JP5891383B2 - 通信方法、コンピュータプログラム、携帯端末、家庭電気機器、及び家庭電気機器の動作設定システム - Google Patents
通信方法、コンピュータプログラム、携帯端末、家庭電気機器、及び家庭電気機器の動作設定システム Download PDFInfo
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Description
本発明は、家庭電気機器の動作設定システムに関し、特に、携帯端末を用いて家庭電気機器の動作を設定するシステムに関するものである。
従来、使用頻度の高い操作を登録しておき、登録された操作を必要な時に呼び出して再利用することができる家庭電気機器が知られている。
例えば、特許文献1に開示されたエレクトロニクス機器では、その遠隔操作装置の登録キーと操作キーとを交互に押し下げることによって操作内容が登録される。そして、タイトル選択キーを操作して登録された操作を呼び出すと、登録された操作が実行される。
近年、家庭電気機器の多機能化に伴い、各家庭電気機器において、多数の機能の中から使用頻度の高い操作を登録し、この登録された操作を必要な時に呼び出して再利用する機能を有する家庭電気機器が増加している。しかしながら、従来の家電機器は、使用頻度の高い操作を登録する手順及び登録された操作を呼び出す手順が機器毎に異なっており、操作方法を覚えにくく、煩雑であった。
本発明のある形態に係る、家庭電気機器の動作設定システムは、1以上の家庭電気機器と、近距離無線通信により前記1以上の家庭電気機器と接続される携帯端末と、を備え、各前記家庭電気機器は、前記家庭電気機器のある動作を定義するデータを記憶することによって当該データで定義される動作を実行されるべき動作として設定する動作設定部と、ユーザが操作して実行されるべき動作を前記動作設定部によって設定するための操作部と、前記設定された動作(以下、設定動作という)を定義するデータ(以下、設定動作データという)に従って該設定動作を実行するよう前記家庭電気機器を制御する機器制御部と、前記携帯端末の端末側第1通信部と前記近距離無線通信を行うための機器側通信部と、を備え、前記携帯端末は、前記家庭電気機器の機器側通信部と前記近距離通信を行うための前記端末側第1通信部と、ユーザが設定動作データ取得指令と動作設定指令とを入力するための入力部と、前記入力部から入力された設定動作データ取得指令又は動作設定指令に応じてデータを処理するデータ処理部と、前記データ処理部で処理されたデータを記憶するデータ記憶部と、を備え、前記家庭電気機器の機器側通信部は、接続要求を受信した場合において、前記携帯端末から設定動作データ送信要求を受信すると、前記記憶された設定動作データを送信し、前記携帯端末から前記設定動作データ及び識別情報の双方又は設定動作データのみを受信すると、該受信した設定動作データを前記動作設定部によって記憶させることによって、該受信した設定動作データにより定義された動作を、実行されるべき前記家庭電気機器の動作として設定し、且つ、所定の場合に自身が属する家庭電気機器の識別情報を送信するように構成されており、前記携帯端末のデータ処理部は、前記入力部から設定動作データ取得指令が入力されると、前記端末側第1通信部によって前記接続要求を送信し、前記端末側第1通信部によって前記家庭電気機器から設定動作データ及び前記識別情報を受信すると、該受信した設定動作データ及び前記識別情報を互いに関連付けて前記データ記憶部に記憶させ、且つ前記入力部から動作設定指令が入力されると、前記端末側第1通信部によって前記接続要求を送信し、且つ前記データ記憶部に記憶された互いに関連付けられた設定動作データ及び識別情報の双方又は設定動作データのみを前記端末側第1通信部によって送信するように構成されており、且つ前記機器側通信部により受信され且つ前記動作設定部により記憶される設定動作データは、送信時に前記携帯端末のデータ処理部により又は受信時に前記機器側通信部により、当該設定動作データと関連付けられた識別情報が前記機器側通信部が属する家庭電気機器の識別情報と一致することが確認されるように構成されている。
本発明は、以上に説明した構成を有し、複数の家庭電気機器において同一の操作手順で使用頻度の高い動作設定を容易に登録することができ、更に、同一の操作手順でこの登録された動作設定を容易に呼び出すことができるという効果を奏する。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施態様の詳細な説明から明らかにされる。
本発明の実施の形態に係る家庭電気機器の動作設定システムは、1以上の家庭電気機器と、近距離無線通信により前記1以上の家庭電気機器と接続される携帯端末と、を備え、各前記家庭電気機器は、前記家庭電気機器のある動作を定義するデータを記憶することによって当該データで定義される動作を実行されるべき動作として設定する動作設定部と、ユーザが操作して実行されるべき動作を前記動作設定部によって設定するための操作部と、前記設定された動作(以下、設定動作という)を定義するデータ(以下、設定動作データという)に従って該設定動作を実行するよう前記家庭電気機器を制御する機器制御部と、前記携帯端末の端末側第1通信部と前記近距離無線通信を行うための機器側通信部と、を備え、前記携帯端末は、前記家庭電気機器の機器側通信部と前記近距離通信を行うための前記端末側第1通信部と、ユーザが設定動作データ取得指令と動作設定指令とを入力するための入力部と、前記入力部から入力された設定動作データ取得指令又は動作設定指令に応じてデータを処理するデータ処理部と、前記データ処理部で処理されたデータを記憶するデータ記憶部と、を備え、前記家庭電気機器の機器側通信部は、接続要求を受信した場合において、前記携帯端末から設定動作データ送信要求を受信すると、前記記憶された設定動作データを送信し、前記携帯端末から前記設定動作データ及び識別情報の双方又は設定動作データのみを受信すると、該受信した設定動作データを前記動作設定部によって記憶させることによって、該受信した設定動作データにより定義された動作を、実行されるべき前記家庭電気機器の動作として設定し、且つ、所定の場合に自身が属する家庭電気機器の識別情報を送信するように構成されており、前記携帯端末のデータ処理部は、前記入力部から設定動作データ取得指令が入力されると、前記端末側第1通信部によって前記接続要求を送信し、前記端末側第1通信部によって前記家庭電気機器から設定動作データ及び前記識別情報を受信すると、該受信した設定動作データ及び前記識別情報を互いに関連付けて前記データ記憶部に記憶させ、且つ前記入力部から動作設定指令が入力されると、前記端末側第1通信部によって前記接続要求を送信し、且つ前記データ記憶部に記憶された互いに関連付けられた設定動作データ及び識別情報の双方又は設定動作データのみを前記端末側第1通信部によって送信するように構成されており、且つ前記機器側通信部により受信され且つ前記動作設定部により記憶される設定動作データは、送信時に前記携帯端末のデータ処理部により又は受信時に前記機器側通信部により、当該設定動作データと関連付けられた識別情報が前記機器側通信部が属する家庭電気機器の識別情報と一致することが確認されるように構成されている。
この構成によれば、各家庭電気機器に携帯端末をタッチすることによって、動作設定を携帯端末に登録することができ、各家庭電気機器において同一の操作手順で使用頻度の高い動作設定を容易に登録することができる。更に、各家庭電気機器に携帯端末をタッチすることによって、前記登録された動作設定を呼び出すことができる。したがって、複数の家庭電気機器において同一の操作手順でこの登録された動作設定を容易に呼び出すことができる。
前記家庭電気機器の動作設定システムにおいて、前記携帯端末のデータ処理部は、前記接続要求を送信した場合に前記機器側送信部から受信した前記機器側通信部が属する家庭電気機器の識別情報と送信しようとしている設定動作データに関連付けられた識別情報とが一致する場合に、当該設定動作データを送信するよう構成されていてもよい。
この構成によれば、送信時に携帯端末のデータ処理部により、設定動作データと関連付けられた識別情報が機器側通信部が属する家庭電気機器の識別情報と一致することが確認されるように構成されているので、異なる機器に誤って設定動作データが送信されることを防ぐことができ、家庭電気機器の誤動作を防止することができる。
前記家庭電気機器の動作設定システムにおいて、前記機器側通信部は、前記設定動作データと共に受信した識別情報が前記自身が属する家庭電気機器の識別情報と一致する場合に、該受信した設定動作データを前記動作設定部によって記憶させるように構成されていてもよい。
