JP5885201B2 - 棒材加工システムおよび棒材加工方法 - Google Patents

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本発明は、棒材加工システムおよび棒材加工方法に関するものである。
従来、棒材の供給、加工、切断の一連の動作を繰り返して、棒材を連続して一定の寸法に加工する棒材加工装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の棒材加工装置は、旋盤内の決められた位置に棒材を供給するために、棒材の先端を押し当てるストッパを旋盤内に備えており、旋盤に供給されてきた棒材の先端をストッパに押し当てて棒材を位置決めすることとしている。
国際公開第2002/034439号
しかしながら、特許文献1に記載の棒材加工装置では、ストッパに切り屑等の異物が付着していた場合に、ストッパと棒材の先端との間に異物が挟まれて棒材が位置決めされる位置にずれが生じ、加工した棒材の寸法にばらつきが生じることがある。そのため、特許文献1に記載の棒材加工装置は、棒材を連続して一定の寸法に加工することができないという問題がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、棒材を所定の加工位置に供給し、連続して一定の寸法に加工することができる棒材加工システムおよび棒材加工方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、供給された棒材の先端部を把持してその軸線回りに回転させる主軸と、該主軸を前記棒材の長手方向に移動させる主軸移動機構と、前記主軸により回転させられている前記棒材を切断する工具とを備える旋盤と、該旋盤に供給された前記棒材の前記長手方向の変位量を検出する検出部と、前記主軸および前記主軸移動機構を制御する制御部とを備え、該制御部が、前記工具による前記棒材の切断終了後に、前記主軸による前記棒材の把持を一旦解放させ、前記主軸移動機構によって、前記主軸を前記棒材の基端方向に所定の距離だけ移動させ、その間に前記検出部により検出された前記棒材の変位量と同じ距離だけさらに同一方向に前記主軸を移動させた位置で、該主軸により前記棒材を把持させる棒材加工システムを提供する。
本発明によれば、制御部により、旋盤に供給された棒材の先端部が主軸によって把持されて軸線回りに回転させられ、工具によって切断されると、主軸による棒材の把持が一旦解放されて主軸移動機構により主軸が棒材の基端方向に所定の距離だけ移動させられ、その位置で主軸により棒材が再度把持される。したがって、棒材を切断する度に主軸による把持位置を所定の距離だけ変更して先端部を加工位置に送り出し、1つの棒材を連続して加工することができる。
この場合において、棒材を解放した主軸が棒材の基端方向に所定の距離だけ移動したときに、主軸に引きずられて棒材が移動しても、主軸が基端方向に移動する間に検出部により検出された棒材の変位量と同じ距離だけさらに同一方向に主軸を移動させた位置で棒材を再度把持させることで、棒材が移動することなく静止していた場合と同じ位置に主軸による把持位置を変更することができる。したがって、切断ごとに主軸による把持位置から棒材の先端までの距離を一定にして棒材を所定の加工位置に精度よく供給し、連続して一定の寸法に加工することができる。
本発明は、供給された棒材の先端部を把持してその軸線回りに回転させる主軸と、該主軸を前記棒材の長手方向に移動させる主軸移動機構と、前記主軸により回転させられている前記棒材を切断する工具とを備える旋盤と、該旋盤に供給された前記棒材の前記長手方向の変位量を検出する検出部と、前記主軸および前記主軸移動機構を制御し、前記工具による前記棒材の切断終了後に、前記主軸による前記棒材の把持を一旦解放させ、前記主軸移動機構によって前記主軸を前記棒材の基端方向に所定の距離だけ移動させた位置で、該主軸により前記棒材を把持させる制御部とを備え、該制御部が、前記主軸を前記基端方向に移動させている間に前記棒材が前記基端方向に移動した場合に、前記基端方向に移動した位置で前記棒材を把持した前記主軸を前記主軸移動機構によって前記棒材の先端方向に前記所定の距離だけ移動させ、前記主軸による前記棒材の把持を再度解放させた後、前記主軸移動機構によって前記検出部により検出された前記変位量と同じ距離だけ前記主軸を前記基端方向に再度移動させた位置で、該主軸により前記棒材を再度把持させる棒材加工システムを提供する。
