を載置したと判断し、ステップS503及びステップS505に進む。
ステップS503では、被検者の両足が載置されたと判断した後に、外部機器I/F部206を介して足圧分布検出センサ部113より所定の周期で順次送信される足圧分布算出用データの各画素の足圧データ(図6の603)をメモリ部202に格納し、当該周期の各画素の足圧データ(図6の603)を合算することで、各足圧データの合算値(すなわち、被検者の体重データ)を算出する(図6の604)。
ステップS504では、ステップS503において算出された各足圧データの合算値604をメモリ部202に一時的に格納する。
同様に、ステップS505では、被検者の両足が載置されたと判断した後に、外部機器I/F部206を介して荷重検出センサ部114より所定の周期で順次送信される重心位置算出用データの各ストレンゲージの荷重データ(図6の601)をメモリ部202に格納し、当該周期の各ストレンゲージの荷重データ(図6の601)を合算することで、各荷重データの合算値(すなわち、被検者の体重データ)を算出する(図6の602)。
ステップS506では、ステップS505において算出された各荷重データの合算値602をメモリ部202に一時的に格納する。
ステップS507では、ステップS505において算出された各荷重データの合算値602が所定値以上であるか否かを再度判定し、所定値以上であると判定された場合には、被検者がベース部111に両足で載置した状態が依然として継続していると判断し、ステップS503及びステップS505に戻る。この結果、被検者がベース部111に両足で載置した状態が継続している間、各荷重データの合算値604と各足圧データの合算値602とが評価用データ210としてメモリ部202に所定の周期で順次格納されていくこととなる。
一方、ステップS507において、各荷重データの合算値602が所定値以上でないと判定された場合には、ステップS508に進み、所定量以上の評価用データ210がメモリ部202に格納されたか否かを判定する。
ステップS508において、所定量以上の評価用データ210がメモリ部202に格納されていないと判定された場合には、信頼性評価処理を終了する。一方、所定量以上の評価用データ210がメモリ部202に格納されていると判定された場合には、ステップS509に進む。
ステップS509では、メモリ部202に格納された各足圧データの合算値の平均値(図6の606)を算出する。更に、ステップS510では、メモリ部202に格納された各荷重データの合算値の平均値(図6の605)を算出する。
ステップS511では、ステップS509において算出された各足圧データの合算値の平均値606と、ステップS510において算出された各荷重データの合算値の平均値605とを比較し、各足圧データの合算値の平均値606が、各荷重データの合算値の平均値605に対して、誤差が閾値未満(例えば、5%未満)に収まっているか否かを判定する。
ステップS511において、誤差が閾値未満(例えば、5%未満)に収まっていると判定された場合には、信頼性評価処理を終了する。一方、ステップS511において、誤差が閾値未満(例えば、5%未満)に収まっていないと判定された場合には、ステップS512に進む。
ステップS512では、足圧分布検出センサ部113の計測精度が低下していることを報知し、ユーザに対して、対応を問い合わせる。ステップS512における問い合わせの結果、足圧分布検出センサ部113の交換指示が入力された場合には、ステップS513に進み、記憶部203に格納されている補正値214をリセットする。
一方、ステップS512における問い合わせの結果、足圧分布算出用データについての補正指示が入力された場合には、ステップS514に進み、ステップS509において算出された各足圧データの合算値の平均値と、ステップS510において算出された各荷重データの合算値の平均値とが一致するように、足圧分布算出用データの補正値を算出する。
更に、ステップS515では、算出した新たな補正値を用いて、記憶部203に既に格納されている補正値を書き換える。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る荷重計測システムでは、足圧分布検出センサ部をベース部に対して着脱可能に取り付けられる構成とした。この結果、足圧分布検出センサ部が劣化した場合であっても、足圧分布検出センサ部のみを交換すればよいこととなり、荷重計測システムまたはセンサ装置の長寿命化を図ることが可能となった。