この構成によれば、受信時に家庭電気機器の機器側通信部により、設定動作データと関連付けられた識別情報が機器側通信部が属する家庭電気機器の識別情報と一致することが確認されるように構成されているので、異なる機器に誤って設定動作データが送信されることを防ぐことができ、家庭電気機器の誤動作を防止することができる。
前記家庭電気機器の動作設定システムにおいて、前記携帯端末の入力部は、前記データ記憶部に記憶された前記設定動作データを選択する選択情報を伴って前記動作設定指令を入力するように構成され、前記携帯端末のデータ処理部は、前記入力部から前記選択情報を伴って前記設定動作データ取得指令が入力されると、前記端末側第1通信部によって前記接続要求を送信し、且つ前記データ記憶部に記憶された設定情報のうちの前記選択情報による選択される前記設定動作データ及びこれに関連付けられた識別情報を前記端末側第1通信部によって送信するように構成されていてもよい。
この構成によれば、設定動作を選択することができる。
前記家庭電気機器の動作設定システムにおいて、前記入力部は、前記データ記憶部に記憶される設定動作データをユーザが識別するための設定動作データ識別情報を入力することができるように構成され、前記家庭電気機器の動作設定システムにおいて、前記携帯端末のデータ処理部は、前記受信した設定動作データ、前記識別情報及び前記入力部から入力された設定動作データ識別情報を互いに関連付けて前記データ記憶部に記憶させるように構成されていてもよい。
この構成によれば、設定動作データ識別情報に基づいて設定動作を選択することができる。
前記家庭電気機器の動作設定システムにおいて、前記家庭電気機器の機器側通信部は、前記携帯端末から設定動作データ送信要求を受信すると、前記記憶された設定動作データを暗号化して送信し、且つ、前記携帯端末から暗号化された設定動作データを受信すると、該受信した暗号化された設定動作データを復号化した上でこれを前記動作設定部によって記憶させることによって、該受信した設定動作データにより定義された動作を実行されるべき前記家庭電気機器の動作として設定するように構成されており、前記携帯端末のデータ処理部は、前記端末側第1通信部によって前記家庭電気機器から前記暗号化された設定動作データ及び前記識別情報を受信すると、該受信した暗号化された設定動作データ及び前記識別情報を互いに関連付けて前記データ記憶部に記憶させ、且つ前記入力部から動作設定指令が入力されると、前記端末側第1通信部によって前記接続要求を送信し、且つ前記データ記憶部に記憶された互いに関連付けられた暗号化された設定動作データ及び識別情報の双方又は設定動作データのみを前記端末側第1通信部によって送信するように構成されていてもよい。
この構成によれば、携帯端末において設定動作データが書き換えられることを防止することができる。
前記家庭電気機器の動作設定システムにおいて、ネットワークを介して接続されるサーバを備え、前記携帯端末は、前記ネットワークに接続する端末側第2通信部を備え、前記携帯端末のデータ処理部は、前記入力部から設定動作データ取得指令が入力されると、前記互いに関連付けられた動作設定データ及び識別情報を前記端末側第2通信部及び前記ネットワークを介して前記サーバに送信し、前記サーバは、前記互いに関連付けられた動作設定データ及び識別情報を受信すると、前記互いに関連付けられた動作設定データ及び識別情報を記憶するように構成されていてもよい。
この構成によれば、携帯端末の故障等によって設定動作データが破損することを防止できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(実施の形態1)
[構成]
図1は、家庭電気機器の動作設定システム100の構成を示す機能ブロック図である。
[構成]
図1は、家庭電気機器の動作設定システム100の構成を示す機能ブロック図である。
家庭電気機器の動作設定システム100は、1以上の家庭電気機器1と、携帯端末2とを備える。携帯端末2は、近距離無線通信(Near Field Communication)により1以上の家庭電気機器1と接続される。
近距離無線通信とは、電波の到達距離が短い(数メートル程度)無線通信であり、両者を接近又は接触させて通信を行う。例えば電波の到達距離が長い(数十メートル〜数百メートル程度)Wi−Fiによる無線LAN通信においては、家庭電気機器1及び携帯端末2から発せられた信号が到達する範囲に他の無線LAN通信機器が存在する可能性が高いため、携帯端末2において接続先を選択し、選択された家庭電気機器1と携帯端末2との間で機器毎に付与される機器の固有の識別情報を互いに確認する手順(認証)を経た上で1対1のデータの送受信が実現される。しかし、近距離無線通信においては、家庭電気機器1及び携帯端末2から発せられた信号が到達する範囲に他の近距離無線通信機器が存在しないように電波の到達距離を規定することにより、携帯端末2において接続先を選択し、機器毎に付与される固有の識別情報を互いに確認する手順(認証)を経ることなく、携帯端末2を家庭電気機器1に接近又は接触させることにより接続先が特定され、1対1のデータの送受信が実現される。したがって、例えばユーザが携帯端末2において接続先の選択を誤り、その結果、意図しない機器の動作設定の取得が行われたり、意図しない機器に対する動作設定の呼び出しが行われたりすることを防止することができる。しかし、これに限られるものではなく、機器毎に付与される固有の識別情報を確認する手順を経て、データの送受信を行ってもよい。
各家庭電気機器1は、動作設定部10と、操作部11と、機器制御部12と、機器側通信部14と、機器本体部15と、を備える。家庭電気機器1として、電子レンジ、洗濯機、照明、ハードディスクレコーダーが例示されるが、これに限られない。また、家庭電気機器1には、家庭電気機器1の本体と有線又は無線により接続される機器(例えば、リモートコントローラー)が含まれてもよい。
動作設定部10は、家庭電気機器1のある動作を定義する(define)データ(以下、動作データという場合がある)を記憶することによって、家庭電気機器1がこの動作データで定義される動作を家庭電気機器1によって実行されるべき動作として設定する。ここで、「実行されるべき動作」とは、家庭電気機器1が動作している状態においてリアルタイムで実行される動作及び次に実行される動作と、次に家庭電気機器1が起動された場合に実行されるべき動作と、を含む。この設定機能は、例えば、動作設定部10が複数の動作データを記憶する記憶部とこの記憶部に記憶された当該複数の動作データのうちから実行すべき1つの動作データを特定する制御部とを備えることによって実現することができる。この特定動作として、例えば、操作部11からユーザの操作によって、記憶部に記憶された複数の動作データのいずれか1つを選択する選択指令が入力され、制御部が選択指令で選択された動作データを実行すべき1つの動作データとして特定する予約動作が挙げられる。なお、この制御部の機能を機器制御部12が有するように構成してもよい。また、例えば、動作設定部10が1つのみの動作データを記憶する記憶部を備え、機器制御部12がこの記憶部に記憶された動作データによって定義される動作を実行するよう構成することによっても上述の設定機能を実現することができる。1つのみの動作データを記憶する記憶部は、例えば、メモリの所定の1つの記憶領域に逐次動作データを上書きして記憶するよう構成することによって実現できる。
家庭電気機器1のある動作を定義するデータには、家庭電気機器1の単一の動作を定義するデータのみならず、家庭電気機器1が予め規定された順序(同時を含む)に従って実行する複数の動作を定義するデータを含む。以下では、この設定された動作を設定動作といい、設定動作を定義するデータを設定動作データという。
操作部11は、ユーザが操作して、実行されるべき動作を動作設定部10によって設定するためのものである。即ち、操作部11のユーザによる操作は、操作部11及び動作設定部10との協働動作により、家庭電気機器1の動作を定義するデータに変換されて動作設定部10に記憶され、家庭電気機器1によって実行されるべき動作として設定される。操作部11として、ボタン、ダイヤル、タッチパネル等が例示されるがこれに限られない。
機器制御部12は、動作設定部10に設定された設定動作データに従ってこの設定動作を実行するよう家庭電気機器1の機器本体部15を制御する。なお、動作設定部10に記憶された設定動作データが複数の動作を定義するデータである場合、機器制御部12は、設定動作データによって定義される複数の動作を設定動作データによって規定された順序又は予め規定された順序(同時を含む)に従って実行する。
