JP5887805B2 - 眼科装置 - Google Patents

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本発明は、被検者眼の観察像又は撮影像を表示するモニタ画面と、モニタ画面上に設けられたタッチパネルとを備える眼科装置に関する。
眼底カメラ等の眼科装置では、被検者眼の観察像又は撮影像を表示するモニタ画面上にタッチパネル等の入力装置が設けられており、被検者眼の観察像又は撮影像と共にモニタ画面に表示された操作ボタンに対応したタッチパネルの位置が押されることで、眼科装置の各種表示又は動作制御が行われるようになっている(特許文献1参照)。
特開2002‐224038号公報
しかしながら、このような眼科装置に設けられるモニタは装置に合わせた小型のモニタを用いており、ここに被検者眼を表示しつつ操作ボタンを複数設ける必要がある。また、このような眼科装置は、表示画像を処理するための操作ボタンや装置自体の設定を行うための操作ボタン等を必要とするため、多くの操作ボタン数が必要となるのが現状である。モニタに形成される操作ボタンの数が多いほど、相対的にボタンサイズは小さく、配置間隔も狭くなるため誤操作の原因となってしまう。また、ボタンサイズを大きくし配置間隔を広げると画面観察しにくくなる。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、被検者眼の観察像又は撮影像が好適に表示されると共に操作性の良い眼科装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
検者眼を観察,または撮影するための撮影部を有する眼科装置において、被検者眼の観察画像又は撮影画像を表示するためのモニタであって,タッチパネルが設けられていると共に,装置本体から分離されており,前記装置本体と無線で接続されるモニタと、前記モニタに前記観察画像が表示された状態で前記タッチパネルに入力された,所定のジェスチャ操作による入力情報に基づいて,被検者眼と前記撮影部とのアライメント状態の調整を行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、被検者眼の観察像又は撮影像が好適に表示されると共に操作性の良い眼科装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。なお、眼科装置としては、被検者眼の眼底の観察及び撮影を行う眼科装置として、眼底カメラを例に挙げて説明する。
図1は本実施形態に係る眼底カメラの外観構成図である。眼底カメラは、基台1と、基台1に対して3次元方向に移動可能な移動台2と、移動台2に対して3次元方向に移動可能に設けられ被検者眼Eの観察又は撮影を行うための光学系が収納された撮影部(装置本体)3と、移動台2を基台1に対して水平方向に移動させるためのジョイスティック4と、被検者の顔を支持するために基台1に固設された顔支持ユニット5を備える。なお、撮影部3は移動台2に設けられた駆動部6により被検眼E(測定眼)に対して3次元方向に移動される。
なお、撮影部3の内部に収納された光学系としては、被検者眼の観察時に被検者眼を照明するための照明光学系、眼底を観察・撮影するための二次元撮像素子を備える眼底観察・撮影光学系、眼底の撮影時に被検者眼の眼底にフォーカスを合わせるためのフォーカス視標投影光学系、被検者眼の前眼部にアライメント指標を投影することで、撮影部3と被検者眼との位置合わせ(アライメント)を行うためのアライメント指標光学系、被検者眼の前眼部を観察するための二次元撮像素子を備える前眼部観察光学系等の周知の光学系が組み込まれている(なお、ここでの光学系の詳細な説明は省略する)。
撮影部3の検者側には、モニタ画面(以下、モニタ)8が設けられており、モニタ8の表示画面上にはタッチパネル100が設けられている(図3参照)。モニタ8は装置本体1のサイズに合わせて小型サイズのもの(例えば、8インチから10インチ程度のもの)が取り付けられている。モニタ8の表示画面には、撮影部3で撮影された被検者眼の観察又は撮影像が表示される画像表示領域8aが用意されており、画像表示領域8aには、例えば、前眼部観察画面、眼底観察画面、眼底撮影画面、眼底撮影画像の履歴が表示されるプレビュー画面等が表示されるようになっている。
一方、タッチパネル100には、画像表示領域8aに対応させた第1入力領域100aが設定されており、第1入力領域100a上でのジェスチャ操作による入力にて画像表示領域8aの表示状態が切換えられるようになっている。なお、ジェスチャ操作とは、タッチパネル上での操作と動作(処理)とを予め対応付けておき、タッチパネル上をペン又は指でなぞり所定のジェスチャ(記号や文字)を一筆書きの要領で入力することで特定の動作(処理)を実行する入力方式である。
なお、本実施形態では、タッチパネル100を構成する画素(例えば、1024×768画素)の内、複数の画素のグループ(例えば、32×24画素)毎に1つの入力エリア(分割エリア)が構成されている。これにより、後述する制御部20は分割エリア毎に入力信号の有無を検出する。なお、タッチパネル100を用いた入力操作の詳細な説明は後述する。
図2は本実施形態の眼底カメラの制御ブロック図である。制御部20には、モニタ8、タッチパネル100、撮影部3、メモリ25等が接続されている。これ以外にも駆動部6、ジョイスティック4等が接続されている。表示制御手段としての制御部20は撮影部3からの入力信号に基づき画像表示領域8aに被検者眼の画像(例えば、前眼部像、眼底撮影像)を表示させる。
メモリ25には撮影部3で撮影された被検者眼の撮影画像(ここでは、眼底の撮影画像等)が記憶される。また、メモリ25には第1入力領域100a上でのジェスチャ操作に対応するコマンドとして、画像の拡大・縮小、切換等の画像制御に関する各種コマンドが予め記憶されている。更に、メモリ25にはタッチパネル100(第1入力領域100a)からの入力情報を一時的に記憶する履歴メモリ25aが用意されている。また、メモリ25には第1入力領域100aにおいて、操作開始から終了まで一つのジェスチャ操作として認識される認識指定時間が予め設定されている。これにより、制御部20は履歴メモリ25aに所定時間内のジェスチャ操作によって形成される入力情報に基づいて、メモリ25に記憶されている各種のコマンドから対応するコマンドを決定し、決定したコマンドに基づいて画像表示領域8aの表示制御を行う。
次に、タッチパネル100からの入力信号に基づくモニタ8の表示制御について詳細に説明する。図3はモニタの表示領域とタッチパネルの入力領域との関係の説明図であり、メモリ25に記録されている被検者眼の眼底撮影画像の履歴がモニタ8に表示されている例(プレビュー画面の例)が示されている。図4は第1入力領域100aを用いたジェスチャ操作による画像制御のフローチャートである。
はじめにステップ200で、第1入力領域100a上での起点の入力信号が制御部20で検知されると、制御部20はメモリ25に記憶されている認識指定時間の検出を開始する。なお、ここでは、認識指定時間は起点入力時点からの所定の経過時間として設定されているが、認識指定時間は起点入力から継続して入力信号が有る期間として設定されても良い。
ステップ201で認識指定時間内であるかどうかが判定され、認識指定時間内であると判定されると、制御部20はステップ202で第1入力領域100aからの入力信号の有無を検出する。入力信号が検出されない場合はステップ201の処理に戻る。入力信号が検出された場合は、ステップ203でタッチ位置の継続的な移動に伴った該当する分割エリアの抽出が経時的に行われる。分割エリアが抽出されない場合はステップ201に戻る。分割エリアが抽出された場合は、ステップ204で履歴メモリ25aにエリア情報が記憶される。このように、分割エリア毎に入力信号の抽出が行われることで、検者のタッチ操作の誤差(途中でスライド操作が途切れることによるエラー)が最適化されるようになる(抑制されるようになる)。
以上のように、ステップ201で認識指定時間内と判断された場合には、ステップ201からステップ204(又はステップ203)までの処理が繰り返し行われる。
一方、ステップ201で認識指定時間外である(認識指定時間を経過した)ことが検出されると、ステップ205で履歴メモリ25aの情報(抽出したエリア情報の蓄積によって得られるジェスチャ操作情報)とメモリ25に記憶されているコマンドとの比較が行われる。ここで、履歴メモリ25aの情報と一致するコマンドが無い場合は、ステップ207で、制御部20は、メモリ25から履歴メモリを削除する(初期化する)処理を行う。一方、ステップ205で履歴メモリ25aの情報と一致するコマンドが存在した場合は、制御部20はステップ206で、該当するコマンドに対応付けられる処理プログラムに基づき画像表示領域8aの表示制御をする。
なお、コマンドは検者によるジェスチャ操作の方向に応じて区別されるようにして良い。その後、ステップ207でメモリ25からタッチ履歴の削除(初期化)を行う。
以上のようにすることで、本実施形態では、第1入力領域100a上で矢印A方向(左右方向)になぞられる事により、モニタ8に表示される撮影画像の履歴表示が切換えられるようになる。また、第1入力領域100a上で上下方向になぞられることにより、表示画像の拡大・縮小が行われるようになる。
なお、本実施形態では、第1入力領域100bでの履歴メモリとコマンドとの相対的な類似関係が抽出されるようになっている。つまり、履歴メモリとコマンドとが一致していると判断されるためには、履歴メモリの情報がコマンドに記憶されている情報と相似であればよく、コマンドとして登録されている分割エリア数が一致している必要は無い。これにより、第1入力領域100a上での選択範囲の大小によるタッチ誤差の影響が抑制されるようになる。
以上のように、所定の認識指定時間内に履歴メモリ25aに記憶された入力情報に基づき、メモリ25に記憶されている所定のコマンドが実行されることで、タッチパネル100の第1入力領域100aを用いた画像表示領域8aの画像処理が行なわれるようになる。この時、モニタ8上には操作ボタンが表示されないので、モニタ8上に被検者眼の観察又は撮影像が好適に表示されるようになる。
なお、メモリ25に記憶されている眼底撮影画像(画像データ)を消去したい場合は、前述と同様に第1入力領域100a上で所定のコマンドを入力する(例えば、第1入力領域100a上で一筆書きで文字「D」を描くようにする)。これにより、制御部20は、図3(b)に示すように、モニタ8(第1入力領域100a)の中央位置(検者の注意を引き易い位置)に削除の可否を確認するためのメッセージ画面150を一時的に表示させる。なお、メッセージ画面150には削除を実行するための「OK」ボタン151と、削除を辞める「NG」ボタン152の複数の選択ボタンが設けられている。この時、制御部25はメッセージ画面150の表示範囲を通常のタッチパネルの押圧による入力操作に切換える。また、メッセージ画面150からの入力信号があるまで、周囲の第1入力領域100aからの入力が無効となるように設定する。
このようにすると、メッセージ画面150と第1入力領域100aとが好適に区分けされて、メッセージ画面150表示時の検者による誤操作の発生が抑制されるようになる。なお、メッセージ画面としては、検者に所定の警告を示すための各種のエラー情報等が表示される。
なお、本実施形態では、検者に分かり易く示すためにメッセージ画面150は第1入力領域100aの中央位置に重ねて表示されている。
なお、上記ではモニタ8上に操作ボタンを表示させない例を示したが、モニタ8上には画像表示領域8aと共に、装置の各種動作制御やジェスチャ操作では指示し難い表示制御を行うための操作ボタン表示領域8bを画像表示領域8aに隣接して設けても良い。図5に第2形態のモニタ8の表示領域とタッチパネル100の入力領域の関係の説明図を示す。この場合には、モニタ8の画像表示領域8aに対応させた第1入力領域100aと、操作ボタン表示領域8bに対応させた第2入力領域100bとをタッチパネル100上で区分けして設定する。なお、第2入力領域100bは、第1入力領域100aのようなジェスチャ操作ではなく、モニタ8のボタン位置に対応した第2入力領域100bの位置が選択されることで、制御部20により所定のコマンドが実行されるようになる。
このようにすると、ボタン操作による入力とジェスチャ操作による入力操作とを使い分けることができるようになるため、検者の使い勝手が向上する。なお、操作ボタン表示領域8bには選択された必要最低限のボタンのみ(例えば、患者ID切換ボタン等)が表示されれば良く、これにより、画像表示領域8aを出来るだけ広くすることができると共に、モニタ8に表示される操作ボタンの数が多い場合と比べて、モニタ8上に操作ボタンが余裕を持って配置されることで誤操作が生じにくくなる。
なお、操作ボタン表示領域8bには検者毎に使用頻度の高い操作ボタンが選択されて表示されるようにしても良い。又は、操作ボタン表示領域8bのボタン表示がスクロール等にて切換えるようにしても良い。このようにすると、モニタ8に表示される操作ボタンの数を減らすと共に、画像表示領域8aを広くすることができる。
また、モニタ8上に操作ボタン表示領域8bが表示される場合には、操作ボタン表示領域8bに用意されたボタンの選択操作により、上述したようなメッセージ画面150がモニタ8上に一時的に表示されるようにしても良い。この場合にもメッセージ画面150からの入力と、ジェスチャ操作による入力とが区別されるようになる。
なお、上記では、メッセージ画面150が表示される例が示されているが、モニタ8上には複数の選択ボタンのみが表示されるようにしても良い。
なお、以上のような複数の入力領域(第1入力領域、第2入力領域)を持つタッチパネル100を用いた入力操作を行う際には、例えば一方の入力領域が選択されている間(又は、一方の入力領域が選択されてから所定時間内)は、他方の入力領域から入力された入力信号を無効に設定するようにしても良い。このようにすると、タッチパネル100上に複数の入力領域が設けられている際の誤操作の発生が好適に抑制されるようになる。
具体的には、制御部20は起点(最初の入力)の入力された側の入力領域からの入力信号のみを所定期間で検出し、他の入力領域からの入力信号を所定期間で検出しないようにする。
なお、タッチパネル100に複数の入力領域が設けられる場合は、例えば、図5(b)に示すレイアウトであっても良い。この場合にも、モニタ8の画像表示領域と操作ボタン表示領域とが区別して表示されると共に、タッチパネル100には各表示領域に対応した入力領域が区分けして設定される。
更に、複数の入力領域が設けられる場合は、画像表示領域8aと操作ボタン表示領域8bとがモニタ8の表示領域上に交互に表示されるようにしても良い。この場合、モニタ8に表示されている表示領域に対応させて、タッチパネル100の第1入力領域100aと第2入力領域100bの設定も交互に切換えられるようする。このようにすると、モニタ8上に観察・撮影画像を大きく表示出来ると共に、操作ボタンを用いた入力も好適に行うことができるようになる。
以上のようにすることで、モニタ上に操作ボタン表示領域を設ける場合にも、観察・撮影像の表示スペースを十分に確保できるとともに、複数の入力領域が設けられることによる誤操作の発生等を抑制することができるようになる。
なお、眼科装置の機能が増えた場合には、各入力領域に割り当てるコマンドを区分けするようにすれば良い。又は、操作ボタン表示領域8bに表示されるボタンの種類を切換えるようにすれば良い。これにより、画像表示領域を確保しつつタッチパネルを用いた画像制御を好適に行うことができるようになる。
なお、ここでは、眼底撮影画像の撮影履歴が表示されるプレビュー画面の場合に、タッチパネル100に複数の入力領域を設け、各入力領域に対応させてモニタ8にも複数の表示領域を設け、その表示領域の一つに眼底撮影画像の履歴が表示される例が示されている。この場合に、モニタ8に被検者眼の前眼部の観察像が表示されてアライメントが行われる時、被検者眼の眼底の観察像が表示される時等には、モニタ8の表示領域を1つに切換えて画面全体に観察画像が表示されるようにすると共に、それに対応させてタッチパネル100の入力領域も一つに切換えられるようにしても良い。このようにすると、検者は装置と被検者眼との位置合わせを好適に行う事が出来るようになる。
また、本実施形態ではタッチパネル100の第1入力領域(ジェスチャ入力が行われる領域)を用いて、モニタ8の表示画像の制御が行われる場合を説明したが、第1入力領域100aを用いて装置本体1の動作制御が行われる用にしても良い。例えば、モニタ8に被検者眼の観察画像が表示された状態で、第1入力領域100a上を左右方向になぞることで、撮影部3による撮影位置が左眼と右眼とで切換えられる。また、モニタ8に眼底観察画像が表示された状態で、第1入力領域100a上が所定の形状になぞられることで(ジェスチャ操作されることで)、眼底像の撮影信号が入力されても良い。これ以外にも、観察・撮影照明光の光量調節、被検者眼と撮影部3とのアライメント状態等の調節もタッチパネル100上でのジェスチャ操作で行うようにしても良い。このようにすると、検者はモニタ8上のタッチパネル100を用いたジェスチャ操作のみで、装置の制御を行うことができるようになる。
また、眼底カメラ等の眼底撮影装置では、撮影された眼底画像を患者の診断(例えば、緑内障診断等)に活用するために、眼底画像の局所部位(例えば、乳頭、黄斑、血管等の特徴部位)を拡大又は縮小させてモニタ上に表示させる操作が行われている。しかし、従来技術において眼底の局所部位を拡大(縮小)表示させるためには、マウス等の操作で拡大又は縮小表示させたい眼底部位を予め選択しておき、所定の入力操作(画像の拡大操作、表示位置の補正操作等)を繰り返し行う必要があり、操作に手間が掛かるという課題があった。また、撮影画像全体が拡大されてしまうと眼底画像の周辺部の情報がモニタ8から外れてしまう為、観察したい眼底の局所部位が撮影画像の周辺にある場合には、その眼底の局所部位をモニタの表示位置(中央部)に移動させるための操作に手間が掛かるという課題があった。
そこで、上記のジェスチャ操作が用いられると、より簡単に眼底画像の局所部位の拡大(縮小)の操作を行えるようになる。例えば、眼底画像に含まれる乳頭部を拡大する場合には、乳頭部が表示されているモニタ8の位置(座標)に対応するタッチパネル100(第1入力領域100a)上の位置を指定する。そして、認識指定時間内にタッチパネル100から眼底の局所部位を拡大(縮小)するための所定のコマンドが入力されるかが検出される。コマンドが検出されると、制御部20はタッチパネル100上での指定位置に対応するモニタ8上の座標(位置)を求め、その位置がモニタ8の中央部の座標に一致されるように画像処理を行う。同時に、制御部20は眼底画像の指定位置を含む所定領域を所定の倍率に拡大させる。
以上のようにすることで、モニタ8に表示された眼底画像上で、拡大(縮小)表示させたい任意の位置(部位)を指定して所定のジェスチャ操作を行うだけで、簡単にモニタの中央部に拡大(縮小)された眼底の局所領域の画像が表示されるようになる。
なお、拡大(縮小)表示された眼底の局所領域の画像は、モニタ8上の任意の位置に表示されても良い。例えば、モニタ8の表示画面のレイアウトに応じて、モニタ8の表示領域の周縁を含む所期の位置に表示されても良い。
また、拡大(縮小)表示された眼底の局所領域の表示位置がモニタ8に複数設けられていても良い。この場合、モニタ8に表示された眼底画像に対応するタッチパネル100上で、上記のジェスチャ操作が複数回行われることで、モニタの同一画面上に、眼底の異なる部位(又は同一部位)の拡大(縮小)画像が複数表示されても良い。
また、拡大(縮小)画像の倍率はモニタのレイアウト等に応じて制御部20によって自動的に設定される他、検者の入力操作によって任意の倍率に設定されても良い。
更には、拡大(縮小)表示された眼底の局所領域の画像情報が、所定のボタン操作(又はジェスチャ操作)によってメモリ25に記憶されるようにしても良い。
以上のようにジェスチャ操作を用いて、より簡単な操作で眼底の局所部位の拡大(縮小)画像を得ることができる。また、上記では眼底画像の局所部位を拡大(縮小)をする例を示した。これ以外にも各種の眼科撮影画像(前眼部像、断層画像など)の場合にも、ジェスチャ操作による簡単な入力操作でモニタ上の所期の位置に所期の倍率の画像が表示されるようになる。
更に、上記では眼科装置本体にモニタ(タッチパネル)が組み込まれている例が示されている。これ以外にも、装置本体からモニタ(タッチパネル)が分離され、モニタ(タッチパネル)からの情報が有線又は無線(ネットワーク)で装置本体に入力される場合にも、本発明に示されるジェスチャ操作による入力操作(画像処理)が行われることで、検者の使い勝手を向上させることができる。
なお、本実施形態では眼科装置として、被検者眼の眼底観察・撮影を行う眼底カメラの場合を例に挙げて説明した。これ以外にも、低コヒーレント光を用いて被検者眼の断層画像を取得する光断層干渉計(Optical Coherence Tomography : OCT)、被検者眼の眼底に測定指標を投影し,眼底からの反射光束を受光素子で受光することで被検者眼の屈折力を他覚的に測定する眼屈折力測定装置等、被検者眼の観察・撮影像を表示するモニタと、モニタ上に設けられたタッチパネルを持つ眼科装置において本発明を適用することができる。これにより、装置の操作性を低下させることなく、観察及び撮影像をモニタに好適に表示させることができるようになる。
眼科装置の外観構成図である。 眼科装置の制御ブロック図である。 モニタの表示領域とタッチパネルの入力領域の関係の説明図である。 ジェスチャ操作による画像制御のフローチャートである。 第2実施形態のモニタの表示領域とタッチパネルの入力領域の関係の説明図である。
8 モニタ
20 制御部
25 メモリ
100 タッチパネル

Claims (2)

  1. 被検者眼を観察,または撮影するための撮影部を有する眼科装置において、
    被検者眼の観察画像又は撮影画像を表示するためのモニタであって,タッチパネルが設けられていると共に,装置本体から分離されており,前記装置本体と無線で接続されるモニタと、
    前記モニタに前記観察画像が表示された状態で前記タッチパネルに入力された,所定のジェスチャ操作による入力情報に基づいて,被検者眼と前記撮影部とのアライメント状態の調整を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする眼科装置。
  2. 請求項1の眼科装置において、
    前記制御手段は、
    前記モニタに前記撮影画像が表示された状態で前記タッチパネルに入力された,所定のジェスチャ操作による入力情報に基づいて,前記撮影画像を拡大または縮小表示させることを特徴とする眼科装置。
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