JP5882754B2 - カーソル制御方法及び画像観察装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像観察装置におけるカーソルの移動制御に関する。
従来、マウスの移動によってカーソルを制御する方法として、マウスの移動距離と現在のカーソルの存在するウィンドウのサイズに応じてカーソルを制御する方法がある(特許文献1)。特許文献1では、マウスの移動距離と現在のマウスポインタ(カーソル)の存在するウィンドウのサイズに応じてカーソルの移動を変化可能としている。そして、マウスポインタの大移動に対してもマウスの再移動を繰り返すことなく、かつ、ウィンドウから別のウィンドウへ移動したときに不自然な動きを生ずることがないマウス入力装置を提供することを可能としている。
また、マウスの移動によってカーソルを制御する方法として、使用するプログラムによってマウスカーソルの移動速度を制御する方法がある(特許文献2)。特許文献2では、メモリに複数の変換パラメータ(変換表)を格納して、動作プログラム(使用プログラム)に応じていずれの変換パラメータを用いるかを決定することを可能にしている。その結果、使用プログラムに応じて自由にマウスカーソルの移動速度を変化させることができるコンピュータシステムを提供することを可能にしている。
特開平5−80930号公報 特開平10−91353号公報
本発明者らは、バーチャルマイクロスコープと言われるディジタル顕微鏡で撮像した画像を、ビューアと言われる観察用ソフトウエアを用いて観察するシステムの研究開発を行っている。
ディジタル顕微鏡や各種検査装置から得られた高解像度の画像を表示装置の画面上で診断や検査(以降、観察と記す)する際、画像解像度に比べて表示装置の描画エリア(表示可能画素数)が一般的に狭い。そのため、画像全体を一度に画面表示することができない。そこで、観察対象の画像の一部の領域(表示領域)を表示装置の表示ウィンドウに表示し観察を行うことが多い。
ビューアでは、画像の表示領域の広さと表示装置の表示ウィンドウの広さにより、表示ウィンドウに表示する倍率(表示倍率)が決定される。例えば、表示ウィンドウの広さが同じであっても、表示領域が狭ければ表示倍率が高くなる。表示領域が同じであれば、表示ウィンドウが広ければ表示倍率が高くなる。もちろん、表示ウィンドウサイズを変えても表示倍率を変えない様に表示領域を選ぶことも可能である。
カーソルで表示画像のある部分を指定する動作を行う場合、表示倍率が高いほど観察者は細かな部分を注視する目的であるので、マウスの移動速度に対してカーソルの移動速度がゆっくりであると都合がよい。また、既存のディジタル化していない顕微鏡(光学顕微鏡)では、光学倍率が高いほどプレパラートステージのつまみの動作がクリティカルになる。そのため、表示倍率が高いほどマウスの移動速度に対してカーソルの移動速度が速く
なる様に制御すると、光学顕微鏡を使用している観察者にとっては観察者の経験と一致するため、マウスの操作に対するカーソルの動きから現在の表示倍率を推測しやすくなる利点がある。このようにビューアにおいて、マウスの移動速度に対するカーソルの移動速度を表示倍率に応じて制御することによって、マウスによるカーソルの移動を観察者が使いやすくなると感じる。
特許文献1で開示されている方法、すなわち、表示ウィンドウのサイズに応じてカーソルの移動を変化可能とする方法をビューアに適用した場合、表示倍率と直接関係の無い表示ウィンドウのサイズによりカーソルの移動が変化することになる。そのため、観察者に対して上述した効果を得ることができない。
特許文献2においては、使用するプログラムによってマウスカーソルの移動速度を制御している。ビューアにおいてこの方法を適用しても、マウスの移動速度に対するカーソルの移動速度を表示倍率に応じて制御することは不可能であり、観察者に対して上述した効果を得ることができない。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、表示倍率を指定して画像を観察することのできるビューアにおける利便性及び操作性をより向上するための技術を提供することにある。
本発明に係るカーソル制御方法は、表示装置とポインティングデバイスとを有するコンピュータが、前記ポインティングデバイスからの入力に基づき前記表示装置の表示画面上のカーソルの移動を制御するカーソル制御方法であって、前記コンピュータが、ビューア
プログラムによって、画像を指定の表示倍率で前記表示画面上の表示ウィンドウ内に表示するステップと、前記コンピュータが、前記ポインティングデバイスからの入力に基づき前記カーソルを移動させる際に、前記表示ウィンドウに表示されている画像の表示倍率に応じて、前記ポインティングデバイスで指示された移動速度に対する前記カーソルの移動速度の割合が変わるように、前記カーソルの移動速度を算出するステップと、を含み、前記カーソルの移動速度を算出するステップでは、前記ポインティングデバイスで指示された移動速度が閾値以上の場合、又は、最大値の場合は、前記画像の表示倍率にかかわらず、前記カーソルの移動速度が通常の移動速度に比べて低下しないように、前記カーソルの移動速度が算出されることを特徴とするカーソル制御方法である。
本発明に係るプログラムは、本発明に係るカーソル制御方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムである。
本発明に係る画像観察装置は、画像を観察するための画像観察装置であって、表示装置の表示画面上に、指定の表示倍率で画像を表示する表示ウィンドウを出力する手段と、前記表示画面上のカーソルの移動を指示するためのポインティングデバイスと、前記ポインティングデバイスからの入力に基づき前記カーソルを移動させる際に、前記表示ウィンドウに表示されている画像の表示倍率に応じて、前記ポインティングデバイスで指示された移動速度に対する前記カーソルの移動速度の割合が変わるように、前記カーソルの移動速度を算出する算出手段と、前記算出手段で算出された移動速度にしたがって前記表示画面上のカーソルを移動させる手段と、を有し、前記算出手段は、前記ポインティングデバイスで指示された移動速度が閾値以上の場合、又は、最大値の場合は、前記画像の表示倍率にかかわらず、前記カーソルの移動速度が通常の移動速度に比べて低下しないように、前記カーソルの移動速度を算出することを特徴とする画像観察装置である。
本発明によれば、ビューアにおいて表示倍率を指定して画像を観察する際の利便性及び操作性をより向上することが可能となる。
本発明の第1の実施形態のカーソルの制御を示すフローチャート。 本発明の第3の実施形態のカーソルの制御を示すフローチャート。 本発明の第4の実施形態のカーソルの制御を示すフローチャート。 ビューアが動作するコンピュータシステムの構成例を示す図。 ビューアが動作した表示装置を模式化して示した図。 観察対象の全体画像と表示領域を模式的に示した図。 第3の実施形態のビューアが動作した表示装置を模式化して示した図。 第4の実施形態のビューアが動作した表示装置を模式化して示した図。 マウスの移動速度対カーソルの移動速度の一例を示す図。 マウスの移動速度対カーソルの移動速度の他の例を示す図。
本発明は、表示画面上に指定の表示倍率で画像を表示する表示ウィンドウを出力し、画像の観察を行わせる画像観察装置における、カーソル制御方法に関するものである。このカーソル制御方法は、例えば、観察対象の画像の一部の領域(表示領域)を任意の表示倍率で表示ウィンドウに表示し、観察を行う作業を支援するために好ましく利用できる。その具体的な適用例として、バーチャルマイクロスコープと言われるディジタル顕微鏡で撮像し、ビューアで観察するシステム(ディジタル顕微鏡システム)がある。本明細書では、ディジタル顕微鏡システムのビューアを例として、本発明のカーソル制御方法について具体的に説明する。
(ビューアの動作環境)
図4は、本発明の実施形態に係る画像観察装置の構成例を示している。ここでは、表示装置とポインティングデバイスを具備したコンピュータシステム上でビューアプログラムを実行させることで、画像観察装置が実現されている。
図4において、1はビューアが動作するコンピュータ、2は表示装置である。コンピュータ1は、CPU101、ROM102、RAM103、ハードディスクドライブ(HDD)104、LANインターフェース(LANI/F)105、表示制御部106、ビデオRAM107、キーボード108、マウス109を有している。図4の構成において、CPU101はHDD104に記憶されているビューアと言われる観察用ソフトウエア(プログラム)を読み込み実行する。ビューアプログラムはHDD104やROM102に記憶されていても良いし、LANI/F105を経由して不図示のサーバからダウンロードし実行されても良い。
ビューアが起動すると、CPU101は画像データを、LANI/F105を経由して不図示のサーバから取得し、RAM101に格納する。画像データはサーバからの取得に限定することなく、例えば、コンピュータ1のHDD104に記憶されていても良い。そして、後述する説明の様に、CPU101はRAM101に記憶されている画像データの一部(表示領域の画像データ)を、表示制御部106を経由してビデオRAM107に書き込むことによって所望の表示を行う。もちろん、図4において点線で示した様に、CPU101が直接ビデオRAM107に画像データを書き込めるように設計しても良い。一方、CPU101はキーボード108やマウス109から入力された指示を定期的に読み込む。そして、CPU101は、キーボード108の指示やマウス109の指示に従って、表示領域の画像データをビデオRAM107に書き込むことによって所望の表示を行う。
マウス109はトラックパッド等の他のポインティングデバイスであっても同様に使用可能である。HDD104の代わりにSSD等の他の記憶装置を用いることもできる。また、カーソルの表示は、ビデオRAM107にカーソル形状のデータを書き込むことによって実現したり、表示制御部106の機能による周知の技術により実現したりできる。
(ビューアの動作)
図5はビューアが動作した表示装置を模式化して示した図である。図5において、2は表示装置、200は表示装置2の表示画面である。表示画面上には、ビューアのアプリケーションウィンドウ201が表示され、アプリケーションウィンドウ201内の表示ウィンドウ202に、観察者が指定した観察対象の表示領域の画像データが表示されている。203はカーソルであり、例えばキーボード108やマウス109やトラックパッド等のポインティングデバイスによる観察者の指示により移動可能である。