また、本実施形態に係る荷重計測システムでは、荷重計測処理と並行して信頼性評価処理を実行させる構成とした。これにより、荷重計測処理が実行されるたびに、足圧分布検出センサ部113の劣化の状態が評価されることとなり、足圧分布検出センサ部113の交換時期を適切にユーザに報知することが可能となった。また、信頼性評価処理として、各荷重データの合算値の平均値と各足圧データの合算値の平均値とを比較することで、足圧分布検出センサ部113の劣化の状態を評価する構成とした。これにより、足圧分布検出センサ部113の劣化の状態の評価を、ユーザが、専用の冶具等を用いて定期的に行う必要がなくなり、ユーザの利便性を向上させることが可能となった。
また、本実施形態に係る荷重計測システムでは、信頼性評価処理を実行するにあたり、各荷重データの合算値が所定値以上になった場合に、評価用データを格納する構成とした。これにより、被検者が両足で載置している状態において計測された足圧分布算出用データ及び重心位置算出用データのみを評価用データとして用いることが可能となった。
また、評価用データが一定量メモリ部に格納された場合に、評価を行う構成とした。これにより、一定量以上の評価用データを用いて補正値を算出することが可能となり、信頼性の高い補正値を取得することが可能となった。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、各荷重データの合算値が所定の閾値以上でなくなった場合に(つまり、被検者がセンサ装置110から降りるたびに)、ユーザに対して、対応を問い合わせる構成としたが、本発明はこれに限定されず、荷重計測処理の終了指示が入力された場合にのみ、ユーザに対して、対応を問い合わせる構成としてもよい。
この場合、終了指示が入力されるまでの間に、被検者がセンサ装置110に対して、複数回昇降した場合には、当該複数回分の評価用データに基づいて、また、複数の被検者がセンサ装置110に対して昇降した場合には、当該複数の被検者分の評価用データに基づいて、補正値が算出されることとなる。
また、上記第1の実施形態では、ステップS509において算出された各足圧データの合算値の平均値と、ステップS510において算出された各荷重データの合算値の平均値とが一致するように、足圧分布算出用データの補正値を算出する構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、ステップS509において算出された各足圧データの合算値の平均値と、ステップS510において算出された各荷重データの合算値の平均値との誤差が、5%未満に収まるように、足圧分布算出用データの補正値を算出するようにしてもよい。
また、上記第1の実施形態では、足圧分布検出センサ部113において計測された足圧分布データをケーブル130を介して直接取得する構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、ブルートゥースなどの無線を介して取得する構成としてもよい。
あるいは、センサ装置110内にメモリを配し、足圧分布検出センサ部113において計測された足圧分布算出用データを一旦当該メモリに記憶しておき、当該メモリに記憶した足圧分布算出用データをケーブル130を介して取得する構成としてもよい。
また、上記第1の実施形態では、センサ装置110が1つのベース部111及び1つの足圧分布検出センサ部113により形成される構成としたが、本発明はこれに限定されない。
例えば、右足用のベース部及び右足用の足圧分布検出センサ部と、左足用のベース部及び左足用の足圧分布検出センサ部とを別体とし、着脱可能な構成または折り畳み可能な構成としてもよい。この場合、スロープ部112はベース部に対して着脱可能に構成されていることが望ましい。
100:荷重計測システム、110:センサ装置、111:ベース部、112:スロープ部、113:足圧分布検出センサ部、114:荷重検出センサ部、115:凹部、116:載置部、117:基部、120:情報処理装置、130:ケーブル

