WO2023026479A1 - 内視鏡、支持装置および内視鏡システム - Google Patents

内視鏡、支持装置および内視鏡システム Download PDF

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善朗 岡崎
裕太 岡田
新 篠崎
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor

Abstract

操作者が操作部を移動させた場合であっても、表示モニタで表示される表示画像に対して良好な視認性を確保することができる内視鏡、支持装置および内視鏡システムを提供する。内視鏡2は、挿入部21の基端側に設けられた操作部22と、第1の撮像部221bによって被検体内を撮像された第1の撮像データに対応する画像を表示する表示装置を保持可能な保持部23と、保持部23を操作部22に対して所定の支持軸回りに回転可能に支持する支持部24と、表示装置における表示領域の向きが所定の方向を向くように支持部24の回転する角度を制御する第1の制御部28と、を備える。

Description

内視鏡、支持装置および内視鏡システム
 本開示は、内視鏡、支持装置および内視鏡システムに関する。
 従来、医療分野における内視鏡において、被検体を撮像した表示画像を表示する表示モニタを、医者等の操作者が把持する操作部に対して回動可能に設けた技術が知られている(例えば特許文献1参照)。この技術では、操作部に対してモニタを回動可能であるため、操作者が所望する位置や角度で表示モニタを見ながら被検体の観察を行う。
特許第5030551号公報
 しかしながら、上述した特許文献1では、操作者が手術中に被検体の観察に応じて操作部を移動させた場合、表示モニタも操作部の移動に追従して移動してしまうため、操作者が表示モニタで表示される表示画像を確認しづらくなるという問題点があった。このため、操作者が操作部を移動させた場合であっても、表示モニタで表示される表示画像に対して良好な視認性を確保することができる技術が求められていた。
 本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、操作者が操作部を移動させた場合であっても、表示モニタで表示される表示画像に対して良好な視認性を確保することができる内視鏡、支持装置および内視鏡システムを提供することを目的とする。
 上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る内視鏡は、被検体に挿入され、該被検体内を撮像可能な第1の撮像部を有する挿入部と、操作者によって把持可能であり、前記挿入部の基端側に設けられた操作部と、前記第1の撮像部によって撮像された第1の撮像データに対応する画像を表示する表示装置を保持可能な保持部と、前記保持部を前記操作部に対して所定の支持軸回りに回転可能に支持する支持部と、前記表示装置における表示領域が所定の方向を向くように前記支持部の回転する角度を制御する制御部と、を備える。
 また、本開示に係る内視鏡は、上記開示において、前記制御部は、前記操作者の動作の方向と反対方向に前記支持部を移動させる制御を行う。
 また、本開示に係る内視鏡は、上記開示において、前記操作者が前記操作部を把持して操作する際の前記操作部の移動量を検出する第1の検出部をさらに備え、前記制御部は、前記第1の検出部の検出結果に基づいて、前記支持部を移動させる制御を行う。
 また、本開示に係る内視鏡は、上記開示において、前記制御部は、前記表示装置に設けられた第2の検出部によって検出された、前記操作者が前記操作部を把持して操作する際の前記操作部の移動量の検出結果に基づいて、前記支持部を移動させる制御を行う。
 また、本開示に係る内視鏡は、上記開示において、前記表示領域の表示方向を指示する指示信号の入力を受け付ける入力部をさらに備え、前記制御部は、前記表示領域の向きが前記指示信号に応じた前記表示方向となるように前記支持部の向きを制御する。
 また、本開示に係る内視鏡は、上記開示において、前記制御部は、前記表示装置における前記表示領域側に設けられた第2の撮像部によって撮像された第2の撮像データに基づいて、前記操作者の顔を検出する顔検出部をさらに備え、前記制御部は、前記顔検出部が検出した検出結果に基づいて、前記表示領域の向きを前記操作者の顔に向けて追尾するように前記支持部の回転する角度を制御する。
 また、本開示に係る内視鏡は、上記開示において、前記第1の撮像データに基づいて、前記操作部に対する前記操作者の動作を推定する推定部をさらに備え、前記制御部は、前記推定部の推定結果に基づいて、前記表示領域の向きが所定の方向を向くように前記支持部の回転する角度を制御する。
 また、本開示に係る内視鏡は、上記開示において、前記挿入部および前記操作部は、一体的に形成されており、前記操作者が前記操作部を把持して移動させる際の前記操作者の動作に対する前記支持部の追従性は、前記挿入部の追従性よりも低い。
 また、本開示に係る内視鏡は、上記開示において、前記挿入部に設けられた湾曲可能な湾曲部を操作する湾曲操作ノブの回転量を検出する回転量検出部と、前記回転量検出部が検出した回転量と、前記第1の検出部が検出した検出結果と、に基づいて、前記操作者が前記湾曲部を湾曲させた状態で前記挿入部の挿入軸を中心に前記操作部を回転させる回転操作を行っているか否かを判定する判定部と、をさらに備え、前記制御部は、前記判定部によって前記回転操作を行っていると判定された場合、前記操作者による回転動作を打ち消す向きに前記挿入軸を中心として前記支持部を回転させる制御を行う。
 また、本開示に係る内視鏡は、上記開示において、前記第1の検出部が検出した前記移動量が閾値以上であるか否かを判定する判定部をさらに備え、前記制御部は、前記判定部によって前記移動量が前記閾値以上であると判定された場合、前記表示領域の向きが所定の方向を向くように前記支持部の回転する角度を制御する。
 また、本開示に係る内視鏡は、上記開示において、前記表示装置に設けられた測距部によって検出された前記表示装置から前記操作者までの距離情報に基づいて、前記表示装置と前記操作者の距離が一定距離となるように前記支持部を移動させる制御を行う。
 また、本開示に係る内視鏡は、上記開示において、前記支持部は、前記操作部の他端側に設けられ、第1軸を中心に回転可能な第1の回転部と、前記第1の回転部に基端側が接続され、前記第1の回転部の回転に従って前記第1軸を中心に回転する第1のアーム部と、前記第1のアーム部の他端側が接続され、前記第1軸と直交する第2軸を中心に回転可能な第2の回転部と、前記第2の回転部に基端側が接続され、前記第2の回転部の回転に従って前記第2軸を中心に回転する第2のアーム部と、前記第2のアーム部の他端側が接続され、前記第1軸および前記第2軸と直交する第3軸を中心に回転可能な第3の回転部と、前記第3の回転部に基端側が接続され、かつ、他端側に前記保持部が接続され、前記第3の回転部の回転に従って前記第3軸を中心に回転する第3のアーム部と、を有する。
 また、本開示に係る内視鏡は、上記開示において、前記表示装置と無線通信可能であり、前記表示装置に前記第1の撮像データを送信する通信部をさらに備える。
 また、本開示に係る支持装置は、撮像可能な第1の撮像部を有する挿入部と、操作者によって把持可能であり、前記挿入部の基端側に設けられた操作部と、を備える撮像装置に対して着脱自在な支持装置であって、前記第1の撮像部によって撮像された第1の撮像データに対応する画像を表示する表示装置を保持可能な保持部と、前記保持部を前記操作部に対して所定の支持軸回りに回転可能に支持する支持部と、前記表示装置における表示領域の向きが所定の方向を向くように前記支持部の回転する角度を制御する制御部と、を備える。
 また、本開示に係る内視鏡システムは、被検体に挿入され、該被検体内を撮像可能な第1の撮像部を有する挿入部を備える内視鏡と、前記第1の撮像部によって撮像された第1の撮像データに対応する画像を表示する表示装置と、を備え、前記内視鏡は、操作者によって把持可能であり、前記挿入部の基端側に設けられた操作部と、前記表示装置を保持可能な保持部と、前記保持部を前記操作部に対して所定の支持軸回りに回転可能に支持する支持部と、前記表示装置における表示領域の向きが所定の方向を向くように前記支持部の回転する角度を制御する制御部と、を備える。
 本開示によれば、操作者が操作部を移動させた場合であっても、表示モニタで表示される表示画像に対して良好な視認性を確保することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る内視鏡システムの概略構成を示す模式図である。 図2は、実施の形態1に係る内視鏡システムを操作者が把持している状況を示す模式図である。 図3は、実施の形態1に係る内視鏡の機能構成を示すブロック図である。 図4は、実施の形態1に係る表示装置の機能構成を示すブロック図である。 図5は、実施の形態1に係る内視鏡が実行する処理の概要を示すフローチャートである。 図6は、実施の形態1に係る内視鏡が実行する追尾モード処理の概要を示すフローチャートである。 図7は、実施の形態1に係る表示装置の測距部が距離情報を検出する際の状況を示す図である。 図8は、操作者が腕を伸ばすことによって操作部を操作者自身から遠ざけた場合の状況を示す図である。 図9は、操作者が腕を折り曲げ縮めることによって操作部22を操作者U1自身に近づけた場合の状況を示す図である。 図10は、操作者による従来の内視鏡を用いた操作を模式的に説明する図である。 図11は、操作者による従来の内視鏡を用いた操作の別の一例を模式的に説明する図である。 図12は、実施の形態1に係る内視鏡の駆動制御部による支持部の駆動制御の一例を示す図である。 図13は、実施の形態1に係る内視鏡が実行する表示方向固定モード処理の概要を示すフローチャートである。 図14は、実施の形態1に係る内視鏡の駆動制御部が駆動制御する支持部の状況の一例を模式的に示す図である。 図15は、実施の形態1の変形例に係る内視鏡システムの概略構成を示す図である。 図16は、実施の形態1の変形例に係る内視鏡システムの概略構成を示す図である。 図17は、実施の形態2に係る内視鏡システムの概略構成を示す模式図である。
 以下、本開示を実施するための形態を図面とともに詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本開示が限定されるものでない。また、以下の説明において、参照する各図は、本開示の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。即ち、本開示は、各図で例示された形状、大きさおよび位置関係のみに限定されるものではない。
(実施の形態1)
 〔内視鏡システムの概略構成〕
 図1は、実施の形態1に係る内視鏡システムの概略構成を示す模式図である。図2は、実施の形態1に係る内視鏡システムを操作者が把持している状況を示す模式図である。
 図1および図2に示す内視鏡システム1は、医療分野に用いられ、人や動物等の被検体内に挿入し、この被検体内を撮像した撮像データに対応するライブビュー画像を表示することによって、操作者U1が被検体を観察するものである。内視鏡システム1は、内視鏡2と、表示装置3と、を備える。
 まず、内視鏡2について説明する。内視鏡2は、被検体内に挿入され、被検体内を撮像して被検体内の撮像データ(以下、単に「第1の撮像データ」という)を生成し、この第1の撮像データを表示装置3へ出力する。内視鏡2は、被検体内に挿入される挿入部21と、挿入部21の基端側に設けられ、医者等の操作者U1が把持可能な操作部22と、操作部22の他端側に設けられ、保持部23に保持された表示装置3を操作部22に対して回動可能に支持する支持部24と、を備える。
 挿入部21は、電気ケーブルおよび操作ワイヤ等を用いて実現される。挿入部21は、後述する被検体に向けて照明光を照射する白色LED(Light Emitting Diode)ランプや照明レンズを有する照明部、および、後述する等を内蔵した照明部および被検体内を撮像する撮像素子および撮像レンズ等を有する第1の撮像部を有する先端部211と、複数の湾曲駒によって構成された湾曲自在な湾曲部212と、湾曲部212の基端部側に設けられた可撓性を有する可撓管部213と、を有する。
 操作部22は、可撓管部213の基端部が接続され基端部221と、操作者U1が内視鏡2を把持可能であり、基端部221の基端側に設けられた本体部222と、を有する。なお、操作部22および挿入部21は、一体的に形成されている。
 本体部222は、内部に各種の制御回路や電池等を有する。また、本体部222は、内視鏡2の電源を起動する第1のボタン222aと、撮像を指示する指示信号の入力を受け付ける第2のボタン222bと、所定の機能、例えば内視鏡2の観察モードを切り替える機能を割り当て可能な第3のボタン222cと、湾曲部212を上下方向に湾曲させる湾曲操作ノブ222dと、を有する。
 支持部24は、保持部23が保持した表示装置3を、操作部22に対して所定の支持軸回りに回転可能に支持する。具体的には、支持部24は、互いに直交する第1軸O1、第2軸O2および第3軸O3のいずれか一つ以上を中心に回転する。支持部24は、ステッピングモーター等で構成されたアクチュエータ等の駆動源および複数のリンク等を有し、保持部23が保持する表示装置3の表示領域の向きおよび姿勢を調整する3軸のジンバル機構等を用いて構成される。具体的には、支持部24は、操作部22から順に、第1の回転部241と、第1のアーム部244と、第2の回転部242と、第2のアーム部245と、第3の回転部243と、第3のアーム部246と、を有する。
 第1の回転部241は、第1軸O1(X軸)を中心に回転可能であり、第1のアーム部244の基端側が接続される。第1のアーム部244は、第1の回転部241の回転に従って第1軸O1(X軸)を中心に回転する。
 第2の回転部242は、第2軸O2(Y軸)を中心に回転可能であり、第1のアーム部244の他端側が接続され、かつ、第2のアーム部245の基端側が接続される。第2のアーム部245は、第2の回転部242の回転に従って第2軸O2(Y軸)を中心に回転する。
 第3の回転部243は、第3軸O3(Z軸)を中心に回転可能であり、第2のアーム部245の他端側が接続され、かつ、第3のアーム部246の基端側が接続される。第3のアーム部246は、他端側に保持部23が接続され、第3の回転部243の回転に従って第3軸O3(Z軸)を中心に回転する。
 このように構成された支持部24は、第1軸O1、第2軸O2および第3軸O3の少なくとも1つを中心に表示装置3を回転させ、操作部22に対する操作者U1の動作に追従することによって、表示装置3の表示領域(画面)の向きと、表示装置3の姿勢と、表示装置3の回転する角度と、を制御する。操作者U1が操作部22を把持して移動させる際の操作者U1の動作に対する反応の速さである追従性に関し、支持部24の追従性は、挿入部21と一体的に形成されている挿入部21の追従性よりも低い。具体的には、挿入部21が操作者U1の動作に瞬時に反応して追従するのに対し、支持部24は操作者U1の動作から若干遅れて反応して追従する。
 次に、表示装置3について説明する。表示装置3は、有線または無線によって内視鏡2に接続され、内視鏡2によって撮像された第1の撮像データに対応するライブビュー画像を表示する。また、表示装置3は、操作者の各種の操作の入力を受け付け、この受け付けた入力結果を内視鏡2へ出力する。表示装置3は、ライブビュー画像および各種情報を表示する長方形の表示モニタ31と、表示モニタ31側に設けられ、表示装置3の表示領域側を撮像する第2の撮像部32と、を備える。表示装置3は、例えば携帯電話等を用いて実現される。なお、以下においては、表示装置3の一例として携帯電話を例に説明するが、携帯電話以外にも、表示機能を有するタブレット型端末装置および表示機能を有する外部レコーダ等であっても適用することができる。なお、実施の形態1では、表示装置3および内視鏡2は、所定の無線通信規格に従って無線接続される場合について説明する。ここで、所定の無線通信規格とは、Wi-Fi(登録商標)およびBluetooth(登録商標)等である。
 〔内視鏡の機能構成〕
 次に、内視鏡2の機能構成について説明する。図3は、内視鏡2の機能構成を示すブロック図である。図3に示すように、内視鏡2は、挿入部21と、操作部22と、保持部23と、支持部24と、画像処理部25と、記録部26と、通信部27と、第1の制御部28と、を備える。
 挿入部21は、先端部211と、湾曲部212と、を有する。また、先端部211は、照明部211aと、第1の撮像部211bと、を有する。
 照明部211aは、第1の制御部28の制御のもと、被検体に向けて照明光を照射する。照明部211aは、白色の照明光を発光可能な白色LEDランプおよび白色LEDランプが発光した照明光を集光して被検体に向けて照射する照明レンズ等を用いて構成される。
 第1の撮像部211bは、第1の制御部28の制御のもと、照明部211aが照明光を照射した被検体を撮像して撮像データを生成し、この撮像データを画像処理部25へ出力する。第1の撮像部211bは、所定の視野領域から光を集光する一または複数の撮像レンズと、この撮像レンズが結像した被写体像を受光して光電変換を行うことによって撮像データを生成するCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサまたはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等のイメージセンサ等を用いて構成される。
 湾曲部212は、複数の湾曲駒によって構成され、操作部22の湾曲操作ノブ222dの操作に応じて所定の方向、例えば上下方向に向けて湾曲する。なお、本実施の形態に開示された内視鏡2は、上下方向に湾曲可能な構成としているが、本構成に限定されることなく、上下方向に加え、例えば左右方向に湾曲可能なものであってもよい。
 操作部22は、湾曲部212を上下方向に湾曲させる湾曲操作ノブ222dと、内視鏡2の電源を起動する第1のボタン222aと、撮影を指示する撮影信号の入力を受け付ける第2のボタン222bと、内視鏡2の観察モードを指示する指示信号の入力を受け付ける第3のボタン222cと、第1の検出部222eと、回転量検出部222fと、を有する。
 第1の検出部222eは、操作者U1が操作部22に対する移動量を検出し、この検出結果を第1の制御部28へ出力する。ここで、操作者U1が操作部22に対する移動量とは、各軸(X軸(ピッチ軸)、Y軸(ヨー軸)およびZ軸(ロール軸))に対する回転量、距離および重力加速度等である。具体的には、第1の検出部222eは、操作者U1による操作部22の各軸(X軸、Y軸およびZ軸)の移動方向および移動距離を操作者U1が操作部22に対する移動量として検出し、この検出結果を第1の制御部28へ出力する。第1の検出部222eは、ジャイロセンサおよび加速度センサを用いて構成される。
 回転量検出部222fは、湾曲操作ノブ222dの回転量を検出し、この検出結果を第1の制御部28へ出力する。回転量検出部222fは、ロータリエンコーダまたはリニアエンコーダ等を用いて構成される。
 保持部23は、支持部24に設けられ、表示装置3を着脱自在に保持する。保持部23は、表示装置3の長手方向および短手方向に保持可能である。なお、以下においては、保持部23が表示装置3を表示装置3の長手方向に保持している場合について説明する。
 支持部24は、第1の回転部241と、第1のアーム部244と、第2の回転部242と、第2のアーム部245と、第3の回転部243と、第3のアーム部246と、を有する。
 第1の回転部241は、ステッピングモーター等のアクチュエータ等を用いて構成される。第1の回転部241は、第1の制御部28の制御のもと、第1軸O1を中心に第1のアーム部244を回転させることによって、第1軸O1を中心に保持部23に保持された表示装置3を回転させる。
 第2の回転部242は、ステッピングモーター等のアクチュエータを用いて構成される。第2の回転部242は、第1の制御部28の制御のもと、第2軸O2を中心に第2のアーム部245を回転させることによって、第2軸O2を中心に保持部23に保持された表示装置3を回転させる。
