JP5892150B2 - 熱交換器用フィンのアイアニング加工装置、熱交換器用フィン製造方法及び熱交換器製造方法 - Google Patents

熱交換器用フィンのアイアニング加工装置、熱交換器用フィン製造方法及び熱交換器製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、熱交換器用フィンのアイアニング加工装置、このアイアニング加工装置によりカラー部を製作する熱交換器用フィン製造方法、及びこの熱交換器用フィン製造方法により製作された熱交換器用フィンを用いる熱交換器製造方法に関する。
クロスフィンチューブ式熱交換器は、積層された方形のフィンと、積層されたフィンを貫通する伝熱管とを備えている。方形フィンは、金属製薄板を素材とするものであって、伝熱管を貫通させるためのカラー部を備えている。カラー部は、フィンを積層するピッチを一定間隔に保持するとともに、フィンと伝熱管との熱伝導性能を良好する機能を備えている。
このようなカラー部は、金属製薄板に対し、張出し加工、絞り加工、ピアスバーリング加工、アイアニング加工、リフレア加工の各工程を経て製作される。そして、これら工程において、アイアニング加工は、カラー部のひびや割れの防止、カラー部の精度向上などのために、アイアニング加工部に潤滑油を供給しながら加工を行うことが重要とされている。
従来、アイアニングパンチの先端部に潤滑油を供給する方法としては、特許文献1のように、アイアニングパンチの先端を通過させる透孔を設けたストリッパープレートに給油路を形成し、この給油路から透孔の内壁面に噴射孔を設けたものがある。また、他の方法として、特許文献2のように、アイアニングパンチの軸心に縦給油路(軸方向の給油孔)を設け、この縦給油路からアイアニングパンチ先端の側面に向けて横給油孔(横方向の給油孔)を設けたものがある。また、特許文献3には、特許文献2のように軸心に縦給油路を設けた場合の、軸心の縦給油路に対する潤滑油の供給方法が開示されている。この特許文献3においては、下型ダイセットに潤滑油供給路を設け、この潤滑油供給路を軸心の縦給油路に連通させている。
特開平8-90122号公報 特開平6-328172号公報 特開昭60-180631号公報
しかしながら、特許文献1の潤滑油供給方法は、透孔の内壁面から、潤滑油を供給しなければならないアイアニングパンチの側面とカラー部の内周面との間隙までの距離が大きくなるため、アイアニング加工部への潤滑油の供給が行われにくいという問題がある。これに対し特許文献2の潤滑油供給方法の場合はこのような問題がない。しかしながら、特許文献2においては縦給油路への潤滑油の供給方法が開示されていない。また、特許文献3に記載されている縦給油路に対する潤滑油の供給方法は、下型プレートの上面から突出するアイアニングパンチの高さを調整する高さ調整装置を設けていない場合のものであって、アイアニングパンチの高さを調整する高さ調整装置を設けた場合には適用困難である。このように、カラー部の高さ調整装置を用いた場合の潤滑油の供給技術が確立されていないため、カラー部の加工精度の向上のための改善が求められていた。
本発明は、このような事情に鑑み成されたものであって、カラー部の加工精度の高い熱交換器用フィンのアイアニング加工装置、同アイアニング加工装置によりカラー部を製作する熱交換器用フィン製造方法、及び、同熱交換器用フィン製造方法により製作された熱交換器用フィンを用いる熱交換器製造方法を提供することを目的とする。
この課題を解決する熱交換器用フィンのアイアニング加工装置は、アイアニングダイを備えた上型と、前記アイアニングダイに対し先端部が進入するアイアニングパンチとを備えた下型とを有し、さらに、前記下型は、前記アイアニングパンチを保持するパンチプレートと、このアイアニングパンチの上端面の高さ位置を調整する高さ調整装置と、この高さ調整装置を支持する下型ダイセットと、前記アイアニングパンチの軸心に形成された縦給油路と、この縦給油路に潤滑油を供給するための可撓性のある給油管と、この給油管からの潤滑油を前記縦給油路に供給可能に連通するように前記アイアニングパンチの下面と前記高さ調整装置の上面との間に配置された給油プレートと、前記パンチプレートと前記下型ダイセットとの間に形成された前記給油管を配置するための給油管配置スペースとを備え、前記アイアニングパンチ、前記給油プレート及び前記給油管は、前記高さ調整装置によるアイアニングパンチの上端面の高さ位置調整時に一体的に上下動されるように構成され、さらに、前記給油管配置スペースには、前記給油管の上下動を可能とするように、前記給油管の上下に隙間が形成されている。
