JP5881249B2 - 歯科用口腔内x線撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、歯科用口腔内X線撮影装置に関する。
特許文献1のように、歯科用口腔内X線撮影装置が提案されている。
特開2011−188880号公報
しかし、被験者の歯牙による咬合で保持する場合、口を閉じるので、口腔外から受光部と撮影対象歯牙の位置関係を把握するのが困難で、位置合わせが難しい。
したがって本発明の目的は、受光部と撮影対象歯牙の位置合わせが容易に出来る歯科用口腔内X線撮影装置を提供することである。
本発明に係る歯科用口腔内X線撮影装置は、X線撮像素子、イメージングプレート、X線フィルムのいずれか一つを有する受光部と、保定部を有する撮影補助具と、グリップを備えた歯科用口腔内X線撮影装置であって、受光部は、保定部における、X線源を含むX線装置を使った撮影時に口腔内に挿入される部分に設けられ、グリップは、受光部若しくは保定部に取り付けられ、グリップを把持することにより歯科用口腔内X線撮影装置が保持され、受光部の背面、若しくは保定部における下面であって撮影時に口腔内に挿入される部分に、光を発する発光部が設けられることを特徴とする。
受光部などを口腔内に挿入して撮影する際、撮影補助具の上面や、受光部の表面は、撮影対象歯牙と対向する位置関係にあり、口腔外からは見えにくいが、撮影補助具の下面や、受光部の背面は、口腔外からも視認可能であるため、これらの一部が点灯していると、その点灯位置に基づいて、受光部の口腔内における位置関係を口腔外から予想出来る。このため、点灯して視認しやすい発光部の位置を確認することで、受光部と撮影対象歯牙との位置合わせを行いやすくなる。
背面に取り付けられた場合には、ケーブルを使って発光部への電力供給や動作制御が行えるため、撮影補助具に発光部が設けられる形態に比べて配線が容易に行えるメリットがある。
好ましくは、発光部の周囲に導光部材が設けられる。
発光部の光が導光部材からも拡散して、発光領域を広がるので、点灯位置を確認しやすくなる。
また、好ましくは、少なくとも受光部と、撮影時に保定部の口腔内に挿入される部分とを覆う防水カバーをさらに備え、少なくとも防水カバーの発光部を覆う部分は、透光性の素材で構成されることを特徴とする。
防水カバーにより、接続部への被験者の唾液などの侵入を防止することが出来る上、保定部や受光部などの洗浄を行わなくても、防水カバーを取り替えるだけで、別の被験者への使用が可能になるメリットがある。防水カバー全体若しくは防水カバーの少なくとも発光部を覆う部分を透光性の素材で構成することにより、発光部の光が防水カバー越しに確認可能になる。
また、好ましくは、グリップは、保定部とのなす角度が変化しないように、撮影補助具に固定されることを特徴とする請求項1に記載の歯科用口腔内X線撮影装置。
回転機構の構造を簡略化出来るので、耐久性を向上させることが可能になる。
さらに好ましくは、グリップは、保定部の上方に延びる第1グリップと、保定部の下方に延びる第2グリップとを有し、第1グリップと第2グリップの少なくとも一方を把持することにより、歯科用口腔内X線撮影装置が保持されることを特徴とする。
第1グリップと第2グリップのいずれかを把持することにより、上方、下方のいずれからでも歯科用口腔内X線撮影装置を把持出来るようになるし、歯科用口腔内X線撮影装置を上下逆にしても把持する姿勢を変えずに把持を出来るメリットがある。特に、発光部の光を見やすくする観点で、把持するグリップを選択することも可能になる。
さらに好ましくは、第1グリップと前記第2グリップは、同じ大きさで同じ重さを有することを特徴とする。
第1グリップと第2グリップのどちらのグリップを把持しても、バランスよく歯科用口腔内X線撮影装置を保持しやすい。
また、好ましくは、撮影補助具は、回転軸を有し、受光部は、回転軸を中心に回転可能で、保定部とのなす角度が変更可能な状態で回転軸に取り付けられ、回転軸における受光部が取り付けられる接続部は、撮影時に、保定部の口腔内に挿入される部分に設けられ、接続部に取り付けられた受光部のX線撮像素子の受光面が、保定部に近づくような付勢力が与えられるように、付勢部材が設けられることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、受光部と撮影対象歯牙の位置合わせが容易に出来る歯科用口腔内X線撮影装置を提供することができる。
本実施形態における歯科用口腔内X線撮影装置とX線装置の構成図である。 歯科用口腔内X線撮影装置の斜視図である。 グリップが保定部よりも下に、受光部が保定部よりも上に位置した状態で、使用者に把持された歯科用口腔内X線撮影装置の斜視図である。 グリップと受光部が保定部よりも下に位置した状態で、使用者に把持された歯科用口腔内X線撮影装置の斜視図である。 撮影部、撮影補助具、及びX線装置の構成を示す側面図である。 案内リングが略U字形状を有する場合の歯科用口腔内X線撮影装置の斜視図である。 受光部の回転動作のロック状態を解除する第2ロック機構(の操作ボタン)や発光部操作スイッチをグリップに設けた場合の歯科用口腔内X線撮影装置の斜視図である。 撮影部、撮影補助具、及びX線装置の構成を示す上面図である。 防水カバーで一部を覆った状態の歯科用口腔内X線撮影装置の斜視図である。 2つのグリップを設け、X線撮像素子を内蔵させた歯科用口腔内X線撮影装置の斜視図である。 2つのグリップを設け、X線フィルムを保持させた歯科用口腔内X線撮影装置の斜視図である。
以下、本実施形態における歯科用口腔内X線撮影装置の構成について、図を用いて説明する。本実施形態に係る歯科用口腔内X線撮影装置100は、撮影部10、グリップ30、撮影補助具(インジケータ)50を備える(図1、図2参照)。
撮影部10の詳細について説明する。撮影部10は、受光部11、ケーブル17を有する。
受光部11は、X線受光部を内蔵する。受光部11のX線受光部は、X線を可視光に変換するシンチレータ、該可視光を電荷に変換するCCDなどのX線撮像素子を有する。X線撮像素子と直接接続される電気線がフレキシブル基板上に設けられている場合には、受光部11の内部に、フレキシブル基板とケーブル17とを接続するための基板を設けても良い。
また、受光部11のX線撮像素子を駆動するための電気回路を、受光部11の内部に設ける形態であってもよい。但し、X線撮像素子を駆動するための電気回路を構成する部材は、後述するグリップ30などに配置される形態であってもよい。
ケーブル17は、X線受光部への電力供給や信号送受信するための電気線であり、後述するグリップ30と接続される。ケーブル17は、受光部11の背面や側面からグリップ30に延びる形態でも良いし、回転軸53若しくは保定部55の内側を通り、外からは見えない形で、グリップ30に延びる形態であってもよい。
X線受光部からの信号送受信を、ケーブル17を介して行う形態に代えて、無線で行う形態であってもよい。この場合には、受光部11の内部に、無線通信を行う装置や、かかる装置やX線撮像素子を駆動するバッテリーを内蔵する。
グリップ30は、回転軸53の軸受けとなる軸受け部31を介して、回転軸53を中心に回転可能な状態で、撮影補助具50に取り付けられる。グリップ30の内部には、受光部11や発光部56に電力を供給するバッテリーや受光部11や発光部56を制御する制御部や受光部11のX線撮像素子で得られた画像信号に画像処理を施す画像処理装置を内蔵する。ただし、当該画像処理装置を内蔵せず、グリップ30から、外部の画像処理装置(例えばパソコン)に、有線か無線で画像信号を伝達する形態であってもよい。
回転軸53を中心としたグリップ30の回転可能な状態を制御する第1ロック機構33がグリップ30(若しくは保定部55)に設けられる。第1ロック機構33によるロック状態が解除されると、グリップ30は、回転軸53を中心とした回転可能な状態にされる。第1ロック機構33によりロック状態にされると、グリップ30は、回転軸53を中心とした回転不能な状態で保定部55に固定される。第1ロック機構33によるロック状態にされ、グリップ30が保定部55に固定されても、受光部11の回転軸53を中心とした回転動作は制限されない。
例えば、図3のように、側面から見て、受光部11が保定部55よりも上側に、グリップ30が保定部55よりも下側になるような位置関係で、グリップ30が固定されると、上歯の近くに受光部11を位置させやすいし、図4のように、受光部11とグリップ30が保定部55よりも上側になるような位置関係でグリップ30を固定させ、歯科用口腔内X線撮影装置100を上下逆にすると、下歯の近くに受光部11を位置させやすい。
グリップ30は、被験者が保持する形態であってもよいし、歯科医などの術者が把持する形態であってもよい。受光部11などの保持は、グリップ30を把持することにより行われるため、受光部11などの保持のために、保定部55を咬合する必要がなく、口を開けた状態を維持したまま、撮影が可能である。このため、被験者が咬合をうまく行えない場合でも、X線撮像素子等を口腔内に維持することが可能になる。また、グリップ30の把持により、歯科用口腔内X線撮影装置100のグリップ30以外の部材(受光部11や受光部11を保持する撮影補助具50)が保持されるため、咬合により保持される形態に比べて、保定部55等の重量が大きくなっても保持が容易に行えるメリットを有する。また、グリップ30は受光部11から離れているので、グリップ30を把持する手にはX線装置70からの放射線の影響を受けにくいメリットもある。
グリップ30を把持することで、歯科用口腔内X線撮影装置100が保持されるので、被験者は、咬合せずに、口を開けた状態で撮影をすることが出来る。口を開けた状態なので、後述する発光部56の光が口の中から見え、発光部56の近傍にある受光部11と撮影対象歯牙との位置合わせを容易に行える。
グリップ30と保定部55とのなす角(第2角度θ2)を変化させることにより、グリップ30を保持する者(被験者や術者)にとって都合が良い位置関係(グリップ30の保持位置)で、受光部11を口腔内の適当な位置に挿入しやすくできる。
また、グリップ30を移動させることにより、口腔内における回転軸53の位置が変化し、これに伴って、受光部11や保定部55が口蓋など口腔内の部位と接触する位置が変化し、受光部11のX線撮像素子の撮像面と保定部55とのなす角(第1角度θ1)も変化する。第1角度θ1に関する情報は、後述するように口腔外に設けられた角度表示部57に示される。
従って、グリップ30を持った状態で、受光部11のX線撮像素子の撮像面の法線の方向を自在に変化させることが可能になる。すなわち、使用者(術者若しくは被験者)がグリップ30を把持することにより、第1角度θ1が調整可能な状態で、受光部11が保持される。
保定部55に対して、受光部11やグリップ30が回転可能な状態にされるが、その回転軸53を共用することにより、回転運動に関する機構を簡素化することが可能になる。簡素化することにより、使い慣れていない被験者でも、壊さずに、簡単にグリップ30を正しく保持することが可能になる。
また、グリップ30は、保定部55や受光部11に比べて大きさの制限が緩く、内部にバッテリー39などの電気部品を内蔵させるスペースを確保しやすい。また、グリップ30の内部に電気部品を出来るだけ集めることで、歯科用口腔内X線撮影装置100のグリップ30以外の部材(受光部11や撮影補助具50)を軽くすることが可能になり、グリップ30を把持した時に、安定した状態で、歯科用口腔内X線撮影装置100のグリップ30以外の部材(受光部11や撮影補助具50)を保持することが可能になる。
本実施形態では、グリップ30が多角柱形状を有する1つの棒状部材で構成される形態であるとして説明したが、2以上の棒状部材と、ボールジョイントなどのジョイント部材が当該2以上の棒状部材の間に設けられ、当該2以上の棒状部材のなす角度を変えてグリップ30の形状を変化させる形態であってもよい。ただし、耐久性を含む構造簡素化の観点からは、かかるジョイント部材を設けずに一体の棒状部材で構成され、端部に設けられた軸受け部31における回転軸53を中心にした回転動作だけでグリップ30と保定部55との位置関係が決定する形態が望ましい。