本発明によれば、制御部により、旋盤に供給された棒材の先端部が主軸によって把持されて軸線回りに回転させられ、工具によって切断されると、主軸による棒材の把持が一旦解放されて主軸移動機構により主軸が棒材の基端方向に所定の距離だけ移動させられ、その位置で主軸により棒材が再度把持される。したがって、棒材を切断する度に主軸による把持位置を所定の距離だけ変更して先端部を加工位置に送り出し、1つの棒材を連続して加工することができる。
この場合において、棒材を解放した主軸が棒材の基端方向に所定の距離だけ移動したときに、主軸に引きずられて棒材が移動しても、制御部により基端方向に移動した位置で棒材を把持した主軸を主軸移動機構によって棒材の先端方向に所定の距離だけ戻すことで、先端方向に戻す際に主軸と棒材との引っ掛かりが解消する場合がある。
したがって、先端方向に戻した位置で主軸による棒材の把持を再度解放させ、主軸移動機構によって検出部により検出された変位量と同じ距離だけ主軸を棒材の基端方向に再度移動させた位置で、主軸により棒材を再度把持させることで、棒材が移動することなく静止していた場合と同じ位置に主軸による把持位置を変更することができる。これにより、切断ごとに主軸による把持位置から棒材の先端までの距離を一定にして棒材を所定の加工位置に精度よく供給し、連続して一定の寸法に加工することができる。
上記発明においては、所定回数以上、前記主軸が前記基端方向に移動する間に前記棒材が前記基端方向に移動した場合に、前記制御部が、前記主軸による把持位置の変更動作を停止することとしてもよい。
所定回数以上、主軸の移動と共に棒材が移動する場合は、主軸による把持の解放に不具合があったり、棒材自体に不具合があったりすることが考えられる。したがって、このような場合に制御部による把持位置の変更を停止して、適切な別の対応を取ることができる。
本発明は、旋盤に供給された棒材を主軸により把持して軸回りに回転させて、工具により切断する切断工程と、該切断工程により前記棒材を切断した後に、前記主軸による前記棒材の把持を一旦解放させ、該主軸を前記棒材の基端方向に所定の距離だけ移動させる移動工程と、該移動工程により前記主軸が前記基端方向に所定の距離だけ移動する間に、前記棒材の前記長手方向の変位量を検出する検出工程と、該検出工程により検出された前記棒材の変位量と同じ距離だけ、前記移動工程による前記所定の距離よりも更に同一方向に前記主軸を移動させた位置で、前記主軸により前記棒材を把持させる把持位置変更工程とを含む棒材加工方法を提供する。
本発明によれば、旋盤に棒材が供給され、切断工程により主軸によって把持された棒材が軸線回りに回転させられて切断されると、移動工程により主軸による棒材の把持が一旦解放されて主軸が棒材の基端方向に所定の距離だけ移動させられる。そして、把持位置変更工程により、移動工程によって主軸が棒材の基端方向に所定の距離だけ移動する間に検出工程によって検出される棒材の長手方向の変位量と同じ距離だけさらに主軸を移動させた位置で、主軸によって棒材を把持させることで、棒材を切断する度に主軸による把持位置を所定の距離だけ変更して先端部を加工位置に送り出し、1つの棒材を連続して加工することができる。
すなわち、検出部により検出される棒材の長手方向に変位量がない場合、つまり、棒材が移動することなく静止していた場合は、移動工程により棒材の基端方向に所定の距離だけ移動させた位置で主軸により棒材が把持される。一方、検出部により検出される棒材の長手方向に変位量がある場合、つまり、主軸に引きずられて棒材が移動した場合は、棒材の変位量と同じ距離だけさらに同一方向に主軸を移動させた位置で主軸によって棒材を把持させる。したがって、この場合も、棒材が移動することなく静止していた場合と同じ位置に主軸による把持位置を変更することができる。これにより、切断ごとに主軸による把持位置から棒材の先端までの距離を一定にして棒材を所定の加工位置に精度よく供給し、連続して一定の寸法に加工することができる。