このような構成によれば、アイアニングパンチの上端面の高さ位置を調整する高さ調整装置を調整した場合に、前記給油管が前記給油プレート及び前記アイアニングパンチとともに上下に移動するが、前記給油管配置スペースには前記給油管の上下動を可能とするように隙間が形成されている。すなわち、前記給油管を前記給油プレートに接続したままの状態で、前記高さ調整装置により前記アイアニングパンチの上端面の高さ位置を調整することができる。したがって、アイアニングパンチの上端面の高さ位置を調整する高さ調整装置を備えながら、アイアニング加工時の加工面に支障なく潤滑油を供給することができるので、カラー部の加工精度を向上させることができる。
前記給油管配置スペースは、前記パンチプレートの下面に形成された凹部により形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、下型ダイセットには一切加工を施すことなくパンチプレートのみを加工して前記給油管配置スペースを形成することができるので、金型の加工工数を軽減することができる。
前記給油プレートは、前記給油管を接続する前記給油管接続口と、前記高さ調整装置に接する下面を部分的に凹部とした、潤滑油を貯留する油溜め部と、この油溜め部と前記給油管接続口とを接続する第1連絡油路と、前記油溜め部と前記縦給油路とを接続する第2連絡油路とを有することが好ましい。
このような構成によれば、前記給油プレートに潤滑油を貯留する油溜め部が形成されているので、縦給油路に安定的に潤滑油を供給することができる。また、油溜め部の底壁として高さ調整装置を利用することができるので、コスト節減を図ることができる。
前記給油管配置スペースは、給油プレートの一側方に形成され、前記給油プレートは、前記給油管配置スペースが位置する方向の側面に給油管接続口を備え、前記給油管は、前記給油管接続口に接続されていることが好ましい。
このような構成によれば、前記給油プレートに対し、側方から前記給油管を接続することができるので、給油管配置スペースを設けた装置を大型化することなく、給油管配置周りをコンパクトに構成することができる。
前記アイアニングパンチは、前記縦給油路を、アイアニング加工が行われる上端部の側面に開口する横給油路を有することが好ましい。
このような構成によれば、アイアニング加工が行われるアイアニングパンチの上端部の側面に潤滑油が供給される給油機構が形成されているので、アイアニング加工部に潤滑油を直接的に給油することができる。これにより、潤滑油による冷却効果を向上させることができ、カラー部の加工精度を向上させることができる。
前記横給油路は、前記アイアニングパンチの軸心の縦給油路から上端部の外周側面に向けて放射状に形成された複数の給油路からなり、これら給油路は円周方向に等間隔に形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、アイアニング加工時の加工面全域に円滑に潤滑油を供給することができ、カラー部の加工精度をより一層向上させることができる。
前記高さ調整装置は、テーパジブ上部材とテーパジブ下部材とからなるテーパジブであって、前記テーパジブは、テーパジブ下部材の移動により高さ調整を行うように構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、高さ調整装置として多用されているテーパジブを適用することができる。また、このテーパジブは、高さ調整時テーパジブ上部材が移動しないので、アイアニングパンチを安定的に支持することができるとともに、潤滑油の漏れも少なくすることができる。
また、上記課題を解決する熱交換器用フィン製造方法は、前記熱交換器用フィンのアイアニング加工装置によりカラー部を製作するものである。
このような構成によれば、カラー部の加工精度が向上するので、安定した品質の熱交換器用フィンを提供することができる。
また、上記課題を解決する熱交換器製造方法は、前記熱交換器用フィン製造方法により製作された熱交換器用フィンを用いものである。
このような構成によれば、カラー部の加工精度が向上するので、安定した品質の熱交換器を提供することができる。
上記発明によれば、アイアニングパンチの上端面の高さ位置を調整する高さ調整装置を備えながら、アイアニング加工時の加工面に支障なく潤滑油を供給することができるので、カラー部の加工精度を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係るクロスフィンチューブ式熱交換器のフィンの図面であって、(a)は平面図であり、(b)はA−A断面図である。 同熱交換器用フィンのフィン製造装置の全体概略図あり、加工工程順を示したものである。 同熱交換器用フィンにおけるカラー部の成形工程を表した図であって、(a)は張出し加工工程、(b)は絞り加工工程、(c)はピアスバーリング加工工程、(d)はアイアニング加工工程、(e)はリフレア加工工程を示す。 同カラー部の成形工程におけるアイアリング加工を行う金型の型開き時の断面図である。 同金型の型閉じ時の断面図である。 同金型におけるアイアニングパンチの図面であって、(a)は外形側面図、(b)はB−B断面図である。 同金型における給油管周りの拡大図であって、高さ調整装置であるテーパジブによりアイアニングパンチの上端面を高く調整した場合の状態図である。 同給油管周りの拡大図であって、高さ調整装置であるテーパジブによりアイアニングパンチの上端面を低く調整した場合の状態図である。