 第3の回転部243は、ステッピングモーター等のアクチュエータ等を用いて構成される。第3の回転部243は、第1の制御部28の制御のもと、第3軸を中心に第3のアーム部246を回転させることによって、第3軸を中心に保持部23に保持された表示装置3を回転させる。
 このように構成された支持部24は、操作部22に対する操作者U1による動作を打ち消すように、保持部23に保持された表示装置3に生じる動きと相反する方向に表示装置3を回転または移動させることによって表示装置3の表示領域の向き(姿勢)が所定の方向に向くように表示装置3の姿勢を制御する。ここで、所定の方向とは、水平方向または操作者U1によって指定された方向である。
 画像処理部25は、第1の制御部28の制御のもと、第1の撮像部211bから入力された第1の撮像データに対して、所定の画像処理を行って記録部26および第1の制御部28の少なくとも一方へ出力する。ここで、所定の画像処理とは、少なくとも、A/D変換処理、ゲイン調整処理、オプティカルブラック減算処理、ホワイトバランス(WB)調整処理、第1の撮像部211bの撮像素子がベイヤー配列の場合には同時化処理、カラーマトリクス演算処理、ガンマ補正処理、色再現処理およびエッジ強調処理等を含む画像処理である。画像処理部25は、メモリと、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)およびGPU(Graphics Processing Unit)等のハードウェアを有するプロセッサを用いて構成される。
 記録部26は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等を用いて実現される。記録部26は、内視鏡2が実行する各種のプログラムや処理中に使用される各種のデータを記録するプログラム記録部261と、第1の撮像データを記録する撮像データ記録部262と、を有する。なお、記録部26は、内視鏡2に対して着脱自在なメモリカード等の記録媒体であってもよい。
 通信部27は、第1の制御部28の制御のもと、表示装置3と無線通信を行う。通信部27は、例えば、Wi-FiまたはBluetooth(登録商標)が可能な通信モジュールを用いて構成される。なお、通信部27は、図示しない通信ケーブルを用いて、第1の制御部28の制御のもと、表示装置3と有線接続によって通信を行ってもよい。具体的には、通信部27は、通信ケーブルを用いて、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)(登録商標)等の通信規格に従って撮像データを表示装置3へ出力するようにしてもよい。この場合、通信部27は、USB-IF規格の雌型のコネクタ等を用いて構成されればよい。
 第1の制御部28は、モリと、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアを有するプロセッサを用いて構成される。第1の制御部28は、内視鏡2を構成する各部を制御する。第1の制御部28は、取得部281と、駆動制御部282と、顔検出部283と、モード設定部284と、推定部285と、判定部286と、を備える。
 取得部281は、通信部27を経由して入力された表示装置3の第2の撮像部32が撮像した第2の撮像データを取得する。また、取得部281は、通信部27を経由して入力された表示装置3の第2の検出部34が検出した表示装置3の姿勢に関する姿勢情報を取得する。
 駆動制御部282は、表示装置3における表示領域の向きが所定の方向を向くように支持部24の向き、姿勢、形状および回転する角度の1つ以上を制御する。具体的には、駆動制御部282は、第1の回転部241、第2の回転部242および第3の回転部243の各々に駆動信号を出力することによって、支持部24の向き、姿勢、形状および回転する角度の1つ以上を制御する。この場合、駆動制御部282は、操作部22に対する操作者U1の動作を打ち消すように操作者U1の動作の方向と反対方向に支持部24を移動させる制御を行う。また、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果と、顔検出部283が検出した検出結果と、に基づいて、保持部23が保持する表示装置3における表示モニタ31の表示領域の向きが顔検出部283によって検出された顔の方向を向くように支持部24の回転する角度を制御する。具体的には、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果と、顔検出部283が検出した検出結果と、に基づいて、第1の回転部241、第2の回転部242および第3の回転部243の各々を駆動することによって、保持部23が保持する表示装置3における表示モニタ31の表示領域の向きが、顔検出部283によって検出された顔が表示モニタ31の中央となるように、第1のアーム部244、第2のアーム部245および第3のアーム部246の各々を回転または移動させることによって指示部23の回転する角度を制御する。駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果に基づいて、保持部23が保持する表示装置3における表示モニタ31の表示領域の向きが基準方向を向くように支持部24の回転する角度を制御する。具体的には、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果に基づいて、第1の回転部241、第2の回転部242および第3の回転部243の各々を駆動することによって、保持部23が保持する表示装置3における表示モニタ31の表示領域の向きが基準方向、例えば水平方向または予め設定された方向となるように第1のアーム部244、第2のアーム部245および第3のアーム部246の各々を回転または移動させる。なお、実施の形態1では、駆動制御部282が制御部として機能する。
 顔検出部283は、顔検出部283は、取得部281が取得した第2の撮像データに対応する撮像画像内に写る顔を検出する。具体的には、顔検出部283は、周知のパターンマッチングを用いて撮像画像に写る操作者U1または人の顔を検出する。
 モード設定部284は、第3のボタン222cから入力される内視鏡2の観察モードを指示する指示信号に応じて、内視鏡2の観察モードまたは支持部24の動作モードを設定する。
 推定部285は、第1の撮像部221bが生成した第1の撮像データに基づいて、操作部22に対する操作者U1の動きを推定する。具体的には、推定部285は、第1の撮像部221bが生成した第1の撮像データに基づいて、操作部22に対する操作者U1の動作として、挿入部21の挿入状況を推定する。なお、推定部285は、周知の画像処理技術を用いて、第1の撮像データに含まれる輝度成分等に基づいて、操作者U1が挿入部21を被検体に挿入しているか否かを推定してもよい。もちろん、推定部285は、第1の撮像データに対応する撮像画像に写る臓器を推定することによって、操作者U1が挿入部21を被検体に挿入しているか否かを推定してもよい。
 判定部286は、第1の検出部222eが検出した操作部22に対する操作部22の移動量が閾値以上であるか否かを判定する。ここで、閾値とは、操作部22に対する操作者U1の動作によって表示装置3の向きまたは表示装置3の姿勢が変化する値または表示装置3の向きまたは表示装置3の姿勢が変化することによって操作者U1から表示モニタ31のライブビュー画像を確認することができなくなる値である。また、判定部286は、回転量検出部222fが検出した湾曲操作ノブ222dの回転量と、第1の検出部222eが検出した検出結果と、に基づいて、操作者U1が湾曲部212を湾曲させた状態で、挿入部21の挿入軸を中心に操作部22を回転させる回転操作を行っているか否かを判定する。
 〔表示装置の機能構成〕
 次に、表示装置3の機能構成について説明する。図4は、表示装置3の機能構成を示すブロック図である。図4に示すように、表示装置3は、表示モニタ31と、第2の撮像部32と、測距部33と、第2の検出部34と、通信部35と、入力部37と、記録部38と、第2の制御部39と、を備える。
 表示モニタ31は、液晶または有機ELディスプレイ(Organic Electroluminescent Display)等の表示パネルを用いて構成される。表示モニタ31は、第2の制御部39の制御のもと、内視鏡2が撮像した撮像データに対応するライブビュー画像、内視鏡2が撮像した撮像データに対応する画像(静止画像)および内視鏡2に関する各種の情報のいずれか一つ以上を表示する。
 第2の撮像部32は、表示装置3の表示モニタ31側に設けられる。第2の撮像部32は、第2の制御部39の制御のもと、撮像することによって撮像データ(以下、「第2の撮像データ」という)を生成し、この第2の撮像データを第2の制御部39へ出力する。第2の撮像部32は、所定の視野領域から光を集光する一または複数の撮像レンズと、この撮像レンズが結像した被写体像を受光して光電変換を行うことによって第2の撮像データを生成するCCDイメージセンサまたはCMOSイメージセンサ等のイメージセンサ等を用いて構成される。
 測距部33は、表示装置3の表示モニタ31側に設けられる。測距部33は、第2の制御部39の制御のもと、被写体である操作者U1に向けてレーザ光を照射し、操作者U1から反射した反射光が戻ってくるまでの時間に基づいて、操作者U1と表示装置3との距離を測定し、この測定結果を第2の制御部39へ出力する。測距部33は、ToF(Time of Flight)センサまたはインダイレクトToFセンサ等を用いて構成される。
 第2の検出部34は、表示装置3の姿勢を検出し、この検出結果を第2の制御部39へ出力する。第2の検出部34は、ジャイロセンサおよび加速度センサ等を用いて構成される。
 通信部35は、第2の制御部39の制御のもと、内視鏡2と無線通信を行い、内視鏡2から送信された第2の撮像データおよび各種の情報を受信する。また、通信部35は、第2の制御部39の制御のもと、内視鏡2に入力部37で受け付けた各種の情報、例えば内視鏡2のモードを指示する指示信号を送信する。通信部35は、Wi-FiまたはBluetooth可能な通信モジュールを用いて構成される。
 外部通信部36は、第2の制御部39の制御のもと、図示しない携帯電話回線網等のネットワークを通じて、外部機器と所定の通信規格に従って通信を行い、各種データ、例えば音声データおよび検査レポートデータ等を受信または送信する。ここで、所定の通信規格とは、携帯電話回線を用いた規格、例えば4G(4th Generation Mobile Communication System)および5G(5th Generation Mobile Communication System)である。外部通信部36は、各種データを送受信可能な通信モジュール等を用いて構成される。
 入力部37は、操作者の操作の入力を受け付け、受け付けた操作に応じた操作信号を第2の制御部39へ出力する。入力部37は、表示モニタ31に重畳されて配置され、操作者のタッチ操作に応じた信号を出力するタッチパネル371、各種のボタンおよびスイッチ等を用いて構成される。
 記録部38は、ROM、RAM、フラッシュメモリ、メモリカード等を用いて実現される。記録部38は、表示装置3が実行する各種のプログラムを記録するプログラム記録部381を有する。
 第2の制御部39は、メモリと、CPU等のハードウェアを有するプロセッサと、を用いて構成される。第2の制御部39は、表示装置3を構成する各部を制御する。
 〔内視鏡の処理〕
 次に、内視鏡2が実行する処理について説明する。図5は、内視鏡2が実行する処理の概要を示すフローチャートである。なお、図5では、操作者が被検体を観察している際に、内視鏡2が支持部24によって表示装置3の姿勢を制御する場合について説明する。
 まず、駆動制御部282は、第1の回転部241、第2の回転部242および第3の回転部243の各々に駆動信号を出力することによって、支持部24を駆動する(ステップS101)。
 続いて、第1の検出部222eは、操作者U1が操作部22を把持した際の操作部22の移動量を検出する(ステップS102)。
 その後、取得部281は、通信部27を経由して入力された表示装置3の第2の撮像部32が撮像した第2の撮像データを取得する(ステップS103)。
 続いて、顔検出部283は、取得部281が取得した第2の撮像データに対応する撮像画像内に写る顔を検出する(ステップS104)。
 続いて、判定部286は、顔検出部283が撮像画像内に写る顔を検出したか否かを判定する(ステップS105)。判定部286によって顔検出部283が撮像画像内に写る顔を検出したと判定された場合(ステップS105:Yes)、内視鏡2は、後述するステップS106へ移行する。これに対して、判定部286によって顔検出部283が撮像画像内に写る顔を検出していないと判定された場合(ステップS105:No)、内視鏡2は、後述するステップS107へ移行する。
 ステップS106において、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果と、顔検出部283が検出した検出結果と、に基づいて、保持部23が保持する表示装置3における表示モニタ31の表示領域の向きが顔検出部283によって検出された顔の方向を向くように支持部24を駆動制御する。具体的には、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果と、顔検出部283が検出した検出結果と、に基づいて、第1の回転部241、第2の回転部242および第3の回転部243の各々を駆動することによって、保持部23が保持する表示装置3における表示モニタ31の表示領域の向きが、顔検出部283によって検出された顔が表示モニタ31の中央となるように、第1のアーム部244、第2のアーム部245および第3のアーム部246の各々を回転または移動させて支持部24の向きを制御する。これにより、操作者U1は、表示装置3の表示モニタ31の向きが自身に向けられた状態で被検体の観察を開始することができる。ステップS106の後、内視鏡2は、後述するステップS108へ移行する。
 ステップS107において、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果に基づいて、保持部23が保持する表示装置3における表示モニタ31の表示領域の向きが基準方向を向くように支持部24の回転する角度を駆動制御する。具体的には、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果に基づいて、第1の回転部241、第2の回転部242および第3の回転部243の各々を駆動することによって、保持部23が保持する表示装置3における表示モニタ31の表示領域の向きが基準方向、例えば水平方向または予め設定された方向となるように第1のアーム部244、第2のアーム部245および第3のアーム部246の各々を回転または移動させて支持部24の向きを制御する。これにより、操作者U1は、表示装置3の表示モニタ31の向きが基準方向に向いた状態で被検体の観察を開始することができる。ステップS107の後、内視鏡2は、後述するステップS108へ移行する。
 ステップS108において、第1の検出部222eは、操作者U1が操作部22を把持した際の操作部22の移動量を検出する。
 続いて、判定部286は、第1の検出部222eが検出した操作者U1による操作部22の移動量が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS109)。ここで、閾値とは、操作部22に対する操作者U1の動作によって表示装置3の向きまたは姿勢が変化する値または表示装置3の向きまたは姿勢が変化することによって操作者U1から表示モニタ31のライブビュー画像を確認することができなくなる値である。なお、閾値は、適宜変更することができる。判定部286によって第1の検出部222eが検出した操作者U1による操作部22の移動量が閾値以上であると判定された場合(ステップS109:Yes)、内視鏡2は、後述するステップS110へ移行する。これに対して、判定部286によって第1の検出部222eが検出した操作者U1による操作部22の移動量が閾値以上でないと判定された場合(ステップS109:No)、内視鏡2は、後述するステップS111へ移行する。
 ステップS110において、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果に基づいて、操作者U1の動作を打ち消すように支持部24の回転する角度を駆動制御する。具体的には、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果に基づいて、第1の回転部241、第2の回転部242および第3の回転部243の各々を駆動し、操作者U1の動作を打ち消すように、第1のアーム部244、第2のアーム部245および第3のアーム部246の各々を操作者U1の動作の方向と反対方向に回転または移動させ支持部24の向きを制御する。これにより、操作者U1は、操作部22を移動させた場合であっても、表示装置3の姿勢が維持されるため、被検体の観察中に表示モニタ31で表示されるライブビュー画像の確認を容認に行うことができる。
 続いて、判定部286は、モード設定部284によって内視鏡2の観察モードが追尾モードに設定されているか否かを判定する(ステップS111)。判定部286によって内視鏡2の観察モードが追尾モードに設定されていると判定した場合(ステップS111:Yes)、内視鏡2は、後述するステップS112へ移行する。これに対して、判定部286によって内視鏡2の観察モードが追尾モードに設定されていないと判定された場合(ステップS111:No)、内視鏡2は、後述するステップS114へ移行する。
 ステップS112において、内視鏡2は、操作者U1の操作部22に対する動作に応じて支持部24を駆動させて表示装置3を操作者U1に追尾させる追尾モード処理を実行する。なお、追尾モード処理の詳細は、後述する。ステップS112の後、内視鏡2は、後述するステップS113へ移行する。
 ステップS113において、第3のボタン222cから入力された指示信号によって内視鏡2が被検体の観察を終了する場合(ステップS113:Yes)、内視鏡2は、本処理を終了する。これに対して、第3のボタン222cから入力された指示信号によって内視鏡2が被検体の観察を終了しない場合(ステップS113:No)、内視鏡2は、上述したステップS103へ戻る。
 ステップS114において、判定部286は、モード設定部284によって内視鏡2の観察モードが表示方向固定モードに設定されているか否かを判定する。判定部286によって内視鏡2の観察モードが表示方向固定モードに設定されていると判定された場合(ステップS114:Yes)、内視鏡2は、後述するステップS115へ移行する。これに対して、判定部286によって内視鏡2の観察モードが表示方向固定モードに設定されていないと判定された場合(ステップS114:No)、内視鏡2は、後述するステップS116へ移行する。
 ステップS115において、内視鏡2は、支持部24を駆動制御することによって表示装置3の表示領域の向きを所定の軸を中心に固定する表示方向固定モード処理を実行する。なお、表示方向固定モード処理の詳細は、後述する。ステップS115の後、内視鏡2は、ステップS113へ移行する。
 ステップS116において、推定部285は、第1の撮像部211bが生成した第1の撮像データに対応する撮像画像に基づいて、操作者U1が被検体に挿入した内視鏡2の挿入操作を推定する。
 続いて、駆動制御部282は、推定部285が推定した推定結果に基づいて、操作者U1が被検体に挿入した内視鏡2の挿入操作の動作を打ち消すように支持部24の回転する角度を駆動制御する(ステップS117)。具体的には、駆動制御部282は、推定部285が推定した推定結果に基づいて、第1の回転部241、第2の回転部242および第3の回転部243の各々を駆動し、内視鏡2の挿入操作の動作を打ち消すように、第1のアーム部244、第2のアーム部245および第3のアーム部246の各々を内視鏡2の挿入方向と反対方向に回転または移動させて支持部24の向きを制御する。これにより、操作者U1は、内視鏡2の挿入部21を被検体内に挿入させながら観察する場合であっても、表示装置3における表示領域の向きおよび姿勢が維持されるため、被検体の観察中に表示モニタ31で表示されるライブビュー画像の確認を容認に行うことができる。ステップS117の後、ステップS113へ移行する。
 [追尾モード処理の概要]
 次に、図5のステップS112において説明した追尾モード処理の概要について説明する。図6は、追尾モード処理の概要を示すフローチャートである。
 図6に示すように、まず、第1の検出部222eは、操作部22に対する操作者U1の動作を検出する(ステップS201)。
 続いて、取得部281は、通信部27を経由して、表示装置3の測距部33が検出した距離情報を取得する(ステップS202)。
 図7は、表示装置3の測距部33が距離情報を検出する際の状況を示す図である。図7に示すように、取得部281は、通信部27を経由して、表示装置3の測距部33が検出した距離情報を取得する。この場合、図7に示すように、測距部33は、表示モニタ31の表示領域から操作者U1の顔F1までの距離を距離情報として検出する。なお、測距部33は、表示モニタ31の表示領域から操作者U1の顔までの距離でなく、操作者U1の体幹までの距離であってもよい。
 図6に戻り、ステップS203以降の説明を続ける。
 ステップS203において、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果と、取得部281が表示装置3の測距部33から取得した距離情報と、に基づいて、操作者U1と表示装置3との距離が一定となるように支持部24の回転する角度を駆動制御する。具体的には、駆動制御部282は、取得部281が表示装置3の測距部33から取得した距離情報と、第1の検出部222eが検出した検出結果と、に基づいて、第1の回転部241、第2の回転部242および第3の回転部243の各々を駆動し、操作者U1の動作を打ち消すように、操作者U1の動作の方向と反対方向に第1のアーム部244、第2のアーム部245および第3のアーム部246の各々を回転または移動させて操作者U1と表示装置3との距離を一定とする。
 図8は、操作者U1が腕を伸ばすことによって操作部22を操作者U1自身から遠ざけた場合の状況を示す図である。図8に示すように、操作者U1が腕を伸ばすことによって操作部22を操作者U1自身から遠ざけた場合、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果と、取得部281が表示装置3の測距部33から取得した距離情報と、に基づいて、操作者U1の動作を打ち消すように操作者U1の動作の方向と反対方向に回転または移動させて操作者U1と表示装置3との距離を一定距離D1で維持する。これにより、操作者U1は、操作者U1が被検体の観察に応じて、操作部22を操作者U1から遠ざけた場合であっても、表示装置3までの距離が一定距離D1に維持されるため、表示装置3で表示されるライブビュー画像を容易に確認することができる。
 図9は、操作者U1が腕を折り曲げ縮めることによって操作部22を操作者U1自身に近づけた場合の状況を示す図である。図9に示すように、操作者U1が腕を折り曲げ縮めることによって操作部22を操作者U1自身に近づけた場合、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果と、取得部281が表示装置3の測距部33から取得した距離情報と、に基づいて、操作者U1の動作を打ち消すように操作者U1の動作の方向と反対方向に第1のアーム部244、第2のアーム部245および第3のアーム部246の各々を回転または移動させて操作者U1と表示装置3との距離を一定距離D1で維持する。これにより、操作者U1は、操作者U1が被検体の観察に応じて、操作部22を操作者U1から近づける場合であっても、表示装置3までの距離が一定距離D1に維持されるため、表示装置3で表示されるライブビュー画像を容易に確認することができる。
 図6に戻り、ステップS204以降の説明を続ける。
 ステップS204において、取得部281は、通信部27を経由して入力された表示装置3の第2の撮像部32が撮像した第2の撮像データを取得する。
 続いて、顔検出部283は、取得部281が取得した第2の撮像データに対応する撮像画像内に写る顔を検出する(ステップS205)。
 その後、判定部286は、顔検出部283が撮像画像内に写る顔を検出したか否かを判定する(ステップS206)。判定部286によって顔検出部283が撮像画像内に写る顔を検出したと判定された場合(ステップS206:Yes)、内視鏡2は、後述するステップS207へ移行する。これに対して、判定部286によって顔検出部283が撮像画像内に写る顔を検出していないと判定された場合(ステップS206:No)、内視鏡2は、後述するステップS208へ移行する。
 ステップS207において、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果と、顔検出部283が検出した検出結果と、に基づいて、保持部23が保持する表示装置3における表示モニタ31の表示領域の向きが顔検出部283によって検出された顔の方向を向くように支持部24の回転する角度を駆動制御する。具体的には、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果と、顔検出部283が検出した検出結果と、に基づいて、第1の回転部241、第2の回転部242および第3の回転部243の各々を駆動することによって、保持部23が保持する表示装置3における表示モニタ31の表示領域の向きが、顔検出部283によって検出された顔が表示モニタ31の中央となるように、第1のアーム部244、第2のアーム部245および第3のアーム部246の各々を回転または移動させて支持部24の向きを制御する。これにより、操作者U1は、表示装置3の表示モニタ31の向きが自身に向けられた状態で被検体を観察することができる。ステップS207の後、内視鏡2は、後述するステップS209へ移行する。
 ステップS208において、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果に基づいて、保持部23が保持する表示装置3における表示モニタ31の表示領域の向きが基準方向を向くように支持部24の回転する角度を駆動制御する。具体的には、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果に基づいて、第1の回転部241、第2の回転部242および第3の回転部243の各々を駆動することによって、保持部23が保持する表示装置3における表示モニタ31の表示領域の向きが基準方向、例えば水平方向または予め設定された方向となるように第1のアーム部244、第2のアーム部245および第3のアーム部246の各々を回転または移動させて支持部24の向きを制御する。これにより、操作者U1は、表示装置3の表示モニタ31の向きが基準方向に向いた状態で被検体を観察することができる。ステップS208の後、内視鏡2は、後述するステップS209へ移行する。
 ステップS209において、第1の検出部222eは、操作部22に対する操作部22の移動量を検出する。
 続いて、回転量検出部222fは、挿入部21における湾曲部212に対する湾曲操作ノブ222dの操作量を検出する(ステップS210)。
 その後、判定部286は、回転量検出部222fが検出した操作量に基づいて、挿入部21における湾曲部212が湾曲しているか否かを判定する(ステップS211)。判定部286によって挿入部21における湾曲部212が湾曲していると判定された場合(ステップS211:Yes)、内視鏡2は、後述するステップS212へ移行する。これに対して、判定部286によって挿入部21における湾曲部212が湾曲していないと判定された場合(ステップS211:No)、内視鏡2は、後述するステップS217へ移行する。
 ステップS212において、判定部286は、第1の検出部222eが検出した操作者U1による操作部22の移動量が閾値以上であるか否かを判定する。判定部286によって第1の検出部222eが検出した操作者U1による操作部22の移動量作が閾値以上であると判定された場合(ステップS212:Yes)、内視鏡2は、後述するステップS213へ移行する。これに対して、判定部286によって第1の検出部222eが検出した操作者U1による操作部22の移動量が閾値以上でないと判定された場合(ステップS212:No)、内視鏡2は、後述するステップS216へ移行する。この場合、駆動制御部282は、操作者U1の動作が小さいため、支持部24を駆動せず、表示装置3の姿勢を維持することで、内視鏡2の電力が消費されることを防止することができる。
 ステップS213において、判定部286は、第1の検出部222eが検出した検出結果に基づいて、操作者U1の動作が内視鏡2の挿入部21の挿入軸に対して回転する回転動作であるか否かを判定する。
 図10は、操作者U1による従来の内視鏡を用いた操作を模式的に説明する図である。図11は、操作者U1による従来の内視鏡を用いた操作の別の一例を模式的に説明する図である。図10および図11に示すように、操作者U1は、被検体U2の食道、胃および鼻腔等の管路に沿って従来の内視鏡2Aの挿入部21Aを挿入し、被検体U2の管路を観察する。この場合、操作者U1は、被検体U2の管路全体を観察するため、挿入部21Aの挿入軸T1に対して外周方向である管路内側を観察する必要がある。具体的には、操作者U1は、被検体U2の管路内壁を360度にわたって全周を観察するため、湾曲部212を湾曲させた状態で、挿入部21Aを1周回転させる。この場合、図10の矢印W1および図11の矢印W2に示すように、操作者U1は、挿入部21Aを被検体U2に挿入した挿入部21の挿入軸T1に対して、把持している操作部22Aを回転させる。これにより、挿入部21Aの第1の撮像部211bは、被検体U2の管腔内で外周方向を向いた状態で挿入軸T1を中心に回転する。即ち、判定部286は、第1の検出部222eが検出した検出結果に基づいて、操作者U1の動作による操作が内視鏡2の挿入部21の挿入軸に対して回転する回転動作であるか否かを判定する。判定部286によって操作者U1の動作が内視鏡2の挿入部21の挿入軸T1に対して回転する回転動作であると判定された場合(ステップS213:Yes)、内視鏡2は、後述するステップS214へ移行する。これに対して、判定部286によって操作者U1の動作が内視鏡2の挿入部21の挿入軸に対して回転する回転動作でないと判定された場合(ステップS213:No)、内視鏡2は、後述するステップS215へ移行する。
 ステップS214において、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果に基づいて、操作者U1による回転動作を打ち消す向きに挿入部21の挿入軸を中心として支持部24の回転する角度を駆動制御する。
 図12は、駆動制御部282による支持部24の駆動制御の一例を示す図である。図12に示すように、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果に基づいて、操作者U1による回転動作を打ち消すよう向き、例えば少なくとも第2の回転部242を駆動させることによって、挿入部21の挿入軸T1を中心として支持部24を回転させる制御を行う。これにより、保持部23が保持する表示装置3は、挿入部21の挿入軸T1を中心として回転する。この結果、操作者U1は、挿入部21の挿入軸T1を中心に挿入部21を回転させた場合であっても、表示モニタ31の向きが操作部22の移動に追従することなく維持され、かつ、表示装置3と操作者U1との距離が一定距離D1で維持されるため、表示モニタ31で表示されるライブビュー画像を見ながら、被検体U2の管路内壁を360度にわたって全周を観察することができる。ステップS214の後、内視鏡2は、後述するステップS216へ移行する。
 ステップS215において、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果に基づいて、支持部24の回転する角度を駆動制御する。具体的には、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果に基づいて、第1の回転部241、第2の回転部242および第3の回転部243の各々を駆動し、操作者U1の動作を打ち消すように、操作者U1の動作の方向と反対方向に第1のアーム部244、第2のアーム部245および第3のアーム部246の各々を回転または移動させて支持部24の向きを制御する。ステップS215の後、内視鏡2は、後述するステップS216へ移行する。
 続いて、判定部286は、第2のボタン222bから追尾モードの終了を指示する指示信号が入力されたか否かを判定する(ステップS216)。判定部286によって第3のボタン222cから追尾モードの終了を指示する指示信号が入力されたと判定された場合(ステップS216:Yes)、内視鏡2は、図5のメインルーンへ戻る。これに対して、判定部286によって第3のボタン222cから追尾モードの終了を指示する指示信号が入力されていないと判定された場合(ステップS216:No)、内視鏡2は、上述したステップS209へ戻る。
 ステップS217において、判定部286は、第1の検出部222eが検出した操作者U1による操作部22の移動量が閾値以上であるか否かを判定する。判定部286によって第1の検出部222eが検出した操作者U1による操作部22の移動量が閾値以上であると判定された場合(ステップS217:Yes)、内視鏡2は、後述するステップS218へ移行する。これに対して、判定部286によって第1の検出部222eが検出した操作者U1による操作部22の移動量が閾値以上でないと判定された場合(ステップS217:No)、内視鏡2は、ステップS216へ移行する。
 ステップS218において、駆動制御部282は、操作者U1と表示装置3との距離が一定距離D1となるように支持部24の回転する角度を駆動制御する。具体的には、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果に基づいて、第1の回転部241、第2の回転部242および第3の回転部243の各々を駆動し、操作者U1の動作を打ち消すように、操作者U1の動作の方向と反対方向に第1のアーム部244、第2のアーム部245および第3のアーム部246の各々を回転または移動させて操作者U1と表示装置3との距離を一定距離D1とする。ステップS218の後、内視鏡2は、ステップS216へ移行する。
 〔表示方向固定モード処理の概要〕
 次に、図5のステップS114において説明した表示方向固定モード処理について説明する。図13は、表示方向固定モード処理の概要を示すフローチャートである。
 図13に示すように、まず、駆動制御部282は、表示装置3における表示モニタ31の表示領域の向きが指定方向で固定されるように支持部24の軸の一部を固定しながら支持部24の回転する角度を駆動制御する(ステップS301)。図14は、駆動制御部282が駆動制御する支持部24の状況の一例を模式的に示す図である。図14に示すように、駆動制御部282は、表示装置3における表示モニタ31の表示領域の向きが指定方向、例えばY軸(ヨー軸)で固定されるように支持部24の軸の一部を固定しながら支持部24を駆動制御する。具体的には、駆動制御部282は、第2の回転部242を駆動し、表示装置3における表示モニタ31の表示領域の向きが天地方向を向くように第2のアーム部245を回転させる。
 続いて、判定部286は、第3のボタン222cから表示モニタ31における表示方向の変更指示信号が入力されたか否かを判定する(ステップS302)。判定部286によって第3のボタン222cから表示モニタ31における表示方向の変更指示信号が入力されたと判定された場合(ステップS302:No)、内視鏡2は、上述したステップS301へ戻る。これに対して、判定部286によって第3のボタン222cから表示モニタ31における表示方向の変更指示信号が入力されていないと判定された場合(ステップS302:Yes)、内視鏡2は、後述するステップS303へ移行する。
 ステップS303において、第1の検出部222eは、操作部22に対する操作部22の移動量を検出する。
 続いて、回転量検出部222fは、挿入部21における湾曲部212に対する湾曲操作ノブ222dの操作量を検出する(ステップS304)。
 その後、判定部286は、回転量検出部222fが検出した操作量に基づいて、挿入部21における湾曲部212が湾曲しているか否かを判定する(ステップS305)。判定部286によって挿入部21における湾曲部212が湾曲していると判定された場合(ステップS305:Yes)、内視鏡2は、後述するステップS306へ移行する。これに対して、判定部286によって挿入部21における湾曲部212が湾曲していないと判定された場合(ステップS305:No)、内視鏡2は、後述するステップS311へ移行する。
 ステップS306において、判定部286は、第1の検出部222eが検出した操作者U1による操作部22の移動量が閾値以上であるか否かを判定する。判定部286によって第1の検出部222eが検出した操作者U1による操作部22の移動量が閾値以上であると判定された場合(ステップS306:Yes)、内視鏡2は、後述するステップS307へ移行する。これに対して、判定部286によって第1の検出部222eが検出した操作者U1による操作部22の移動量が閾値以上でないと判定された場合(ステップS306:No)、内視鏡2は、後述するステップS310へ移行する。この場合、駆動制御部282は、操作者U1の動作が小さいため、支持部24の向きまたは姿勢を調整する制御を行わず、表示装置3の姿勢を維持することで、内視鏡2の電力消費を防止することができる。
 ステップS307において、判定部286は、第1の検出部222eが検出した検出結果に基づいて、操作者U1の動作が内視鏡2の挿入部21の挿入軸に対して回転する回転動作であるか否かを判定する。判定部286によって操作者U1の動作が内視鏡2の挿入部21の挿入軸に対して回転する回転動作であると判定された場合(ステップS307:Yes)、内視鏡2は、後述するステップS308へ移行する。これに対して、判定部286によって操作者U1の動作が内視鏡2の挿入部21の挿入軸に対して回転する回転動作でないと判定された場合(ステップS307:No)、内視鏡2は、後述するステップS309へ移行する。
 ステップS308において、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果に基づいて、操作者U1に回転動作を打ち消すように支持部24の回転する角度を駆動制御する。具体的には、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果に基づいて、操作者U1による回転動作を打ち消す向きに挿入部21の挿入軸T1を中心として支持部24を回転させる制御、例えば少なくとも第3の回転部243を駆動させることによって、挿入部21の挿入軸T1を中心に保持部23が保持する表示装置3を回転させる。これにより、操作者U1は、挿入部21の挿入軸を中心に挿入部21を回転させた場合であっても、表示装置3の表示モニタ31の向きが操作部22の移動に追従することなく、かつ、表示装置3と操作者U1との距離が一定距離D1で維持されるため、表示モニタ31で表示されるライブビュー画像を見ながら、被検体U2の管路内壁を360度にわたって全周を観察することができる。ステップS214の後、内視鏡2は、後述するステップS310へ移行する。
 ステップS309において、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果に基づいて、操作者U1に回転動作を打ち消すように支持部24の回転する角度を駆動制御する。具体的には、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果に基づいて、第1の回転部241、第2の回転部242および第3の回転部243のいずれか一つ以上を駆動し、操作者U1の動作を打ち消すように、操作者U1の動作の方向と反対方向に第1のアーム部244、第2のアーム部245および第3のアーム部246のいずれか一つ以上を回転または移動させて支持部24の向きを制御する。ステップS309の後、内視鏡2は、後述するステップS310へ移行する。
 続いて、判定部286は、第2のボタン222bから表示方向固定モードの終了を指示する指示信号が入力されたか否かを判定する(ステップS310)。判定部286によって第2のボタン222bから表示方向固定モードの終了を指示する指示信号が入力されたと判定された場合(ステップS310:Yes)、内視鏡2は、図5のメインルーンへ戻る。これに対して、判定部286によって第2のボタン222bから表示方向固定モードの終了を指示する指示信号が入力されていないと判定された場合(ステップS310:No)、内視鏡2は、上述したステップS302へ戻る。
 ステップS311において、判定部286は、第1の検出部222eが検出した操作者U1による操作部22の移動量が閾値以上であるか否かを判定する。判定部286によって第1の検出部222eが検出した操作者U1による操作部22の移動量が閾値以上であると判定された場合(ステップS311:Yes)、内視鏡2は、後述するステップS312へ移行する。これに対して、判定部286によって第1の検出部222eが検出した操作者U1による操作部22の移動量が閾値以上でないと判定された場合(ステップS311:No)、内視鏡2は、ステップS310へ移行する。
 ステップS312において、駆動制御部282は、操作者U1と表示装置3との距離が一定となるように支持部24の回転する角度を駆動制御する。具体的には、駆動制御部282は、第1の検出部222eが検出した検出結果に基づいて、第1の回転部241、第2の回転部242および第3の回転部243のいずれか一つ以上を駆動し、操作者U1の動作を打ち消すように、操作者U1の動作の方向と反対方向に第1のアーム部244、第2のアーム部245および第3のアーム部246のいずれか一つ以上を回転または移動させて操作者U1と表示装置3との距離を一定距離D1とする。ステップS312の後、内視鏡2は、ステップS310へ移行する。
 以上説明した実施の形態1によれば、駆動制御部282が表示装置3における表示領域の向きが所定の方向を向くように支持部24の回転する角度を制御するため、操作者U1が操作部22の位置を移動させた場合であっても、操作者U1が表示モニタ31のライブビュー画像に対して良好な視認性を確保することができる。
 また、実施の形態1によれば、駆動制御部282が操作部22に対する操作者U1の動作を打ち消すように操作者U1の動作の方向と反対方向に支持部24を移動させる制御を行い、表示装置3の空間的な位置を維持するため、操作者U1が表示モニタ31のライブビュー画像に対して良好な視認性を確保することができるうえ、表示装置3の位置を移動させる調整操作がなるため、被検体の観察時の負担を軽減することができる。この結果、検査効率を向上させることができるうえ、検査時間の短縮化を図ることができる。
 また、実施の形態1によれば、駆動制御部282が第1の検出部222eの検出結果に基づいて、支持部24を移動させる制御または姿勢を制御する制御を行うため、表示装置3の空間的な位置を精度よく維持することができるため、操作者U1が表示モニタ31のライブビュー画像に対して良好な視認性を確保することができる。
 また、実施の形態1によれば、駆動制御部282が表示モニタ31の表示領域の向きを、第3のボタン222cから入力される指示信号に応じた表示方向となるように支持部24の向きを制御するため、操作者U1が所望する位置で、表示モニタ31のライブビュー画像に対して良好な視認性を確保することができる。
 また、実施の形態1によれば、駆動制御部282が顔検出部283によって検出された検出結果に基づいて、表示モニタ31の表示領域の向きを操作者U1の顔F1に向けて追尾するように支持部24の向きを制御するため、操作者U1が操作部22を移動させた場合であっても、表示モニタ31のライブビュー画像に対して良好な視認性を確保することができる。
 また、実施の形態1によれば、駆動制御部282が推定部285の推定結果に基づいて、表示モニタ31の表示領域の向きを操作者U1の操作に追尾するように支持部24の回転する角度を制御するため、操作者U1が操作部22を移動させ、かつ、挿入部21を挿入させた場合であっても、表示モニタ31の表示画像を容易に確認することができる。
 また、実施の形態1によれば、挿入部21および操作部22を一体的に形成し、操作者U1が操作部22を把持して移動させる際の操作者U1の動作に対する支持部24の追従性が挿入部21の追従性よりも低いため、瞬時に表示モニタ31の空間的な位置が移動することを防止することができる。
 また、実施の形態1によれば、判定部286によって操作者U1が回転操作を行っていると判定された場合、駆動制御部282が操作者U1に回転動作を打ち消すよう挿入軸T1を中心に支持部24を回転させる制御を行うため、被検体U2の管腔内の全体を観察する場合であっても、表示モニタ31のライブビュー画像に対して良好な視認性を確保することができる。
 また、実施の形態1によれば、判定部286によって操作部22の移動量が前記閾値以上であると判定された場合、駆動制御部282が表示モニタ31の表示領域の向きが所定の方向を向くように支持部24を制御するため、必要以上に電力が消費されることを防止することができる。
 また、実施の形態1によれば、駆動制御部282が距離情報に基づいて、表示装置3と操作者U1の距離が一定距離D1となるように支持部24の回転する角度を制御するため、操作者U1が腕を伸び縮みした場合であっても、表示モニタ31の空間的な位置が維持されるので、表示モニタ31のライブビュー画像に対して良好な視認性を確保することができる。
 また、実施の形態1によれば、無線通信によって表示装置3と内視鏡2とを接続しているため、通信ケーブルを別途設ける場合と比べて、支持部24の駆動制御を精度よく行うことができるうえ、軽量化を図ることができる。
 また、実施の形態1によれば、支持部24の第1のアーム部244、第2のアーム部245および第3のアーム部246の各々が互いに直交する3軸を回転可能であるため、精度よく操作者U1の動作を打ち消すことができ、表示モニタ31の空間的な位置を維持することができるので、表示モニタ31のライブビュー画像に対して良好な視認性を確保することができる。
 なお、実施の形態1では、駆動制御部282が第1の検出部222eによって検出された操作部22の移動量に基づいて、支持部24を制御していたが、これに限定されることなく、表示装置3が備える第2の検出部34の検出結果に基づいて、支持部24の回転する角度を制御してもよい。
 また、実施の形態1では、支持部24が操作部22に取り付けられていたが、これに限定されることなく、例えば、支持部24が操作部22に着脱自在であってもよい。この場合、支持部24に、第1の検出部222e、駆動制御部282および判定部286の機能を設ければよい。即ち、支持部24は、単独で構成されてもよく、支持装置として機能させてもよい。さらに、支持部24は、内視鏡2以外にも、例えば被検体を撮像可能な撮像装置、動画データを撮像可能なカムコーダ、携帯電話、例えば超音波内視鏡および処置具等の医療器具に着脱自在に取り付けてもよいし、例えばユーザの荷物に着脱自在に取り付けてもよい。
 また、実施の形態1に係る内視鏡2の支持部24を第1軸O1~第3軸O3(X軸、Y軸およびZ軸)に回転可能な構造によって構成し、表示装置3における表示モニタ31の表示領域の向きおよび表示装置3の姿勢を制御していたが、例えば図15および図16の耳鼻科や咽喉科等で用いられる内視鏡システム1Bに示すように、支持部24Bを2軸(X軸およびY軸)のみ回転可能な構成によって構成してもよい。これにより、内視鏡2Bの構成を簡略化することができ、かつ、軽量化を図ることができる。
(実施の形態2)
 次に、実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、支持部24が3軸に回転することによって、操作部22に対する操作者U1の動作を打ち消していたが、実施の形態2では、操作部22に対する操作者U1の動作に追従する力を吸収することによって表示装置3の姿勢を制御する。以下においては、実施の形態2に係る内視鏡システムの構成について説明する。なお、上述した実施の形態1に係る内視鏡システム1と同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
 図17は、実施の形態2に係る内視鏡システムの概略構成を示す模式図である。図17に示す内視鏡システム1Cは、上述した実施の形態1に係る支持部24に変えて、可動部29を備える。
 可動部29は、基端側に操作部22に接続される可動部291と、可動部291の他端側に接続され、所定の軸に対して回転可能な回転部292と、回転部292に接続され、保持部23に接続される接続部293と、を備える。
 このように構成された可動部29は、操作部22に対する操作者U1の動作に追従する力を吸収することによって表示装置3の姿勢を制御し、表示モニタ31の向きを所定方向、例えば水平方向に向くように制御する。
 以上説明した実施の形態2によれば、表示モニタ31のライブビュー画像を容易に確認することができる。
(その他の実施の形態)
 上述した本開示の実施の形態1,2に係る内視鏡システムに開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明を形成することができる。例えば、上述した本開示の実施の形態1,2に係る内視鏡システムに記載した全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、上述した本開示の実施の形態1,2に係る内視鏡システムで説明した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
 また、本開示の実施の形態1,2に係る内視鏡システムでは、上述してきた「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、第1の制御部は、第1の制御手段や第1の制御回路に読み替えることができる。