図6は、観察対象の全体画像と表示領域を模式的に示した図である。図6において210は観察対象の全体画像の一例であり、211は表示領域を示す枠の一例である。前述した様に、観察対象の全体画像210は画素数が非常に多い高解像度の画像データである。そのためビューアは、(表示ウィンドウのサイズや表示倍率にもよるが)全体画像210の一部の表示領域211を表示ウィンドウ202に表示する。実際のビューア動作では、CPU101はRAM101に記憶されている表示領域211の画像データを、表示制御部106を経由してビデオRAM107に書き込むことによって表示を行う。さらに、CPU101はマウス109の移動速度に基づいてカーソル203の移動速度を決定し移動する。マウス109の移動速度に対するカーソル203の移動速度の制御については後述する。
(表示倍率)
次に、ビューアにおける表示領域を表示ウィンドウに表示した際の表示倍率の一例について説明する。
例えば、表示倍率Aは、表示領域の横(または縦)方向の画素数をLs、表示ウィンドウの横(または縦)方向の画素数をLdとすると、
A=K×(Ld/Ls) ・・・式1)
と、決定するとよい。Kは任意に設定可能な係数である。わかりやすい一例として、撮像時に用いた顕微鏡の光学倍率が40倍とすれば、係数Kに40を設定する。この時、撮像した画素数と表示する画素数が同じ場合(すなわち、Ls=Ldの場合)、表示倍率Aは40倍と決める。他にも、例えば、光学顕微鏡で観察した検体の視野角と表示装置2に表示した検体の視野角が同じとなる光学顕微鏡の倍率を用いて表示倍率としてもよい。この場合も、係数Kを適宜決定することにより実現できる。このように、係数Kが決まると、表示倍率を求めることができる。例えば前述のK=40とした例では、表示領域がLs=1000画素の場合、表示ウィンドウがLd=1000画素であればもちろん、表示倍率は40倍である。一方、表示領域を変更せず、表示ウィンドウのサイズを1/2(Ld=500画素)にすれば、表示倍率が20倍になる。もちろん画素数が合わないので、必要に応じて画像データに空間ローパスフィルタをかけ、さらに画素を間引く等の処理を行い、表示領域の画素数を表示ウィンドウの画素数に合わす必要がある。また、表示ウィンドウのサイズが同じ(Ld=1000画素)であっても、表示領域がLs=4000画素の場合、表示倍率は10倍となる。この場合も画素数が合わないので、前述したように表示領域の画素数を表示ウィンドウの画素数に合わす必要がある。
前述した表示倍率の決定方法は一例であり、観察者の感覚に適合した他の決定方法により表示倍率を決定してもかまわない。
(第1の実施形態)
次に本発明の第1の実施形態について説明する。本発明の第1の実施形態は、図5に示したカーソル203の制御をマウス109等の指示により行う方法である。
本発明の実施形態の説明においてはマウス109を用いて説明するが、もちろん、トラ
ックパッドやトラックボール等の他のポインティングデバイスであっても同様の効果を得ることができる。また、本発明の実施形態の説明においてはカーソル203の制御について説明するが、本発明の方法は、マウス109のボタンを押しながら動かす(ドラッグ)時の制御についても、さらにドラッグしてスクロールする制御にも好適に適用できる。本発明では、カーソル203の制御という言葉を用いるが、もちろん本発明の請求する範囲はドラッグやスクロールにおける制御についても包含する。
本発明の第1の実施形態の要旨は、表示ウィンドウ202における画像の表示倍率に応じてカーソル203の速度を変更することである。より詳しくは、本実施形態のカーソル制御は、マウス109で指示された移動速度に対するカーソル203の移動速度の割合が画像の表示倍率に応じて変わるように、表示倍率とマウス109の入力に基づきカーソル203を制御する点に特徴を有する。
表示倍率に応じてカーソル203の速度を制御する方法について、図1に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態のカーソル203の制御を示すフローチャートである。初めに、CPU101は表示ウィンドウに表示されている画像の表示倍率を読み込む(ステップST100)。次に、CPU101はマウス109の移動量を例えば一定時間間隔で読み込む。そして、CPU101は、一定時間当たりの移動量から、マウス109の移動速度を算出する(ステップST101)。そして、CPU101は、マウス109の移動速度からカーソル203の移動速度(単位時間当たりの移動距離)を算出する(ステップST102)。カーソル203の移動速度の算出の詳細については後述する。そして、算出された移動速度に従って、CPU101はカーソル203の位置を変更する(ステップST103)。そして、上記フローが繰り返し実行されることで、観察者のマウス109の操作に従ってカーソル203が移動する。このように、本発明の第1の実施形態は、マウス109により指定されたカーソル203の移動速度を、表示倍率に応じて変化させる。
ステップST102における算出方法を説明する前に、マウスの単位時間あたりの移動量(移動速度)に対するカーソルの単位時間あたりの移動量(移動速度)を決定する、従来の方法について説明する。
従来のカーソル制御は、カーソル203の移動速度がマウス109の移動速度に比例するか、あるいは、マウス109の移動速度に対するカーソル203の移動速度の割合(比の値)がマウス109の移動速度が速くなるほど大きくなる、という特性を持つ。これらの特性は、ビューアが動作するコンピュータ1のオペレーティングシステムによって実現されている場合がある。これらの特性を図9(a)のG100、図9(b)のG110で示す。図9(a)と図9(b)はマウス109の移動速度対カーソル203の移動速度の一例を示す図である。横軸はマウス109の移動速度、縦軸はカーソル203の移動速度であり、マウス109の移動速度、カーソル203の移動速度は設計最高速度で正規化してある。図9(a)において、G100の特性はマウス109の移動速度とカーソル203の移動速度を比例関係とした特性である。マウス109の移動速度とカーソル203の移動速度が比例している方が正確にカーソル203を移動できると感じる観察者もいる。図9(b)において、G110の特性はマウス109の移動速度とカーソル203の移動速度の関係が下に凸の曲線となる特性である。マウス109の移動速度が速くなるほど、マウス109の移動速度に対するカーソル203の移動速度の割合が大きくなる。すなわち、G110の特性では、マウス109を速く動かすと、カーソル203をマウス109の移動距離よりも大きく移動させることが可能となる。これによって、カーソル203の座標とマウス109の実際の位置とは対応しなくなるが、この方が感覚に合致していると感じる観察者もいる。G100とG110のいずれの特性が良いかは観察者の好みの部分もあるので、コンピュータ1のオペレーティングシステムにより特性を変更できるように
なっているものもある。G100の特性よりG110の特性のカーソル203の設計最高速度を大きくした場合、G110の特性は、遠くの位置までカーソル203を移動させる際のマウス109の移動量を少なくすることができる利点がある。
次に、本発明の第1の実施形態のステップST102の処理、すなわち、マウス109の移動速度からカーソル203の移動速度を算出する処理の説明を行う。
マウス109の移動速度とカーソル203の移動速度が比例する特性の場合は、ステップST102において、図9(a)のG100,G101,G102に示すように、表示倍率に応じて比例定数を切り換える。この制御は、例えば、カーソル203の移動速度Vcを下記式により決めることで実現できる。
Vc=R×Vm ・・・式2)
R=f(A)
ここで、Vmはマウス109で指示された移動速度、Rはマウス109の移動速度Vmに対するカーソル203の移動速度Vcの割合を決める係数、Aは表示倍率、fは表示倍率Aと係数Rの関係を決める関数である。表示倍率Aは前述した様に求める。関数fには単調増加関数または単調減少関数(例えば一次関数)が用いられる。関数fを単調増加関数にした場合は、表示倍率Aが高いほど、マウス109の移動速度Vmに対するカーソル203の移動速度Vcの割合(係数R)が大きくなる(例えば、表示倍率が高い場合の特性がG100、表示倍率が低い場合の特性がG102。)。逆に、関数fを単調減少関数にした場合は、表示倍率Aが高いほど、マウス109の移動速度Vmに対するカーソル203の移動速度Vcの割合(係数R)が小さくなる(例えば、表示倍率が低い場合の特性がG100、表示倍率が高い場合の特性がG102となる)。
また、マウス109の移動速度とカーソル203の移動速度の関係が図9(b)に示す特性をもつ場合は、ステップST102において、図9(b)のG110,G111,G112のように、表示倍率に応じて特性を切り換えるとよい。この制御は、例えば、カーソル203の移動速度Vcを下記式により決めることで実現できる。
Vc=R×g(Vm) ・・・式3)
R=f(A)
ここで、Vmはマウス109で指示された移動速度、Rはマウス109の移動速度Vmに対するカーソル203の移動速度Vcの割合を決める係数、Aは表示倍率である。また、gはマウス109の移動速度Vmとカーソル203の移動速度Vcの関係(特性)を決める関数、fは表示倍率Aと係数Rの関係を決める関数である。関数gには下に凸の増加関数(例えばn次関数(n>1))が用いられる。関数fには単調増加関数または単調減少関数(例えば一次関数)が用いられる。このときも、関数fを単調増加関数にすると、表示倍率Aが高くなるほど、マウス109の移動速度Vmに対するカーソル203の移動速度Vcの割合が大きくなる。また、関数fを単調減少関数にすると、表示倍率Aが高くなるほど、マウス109の移動速度Vmに対するカーソル203の移動速度Vcの割合が小さくなる。
関数f(つまり、表示倍率Aに対する係数Rの変化の仕方)が異なる複数の動作モードを用意しておき、観察者が動作モードを選択できるようにすると好適である。例えば、観察者が画像中の関心領域を拡大表示し、マウス109を使って画像上にマーキング等を行う場合には、表示倍率の高い画像上でのカーソル203の細やかな移動が求められる。このような場合は、表示倍率が高い場合にG102やG112の特性、表示倍率が低い場合にG100やG110の特性となるような動作モードを選ぶとよい。その結果、表示倍率が高いほどカーソル203の移動速度が遅くなるので、カーソル203を所望の位置に移動する動作が容易になる。一方、従来の光学顕微鏡の使用に慣れている観察者においては、逆に、表示倍率が高い場合にG100やG110の特性、表示倍率が低い場合にG10
2やG112の特性となるような動作モードを選ぶとよい。その結果、表示倍率が高いほどカーソル203の移動速度が速くなるので、実際の光学顕微鏡の操作の経験から表示倍率が容易に推測しやすくなる。
図9(a)、図9(b)では、特性が3段階に変化する例を示したが、より多くの特性を用意し、表示倍率によって連続的に前記特性を変化させると、表示倍率の切り替えに伴うカーソル203の移動における違和感を少なくすることができる。また、本発明の第1の実施形態の説明では図9(a)、図9(b)に示した様に、オペレーティングシステムが指定しているG100、G110の特性に対して、下方の特性を追加した例を示したが、上方の特性を追加しても良い。この場合、カーソル203の移動速度が設計最高速度を超えない様に制限すると良い。また、これらの特性の内、マウス109の移動速度が小さい時にカーソル203の移動速度がより小さくなる特性の方が、観察者にとってカーソル203の移動が行いやすく好ましい。すなわち、ビューアにおいてG100〜G102の特性よりG110〜G112の特性(下に凸の特性)を用いた方がより観察者にとって好ましい。
なお、ビューアの実行を終了する際(または非アクティブにした場合)、コンピュータ1のオペレーティングシステムによって実現されているデフォルトの特性(例えばG100の特性やG110の特性)に戻すと好適である。これにより、ビューアの実行に伴いマウス109の移動速度に対するカーソル203の移動速度の割合が変化した場合でも、他のアプリケーションを操作する際には、カーソル203の移動速度がオペレーティングシステムが指定している通常の速度に戻る。
以上述べたように、本実施形態のカーソル制御方法によれば、画像の表示倍率に応じてその画像上でのカーソル203の移動速度を変化させるようにしたので、表示倍率を切り換えながら画像を観察する際の利便性及び操作性を向上することができる。例えば、表示倍率が高くなるほどカーソル203の移動速度が遅くなるように制御することで、拡大表示した画像上で、注視した部分へカーソル位置を正確に合わせる、といった細やかな操作が容易になる。逆に、表示倍率が高くなるほどカーソル203の移動速度が速くなるように制御すれば、観察者は、ポインティングデバイスの操作に対するカーソル203の反応速度から、現在の表示倍率を容易に推測できるようになる効果がある。
(第2の実施形態)
図9(a)、図9(b)のG101、G102、G111、G112の特性を選択した場合、カーソル203の移動速度が抑制されるので、カーソル203を大きな距離移動させるためにマウス109の移動操作が多く必要になる。すなわち、第1の実施形態の方法では、カーソル203を大きく移動させたいときに、表示倍率によっては観察者の操作効率が低下する可能性がある。本発明の第2の実施形態は、この問題を解決する実施形態である。
本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は第1の実施形態と同じ動作環境(図4)、同じフロー(図1)で実行できる。そのため、これらの説明は省略する。第2の実施形態は、ステップST102で用いる特性が第1の実施形態と異なる。
マウス109の移動速度からカーソル203の移動速度を算出する処理を図10(a)〜図10(d)に基づいて説明する。図10(a)〜図10(d)は、図9(a)、図9(b)同様、マウス109の移動速度対カーソル203の移動速度の例を示す図である。横軸はマウス109の移動速度、縦軸はカーソル203の移動速度であり、マウス109の移動速度、カーソル203の移動速度は設計最高速度で正規化してある。図10(a)〜図10(d)において、G100、G110は前述したビューアが動作するコンピュー
タ1のオペレーティングシステムによって実現されている特性である。
図10(a)は、デフォルトの特性G100ではマウス109の移動速度とカーソル203の移動速度が比例関係にあり、表示倍率に応じて、G103、G104に示すように特性を切り換える例である。また図10(c)は、デフォルトの特性G110ではマウス109の移動速度とカーソル203の移動速度の関係が下に凸の増加関数であり、表示倍率に応じて、G113、G114に示すように特性を切り換える例である。つまり、これらの制御では、カーソル203の移動速度を通常の移動速度(デフォルトの特性)に比べて抑制しつつも、マウス109の移動速度が最大値の場合にはカーソル203の移動速度を通常の移動速度と同じ値に維持する。
図10(b)は、デフォルトの特性G100ではマウス109の移動速度とカーソル203の移動速度が比例関係にあり、表示倍率に応じて、G105、G106に示すように特性を切り換える例である。また図10(d)は、デフォルトの特性G110ではマウス109の移動速度とカーソル203の移動速度の関係が下に凸の増加関数であり、表示倍率に応じて、G115、G116に示すように特性を切り換える例である。つまり、これらの制御では、マウス109の移動速度が閾値Vtより小さい場合はカーソル203の移動速度を通常の移動速度より低下させるが、マウス109の移動速度がVt以上の場合はカーソル203の移動速度を通常の移動速度に等しくする。閾値Vtは任意であるが、例えば設計最高速度の約60%〜100%の値に設定するとよい。なお、図10(a)、図10(c)は、閾値Vtが設計最高速度の100%の値に設定された例ととらえることもできる。
図10(a)〜図10(d)のような特性にしたがってカーソル203の移動速度を決定すれば、マウス109の移動速度が速い場合は、カーソル203が通常の移動速度(デフォルトの特性の場合の移動速度)と同じかほぼ同等の速度で移動する。よって、表示倍率にかかわらず、マウス109を速く動かすことでカーソル203を速く(つまり大きな距離)移動させることができるので、第1の実施形態に比べてより効率的な操作が可能となる。
第1の実施形態と同様、複数の動作モードを用意しておき、観察者が動作モードを選択できるようにすると好適である。例えば、観察者が画像中の関心領域を拡大表示し、マウス109を使って画像上にマーキング等を行う場合には、表示倍率の高い画像上でのカーソル203の細やかな移動が求められる。このような場合は、表示倍率が高い場合にG104やG114やG106やG116の特性、表示倍率が低い場合にG100やG110の特性となるような動作モードを選ぶとよい。その結果、表示倍率が高いほどカーソル203の移動速度が遅くなるので、カーソル203を所望の位置に移動する動作が容易になる効果が生まれる。一方、従来の光学顕微鏡の使用に慣れている観察者においては、逆に、表示倍率が高い場合にG100やG110の特性、表示倍率が低い場合にG104やG114やG106やG116の特性となるような動作モードを選ぶとよい。その結果、表示倍率が高いほどカーソル203の移動速度が速くなるので、実際の光学顕微鏡の操作の経験から表示倍率が容易に推測しやすくなる効果が生まれる。
図10(a)〜図10(d)では、特性が3段階に変化する例を示したが、より多くの特性を用意し、表示倍率によって連続的に前記特性を変化させると、表示倍率の切り替えに伴うカーソル203の移動における違和感を少なくすることができる。
第1の実施形態で説明した様に、ビューアの実行を終了する際(または非アクティブにした場合)、コンピュータ1のオペレーティングシステムによって実現されているデフォルトの特性(例えばG100の特性やG110の特性)に戻すと好適である。さらに、図
10(a)〜図10(d)にはオペレーティングシステムが指定しているG100、G110の特性に対して、下方の特性を追加した例を示したが、上方の特性を追加しても良い。また図10(a)、図10(b)では、G103、G104、G105、G106の特性が傾きを変えた2つの一次関数の組み合わせで表されているが、傾きを3段階以上変えてもよいし、傾きの変化点も自由に設定してよい。またこれらの特性は単調増加関数であれば曲線で表される特性であってもよい。同様に、図10(c)、図10(d)のG113、G114、G115、G116の特性も下に凸の単調増加関数であればどのような特性であってもよい。また、閾値Vt以上の場合の特性はデフォルト特性と完全に一致している必要はなく、少なくとも閾値Vt以上の場合のカーソル203の移動速度が通常の移動速度(デフォルト特性の場合の速度)に比べて実質的に低下しなければよい。
以上述べたように、第2の実施形態のカーソル制御方法では、マウス109の移動速度が所定の閾値以上の場合又は最大値の場合には、画像の表示倍率にかかわらず、カーソル203の移動速度が通常の移動速度に比べて低下しないように制御する。その結果、第1の実施形態の効果に加え、カーソル203の大きな距離の移動をマウス109の少ない移動操作により行うことができ、操作効率を向上できるという効果が得られる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態の動作について、図7に基づいて説明する。図7は、本発明の第3の実施形態のビューアが動作した表示装置を模式化して示した図である。図7において、図5で説明した符号の説明は省略する。図7において203aと203bは時間的に異なるカーソルの位置を示している。すなわち、ある時刻では、ビューアのアプリケーションウィンドウ201の外にカーソル203aがあり、別のある時刻にはアプリケーションウィンドウ201の上にカーソル203bがある。
本発明の第3の実施形態は、カーソル203aの位置の場合、表示倍率に応じたカーソル制御を行わない(カーソルの移動速度は通常の速度のまま)。一方、カーソル203bの位置の場合、第1のあるいは第2の実施形態のカーソル制御を行うものである。すなわち、複数のアプリケーションを実行可能なマルチタスクコンピュータにおいて、ビューアを操作する場合は画像の表示倍率に応じたカーソル制御が行われ、ビューア以外のアプリケーションを操作する場合にはカーソルの移動速度がデフォルトに戻る。よって、ビューア以外のアプリケーションに対しては、観察者にとって違和感のないマウス109の操作が可能となる。
次に本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は第1、第2の実施形態と同じ動作環境(図4)で実行できる。そのため、これらの説明は省略する。本発明の第3の実施形態による表示倍率に応じてカーソル203の速度を制御する方法について、図2に基づいて説明する。図2は本発明の第3の実施形態のカーソル203の制御を示すフローチャートである。