本発明の実施形態に係る熱交換器用フィンのアイアニング加工装置の具体例を、図面を参照しつつ以下に説明する。なお、本発明は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
[本加工装置により製造される熱交換器用フィンの説明]
先ず、本実施の形態に係る熱交換器用フィンの概略構成を説明する。
図1(a)に示すように、本熱交換器用のフィン1は、例えば空気調和機の室内機などの熱交換器に使用されるものであって、千鳥状に伝熱管を貫通させるカラー部10を備えている。カラー部10は、2列6段に形成されている。カラー部10の各列の段間には4個一組の膨出フィン(以下ルーバーフィン20と称する)が形成されている。カラー部10の列間にはミシン目のスリット30が形成されている。
図1(b)に示すように、カラー部10は、小さな立ち上げを成す大径の、皿型の座部11が形成され、その上方に垂直円筒部12が形成されている。この垂直円筒部12の上方はリフレア部13が形成されている。垂直円筒部12は、伝熱管40の挿入部であり、伝熱管40とフィン1との伝熱を良好にするものである。このため伝熱管40は、所定の形状に成形されたカラー部10に挿入された後に拡管される。これにより、伝熱管40は、垂直円筒部12の内面と密接に接触するように形成される。座部11は、フィン1を積層するときのガイド機能を有する、リフレア部13は、フィン1を積層するときのピッチを一定に維持する機能を有する。
ルーバーフィン20は、前縁効果によりフィン1の熱伝達率を向上させるものである。ルーバーフィン20は、段方向に切り込みが入れられ、段方向の両端においてフィン1の基部から立ち上げられた形状を成している。図1に示したものはルーバーフィン20の一例であって、様々な形状のものと置き換え可能である。
カラー部10の列間に形成されているミシン目のスリット30は、段方向に切り目を入れたものであって、列間でフィン1を容易に分割できるようにするために形成されている。なお、列間に加工されるスリットとしては、このようなもの以外に、凝縮器として使用される室外コイルなどの熱交換器において、入口側の伝熱管40と出口側の伝熱管40との間における熱伝導を低減させることにより、冷媒の液化や過冷却を促進させる目的のものがある。また、他のスリットとしては、単純に列を分割するために段方向に連続するスリットを形成する場合もある。本実施の形態におけるミシン目加工のスリット30はこれらスリットに置換することが可能である。
[本熱交換器用のフィン製造装置の全体概要]
次に、このようなフィンを製造するフィン製造装置の概要について説明する。
図2に示すように、本フィン製造装置は、フィン1の素材であるアルミニウム等の金属製薄板Pがコイル状に巻かれたアンコイラ50を備えている。そして、金属製薄板Pは、アンコイラ50からループコントローラ51を経てプレス装置52へ送られる。プレス装置52は、ベッドに固定される下型と、プレス機械のスライドに固定される上型とを有する。このフィン製造装置では、工程が多岐にわたるため1台のプレス装置52の金属製薄板Pの送り方向の長さ範囲内に各工程の金型を収容することができない。このため、プレス装置52においては下型を支持する下型ダイセット52aを送り方向の下手側へ延長させている。同様に、上型を支持する上型ダイセット52bについても送り方向の下手側へ延長させている。なお、上型の延長寸法の不足を補うようにオーバーハング部材52cが送り方向の外方へさらに延長されている。この実施の形態では、このオーバーハング部材52cにより最終工程のシャーリング装置が保持されている。
このように構成された1台のプレス装置52によりA〜Iの各工程の加工が行われる。図2における表内に示すように、工程Aでは、ルーバーフィン20の加工が行われる。工程B〜工程Fではカラー部10の加工が順次行われる。工程Fを経てカラー部10が形成された金属製薄板Pは、工程Gにおいて列間スリット加工やトリミング加工が行われる。そして、工程Hでは、ピッチフィードにより全体のピッチ送りが行われている。工程Iは、最終工程であり金属製薄板Pを所定の長さで切断するシャーリング加工が行われる。金属製薄板Pは、この工程Iを最終工程として熱交換器用のフィン1として完成される。また、完成されたフィン1は、工程Iの下手に配置されているスタッカー53に収容される。スタッカー53は、鉛直方向に立設された複数のピン53aを有しており、カラー部10内にピン53aを挿入することによりフィン1を一定のピッチで積層している。
また、フィン製造装置は、従来公知のものと同様に、金属製薄板Pから複数のフィンを同時に仕上げるように各工程が複数列同時進行するように構成されている。なお、連続する列間スリットをどの位置の列間で行うかによりフィンの列数が設定されるとともに、列数の異なるフィンを同時に加工することができる。また、これらの設定により、同時に製作されるフィンの枚数が決定されることになる。例えば、図示2列6段のフィン1であれば、同時に生産する枚数は二十枚以上となる。本実施の形態に係るフィン製造装置は、このために各工程の加工を行う金型が複数並列に設置されている。
ここで、工程B〜工程Fのカラー部10の加工について、図3を参照しながら具体的に説明する。
図3(a)に示すように、工程Bでは張出し部101を形成する張出し加工が行われる。図3(b)に示すように、工程Cでは絞り部102を加工する絞り加工が行われる。図3(c)に示すように、工程Dでは中心部に下孔103をあけると同時にバーリング部104を形成するピアスバーリング加工が行われる。また、この工程Dでは、座部105が形成される。図3(d)に示すように、工程Eでは所定の内径となるような垂直円筒部106を形成するアイアニング加工が行われる。図3(e)に示すように、工程Fでは、垂直円筒部106の先端にリフレア部を形成するリフレア加工が行われる。図3(e)に示した形状は、工程Fの加工を経て完成されたカラー部10を示す。この図における括弧内の符号は加工途中の符号を示す。すなわち、最終工程を経たカラー部10は、座部11、垂直円筒部12、及びリフレア部13を備えている。
[アイアニング加工を行う金型の説明]
次に、フィン製造装置におけるアイアニング加工を行う金型について、図4の型開き時を基準に説明する。
図4に示すように、金型は、他の工程の金型と同様に上型ダイセット52bに固定される上型60と、下型ダイセット52aに固定される下型70とから構成されている。上型ダイセット52bは、上下方向に移動するスライドに固定され、下型ダイセット52aは静止するベッドに固定されている。なお、本実施の形態に係るフィン製造装置は、複数のフィンを同時に加工するものであって、所定列数に対応する数の金型が並行的に配置されている。ただし、以下の説明においては、説明を簡略化するために1個の金型についてのみ説明する。
図4に示すように、上型60は、アイアニングダイ61、このアイアニングダイ61を固定するダイホルダ62、ダイホルダ62を固定する上型プレート63、アイアニングダイ61の孔部61a内に収納されるノックアウトピン64、ノックアウトピン64を下方へ付勢するばね65などを備えている。
下型70は、アイアニングパンチ71、アイアニングパンチ71を保持するパンチプレート72、アイアニングパンチ71の抜けを防止する抜け止め部材73、ストリッパープレート74、潤滑油を供給する給油管75、給油管75を接続する給油プレート76、アイアニングパンチ71の上端面の高さを調整する高さ調整装置77などを備えている。
アイアニングダイ61は、型閉じ時に下型70に含まれるアイアニングパンチ71の先端部を進入させる孔部61aを有する。孔部61aの下端部には、工程Dにおいて形成された座部105が型閉じ時に嵌まり込む程度の浅い皿型の大径部61bが形成されている。アイアニングダイ61は、ダイホルダ62と同寸の高さを有している。アイアニングダイ61は、上方部が大径のフランジ部61cを成し、ダイホルダ62に形成される段付取付孔62aに上方から挿入され、フランジ部61cが段付取付孔62aの肩部62bに当接して下方への移動が規制されている。また、アイアニングダイ61は、ダイホルダ62の上方に配置される上型プレート63により上方への抜けが規制されている。
アイアニングダイ61の孔部61a内には、ばね65によって下方に付勢されるノックアウトピン64の下方部が挿入されている。
ノックアウトピン64は、上端部が大径のフランジ部64aを成し、フランジ部64aの下方に孔部61a内を摺動する摺動部64bが形成されている。フランジ部64aは、ばね65によって下方に付勢されている。ばね65は、上型ダイセット52bから上型プレート63を貫通するように設けられた穴66内に収納されている。この穴66のうち上型プレート63を貫通する部分は、ノックアウトピン64のフランジ部64aの上下動を許容する。ノックアウトピン64は、型開き状態において、ばね65の付勢力によりフランジ部64aの下面がアイアニングダイ61の上端面に押し付けられて静止している。この状態において、ノックアウトピン64は、下端面がダイホルダ62の下面と略同一か又は少し突出するように設定されている。ノックアウトピン64は、アイアニングパンチ71が孔部61aに進入してきたときには、アイアニングパンチ71の先端上面に当接しながら上方に押し上げられる構成となっている。
次に、下型70を構成する部品について説明する。
