JP5892053B2 - 撮像装置、撮像方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、2台以上で同期して連続撮影する撮像装置、撮像方法及びプログラムに関する。
従来から、違った角度からの映像解析や立体的な映像を得る等の目的で、2台のデジタルカメラが同期して動画をそれぞれ撮像する撮像システムが存在する。デジタルカメラに専用のレリーズキー等を用いない簡易的なシステムが撮像システムとして採用されている場合、撮影者が、複数のデジタルカメラのうち、マスター側の撮像装置(以下、「マスター装置」と呼ぶ)となるデジタルカメラに対して記録開始キーを押下操作することにより、当該マスター装置の撮影が開始されるとともに、スレーブ側の撮像装置(以下、「スレーブ装置」と呼ぶ)となるデジタルカメラの撮影も同時に開始される。その後、撮影者が、マスター装置に対して記録停止キーを押下操作することにより、当該マスター装置及びスレーブ装置の撮影も同時に終了する。
ここで、動画撮影の仕様が同一の2台のデジタルカメラを有線で接続して同期撮影をする場合の接続構成について考える。この接続構成の場合、マスター装置が生成する垂直同期信号をスレーブ装置に供給し、この供給された垂直同期信号をそのまま直接的にスレーブ装置側の垂直同期信号として用いることで、マスター装置とスレーブ装置が同期を取りながらそれぞれ動画撮影をする。この構成の場合、動画記録中は、マスター装置及びスレーブ装置の双方で垂直同期信号が常に通信され同期が取り直されるため、デジタルカメラ間のクロック精度バラツキによって同期ずれが蓄積されることはないが、ケーブルの伝送遅延による一定量のタイミングのずれが生じる。この場合、相手側の撮像装置とのあいだの相対的なタイミングのずれ量は、自己がマスター装置であるかスレーブ装置であるかによって異なる。
また、複数のデジタルカメラ間で同期撮影を行う同期撮影モードに設定する段階で、2台のデジタルカメラのうち、一方をマスター装置として、他方をスレーブ装置として認識させる必要がある。このため、自己のデジタルカメラがマスター装置とスレーブ装置とのうち何れとして動作するのか判別する為の何らかの識別信号が必要となる。したがって従来では、例えば、汎用ポート入力をプルアップしておき、各デジタルカメラを接続するケーブル内で一方のデジタルカメラ側のGND(ground)にショートされるようにして、同期撮影モード切り替え時にポート入力がLowレベルである撮像装置がマスター装置として機能するようになされている。このように、撮像装置におけるケーブルに関する技術として、撮像装置のカメラヘッドと、カメラ本体間をケーブルで接続する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−98652号公報
しかしながら、上述の従来の技術に特許文献1の技術を適用した場合であっても、2台以上で同期して連続撮影する場合の各種制御(例えば、マスター装置とスレーブ装置の決定や、撮影の記録開始や停止タイミングの制御や、タイミングずれの補正制御など)を効果的に行うことは難しかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、2台以上で同期して連続撮影する場合の各種制御をより効果的に行うことができる撮像装置、撮像方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の撮像装置は、
一定周期の連続撮影タイミングを指示する内部用垂直同期信号を生成するタイミングジェネレータと、
前記タイミングジェネレータが生成した内部用垂直同期信号に対して特定の位相差を有する第1の信号を生成する第1の生成回路と、
他の撮像装置から出力された外部出力用垂直同期信号を外部入力用垂直同期信号として入力する入力回路と、
前記入力回路により入力された外部入力用垂直同期信号と、前記タイミングジェネレータが生成した内部用垂直同期信号との位相差を検出する検出回路と、
前記検出回路により検出された位相差に基づいて前記第1の生成回路が前記第1の信号を生成する際の位相差を調整する調整手段と、
前記入力回路により入力された外部入力用垂直同期信号から第2の信号を生成する第2の生成回路と、
前記第1の生成回路が生成した前記第1の信号と、前記第2の生成回路が生成した前記第2の信号のいずれか一方を選択する選択回路と、
前記選択回路が選択した方の信号を外部出力用垂直同期信号として外部に出力する出力回路と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、2台以上で同期して連続撮影する場合の各種制御をより効果的に行うことが可能となる。
撮像装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。 図1の構成を有する2台の撮像装置1のうち、マスター装置1Aとスレーブ装置1Bとをケーブルにより接続する接続例を示す図である。 マスター装置1Aとスレーブ装置1Bとで用いられる各種入出力信号のタイミングチャートを示す図である。 撮像同期制御処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 図4の機能的構成を有する撮像装置が実行する撮像処理の流れを示すフローチャートである。 図4の機能的構成を有する撮像装置が実行する撮像同期制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を用いて説明する。
[ハードウェア構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る撮像装置1のハードウェアの構成を示すブロック図である。
撮像装置1は、例えばデジタルカメラとして構成される。
本実施形態に係る撮像装置1は、全く同一仕様の動画撮影が可能な2台の撮像装置1に対して、2本の垂直同期信号を有線のケーブルで接続することにより、簡素な回路で高精度な同期撮影を行う。以下、2台の撮像装置1のうち、一方の撮像装置1を「マスター装置1A」とし、他方の撮像装置1、即ちマスター装置1Aに従属する撮像装置1を「スレーブ装置1B」と呼ぶ。また、「マスター装置1A」と「スレーブ装置1B」を個々に区別して説明する必要がない場合には、単に両者をまとめて「撮像装置1」と呼ぶ。マスター装置1Aのハードウェア構成と、スレーブ装置1Bのハードウェア構成とは、同一であるため、以下、図1を参照して撮像装置1のハードウェア構成について説明する。
撮像装置1のLSI(Large Scale Integration)10は、発振回路11と、PLL(位相同期回路:Phase Locked Loop)12と、記録開始/停止キー13と、キー入力検出部14と、CPU(Central Processing Unit)15と、ROM(Read Only Memory)16と、RAM(Random Access Memory)17と、画像処理ブロック18と、バス19と、TG(Timing Generator)20と、ダイオード21と、ダイオード22と、を備えている。
発振回路11は、所定の周波数のクロック信号を発生する。
PLL12は、インダクタと可変容量を用いたVCO(Voltage Control Oscillator)等を用いて構成されるアナログ回路により構成される。PLL12は、発振回路12から発信されたクロック信号に基づき、VCOにより所望のクロック信号を生成する。そして、PLL12は、撮像デバイス30の仕様に合わせて生成した周波数のクロック信号をTG20へ供給する。
記録開始/停止キー13は、各種釦やポインティングデバイス、ソフトウェアキー等で構成され、後述の撮像処理の開始及び停止を指示する操作を含むユーザによるキーの入力操作を受け付ける。
キー入力検出部14は、記録開始/停止キー13により受け付けた入力操作を検出し、検出した入力情報をCPU15を通じてTG20へ供給する。
CPU15は、例えば、後述する撮像処理のためのプログラム等、ROM16に記録されているプログラム等に従って各種の処理を実行する。
RAM(Random Access Memory)17には、CPU15が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
画像処理ブロック18は、複数のブロックにより構成され、撮像デバイス30から供給される入力データを動画コードに変換する。
撮像デバイス30は、図示はしないが、光学レンズ部と、イメージセンサと、を備えている。
光学レンズ部は、被写体を撮影するために、光を集光するレンズ、例えばフォーカスレンズやズームレンズ等で構成される。
フォーカスレンズは、イメージセンサの受光面に被写体像を結像させるレンズである。ズームレンズは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させるレンズである。
光学レンズ部にはまた、必要に応じて、焦点、露出、ホワイトバランス等の設定パラメータを調整する周辺回路が設けられる。
イメージセンサは、光電変換素子や、AFE(Analog Front End)等から構成される。
光電変換素子は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子等から構成される。光電変換素子には、光学レンズ部から被写体像が入射される。そこで、光電変換素子は、被写体像を光電変換(撮像)して画像信号を一定時間蓄積し、蓄積した画像信号をアナログ信号としてAFEに順次供給する。
AFEは、このアナログの画像信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理等の各種信号処理を実行する。各種信号処理によって、デジタル信号が生成され、撮像デバイス30の出力信号として出力される。
このような撮像デバイス30の出力信号を、以下、「撮像画像のデータ」と呼ぶ。撮像画像のデータは、CPU15等に適宜供給される。
TG20は、PLL12から供給されたクロック信号に基づいて、後述の撮像同期制御処理を実行する。撮像同期制御処理とは、自己の撮像装置1がマスター装置1Aである場合には、外部入力用垂直同期信号と、内部用垂直同期信号と、の位相差を検出し、検出された位相差に基づき位相差を調整して外部出力用垂直同期信号を生成して出力する。その一方で、自己の撮像装置1がスレーブ装置1Bである場合には、位相差の調整を行わずに、外部出力用垂直同期信号を生成して出力するまでの一連の処理をいう。
撮像同期制御処理が実行される場合、TG20は、記録開始/停止トリガ部41と、マスター/スレーブ切替決定部42と、同期撮影モード切替部43と、カウンタ部44と、制御信号生成部45と、セレクタ46と、パルス生成回路47と、出力回路48と、同期化回路(入力回路)49と、エッジ抽出部50と、位相差カウンタ(検出回路)51と、を備える。
ダイオード21は、そのアノードに入力端子VD_INが接続され、そのカソードに同期化回路49が接続されている。即ち、信号は、入力端子VD_INからダイオード21を介して同期化回路49の方向にのみ流れる。
ダイオード22は、そのアノードに出力端子VD_OUTが接続され、そのカソードにパルス生成回路47が接続されている。即ち、信号は、パルス生成回路47からダイオード22を介して出力端子VD_OUTの方向にのみ流れる。
次に、図2を参照して、マスター装置1Aとスレーブ装置1Bとの接続について説明する。
図2は、図1の構成を有する2台の撮像装置1のうち、マスター装置1Aとスレーブ装置1Bとをケーブルにより接続する接続例を示す図である。
マスター装置1A及びスレーブ装置1Bのそれぞれには、同一仕様のコネクタ201A及び201Bが設けられている。即ち、各コネクタ201A及び201Bのそれぞれには、出力端子VD_OUT、接地端子GND、入力端子VD_INが設けられている。
本実施形態では、図2に示すように、マスター装置1Aの出力端子VD_OUTとスレーブ装置1Bの入力端子VD_INとがケーブル211により接続されることによって、マスター装置1Aの出力端子VD_OUTから出力された信号は、スレーブ装置1Bの入力端子VD_INに入力される。
一方、スレーブ装置Aの出力端子VD_OUTとマスター装置Bの入力端子VD_OUTとがケーブル213により接続されることによって、スレーブ装置1Bの出力端子VD_OUTから出力された信号は、マスター装置1Aの入力端子VD_INに入力される。
また、マスター装置1A及びスレーブ装置1Bの各々の接地端子GNDがケーブル212により接続されることによって、各々の接地端子GNDが同電位で接地される。
これら外部接続及び回路構成については、マスター装置1Aとスレーブ装置1Bの区別はないため、各々接続した直後から相互の通信が可能な状態に設定することができる。同期撮影の開始や終了タイミングの送信、マスター装置1Aとスレーブ装置1Bを選択する選択情報の送信、及び外部出力用垂直同期信号の送信は、同じ1つのケーブル(信号ライン)で行われる。
次に、マスター装置1A及びスレーブ装置1Bの動作について、説明する。
図1に戻り、初めに、マスター装置1A及びスレーブ装置1Bともに、予めCPU15により同じ撮像条件の同期撮影モードの設定が行われる。同期撮影モードに必要な設定値は、TG20の各レジスタに対して撮像デバイス30の駆動に必要なパラメータを全て設定し記録開始時に一斉にTG20を構成する各レジスタの動作に反映されるように保持される。
初めに、撮像装置1がマスター装置1Aとして動作する場合について説明する。
[マスター装置1Aの動作の概略]
マスター装置1A側の記録開始/停止トリガ部41は、マスター装置1Aの記録開始/停止キー13が押し下げられると、CPU15から伝達される信号に基づいて起動され、記録開始トリガ信号をマスター/スレーブ切替決定部42へ伝達する。
マスター/スレーブ切替決定部42は、記録開始/停止トリガ部41から記録開始トリガ信号を受けると、スイッチをマスター側に固定する。マスター/スレーブ切替決定部42は、記録開始/停止トリガ部41から伝達された記録開始トリガ信号を同期撮影モード切替部43、カウンタ部44及びセレクタ46へ伝達する。
同期撮影モード切替部43は、マスター/スレーブ切替決定部42から記録開始トリガ信号を受けると、イネーブル(有効)に切り替え、同期撮影モード信号をカウンタ部44へ伝達する。
カウンタ部44は、垂直カウンタ71と、水平カウンタ72とにより構成される。カウンタ部44は、PLL12から供給されるクロック信号に基づいて、撮像デバイス30の駆動タイミングを制御する垂直リセット信号を生成し、制御信号生成部45へ送信する。
カウンタ部44は、同期撮影モード切替部43により伝達された同期撮影モード信号を受信するとイネーブル(有効)に切り替える。カウンタ部44は、既に別のモードで動作中であった場合は、次の垂直リセットタイミングまで待ってから同期撮影モード信号をイネーブル(有効)に切り替える様に制御される。
制御信号生成部45は、カウンタ部44が生成した制御信号を撮像デバイス30へ供給する。これら、カウンタ部44及び制御信号生成部45が狭義のタイミングジェネレータを構成する。
セレクタ46は、マスター/スレーブ切替決定部42から記録開始トリガ信号を受けると、自走する垂直カウンタ71から生成されたリセット信号が選択され、垂直カウンタ71及び水平カウンタ72にリセット信号として供給する。また、セレクタ46は、リセット信号をパルス生成回路47にも供給する。
パルス生成回路47は、セレクタ46から供給されたリセット信号に基づいて、予め設定されているタイミング情報にしたがってパルス波形を生成する。パルス生成回路47は、生成したパルス波形を垂直同期信号として、出力回路48、ダイオード22及び出力端子VD_OUTを介して、スレーブ装置1Bへ出力する。
後述するように、スレーブ装置1Bは、マスター装置1Aから供給された垂直同期信号に基づいて、スイッチをスレーブ側に固定する。そして、スレーブ装置1Bは、セレクタ46から供給されたリセット信号に基づいて、パルス波形を生成し、生成したパルス波形を、出力端子VD_OUTを介して、垂直同期信号としてマスター装置1Aへ出力する。
マスター装置1Aの同期化回路(入力回路)49は、スレーブ装置1Bから出力された垂直同期信号を入力端子VD_IN及びダイオード21を介して入力し、スレーブ装置1BのTG20のクロックに合わせて同期化する。同期化回路(入力回路)49は、同期化した垂直同期信号をエッジ抽出部50へ供給する。
エッジ抽出部50は、同期化回路(入力回路)49から供給された垂直同期信号に基づいて、立ち上がり同期の1クロック幅のパルスを抽出する。エッジ抽出部50は、抽出したパルスを位相差カウンタ(検出回路)51へ供給する。
位相差カウンタ(検出回路)51は、垂直カウンタ71からマスター装置1Aの垂直基準信号である垂直リセット信号と、入力端子VD_IN及びダイオード21を介して入力され、エッジ抽出部50により抽出されたパルスとの位相差をマスター装置1AのTG20のクロックをベースにカウントする。
[スレーブ装置1Bの動作の概略]
次に、マスター装置1Aから出力された信号に基づいて撮像装置1がスレーブ装置1Bとして動作する場合について説明する。
スレーブ装置1Bの同期化回路(入力回路)49は、マスター装置1Aから供給された垂直同期信号を入力端子VD_IN及びダイオード21を介して入力し、スレーブ装置1BのTG20のクロックに合わせて同期化する。同期化回路(入力回路)49は、同期化した垂直同期信号をエッジ抽出部50へ供給する。
エッジ抽出部50は、同期化回路(入力回路)49から供給された垂直同期信号に基づいて、立ち上がり同期の1クロック幅のパルスをエッジ抽出信号として抽出する。エッジ抽出部50は、抽出したパルスをマスター/スレーブ切替決定部42へ供給する。
マスター/スレーブ切替決定部42は、エッジ抽出部50からパルスを受け取ると、スイッチをスレーブ側に固定する。マスター/スレーブ切替決定部42は、エッジ抽出部50から伝達されたパルスを同期撮影モード切替部43へ伝達する。
同期撮影モード切替部43は、マスター/スレーブ切替決定部42からパルスを受けると、イネーブル(有効)に切り替え、同期撮影モード信号をカウンタ部44及びセレクタ46へ伝達する。
セレクタ46は、マスター/スレーブ切替決定部42から同期撮影モード信号を受けると、自走する垂直カウンタ71から生成されたリセット信号を選択して、垂直カウンタ71及び水平カウンタ72にリセット信号として供給する。また、セレクタ46は、リセット信号をパルス生成回路47にも供給する。
パルス生成回路47は、セレクタ46から供給されたリセット信号に基づいて、予め設定されているタイミング情報にしたがってパルス波形を生成する。パルス生成回路47は、生成したパルス波形を、出力回路48、ダイオード22、及び出力端子VD_OUTを介して、垂直同期信号としてマスター装置1Aへ出力する。
次に、マスター装置1Aとスレーブ装置1Bとで用いられる各種入出力信号の図3のタイミングチャートを参照して、マスター装置1Aとスレーブ装置1Bとの動作について更に説明する。
図3は、マスター装置1Aとスレーブ装置1Bとで用いられる各種入出力信号のタイミングチャートを示す図である。
図3においては、上から順に、マスター装置1A、スレーブ装置1B、マスター装置1Aの各々に流れる信号のタイミングチャートが示されている。
先ず、時刻t1のときに、マスター装置1Aにおいて、マスター装置1Aの記録開始/停止キー13が押し下げられることにより、記録開始トリガ信号がカウンタ部44へ伝達される。このとき、同期撮影モード信号がHレベルとなる。
その後、時刻t2のときに、記録開始トリガ信号を受けたカウンタ部44の垂直カウンタ71は、垂直リセット信号を生成し、生成した垂直リセット信号に基づいて生成された垂直同期信号がダイオード22及び出力端子VD_OUTを介して、スレーブ装置1Bへ送信される。
その後、時刻t3のときに、スレーブ装置1Bのカウンタ部44の垂直カウンタ71は、マスター装置1Aから供給された垂直同期信号を取得して、当該垂直同期信号に基づいて、垂直リセット信号を生成する。そして、スレーブ装置1Bのカウンタ部44は、生成した垂直リセット信号に基づいて垂直同期信号を生成して、ダイオード22及び出力端子VD_OUTを通じて、マスター装置1Aへ送信する。
その後、時刻t4のときに、マスター装置1Aのエッジ抽出部50は、スレーブ装置1Bから供給された垂直同期信号を取得すると、立ち上がり同期の1クロック幅のパルスをエッジ抽出信号として抽出する。
位相差カウンタ(検出回路)51は、マスター装置1Aの垂直カウンタ71により垂直リセット信号が生成された時刻t2と、マスター装置1Aのエッジ抽出部50によりエッジ抽出信号が抽出された時刻t4との差分を位相差Pとして、マスター装置1AのTG20のクロックをベースにカウントする。
CPU15は、この位相差Pに基づいて、マスター装置1Aからの垂直同期信号が出力端子VD_OUTに基づいて、スレーブ装置1Bへ送信されるタイミングを修正する。これにより、時刻t5において、マスター装置1Aの垂直リセット信号と、スレーブ装置1Bの垂直リセット信号との各々の生産タイミングが一致され、その結果、各撮像装置1の撮像タイミングを同期させることができる。
また、時刻t6のときに、マスター装置1Aにおいて、マスター装置1Aの記録開始/停止キー13が押し下げられることにより、記録停止トリガ信号がカウンタ部44へ伝達される。このとき、同期撮影モード信号がLレベルとなる。
その後、時刻t7のときに、記録停止トリガ信号を受けたカウンタ部44の垂直カウンタ71は、垂直リセット信号を生成し、生成した垂直リセット信号に基づいて生成された垂直同期信号は、パルス幅を拡充して生成される。
このように、マスター装置1Aの位相差カウンタ(検出回路)51の値から、「遅延時間α」と「遅延時間β」の合計値及び「入出力フロップによる遅延段数」を加味した値を求めることができる。したがって、マスター装置1AのCPU15は、図3のタイミングチャートに示すように、マスター装置1A及びスレーブ装置1Bの垂直リセット信号のタイミングが一致するように補正を行う。この場合、CPU15は、マスター装置1Aのパルス生成回路47の設定値を変えて、マスター装置1Aの出力端子VD_OUTから出力される垂直同期信号のタイミングを変化させることができる。
垂直同期信号は、非同期でインターフェースを取っているため、マスター装置1Aとスレーブ装置1Bの垂直リセット信号の生成タイミングを完全に一致させることは困難であるが、位相差を1〜2クロック以内に収めることが可能となる。通常は、同期撮影モード切替部43により動作モードの切り替え直後のフレームは、撮像デバイス30の露光が安定せず無効データとなるため、2フレーム以降で補正が完了していれば問題ない。
尚、マスター装置1A及びスレーブ装置1Bの水平カウンタ72は、それぞれ同じ設定値でクロック数の同期でカウントアップする。最終ラインは、垂直リセットパルスのみでリセットされるように動作する。
また、マスター/スレーブ切替決定部42は、同期撮影モードの設定後、記録開始/停止トリガ部41が他の撮像装置1よりも先に入力された場合には、自己の撮像装置1をマスター装置1Aとして機能させるマスターモードに切り替えて固定する。これに対し、マスター/スレーブ切替決定部42は、同期撮影モードの設定後、入力端子VD_INから入力パルスが先に入力された場合には、自己の撮像装置1をスレーブ装置1Bとして機能させるスレーブモードに切り替えて固定する。これにより、他の撮像装置1の記録開始/停止キー13が先に押下操作された場合には、当該他の撮像装置1がマスター装置1Aとして機能する。
なお、自己の撮像装置1と他の撮像装置1との間において、マスター優先フラグを予め設定しておくことができる。この場合、自己の撮像装置1と他の撮像装置1の記録開始/停止キー13が全く同時に押された場合には、マスター優先フラグが設定されている撮像装置1をマスター装置1Aとして機能させることができる。
また、マスター装置1Aからの垂直リセット信号の出力タイミングを、例えば半垂直リセット信号程度明示的にずらすことにより、露光開始の時間差をつけた同期撮影を行うことができる。
撮影を停止する場合は、マスター装置1Aの出力端子VD_OUTから出力する垂直同期信号のパルス幅を拡張し、スレーブ装置1Bの入力段でパルス幅カウントし閾値以上であればスレーブモードを解除し、同期撮影モード信号をディセーブル(無効)とすることにより、接続信号線を増やさずにマスター側と同じタイミングで停止処理を行うことができる。
また、スレーブ装置1Bを同期撮影モードに設定せずに、マスター装置1Aの記録を開始してしまった場合は、垂直同期信号がスレーブ装置1Bからマスター装置1Aへ出力されない。このため、マスター装置1Aへ入力される垂直同期信号を監視し、例えば1垂直同期信号内にパルス入力がなかった場合は、エラー表示を行うことができる。
[機能的構成]
図4は、このような撮像装置1の機能的構成のうち、上述した撮像同期制御処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
撮像同期制御処理が実行される場合、CPU15においては、主制御部81と、指示部82と、同期撮影実行部83と、通知部84と、調整部85と、が機能する。
主制御部81は、撮像装置1が後述の図5の撮像処理を実行する場合、撮像装置1全体を制御する。なお、主制御部81の制御の詳細については、図5及び図6等を参照して後述する。
カウンタ部44は、一定周期の連続撮影タイミングを指示する内部用垂直同期信号を生成する。カウンタ部44は、生成した内部用垂直同期信号をパルス生成回路47及び位相差カウンタ(検出回路)51へ供給する。
パルス生成回路47は、カウンタ部44が生成した内部用垂直同期信号に対して特定の位相差を有する外部出力用垂直同期信号を生成する。パルス生成回路47は、生成した外部出力用垂直同期信号を出力回路48へ供給する。
指示部82は、ユーザ操作に応じて同期撮影の開始を指示する。指示部82は、指示の情報を同期撮影実行部83へ供給する。
同期撮影実行部83は、指示部82により同期撮影の開始が指示されたことを契機として撮像デバイス30を制御し、同期撮影を実行する。同期撮影実行部83は、同期撮影の開始が指示されたことを通知部84へ伝達する。
通知部84は、自己の撮像装置1がマスター装置1Aになったことを示すマスター信号を出力回路48を通じて他の撮像装置1に送信する。また、通知部84は、自己の撮像装置1以外の他の撮像装置1がマスター装置1Aになったことを示すマスター信号を同期化回路(入力回路)49を通じて他の撮像装置1から受信する。
また、通知部84は、指示部82により同期撮影の開始が指示された場合に自己の撮像装置1がマスター装置1Aになったことを示すマスター信号を出力回路48を通じて他の撮像装置1に送信する。
また、通知部84は、指示部82により同期撮影の開始が指示される前は出力回路48による外部出力用垂直同期信号の外部出力を停止する。これに対し、指示部82により同期撮影の開始が指示された後に、出力回路48による外部出力用垂直同期信号の外部出力を開始する。この場合通知部84は、出力回路48を通じて他の撮像装置1に対して同期撮影の開始を指示するとともに、自己の撮像装置1がマスター装置1Aになったことを通知する。
また、通知部84は、出力回路48が出力する外部出力用垂直同期信号の形態を変化させることで、他の撮像装置1に対して同期撮影の終了を通知する。
マスター/スレーブ切替決定部42は、自己の撮像装置1と他の撮像装置1のうち何れか一方をマスター装置1Aとして決定する。マスター/スレーブ切替決定部42は、通知部84により、自己の撮像装置1がマスター装置1Aになったことを示すマスター信号を送信するより先に、他の撮像装置1から送信されたマスター信号を受信したか否かに応じてマスター装置1Aを決定する。即ち、マスター/スレーブ切替決定部42は、自己の撮像装置1がマスター信号を送信するより先に他の撮像装置1からマスター信号を受信した場合には、自己の撮像装置1をスレーブ装置1Bに決定する。これに対し、マスター/スレーブ切替決定部42は、他の撮像装置1からマスター信号を受信するより先に自己の撮像装置1からマスター信号を送信した場合には、自己の撮像装置1をマスター装置1Aに決定する。マスター/スレーブ切替決定部42は、決定結果を出力回路48へ供給する。
同期化回路(入力回路)49は、他の撮像装置1から出力された外部出力用垂直同期信号を外部入力用垂直同期信号として自己の撮像装置1に入力する。同期化回路(入力回路)49は、入力した外部入力用垂直同期信号を位相差カウンタ(検出回路)51へ供給する。