 また、本開示の実施の形態1,2に係る内視鏡システムに実行させるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルデータでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)、USB媒体、フラッシュメモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
 また、本開示の実施の形態1,2に係る内視鏡システムに実行させるプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。
 なお、本明細書におけるフローチャートの説明では、「まず」、「その後」、「続いて」等の表現を用いてステップ間の処理の前後関係を明示していたが、本開示の実施の形態を実施するために必要な処理の順序は、それらの表現によって一意的に定められるわけではない。即ち、本明細書で記載したフローチャートにおける処理の順序は、矛盾のない範囲で変更することができる。
 以上、本願の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、本開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本開示を実施することが可能である。
1,1B,1C 内視鏡システム
2,2A,2B,2C 内視鏡
3 表示装置
21,21A 挿入部
22,22A 操作部
23 保持部
24 支持部
25 画像処理部
26,38 記録部
27,35 通信部
28 第1の制御部
29 可動部
31 表示モニタ
32 第2の撮像部
33 測距部
34 第2の検出部
36 外部通信部
37 入力部
39 第2の制御部
211 先端部
211a 照明部
211b 第1の撮像部
212 湾曲部
213 可撓管部
221 基端部
222 本体部
222a 第1のボタン
222b 第2のボタン
222c 第3のボタン
222d 湾曲操作ノブ
222e 第1の検出部
222f 回転量検出部
241 第1の回転部
242 第2の回転部
243 第3の回転部
244 第1のアーム部
245 第2のアーム部
246 第3のアーム部
261,381 プログラム記録部
262 撮像データ記録部
281 取得部
282 駆動制御部
283 顔検出部
284 モード設定部
285 推定部
286 判定部
291 可動部
292 回転部
293 接続部
371 タッチパネル
O1 第1軸
O2 第2軸
O3 第3軸
U1 操作者
U2 被検体

Claims (15)

  1.  被検体に挿入され、該被検体内を撮像可能な第1の撮像部を有する挿入部と、
     操作者によって把持可能であり、前記挿入部の基端側に設けられた操作部と、
     前記第1の撮像部によって撮像された第1の撮像データに対応する画像を表示する表示装置を保持可能な保持部と、
     前記保持部を前記操作部に対して所定の支持軸回りに回転可能に支持する支持部と、
     前記表示装置における表示領域が所定の方向を向くように前記支持部の回転する角度を制御する制御部と、
     を備える、
     内視鏡。
  2.  請求項1に記載の内視鏡であって、
     前記制御部は、
     前記操作者の動作の方向と反対方向に前記支持部を移動させる制御を行う、
     内視鏡。
  3.  請求項1または2に記載の内視鏡であって、
     前記操作者が前記操作部を把持して操作する際の前記操作部の移動量を検出する第1の検出部をさらに備え、
     前記制御部は、
     前記第1の検出部の検出結果に基づいて、前記支持部を移動させる制御を行う、
     内視鏡。
  4.  請求項1または2に記載の内視鏡であって、
     前記制御部は、
     前記表示装置に設けられた第2の検出部によって検出された、前記操作者が前記操作部を把持して操作する際の前記操作部の移動量の検出結果に基づいて、前記支持部を移動させる制御を行う、
     内視鏡。
  5.  請求項1~4のいずれか一つに記載の内視鏡であって、
     前記表示領域の表示方向を指示する指示信号の入力を受け付ける入力部をさらに備え、
     前記制御部は、
     前記表示領域が前記指示信号に応じた前記表示方向となるように前記支持部の回転する角度を制御する、
     内視鏡。
  6.  請求項1~5のいずれか一つに記載の内視鏡であって、
     前記制御部は、
     前記表示装置における前記表示領域側に設けられた第2の撮像部によって撮像された第2の撮像データに基づいて、前記操作者の顔を検出する顔検出部をさらに備え、
     前記制御部は、
     前記顔検出部が検出した検出結果に基づいて、前記表示領域を前記操作者の顔に向けて追尾するように前記支持部の回転する角度を制御する、
     内視鏡。
  7.  請求項1~6のいずれか一つに記載の内視鏡であって、
     前記第1の撮像データに基づいて、前記操作部に対する前記操作者の動作を推定する推定部をさらに備え、
     前記制御部は、
     前記推定部の推定結果に基づいて、前記表示領域が所定の方向を向くように前記支持部の回転する角度を制御する、
     内視鏡。
  8.  請求項1~7のいずれか一つに記載の内視鏡であって、
     前記挿入部および前記操作部は、一体的に形成されており、
     前記操作者が前記操作部を把持して移動させる際の前記操作者の動作に対する前記支持部の追従性は、前記挿入部の追従性よりも低い、
     内視鏡。
  9.  請求項3に記載の内視鏡であって、
     前記挿入部に設けられた湾曲可能な湾曲部を操作する湾曲操作ノブの回転量を検出する回転量検出部と、
     前記回転量検出部が検出した回転量と、前記第1の検出部が検出した検出結果と、に基づいて、前記操作者が前記湾曲部を湾曲させた状態で前記挿入部の挿入軸を中心に前記操作部を回転させる回転操作を行っているか否かを判定する判定部と、
     をさらに備え、
     前記制御部は、
     前記判定部によって前記回転操作を行っていると判定された場合、前記操作者による回転動作を打ち消す向きに前記挿入軸を中心として前記支持部を回転させる制御を行う、
     内視鏡。
  10.  請求項3に記載の内視鏡であって、
     前記第1の検出部が検出した前記移動量が閾値以上であるか否かを判定する判定部をさらに備え、
     前記制御部は、
     前記判定部によって前記移動量が前記閾値以上であると判定された場合、前記表示領域が所定の方向を向くように前記支持部の回転する角度を制御する、
     内視鏡。
  11.  請求項1~10のいずれか一つに記載の内視鏡であって、
     前記表示装置に設けられた測距部によって検出された前記表示装置から前記操作者までの距離情報に基づいて、前記表示装置と前記操作者の距離が一定距離となるように前記支持部を移動させる制御を行う、
     内視鏡。
  12.  請求項1~11のいずれか一つに記載の内視鏡であって、
     前記支持部は、
     前記操作部の他端側に設けられ、第1軸を中心に回転可能な第1の回転部と、
     前記第1の回転部に基端側が接続され、前記第1の回転部の回転に従って前記第1軸を中心に回転する第1のアーム部と、
     前記第1のアーム部の他端側が接続され、前記第1軸と直交する第2軸を中心に回転可能な第2の回転部と、
     前記第2の回転部に基端側が接続され、前記第2の回転部の回転に従って前記第2軸を中心に回転する第2のアーム部と、
     前記第2のアーム部の他端側が接続され、前記第1軸および前記第2軸と直交する第3軸を中心に回転可能な第3の回転部と、
     前記第3の回転部に基端側が接続され、かつ、他端側に前記保持部が接続され、前記第3の回転部の回転に従って前記第3軸を中心に回転する第3のアーム部と、
     を有する、
     内視鏡。
  13.  請求項1~12のいずれか一つに記載の内視鏡であって、
     前記表示装置と無線通信可能であり、前記表示装置に前記第1の撮像データを送信する通信部をさらに備える、
     内視鏡。
  14.  撮像可能な第1の撮像部を有する挿入部と、操作者によって把持可能であり、前記挿入部の基端側に設けられた操作部と、を備える撮像装置に対して着脱自在な支持装置であって、
     前記第1の撮像部によって撮像された第1の撮像データに対応する画像を表示する表示装置を保持可能な保持部と、
     前記保持部を前記操作部に対して所定の支持軸回りに回転可能に支持する支持部と、
     前記表示装置における表示領域が所定の方向を向くように前記支持部の回転する角度を制御する制御部と、
     を備える、
     支持装置。
  15.  被検体に挿入され、該被検体内を撮像可能な第1の撮像部を有する挿入部を備える内視鏡と、
     前記第1の撮像部によって撮像された第1の撮像データに対応する画像を表示する表示装置と、
     を備え、
     前記内視鏡は、
     操作者によって把持可能であり、前記挿入部の基端側に設けられた操作部と、
     前記表示装置を保持可能な保持部と、
     前記保持部を前記操作部に対して所定の支持軸回りに回転可能に支持する支持部と、
     前記表示装置における表示領域が所定の方向を向くように前記支持部の回転する角度を制御する制御部と、
     を備える、
     内視鏡システム。
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JPH01302216A (ja) * 1988-05-30 1989-12-06 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡
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