JP5890336B2 - 受信機、及びチャネル推定方法 - Google Patents
受信機、及びチャネル推定方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5890336B2 JP5890336B2 JP2013025927A JP2013025927A JP5890336B2 JP 5890336 B2 JP5890336 B2 JP 5890336B2 JP 2013025927 A JP2013025927 A JP 2013025927A JP 2013025927 A JP2013025927 A JP 2013025927A JP 5890336 B2 JP5890336 B2 JP 5890336B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- addressed
- channel
- receiver
- converted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Description
このようなことから、受信機において自機宛ての信号を受信する前に自機が使用するチャネル(通信帯域)の状態を予測し、この予測したチャネル状態を自機宛ての信号の受信時に利用することが望まれている。
図1は、本発明の第1の実施形態による受信機1の構成を示すブロック図である。同図に示すように、受信機1は、低雑音アンプ11、ミクサ12、フィルタ13、高利得アンプ14、AD(アナログデジタル)変換器15、チャネル予測回路16、復調回路17、及びベースバンド処理回路18を備えて構成される。これは、従来の受信機に、チャネル予測回路16を付加した構成である。
ここでは、通信システムにおいて、送信局Nと、図1に示す受信機1を有する受信局Dとが通信を行うことを考える。受信局Dは、送信局Nから送信された自局宛てではないデータ通信信号、例えば、受信局A、B、Cなどの他局宛てのデータ通信信号からデータ信号を復調することはできない。しかし、受信局Dでは、他局宛てであっても、トレーニング信号であれば受信し、チャネル推定を行うことが可能である。そこで、受信局Dは、自局の通信タイミングに前に受信した他の受信局A、B、C宛てのトレーニング信号に基づいてチャネル推定を行った結果を、チャネル予測に必要な情報として利用する。受信局Dは、このチャネル予測を行った結果を、自局宛てのトレーニング信号に基づいてチャネル推定した結果により補正し、自局の通信タイミングにおけるチャネル推定値として用いる。これにより、自局宛てのトレーニング信号のデータ量の削減が可能になり、自局が通信できる時間内で送信できるデータ通信信号のデータ量を増やすことができる。よって、データ通信効率を向上させながらチャネル推定を行うことが可能となる。
第1の実施形態では、チャネル推定及びチャネル予測にトレーニング信号を用いているが、第2の実施形態では、さらにパイロット信号を用いる。以下では、第1の実施形態との差分を中心に説明する。
ここでは、マルチキャリア通信を行う通信システムにおいて、送信局Nと、図3に示す受信機1aを有する受信局Dとが通信を行うことを考える。受信局Dは、送信局Nから送信された自局宛てではないデータ通信信号、例えば、受信局A、B、Cなどの他局宛てのデータ通信信号からデータ信号を復調することはできない。しかし、受信局Dでは、他局宛てであっても、トレーニング信号や、データ通信信号におけるパイロットキャリアのパイロット信号であれば受信し、チャネル推定を行うことが可能である。このため、第1の実施形態のように他局宛てのトレーニング信号に基づいたチャネル推定結果に加え、受信局Dは、他局宛てのデータ通信信号に含まれるパイロット信号に基づいてチャネル推定を行い、推定結果をチャネル予測に必要な情報として利用する。受信局Dは、他局宛てのトレーニング信号及びパイロット信号に基づいてチャネル予測を行った結果を、次の自局宛ての通信タイミングにおけるチャネル推定に利用する。これにより、トレーニング信号のデータ量の削減に加え、チャネルの時間変動補償に必要となるパイロット信号の削減が可能になり、自局が通信できる時間内で送信できるデータ信号のデータ量を増やすことができる。よって、データ通信効率を向上させながらチャネル推定を行うことが可能となる。
時刻t21において、送信局Nから送信された受信局A宛てのトレーニング信号を受信局Dが受信すると、受信局Dが備える受信機1aに、受信信号が入力される。受信信号が入力されてから、チャネル予測回路16aにおいて、受信局A宛てのトレーニング信号に基づきチャネル推定を行い(ステップS205)、推定結果からチャネル予測を行う(ステップS210)までの処理は、第1の実施形態の受信機1の処理(ステップS105〜S110)と同様である。チャネル予測回路16aは、ステップS210のチャネル予測により得られたチャネル情報を復調回路17に出力する。
受信局で受信したデータ通信信号には、データ信号の他に受信機特性及び伝搬路特性などのチャネル情報が重畳されている。そこで、本実施形態では、上述した第1の実施形態の受信機1あるいは第2の実施形態の受信機1aにおいてトレーニング信号やパイロット信号などの既知信号に基づくチャネル予測の結果を、自局宛てのデータ通信信号に重畳されているチャネル情報を用いて補正する。以下では、第2の実施形態との差分を中心に説明する。
ここでは、マルチキャリア通信を行う通信システムにおいて、送信局Nと、図5に示す受信機1bを有する受信局Dとが通信を行うことを考える。受信機1bは、図4に示す第2の実施形態の受信機1aのステップS205〜S280と同様の処理を行い、チャネル予測を行う。
そして、時刻t29において、受信局Dが送信局Nから自局宛てのデータ通信信号を受信した場合、受信機1bの復調回路17は、ステップS283において補正されたチャネル予測の結果得られたチャネル推定値を用い、デジタル信号に変換された受信信号を復調する。復調回路17は、復調されたデータ信号をベースバンド処理回路18に出力する。
本実施形態では、受信機は、自局が通信を行っていないとき、自局の通信相手以外からの干渉波の有無および干渉電力などを随時監視し、この情報を元に干渉予測を行う。従来は自局宛ての信号に対する干渉の検出後に干渉対策を実施していたため、最初の干渉発生検出時には、伝送効率が悪化していた。本実施形態では、自局宛ての信号を受信する前に干渉予測を予測し、自局の通信時には、この干渉予測値に応じて干渉対策技術を予め施すことで、通信品質を向上させることができる。また受信機は、自局の通信時において、受信信号から干渉波が分離可能な場合は、その分離された干渉波情報を用いて干渉予測を行い、この干渉予測値を基に次の通信タイミングにおける干渉対策を行う。
