JP5881361B2 - 警備システム - Google Patents
警備システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5881361B2 JP5881361B2 JP2011218072A JP2011218072A JP5881361B2 JP 5881361 B2 JP5881361 B2 JP 5881361B2 JP 2011218072 A JP2011218072 A JP 2011218072A JP 2011218072 A JP2011218072 A JP 2011218072A JP 5881361 B2 JP5881361 B2 JP 5881361B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- person
- area
- monitoring area
- entrance
- monitoring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 claims description 254
- 230000009471 action Effects 0.000 claims description 62
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 62
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims description 34
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 60
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 38
- 238000000034 method Methods 0.000 description 33
- 101100545272 Caenorhabditis elegans zif-1 gene Proteins 0.000 description 29
- 230000008569 process Effects 0.000 description 26
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 19
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 12
- 230000008859 change Effects 0.000 description 11
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 8
- 230000006399 behavior Effects 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 230000004044 response Effects 0.000 description 4
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 230000009545 invasion Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 235000014676 Phragmites communis Nutrition 0.000 description 1
- 230000003044 adaptive effect Effects 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000009933 burial Methods 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 238000007373 indentation Methods 0.000 description 1
- 238000012804 iterative process Methods 0.000 description 1
- 238000012806 monitoring device Methods 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 1
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 description 1
- 238000002366 time-of-flight method Methods 0.000 description 1
- 208000008918 voyeurism Diseases 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Burglar Alarm Systems (AREA)