本発明は、旋盤に供給された棒材を主軸により把持して軸回りに回転させて、工具により切断する切断工程と、該切断工程による前記棒材の切断後に、前記主軸による前記棒材の把持を一旦解放させ、該主軸を前記棒材の基端方向に所定の距離だけ移動させた位置で、前記主軸により前記棒材を把持させる把持位置変更工程と、該第1把持位置変更工程により前記主軸が前記基端方向に所定の距離だけ移動する間に、前記棒材の前記長手方向の変位量を検出する検出工程とを含み、前記把持位置変更工程が、前記主軸を前記基端方向に移動させている間に前記棒材が前記基端方向に移動した場合に、前記基端方向に移動した位置で前記棒材を把持した前記主軸を前記棒材の先端方向に前記所定の距離だけ一旦戻し、前記主軸による前記棒材の把持を再度解放させた後、前記検出工程により検出された前記変位量と同じ距離だけ前記主軸を前記基端方向に再度移動させた位置で、該主軸により前記棒材を再度把持させる棒材加工方法を提供する。
本発明によれば、旋盤に棒材が供給され、切断工程により主軸によって把持された棒材が軸線回りに回転させられて切断されると、把持位置変更工程により主軸による棒材の把持が一旦解放されて主軸が棒材の基端方向に所定の距離だけ移動させられた位置で、主軸により棒材が再度把持される。したがって、棒材を切断する度に主軸による把持位置を所定の距離だけ変更して先端部を加工位置に送り出し、1つの棒材を連続して加工することができる。
この場合において、主軸を棒材の基端方向に移動させている間に棒材が基端方向に移動すると、把持位置変更工程により、基端方向に移動した位置で棒材を把持した主軸が棒材の先端方向に所定の距離だけ一旦戻される。これにより、先端方向に戻る間に主軸と棒材との引っ掛かりが解消する場合がある。
したがって、棒材の先端方向に戻した位置で主軸による棒材の把持を再度解放させた後、検出工程により検出された変位量と同じ距離だけ主軸を基端方向に再度移動させた位置で主軸により棒材を再度把持させることで、棒材が移動することなく静止していた場合と同じ位置に主軸による把持位置を変更することができる。これにより、切断ごとに主軸による把持位置から棒材の先端までの距離を一定にして棒材を所定の加工位置に精度よく供給し、連続して一定の寸法に加工することができる。
上記発明においては、所定回数以上、前記主軸が前記基端方向に移動する間に前記棒材が前記基端方向に移動した場合に、前記把持位置変更工程が前記主軸による把持位置の変更動作を停止することとしてもよい。
所定回数以上、主軸の移動と共に棒材が移動する場合は、主軸による把持の解放に不具合があったり、棒材自体に不具合があったりすることが考えられる。したがって、このような場合に把持位置の変更を停止して、適切な別の対応を取ることができる。
本発明によれば、棒材を所定の加工位置に供給し、連続して一定の寸法に加工することができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係る棒材加工システムの概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る棒材加工方法を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る棒材加工方法を説明するフローチャートである。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係る棒材加工システムおよび棒材加工方法について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る棒材加工システム100は、図1に示すように、棒材Rを供給する棒材供給装置10と、棒材供給装置10により供給された棒材Rを主軸31により把持しながら加工する旋盤30と、これらの棒材供給装置10および旋盤30を制御する制御装置40とを備えている。