そして、動作設定部10及び機器制御部12が機器側制御器13を構成している。機器側制御器13は、例えば、演算部と記憶部とを有する制御器で構成される。制御器はマイクロコントローラ、CPU、MPU、論理回路、PLC (Programmable Logic Controller)等で構成される。機器側制御器13は、集中制御を行う単独の制御器で構成してもよく、分散制御を行う複数の制御器で構成してもよい。例えば、機器制御部12と動作設定部10とを、単独の制御器及びこれに格納されたプログラムで実現してもよく、互いに協働する2つの制御器でそれぞれ実現してもよい。
機器側通信部14は、携帯端末2の端末側第1通信部20と近距離無線通信を行う。機器側通信部14として、例えば通信部及びこの通信部を制御する通信制御部を備えた無線インターフェースモジュールが例示されるがこれに限られない。例えば、通信機器と、上述の機器側制御器13に格納された当該通信機器を制御するプログラムによって実現される制御部と、によって構成してもよい。
そして、機器側通信部14は、携帯端末2から接続要求を受信した場合において、設定動作データ送信要求を受信すると、記憶された設定動作データを送信する。補足すると、接続要求に応答することによって携帯端末2と機器側通信部14との間に通信が確立され、その後、所定の処理に関する通信が行われる。機器側通信部14は、所定の場合に、自身が属する家庭電気機器1の識別情報を送信するように構成されている。「家庭電気機器1の識別情報」には、当該家庭電気機器1自体の識別情報と当該機器側通信部14の識別情報との双方が含まれる。所定の場合とは、設定動作データの送信と関連する場合及び後述する携帯端末2側における識別情報の一致確認と関連する場合である。設定動作データの送信と関連する場合に、機器側通信部14は、自身が属する家庭電気機器1の識別情報を送信するが、送信する契機(trigger)は、接続要求及び設定動作データ送信要求のいずれであってもよい。接続要求に応じて当該識別情報を送る態様が「認証」であってもよい。また、携帯端末2側から識別情報送信要求を送信し、これに応答するようにして機器側通信部14が識別情報を送信するよう構成してもよい。携帯端末2側における識別情報の一致確認と関連する場合にも、機器側通信部14は、自身が属する家庭電気機器1の識別情報を送信するが、送信する契機として、例えば、接続要求及び後述する識別情報送信要求が挙げられる。
そして、機器側通信部14は、携帯端末2から設定動作データ及び識別情報の双方又は設定情報のみを受信すると、受信した設定動作データを動作設定部10によって記憶させ、これによって家庭電気機器1によって実行されるべき動作として設定する。
携帯端末2は、端末側第1通信部20と、入力部21と、データ処理部22と、データ記憶部23と、を備える。携帯端末2として、携帯電話(特に、タッチパネルを備えたいわゆるスマートフォン)、家庭電気機器1の本体と有線又は無線により接続される機器(例えば、リモートコントローラー)、及び本発明の機能に関する機能以外の機能を有さない専用携帯端末が例示されるがこれに限られない。また、携帯端末は、常時携帯される端末に限られず、携帯可能な端末であればよい。
端末側第1通信部20は、家庭電気機器1の機器側通信部14と近距離無線通信を行う。端末側第1通信部20として、例えばNFCリーダ/ライタモジュールが例示されるがこれに限られない。例えば、通信機器と、後述する制御器に格納された当該通信機器を制御するプログラムによって実現される制御部と、によって構成してもよい。
入力部21は、ユーザが設定動作データ取得指令及び動作設定指令を入力するものである。入力部21として、ボタン、ダイヤル、タッチパネルが例示されるがこれに限られない。
データ処理部22は、入力部21から入力された設定動作データ取得指令及び動作設定指令に応じてデータを処理する。
そして、データ処理部22は、入力部21から設定動作データ取得指令が入力されると、端末側第1通信部20によって接続要求を送信する。
また、データ処理部22は、端末側第1通信部20によって家庭電気機器1から設定動作データ及び識別情報を受信すると、この受信した設定動作データ及び前記識別情報を互いに関連付けてデータ記憶部23に記憶させる。
更に、データ処理部22は、入力部21から動作設定指令が入力されると、端末側第1通信部20によって接続要求を送信し、データ記憶部23に記憶された互いに関連付けられた設定動作データ及び識別情報の双方又は設定情報のみを端末側第1通信部20によって送信するように構成されている。
このようにデータ処理部22は、入力部21から入力された設定動作データ取得指令及び動作設定指令に応じてデータを処理する。データ処理部22は、例えば、後述する制御器の演算部で構成される。
データ記憶部23は、データ処理部22で処理されたデータを記憶する。データ記憶部23は、例えば、後述する制御器のROM及びRAM等の記憶部で構成される。
なお、データ記憶部23は、受信した設定動作データをそのまま記憶することができるように構成されていてもよい。
そして、データ処理部22及びデータ記憶部23が端末側制御器24を構成する。端末側制御器24は、例えば、演算部と記憶部とを有する制御器で構成され、データ処理部22及びデータ記憶部23が、それぞれ、当該演算部及び記憶部で構成される。制御器は、例えば、マイクロコントローラ、CPU、MPU、論理回路、PLC等で構成される。
そして、機器側通信部14により受信され且つ動作設定部10により記憶される設定動作データは、送信時に携帯端末2のデータ処理部22により又は受信時に家庭電気機器1の機器側通信部14により、設定動作データと関連付けられた識別情報が機器側通信部14が属する家庭電気機器1の識別情報と一致することが確認される。これによって、異なる機器に誤って設定動作データが送信されることを防ぐことができ、機器の誤動作を防止することができる。
送信時に携帯端末2のデータ処理部22により設定動作データと関連付けられた識別情報が機器側通信部14が属する家庭電気機器1の識別情報と一致することが確認されるとは、例えば、携帯端末2のデータ処理部22は、入力部21から動作設定指令が入力されると、データ処理部22は、端末側第1通信部20から接続要求を送信し、且つ、端末側第1通信部20によって家庭電気機器1の識別情報を受信すると、データ記憶部23に記憶された識別情報と受信した識別情報とが一致するか否かを判断することである。上述のように、接続要求とは別に識別情報送信要求を送信し、これに応じて機器側通信部14が識別情報を送信するように構成してもよい。そして、受信した家庭電気機器1の識別情報とデータ記憶部23に記憶された識別情報とが一致すると判断すると、携帯端末2のデータ処理部22は、端末側第1通信部20によって接続要求を送信し、データ記憶部23に記憶された互いに関連付けられた設定動作データを端末側第1通信部20によって送信する。
一方、受信時に家庭電気機器1の機器側通信部14により設定動作データと関連付けられた識別情報が機器側通信部14が属する家庭電気機器1の識別情報と一致することが確認されるとは、例えば、家庭電気機器1の機器側通信部14は、携帯端末2から識別情報及び設定動作データを受信すると、受信した識別情報と自身が属する家庭電気機器1の識別情報とが一致するか否かを判断することである。そして、家庭電気機器1の機器側通信部14は、受信した家庭電気機器1の識別情報とデータ記憶部23に記憶された識別情報とが一致すると判断すると、受信した設定動作データを動作設定部10によって記憶させ、受信した設定動作データにより定義された設定動作が、次に家庭電気機器1が起動される場合に実行されるべき家庭電気機器1の動作として設定される。
次に、以上のように構成された家庭電気機器の動作設定システムの動作例を説明する。以下では、識別情報の一致確認を携帯端末2側で行う態様(動作例1)と家庭電気機器1側で行う態様(動作例2)とに分けて説明する。
[動作例1]
図2は、本発明の実施の形態1に係る家庭電気機器の動作設定システムにおいて、設定動作データ取得指令が入力された場合の動作例1を示すフローチャートである。
図2は、本発明の実施の形態1に係る家庭電気機器の動作設定システムにおいて、設定動作データ取得指令が入力された場合の動作例1を示すフローチャートである。
まず、上記の構成の家庭電気機器の動作設定システム100において、携帯端末2の入力部21から設定動作データ取得指令が入力された場合の動作例を図2を参照して説明する。なお、この動作例1は、送信時に携帯端末2のデータ処理部22により設定動作データと関連付けられた識別情報が機器側通信部14が属する家庭電気機器1の識別情報と一致することが確認される動作例である。