初めに、CPU101はビューアの表示ウィンドウに表示されている画像の表示倍率を読み込む(ステップST100)。次に、CPU101はマウス109の移動量を例えば一定時間間隔で読み込む。そして、CPU101は、一定時間当たりの移動量から、マウス109の移動速度を算出する(ステップST101)。次に、CPU101は、カーソル203の位置を読み込む(ステップST110)。そして、CPU101は、カーソル203の位置がビューアのアプリケーションウィンドウ201の内側かどうかを判断する(ステップST111)。もし、カーソル203の位置がビューアのアプリケーションウィンドウ201の内側であれば、ステップST102、ステップST103に進み、第1の実施形態や第2の実施形態で示した方法でカーソル203の移動速度を制御する。カーソル203の位置がビューアのアプリケーションウィンドウ201の内側でなければ、ス
テップST112、ステップST103に進み、カーソル203の移動速度の制御を行わず通常の移動速度でカーソル203を移動する。
以上述べたように、第3の実施形態では、画像の表示倍率に応じたカーソル制御をビューアのアプリケーションウィンドウ内にカーソル203が表示されている場合にのみ実行し、それ以外の場合はカーソルが通常動作(デフォルト動作)を行うようにした。その結果、観察者がビューア上でカーソル203を移動させている場合には、第1、第2の実施形態で示した効果を得ることができる。その一方で、ビューア以外のアプリケーションをマウス109で操作する場合には、カーソル203が通常の移動速度で動作するので、観察者にとって違和感のないマウス109の操作が可能となる効果がある。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態について説明する。
本発明の第4の実施形態の動作について、図8に基づいて説明する。図8は、本発明の第4の実施形態のビューアが動作した表示装置を模式化して示した図である。図8において、図5で説明した符号の説明は省略する。ビューアのアプリケーションウィンドウ201の中に2つの表示ウィンドウ202,204があり、表示ウィンドウ202には表示ウィンドウ204よりも表示倍率の高い画像が表示されている。図8において、203dと203cは時間的に異なるカーソルの位置を示している。すなわち、ある時刻には表示ウィンドウ202内にカーソル203cがあり、別のある時刻には表示ウィンドウ204内にカーソル203dがある。
本発明の第4の実施形態は、カーソルが表示ウィンドウ202又は204の内側にある場合はその表示ウィンドウの表示倍率に応じたカーソル制御を行い、カーソルが表示ウィンドウの内側に無い場合はカーソル制御を行わないというものである。このようにカーソル203の制御を行うことにより、表示倍率の異なった複数の表示ウィンドウを設けたビューアであっても、カーソル203の移動速度の制御は表示ウィンドウの表示倍率に応じて行える。よって表示ウィンドウ毎に、第1、第2の実施形態で示した効果が得られる。また、表示ウィンドウの外側の位置にカーソル203がある場合においては、カーソル203の移動速度がデフォルトに戻るので、観察者にとって違和感のないマウス109の操作が可能となる。
次に本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は第1、第2、第3の実施形態と同じ動作環境(図4)で実行できる。そのため、これらの説明は省略する。本発明の第4の実施形態による表示倍率に応じてカーソル203の速度を制御する方法について、図3に基づいて説明する。図3は本発明の第4の実施形態のカーソル203の制御を示すフローチャートである。
初めに、CPU101はビューアのアプリケーションウィンドウ201内に開いているすべての表示ウィンドウ202、204の表示倍率を読み込む(ステップST120)。次に、CPU101はマウス109の移動量を例えば一定時間間隔で読み込む。そして、CPU101は、一定時間当たりの移動量から、マウス109の移動速度を算出する(ステップST101)。そして、CPU101は、カーソル203の位置を読み込む(ステップST110)。次に、CPU101は、カーソル203の位置がビューアのいずれかの表示ウィンドウの内側かどうかを判断する(ステップST121)。もし、カーソル203の位置がいずれかの表示ウィンドウの内側であれば、ステップST102、ステップST103に進み、第1の実施形態や第2の実施形態で示した方法で移動を制御する。このとき、カーソル203が含まれている表示ウィンドウの表示倍率に応じたカーソル制御が行われる。カーソル203の位置が表示ウィンドウの内側で無ければ、ステップST112、ステップST103に進み、カーソル203の移動速度の制御を行わず通常の移動
速度でカーソル203を移動する。
以上述べたように、第4の実施形態では、表示ウィンドウ内にカーソル203がある場合にのみ画像の表示倍率に応じたカーソル制御を実行し、それ以外の場合はカーソル203が通常動作(デフォルト動作)を行うようにした。その結果、観察者がビューアに表示された画像上でカーソル203を移動させている場合には、第1、第2の実施形態で示した効果を得ることができる。その一方で、表示ウィンドウ以外の領域をマウス109で操作する場合には、カーソル203が通常の移動速度で動作するので、観察者にとって違和感のないマウス109の操作が可能となる効果がある。さらに、表示ウィンドウが複数ある場合は、それぞれの表示ウィンドウの表示倍率に対応してカーソル203の移動速度が制御されるので、利便性及び操作性を一層向上することができる。
本発明は、バーチャルマイクロスコープと言われるディジタル顕微鏡システムに好適に適用可能である。それ以外にも、本発明は、表示倍率を切り換えて画像を表示可能なビューアに好適に適用可能である。
1:コンピュータ、2:表示装置、109:マウス(ポインティングデバイス)、200:表示画面、202:表示ウィンドウ、203:カーソル

Claims (9)

  1. 表示装置とポインティングデバイスとを有するコンピュータが、前記ポインティングデバイスからの入力に基づき前記表示装置の表示画面上のカーソルの移動を制御するカーソル制御方法であって、
    前記コンピュータが、ビューアプログラムによって、画像を指定の表示倍率で前記表示画面上の表示ウィンドウ内に表示するステップと、
    前記コンピュータが、前記ポインティングデバイスからの入力に基づき前記カーソルを移動させる際に、前記表示ウィンドウに表示されている画像の表示倍率に応じて、前記ポインティングデバイスで指示された移動速度に対する前記カーソルの移動速度の割合が変わるように、前記カーソルの移動速度を算出するステップと、
    を含み、
    前記カーソルの移動速度を算出するステップでは、前記ポインティングデバイスで指示された移動速度が閾値以上の場合、又は、最大値の場合は、前記画像の表示倍率にかかわらず、前記カーソルの移動速度が通常の移動速度に比べて低下しないように、前記カーソルの移動速度が算出される
    ことを特徴とするカーソル制御方法。
  2. 前記カーソルの移動速度を算出するステップでは、前記画像の表示倍率が高いほど、前記ポインティングデバイスで指示された移動速度に対する前記カーソルの移動速度の割合を小さくする
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーソル制御方法。
  3. 前記カーソルの移動速度を算出するステップでは、前記画像の表示倍率が高いほど、前記ポインティングデバイスで指示された移動速度に対する前記カーソルの移動速度の割合を大きくする
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーソル制御方法。
  4. 前記ポインティングデバイスで指示された移動速度と前記カーソルの移動速度の関係は、下に凸の増加関数で表される
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のカーソル制御方法。
  5. 前記コンピュータが、前記表示ウィンドウが含まれている前記ビューアプログラムのアプリケーションウィンドウ内に、前記カーソルの位置が含まれているかどうかを判断するステップをさらに含んでおり、
    前記画像の表示倍率に応じて、前記ポインティングデバイスで指示された移動速度に対する前記カーソルの移動速度の割合が変わるように、前記カーソルの移動速度を算出する処理は、前記アプリケーションウィンドウ内に前記カーソルの位置が含まれている場合にのみ実行される
    ことを特徴とする請求項1〜のうちいずれか1項に記載のカーソル制御方法。
  6. 前記コンピュータが、前記表示ウィンドウ内に、前記カーソルの位置が含まれているかどうかを判断するステップをさらに含んでおり、
    前記画像の表示倍率に応じて、前記ポインティングデバイスで指示された移動速度に対する前記カーソルの移動速度の割合が変わるように、前記カーソルの移動速度を算出する処理は、前記表示ウィンドウ内に前記カーソルの位置が含まれている場合にのみ実行される
    ことを特徴とする請求項1〜のうちいずれか1項に記載のカーソル制御方法。
  7. 表示倍率の異なる複数の表示ウィンドウが表示されている場合に、前記カーソルの移動速度を算出するステップでは、前記カーソルが含まれている表示ウィンドウの表示倍率に応じて前記カーソルの移動速度が算出される
    ことを特徴とする請求項に記載のカーソル制御方法。
  8. 請求項1〜のうちいずれか1項に記載のカーソル制御方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  9. 画像を観察するための画像観察装置であって、
    表示装置の表示画面上に、指定の表示倍率で画像を表示する表示ウィンドウを出力する手段と、
    前記表示画面上のカーソルの移動を指示するためのポインティングデバイスと、
    前記ポインティングデバイスからの入力に基づき前記カーソルを移動させる際に、前記表示ウィンドウに表示されている画像の表示倍率に応じて、前記ポインティングデバイスで指示された移動速度に対する前記カーソルの移動速度の割合が変わるように、前記カーソルの移動速度を算出する算出手段と、
    前記算出手段で算出された移動速度にしたがって前記表示画面上のカーソルを移動させる手段と、
    を有し、
    前記算出手段は、前記ポインティングデバイスで指示された移動速度が閾値以上の場合、又は、最大値の場合は、前記画像の表示倍率にかかわらず、前記カーソルの移動速度が通常の移動速度に比べて低下しないように、前記カーソルの移動速度を算出する
    ことを特徴とする画像観察装置。
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