Claims (7)

  1. 被検者の足が載置された場合に、該被検者の足にかかる下向きの力を検出するセンサ装置と、該センサ装置において計測された計測結果を処理する情報処理装置と、を備える荷重計測システムであって、
    前記センサ装置は、
    複数の感圧素子が配列された足圧分布検出センサ部と、
    前記足圧分布検出センサ部が着脱可能に取り付けられる載置部裏側から支持する複数の支持部に取り付けられ、該複数の支持部それぞれにかかる荷重を検出する荷重検出センサ部と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記足圧分布検出センサ部の前記複数の感圧素子それぞれにおいて計測され足圧データに基づいて前記被検者の足圧分布表示を行うとともに、前記荷重検出センサ部において計測され荷重データに基づい前記被検者の重心位置表示を行う荷重計測部と、
    足圧データに基づいて算出される前記被検者の体重データと、前荷重データに基づいて算出される前記被検者の体重データとの誤差を算出し、前記誤差が所定の閾値以上であった場合に報知を行う評価部とを備え
    前記評価部は、前記報知に応じて補正指示が入力された場合に、前記誤差を所定の閾値未満とするための補正値を算出して記憶部に格納し、
    前記荷重計測部は、前記記憶部に前記補正値が格納されている場合には、前記足圧分布検出センサ部の前記複数の感圧素子それぞれにおいて計測された足圧データを前記補正値に基づいて補正した上で前記被検者の足圧分布表示を行うことを特徴とする荷重計測システム。
  2. 前記評価部は、
    荷重データに基づいて算出される前記被検者の体重データ所定の閾値以上である場合に、前足圧データに基づい前記被検者の体重データを算出することを特徴とする請求項1に記載の荷重計測システム。
  3. 前記評価部は、
    荷重データに基づいて算出される前記被検者の体重データ所定の閾値以上である場合に、所定の周期で前荷重データに基づいて算出された前記被検者体重データの平均値と、所定の周期で前足圧データに基づいて算出された前記被検者体重データの平均値と、の誤差を算出することを特徴とする請求項2に記載の荷重計測システム。
  4. 前記評価部は、
    前記報知に応じて前記足圧分布検出センサ部の交換指示が入力された場合に、前記補正値をリセットすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の荷重計測システム。
  5. 前記評価部は、
    前記荷重計測部による足圧分布表示及び重心位置表示の終了を指示する終了指示が入力された場合に、前記報知を行うことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の荷重計測システム。
  6. 複数の感圧素子が配列された足圧分布検出センサ部と、前記足圧分布検出センサ部が着脱可能に取り付けられる載置部裏側から支持する複数の支持部に取り付けられ、該複数の支持部それぞれにかかる荷重を検出する荷重検出センサ部と、を備えるセンサ装置と接続される情報処理装置であって、
    前記足圧分布検出センサ部の前記複数の感圧素子それぞれにおいて計測され足圧データに基づいて被検者の足圧分布表示を行うとともに、前記荷重検出センサ部において計測され荷重データに基づい該被検者の重心位置表示を行う荷重計測手段と、
    足圧データに基づいて算出される前記被検者の体重データと、前荷重データに基づいて算出される前記被検者の体重データとの誤差を算出し、前記誤差が所定の閾値以上であった場合に報知を行う評価手段とを備え
    前記評価手段は、前記報知に応じて補正指示が入力された場合に、前記誤差を所定の閾値未満とするための補正値を算出して記憶部に格納し、
    前記荷重計測手段は、前記記憶部に前記補正値が格納されている場合には、前記足圧分布検出センサ部の前記複数の感圧素子それぞれにおいて計測された足圧データを前記補正値に基づいて補正した上で前記被検者の足圧分布表示を行うことを特徴とする情報処理装置。
  7. コンピュータを、請求項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
JP2012049692A 2012-03-06 2012-03-06 荷重計測システム及び情報処理装置 Active JP5893966B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012049692A JP5893966B2 (ja) 2012-03-06 2012-03-06 荷重計測システム及び情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012049692A JP5893966B2 (ja) 2012-03-06 2012-03-06 荷重計測システム及び情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013185879A JP2013185879A (ja) 2013-09-19
JP5893966B2 true JP5893966B2 (ja) 2016-03-23

Family

ID=49387438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012049692A Active JP5893966B2 (ja) 2012-03-06 2012-03-06 荷重計測システム及び情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5893966B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6601268B2 (ja) * 2016-03-02 2019-11-06 トヨタ自動車株式会社 足裏荷重算出装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2760473B2 (ja) * 1994-03-11 1998-05-28 アニマ株式会社 重心動揺計
JP2760474B2 (ja) * 1994-03-11 1998-05-28 アニマ株式会社 重心動揺計

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013185879A (ja) 2013-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5321002B2 (ja) 体動バランス検出装置、体動バランス検出プログラム、体動バランス検出方法
EP2241869B1 (en) Weight measuring apparatus for use as an input device of a game apparatus
EP2153875B1 (en) Exercise detection apparatus
KR101463684B1 (ko) 비정상 보행 여부를 측정하는 방법
KR101447652B1 (ko) 신발 인솔, 이를 구비하는 신발 및 걸음걸이 형태 교정 시스템
JP5163197B2 (ja) 姿勢評価装置
JP4805070B2 (ja) 転倒危険度判定装置
JP2006145540A (ja) 脈搏或は心搏測定が可能な体重計
JP2019500180A5 (ja)
JP2018538114A5 (ja)
JP2013192721A (ja) 足圧分布計測システム及び情報処理装置
JP2016195650A (ja) バランス能力測定方法およびバランス能力測定装置
JP2013075126A (ja) 動作訓練装置、動作訓練システム
JP4749897B2 (ja) 歩行訓練支援装置
JP5992698B2 (ja) 荷重計測システム及び情報処理装置
JP5893966B2 (ja) 荷重計測システム及び情報処理装置
JP2013183809A (ja) 足底圧計測装置及びその処理方法
EP3834721B1 (en) Sensing device and sensing data processing method
KR101923676B1 (ko) 샌들 기반의 자세교정 장치
WO2014049639A1 (ja) 足圧分布計測システムおよび情報処理装置
JP5956254B2 (ja) 荷重分布計測システム、情報処理装置及び情報処理方法
KR102608067B1 (ko) 자세 균형 감각의 정량적 측정 및 훈련장치
US20230293044A1 (en) System and method for determining user-specific estimation weights for synthesizing sensor readings
JP2014023685A (ja) 立ち上り動作測定システム
JP4611233B2 (ja) 歩行訓練支援装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5893966

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250