棒材供給装置10は、棒材Rの基端部を把持し、旋盤30の主軸31の軸線方向に延びるガイド(図示略)に沿って棒材Rと共に移動可能な棒材把持部11と、棒材把持部11よりも棒材Rの先端側に配置され、棒材把持部11により把持された棒材Rを支持する棒材支持部13と、棒材把持部11により把持されている棒材Rを長手方向に送り出す棒材送出し機構15とを備えている。
棒材送出し機構15は、前記ガイドの両端に近接して配置されてガイドに直交する回転軸回りに回転可能な一対のプーリ21A,21Bと、これらプーリ21A,21Bに架け渡されたタイミングベルト23と、タイミングベルト23に固定され、棒材把持部11をガイドに沿う方向に押圧可能な押圧部材25と、一方のプーリ21A,21Bを回転軸回りに回転させる駆動モータ27と、駆動モータ27の回転を検出するエンコーダ29とを備えている。
旋盤30は、棒材供給装置10により供給されてきた棒材Rの先端部を把持してその軸線回りに回転させる前記主軸31と、主軸31を軸線方向に移動させる主軸移動機構33と、主軸31により回転させられている棒材Rを加工および切断する工具35を有する工具台36とを備えている。
主軸31は、棒材Rが軸方向に貫通可能な中空構造を有し、軸方向に貫通させた棒材Rの先端部を解放可能に把持するチャック31aを備えている。この主軸31は、制御部40により軸線回りに回転可能に設けられている。また、主軸31は、主軸移動機構33により軸線方向に移動させられて、チャック31aにより把持した棒材Rの先端部を加工位置に位置決めすることができるようになっている。
工具35は、主軸31により加工位置に位置決めされた棒材Rに対してその軸方向に直交する方向に進退可能に設けられている。この工具35は、主軸31により把持されながら軸線回りに回転させられている棒材Rの先端部を加工して切断(突っ切り)することができるようになっている。
制御装置40は、旋盤30に供給された棒材Rの長手方向の変位量を検出する検出部41と、旋盤30の主軸31および主軸移動機構33を制御する制御部43とを備えている。
検出部41は、エンコーダ29から送られる駆動モータ27の回転数に関する出力信号に基づいて、棒材把持部11により把持された棒材Rの位置を検出することができるようになっている。そして、検出部41は、棒材Rがガイドに沿って移動した場合に、演算処理により棒材Rの長手方向の変位量を検出することができるようになっている。
制御部43は、主軸31の回転およびチャック31aの開閉動作と、主軸移動機構33による主軸31の移動とを制御するようになっている。具体的には、制御部43は、棒材供給装置10により供給された棒材Rの先端部を主軸31のチャック31aにより把持させて、主軸31とともに棒材Rを軸線回りに回転させることができるようになっている。そして、棒材供給装置10により、主軸31を軸線方向に移動させて、棒材Rの先端部を加工位置に位置決めすることができるようになっている。
また、制御部43は、工具35により棒材Rが切断されると、主軸31による棒材Rの把持位置を変更して切断後の棒材Rの突き出し量を確保し、切断後の棒材Rの先端部を加工位置に位置決めするようになっている。これにより、1つの棒材Rを連続して加工することができるようになっている。
また、制御部43は、主軸31による棒材Rの把持位置を変更する際に、棒材Rが長手方向に変位して一定の突き出し量を確保できなくなるような場合に、検出部41により検出される棒材Rの長手方向の変位量に基づいて、主軸31による棒材Rの把持位置を調整することができるようになっている。
さらに、制御部43は、検出部41により検出される棒材Rの長手方向に変位量がある場合に、NGカウントを計数するようになっている。これにより、NGカウントが所定の回数以上になると、制御部43は、主軸31による把持位置の変更動作を停止するようになっている。
続いて、本実施形態に係る棒材加工方法について、図2のフローチャートを参照して説明する。
本実施形態に係る棒材加工方法は、棒材供給装置10により旋盤30に供給された棒材Rを主軸31により把持して軸回りに回転させて工具35により切断する切断工程(ステップSA1)と、切断工程により棒材Rを切断した後に、主軸31による棒材Rの把持を一旦解放させ(ステップSA4)、主軸31を棒材Rの基端方向に所定の距離だけ移動させる(以下、主軸31を棒材Rの基端方向に移動させることを「後退させる」という。)移動工程(ステップSA5)と、移動工程により主軸31が所定の距離だけ後退する間に、棒材Rの長手方向の変位量を検出する検出工程(ステップSA7)と、検出工程により検出された棒材Rの変位量と同じ距離だけ、移動工程による所定の距離よりも更に同一方向に主軸31を後退させた位置で、主軸31により棒材Rを把持させる把持位置変更工程(ステップSA8)とを含んでいる。
移動工程(ステップSA5)は、切断後の棒材Rを静止させた状態で主軸31のみを後退させた場合にその棒材Rの先端から主軸31による把持位置までの距離が一定の突き出し量を確保することができる予め決められた距離だけ、主軸31を後退させるようになっている。
把持位置変更工程(ステップSA8)においては、検出部41により検出される棒材Rの長手方向に変位量がない場合、つまり、主軸31を後退させる間に棒材Rが後退することなく静止していた場合は、移動工程(ステップSA5)により所定の距離だけ主軸31が後退させられた位置で、棒材Rが主軸31により把持されることになる。一方、検出部41により検出される棒材Rの長手方向に変位量がある場合、つまり、主軸31を後退させる際に主軸31に引きずられて棒材Rが後退した場合は、棒材Rの変位量と同じ距離だけさらに同一方向に主軸31が後退させられた位置で、棒材Rが主軸31により把持されることになる。
次に、このように構成された棒材加工システム100および棒材加工方法の作用を説明する。
本実施形態に係る棒材加工システム100および棒材加工方法により棒材Rを加工するには、まず、棒材供給装置10により旋盤30に棒材Rを供給する。そして、制御部43により、旋盤30の主軸31によって棒材Rの先端部を把持させて加工位置に位置決めし、主軸31と共に棒材Rを軸線回りに回転させる。
次いで、主軸31により回転させられている棒材Rの先端部を工具35によって加工し、その先端部を切断する(ステップSA1)。棒材Rの先端部が切断されると、制御部43により主軸31の回転が停止され(ステップSA2)、検出部41によりエンコーダ29から送られてくる駆動モータ27の回転数に関する出力信号に基づいて棒材Rの位置が検出される。これにより、棒材Rの長手方向の変位量の検出が開始される(ステップSA3)。
次いで、制御部43により、チャック31aが開かれて主軸31による棒材Rの把持が解放され(ステップSA4)、主軸移動機構33によって主軸31が棒材を解放したままで所定の距離だけ後退させられる(ステップSA5)。
次いで、制御部43により、検出部41によって検出される棒材Rの変位量が確認され(ステップSA6)、変位量がない場合は(ステップSA7「YES」)、制御部43により、その位置で主軸31のチャック31aが閉じられて切断後の棒材Rが把持される(ステップSA8)。これにより、切断後の棒材Rの先端から主軸31による把持位置までの距離を一定の突き出し量分だけ確保することができる。
一方、棒材Rの長手方向に変位量がある場合は(ステップSA7「NO」)、制御部43によりNGカウント1が加算される(ステップSA10)。NGカウントが所定の回数以上になると(ステップSA11「NO」)、制御部43により、主軸31による棒材Rの把持位置の変更が停止され、棒材Rの加工が一旦終了する。
このようにNGカウントが所定の回数以上になる場合、すなわち、所定回数(例えば、3回)以上、主軸31の後退と共に棒材Rが後退する場合は、チャック31aの開閉動作が上手く機能せずに主軸31による把持の解放に不具合があったり、棒材Rが湾曲しているなど棒材R自体に不具合があったりすることが考えられる。したがって、この場合は制御部43による把持位置の変更を停止し、ユーザにより適切な別の対応を取ることが望ましい。