図4に示すように、アイアニングパンチ71は、ピアスバーリング加工工程を終了した金属製薄板Pに対しアイアニング加工を行うためのパンチであって、下方から上方に向かって4段階で細くなる段付円柱状部に形成されている。すなわち、アイアニングパンチ71は、パンチプレート72に穿設された透孔72a内に上下摺動可能に挿通されて保持される最下端の第1円柱状部71aと、その上方に位置して抜け止め部材73を貫通してストリッパープレート74の透孔74aに挿入される第2円柱状部71bを有している。また、アイアニングパンチ71は、ストリッパープレート74を縦貫可能に構成される第3円柱状部71cと、アイアニングダイ61の孔部61aの内面との間で金属製薄板Pをアイアニング加工する先端の第4円柱状部71dとを備えている。
アイアニングパンチ71の第1円柱状部71aが上下方向に摺動可能に挿入されているパンチプレート72の透孔72aの上部には、抜け止め部材73が設けられている。抜け止め部材73は、より具体的にはパンチプレート72上面の凹部に固定されている。そして、この抜け止め部材73には、アイアニングパンチ71の第2円柱状部71bを貫通させる透孔73aが設けられている。この透孔73aは、第1円柱状部71aの直径より小さく形成されている。このようにして、アイアニングパンチ71が上方へ移動しようとすると、第1円柱状部71aが抜け止め部材73に当接するように構成されている。抜け止め部材73は、このように第1円柱状部71aの上下動を規制することにより、アイアニングパンチ71の上方へ抜け止め機能を発揮している。なお、抜け止め部材73の下面と第1円柱状部71aの上面との間には、アイアニングパンチ71の上端面の高さ位置を調節することができるように十分な隙間が形成されている。
ストリッパープレート74は、ストリッパープレート74に下方への荷重が加えられない状態のとき、つまり型開き状態において、付勢部材であるばね78によって上方へ付勢され、パンチプレート72及び抜け止め部材73との間に所定距離の間隔が設けられている。ばね78は、ストリッパープレート74とパンチプレート72との間に設けられている。また、ストリッパープレート74には、アイアニングパンチ71の第3円柱状部71c及び第4円柱状部71dが通過可能の透孔74aが穿設されている。そして、ストリッパープレート74は、型開き状態のときアイアニングパンチ71の上端面がストリッパープレート74の上面以下となるように、その位置が調整されている。このようなストリッパープレート74の上面に、工程Dのピアスバーリング加工を終えた状態の金属製薄板Pが移送されてアイアニング加工が施される。
上記において、透孔72a,73a,74aにおける孔の内面とアイアニングパンチ71の外周面との隙間は大きい。これに対し、パンチプレート72の透孔72aにおける孔の内面とアイアニングパンチ71の外周面との隙間は、アイアニングパンチ71を保持しながら摺動を可能とする程度であって小さい。
また、アイアニングパンチ71は、下端面が給油プレート76の上面により支持されている。そして、給油プレート76は、アイアニングパンチ71の長端面の高さ位置を調節するための高さ調整装置77により支持されている。したがって、アイアニングパンチ71及び給油プレート76は、高さ調整装置77の調整動作が行われたときに一体となって上下に移動し、この移動によりアイアニングパンチ71の上端面の高さ位置が所定位置に調整される。
高さ調整装置77としては、テーパジブ上部材77aとテーパジブ下部材77bとからなるテーパジブが用いられている。このテーパジブは、テーパジブ下部材77bが下型ダイセット52a内において水平方向にスライド式に移動することにより、テーパジブ上部材77aの上面高さが調節される。そして、テーパジブ上部材77aの上面高さが調節されると、給油プレート76とアイアニングパンチ71とが一体となって上下方向に移動させられ、その結果としてアイアニングパンチ71の上端面の高さ位置が所定位置に調整される。
[アイアニング加工部への給油機構]
次に、このように構成される、アイアニング加工部への給油機構について説明する。
図4、図5に示すように、この実施の形態においてアイアニング加工部への給油は、アイアニングパンチ71の軸心部に形成された縦給油路81を経由し、アイアニングパンチ71の先端部に形成された横給油路82を通じて行われる。図6(a),(b)に示すように、横給油路82は、縦給油路81から先端部の側面に向けて放射状に開口するものであって、クロス状に形成されている。また、縦給油路81は、下端面に開口している。
ここで、給油管75から縦給油路81への給油について具体的に説明する。
図4、図5に示すように、給油管75から縦給油路81への給油は、アイアニングパンチ71の下方であって、高さ調整装置77の上面に支持された給油プレート76を介して行われている。
給油プレート76は、直方体状の台座のごとき形状に形成され、側面に給油管75をテーパねじ継手により接続する給油管接続口83を有している。また、給油プレート76の内部下方には、高さ調整装置77を成すテーパジブに接する下面を部分的に凹部とし、この凹部の下方をテーパジブ上部材77aで閉塞する油溜め部84が形成されている。そして、給油プレート76の内部には、油溜め部84と給油管接続口83とを接続する第1連絡油路85と、油溜め部84と縦給油路81の下端開口部81aとを接続する第2連絡油路86とが形成されている。
また、給油プレート76の一側方において、パンチプレート72の下面に開口する凹部をパンチプレート72の下部位置に形成することにより、下型ダイセット52aとパンチプレート72との間にこの凹部を利用する給油管配置スペース87を形成している。給油管75は、高さ調整装置77を動作させたときに、給油プレート76及びアイアニングパンチ71と一体となって給油管配置スペース87内を上方向又は下方向に移動する。そこで、図7及び図8に示すように、この給油管配置スペース87には、給油管75の上下に給油管75の移動を許容するための間隙を設けている。
図7に示すように、高さ調整装置77によりアイアニングパンチ71の位置を上方に移動させたときには、給油管75の上方に最少上方間隙Sa1が形成され、給油管75の下方に最大下方間隙Sb2が形成される。また、図8に示すように、高さ調整装置77によりアイアニングパンチ71の位置を下方に移動させたときには、給油管75の上方に最大上方間隙Sa2が形成され、給油管の下方に最小下方間隙Sb1が形成される。
[本アイアニング加工装置の作用]
次に、本アイアニング加工装置の作用としてこの加工装置の動作を説明する。
図4に示すように、本アイアニング加工装置では、型開き状態において工程Dのピアスバーリング加工工程を経た金属製薄板Pがストリッパープレート74上の所定位置に移送される。次いで、図5に示すように上型60が下方に移動して型閉じ状態となる。
上型60が下方に移動したときには、アイアニングダイ61の下端面によりストリッパープレート74が下方へ押動される。この押動によって、パンチプレート72とストリッパープレート74との間の距離が短縮され、アイアニングパンチ71の先端が透孔74aを通過し、ストリッパープレート74の上面へ突出する。アイアニングダイ61は、その下端面で座部105の周囲の金属製薄板の周囲をストリッパープレート74の上面に押し付けて挟持する一方、座部105が孔部61a下端の大径部61bに嵌まり込む状態となる。また、アイアニングパンチ71が、下孔103を貫通し、ノックアウトピン64をばね65の附勢力に抗して孔部61a内に進入する。そして、この進入に伴い、アイアニングパンチ71先端の第4円柱状部71dの側面と孔部61aの内壁面との間で、下孔103、バーリング部104及び座部105を備えた金属製薄板Pの膨出部に対しアイアニング加工が行われ、所定高さの垂直円筒部106が形成される(図3(c)及び図3(d)参照)。
図5に示すように、上型60の下方への動作によりアイアニングパンチ71の先端部が孔部61a内に進入してアイアニング加工が行われるときには、アイアニングパンチ71の上端面がノックアウトピン64の下端面に当接し、アイアニングパンチ71がばね65の下方への付勢力に抗してノックアウトピン64を上へ押し上げている。
図4に示すように、アイアニング加工の終了とともに型開き状態となったときは、ノックアウトピンはアイアニングパンチの下方への移動とともに下方移動し、その下端面がダイホルダ62の下面と略同一になるか少し出る程度まで移動するように設定されている。そして、この移動に伴い孔部61aの内面に付着していた金属製薄板Pの加工途中の膨出部を押し出すことができ、これにより金属製薄板Pを上型から遊離させることができる。
図4、図5に示すように、アイアニング加工部であるアイアニングパンチ71の先端部の側面と孔部61aの内周面との間に対する潤滑油の供給は、給油管75からミスト状のプレス加工油が供給される。給油管75から供給されるミスト状の潤滑油は、第1連絡油路85、油溜め部84、第2連絡油路86、縦給油路81、横給油路82の経路により供給される。図6に示すように、横給油路82は、クロス状であって円周方向に均等割りとなるように配置されているので、アイアニング加工部全域に円滑に給油することができる。
また、この加工装置において、アイアニングパンチ71の上端面の高さを調整する場合は、高さ調整装置77を構成するテーパジブ下部材77bを水平方向に手動又は電動モータにより移動させて、アイアニングパンチ71を支持するテーパジブ上部材77aの上面高さを調節する。この場合、給油管75は、アイアニングパンチ71及び給油プレート76が一体となって上下に移動するため、給油管配置スペース87に対し給油管75が上下に移動することになる。給油管75と給油管配置スペース87の上面及び下面との間の間隙は、この移動分以上の寸法に設定されている。したがって、高さ調整装置77を必要に応じ動作させてもアイアニング加工部への給油に支障をきたすことがない。
[実施の形態の効果]
本実施の形態に係るアイアニング加工装置は、以上のように構成されているので、次のような効果を奏することができる。
(1)給油管配置スペース87における給油管75上下の間隙が給油管の上下移動を見越した寸法とされているので、アイアニングパンチ71の上端面の高さ位置を調整する高さ調整装置77を支障なく移動することができる。したがって、本アイアニング加工装置によれば、アイアニングパンチ71の上端面の高さ位置を調整する高さ調整装置77を備えながら、アイアニング加工部に支障なく潤滑油を供給することができる。
(2)給油管配置スペース87は、パンチプレート72の下面に形成された凹部により構成されているので、下型ダイセット52aには一切加工を施すことなくパンチプレート72のみを加工して給油管配置スペース87を形成することができる。これにより、金型の加工工数を軽減することができる。
(3)給油プレート76に潤滑油を貯留する油溜め部84が形成されているので、縦給油路81に安定的に潤滑油を供給することができる。また、油溜め部84の底壁面を高さ調整装置により閉塞しているので、コスト節減を図ることができる。
(4)給油管配置スペース87が給油プレート76の一側方に形成され、給油管75が給油プレート76に対し側方から接続されているので、給油管配置周りをコンパクトに構成することができる。
(5)アイアニング加工が行われるアイアニングパンチ71の上端部の側面に潤滑油が供給される給油機構が形成されているので、アイアニング加工部に潤滑油を直接的に給油することができる。これにより、潤滑油による冷却効果を向上させることができ、カラー部10の加工精度を向上させることができる。
(6)横給油路82は、アイアニングパンチ71の軸心の縦給油路81から上端部の外周側面に向けて放射状に形成された複数の横給油路からなり、これら横給油路82は円周方向に等間隔に形成されている。したがって、アイアニング加工部全域に円滑に潤滑油を供給することができ、カラー部の加工精度をより一層向上させることができる。
(7)アイアニングパンチ71の上端面の高さ位置を調整する高さ調整装置77がテーパジブ下部材77bの移動により高さ調整を行うテーパジブであるので、高さ調整時にテーパジブ上部材77aが移動しない。したがって、アイアニングパンチ71を安定的に支持することができるとともに、潤滑油の漏れも少なくすることができる。
(8)本熱交換器用フィンは、本アイアニング加工装置によりカラー部が製作されているので、カラー部の加工精度が向上し、安定した品質とすることができる。
(9)本熱交換器は、本アイアニング加工装置によりカラー部が製作されたフィンを用いたものであるので、フィンのカラー部の加工精度が向上し、安定した品質とすることができる。
[変形例]
上記実施の形態において以下のように変更することもできる。
・横給油路82は、4本でクロス状に形成されていたが、これに限定されるものでなく、適宜増減してもよい。例えば、この横給油路82を2本又は3本としてもよい。なお、この場合においても複数本の横給油路82の円周方向の間隔を均等にすることが好ましい。
・給油管配置スペース87は、パンチプレート72のみに凹部を設けて形成していたが、パンチプレート72と下型ダイセット52aとの双方に凹部を形成してもよい。
・アイアニングパンチ71の上端面の高さを調節する高さ調整装置77として、テーパジブ下部材77bを水平方向に移動するテーパジブを例示したが、テーパジブ上部材77aを水平方向に移動させるものとすることもできる。なお、この場合は、アイアニングパンチ71の下端を支持する支持面が移動することになるので、アイアニングパンチ71の姿勢への影響が懸念される。また、油溜め部84の機密性劣化が懸念される。また、高さ調整装置としては、テーパジブ以外の適宜のものに変更することを妨げるものではない。
・アイアニングパンチ71の縦給油路81は、例えば、図4に図示するように上方に向かって途中で細くしているが、これは必須ではない。途中で配管径を細くしないものでもよい。
・カラー部10の形状は、垂直円筒部12の下方部に皿型の座部11が形成されているものを例示しているが、この座部11を設けないものでもよい。また、座部11の形状は、平面視円形としているが、平面視の形状を他の形状、例えば六角形、四辺形などとしてもよい。
・フィン1の一例として、2列6段のものを示したが、列数については1列又は3列以上としてもよい。また、段数についても6段ではなく、5段以下のものや7段以上のものとしてもよい。また、フィン1の一例としてルーバーフィン20を有するものとしたが、ルーバーフィン20のないものでもよい。また、ルーバーフィン20も他の形状のものや、他の構造のものとしてもよい。
P 金属製薄板
Sa1 最少上方寸法
Sa2 最大上方寸法
Sb1 最少下方寸法
Sb2 最大下方寸法
1 フィン
10 カラー部
11 座部
12 垂直円筒部
13 リフレア部
20 ルーバーフィン
30 スリット
40 伝熱管
50 アンコイラ
51 ループコントローラ
52 プレス装置
52a 下型ダイセット
52b 上型ダイセット
53 スタッカー
53a ピン
60 上型
61 アイアニングダイ
61a 孔部
61b 大径部
61c フランジ部
62 ダイホルダ
62a 段付取付孔
62b 肩部
63 上型プレート
64 ノックアウトピン
64a フランジ部
64b 摺動部
65 ばね
66 穴
70 下型
71 アイアニングパンチ
71a 第1円柱状部
71b 第2円柱状部
71c 第3円柱状部
71d 第4円柱状部
72 パンチプレート
72a 透孔
73 抜け止め部材
73a 透孔
74 ストリッパープレート
74a 透孔
75 給油管
76 給油プレート
77 高さ調整装置
77a テーパジブ上部材
77b テーパジブ下部材
78 ばね
81 縦給油路
81a 下端開口部
82 横給油路
83 給油管接続口
84 油溜め部
85 第1連絡油路
86 第2連絡油路
87 給油管配置スペース
101 張出し部
102 絞り部
103 下孔
104 バーリング部
105 座部
106 垂直円筒部
107 リフレア部

Claims (9)

  1. アイアニングダイ(61)を備えた上型(60)と、前記アイアニングダイ(61)に対し先端部が進入するアイアニングパンチ(71)とを備えた下型(70)とを有し、
    さらに、前記下型(70)は、前記アイアニングパンチ(71)を保持するパンチプレート(72)と、このアイアニングパンチ(71)の上端面の高さ位置を調整する高さ調整装置(77)と、この高さ調整装置(77)を支持する下型ダイセット(52a)と、前記アイアニングパンチ(71)の軸心に形成された縦給油路(81)と、この縦給油路(81)に潤滑油を供給するための給油管(75)と、この給油管(75)からの潤滑油を前記縦給油路(81)に供給可能に連通するように前記アイアニングパンチ(71)の下面と前記高さ調整装置(77)の上面との間に配置された給油プレート(76)と、前記パンチプレート(72)と前記下型ダイセット(52a)との間に形成された前記給油管(75)を配置するための給油管配置スペース(87)とを備え、
    前記アイアニングパンチ(71)、前記給油プレート(76)及び前記給油管(75)は、前記高さ調整装置(77)によるアイアニングパンチ(71)の上端面の高さ位置調整時に一体的に上下動されるように構成され、
    さらに、前記給油管配置スペース(87)には、前記給油管(75)の上下動を可能とするように、前記給油管(75)の上下に隙間が形成されている
    熱交換器用フィンのアイアニング加工装置。
  2. 前記給油管配置スペース(87)は、前記パンチプレート(72)の下面に形成された凹部により形成されている
    請求項1に記載の熱交換器用フィンのアイアニング加工装置。
  3. 前記給油プレート(76)は、前記給油管を接続する給油管接続口(83)と、前記高さ調整装置(77)に接する下面を部分的に凹部とした、潤滑油を貯留する油溜め部(84)と、この油溜め部(84)と前記給油管接続口(83)とを接続する第1連絡油路(85)と、前記油溜め部(84)と前記縦給油路(81)とを接続する第2連絡油路(86)とを有する
    請求項1又は請求項2に記載の熱交換器用フィンのアイアニング加工装置。
  4. 前記給油管配置スペース(87)は、前記給油プレート(76)の一側方に形成され、
    前記給油プレート(76)は、前記給油管配置スペース(87)が位置する方向の側面に給油管接続口(83)を備え、
    前記給油管(75)は、前記給油管接続口(83)に接続されている
    請求項1〜請求項3の何れか項に記載の熱交換器用フィンのアイアニング加工装置。
  5. 前記アイアニングパンチ(71)は、前記縦給油路(81)を、アイアニング加工が行われる上端部の側面に開口する横給油路(82)を有する
    請求項1〜4の何れか1項に記載の熱交換器用フィンのアイアニング加工装置。
  6. 前記横給油路(82)は、前記縦給油路(81)から側面に向けて放射状に形成された複数からなり、これら横給油路(82)は円周方向に等間隔に形成されている
    請求項5に記載の熱交換器用フィンのアイアニング加工装置。
  7. 前記高さ調整装置(77)は、テーパジブ上部材(77a)とテーパジブ下部材(77b)とからなるテーパジブであって、
    前記テーパジブは、テーパジブ下部材(77b)の移動により高さ調整を行うように構成されている
    請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の熱交換器用フィンのアイアニング加工装置。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載の熱交換器用フィンのアイアニング加工装置によりカラー部(10)を製作する熱交換器用フィン製造方法
  9. 請求項8に記載の熱交換器用フィン製造方法により製作された熱交換器用フィンを用いる熱交換器製造方法
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