グリップ30の多角柱形状は、把持しやすいように角を丸く加工したものや、略円柱形状であってもよい。
次に、撮影補助具50の詳細について説明する。撮影補助具50は、回転軸53、保定部(保定基板)55、発光部56、角度表示部57、案内部59を有する。
受光部11は、回転軸53上の接続部53aに取り付けられる。接続部53aは、X線源LSを含むX線装置70を使った撮影時に、保定部55の口腔内に挿入される部分に設けられ、保定部55とのなす角(第1角度θ1)が変更可能な状態で受光部11を保持する。受光部11は、ネジ止めなどで接続部53aに固定される形態でも良いし、受光部11の一部を挟み込んで着脱可能な状態で接続部53aに取り付けられる形態であってもよい。
接続部53aに受光部11が取り付けられた状態で、撮影に必要な範囲内で、受光部11が回転軸53を中心に回転した時に、受光部11や接続部53aが保定部55と干渉しないように、これらの部材の寸法が決定される。
回転軸53は、一方の端部に接続部53aを介して受光部11が取り付けられ、他方の端部に角度表示部57が取り付けられ、接続部53aに取り付けられた受光部11の回転軸53を中心とした回転運動は、回転軸53を介して角度表示部57に伝達され、角度表示部57を回転させる。同様に、角度表示部57の回転軸53を中心とした回転運動は、回転軸53を介して接続部53aに取り付けられた受光部11に伝達され、受光部11を回転させる。また、接続部53aに取り付けられた受光部11の前面側が、保定部55の上面に近づくような付勢力が与えられるように、回転軸53等に、バネなどの付勢部材53bが設けられる(図8参照)。
さらに、回転軸53を中心とした受光部11の回転可能な状態を制御する第2ロック機構35を設ける形態であってもよい。第2ロック機構35によりロック状態にされている時は、第1角度θ1は変化せず、グリップ30等に設けられた操作ボタンの操作により、第2ロック機構35によるロック状態が解除されると付勢力で受光部11が回転する(図7参照)。グリップ30と受光部11とは回転軸53を共用しているため、かかる第2ロック機構35に連動する操作ボタンを含む構造をグリップ30に設けることも可能である。第2ロック機構35により、受光部11と保定部55の位置関係の調整を簡単に行える。
保定部55は、上から見てL字形状を有する部材であり、保定部55の一方の端部(接続部53a側)には回転軸53を介して受光部11が取り付けられ、他方の端部には案内部59が取り付けられる。
なお、リーマーを取り付けた状態では、撮影対象歯牙が保定部55に接触することが出来ないため、撮影時に保定部55における撮影対象歯牙の先端が近づく部位には、リーマーを避けるように、撮影時に撮影対象歯牙と対向する位置に切欠部(又は孔部)55aを設ける形態が望ましい。
発光部56は、撮影補助具50における受光部11に近い位置に取り付けられる発光体を有し、撮影動作を行う前段階で点灯する。本実施形態では、切欠部55aに設けられ、特に下面から発光状態が視認出来る位置(図4参照)に設けられる。
発光部56は、受光部11の背面に取り付けられる形態であってもよい。背面に取り付けられた場合には、ケーブル17を使って発光部56への電力供給や動作制御が行えるため、撮影補助具50に発光部56が設けられる形態に比べて配線が容易に行えるメリットがある。
上の歯を撮影対象歯牙とする場合、使用者は、図3のような状態でグリップ30を把持し、被験者の口腔内を下からのぞき込む形で、点灯中の発光部56を見て、その近くに発光部56を含む受光部11があることを確認する。
下の歯を撮影対象歯牙とする場合、使用者は、図4のような状態でグリップ30を把持し、被験者の口腔内を上からのぞき込む形で、点灯中の発光部56を見て、その近くに発光部56を含む受光部11があることを確認する。