NGカウントが所定の回数未満下の場合は(ステップSA11「YES」)、主軸移動機構33により、検出部41によって検出された棒材Rの変位量と同じ距離だけ主軸31がさらに後退させられる(ステップSA12)。そして、制御部43により、その位置で主軸31のチャック31aが閉じられて切断後の棒材Rが把持される(ステップSA8)。したがって、この場合も、棒材Rが移動することなく静止していた場合と同じ位置に主軸31による把持位置を変更することができる。
棒材Rを引続き加工する場合は(ステップSA9「NO」)、制御部43により主軸31が所定の距離だけ、すなわち、主軸31が後退させられた距離だけ旋盤30の加工位置に向けて移動させられて(ステップSA13)、ステップSA1に戻る。これにより、切断後の棒材Rの先端部が加工位置に位置決めされ、次の加工が施される。そして、加工が終了するまで(ステップSA9「YES」)、同様の動作が繰り返される。
以上説明したように、本実施形態に係る棒材加工システムおよび棒材加工方法によれば、棒材Rを切断すると、制御部43により、主軸31を棒材Rの一定の突き出し量を確保する分だけ移動させて棒材Rの把持位置を変更してその先端部を加工位置に送り出すことで、1つの棒材Rを連続して加工することができる。
この場合において、棒材Rを解放した主軸31を所定の距離だけ後退したときに、主軸31に引きずられて棒材Rが後退しても、主軸31が後退する間に検出部41により検出された棒材Rの変位量と同じ距離だけさらに同一方向に主軸31を後退させた位置で棒材Rを再度把持させることで、棒材Rが後退することなく静止していた場合と同じ位置に主軸31による把持位置を変更することができる。したがって、切断ごとに主軸31による把持位置から棒材Rの先端までの距離を一定にして棒材Rを所定の加工位置に精度よく供給し、連続して一定の寸法に加工することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る棒材加工システムおよび棒材加工方法について説明する。
本実施形態に係る棒材加工システム100および棒材加工方法は、棒材Rの切断後に主軸31による棒材Rの把持位置を変更する制御部43の制御の仕方が第1実施形態と異なる。
以下、第1実施形態に係る棒材加工システム100および棒材加工方法と構成を共通する箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る棒材加工システム100は、制御部43が、棒材Rを解放した主軸31が後退させている間に棒材Rも後退した場合に、後退した位置で棒材Rを把持した主軸31を主軸移動機構33によって棒材Rの先端方向に所定の距離だけ移動させる、すなわち、一旦戻すようになっている。そして、チャック31aを開いて主軸31による棒材Rの把持を再度解放させた後、主軸移動機構33によって検出部41により検出された変位量と同じ距離だけ主軸31を再度後退させ、その位置でチャック31aを閉じて主軸31により棒材Rを再度把持させるようになっている。
また、本実施形態に係る棒材加工方法は、図3のフローチャートに示されるように、第1実施形態の移動工程に代えて、把持位置変更工程が、切断工程(ステップSA1)により棒材Rが切断された後に、主軸31による棒材Rの把持を一旦解放させ(ステップSA4)、主軸31を棒材Rの先端から主軸31による把持位置までの距離が一定の突き出し量を確保することができる予め決められた所定の距離だけ後退させ(ステップSA5)、その位置で主軸31により棒材Rを把持させるようになっている(ステップSB1)。
また、把持位置変更工程は、チャック31aを開いたままで主軸31を後退させている間に棒材Rが後退した場合に(ステップSA7「NO」)、ステップSA5により後退した位置で棒材Rを把持させた主軸31を旋盤30の加工位置に向かって、すなわち、棒材Rの先端方向に向かって所定の距離だけ一旦戻すようになっている(ステップSB2)。具体的には、主軸31を後退させた距離と同じ距離だけ主軸31を戻すようになっている。
そして、把持位置変更工程は、主軸31を加工位置に向かって戻した位置で主軸31による棒材Rの把持を再度解放させた後(ステップSB3)、検出工程(ステップSA6)により検出された変位量と同じ距離だけ主軸31を再度後退させ(ステップSB4)、その位置で主軸31により棒材Rを再度把持させるになっている(ステップSB5)。
本実施形態においても、ステップSA7において、棒材Rの長手方向に変位量がある場合は、制御部43によりNGカウント1が加算され(ステップSA10)、NGカウントが所定の回数以上になると(ステップSA11「NO」)、制御部43により、主軸31による棒材Rの把持位置の変更が停止されて、棒材Rの加工が一旦終了するようになっている。
また、ステップSA7「YES」またはステップSB5により、主軸31により棒材Rが再度把持されると、棒材Rを引続き加工する場合は(ステップSA9「NO」)、制御部43により主軸31が後退させられた距離だけ旋盤30の加工位置に向けて移動させられて(ステップSA13)、ステップSA1に戻るようになっている。そして、加工が終了するまで(ステップSA9「YES」)、同様の動作が繰り返されるようになっている。
本実施形態に係る棒材加工システム100および棒材加工方法によれば、棒材Rを把持させずに主軸31を後退させる間に棒材Rが移動することなく静止している限り、棒材Rを切断する度に主軸31による把持位置を一定の突き出し量を確保する分だけ変更して先端部を加工位置に送り出し、1つの棒材Rを連続して加工することができる。
一方、棒材Rを把持させず主軸31を後退させる間に棒材Rが後退した場合は、把持位置変更工程により、後退した位置で棒材Rを把持した主軸31を、後退させた分だけ加工位置に向かって一旦戻すことで、加工位置に向かって戻す間に主軸31と棒材Rとの引っ掛かりが解消する場合がある。
したがって、加工位置に向かって戻した位置で主軸31による棒材Rの把持を再度解放させた後、検出工程により検出された変位量と同じ距離だけ主軸31を再度後退させた位置で、主軸31により棒材Rを再度把持させることで、棒材Rが移動することなく静止していた場合と同じ位置に主軸31による把持位置を変更することができる。これにより、切断ごとに主軸31による把持位置から棒材Rの先端までの距離を一定にして棒材Rを所定の加工位置に精度よく供給し、連続して一定の寸法に加工することができる。
以上、本発明の各実施形態およびその変形例について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、本発明を上記の各実施形態および変形例に適用したものに限定されることなく、これらの実施形態および変形例を適宜組み合わせた実施形態に適用してもよく、特に限定されるものではない。例えば、上記各実施形態においては、棒材送出し機構15が、一対のプーリ21A,21Bとタイミングベルト23を備えることとしたが、一対のプーリ21A,21Bに代えて一対のスプロケットを採用し、タイミングベルト23に代えてチェーンを採用することとしてもよい。
また、上記各実施形態においては、検出部41が、エンコーダ29により検出された駆動モータ27の回転に基づいて棒材Rの長手方向の変位量を検出することとしたが、例えば、エンコーダ29の代わりに旋盤30の主軸31の軸線方向に沿って延びるリニアスケールを採用し、検出部41が、リニアスケールにより検出される棒材Rの位置に基づいて棒材Rの長手方向の変位量を検出することとしてもよい。また、エンコーダ29に代えてカメラを採用し、カメラにより撮像した棒材Rの画像を検出部41が画像処理して、棒材Rの長手方向の変位量を検出することとしてもよい。また、検出部として、レーザ変位計を採用することとしてもよい。
30 旋盤
31 主軸
33 主軸移動機構
41 検出部
43 制御部
100 棒材加工システム
R 棒材
SA1 切断工程
SA5 移動工程
SA7 検出工程
SA8 把持位置変更工程
SB1〜SB5 把持位置変更工程

Claims (6)

  1. 供給された棒材の先端部を把持してその軸線回りに回転させる主軸と、該主軸を前記棒材の長手方向に移動させる主軸移動機構と、前記主軸により回転させられている前記棒材を切断する工具とを備える旋盤と、