位相差カウンタ(検出回路)51は、同期化回路(入力回路)49により入力された外部入力用垂直同期信号と、カウンタ部44が生成した内部用垂直同期信号との位相差を検出する。位相差カウンタ(検出回路)51は、検出した位相差の情報を調整部85へ供給する。
また、位相差カウンタ(検出回路)51は、出力回路48により外部出力用垂直同期信号の外部出力を開始した後の一定時間内に同期化回路(入力回路)49により外部入力用垂直同期信号が入力されなかった場合には、所定のエラー処理を行う。所定のエラー処理とは、ユーザが他の撮像装置1との同期が行われていないことを示す情報であれば足り、ディスプレイによるエラー画面の提示や、スピーカからのエラー音の発生等が行われる。ユーザは、このエラー処理により提示される情報を確認することにより、自己の撮像装置1と他の撮像装置1との間で同期が行われていないことを認識することができる。
調整部85は、位相差カウンタ(検出回路)51により検出された位相差に基づいてカウンタ部44が外部出力用垂直同期信号を生成する際の位相差を調整する。調整部85は、位相差の調整情報をカウンタ部44へ伝達する。これにより、カウンタ部44は、位相差の調整情報に基づき外部出力用垂直同期信号を調整して一定周期の連続撮影タイミングを指示する内部用垂直同期信号を生成することができる。
出力回路48は、パルス生成回路47により生成される外部出力用垂直同期信号を他の撮像装置1に出力する。
出力回路48は、自己の撮像装置1がマスター装置1Aになった場合には調整部85により位相差の調整が行われた外部出力用垂直同期信号を出力する。これに対し、出力回路48は、自己の撮像装置1がスレーブ装置1Bになった場合には、同期化回路(入力回路)49により入力された外部入力用垂直同期信号を外部出力用垂直同期信号として出力する。
[撮像処理]
次に、図4の機能的構成を有する撮像装置1が実行する、撮像処理について説明する。
図5は、図4の機能的構成を有する撮像装置1が実行する撮像処理の流れを示すフローチャートである。
撮像装置1の動作モードとして同期撮影モードを指示した場合に、撮像処理が開始される。
ステップS11において、主制御部81は、マスター信号を受信したか否かを判定する。マスター信号を受信した場合には、ステップS11においてYESであると判定されて、処理はステップS15に進む。これに対し、マスター信号を受信していない場合には、ステップS11においてNOであると判定されて、処理はステップS12に進む。
ステップS12において、キー入力検出部14は、ユーザ操作を受け付けたか否かを判定する。ユーザ操作を受け付けていない場合には、ステップS12においてNOであると判定されて、ユーザ操作を受け付けるまでの間撮像処理が待機状態となる。これに対し、ユーザ操作を受け付けた場合には、ステップS12においてYESであると判定されて、処理はステップS13に進む。
ステップS13において、同期撮影実行部83は、ステップS12において同期撮影の開始が指示された後に同期撮影を実行する。
ステップS14において、通知部84は、マスター信号を送信する。この処理が終了すると、処理はステップS16に進む。ステップS16以降の処理については後述する。
ステップS15において、マスター/スレーブ切替決定部42は、自己の撮像装置1をスレーブ装置1Bに決定する。
ステップS16において、撮像装置1は、後述の図6を参照して説明する撮像同期制御処理を実行する。
ステップS17において、主制御部81は、撮像処理の終了指示を受けたか否かを判定する。終了指示を受けていない場合には、ステップS17においてNOであると判定されて、処理はステップS16に戻る。即ち、終了指示を受けるまでの間ステップS16及びステップS17の処理が繰り返し実行される。これに対し、終了指示を受けた場合には、ステップS17においてYESであると判定されて、撮像処理は終了となる。
[撮像同期制御処理]
次に、図5のステップS16において実行される撮像同期制御処理について説明する。
図6は、図4の機能的構成を有する撮像装置1が実行する撮像同期制御処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS31において、同期撮影実行部83は、指示部82により連続撮影タイミングの指示があるか否かを判定する。連続撮影タイミングの指示がない場合には、ステップS31においてNOであると判定されて、連続撮影タイミングの指示があるまで撮像同期制御処理が待機状態となる。これに対し、連続撮影タイミングの指示がある場合には、ステップS31においてYESであると判定されて、処理はステップS32に進む。
ステップS32において、通知部84は、自己の撮像装置1はスレーブ装置1Bであるか否かを判定する。自己の撮像装置1はスレーブ装置1Bである場合には、ステップS32においてYESであると判定されて、処理はステップS39に進む。ステップS39以降の処理については後述する。これに対し、自己の撮像装置1はスレーブ装置1Bではない場合には、ステップS32においてNOであると判定されて、処理はステップS33に進む。以下、ステップS33乃至S38の処理については、撮像装置1がマスター装置1Aとして機能する場合のフローチャートとなる。
ステップS33において、カウンタ部44は、内部用垂直同期信号を生成する。
ステップS34において、同期化回路(入力回路)49は、他の撮像装置1から出力された外部出力用垂直同期信号を外部入力用垂直同期信号として入力する。
ステップS35において、位相差カウンタ(検出回路)51は、同期化回路(入力回路)49により入力された外部入力用垂直同期信号と、カウンタ部44が生成した内部用垂直同期信号との位相差を検出する。
ステップS36において、調整部85は、ステップS35において検出された位相差に基づいてカウンタ部44が外部出力用垂直同期信号を生成する際の位相差を調整する。
ステップS37において、パルス生成回路47は、ステップS36において調整された位相差に基づいて外部出力用垂直同期信号を生成する。
ステップS38において、出力回路48は、ステップS37において生成した外部出力用垂直同期信号をスレーブ装置1Bに出力する。この処理が終了すると撮像同期制御処理が終了し、処理は図5の撮像処理のステップS17に進む。
ステップS32の処理において、自己の撮像装置1はスレーブ装置1Bであると判定した場合には、撮像装置1がスレーブ装置1Bとして機能する。以下、ステップS39乃至S42の処理については、撮像装置1がスレーブ装置1Bとして機能する場合のフローチャートとなる。
ステップS39において、カウンタ部44は、内部用垂直同期信号を生成する。
ステップS40において、同期化回路(入力回路)49は、他の撮像装置1から出力された外部出力用垂直同期信号を外部入力用垂直同期信号として入力する。
ステップS41において、パルス生成回路47は、外部出力用垂直同期信号を生成する。
ステップS42において、出力回路48は、ステップS41において生成した外部出力用垂直同期信号をマスター装置1Aに出力する。この処理が終了すると撮像同期制御処理が終了し、処理は図5の撮像処理のステップS17に進む。
以上説明したように、本実施形態の撮像装置1は、カウンタ部44と、パルス生成回路47と、出力回路48と、同期化回路(入力回路)49と、位相差カウンタ(検出回路)51と、調整部85と、を備える。
カウンタ部44は、一定周期の連続撮影タイミングを指示する内部用垂直同期信号を生成する。パルス生成回路47は、カウンタ部44が生成した内部用垂直同期信号に対して特定の位相差を有する外部出力用垂直同期信号を生成する。出力回路48は、パルス生成回路47により生成される外部出力用垂直同期信号を外部に出力する。同期化回路(入力回路)49は、他の撮像装置1(例えば、スレーブ装置1B)から出力された外部出力用垂直同期信号を外部入力用垂直同期信号として入力する。位相差カウンタ(検出回路)51は、同期化回路(入力回路)49により入力された外部入力用垂直同期信号と、カウンタ部44が生成した内部用垂直同期信号との位相差を検出する。調整部85は、位相差カウンタ(検出回路)51により検出された位相差に基づいてパルス生成回路47が外部出力用垂直同期信号を生成する際の位相差を調整する。
これにより、2台以上で同期して連続撮影する場合の各種制御をより効果的に行うことができる。特に、マスター装置とスレーブ装置の決定や、撮影の記録開始や停止タイミングの制御や、タイミングずれの補正制御をより効果的に行うことができる。また、自己の撮像装置1(マスター装置1A)と他の撮像装置1(スレーブ装置1B)を同期させるために、改めて別の信号を伝達するための信号路を準備する必要がないので、簡素な回路で高精度な同期撮影を行うことができる、また、自己の撮像装置1と他の撮像装置1との双方ともに垂直同期信号が送受信されるため、一方の撮像装置1の動作状態がわからない、という問題を解消することができる。また、他の撮像装置1(スレーブ装置1B)から入力された垂直同期信号に基づき自己の撮像装置1(マスター装置1A)の垂直同期信号の生成タイミングを調整することにより、高精度の同期撮影を行うことができる。
また、本実施形態の撮像装置1は、マスター/スレーブ切替決定部42を更に備える。
マスター/スレーブ切替決定部42は、自己の撮像装置1と他の撮像装置1のうち何れかの撮像装置1をマスター装置1Aとして決定する。
出力回路48は、自己の撮像装置1がマスター装置1Aになった場合には調整部85により位相差の調整が行われた外部出力用垂直同期信号を出力する。これに対し、出力回路48は、自己の撮像装置1がスレーブ装置1Bになった場合には、同期化回路(入力回路)49により入力された外部入力用垂直同期信号を外部出力用垂直同期信号として出力する。
これにより、自己の撮像装置1をマスター装置1A及びスレーブ装置1Bの何れの撮像装置になった場合であっても、高精度の同期撮影を行うことができる。
また、本実施形態の撮像装置1は、通知部84を更に備える。
通知部84は、自己の撮像装置1がマスター装置1Aになったことを示すマスター信号を他の撮像装置1に送信、又は他の撮像装置1がマスター装置1Aになったことを示すマスター信号を他の撮像装置1から受信する。
マスター/スレーブ切替決定部42は、通知部84により、自己の撮像装置1がマスター装置1Aになったことを示すマスター信号を送信するより先に他の撮像装置1がマスター装置1Aになったことを示すマスター信号を受信した場合には自己の撮像装置1をスレーブ装置1Bに決定する。
これにより、先に同期撮影の準備を始めた撮像装置1をマスター装置1Aとして決定することで、自己の撮像装置1をマスター装置1A及びスレーブ装置1Bの何れの撮像装置としても機能させることができる。
また、本実施形態の撮像装置1は、指示部82と、同期撮影実行部83と、を更に備える。
指示部82は、ユーザ操作に応じて同期撮影の開始を指示する。そして、同期撮影実行部83は、指示部82により同期撮影の開始が指示された後に同期撮影を実行する。通知部84は、指示部82により同期撮影の開始が指示された場合に自己の撮像装置1がマスター装置1Aになったことを示すマスター信号を他の撮像装置1に送信する。
これにより、同期撮影の指示を行った撮像装置1をマスター装置1Aとして決定し、その決定事項を他の撮像装置1に伝達することで、自己の撮像装置1をマスター装置1A及びスレーブ装置1Bの何れの撮像装置としても機能させることができる。
また、本実施形態の撮像装置1の通知部84は、指示部82により同期撮影の開始が指示される前は出力回路48による外部出力用垂直同期信号の外部出力を停止する。これに対し、通知部84は、指示部82により同期撮影の開始が指示された後に、出力回路48による外部出力用垂直同期信号の外部出力を開始することで、他の撮像装置1に対して同期撮影の開始を指示するとともに、自己の撮像装置1がマスター装置1Aになったことを通知する。
これにより、最小限の信号の送受信のみで、マスター装置1A及びスレーブ装置1Bの設定を行うことができるので、改めて別の信号を伝達するための信号路を必要とせず、簡素な回路で高精度な同期撮影を行うことができる、
また、本実施形態の撮像装置1の位相差カウンタ(検出回路)51は、出力回路48により外部出力用垂直同期信号の外部出力を開始した後の一定時間内に入力回路により外部入力用垂直同期信号が入力されなかった場合には、所定のエラー処理を行う。
これにより、一方の撮像装置1が故障等により、同期撮影が行われていないということを、自己の撮像装置のユーザも把握することができる。このため、一方の撮像装置1の動作状態がわからない、という問題を解消することができる。
また、本実施形態の撮像装置1の通知部84は、出力回路48が出力する外部出力用垂直同期信号の形態を変化させることで、他の撮像装置1に対して同期撮影の終了を通知する。
これにより、例えば、自己の撮像装置1(マスター装置1A)から垂直同期信号のパルス幅をある閾値以上とすることにより、他の撮像装置1(スレーブ装置1B)への記録停止を伝達することができる。したがって、各撮像装置1間の通信に2本の垂直同期信号以外の信号を追加する必要がなく、簡素な回路で高精度な同期撮影を行うことができる。
また、本実施形態の撮像装置1は、同期撮影の開始や終了タイミングの送信、マスター装置とスレーブ装置を選択する選択情報の送信、及び外部出力用垂直同期信号の送信を、同じ1つの信号ラインで行う。
これにより、各撮像装置1間の通信に1つの信号ライン以外の信号を追加する必要がなく、簡素な回路で高精度な同期撮影を行うことができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上述の実施形態では、マスター装置1Aとスレーブ装置1Bの2つの撮像装置1によるものであるが、これに限られるものではない。例えば、スレーブ装置1Bを複数の撮像装置1とすることができる。
また、動画像の処理単位は、上述の実施形態ではフレームとされていたが、特にこれに限定されず、例えばフィールド等でもよい。換言すると、フレームやフィールドといった、いわゆる「コマ」に相当する画像を「単位画像」と呼ぶならば、動画像は複数の単位画像により構成されており、当該単位画像を動画像の処理単位として採用することができる。
また、上述の実施形態では、本発明が適用される撮像装置1は、デジタルカメラを例として説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、本発明は、撮像機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、スマートフォン、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図4の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が撮像装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図示せぬリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディアは、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、Blu−ray Disc(ブルーレイディスク)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図1のROM16や、図示せぬ記憶部に含まれるハードディスク等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
以上、本発明の実施形態について説明したが、この実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
一定周期の連続撮影タイミングを指示する内部用垂直同期信号を生成するタイミングジェネレータと、
前記タイミングジェネレータが生成した内部用垂直同期信号に対して特定の位相差を有する外部出力用垂直同期信号を生成する生成回路と、
前記生成回路により生成される外部出力用垂直同期信号を外部に出力する出力回路と、
他の撮像装置から出力された外部出力用垂直同期信号を外部入力用垂直同期信号として入力する入力回路と、
前記入力回路により入力された外部入力用垂直同期信号と、前記タイミングジェネレータが生成した内部用垂直同期信号との位相差を検出する検出回路と、
前記検出回路により検出された位相差に基づいて前記生成回路が外部出力用垂直同期信号を生成する際の位相差を調整する調整手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
[付記2]
自己の撮像装置と他の撮像装置のうち何れかの撮像装置をマスター装置として決定する決定手段を更に備え、
前記出力回路は、
前記自己の撮像装置がマスター装置になった場合には前記調整手段により位相差の調整が行われた外部出力用垂直同期信号を出力し、
前記自己の撮像装置がスレーブ装置になった場合には、前記入力回路により入力された外部入力用垂直同期信号を外部出力用垂直同期信号として出力する
ことを特徴とする付記1に記載の撮像装置。
[付記3]
自己の撮像装置がマスター装置になったことを示す信号を他の撮像装置に送信、又は他の撮像装置がマスター装置になったことを示す信号を他の撮像装置から受信する通知手段を更に備え、
前記決定手段は、前記通知手段により、自己の撮像装置がマスター装置になったことを示す信号を送信するより先に他の撮像装置がマスター装置になったことを示す信号を受信した場合には自己の撮像装置をスレーブ装置に決定する
ことを特徴とする付記2に記載の撮像装置。
[付記4]
ユーザ操作に応じて同期撮影の開始を指示する指示手段と、
前記指示手段により同期撮影の開始が指示された後に同期撮影を実行する同期撮影実行手段と、を更に備え、
前記通知手段は、前記指示手段により同期撮影の開始が指示された場合に自己の撮像装置がマスター装置になったことを示す信号を他の撮像装置に送信する
ことを特徴とする付記3に記載の撮像装置。
[付記5]
前記通知手段は、
前記指示手段により同期撮影の開始が指示される前は前記出力回路による前記外部出力用垂直同期信号の外部出力を停止し、
前記指示手段により同期撮影の開始が指示された後に、前記出力回路による前記外部出力用垂直同期信号の外部出力を開始することで、他の撮像装置に対して同期撮影の開始を指示するとともに、自己の撮像装置がマスター装置になったことを通知する
ことを特徴とする付記4に記載の撮像装置。
[付記6]
前記検出回路は、前記出力回路により前記外部出力用垂直同期信号の外部出力を開始した後の一定時間内に前記入力回路により前記外部入力用垂直同期信号が入力されなかった場合には、所定のエラー処理を行う
ことを特徴とする付記4に記載の撮像装置。
[付記7]
前記通知手段は、前記出力回路が出力する前記外部出力用垂直同期信号の形態を変化させることで、他の撮像装置に対して同期撮影の終了を通知する
ことを特徴とする付記5に記載の撮像装置。
[付記8]
同期撮影の開始や終了タイミングの送信、マスター装置とスレーブ装置を選択する選択情報の送信、及び前記外部出力用垂直同期信号の送信を、同じ1つの信号ラインで行う
ことを特徴とする付記5に記載の撮像装置。
[付記9]
位相差を調整する撮像装置が実行する撮像方法であって、
一定周期の連続撮影タイミングを指示する内部用垂直同期信号をタイミングジェネレータが生成するステップ、
前記タイミングジェネレータが生成した内部用垂直同期信号に対して特定の位相差を有する外部出力用垂直同期信号を生成回路が生成する生成ステップ、
前記生成回路により生成される外部出力用垂直同期信号を出力回路が外部に出力するステップ、
他の撮像装置から出力された外部出力用垂直同期信号を外部入力用垂直同期信号として入力回路が入力するステップ、
前記入力回路により入力された外部入力用垂直同期信号と、前記タイミングジェネレータが生成した内部用垂直同期信号との位相差を検出回路が検出するステップ、
前記検出回路により検出された位相差に基づいて前記生成回路が外部出力用垂直同期信号を生成する際の位相差を調整手段が調整するステップ、
を含むことを特徴とする撮像方法。
[付記10]
位相差を調整する制御を実行するコンピュータを、
一定周期の連続撮影タイミングを指示する内部用垂直同期信号をタイミングジェネレータが生成する手段、
前記タイミングジェネレータが生成した内部用垂直同期信号に対して特定の位相差を有する外部出力用垂直同期信号を生成回路が生成する手段、
前記生成回路により生成される外部出力用垂直同期信号を出力回路が外部に出力する手段、
他の撮像装置から出力された外部出力用垂直同期信号を外部入力用垂直同期信号として入力回路が入力する手段、
前記入力回路により入力された外部入力用垂直同期信号と、前記タイミングジェネレータが生成した内部用垂直同期信号との位相差を検出回路が検出する手段、
前記検出回路により検出された位相差に基づいて前記生成回路が外部出力用垂直同期信号を生成する際の位相差を調整手段が調整する手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
1・・・撮像装置、1A・・・マスター装置、1B・・・スレーブ装置、10・・・LSI、11・・・発振回路、12・・・PLL、13・・・記録開始/停止キー、14・・・キー入力検出部、15・・・CPU、16・・・ROM、17・・・RAM、18・・・画像処理ブロック、19・・・バス、20・・・TG、21・・・ダイオード、22・・・ダイオード、30・・・撮像デバイス、41・・・記録開始/停止トリガ部、42・・・マスター/スレーブ切替決定部、43・・・同期撮影モード切替部、44・・・カウンタ部、45・・・制御信号生成部、46・・・セレクタ、47・・・パルス生成回路、48・・・出力回路、49・・・同期化回路(入力回路)、50・・・エッジ抽出部、51・・・位相差カウンタ(検出回路)、

Claims (10)

  1. 一定周期の連続撮影タイミングを指示する内部用垂直同期信号を生成するタイミングジェネレータと、
    前記タイミングジェネレータが生成した内部用垂直同期信号に対して特定の位相差を有する第1の信号を生成する第1の生成回路と、
    他の撮像装置から出力された外部出力用垂直同期信号を外部入力用垂直同期信号として入力する入力回路と、
    前記入力回路により入力された外部入力用垂直同期信号と、前記タイミングジェネレータが生成した内部用垂直同期信号との位相差を検出する検出回路と、
    前記検出回路により検出された位相差に基づいて前記第1の生成回路が前記第1の信号を生成する際の位相差を調整する調整手段と、
    前記入力回路により入力された外部入力用垂直同期信号から第2の信号を生成する第2の生成回路と、
    前記第1の生成回路が生成した前記第1の信号と、前記第2の生成回路が生成した前記第2の信号のいずれか一方を選択する選択回路と、
    前記選択回路が選択した方の信号を外部出力用垂直同期信号として外部に出力する出力回路と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 自己の撮像装置と他の撮像装置のうち何れかの撮像装置をマスター装置として決定する決定手段を更に備え、
    前記選択回路は、
    自己の撮像装置がマスター装置になった場合には前記第1の信号を選択し、
    自己の撮像装置がスレーブ装置になった場合には、前記第2の信号を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 自己の撮像装置がマスター装置になったことを示す信号を他の撮像装置に送信、又は他の撮像装置がマスター装置になったことを示す信号を他の撮像装置から受信する通知手段を更に備え、
    前記決定手段は、前記通知手段により、自己の撮像装置がマスター装置になったことを示す信号を送信するより先に他の撮像装置がマスター装置になったことを示す信号を受信した場合には自己の撮像装置をスレーブ装置に決定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. ユーザ操作に応じて同期撮影の開始を指示する指示手段と、
    前記指示手段により同期撮影の開始が指示された後に同期撮影を実行する同期撮影実行手段と、を更に備え、
    前記通知手段は、前記指示手段により同期撮影の開始が指示された場合に自己の撮像装置がマスター装置になったことを示す信号を他の撮像装置に送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記通知手段は、
    前記指示手段により同期撮影の開始が指示される前は前記出力回路による前記外部出力用垂直同期信号の外部出力を停止し、
    前記指示手段により同期撮影の開始が指示された後に、前記出力回路による前記外部出力用垂直同期信号の外部出力を開始することで、他の撮像装置に対して同期撮影の開始を指示するとともに、自己の撮像装置がマスター装置になったことを通知する
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記検出回路は、前記出力回路により前記外部出力用垂直同期信号の外部出力を開始した後の一定時間内に前記入力回路により前記外部入力用垂直同期信号が入力されなかった場合には、所定のエラー処理を行う
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  7. 前記通知手段は、前記出力回路が出力する前記外部出力用垂直同期信号の形態を変化させることで、他の撮像装置に対して同期撮影の終了を通知する
    ことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  8. 同期撮影の開始や終了タイミングの送信、マスター装置とスレーブ装置を選択する選択情報の送信、及び前記外部出力用垂直同期信号の送信を、同じ1つの信号ラインで行う
    ことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  9. 位相差を調整する撮像装置が実行する撮像方法であって、
    一定周期の連続撮影タイミングを指示する内部用垂直同期信号をタイミングジェネレータが生成するステップ、
    前記タイミングジェネレータが生成した内部用垂直同期信号に対して特定の位相差を有する第1の信号を第1の生成回路が生成する生成ステップ、
    他の撮像装置から出力された外部出力用垂直同期信号を外部入力用垂直同期信号として入力回路が入力するステップ、
    前記入力回路により入力された外部入力用垂直同期信号と、前記タイミングジェネレータが生成した内部用垂直同期信号との位相差を検出回路が検出するステップ、
    前記検出回路により検出された位相差に基づいて前記第1の生成回路が前記第1の信号を生成する際の位相差を調整手段が調整するステップ、
    前記入力回路により入力された外部入力用垂直同期信号から第2の信号を第2の生成回路が生成するステップ、
    前記第1の生成回路が生成した前記第1の信号と、前記第2の生成回路が生成した前記第2の信号のいずれか一方を選択回路が選択するステップ、
    前記選択回路が選択した方の信号を外部出力用垂直同期信号として出力回路が外部に出力するステップ、
    を含むことを特徴とする撮像方法。
  10. 位相差を調整する制御を実行するコンピュータを、
    一定周期の連続撮影タイミングを指示する内部用垂直同期信号をタイミングジェネレータが生成する手段、
    前記タイミングジェネレータが生成した内部用垂直同期信号に対して特定の位相差を有する第1の信号を第1の生成回路が生成する手段、
    他の撮像装置から出力された外部出力用垂直同期信号を外部入力用垂直同期信号として入力回路が入力する手段、
    前記入力回路により入力された外部入力用垂直同期信号と、前記タイミングジェネレータが生成した内部用垂直同期信号との位相差を検出回路が検出する手段、
    前記検出回路により検出された位相差に基づいて前記第1の生成回路が前記第1の信号を生成する際の位相差を調整手段が調整する手段、
    前記入力回路により入力された外部入力用垂直同期信号から第2の信号を第2の生成回路が生成する手段、
    前記第1の生成回路が生成した前記第1の信号と、前記第2の生成回路が生成した前記第2の信号のいずれか一方を選択回路が選択する手段、
    前記選択回路が選択した方の信号を外部出力用垂直同期信号として出力回路が外部に出力する手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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