受光部11などを口腔内に挿入して撮影する際、撮影補助具50の上面や、受光部11の表面は、撮影対象歯牙と対向する位置関係にあり、口腔外からは見えにくいが、撮影補助具50の下面や、受光部11の背面は、口腔外からも視認可能であるため、これらの一部が点灯していると、その点灯位置に基づいて、受光部11の口腔内における位置関係を口腔外から予想出来る。このため、点灯して視認しやすい発光部56の位置を確認することで、受光部11と撮影対象歯牙との位置合わせを行いやすくなる。
発光部56の発光体の周りが導光部材(例えば、アクリル板など)で構成される形態であってもよい。図2は、保定部55の切欠部55aがある部分であって、発光部56の発光体の周囲に設けられた例を示す。この場合、発光部56の光が導光部材からも拡散して、発光領域を広がるので、点灯位置を確認しやすくなる。
位置合わせ完了後は、発光部56は消灯する。発光部56の点灯や消灯の制御は、不図示の電源スイッチのオンオフ動作などに連動する形態でもよいし、点灯や消灯を操作するための発光部操作スイッチ38をグリップ30に設ける形態であってもよい(図7参照)。
角度表示部57は、接続部53aが口腔内に挿入された時にも口腔外から見えるように、保定部55の口腔内に挿入されない部分に取り付けられ、円柱形状を有しており、該円柱形状の天面(若しくは筒状部分(側面))には、接続部53aに取り付けられた受光部11と保定部55とのなす角(第1角度θ1、図3〜図5参照)に関連する情報として、複数の目印線を含む目盛りが付されている。
本実施形態では、回転軸53を介して機械的に第1角度θ1に関する情報を角度表示部57に伝達する形態を説明するが、受光部11の近傍で第1角度θ1に関する情報を検知し、電気的に角度表示部57に伝達して表示させる形態であってもよいし、案内部59と保定部55との間に電気的な接続を設けて位置決め部59cの位置決め用目印を点灯させる形態であってもよい(この場合は、角度表示部57は省略してもよい)。
角度表示部57の目盛りと保定部55との位置関係に基づいて、すなわち、基準位置(例えば、保定部55の上面)と最も近い目印線に基づいて、口腔内に挿入されて見えない(接続部53aに取り付けられた)受光部11と保定部55とのなす角(第1角度θ1)に関する情報を読み取ることが可能になり、案内部59の位置決め部59cにおけるX線装置70の位置合わせに使用される。
X線装置70を使った撮影時には、案内部59が、接続部53aに取り付けられた受光部11と対向するように保定部55に取り付けられる。
案内部59は、保定部接続部59a、案内リング59b、位置決め部59cを有する。案内部59は、案内リング59bが接続部53aに取り付けられた受光部11と対向する位置になるように、保定部55に取り付けられ、X線撮影におけるX線装置70の照射口の位置決めに使用される。
保定部接続部59aは、X線装置70を使った撮影時に保定部55の口腔内に挿入されない部分の端部に取り付けられる部材である。
案内リング59bは、接続部53a側から見て縦長の略楕円形状(正立状態の上部が開口した略U字形状でも良い(図6参照))を有し、保定部接続部59aに取り付けられる。
案内リング59bは、保定部55の上方から見て、X線撮像素子の撮像面の中心を通り、撮像面に垂直な基準線LP上であって、撮像面から第1距離(200mm)だけ離れた位置にX線源LSが配置されるように、X線源LSを含むX線装置70を位置決めするために使用される(図8参照)。
案内リング59bの側部には、位置決め部59cが設けられる。位置決め部59cには、角度表示部57の目盛りの目印線に対応する情報(複数の位置決め用目印)が記載される。対応関係にある角度表示部57の目盛りの目印線と、位置決め部59cの位置決め用目印とは同じ色(若しくは同じ記号や文字)で示されるのが望ましい。
角度表示部57の目盛りにおける目印線のうち基準位置(例えば、保定部55の上面)に最も近いものに対応する位置決め用目印に合わせて設置したX線装置70のX線源LSから出射されるX線束の中心軸LXが、保定部55の側方から見て、受光部11に内蔵されたX線撮像素子の撮像面を含む面と撮影対象歯牙の歯軸との二等分面に略垂直にすることが出来るように、複数の位置決め用目印が位置決め部59cに設けられる(図5参照)。
すなわち、二以上の位置決め用目印のうち、第1角度θ1に関する情報に対応する位置決め用目印に合わせてX線装置70を設置した場合に、X線源LSから出射されるX線束の中心軸LXが、保定部55の測方から見て、受光部11の撮像面を含む面と撮影対象歯牙の歯軸との二等分面に略垂直にすることが出来るように、二以上の位置決め用目印が位置決め部59cに設けられる。
第1角度θ1が小さい場合、すなわちX線撮像素子の撮像面が、保定部55の上面と平行に近い状態の場合には、保定部55から離れた位置決め用目印に対応する角度表示部57の目盛りの目印線が基準位置に近くなる。
第1角度θ1が大きい場合、すなわちX線撮像素子の撮像面が、保定部55の上面と垂直に近い状態の場合には、保定部55に近い位置決め用目印に対応する角度表示部57の目盛りの目印線が基準位置に近くなる。
X線装置70は、1つのX線光源LSから照射口を介してX線を照射する装置であり、X線画像を得る場合に使用される。X線装置70の照射口は、X線源LSから出射されるX線束の中心軸LXに垂直な面を有する。
X線装置70の照射口が、案内リング59bの所定の位置(基準位置に最も近い目盛りの目印線に対応した位置決め部59cの位置決め用目印に合わせた位置)に設置された場合に、上方から見て、X線源LSから出射されるX線束の中心軸LXが、X線撮像素子の撮像面の中心を通るように、案内リング59bは、側方から見て略円弧形状を有し、上方から見て略直線形状を有する(図5、図8参照)。
このため、保定部55の上方から見て、X線受光部の撮像面の中心を通り、撮像面に垂直な基準線LPと、X線源LSから出射されるX線束の中心軸LXとが重なる位置関係で、X線装置70の照射口は、案内リング59bの近傍に配置されることになる。
なお、側方から見て中心軸LXと平行な直線状の指標73をX線装置70の側部に設け、かかる指標73と位置決め部59cの位置決め用目印とが一致させるようにすると、X線装置70の位置合わせが容易に行える(図5参照)。
X線装置70を使った撮影時は、受光部11などの撮影部10の一部や、接続部53aなどの撮影補助具50の一部が、被験者の口腔内に挿入され、撮影対象歯牙の歯軸と保定部55とが垂直になるような状態で、撮影補助具50がグリップ30によって保持される。このとき、角度表示部57、案内部59は、口腔外に位置する。但し、撮影対象歯牙の歯軸と保定部55とのなす角度は垂直で無くても良い。
また、撮影時には、歯科用口腔内X線撮影装置100の被験者の口腔内に挿入される部分(保定部55の一部、受光部11、ケーブル17の一部)に、防水カバーが覆われるのが望ましい(図9参照)。本実施形態で用いる防水カバー(少なくとも発光部56を覆う部分)は、発光部56の光が透過するように、透光性の素材で構成されるのが望ましい。
防水カバーにより、接続部53aへの被験者の唾液などの侵入を防止することが出来る上、保定部55や受光部11などの洗浄を行わなくても、防水カバーを取り替えるだけで、別の被験者への使用が可能になるメリットがある。防水カバー全体若しくは防水カバーの少なくとも発光部56を覆う部分を透光性の素材で構成することにより、発光部56の光が防水カバー越しに確認可能になる。
次に、動作手順について説明する。保定部55の一部や、受光部11等が、防水カバーで覆われた状態で、歯科用口腔内X線撮影装置100の受光部11を含む部分が、撮影対象歯牙を有する被験者の口腔内に挿入される。挿入前に、グリップ30と保定部55との位置関係(第2角度θ2)が、軸受け部31に設けられた第1ロック機構33によって、使用者の使いやすい状態で、グリップ30を保定部55に固定しておくのが望ましい。
グリップ30に設けられた発光部操作スイッチ38を操作するなどして、発光部56を点灯させ、防水カバー越しに発光部56の光を見ながら使用者は受光部11と撮影対象歯牙の位置合わせを行う。位置合わせ後は、発光部操作スイッチ38を操作するなどして、発光部56を消灯させる。
被験者の口腔内の形状や、歯科用口腔内X線撮影装置100が挿入された位置などに基づいて、口腔内における受光部11と保定部55との位置関係が決定し、第1角度θ1が決定する。第2ロック機構35が設けられている場合には、受光部11と保定部55を広げた状態(第1角度θ1が小さい状態)で固定したロック状態で歯科用口腔内X線撮影装置100の一部が口腔内に挿入され、その後に操作ボタンを操作してロック状態を解除し、口蓋などに受光部11が接触した時に、口腔内における受光部11と保定部55との位置関係が決定する。
歯科用口腔内X線撮影装置100の使用者は、角度表示部57の目盛りを見て、基準位置に最も近い目印線を確認し、位置決め部59cにおける当該目印線に対応する位置決め用目印に指標73を合わせるようにして、X線装置70の照射口を設置する。その後、X線装置70によるX線の照射、カルテ番号の入力など、所定の操作を行うことにより、撮像動作が行われる。
撮像動作において、受光部11のX線撮像素子は、シンチレータで変換された可視光を撮像する。撮像動作で得られた画像信号は、グリップ30に内蔵された画像処理装置(若しくは、グリップ30と有線または無線で接続された外部の画像処理装置)で、X線画像を得るための画像処理が施される。
基準位置(例えば、保定部55の上面)に一番近い目印線に対応する位置決め部59cの位置決め用目印に合わせて、X線装置70の照射口を配置すれば、X線装置70のX線源LSから出射されるX線束の中心軸LXが、側方から見て、受光部11に内蔵されたX線受光部の撮像面を含む面と撮影対象歯牙の歯軸との二等分面に略垂直にすることが出来、二等分面撮影法により、実長に近い状態で撮影対象歯牙のX線画像を得ることが可能になる。
なお、本実施形態では、二等分面撮影法を考慮して、すなわち、X線束の中心軸LXが、側方から見て、受光部11に内蔵されたX線撮像素子の撮像面を含む面と撮影対象歯牙の歯軸との二等分面に略垂直になるように、案内リング59bの側部の形状や、位置決め部59cの位置決め用目印が決定される形態を説明したが、他の撮影法を考慮してこれらを決定する形態であってもよい。
例えば、X線束の中心軸LXが、側方から見て、受光部11に内蔵されたX線撮像素子の撮像面を含む面に略垂直になるように、案内リング59bの側部の形状や、位置決め部59cの位置決め用目印が決定される形態であってもよい。
また、本実施形態では、グリップ30が回転軸53を中心とした回転が可能な状態で撮影補助具50に取り付けられる形態を説明したが、回転不能で固定された形態であってもよい。第2角度θ2を変化しないことで、回転機構の構造を簡略化出来るので、耐久性を向上させることが可能になる。
この場合は、グリップ30は、保定部55を構成するL字のいずれにも略直交し、当該L字の上方に延びる第1グリップ30aと下方に延びる第2グリップ30bを有するのが望ましい(図10、図11参照)。第1グリップ30aと第2グリップ30bのいずれかを把持することにより、上方、下方のいずれからでも歯科用口腔内X線撮影装置100を把持出来るようになるし、歯科用口腔内X線撮影装置100を上下逆にしても把持する姿勢を変えずに把持を出来るメリットがある。特に、発光部56の光を見やすくする観点で、把持するグリップを選択することも可能になる。
第1グリップ30aと第2グリップ30bは、両方に略同じ重さのバッテリーを内蔵させる、若しくは一方にバッテリーを内蔵させ他方がバッテリーと略同じ重さの部材を内蔵させるなどして、ほぼ同じ大きさや重さの状態にするのが望ましい。例えば、第1グリップ30aには、発光部56を駆動するバッテリーを内蔵させ、第2グリップ30bには、受光部11を駆動するバッテリーを内蔵させる形態が考えられる。この場合には、第1グリップ30aと第2グリップ30bのどちらのグリップを把持しても、バランスよく歯科用口腔内X線撮影装置100を保持しやすい。
また、本実施形態では、受光部11が回転軸53を中心とした回転が可能な状態で撮影補助具50に取り付けられる形態を説明したが、回転不能で固定された形態であっても、発光部56を設けたことによる発明の効果は得られる。
また、本実施形態では、受光部11がCCDなどのX線受光部を内蔵する形態を説明したが、X線用フィルムやイメージングプレートをクリップなどで保持する形態であってもよい(図11参照)。この場合、受光部11にX線フィルムやイメージングプレートを着脱可能な状態で取り付けし、発光部56を使って、受光部11に取り付けられたフィルムやイメージングプレートと撮影対象歯牙との位置決めを容易にする。
10 撮影部
11 受光部
17 ケーブル
30 グリップ
31 軸受け部
33 第1ロック機構
35 第2ロック機構
37 第1通信部
38 発光部操作スイッチ
39 バッテリー
50 撮影補助具
53 回転軸
53a 接続部
53b 付勢部材
55 保定部
56 発光部
57 角度表示部
59 案内部
59a 保定部接続部
59b 案内リング
59c 位置決め部
70 X線装置
100 歯科用口腔内X線撮影装置
LX 中心軸
LP 上方から見て、X線受光部の撮像面の中心を通り、撮像面に垂直な線
LS X線源

Claims (7)

  1. X線撮像素子、イメージングプレート、X線フィルムのいずれか一つを有する受光部と、
    保定部と、光を発する発光部と、案内部とを有する撮影補助具と、
    グリップを備えた歯科用口腔内X線撮影装置であって、
    前記受光部は、前記保定部における、X線源を含むX線装置を使った撮影時に口腔内に挿入される部分に設けられ、
    前記グリップは、前記受光部若しくは前記保定部に取り付けられ、前記グリップを把持することにより前記歯科用口腔内X線撮影装置が保持され、
    前記案内部は、前記撮影時に口腔外に位置するように前記保定部に取り付けられ、前記X線装置の照射口の位置合わせに使用されるものであり、
    前記受光部の背面、若しくは前記保定部における下面であって前記撮影時に口腔内に挿入される部分に、前記発光部が設けられることを特徴とする歯科用口腔内X線撮影装置。
  2. 前記発光部の周囲に導光部材が設けられることを特徴とする請求項1に記載の歯科用口腔内X線撮影装置。
  3. 少なくとも前記受光部と、前記撮影時に前記保定部の口腔内に挿入される部分とを覆う防水カバーをさらに備え、
    少なくとも前記防水カバーの前記発光部を覆う部分は、透光性の素材で構成されることを特徴とする請求項1に記載の歯科用口腔内X線撮影装置。
  4. 前記グリップは、前記保定部とのなす角度が変化しないように、前記撮影補助具に固定されることを特徴とする請求項1に記載の歯科用口腔内X線撮影装置。
  5. 前記グリップは、前記保定部の上方に延びる第1グリップと、前記保定部の下方に延びる第2グリップとを有し、前記第1グリップと前記第2グリップの少なくとも一方を把持することにより、前記歯科用口腔内X線撮影装置が保持されることを特徴とする請求項4に記載の歯科用口腔内X線撮影装置。
  6. 前記第1グリップと前記第2グリップは、同じ大きさで同じ重さを有することを特徴とする請求項5に記載の歯科用口腔内X線撮影装置。
  7. 前記撮影補助具は、回転軸を有し、
    前記受光部は、前記回転軸を中心に回転可能で、前記保定部とのなす角度が変更可能な状態で前記回転軸を介して前記保定部に取り付けられ、
    前記回転軸における前記受光部が取り付けられる接続部は、前記撮影時に前記保定部の口腔内に挿入される部分に設けられ、
    前記接続部に取り付けられた受光部のX線撮像素子の受光面が、前記保定部に近づくような付勢力が与えられるように、付勢部材が設けられることを特徴とする請求項1に記載の歯科用口腔内X線撮影装置。
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