    該旋盤に供給された前記棒材の前記長手方向の変位量を検出する検出部と、
    前記主軸および前記主軸移動機構を制御する制御部とを備え、
    該制御部が、前記工具による前記棒材の切断終了後に、前記主軸による前記棒材の把持を一旦解放させ、前記主軸移動機構によって、前記主軸を前記棒材の基端方向に所定の距離だけ移動させ、その間に前記検出部により検出された前記棒材の変位量と同じ距離だけさらに同一方向に前記主軸を移動させた位置で、該主軸により前記棒材を把持させる棒材加工システム。
  2. 供給された棒材の先端部を把持してその軸線回りに回転させる主軸と、該主軸を前記棒材の長手方向に移動させる主軸移動機構と、前記主軸により回転させられている前記棒材を切断する工具とを備える旋盤と、
    該旋盤に供給された前記棒材の前記長手方向の変位量を検出する検出部と、
    前記主軸および前記主軸移動機構を制御し、前記工具による前記棒材の切断終了後に、前記主軸による前記棒材の把持を一旦解放させ、前記主軸移動機構によって前記主軸を前記棒材の基端方向に所定の距離だけ移動させた位置で、該主軸により前記棒材を把持させる制御部とを備え、
    該制御部が、前記主軸を前記基端方向に移動させている間に前記棒材が前記基端方向に移動した場合に、前記基端方向に移動した位置で前記棒材を把持した前記主軸を前記主軸移動機構によって前記棒材の先端方向に前記所定の距離だけ移動させ、前記主軸による前記棒材の把持を再度解放させた後、前記主軸移動機構によって前記検出部により検出された前記変位量と同じ距離だけ前記主軸を前記基端方向に再度移動させた位置で、該主軸により前記棒材を再度把持させる棒材加工システム。
  3. 所定回数以上、前記主軸が前記基端方向に移動する間に前記棒材が前記基端方向に移動した場合に、前記制御部が、前記主軸による把持位置の変更動作を停止する請求項1または請求項2に記載の棒材加工システム。
  4. 旋盤に供給された棒材を主軸により把持して軸回りに回転させて、工具により切断する切断工程と、
    該切断工程により前記棒材を切断した後に、前記主軸による前記棒材の把持を一旦解放させ、該主軸を前記棒材の基端方向に所定の距離だけ移動させる移動工程と、
    該移動工程により前記主軸が前記基端方向に所定の距離だけ移動する間に、前記棒材の前記長手方向の変位量を検出する検出工程と、
    該検出工程により検出された前記棒材の変位量と同じ距離だけ、前記移動工程による前記所定の距離よりも更に同一方向に前記主軸を移動させた位置で、前記主軸により前記棒材を把持させる把持位置変更工程とを含む棒材加工方法。
  5. 旋盤に供給された棒材を主軸により把持して軸回りに回転させて、工具により切断する切断工程と、
    該切断工程による前記棒材の切断後に、前記主軸による前記棒材の把持を一旦解放させ、該主軸を前記棒材の基端方向に所定の距離だけ移動させた位置で、前記主軸により前記棒材を把持させる把持位置変更工程と、
    該第1把持位置変更工程により前記主軸が前記基端方向に所定の距離だけ移動する間に、前記棒材の前記長手方向の変位量を検出する検出工程とを含み、
    前記把持位置変更工程が、前記主軸を前記基端方向に移動させている間に前記棒材が前記基端方向に移動した場合に、前記基端方向に移動した位置で前記棒材を把持した前記主軸を前記棒材の先端方向に前記所定の距離だけ一旦戻し、前記主軸による前記棒材の把持を再度解放させた後、前記検出工程により検出された前記変位量と同じ距離だけ前記主軸を前記基端方向に再度移動させた位置で、該主軸により前記棒材を再度把持させる棒材加工方法。
  6. 所定回数以上、前記主軸が前記基端方向に移動する間に前記棒材が前記基端方向に移動した場合に、前記把持位置変更工程が前記主軸による把持位置の変更動作を停止する請求項4または請求項5に記載の棒材加工方法。
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