まず、ユーザが操作部11を通常の手順に従って操作し、家庭電気機器1の動作を設定する。これによって、設定動作を定義する設定動作データが動作設定部に記憶され、実行されるべき動作として設定される(ステップS100)。
次に、ユーザが携帯端末2の入力部21を操作して当該入力部21から設定動作データ取得指令が入力され(ステップS105においてYes)、更にユーザが所望の家庭電気機器1に携帯端末2をタッチする(もしくは接近させる)と、携帯端末2のデータ処理部22は、端末側第1通信部20によって接続要求を送信する。更に、データ処理部22は、端末側第1通信部20によって、設定動作データ送信要求,及び識別情報送信要求を送信する(ステップS110)。送信要求,設定動作データ送信要求及び識別情報送信要求は、単一のコマンドとして送信されてもよく、また、複数のコマンドとして送信されてもよい。
次に、家庭電気機器1の機器側通信部14は、携帯端末2から接続要求、設定動作データ送信要求を受信すると、動作設定部10に記憶された設定動作データを送信する。ここで、設定動作データ(次に実行されるべき動作として設定された動作を定義するデータ)は、1つであるので、携帯端末2側で送信すべき設定動作データを指定する必要がなく、設定動作データを送信する構成が従来例に比べて簡素化される。また、機器側通信部14は、自身が属する家庭電気機器1の識別情報を送信する(ステップS115)。これらのコマンド応答は、単一のコマンド応答として送信されてもよく、また、複数のコマンド応答として送信されてもよい。応答するタイミングも任意である。
次に、携帯端末2のデータ処理部22は、端末側第1通信部20によって家庭電気機器1から設定動作データ及び識別情報を受信すると、この受信した設定動作データ及び前記識別情報を互いに関連付けてデータ記憶部23に記憶させる(ステップS120)。これによって、家庭電気機器1の設定動作が携帯端末2に登録される。
図3は、本発明の実施の形態1に係る家庭電気機器の動作設定システムにおいて、動作設定指令が入力された場合の動作例1を示すフローチャートである。
次に、上記の構成の家庭電気機器の動作設定システム100において、携帯端末2の入力部21から動作設定指令が入力された場合の動作例を図3を参照して説明する。
まず、ユーザが携帯端末2の入力部21を操作し、当該入力部21から動作設定指令が入力され(ステップS150においてYes)、更にユーザが家庭電気機器1に携帯端末2をタッチする(もしくは接近させる)と、データ処理部22は、端末側第1通信部20から接続要求を送信する。更に、データ処理部22は、端末側第1通信部20によって、識別情報送信要求を送信する(ステップS155)。接続要求及び識別情報送信要求は、単一のコマンドとして送信されてもよく、また、複数のコマンドとして送信されてもよい。
次に、家庭電気機器1の機器側通信部14は、自身が属する家庭電気機器1の識別情報を送信する(ステップS160)。なお、携帯端末2による識別情報送信要求を省略し、機器側通信部14が、接続要求に応答するようにして(responsively) 自身が属する家庭電気機器1の識別情報を送信するように構成してもよい。
次に、携帯端末2のデータ処理部22は、端末側第1通信部20によって家庭電気機器1の識別情報を受信すると、この受信した識別情報とデータ記憶部23に記憶された識別情報とが一致するか否かを判断する(ステップS165)。
そして、携帯端末2のデータ処理部22は、受信した家庭電気機器1の識別情報とデータ記憶部23に記憶された識別情報とが一致すると判断すると(ステップS165においてYES)、携帯端末2のデータ処理部22は、端末側第1通信部20によって、データ記憶部23に記憶され、当該識別情報に関連付けられた設定動作データを送信する(ステップS170)。
一方、携帯端末2のデータ処理部22は、受信した家庭電気機器1の識別情報とデータ記憶部23に記憶された識別情報とが一致しないと判断すると(ステップS165においてNO)、所定のエラー処理を行う(ステップS166)。
このように、機器側通信部14により受信され且つ動作設定部10により記憶される設定動作データは、送信時に携帯端末2のデータ処理部22により、設定動作データと関連付けられた識別情報が機器側通信部14が属する家庭電気機器1の識別情報と一致することが確認されるように構成されている。
次に、家庭電気機器1の機器側通信部14は、携帯端末2から設定動作データを受信すると、受信した設定動作データを動作設定部10によって記憶させ、受信した設定動作データにより定義された設定動作が、次に家庭電気機器1が起動される場合に実行されるべき家庭電気機器1の動作として設定される(ステップS175)。これによって、携帯端末2に登録された設定動作を呼び出すことができる。
なお、上述の制御では、携帯端末2において、接続要求に続く所望の処理が遂行された後、適宜なタイミングで機器側通信部14との接続が切断される。これは、以降の実施形態及び実施例でも同様である。
次に、家庭電気機器1が起動されると(ステップS180においてYES)、機器制御部12は、動作設定部10に記憶された設定動作データに従って設定動作を実行するよう家庭電気機器1の機器本体部15を制御する(ステップS185)。
なお、ステップS185において、家庭電気機器1が動作中である場合には当該設定された動作が実行される。
上記の構成によれば、設定動作データ取得指令を入力するように携帯端末2を操作し、当該携帯端末2をユーザが動作設定を登録しようとする家庭電気機器1にタッチする(または接近させる)ことにより、ユーザが動作設定を登録しようとする家庭電気機器1を特定し、ユーザが家庭電気機器1の操作部11を通常の手順に従って操作して設定した設定動作データが自動的に取得されて携帯端末2に記憶される。それによって、当該動作設定を携帯端末2に登録することができる。また、動作設定指令を入力するように携帯端末2を操作し、当該携帯端末2をユーザが動作設定を呼び出そうとする家庭電気機器1にタッチする(または接近させる)ことにより、ユーザが動作設定を呼び出そうとする家庭電気機器1を特定し、この登録された設定動作データが自動的に特定された家庭電気機器1に送信されて当該設定動作データによって定義された動作が設定される。それによって、携帯端末2に登録された前記動作設定を呼び出すことができる。したがって、各家庭電気機器1に携帯端末2をタッチすることによって、動作設定を携帯端末2に登録することができ、各家庭電気機器1において同一の操作手順で使用頻度の高い動作設定を容易に登録することができる。更に、各家庭電気機器1に携帯端末2をタッチすることによって、前記登録された動作設定を呼び出すことができる。したがって、複数の家庭電気機器1において同一の操作手順でこの登録された動作設定を容易に呼び出すことができる。
また、機器側通信部14により受信され且つ動作設定部10により記憶される設定動作データは、送信時に携帯端末2のデータ処理部22により、設定動作データと関連付けられた識別情報が機器側通信部14が属する家庭電気機器1の識別情報と一致することが確認されるように構成されているので、異なる機器に誤って設定動作データが送信されることを防ぐことができ、家庭電気機器の誤動作を防止することができる。
[動作例2]
図4は、本発明の実施の形態1に係る家庭電気機器の動作設定システムにおいて、動作設定指令が入力された場合の動作例2を示すフローチャートである。
図4は、本発明の実施の形態1に係る家庭電気機器の動作設定システムにおいて、動作設定指令が入力された場合の動作例2を示すフローチャートである。
動作例2は、受信時に家庭電気機器1の機器側通信部14により設定動作データと関連付けられた識別情報が機器側通信部14が属する家庭電気機器1の識別情報と一致することが確認される動作例である。
携帯端末2の入力部21から設定動作データ取得指令が入力された場合の動作例は、上記動作例1と同様であるので、その説明を省略する。
上記の構成の家庭電気機器の動作設定システムにおいて、携帯端末2の入力部21から動作設定指令が入力された場合の動作例を図4を参照して説明する。
まず、ユーザが携帯端末2の入力部21を操作し、当該入力部21から動作設定指令が入力され(ステップS200においてYes)、更にユーザが家庭電気機器1に携帯端末2をタッチする(もしくは接近させる)と、データ処理部22は、端末側第1通信部20から接続要求を送信する。更に、データ処理部22は、端末側第1通信部20によって、互いに関連付けられてデータ記憶部23に記憶されている識別情報及び設定動作データを送信する(ステップS205)。接続要求,識別情報及び設定動作データは、単一のコマンドとして送信されてもよく、また、複数のコマンドとして送信されてもよい。
次に、家庭電気機器1の機器側通信部14は、携帯端末2から識別情報及び設定動作データを受信すると、受信した識別情報と自身が属する家庭電気機器1の識別情報とが一致するか否かを判断する(ステップS210)。
そして、家庭電気機器1の機器側通信部14は、受信した家庭電気機器1の識別情報とデータ記憶部23に記憶された識別情報とが一致すると判断すると(ステップS210においてYES)、受信した設定動作データを動作設定部10によって記憶させ、受信した設定動作データにより定義された設定動作が、次に家庭電気機器1が起動される場合に実行されるべき家庭電気機器1の動作として設定される(ステップS215)。
一方、携帯端末2のデータ処理部22は、受信した家庭電気機器1の識別情報とデータ記憶部23に記憶された識別情報とが一致しないと判断すると(ステップS210においてNO)、所定のエラー処理を行う(ステップS211)。
このように、機器側通信部14により受信され且つ動作設定部10により記憶される設定動作データは、受信時に家庭電気機器1の機器側通信部14により、設定動作データと関連付けられた識別情報が機器側通信部14が属する家庭電気機器1の識別情報と一致することが確認されるように構成されている。
次に、家庭電気機器1が起動されると(ステップS220においてYES)、機器制御部12は、動作設定部10に記憶された設定動作データに従って設定動作を実行するよう家庭電気機器1の機器本体部15を制御する(ステップS225)。
なお、ステップS225において、家庭電気機器1が動作中である場合には当該設定された動作が実行される。
上記の構成によれば、機器側通信部14により受信され且つ動作設定部10により記憶される設定動作データは、受信時に家庭電気機器1の機器側通信部14により、設定動作データと関連付けられた識別情報が機器側通信部14が属する家庭電気機器1の識別情報と一致することが確認されるように構成されているので、異なる機器に誤って設定動作データが送信されることを防ぐことができ、家庭電気機器の誤動作を防止することができる。
(実施の形態2)
以下では実施の形態2の構成、動作について、実施の形態1との相違点を中心に述べる。
以下では実施の形態2の構成、動作について、実施の形態1との相違点を中心に述べる。
[構成]
実施の形態2の携帯端末2の入力部21は、データ記憶部23に記憶される設定動作データをユーザが識別するための設定動作データ識別情報を入力することができるように構成されている。
実施の形態2の携帯端末2の入力部21は、データ記憶部23に記憶される設定動作データをユーザが識別するための設定動作データ識別情報を入力することができるように構成されている。
また、実施の形態2の携帯端末2は、受信した設定動作データ、識別情報、及び入力部21から入力された設定動作データ識別情報を互いに関連付けてデータ記憶部23に記憶させるように構成されている。
これによって、ユーザは設定動作データに関連付けられた設定動作データ識別情報を参照することにより、この設定動作データに係る設定動作の内容を知ることができる。
更に、実施の形態2の携帯端末2の入力部21は、データ記憶部23に記憶された設定動作データを選択する選択情報を伴って動作設定指令を入力するように構成されている。
また、実施の形態2の携帯端末2のデータ処理部22は、入力部21から選択情報を伴って設定動作データ取得指令が入力されると、端末側第1通信部20によって接続要求を送信し、且つデータ記憶部23に記憶された設定情報のうち、選択情報によって選択される設定動作データ及びこれに関連付けられた識別情報を端末側第1通信部20によって送信するように構成されている。
これによって、ユーザは、選択した設定動作データに係る設定動作を家庭電気機器1が実行されるべき家庭電気機器の動作として設定することができる。
[動作例]
図5は、本発明の実施の形態2に係る家庭電気機器の動作設定システムにおいて、設定動作データ取得指令が入力された場合の動作例を示すフローチャートである。
図5は、本発明の実施の形態2に係る家庭電気機器の動作設定システムにおいて、設定動作データ取得指令が入力された場合の動作例を示すフローチャートである。
まず、ステップS100からステップS115が順に実行されるが、これらは実施の形態のステップS100からステップS115と同様であるので、同じ符号を付してその説明を省略する。
そして、ステップS115の後、携帯端末2のデータ処理部22は、端末側第1通信部20によって家庭電気機器1から設定動作データ及び識別情報を受信し、更に、入力部21から設定動作データ識別情報が入力されると(ステップS300)、受信した設定動作データ及び識別情報と、設定動作データ識別情報とを互いに関連付けてデータ記憶部23に記憶させる(ステップS305)。
図6は、本発明の実施の形態2に係る家庭電気機器の動作設定システムにおいて、動作設定指令が入力された場合の動作例を示すフローチャートである。
次に、上記の構成の家庭電気機器の動作設定システム100において、携帯端末2の入力部21から動作設定指令が入力された場合の動作例を図6を参照して説明する。
まず、携帯端末2のデータ処理部22は、入力部21にデータ記憶部23に記憶された設定動作データを選択する選択情報を伴って動作設定指令が入力されるまで待機する(ステップS350)。
上記、動作設定指令が入力されると、実施の形態1におけるステップS155〜S160と同様であるので、その説明を省略する。
そして、携帯端末2のデータ処理部22は、受信した家庭電気機器1の識別情報とデータ記憶部23に記憶された識別情報とが一致すると判断すると(ステップS165においてYES)、端末側第1通信部20によって接続要求を送信する。更に、携帯端末2のデータ処理部22は、端末側第1通信部20によって、データ記憶部23に記憶された互いに関連付けられた設定動作データのうち、選択情報を伴って動作設定指令が入力された設定動作データを送信する(ステップS370)。
一方、携帯端末2のデータ処理部22は、受信した家庭電気機器1の識別情報とデータ記憶部23に記憶された識別情報とが一致しないと判断すると(ステップS365においてNO)、実施の形態1と同様に所定のエラー処理を行う(ステップS166)。
ステップS370の次にステップS175からステップS185が順に実行されるが、これらは実施の形態1のステップS175からステップS185と同様であるので、同じ符号を付してその説明を省略する。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3に係る家庭電気機器の動作設定システムの構成を示す機能ブロック図である。
図7は、本発明の実施の形態3に係る家庭電気機器の動作設定システムの構成を示す機能ブロック図である。
実施の形態3に係る家庭電気機器の動作設定システム100は、ネットワークを介して接続されるサーバ30を備えている。
また、実施の形態3に係る携帯端末2は、ネットワークに接続する端末側第2通信部31を備えている。
そして、携帯端末2のデータ処理部22は、入力部21から設定動作データ取得指令が入力され、端末側第1通信部20によって家庭電気機器1から設定動作データ及び識別情報を受信すると、この受信した設定動作データ及び前記識別情報を互いに関連付けて端末側第2通信部31及びネットワークを介してサーバ30に送信する。なお、データ処理部22は、設定動作データ及び前記識別情報を家庭電気機器1から受信してサーバ30に送信するまでの間に、なんらかの記憶部(データ記憶部23、バッファ等の一時記憶部(図示せず))に設定動作データ及び前記識別情報を記憶する。よって、実施の形態3においても、携帯端末2は、設定動作データ及び前記識別情報を記憶するための記憶部を備えている。
そして、サーバ30は、互いに関連付けられた動作設定データ及び識別情報を受信すると、受信した互いに関連付けられた動作設定データ及び識別情報を記憶する。
これによって、携帯端末2の故障等によって設定動作データが破損することを防止できる。
(実施の形態4)
実施の形態4に係る家庭電気機器1の機器側通信部14は、携帯端末2から設定動作データ送信要求を受信すると、記憶された設定動作データを暗号化して送信する。
実施の形態4に係る家庭電気機器1の機器側通信部14は、携帯端末2から設定動作データ送信要求を受信すると、記憶された設定動作データを暗号化して送信する。
そして、家庭電気機器1の機器側通信部14は、携帯端末2から暗号化された設定動作データを受信すると、受信した暗号化された設定動作データを復号化した上でこれを動作設定部10によって記憶させることによって、受信した設定動作データにより定義された動作を実行されるべき前記家庭電気機器の動作として設定する。
また、実施の形態4に係る携帯端末2のデータ処理部22は、端末側第1通信部20によって家庭電気機器1から暗号化された設定動作データ及び識別情報を受信すると、受信した暗号化された設定動作データ及び識別情報を互いに関連付けてデータ記憶部23に記憶させる。
そして、携帯端末2のデータ処理部22は、入力部21から動作設定指令が入力されると、端末側第1通信部20によって接続要求を送信し、且つデータ記憶部23に記憶された互いに関連付けられた暗号化された設定動作データ及び識別情報の双方又は設定動作データのみを端末側第1通信部20によって送信する。これによって、例えばセキュリティの確保が困難な携帯端末2において設定動作データが書き換えられることを防止することができる。
[動作例]
図8は、本発明の実施の形態4に係る家庭電気機器の動作設定システムにおいて、設定動作データ取得指令が入力された場合の動作例を示すフローチャートである。
図8は、本発明の実施の形態4に係る家庭電気機器の動作設定システムにおいて、設定動作データ取得指令が入力された場合の動作例を示すフローチャートである。
まず、ステップS100からステップS110が順に実行されるが、これらは実施の形態のステップS100からステップS110と同様であるので、同じ符号を付してその説明を省略する。
そして、ステップS110の後、家庭電気機器1の機器側通信部14は、携帯端末2から設定動作データ送信要求を受信すると、動作設定部10に記憶された設定動作データを暗号化する(ステップS400)。
次に、家庭電気機器1の機器側通信部14は、この暗号化された設定動作データを送信する(ステップS405)。
次に、携帯端末2のデータ処理部22は、端末側第1通信部20によって家庭電気機器1から設定動作データ及び識別情報を受信すると、この受信した暗号化された設定動作データ及び識別情報を互いに関連付けてデータ記憶部23に記憶させる(ステップS410)。
図9は、本発明の実施の形態4に係る家庭電気機器の動作設定システムにおいて、動作設定指令が入力された場合の動作例を示すフローチャートである。
次に、上記の構成の家庭電気機器の動作設定システム100において、携帯端末2の入力部21から動作設定指令が入力された場合の動作例を図6を参照して説明する。
実施の形態1のステップS150からステップS165、及びステップS166は、実施の形態4においても同様であるので、同じ符号を付してその説明を省略する。
そして、ステップS165において、携帯端末2のデータ処理部22は、受信した家庭電気機器1の識別情報とデータ記憶部23に記憶された識別情報とが一致すると判断すると(ステップS165においてYES)、携帯端末2のデータ処理部22は、端末側第1通信部20によって、データ記憶部23に記憶され、当該識別情報に関連付けられた暗号化された設定動作データを送信する(ステップS450)。
次に、家庭電気機器1の機器側通信部14は、携帯端末2から設定動作データを受信すると、受信した暗号化された設定動作データを復号化する(ステップS455)。
次に、復号化した設定動作データを動作設定部10によって記憶させることによって、受信した設定動作データにより定義された動作が実行されるべき前記家庭電気機器の動作として設定される(ステップS460)。
ステップS460の次にステップS175からステップS185が順に実行されるが、これらは実施の形態1のステップS175からステップS185と同様であるので、同じ符号を付してその説明を省略する。
(さらに別の実施の形態)
上記実施形態において、携帯端末2のデータ処理部22は、設定動作データで定義される設定動作を理解せずに、設定動作データをデータ記憶部23に記憶させるよう構成してもよい。これによって、各家庭電気機器1に応じて異なる命令体系の影響を受けずに、動作設定を登録することができ、更にこの登録された動作設定を呼び出すことができる。
上記実施形態において、携帯端末2のデータ処理部22は、設定動作データで定義される設定動作を理解せずに、設定動作データをデータ記憶部23に記憶させるよう構成してもよい。これによって、各家庭電気機器1に応じて異なる命令体系の影響を受けずに、動作設定を登録することができ、更にこの登録された動作設定を呼び出すことができる。
なお、上記全実施の形態は、互いに相手を排除しない限り、互いに組み合わせてもよい。
以下、本発明に係る具体的な実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施例1)
実施例1は、洗濯機の動作設定を行うシステムである。
(実施例1)
実施例1は、洗濯機の動作設定を行うシステムである。
図10は、本発明の実施例1に係る洗濯機(家庭電気機器1)の操作パネル110を示す図である。図11は、本発明の実施例1に係る携帯端末2の入力部21を備えるタッチパネル130を示す図であり、設定動作データ取得指令が入力された場合におけるタッチパネル130の画面表示の遷移を示す図である。
本実施例において、家庭電気機器1は洗濯機であり、携帯端末2は携帯電話である。
家庭電気機器1の機器側通信部14は、RFIDモジュールであり、家庭電気機器1内に組み込まれている。このRFIDモジュールは、後述する外部リーダ/ライタからみるとRFタグとして動作する一方、家庭電気機器1の機器制御部12からみると、データの送受信を行うための一時的な記憶部として動作する。
家庭電気機器1は、図10に示すように、操作パネル110を備える。操作パネル110は、設定ボタン111と、電源ボタン118と、起動/一時停止ボタン119と、通信領域120とを備えている。
設定ボタン111は、操作部11(図1参照)を構成し、ユーザがこれらを操作して設定動作を動作設定部10に設定する。本実施例において、動作設定部10に設定する設定動作は、運転モード(洗濯運転のみ、乾燥運転のみ、洗濯及び乾燥運転),プリセットされた運転内容(おまかせ洗濯コース、念入り仕上げ洗濯コース、毛布洗濯コース等),洗い、すすぎ、脱水及び乾燥運転の詳細内容に関する設定の1以上の組合せである。
電源ボタン118は、ユーザがこれを操作することによって、家庭電気機器1の電源を入れたり、切ったりすることができる。
起動/一時停止ボタン119は、ユーザがこれを操作することによって、家庭電気機器1を起動したり、一時停止させたりすることができる。
通信領域120は、その内側に機器側通信部14のRFIDモジュールのアンテナが設けられ、ユーザが携帯端末2をこの領域にタッチすることによって近距離無線通信を行うことができる。
携帯端末2の端末側第1通信部20は、RFタグに対するデータの書き込み及び読み出しを行う外部リーダ/ライタであり、家庭電気機器1の機器側通信部14と近距離無線通信を行う。
携帯端末2は、タッチパネル130を有する。タッチパネル130は、入力部21(図1参照)を構成すると共に、ユーザに対する通知を行う表示部を構成する。
上記の構成の家庭電気機器の動作設定システム100において、設定動作データを取得する使用例を説明する。
まず、家庭電気機器1の動作設定を行う。
次に、携帯端末2にインストールされている家庭電気機器1の動作設定を行うためのプログラムを起動する。このプログラムの設定動作データ取得指令を入力するための初期画面を、図11の(a)に示す。この初期画面には、「新規登録」と表示された設定動作データ取得指令を入力するボタン150が表示されている。
次に、ユーザがこのボタンに触れた後、直ちに離す(以下、タップという。)と、図11の(b)に示す画面が表示され、携帯端末2の機器側通信部14から接続要求が送信される。
次に、ユーザが携帯端末2の端末側第1通信部20を家庭電気機器1の通信領域120にタッチすると、接続要求,設定動作データ送信要求及び識別情報送信要求が送信され、これらの要求に対する家庭電気機器1の応答として、設定動作データ及び識別情報を受信する。
そして、設定動作データ及び識別情報を受信すると、図11の(c)に示す画面が表示される。この場面には、文字情報の入力領域であるテキストボックス151と、「入力」と表示されたテキストボックス151に入力された文字情報を設定動作データ識別情報として設定するボタン152が表示されている。そして、ユーザがテキストボックス151に受信した設定動作データをユーザが識別するための事項を入力(本実施例においては、「洗濯予約(8時間後)」と入力)し、ボタン152をタップする。これによって、テキストボックス151に入力した文字情報が設定動作データ識別情報として設定されて図11の(d)に示す画面が表示され、携帯端末2に設定動作データが保存されたことがユーザに通知される。
一方、設定動作データ及び識別情報の受信に失敗すると、図11の(e)に示す画面が表示される。
次に、動作設定を行う場合の使用例を説明する。
図12は、本発明の実施例1に係る携帯端末2の入力部21を備えるタッチパネル130を示す図であり、動作設定指令が入力された場合におけるタッチパネル130の画面表示の遷移を示す図である。
携帯端末2の動作設定指令を入力するための初期画面を、図12の(a)に示す。この初期画面には、設定動作データ識別情報が表示(本実施例においては「洗濯予約(8時間後)」と表示)されたボタン160と、「新規登録」と表示された設定動作データ取得指令を入力するボタン161が表示されている。ボタン160は、動作設定指令を入力するボタンである。一方、ボタン161は、設定動作データ取得指令を入力するボタンであり、このボタンをタップすると、図12の(b)に示す画面が表示され、その後の動作は、上述した通りであるので、その説明を省略する。
次に、ユーザがボタン160をタップすると、図12の(b)に示す画面が表示される。この画面には、設定動作データ識別情報に基づく情報が表示される領域162と、「準備完了」と表示されたボタン163とが表示されている。
次に、ユーザが領域162に表示された事項を確認した上でボタン163をタップすると、図12の(c)に示す画面が表示され、携帯端末2の機器側通信部14から接続要求が送信される。
次に、ユーザが携帯端末2の端末側第1通信部20を家庭電気機器1の通信領域120にタッチすると、携帯端末2のデータ記憶部23に記憶されている識別情報と家庭電気機器1の識別情報とが一致することが確認された後、設定動作データが家庭電気機器1に送信される。そして、設定動作データが家庭電気機器1の動作設定部10に設定されると、設定動作データの送信に対する応答において、設定動作データの動作設定部10への設定が完了したことが通知され、図12の(d)に示す画面が表示される。これによって、家庭電気機器1に設定動作データが設定されたことがユーザに通知される。
そして、起動/一時停止ボタン119を押し下げると、設定された設定動作データに従って設定動作が機器制御部12の制御によって実行される。
(実施例2)
実施例2は、照明の動作設定を行うシステムである。
(実施例2)
実施例2は、照明の動作設定を行うシステムである。
まず、本実施例と実施例2との相違点を中心に本実施例の構成を説明する。
本実施例において、家庭電気機器1は照明であり、携帯端末2は実施例1と同様の携帯電話である。この照明は、照明本体と無線によって接続されるリモートコントローラを備える。
図13は、本発明の実施例2に係る照明(家庭電気機器1)のリモートコントローラを示す図である。
家庭電気機器1のリモートコントローラは、図13に示すように、4つのプリセット設定電源オンボタン170と、光色調整ボタン171と、明るさ調整ボタン174と、電源オフボタン172と、通信領域173とを備えている。
4つのプリセット設定電源オンボタン170は、これが押し下げられることにより予め設定された光色で照明を点灯させる。
光色調整ボタン171は、照明が点灯している状態でこれが押し下げられることにより、照明の光色を変更する。
明るさ調整ボタン174は、照明が点灯している状態でこれが押し下げられることにより、照明の明るさを変更する。
電源オフボタン172は、これが押し下げられることにより照明を消灯させる。
通信領域173は、実施例1の通信領域120と同様の構成であるので説明を省略する。
次に、本実施例と実施例1との相違点を中心に本実施例の使用例を説明する。
設定動作データを取得するときは、光色調整ボタン171及び明るさ調整ボタン174を用いて家庭電気機器1の動作設定を行う。本実施例において、動作設定部10に設定する設定動作は、照明の光色及び明るさである。そして、本実施例では、照明が点灯している状態、即ち、家庭電気機器1が起動されている状態において、設定動作を動作設定部10に設定する。これによって、照明の光色及び明るさを確認しながら動作設定を行うことができる。その他の設定動作データを取得するときの具体的な設定方法は、実施例1と同様であるので、その詳しい説明を省略する。
次に、動作設定を行うときは、ユーザが照明が消灯している状態において携帯端末2の端末側第1通信部20を家庭電気機器1の通信領域120にタッチすると、設定された光色及び明るさで照明が点灯する。また、照明が点灯している状態において携帯端末2の端末側第1通信部20を家庭電気機器1の通信領域120に接近又は接触させると、設定された光色及び明るさに変更される。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明の家庭電気機器の動作設定システムは、家庭電気機器の動作設定に用いるシステムとして有用である。
1 家庭電気機器
2 携帯端末
10 動作設定部
11 操作部
12 機器制御部
13 機器側制御器
14 機器側通信部
15 機器本体部
20 端末側第1通信部
21 入力部
22 データ処理部
23 データ記憶部
24 端末側制御器
100 動作設定システム
2 携帯端末
10 動作設定部
11 操作部
12 機器制御部
13 機器側制御器
14 機器側通信部
15 機器本体部
20 端末側第1通信部
21 入力部
22 データ処理部
23 データ記憶部
24 端末側制御器
100 動作設定システム
Claims (18)
- 1以上の家庭電気機器と近距離無線通信を用いて通信するための通信方法であって、
ユーザから設定動作データ取得指令または動作設定指令の入力を受け付け、
前記設定動作データ取得指令が入力されると、前記家庭電気機器へ、前記電気機器の実行されるべき動作を定義するデータである設定動作データを要求し、
前記家庭電気機器から前記要求に応じた設定動作データを受信し、
該受信した設定動作データを記憶装置に記憶させ、
前記動作設定指令が入力されると、前記記憶装置に記憶された設定動作データを前記家庭電気機器へ送信する通信方法。 - 前記設定動作データを受信するときに、さらに前記家庭電気機器の識別情報を受信し、
前記受信した設定動作データに前記識別情報を関連付けて前記記憶装置に記憶させる、請求項1に記載の通信方法。 - 前記記憶された設定動作データを前記家庭電気機器へ送信するときに、当該設定動作データと関連付けられた識別情報が、前記送信する相手先である家庭電気機器の識別情報と一致するか否かを確認し、
一致する場合に、前記設定動作データを前記相手先へ送信する、請求項2に記載の通信方法。 - 前記記憶された前記設定動作データを選択する選択情報を伴って前記動作設定指令の入力を受け付け、
前記選択情報を伴って前記動作設定指令の入力を受け付けると、前記記憶された設定動作データのうちの前記選択情報を伴って動作設定指令が入力された前記設定動作データを前記家庭電気機器へ送信する、請求項1乃至3の何れかに記載の通信方法。 - 前記受信した設定動作データをユーザが識別するための設定動作データ識別情報の入力を受け付け、
前記受信した設定動作データ、前記受信した識別情報及び前記入力を受け付けた設定動作データ識別情報を互いに関連付けて前記記憶装置に記憶させる、請求項2に記載の通信方法。 - ネットワークを介してサーバに接続し、
前記家庭電気機器から前記設定動作データを受信すると、前記受信した設定動作データを前記サーバへ送信する、請求項1乃至5の何れかに記載の通信方法。 - 1以上の家庭電気機器と近距離無線通信を用いて通信する携帯端末で実行されるコンピュータプログラムであって、
ユーザから設定動作データ取得指令または動作設定指令の入力を受け付けるステップと、
前記設定動作データ取得指令が入力されると、前記家庭電気機器へ、前記家庭電気機器の実行されるべき動作を定義するデータである設定動作データを要求するステップと、
前記家庭電気機器から前記要求に応じた設定動作データを受信するステップと、
該受信した設定動作データを前記携帯端末が備える記憶部に記憶させるステップと、
前記動作設定指令が入力されると、前記記憶部に記憶された設定動作データを前記家庭電気機器へ送信するステップとを含むコンピュータプログラム。 - 近距離無線通信により1以上の家庭電気機器と接続される携帯端末であって、
前記家庭電気機器の機器側通信部と前記近距離無線通信を行うための端末側第1通信部と、
ユーザから設定動作データ取得指令と動作設定指令との入力を受け付けるための入力部と、
データを記憶するデータ記憶部と、
前記入力部から設定動作データ取得指令が入力されると、前記端末側第1通信部によって前記家庭電気機器へ、前記家庭電気機器の実行されるべき動作を定義するデータである設定動作データを送信することを要求し、前記端末側第1通信部によって前記家庭電気機器から前記要求に応じた設定動作データを受信すると、該受信した設定動作データを前記データ記憶部に記憶させ、前記入力部から動作設定指令が入力されると、前記データ記憶部に記憶された設定動作データを前記端末側第1通信部によって前記家庭電気機器へ送信するデータ処理部と、を備える携帯端末。 - 近距離無線通信により携帯端末と接続される家庭電気機器であって、
前記家庭電気機器のある動作を定義するデータを記憶することによって当該データで定義される動作を実行されるべき動作として設定する動作設定部と、
ユーザが操作して実行されるべき動作を前記動作設定部によって設定するための操作部と、
前記設定された動作(設定動作)を定義するデータ(設定動作データ)に従って該設定動作を実行するよう前記家庭電気機器を制御する機器制御部と、
近接無線通信を用いて、前記携帯端末から設定動作データ送信要求を受信すると、前記動作設定部に記憶された設定動作データを送信し、前記携帯端末から前記設定動作データを受信すると、該受信した設定動作データにより定義された動作を、実行されるべき前記家庭電気機器の動作として設定するための機器側通信部と、を備える家庭電気機器。 - 前記設定動作データを送信するときに、さらに前記家庭電気機器の識別情報を送信する請求項9に記載の家庭電気機器。
- 前記機器側通信部は、設定動作データを受信するときに当該設定動作データと関連付けられた識別情報を受信し、前記受信した識別情報と受信する相手先である家庭電気機器の識別情報とが一致するか否かを確認し、
前記機器側通信部は、一致する場合に、該受信した設定動作データを前記動作設定部によって記憶させる請求項10に記載の家庭電気機器。 - 1以上の家庭電気機器と、近距離無線通信により前記1以上の家庭電気機器と接続される携帯端末と、を備え、
各前記家庭電気機器は、前記家庭電気機器のある動作を定義するデータを記憶することによって当該データで定義される動作を実行されるべき動作として設定する動作設定部と、ユーザが操作して実行されるべき動作を前記動作設定部によって設定するための操作部と、前記設定された動作(以下、設定動作という)を定義するデータ(以下、設定動作データという)に従って該設定動作を実行するよう前記家庭電気機器を制御する機器制御部と、前記携帯端末の端末側第1通信部と前記近距離無線通信を行うための機器側通信部と、を備え、
前記携帯端末は、前記家庭電気機器の機器側通信部と前記近距離無線通信を行うための前記端末側第1通信部と、ユーザが設定動作データ取得指令と動作設定指令とを入力するための入力部と、前記入力部から入力された設定動作データ取得指令又は動作設定指令に応じてデータを処理するデータ処理部と、前記データ処理部で処理されたデータを記憶するデータ記憶部と、を備え、
前記携帯端末のデータ処理部は、前記入力部から設定動作データ取得指令が入力されると、前記端末側第1通信部によって設定動作データ送信要求を送信するよう構成され、且つ前記家庭電気機器の機器側通信部は、前記携帯端末から設定動作データ送信要求を受信すると、前記動作設定部に記憶された設定動作データを送信するよう構成され、且つ前記携帯端末のデータ処理部は、前記端末側第1通信部によって前記家庭電気機器から設定動作データを受信すると、該受信した設定動作データを前記データ記憶部に記憶させるよう構成され、且つ前記携帯端末の前記データ処理部は、前記入力部から動作設定指令が入力されると、前記データ記憶部に記憶された設定動作データを前記端末側第1通信部によって送信するように構成され、且つ前記家庭電気機器の機器側通信部は、前記携帯端末から前記設定動作データを受信すると、該受信した設定動作データにより定義された動作を、実行されるべき前記家庭電気機器の動作として設定するように構成されている、家庭電気機器の動作設定システム。 - 前記家庭電気機器の機器側通信部は、前記動作設定部に記憶された設定動作データを送信するときに、自身が属する家庭電気機器の識別情報を送信するよう構成され、
前記携帯端末のデータ処理部は、前記設定動作データに前記識別情報を関連付けて前記データ記憶部に記憶させるように構成され、
前記機器側通信部により受信され且つ前記動作設定部により記憶される設定動作データは、送信時に前記携帯端末のデータ処理部により当該設定動作データと関連付けられた識別情報が前記機器側通信部が属する家庭電気機器の識別情報と一致することが確認されるように構成され、
前記携帯端末のデータ処理部は、前記機器側通信部から受信した前記機器側通信部が属する家庭電気機器の識別情報と送信しようとしている設定動作データに関連付けられた識別情報とが一致する場合に、当該設定動作データを送信するよう構成されている、請求項12に記載の家庭電気機器の動作設定システム。 - 前記家庭電気機器の機器側通信部は、前記動作設定部に記憶された設定動作データを送信するときに、自身が属する家庭電気機器の識別情報を更に送信するよう構成され、
前記携帯端末のデータ処理部は、前記設定動作データに前記識別情報を関連付けて前記データ記憶部に記憶させ、且つ、前記データ記憶部に記憶された設定動作データを前記端末側第1通信部によって送信するときに、該設定動作データに関連付けられた前記識別情報を更に送信するように構成され、
前記機器側通信部により受信され且つ前記動作設定部により記憶される設定動作データは、受信時に前記機器側通信部により当該設定動作データと関連付けられた識別情報が前記機器側通信部が属する家庭電気機器の識別情報と一致することが確認されるように構成され、
前記機器側通信部は、前記設定動作データと共に受信した識別情報が前記自身が属する家庭電気機器の識別情報と一致する場合に、該受信した設定動作データを前記動作設定部によって記憶させるように構成されている、請求項12に記載の家庭電気機器の動作設定システム。 - 前記携帯端末の入力部は、前記データ記憶部に記憶された前記設定動作データを選択する選択情報を伴って前記動作設定指令を入力するように構成され、
前記携帯端末のデータ処理部は、前記入力部から前記選択情報を伴って前記設定動作データ取得指令が入力されると、前記端末側第1通信部によって前記データ記憶部に記憶された設定情報のうちの前記選択情報によって選択される前記設定動作データを前記端末側第1通信部によって送信するように構成されている、請求項12乃至14の何れかに記載の家庭電気機器の動作設定システム。 - 前記入力部は、前記データ記憶部に記憶される設定動作データをユーザが識別するための設定動作データ識別情報を入力することができるように構成され、
前記携帯端末のデータ処理部は、前記受信した設定動作データ、前記識別情報及び前記入力部から入力された設定動作データ識別情報を互いに関連付けて前記データ記憶部に記憶させるように構成されている、請求項15に記載の家庭電気機器の動作設定システム。 - 前記家庭電気機器の機器側通信部は、前記携帯端末から設定動作データ送信要求を受信すると、前記記憶された設定動作データを暗号化して送信し、且つ、前記携帯端末から暗号化された設定動作データを受信すると、該受信した暗号化された設定動作データを復号化した上でこれを前記動作設定部によって記憶させることによって、該受信した設定動作データにより定義された動作を実行されるべき前記家庭電気機器の動作として設定するように構成されており、
前記携帯端末のデータ処理部は、前記端末側第1通信部によって前記家庭電気機器から前記暗号化された設定動作データを受信すると、該受信した暗号化された設定動作データを前記データ記憶部に記憶させ、且つ前記入力部から動作設定指令が入力されると、前記データ記憶部に記憶された暗号化された設定動作データを前記端末側第1通信部によって送信するように構成されている、請求項12乃至16の何れかに記載の家庭電気機器の動作設定システム。 - ネットワークを介して接続されるサーバを備え、
前記携帯端末は、前記ネットワークに接続する端末側第2通信部を備え、
前記携帯端末のデータ処理部は、前記端末側第1通信部によって前記家庭電気機器から設定動作データを受信すると、前記設定動作データを前記端末側第2通信部及び前記ネットワークを介して前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記設定動作データを受信すると、前記設定動作データを記憶するように構成されている、請求項12乃至17の何れかに記載の家庭電気機器の動作設定システム。
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