- Alarm Systems (AREA)
Description
そこで、ユーザの利便性を高めるために、ユーザに無線タグを持たせ、センサが監視エリア内への侵入者を検知した場合であっても、無線タグを検知していればその侵入者はユーザであると認識して、侵入異常と判定しないようにする警備システムが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
家屋の庭を監視エリアとする場合、家屋の庭を可能な限り広範囲に監視できるように、一般に、センサは家屋の壁に設置される。一方、戸建家屋は入口付近が壁に対してくぼんだ形状をしている場合がある。しかし、センサの監視範囲は建物の壁で遮られるため、その場合、家屋の入口付近がセンサの死角となって監視エリアに含まれなくなる。このような家屋の庭を監視エリアとして、上記の警備システムを運用した場合、建物に入退館する人物は建物入口前にあるセンサの死角となるエリアを通過するため、建物に入退館する人物が不審者か否かを的確に判断することは難しい。
この警備システム1は、監視エリア100内に存在する人物が許可者か非許可者かを判別するとともに、人物の位置を人物毎に追跡する。そして、許可者が監視エリア100から非監視エリア112に進入し、その後の一定時間内に建物110へ進入した場合は、当該進入は不審者による侵入行為ではなく利用者による入館行為と判定する。このようにして、警備システムは、建物の周囲に設定された監視エリアに建物入口が含まれない場合でも、建物へ入館する利用者を不審者と区別して的確に判定できる。
また警備システム1には、ユーザなど、特定の人物が所持する無線タグ6が含まれる。無線タグ6は、センサ端末2と無線通信可能となっている。そして無線タグ6は、センサ端末2から質問信号を受信すると、内蔵するメモリに記憶された識別コード(以下、タグ識別コードと称する)を返信する。
なお、操作表示器5とは別に、通過行動の許可操作のみを行うための許可操作ボタンを設置し、その許可操作ボタンから通過行動の許可操作を行ってもよい。
なお、図1に示した例では、監視エリアは、敷地内のうちの建物の外周の一部領域のみに設定されているが、監視エリアは建物の外周全域に設定されていてもよい。
なお、センサ21は、レーザを水平及び垂直方向に2次元に走査し、走査方位と測定距離からなる3次元データを得るように構成してもよい。また、測距方法に関しては、公知の様々な方法を採用すればよく、例えば、位相差方式、三角測量方式などが利用できる。
タグリーダ22は、例えば、900MHz帯又は2.4GHz帯の周波数で無線タグ6と通信する。タグリーダ22は、信号の送出方向について指向性を有するアンテナを備える。タグリーダ22のアンテナとして、例えば、複数の小さいアンテナを備え、各アンテナから送出する電波の位相を調整して合成波の進行方向を制御するアダプティブアレイアンテナを利用することができる。タグリーダ22は、予め設定された検知範囲(例えば、180°)にわたって水平方向に所定の角度ステップ(例えば、5°単位)で、質問信号を送出する。そして、タグリーダ22は、質問信号に応答した無線タグ6から応答信号を受信すると、その応答信号を解析して、応答信号に含まれるタグ識別コードを抽出する。そして、タグリーダ22は、抽出したタグ識別コードを質問信号を送出した方位と対応付けたタグデータをセンサ処理部27へ通知する。なお、タグリーダ22は、一定の周期(例えば、200msec)で検知範囲全体を走査し、その周期毎にタグデータをセンサ処理部27へ通知する。
なお、タグリーダ22は、信号の受信方向について指向性を有するアンテナを備えてもよいし、送信及び受信方向の両方に指向性を有するアンテナを備えてもよい。また、タグリーダ22を三つ配置して三点測量方式を用いることにより無線タグ6の位置を特定することもできる。
例えば、記憶部26は、図1に示された監視エリア100の情報を、監視エリア100の左下の角の位置を原点とする2次元座標系で表されたマップ情報として保有する。監視エリア100は、外辺の座標により敷地外エリアとの境界が規定され、内辺の座標により建物及び予報ラインとの境界が規定される。そして、外辺で囲まれた領域のうち、建物及び予報ラインとの境界となる内辺で囲まれた領域を除いた領域を、監視エリア100の範囲とする。
また、入場エリア101、常監視エリア102など、各部分エリアの範囲を表す情報は、それら部分エリアの境界線で囲まれた領域として規定する。また、敷地入口120の位置は、監視エリア100を示すマップ上で、敷地入口120と隣接する所定幅の領域として規定し、同様に、建物の入口111の位置は入口111と隣接する一定幅の領域として規定し、予報ライン113の位置は非監視エリア112と隣接する一定幅の領域として規定する。
さらに、記憶部26は、センサ処理部27が、監視エリア内で検知した人物とタグリーダ22により検知されたタグ識別コードとを対応付けるために必要な情報として、タグリーダ22の検知範囲の基準方向(例えば、検知範囲の中心方向)、ユーザが持つ予め登録された無線タグ6のタグ識別コード(以下、ユーザ識別コードと称する)などを記憶する。
さらに、記憶部26は、センサ端末2の識別コードを記憶する。そして、記憶部26は、記憶されている情報及びプログラムをセンサ処理部27へ出力する。あるいは、記憶部26は、センサ処理部27から受け取った情報を記憶する。
現走査における着目人物と1走査前に検知された何れかの人物が同一人物と判定された場合、同一人物判定手段272は、その同一人物と判定された人物に1走査前に割り当てられていた人識別コードをその着目人物に割り当てる。一方、現走査における着目人物と1走査前に検知された何れの人物とも同一人物と判定されなかった場合、同一人物判定手段272は、着目人物は監視エリアに新たに進入した人物と判定し、新たな人識別コードを着目人物に割り当てる。
権限識別手段273は、移動体検出手段271が人物を検出したときにタグリーダ22からタグデータを受信したか否かを判定する。そして、タグデータを受信していない場合、着目人物は無線タグ6と対応しないと判別し、タグデータを受信している場合、さらに、受信したタグ識別コードが記憶部26に予め登録されたユーザ識別コードの何れかと一致するか否かを判定する。そして、何れのユーザ識別コードとも一致しない場合、着目人物は無線タグ6と対応しないと判別し、何れかのユーザ識別コードと一致する場合、さらに、着目人物の代表測距データの走査方位と、そのタグデータにおける方位の差が所定値(例えば、5°)以下であるか否かを判定する。そして、着目人物の代表測距データの走査方位と、そのタグデータにおける方位の差が所定値以下である場合、着目人物は無線タグ6と対応すると判別する。
なお、権限識別手段273は、着目人物の代表測距データの走査方位と、そのタグデータにおける方位の差が所定値以下であるか否かを判定するのではなく、タグデータにおける方位が着目人物についての距離変化方向群の範囲内にあるか否かを判定することにより、着目人物が無線タグ6と対応するか否かを判別してもよい。
そして宅内通信部41は、監視処理部45より出力された制御信号、音声データなどをセンサ端末2へ送信する。また宅内通信部41は、センサ端末2が検出した人物についての人識別コード、時刻情報、位置情報、タグリンク情報、タグ識別コード、または画像信号などをセンサ端末2から受信し、監視処理部45へ渡す。
さらに、記憶部44は、監視端末4と接続された各センサ端末2の識別コード、各入口センサ3の識別コード、監視エリア内における各センサ端末2の設置位置を表す座標などを記憶する。
さらに記憶部44は、監視エリア内で検知された人物が存在する場合、その人物について設定された追跡データを記憶する。なお、追跡データの詳細については後述する。
さらに、記憶部44は、各センサ端末2から受信した画像を記憶してもよい。そして記憶部44は、記憶されている情報及びプログラムを監視処理部45へ出力する。あるいは、記憶部44は、監視処理部45から受け取った情報を記憶する。
図6に追跡データの例を示す。図6に示すように、追跡データは、人識別コード601毎に管理され、時刻602、位置(エリア)603、タグリンク情報604、タグ識別コード605、許可フラグ606及びイベント情報607が含まれる。なお、便宜上、図6の各欄においてその内容を表す文言が示されているが、実際には、その文言に対応するコードが記憶部44に記憶されている。
位置追跡手段451は、新たに受信した人識別コードが既に追跡データに記録されている場合、受信した時刻情報、位置情報、タグリンク情報、タグ識別コードを、それぞれその人識別コードにおける直前の情報が記録された行の次の行の時刻602、位置603、タグリンク情報604、タグ識別コード605の欄に記録する。一方、位置追跡手段451は、新たに受信した人識別コードがまだ追跡データに記録されていない場合、その人識別コードを追跡データに新たに追加し、受信した時刻情報、位置情報、タグリンク情報、タグ識別コードを、それぞれ追加した人識別コードの先頭行の時刻602、位置603、タグリンク情報604、タグ識別コード605の欄に記録する。
イベント検出手段452は、図6に示す追跡データに新たな人識別コードが追加され、そのときの人物の位置603が敷地外エリアとの境界の近傍である場合、入場イベントが発生したと判断する。
このように、敷地入口から入ってきた人物を不審者と判定する判定基準を敷地入口以外から入ってきた人物を不審者と判定する判定基準より厳格にすることで、配達者、訪問者など、無線タグ6を所持しない人物が正当な事情により敷地入口から入ってきた場合に、そのような人物を不審者と判定することによる誤報の発生を防止できる。一方で、敷地入口から入ってきた無線タグを所持しない明らかな不審者を早期検出、通報することができる。
判定手段453は、入場イベントの発生が検出されると、追跡データにおけるタグリンク情報がリンク有かリンク無かにより、監視エリア内に新たに進入した人物が許可者であるか否かを判定する(ステップS801)。その人物が許可者である場合、判定手段453は、その人物の入場エリア内への進入を許可し(ステップS802)、一連のステップを終了する。一方、その人物が非許可者である場合、判定手段453は、追跡データにおけるその人物の位置が敷地入口の近傍か否かにより、その人物が敷地入口から進入したか否かを判定する(ステップS803)。
その人物が敷地入口以外から進入している場合、判定手段453は、その人物を不審者と判定し、監視エリア内への侵入があったことを表す外周侵入異常を、操作表示器5を介して建物内に在室するユーザに通知するとともに、監視センタ装置7へ通報し(ステップS804)、一連のステップを終了する。なお、このとき、判定手段453は、警告メッセージの音声データをセンサ端末2へ送信して、スピーカ25から出力させてもよい。また、不審者と判定した人物が、さらに建物内へ侵入するおそれもあるため、監視処理部45は、その不審者を継続して追跡する。
一方、その人物が敷地入口から進入している場合、判定手段453は、その人物が不審者か否かの判定を保留し、追跡データにおいてその人物の許可フラグをONに設定して入場エリア内への進入を一時許可する(ステップS805)。この場合、判定手段453は、入場エリアへの進入を一時許可した非許可者を継続して追跡する。そのために、判定手段453は、許可時間T1が経過した後にその人物が入場エリア内に残っているか否かを確認するためのタイマを起動し(ステップS806)、一連のステップを終了する。この許可時間T1の計時は、敷地入口から進入した人物ごとに行う。
イベント検出手段452は、図6に示す追跡データに記録された人物についての情報がセンサ端末2から一定期間連続して通知されず、その人物の最後の位置603が敷地外との境界の近傍である場合、退場イベントが発生したと判断する。この一定期間は、例えば、センサ端末2のセンサ21における1走査、あるいは複数走査に相当する期間とすることができる。
イベント検出手段452は、図6に示す追跡データの許可フラグ606がONに設定された人物について計時中のタイマが許可時間T1を計時完了したとき、その人物について滞留イベントが発生したと判断する。
イベント検出手段452は、図6に示す追跡データにおいて、位置603が入場エリア内の位置から常監視エリア内の位置に変化した人物がいる場合、移動イベントが発生したと判断する。
イベント検出手段452は、図6に示す追跡データに記録されている人物についての情報がセンサ端末2から一定期間連続して通知されず、その人物の最後の位置603が建物との境界の近傍、または予報ラインの近傍である場合、入館判定イベントが発生したと判断する。この一定期間は、例えば、センサ端末2のセンサ21における1走査、あるいは複数走査に相当する期間とすることができる。
判定手段453は、許可者が建物内に進入した場合、特に処理を行わない。一方、非許可者が建物内に進入した場合、その人物を空き巣等の目的で不正に建物に侵入した不審者と判定し、建物内への侵入があったことを表す建物侵入異常を操作表示器5を介して建物内に在室するユーザに通知するとともに、監視センタ装置7へ通報する。
判定手段453は、許可時間T3内に入口センサ3から通過行動の検知信号を受信した場合、その時点で、その通過行動を行った人物は非監視エリアに進入した非許可者であり、不審者であると判定する。このように、本実施形態においては、許可時間T3は、その通過行動が非監視エリアに移動した非許可者によるものと推定される時間(第2の通過期間)としても併用される。なお、滞留許可期間としてのT3と第2の通過期間としてのT3とを個別に設定してもよい。
なお、判定手段453は、非監視エリアも含めてその非許可者の滞在時間を制限するように、その非許可者が最初に入場エリアへ進入した時点から現在までの時間を継続して計時し、その時間が許可時間T1を越えたときにその非許可者を不審者と判定してもよい。あるいは、追跡を再開してから新たに入場エリア内に滞在している時間を計時しなおしてもよい。
判定手段453は、入館判定イベントの発生が検出されると、追跡データにおけるその人物の最後の位置が予報ラインの近傍か否かにより、判定対象の人物が予報ラインから移動したか否かを判定する(ステップS901)。
その人物が予報ラインの近傍以外から移動している場合、つまりその人物が建物へ進入している場合、判定手段453は、追跡データにおけるタグリンク情報がリンク有かリンク無かにより、その人物が許可者であるか否かを判定する(ステップS902)。その人物が許可者である場合、判定手段453は、許可者により正常に入館されたと判定し、一連のステップを終了する。一方、その人物が非許可者である場合、判定手段453は、その人物を不審者と判定し、建物侵入異常を操作表示器5を介して建物内に在室するユーザに通知するとともに、監視センタ装置7へ通報し(ステップS903)、一連のステップを終了する。