ここでは、マルチキャリア通信を行う通信システムにおいて、送信局Nと、図7に示す受信機1cを有する受信局Eとが通信を行うことを考える。受信局Eは、自局の通信タイミング前においても常に信号を受信しており、受信機1cには、受信信号が入力される。受信信号が入力されてから、AD変換器15が自機で受信すべき周波数帯域の受信信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するまでの受信機1cの処理は、第1の実施形態の受信機1が受信局A宛てのトレーニング信号を受信したときの処理と同じである。AD変換器15はデジタル信号に変換した受信信号を干渉検出回路21及び復調回路17に出力する。干渉検出回路21は、AD変換器15から入力された受信信号から干渉波の有無や、干渉電力などの干渉波情報を検出する。
また、本発明の実施形態の受信機は、自局宛ての信号におけるチャネルの時間変動補償に、他局宛ての信号に含まれるパイロット信号を利用するため、自局宛ての信号に含めるパイロット信号を削減でき、データ通信効率が向上する。このため、従来と同じ長さのパイロット信号を用いた場合は、従来よりもチャネル推定精度が向上する。
このように、受信機は、宛て先が自局以外のものも含めた既知信号に基づいて常にチャネル推定し、その推定結果を蓄積しておき、蓄積した推定結果から未来のチャネル状態を予測する。これにより、従来は、既知信号のオーバーヘッドが問題となっていたが、本実施形態により既知信号の削減が可能となり、通信効率、または、チャネル推定精度が向上する。
11 低雑音アンプ
12 ミクサ
13 フィルタ(フィルタ部)
14 高利得アンプ
15 AD(アナログデジタル)変換器(変換部)
16、16a、16b チャネル予測回路(予測部)
17 復調回路(復調部)
18 ベースバンド処理回路
21 干渉検出回路
22 干渉予測回路(予測部)
23 干渉対策回路
Claims (3)
- 受信信号から自機が使用する周波数帯域の信号を抽出するフィルタ部と、
前記フィルタ部が抽出した前記信号をアナログからデジタルに変換する変換部と、
自機宛ての信号受信前に受信され、前記変換部が変換した他機宛ての信号からチャネル状態を予測する予測部と、
前記変換部が変換した自機宛ての信号を、前記予測部により予測された前記チャネル状態に基づいて復調する復調部と、
を備え、
前記予測部は、自機宛ての信号受信前に受信され、前記変換部が変換した他機宛ての信号に含まれる既知信号からチャネル状態を予測し、予測した前記チャネル状態を、前記変換部が変換した自機宛ての信号に含まれる、前記他機宛ての信号に含まれる既知信号よりも短い既知信号から推定したチャネル状態により補正し、
前記復調部は、前記変換部が変換した自機宛ての信号を、前記予測部が補正した前記チャネル状態に基づいて復調する、
ことを特徴とする受信機。 - 前記復調部は、前記変換部が変換した他機宛ての信号をさらに復調し、
前記予測部は、自機宛ての信号受信前に受信され、前記変換部が変換した他機宛ての信号に含まれる既知信号と、前記復調部が復調した他機宛ての信号に含まれる既知信号とからチャネル状態を予測し、予測した前記チャネル状態を、前記変換部が変換した自機宛ての信号に含まれる既知信号と、前記復調部が復調した自機宛ての信号に含まれる既知信号とから推定したチャネル状態により補正する、
ことを特徴とする請求項1に記載の受信機。 - 受信機が実行するチャネル推定方法であって、
受信信号から自機が使用する周波数帯域の信号を抽出するフィルタ過程と、
前記フィルタ過程において抽出された前記信号をアナログからデジタルに変換する変換過程と、
自機宛ての信号受信前に受信され、前記変換過程において変換された他機宛ての信号からチャネル状態を予測する予測過程と、
前記変換過程において変換された自機宛ての信号を、前記予測過程において予測された前記チャネル状態に基づいて復調する復調過程と、
を有し、
前記予測過程では、自機宛ての信号受信前に受信され、前記変換過程において変換された他機宛ての信号に含まれる既知信号からチャネル状態を予測し、予測した前記チャネル状態を、前記変換過程において変換された自機宛ての信号に含まれる、前記他機宛ての信号に含まれる既知信号よりも短い既知信号から推定したチャネル状態により補正し、
前記復調過程では、前記変換過程において変換された自機宛ての信号を、前記予測過程において補正された前記チャネル状態に基づいて復調する、
ことを特徴とするチャネル推定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013025927A JP5890336B2 (ja) | 2013-02-13 | 2013-02-13 | 受信機、及びチャネル推定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013025927A JP5890336B2 (ja) | 2013-02-13 | 2013-02-13 | 受信機、及びチャネル推定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014155182A JP2014155182A (ja) | 2014-08-25 |
JP5890336B2 true JP5890336B2 (ja) | 2016-03-22 |
Family
ID=51576612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013025927A Active JP5890336B2 (ja) | 2013-02-13 | 2013-02-13 | 受信機、及びチャネル推定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5890336B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000004212A (ja) * | 1998-06-12 | 2000-01-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 回線推定装置及び無線通信装置 |
JP3872670B2 (ja) * | 2001-10-09 | 2007-01-24 | 日本電信電話株式会社 | ディジタル無線通信装置 |
GB2392065B (en) * | 2002-08-15 | 2004-12-29 | Toshiba Res Europ Ltd | Signal decoding methods and apparatus |
KR20040071546A (ko) * | 2003-02-06 | 2004-08-12 | 삼성전자주식회사 | 채널 상태에 대응하여 등화성능이 개선된 디지털 통신시스템 및 그의 동작방법 |
WO2004086706A1 (en) * | 2003-03-27 | 2004-10-07 | Docomo Communications Laboratories Europe Gmbh | Apparatus and method for estimating a plurality of channels |
-
2013
- 2013-02-13 JP JP2013025927A patent/JP5890336B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014155182A (ja) | 2014-08-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9509427B2 (en) | Adaptive suppression of unknown interference | |
CN110493820B (zh) | 一种传输时延评估方法、装置、通信节点和存储介质 | |
US20180302213A1 (en) | Methods, systems, and computer program products for communication channel prediction from received multipath communications in a wireless communications system | |
US8837456B2 (en) | Cell searcher of mobile terminal and neighbor cell searching method thereof | |
WO2019201350A1 (zh) | 信号处理方法及装置 | |
TWI590610B (zh) | 用於消除自干擾的裝置及方法 | |
EP2068460B1 (en) | Apparatus and method for removing an echo signal in a signal transmission/reception apparatus of a communication system | |
CN110087301B (zh) | 通信中继装置、控制方法以及记录介质 | |
US8467391B1 (en) | Prediction of future frames in a wireless network | |
JP2008005357A (ja) | Dcオフセット除去装置及びdcオフセット除去方法 | |
WO2016141529A1 (zh) | 一种数据传输设备、方法及系统 | |
US20140177682A1 (en) | Methods and apparatus for ameliorating signal reception | |
US20100195543A1 (en) | Apparatus and method for interference cancellation in mobile full duplex relay | |
US20200288406A1 (en) | Methods and devices for narrowband communications | |
JP6009059B2 (ja) | 受信機によって受信されたシンボル上の周波数シフトを補正するための方法、デバイス、及びコンピュータプログラム | |
US7675997B2 (en) | Dynamic DC offset removal apparatus and dynamic DC offset removal method | |
JP5890336B2 (ja) | 受信機、及びチャネル推定方法 | |
JP6306480B2 (ja) | 検出装置、制御方法、及びプログラム | |
Rodríguez et al. | Dynamic spectrum access integrated in a wideband cognitive RF-ethernet bridge for industrial control applications | |
JP6367159B2 (ja) | 送受信機 | |
JP2002077004A (ja) | 逆等化用回線推定装置及び回線推定方法 | |
US9094250B2 (en) | Method of channel cancellation, radio receiver, cellular communication device and computer program | |
JPWO2006092830A1 (ja) | 受信装置 | |
KR100976726B1 (ko) | 동일채널 중계장치 및 그 방법 | |
US20240056849A1 (en) | Measurement gap management |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150107 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160127 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160216 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160218 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5890336 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |