JP5890371B2 - 自己注射補助具および自己注射システム - Google Patents

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本発明は、患者自らが注射する自己注射を補助するために用いられる自己注射補助具、およびそのような自己注射補助具と治療薬で充填された注射器とからなる自己注射システムに関する。
注射は、一般的に医師や看護師などの医療従事者である専門家によって行われることが多いが、例えば糖尿病やリウマチなどの慢性患者の場合、患者自らが、自宅などの病院以外の場所で治療薬を自己注射することもあった。例えば、進行したリウマチ患者の場合、痛みを和らげてリウマチの進行を抑えるために、自宅などで定期的に治療薬(アダリムマブまたはエタネルセプト)を自己注射する治療法が実施されている。
このような自己注射に用いられる注射器は、一般的に、外筒と、外筒内部を軸方向に移動可能な内筒と、外筒の一端に取り付けられたつばもとと、外筒の他端に設けられた注射針と、注射針を覆う針キャップとを備える。
自己注射に用いられる注射器は、治療薬で充填されている状態で包装されている。自己注射を実施する手順は、以下の通りである。すなわち、まず包装から注射器を取り出し、針キャップを注射器から取り外し、治療薬に含まれる気泡を取り除いた後、治療薬を注射するというものであった。
このような自己注射を患者が行うには、抵抗感が強かった。その理由は、医師や看護師などの医療従事者である専門家に注射を実施してもらいたいとの依存心が強く、また患者自らが注射針を刺すことに対する恐怖感があり、さらに注射そのものに対する恐怖感があったからである。
自己注射に対するこのような患者の強い抵抗感の問題に加えて、例えば進行したリウマチ患者が自己注射を行う場合、痛みまたは腫れや変形のために手指に力が入らず、物を握る動作、および指先で小さな物を摘む動作が困難であるという状況があった。そのため、リウマチ患者が自己注射する場合に、注射器を握る動作および注射器の針キャップを取り外す動作を行うことが出来ないという問題があった。
針キャップの取り外しを容易にする自己注射補助具として、例えば、実用新案登録第3143302号に開示される考案が知られている。この考案の自己注射補助具は、装置本体と、装置本体に対して開閉可能であり、装置本体に対して注射器セット位置と注射可能位置との間を軸方向にスライド移動可能な本体カバーとを備える。この自己注射補助具を使用する場合に、患者は、本体カバーを開いて装置本体の所定位置に注射器を装着する動作と、本体カバーを閉じる動作と、本体カバーを注射器セット位置から注射可能位置へとスライド移動して針キャップを注射器から取り外す動作と、注射器内に充填される治療薬に含まれる気泡を取り除く動作と、注射を行う動作とを行う。
実用新案登録第3143302号公報
上記考案では、注射器を装着する動作と、本体カバーを閉じる動作と、本体カバーをスライド移動する動作との3つの動作が必要であり、進行したリウマチ患者が行うには困難で面倒なものであった。さらに、本体カバーが確実に閉じられていない状態でも、本体カバーをスライド移動させることが可能であるため、自己注射の途中で本体カバーが開いて、注射器が装置本体から落下する問題があった。さらに、本体カバーが不透明であるため、本体カバーが閉じられていると、装置本体に装着された注射器を確認することができない問題もあった。
そこで、本発明は、針キャップを注射器から抜去するための動作が簡単であり、自己注射の途中でカバーが開いて注射器が落下することがなく、自己注射に対する患者の抵抗感を和らげ、カバーが閉じられた状態で注射器を確認することができる自己注射補助具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、注射器内部に充填された治療薬を患者自らが注射する自己注射を補助する自己注射補助具であって、注射器が、外筒と、外筒内を軸方向に移動可能な内筒と、外筒の一端に取り付けられたつばもとと、外筒の他端から延在する小径部に接続される注射針と、注射針を覆い小径部に嵌合される針キャップとを備え、自己注射補助具が、注射器を固定する本体と、本体に対して開閉自在である透明なカバーとを備え、カバーは、注射器が正しい位置で本体に固定されている場合に、本体に対して閉鎖およびロックされることができ、自己注射補助具がさらに、注射器の針キャップを抜去するための針キャップ抜去機構部と、本体に対するカバーの閉鎖動作に応じて、針キャップ抜去機構部を動作させる動作機構部とを備えることを特徴とする。
さらに、本発明は、動作機構部がカムを備えること、カバーが、本体に対して回動自在に設けられること、また注射器のつばもとがくぼみを有し、本体が突出部を有し、突出部が、注射器のつばもとのくぼみに挿入されて、注射器を本体に固定することを特徴とする。また本発明の自己注射システムは、上述された自己注射補助具と、治療薬で充填された注射器とからなり、また治療薬がリウマチの治療薬であることを特徴とする。
本発明の自己注射補助具によれば、動作機構部が、本体に対するカバーの閉鎖動作に応じて針キャップ抜去機構部を動作させるため、注射器の針キャップの抜去には、本体の正しい位置に注射器を固定する動作、および本体に対してカバーを閉鎖する動作だけが必要であり、従来技術に比べて簡単な動作で実施することができるという効果を有する。
さらに、本発明の自己注射補助具によれば、注射器が正しい位置で本体に固定されていない場合には、カバーを閉鎖することはできず、したがって針キャップが抜去されることはなく、安全に自己注射を行うことができるという効果を有する。また、注射器が正しい位置で本体に固定されている場合には、カバーが、本体に対して閉鎖およびロックされ、自己注射の途中でカバーが開いて注射器が落下することがなく、安全かつ確実に自己注射を行うことができるという効果を有する。
また、本発明によれば、動作機構部がカムを備え、またはカバーが、本体に対して回動自在に設けられ、または注射器のつばもとがくぼみを有し、本体が突出部を有し、突出部が、注射器のつばもとのくぼみに挿入されて注射器を本体に固定することを特徴とし、簡単な構造で、安価に信頼性のある自己注射補助具を提供することができるという効果を有する。
加えて、本発明による自己注射システムは、上述された自己注射補助具と、治療薬で充填された注射器とからなり、従来技術に比べて簡単な動作で自己注射することができ、また治療薬がリウマチの治療薬であり、進行したリウマチ患者であっても容易に自己注射することができるという効果を有する。
また、本発明の自己注射補助具から外部に突出する注射針の長さは、注射針自身の長さより短く、注射に対する患者の抵抗感を和らげることができ、また、カバーが透明であるため、自己注射補助具に固定された注射器をカバーを閉鎖した状態で確認して、自己注射の動作上の誤りを事前に見つけることができ、また、自己注射補助具の形状を自己注射する患者が握り易い形状として、進行したリウマチ患者であっても容易に自己注射することができ、また、患者と接触する表面積が大きく、注射される箇所に密着して安定して自己注射を行うことができるという効果を有する。
本発明の自己注射補助具の斜視図である。 注射器の斜視図である。 本発明の自己注射補助具の分解斜視図である。 下方向から見たときの、本体および針キャップ抜去機構部の斜視図である。 本体に対するカバーの閉鎖動作に応じて、針キャップ抜去機構部を前方向に移動させる動作機構部の動作を説明する図である。 カバーが本体に対して開かれている自己注射補助具を示す斜視図である。 カバーが開かれている自己注射補助具と、注射器とを示す斜視図である。 注射器が正しい位置で本体に固定され、カバーが開かれている自己注射補助具を示す斜視図である。 カバーを本体に対して回動して、カバーの弾性部が、本体の底部の開口部に挿入される前の状態を示す斜視図である。 カバーを本体に対する閉鎖位置に回動して、カバーの弾性部が、本体の底部の開口部に挿入された状態を示す斜視図である。 本発明の自己注射器補助具を用いて、注射針で患者の所定箇所を刺した状態を示す斜視図である。 注射器の内筒を押し込んで治療薬を注射した状態を示す斜視図である。
以下、本発明を実施形態に基づいて図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の自己注射補助具1を示す斜視図であり、注射器100が、自己注射補助具1の本体10に固定されかつ針キャップが抜去されている状態が示されている。ただし、図1には、動作機構部の一部であるバネが示されていない。患者は、自己注射補助具1を握って、注射針105を患者の所定位置に刺して自己注射する。
以下の説明では、注射針105が取り付けられる注射器100の端部の方向を前方向とし、反対側の方向を後方向とし、同様に、注射針105が突出する自己注射補助具1の端部の方向を前方向とし、反対側の方向を後方向とする。
図2は、本発明の自己注射補助具1で使用する注射器100の斜視図である。注射器100は、例えばリウマチの治療薬であるアダリムマブが予め充填されたプレフィルドシリンジであり、治療薬で充填された外筒101と、外筒101内を軸方向に移動可能な内筒102と、外筒101の前端から延在する小径部104に接続され外筒101内部と流体連絡する内部通路を有する注射針105と、注射針105を覆いかつ外筒101の前端との間に間隙106を有して小径部104に嵌合される針キャップ107とを備え、外筒101の後端にはつばもと103が取り付けられている。
なお、注射器100の概略の外形寸法は、内筒102が外筒101から引き出されている図2に示される状態で、全長約12cmであり、内筒102を外筒101に完全に押し込んだ状態で、全長約9cmである。つばもと103は、幅が約4.5cmで高さが約2.0cmであり、図示されていないくぼみが、その底面から内部に形成されている。針キャップ107の長さは、約2.7cmであり、外筒101の長さは、約5.4cmであり、小径部104の長さは、約1.0cmであり、注射針105の長さは、約1.3cmであり、間隙106は、約0.1cmである。外筒101の外径は、約0.8cmである。注射器100は、プラスチック材料など適切な材料で形成される。
図3は、本発明の自己注射補助具1の分解斜視図である。ただし、図3に示される自己注射補助具1の向きは、図1に示される自己注射補助具1の向きとは反対になっている。自己注射補助具1は、注射器100を固定する本体10と、本体10に対して開閉自在である透明なカバー30と、本体10に固定された注射器100の針キャップ107を抜去するための針キャップ抜去機構部50と、本体10に対するカバー30の閉鎖動作に応じて、針キャップ抜去機構部50を動作させる動作機構部70とを備える。図3には、動作機構部70の一部であるバネ73も示されている。
図4は、下方向から見たときの、本体10および針キャップ抜去機構部50の斜視図である。
本体10は、底部11と、後部12と、針キャップ抜去機構部50および動作機構部70を収容する空洞を内側に画定する側部13および前部14と、注射器100のつばもと103に形成されたくぼみ内に挿入される突出部15とを備える。後部12は、注射器100の内筒102を本体10から突出させる刳り抜き部16を有する。同様に、前部14は、注射器100の針キャップ107を本体10から突出させる刳り抜き部19を有する。側部13は、動作機構部70のカム71の突起部72を受け、カム71を回転自在に支持する開口部17と、カバー30の円柱状の突出部31を受け、カバー30を回動自在に支持する開口部18と、カバー30の弾性部32が挿入される開口部20とを有する。さらに、側部13は、針キャップ抜去機構部50の本体10に対する上方向の移動を制限する上方向移動制限部材21を有する。さらに、図4に示されるように、底部11は、針キャップ抜去機構部50の本体10に対する上下方向の移動を制限しかつ針キャップ抜去機構部50の本体10に対する前後方向の移動を案内するための案内部材22と、針キャップ抜去機構部50の本体10に対する後方向の移動を制限する後方向移動制限部材23とを有する。本体10は、前後方向の長さが約8cmであり、幅が約4.5cmであり、高さが約2cmである。
なお、自己注射をする患者と接触する部分である本体10の前面14に、患者との接触面積を増大させる板状部材を取り付けて、注射される箇所により密着して安定した自己注射を行うことができる。
透明なカバー30は、本体10の側部13の開口部18に嵌め込まれる円柱状の突出部31と、カバー30が本体10に対して閉鎖位置にあるときに、針キャップ抜去機構部50の収容部53に受けられる注射器100の外筒101に接触して固定するための突起部33ならびに34、および本体10の側部13に設けられる開口部20に挿入される弾性部32とを備える。円柱状の突出部31が、開口部18に嵌め込まれると、カバー30は、本体10に対して回動可能に支持される。また、カバー30の弾性部32が本体10の開口部20に挿入されると、カバー30が、本体10に対してロックされ、注射の途中で、カバー30が本体10から開くことはない。弾性部32の上方部分35を両側から押して弾性部32を内側に変形させて、弾性部32を開口部20から出すことによって、カバー30を開くことができる。
カバー30の外形寸法は、長さが約6.5cmであり、幅が約4.7cmであり、高さが約2cmである。また、カバー30が透明であるため、自己注射補助具1に固定された注射器100を、カバー30を閉鎖した状態で確認することができ、自己注射の動作上の誤りを事前に見つけることができる。
針キャップ抜去機構部50は、本体10の空洞に収容され、本体10に対して前後方向に滑動可能に支持される。針キャップ抜去機構部50は、注射器100の外筒101の前端と針キャップ107との間の間隙106に嵌り込む爪部51と、動作機構部70のカム71によって押圧される押圧面52と、注射器100の外筒101を受ける収容部53と、首部55を有する突出部54とを有する。本体10の底部11に設けられた案内部材22が、首部55に係合し、針キャップ抜去機構部50の本体10に対する上下方向の移動を制限しかつ針キャップ抜去機構部50の前後方向の移動を案内する。また、針キャップ抜去機構部50の突出部55が、本体10の底部11の後方向移動制限部材23に当接することによって、針キャップ抜去機構部50の本体10に対する後方向の移動が制限される。針キャップ抜去機構部50は、本体10の前部14と、針キャップ抜去機構部50の爪部51が設けられる前面56との間に設けられるバネ73によって、本体10に対して後方向に付勢される。
動作機構部70は、カム71とバネ73とを備える。カム71は、本体10の側部13に設けられた開口部17に挿入される突起部72を有し、本体10に対して回転可能に支持される。
図5は、本体10に対するカバー30の閉鎖動作に応じて、針キャップ抜去機構部50を前方向に移動させる動作機構部70の動作を説明する図である。図5の上側に示されるように、カバー30が本体10に対して開かれている状態では、カム71は、本体10から上方向に突出するように配置されている。図5の下側に示されるように、本体10に対するカバー30の閉鎖動作に応じて、カバー30がカム71を押し下げて回転させて、カム71が針キャップ抜去機構部50の押圧面52を押圧し、その結果、バネ73による付勢力に打ち勝って、針キャップ抜去機構部50を前方へ移動させる。針キャップ抜去機構部50の爪部51は、間隙106に嵌り込んでいるため、針キャップ抜去機構部50の前方移動によって、爪部51が前方へ移動して、針キャップ107を注射器100から抜去する。カバー30が本体10に対して開かれると、バネ73が、針キャップ抜去機構部50を本体10に対して後方向に付勢して移動させ、カム71を反対方向に回転させる。
好ましくは、本発明の自己注射補助具1の本体10、カバー30、針キャップ抜去機構部50、および動作機構部70のカム71は、プラスチックなどの適切な材料で形成され、バネ73は、適切な金属などで形成される。
以下、図6〜図12を参照して、本発明の自己注射補助具1を用いる自己注射方法について説明する。なお、図6〜図12においてバネ73は示されていない。
図6は、カバー30が本体10に対して開かれている自己注射補助具1を示す斜視図であり、図7は、カバー30が開かれている自己注射補助具1と、注射器100とを示す斜視図である。
図8は、注射器100が正しい位置で本体10に固定され、カバー30が開かれている自己注射補助具1を示す斜視図である。注射器100のつばもと103に形成されたくぼみ内に本体10の突出部15が挿入され、針キャップ抜去機構部50の収容部53に注射器100の外筒101が配置され、注射器100の針キャップ107が本体10の刳り抜き部19から突出し、また注射器100の内筒102が本体10の刳り抜き部16から突出する。このように注射器100が配置され、針キャップ抜去機構部50の爪部51が、間隙106に嵌り込む。
図9は、カバー30を本体10に対して回動して、カバー30の弾性部32が、本体10の開口部20に挿入される前の状態を示す斜視図である。
図10は、カバー30を本体10に対する閉鎖位置に回動して、カバー30の弾性部32が、本体10の開口部20に挿入された状態を示す斜視図である。動作機構部70のカム71は、カバー30によって完全に押し下げられて回転し、針キャップ抜去機構部50の押圧面52を前方へ押圧して、その結果、針キャップ抜去機構部50の爪部51が、前方へ移動して注射器100の針キャップ107を抜去する。その後、患者は、注射器に充填される治療薬から気泡を取り除いて注射の準備をする。
注射器100の注射針105の長さは、約1.3cmの長さを有するが、本体10に注射器100を固定し、カバー30を閉じた状態では、自己注射補助具1から突出する注射針105の長さは約0.6〜0.7cmと約半分になる。注射針105の長さが、患者の恐怖心につながるため、本発明の自己注射補助具1を用いることによって、患者の注射に対する抵抗感を和らげることができる。また、自己注射補助具1の形状は、図10に示されるように、患者が握り易い形状であり容易な自己注射を実現するものである。
図11は、本発明の自己注射器補助具1を用いて、注射針105で患者の所定箇所を刺した状態を示す斜視図である。この図11では、患者の腹が注射針105で刺されている。
図12は、注射器100の内筒102を押し込んで治療薬を注射した状態を示す斜視図である。患者は、一方の手で自己注射器補助具1を保持し、他方の手で注射器100の内筒102を押し込む。
注射の後、自己注射器補助具1を患者から外す。カバー30を開くと、バネ73によって、針キャップ抜去機構部50は、本体10に対して後方向の位置へ付勢され、本体10の底部11の後方向移動制限部材23に当接するまで後方向に移動する。
本発明の自己注射補助具および自己注射システムは、患者自らが注射する自己注射を補助する技術の分野で好適に利用でき、特に、手指が腫れまたは変形したリウマチ患者が、自己注射する技術の分野で好適に利用できる。
1 自己注射補助具
10 本体
11 底部
12 後部
13 側部
14 前部
15、31、54 突出部
16、19 刳り抜き部
17、18、20 開口部
21 上方向移動制限部材
22 案内部材
23 後方向移動制限部材
30 カバー
32 弾性部
33、34、72 突起部
35 上方部分
50 針キャップ抜去機構部
51 爪部
52 押圧面
53 収容部
55 首部
70 動作機構部
71 カム
73 バネ
100 注射器
101 外筒
102 内筒
103 つばもと
104 小径部
105 注射針
106 間隙
107 針キャップ

Claims (10)

  1. 注射器内の治療薬を注射するための自己注射補助具であって、
    注射器が、長手方向軸をその間に画定する第1の端部および第2の端部を有する外筒と、前記第1の端部に隣接する小径部と、外筒の第1の端部から延在しかつ外筒と流体連絡する注射針と、外筒の第2の端部に隣接して配置されるつばもとと、注射針を覆いかつ小径部に隣接して配置される端部を有するキャップと、治療薬を、注射針を通して放出するように外筒の内側を移動可能な内筒とを備え、
    前記自己注射補助具が、
    本体を備え、前記本体が、少なくとも針キャップ抜去部を受容する空画定し、かつ突出部を備え、前記突出部が、注射器のつばもとに形成されたくぼみに挿入されて、注射器を本体に固定し、前記自己注射補助具がさらに、
    注射器が正しい位置で本体に固定されている場合に、本体に対して閉鎖およびロックされるカバーと、
    外筒を受容するように寸法決定された開口を有する収容部を備え、注射器の外筒を収容部に収めた状態で外筒とともに本体の空洞に収められる針キャップ抜去部であって、小径部に隣接するキャップの端部と係合するように配置されたキャップ係合部をさらに有する針キャップ抜去部と
    前記本体に対するカバーの閉鎖動作に応じて、針キャップ抜去部を動作させる動作機構部とを備え、
    針キャップ抜去部が、長手方向軸に沿って突出部に対して外筒の長さに沿って移動可能であり、カバーの閉鎖動作に応じて長手方向軸に沿ってキャップを外筒から離すように駆動する、自己注射保持具。
  2. 本体が、底部と、底部から上方に延在して側部を形成する、1つ以上の側壁とを備え、カバーが、1つ以上の側壁の少なくとも1つと隣接して本体に結合される、請求項1に記載の自己注射補助具。
  3. 本体が、前面を備え、前記前面が、底部から上方に延在し、かつ1つ以上の側壁に対して垂直方向に配置される、請求項2に記載の自己注射補助具。
  4. 前面が開口を備え、該開口は、外筒が針キャップ抜去部の収容部に収められたとき、注射針およびキャップの少なくとも一部を、開口を通して受容する、請求項3に記載の自己注射補助具。
  5. カバーは、カバーが閉鎖位置にあるとき、外筒に接触して固定する1つ以上の突起部を有する、請求項1に記載の自己注射補助具。
  6. キャップ係合部が、U字形の内縁を有する爪部として構成された、請求項1に記載の自己注射補助具。
  7. 注射器は、カバーが閉鎖位置へ移動されたとき、カバーの弾性部が本体の開口部に挿入された係合状態で保持される、請求項1に記載の自己注射補助具。
  8. 治療薬が、リウマチの治療薬である、請求項1に記載の自己注射補助具。
  9. 請求項1〜のいずれか一項に記載の自己注射補助具と、
    注射器と
    を備える自己注射システムであって、
    注射器が、長手方向軸をその間に画定する第1の端部および第2の端部を有する、治療薬を収容するための外筒と、前記第1の端部に隣接する小径部と、外筒の第1の端部から延在しかつ外筒と流体連絡する注射針と、外筒の第2の端部に隣接して配置されるつばもとと、注射針を覆いかつ小径部に隣接して配置される端部を有するキャップと、治療薬を、注射針を通して放出するように外筒の内側を移動可能な内筒と
    を備える、自己注射システム。
  10. 注射器の外筒に治療薬が備わる、請求項に記載の自己注射システム。
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EP3666314A1 (en) * 2018-12-10 2020-06-17 Ares Trading S.A. Injection device
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