その人物が許可者である場合、判定手段453は、建物への進入を一時許可設定し、許可時間T2を計時するためのタイマを起動する(ステップS905)。次に、判定手段453は、入口センサ3から通過行動の検知信号を受信したか否かを判定する(ステップS906)。入口センサ3から通過行動の検知信号を受信した場合、判定手段453は、通過行動を行った人物は許可者であり、不審者でないと判定し(ステップS907)、一連のステップを終了する。
一方、入口センサ3から通過行動の検知信号を受信していない場合、判定手段453は、判定対象の人物と同一の無線タグを持った許可者、すなわち同一のタグ識別コードと対応付けされたタグリンク有の人物が、新たに予報ラインの近傍に出現したか否かにより、予報ラインから監視エリアに許可者が戻ったか否かを判定する(ステップS908)。予報ラインから監視エリアに戻った許可者が存在する場合、人物の位置の追跡を再開する(ステップS909)。一方、許可者が監視エリアに戻っていない場合、判定手段453は、ステップS905でタイマを起動してから許可時間T2が経過したか否かを判定し(ステップS910)、許可時間T2が経過していなければ処理をステップS906へ戻す。ステップS905でタイマを起動してから許可時間T2が経過した場合、またはステップS909で人物の位置の追跡を再開した場合、判定手段453は、建物への進入の一時許可設定をクリアし(ステップS911)、一連のステップを終了する。
一方、予報ラインから監視エリアへ進入した許可者が存在しない場合、判定手段453は、ステップS912でタイマを起動してから許可時間T3が経過したか否かを判定し(ステップS917)、許可時間T3が経過していなければ処理をステップS913へ戻す。ステップS912でタイマを起動してから許可時間T3が経過した場合、判定手段453は、その人物を監視エリアへ侵入した不審者と判定する。従って、判定手段453は、不審者による監視エリアへの侵入異常が発生したと判定して、外周侵入異常を操作表示器5を介して建物内に在室するユーザに通知するとともに、監視センタ装置7へ通報し(ステップS918)、一連のステップを終了する。
イベント検出手段452は、図6に示す追跡データに新たに人識別コードが追加され、そのときの人物の位置603が屋内エリアとの境界の近傍である場合、または予報ラインの近傍である場合、退館イベントが発生したと判断する。ただし、図9に示すフローチャートのステップS909、S916で人物の位置の追跡を再開した場合は退館イベントが発生したと判断しない。
イベント検出手段452は、入口センサ3から通過行動の検知信号を受信した場合、入口通過イベントが発生したと判断する。
また、判定手段453は、通過行動が検知されてから遅延時間T4が経過するまでに許可操作が行われ、操作表示器5から許可操作信号を受信した場合、通過行動を行った人物は利用者により許可された訪問者であり、その人物を不審者でないと判定する。
なお、通過行動が検知された場合であっても、上述した入館判定イベントに対する判定処理にて、許可時間T2又はT3を計時中のときは、入館判定イベントでの判定を優先し、入口通過イベントに対する判定では建物侵入異常を判定しない。具体的には、図9のフローチャートにおいて、S905〜S910、又はS912〜S917の反復処理を行っている間に通過行動を検知した場合は、S907、又はS914の処理が優先される。
判定手段453は、入口通過イベントの発生が検出されると、入館判定イベントで許可時間T2またはT3を計時しているか否か、つまり入館判定イベントで侵入異常の判定処理中か否かを判別する(ステップS1001)。そして、入館判定イベントで侵入異常の判定処理中の場合、入口通過イベントでは侵入異常の判定処理を実施せず、一連のステップを終了する。
一方、操作表示器5から許可操作信号を受信していない場合、判定手段453は、追跡データ内に、予報ラインの近傍に位置し、タグリンク情報がタグリンク有の人物が新たに追加されたか否かにより、予報ラインを越えて非監視エリアから監視エリアへ進入した許可者が存在するか否かを判定する(ステップS1005)。予報ラインを越えて監視エリアへ進入した許可者が存在する場合、判定手段453は、通過行動を行った人物は許可者であり、不審者でないと判定し(ステップS1006)、一連のステップを終了する。一方、予報ラインを越えて監視エリアへ進入した許可者が存在しない場合、判定手段453は、ステップS1002でタイマを起動してから遅延時間T4が経過したか否かを判定し(ステップS1007)、遅延時間T4が経過していなければ処理をステップS1003へ戻す。ステップS1002でタイマを起動してから遅延時間T4が経過した場合、判定手段453は、通過行動を行った人物を不審者と判定し、建物侵入異常を操作表示器5を介して建物内に在室するユーザに通知するとともに、監視センタ装置7へ通報し(ステップS1008)、一連のステップを終了する。
また、センサ端末は、カメラにより撮像された画像と、監視エリア内に人物がいない場合に撮影され、予め記憶部に記憶された背景画像との背景差分により、またはカメラにより順次撮像された複数の画像間のフレーム間差分により、画像上の変化領域を抽出することで、人物を検出してもよい。この場合、センサ端末は、その変化領域内の少なくとも一点の監視エリア内の位置から人物の測距データを求める。
逆に、監視端末が、各センサ端末のセンサ処理部における処理の一部を担うように構成されてもよい。例えば、監視端末の監視処理部が、監視エリア内にいる人物の位置を算出してもよいし、順次検知した人物が同一人物か否かの判定を行ってもよいし、その人物が許可者か非許可者かを判定してもよい。
あるいは、センサ端末と監視端末とを一つの装置で構成してもよい。
また、監視エリアは、戸建家屋の敷地に限らず、オフィス、工場の敷地等であってもよく、その場合、屋内エリアは、例えば、オフィスの一室、工場の建物となる。
このように、当業者は、本発明の範囲内で、実施される形態に合わせて様々な変更を行うことができる。
2 センサ端末
3 入口センサ
4 監視端末
5 操作表示器
6 無線タグ
7 監視センタ装置
21 センサ
22 タグリーダ
23 カメラ
24 記憶部
25 宅内通信部
26 スピーカ
27 センサ処理部
271 移動体検出手段
272 同一人物判定手段
271 権限識別手段
274 通知手段
41 宅内通信部
42 センタ通信部
43 入出力部
44 記憶部
45 監視処理部
451 位置追跡手段
452 イベント検出手段
453 判定手段
Claims (4)
- 進入規制区域の入口前の非監視エリアに外接して当該進入規制区域の外周に設定された監視エリアを有し、前記監視エリア内の人物を追跡して前記進入規制区域へ侵入する不審者を検出する警備システムであって、
前記監視エリアと前記非監視エリアの境界位置を記憶する記憶手段と、
前記監視エリアに存在する人物の位置を検知する検知手段と、
前記人物毎に位置を追跡し、前記境界位置にて消失した人物を前記非監視エリアへの進入人物として検出する追跡手段と、
前記人物の識別情報を取得する識別情報取得手段と、
前記検知手段により検知された人物毎に、予め登録された許可者であるか前記許可者でない非許可者であるかを前記識別情報に基づいて権限判定する権限識別手段と、
人物が前記進入規制区域の入口を通過する、又は通過しようとする通過行動を検知する通過検知手段と、
前記進入人物についての前記権限判定結果と、当該進入人物及び前記通過行動の検知タイミングとに基づいて、前記進入規制区域に対する侵入異常の有無を判定する判定手段と、
を有することを特徴とする警備システム。 - 前記判定手段は、前記通過行動が検知された場合に前記侵入異常と判定する手段であって、前記進入人物を検出してから所定の通過期間内に前記通過行動が検知され、かつ当該進入人物が許可者である場合は、前記侵入異常と判定せず当該通過行動を許容する、請求項1に記載の警備システム。
- 前記判定手段は、前記通過行動が検知され、所定の許可信号が入力されずに遅延時間が経過した場合に前記侵入異常と判定する手段であって、前記進入人物を検出してから第2の通過期間内に前記通過行動が検知され、かつ当該進入人物が非許可者である場合は、前記遅延時間を経ずに前記侵入異常と判定する、請求項1に記載の警備システム。
- 前記追跡手段は、前記境界位置に新たに出現した人物を前記非監視エリアから移動した退出人物として検出し、
前記判定手段は、前記非許可者である前記進入人物を検出してから所定の滞留許可期間内に、前記通過行動が検知されず、かつ前記非許可者である前記退出人物を検出しなかったときは、当該進入人物を不審者と認識して侵入異常と判定する、請求項2又は3に記載の警備システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011218072A JP5881361B2 (ja) | 2011-09-30 | 2011-09-30 | 警備システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011218072A JP5881361B2 (ja) | 2011-09-30 | 2011-09-30 | 警備システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013077258A JP2013077258A (ja) | 2013-04-25 |
JP5881361B2 true JP5881361B2 (ja) | 2016-03-09 |
Family
ID=48480649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011218072A Active JP5881361B2 (ja) | 2011-09-30 | 2011-09-30 | 警備システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5881361B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5719401B2 (ja) | 2013-04-02 | 2015-05-20 | 日本電信電話株式会社 | ブロックサイズ決定方法、映像符号化装置、及びプログラム |
JP6998293B2 (ja) * | 2018-12-11 | 2022-01-18 | 株式会社Lixil | 空間管理装置 |
EP4009297A4 (en) * | 2019-08-02 | 2022-09-14 | Sony Group Corporation | INFORMATION PROCESSING DEVICE, METHOD AND PROGRAM |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007141184A (ja) * | 2005-11-22 | 2007-06-07 | Sky Kk | 部外者監視システム |
JP5235593B2 (ja) * | 2008-10-14 | 2013-07-10 | トヨタホーム株式会社 | 警備システム及び建物 |
JP5441749B2 (ja) * | 2010-02-12 | 2014-03-12 | セコム株式会社 | 警備システム |
JP5411744B2 (ja) * | 2010-02-25 | 2014-02-12 | セコム株式会社 | 警備システム |
-
2011
- 2011-09-30 JP JP2011218072A patent/JP5881361B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013077258A (ja) | 2013-04-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5766087B2 (ja) | 警備システム | |
JP6182343B2 (ja) | 飛行制御システム及び飛行制御方法 | |
US9449482B2 (en) | Method and apparatus for activating and deactivating video cameras in a security system | |
CN105844209B (zh) | 基于红外辐射探测的访客识别 | |
JP5441749B2 (ja) | 警備システム | |
CA2840664C (en) | Apparatus and method for rapid human detection with pet immunity | |
CN112757300A (zh) | 机器人的防护系统及方法 | |
JP2013008298A (ja) | 警備システム | |
JP6045806B2 (ja) | 侵入監視装置 | |
JP5881361B2 (ja) | 警備システム | |
JP5964636B2 (ja) | 侵入監視装置 | |
JP5863306B2 (ja) | 警備システム | |
JP5411744B2 (ja) | 警備システム | |
JP5832191B2 (ja) | 警備システム | |
JP5863293B2 (ja) | 警備システム | |
JP6093596B2 (ja) | 移動物体監視システム | |
JP7176868B2 (ja) | 監視装置 | |
JP6093613B2 (ja) | 移動物体監視システム | |
JP5864923B2 (ja) | 警備システム | |
JP5829855B2 (ja) | 移動体監視システム | |
JP2012103901A (ja) | 侵入物体検出装置 | |
JP5448899B2 (ja) | 警備システム | |
JP5517649B2 (ja) | 警備システム | |
JP5223126B2 (ja) | 移動体検出システムおよび入場管理システム | |
JP2012230595A (ja) | 移動体識別システム及び不審者監視システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140814 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150529 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150602 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150721 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160202 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5881361 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |