JP5880870B2 - 重合性含フッ素高分岐ポリマー及びそれを含む硬化性組成物 - Google Patents
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Description
一方、ポリマーの表面改質方法の一つとして、線状ポリマーからなるマトリクスポリマーに分岐ポリマーを添加し、該分岐ポリマーを該マトリクスポリマー表面に濃縮させる方法が知られている(特許文献2)。
すなわち、ハードコート層を形成する材料への分散性が良好であり、得られるハードコート層の防汚性に優れ、その表面特性の劣化が少なく、しかも高いレベリング性で干渉色ムラを発生しない表面改質剤、及びそれを含むハードコート層を形成するための硬化性組成物が求められていた。
第2観点として、前記モノマーAが、ビニル基又は(メタ)アクリル基の何れか一方又は双方を有する化合物である、第1観点に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマーに関する。
第3観点として、前記モノマーAが、ジビニル化合物又はジ(メタ)アクリレート化合物である、第2観点に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマーに関する。
第4観点として、前記モノマーAがエチレングリコールジ(メタ)アクリレートである、第3観点に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマーに関する。
第5観点として、前記モノマーAがジビニルベンゼンである、第3観点に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマーに関する。
第6観点として、前記モノマーAに対して5乃至300モル%量の前記モノマーBを用いて得られる、第1観点に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマーに関する。
第7観点として、前記モノマーBが、ビニル基又は(メタ)アクリル基の何れか一方又は双方を有する化合物である、第6観点に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマーに関する。
第8観点として、前記モノマーBが下記式[1]で表される化合物である、第7観点に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマーに関する。
第9観点として、前記モノマーBが下記式[2]で表される化合物である、第8観点に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマーに関する。
第10観点として、前記モノマーAに対して5乃至300モル%量の前記モノマーCを用いて得られる、第1観点に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマーに関する。
第11観点として、前記モノマーCが、ビニル基又は(メタ)アクリル基の何れか一方又は双方を有する化合物である、第10観点に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマーに関する。
第12観点として、前記モノマーCの活性水素基がヒドロキシ基である、第11観点に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマーに関する。
第13観点として、前記モノマーCが下記式[3]で表される化合物である第12観点に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマーに関する。
第14観点として、前記重合開始剤Dがアゾ系重合開始剤である、第1観点乃至第13観点のうち何れか一項に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマーに関する。
第15観点として、前記重合開始剤Dが2,2'−アゾビスイソ酪酸ジメチルである、第14観点に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマーに関する。
第16観点として、前記モノマーCに対して10乃至300モル%量の前記モノマーEを用いて得られる、第1観点に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマーに関する。
第17観点として、前記モノマーEが、ビニル基又は(メタ)アクリル基の何れか一方又は双方を有する化合物である、第16観点に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマーに関する。
第18観点として、第1観点乃至第17観点のうち何れか一項に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマーからなる、硬化性表面改質剤に関する。
第19観点として、(a)第1観点乃至第17観点のうち何れか一項に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマー、(b)活性エネルギー線硬化性多官能モノマー、及び(c)活性エネルギー線によりラジカルを発生する重合開始剤を含む、コーティング用硬化性組成物に関する。
第20観点として、前記(b)活性エネルギー線硬化性多官能モノマーの質量に対して0.001乃至20質量%量の(a)重合性含フッ素高分岐ポリマーを含む、第19観点に記載のコーティング用硬化性組成物に関する。
第21観点として、さらに溶媒を含む、第19観点又は第20観点に記載のコーティング用硬化性組成物に関する。
第22観点として、さらに(d)シリカ微粒子を含む、第19観点乃至第21観点のうち何れか一項に記載のコーティング用硬化性組成物に関する。
第23観点として、前記(d)シリカ微粒子が1乃至100nmの平均粒子径を有する、第22観点に記載のコーティング用硬化性組成物に関する。
第24観点として、第19観点乃至第23観点のうち何れか一項に記載のコーティング用硬化性組成物より得られる硬化膜に関する。
第25観点として、フィルム基材の少なくとも一方の面にハードコート層を備えるハードコートフィルムであって、該ハードコート層が、第19観点乃至第23観点のうち何れか一項に記載のコーティング用硬化性組成物をフィルム基材上に塗布し塗膜を形成する工程、塗膜を乾燥し溶媒を除去する工程、塗膜に紫外線を照射し硬化する工程により形成されている、ハードコートフィルムに関する。
第26観点として、前記ハードコート層が1乃至30μmの膜厚を有する、第25観点に記載のハードコートフィルムに関する。
第27観点として、分子内に2個以上のラジカル重合性二重結合を有するモノマーAと、分子内にフルオロアルキル基及び少なくとも1個のラジカル重合性二重結合を有するモノマーBと、分子内に活性水素基及び少なくとも1個のラジカル重合性二重結合を有するモノマーCとを、該モノマーAのモル数に対して、5乃至200モル%量の重合開始剤Dの存在下で重合させることにより得られる含フッ素高分岐ポリマーと、分子内にイソシアネート基及び少なくとも1個のラジカル重合性二重結合を有するモノマーEとを反応させることを特徴とする、重合性含フッ素高分岐ポリマーの製造方法に関する。
また、本発明の重合性含フッ素高分岐ポリマーは、そのポリマー側鎖にラジカル重合性の部位を有することから、活性エネルギー線硬化性モノマーとの混合・分散性が高く、該高分岐ポリマーの凝集が抑制され、硬化時の膜厚ムラに起因する干渉色ムラを抑制し、レベリング性が向上する。
従って、本発明の重合性含フッ素高分岐ポリマーをハードコート層形成用組成物に添加することで、干渉色ムラのない表面改質されたハードコート層を得ることができる。
本発明の含フッ素高分岐ポリマーは、分子内に2個以上のラジカル重合性二重結合を有するモノマーAと、分子内にフルオロアルキル基及び少なくとも1個のラジカル重合性二重結合を有するモノマーBと、分子内に活性水素基及び少なくとも1個のラジカル重合性二重結合を有するモノマーCとを、該モノマーAのモル数に対して、5乃至200モル%量の重合開始剤Dの存在下で重合させることにより得られる含フッ素高分岐ポリマーと、分子内にイソシアネート基及び少なくとも1個のラジカル重合性二重結合を有するモノマーEとを反応させることにより得られる重合性含フッ素高分岐ポリマーである。また本発明の含フッ素高分岐ポリマーは、いわゆる開始剤断片組込み型含フッ素高分岐ポリマーであり、その末端に重合に使用した重合開始剤Dの断片を有している。
本発明において、分子内に2個以上のラジカル重合性二重結合を有するモノマーAは、ビニル基又は(メタ)アクリル基の何れか一方又は双方を有することが好ましく、特にジビニル化合物又はジ(メタ)アクリレート化合物であることが好ましい。なお、本発明では(メタ)アクリレート化合物とは、アクリレート化合物とメタクリレート化合物の両方をいう。例えば(メタ)アクリル酸は、アクリル酸とメタクリル酸をいう。
(A1)ビニル系炭化水素:
(A1−1)脂肪族ビニル系炭化水素類;イソプレン、ブタジエン、3−メチル−1,2−ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,2−ポリブタジエン、ペンタジエン、ヘキサジエン、オクタジエン等
(A1−2)脂環式ビニル系炭化水素;シクロペンタジエン、シクロヘキサジエン、シクロオクタジエン、ノルボルナジエン等
(A1−3)芳香族ビニル系炭化水素;ジビニルベンゼン、ジビニルトルエン、ジビニルキシレン、トリビニルベンゼン、ジビニルビフェニル、ジビニルナフタレン、ジビニルフルオレン、ジビニルカルバゾール、ジビニルピリジン等
(A2)ビニルエステル、アリルエステル、ビニルエーテル、アリルエーテル、ビニルケトン:
(A2−1)ビニルエステル;アジピン酸ジビニル、マレイン酸ジビニル、フタル酸ジビニル、イソフタル酸ジビニル、イタコン酸ジビニル、ビニル(メタ)アクリレート等
(A2−2)アリルエステル;マレイン酸ジアリル、フタル酸ジアリル、イソフタル酸ジアリル、アジピン酸ジアリル、アリル(メタ)アクリレート等
(A2−3)ビニルエーテル;ジビニルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル等
(A2−4)アリルエーテル;ジアリルエーテル、ジアリルオキシエタン、トリアリルオキシエタン、テトラアリルオキシエタン、テトラアリルオキシプロパン、テトラアリルオキシブタン、テトラメタリルオキシエタン等
(A2−5)ビニルケトン;ジビニルケトン、ジアリルケトン等
(A3)(メタ)アクリル酸エステル:
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、グリセロールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、アルコキシチタントリ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、2−メチル−1,8−オクタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、1,10−デカンジオールジ(メタ)アクリレート、トリシクロ[5.2.1.02,6]デカンジメタノールジ(メタ)アクリレート、ジオキサングリコールジ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−1−アクリロイルオキシ−3−メタクリロイルオキシプロパン、2−ヒドロキシ−1,3−ジ(メタ)アクリロイルオキシプロパン、9,9−ビス[4−(2−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ)フェニル]フルオレン、ウンデシレノキシエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ビス[4−(メタ)アクリロイルチオフェニル]スルフィド、ビス[2−(メタ)アクリロイルチオエチル]スルフィド、1,3−アダマンタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,3−アダマンタンジメタノールジ(メタ)アクリレート等
(A4)ポリアルキレングリコール鎖を有するビニル系化合物:
ポリエチレングリコール(分子量300)ジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール(分子量500)ジ(メタ)アクリレート等
(A5)含窒素ビニル系化合物:
ジアリルアミン、ジアリルイソシアヌレート、ジアリルシアヌレート、メチレンビス(メタ)アクリルアミド、ビスマレイミド等
(A6)含ケイ素ビニル系化合物:
ジメチルジビニルシラン、ジビニルメチルフェニルシラン、ジフェニルジビニルシラン、1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシラザン、1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラフェニルジシラザン、ジエトキジビニルシラン等
(A7)含フッ素ビニル系化合物:
1,4−ジビニルパーフルオロブタン、1,4−ジビニルオクタフルオロブタン、1,6−ジビニルパーフルオロヘキサン、1,6−ジビニルドデカフルオロヘキサン、1,8−ジビニルパーフルオロオクタン、1,8−ジビニルヘキサデカフルオロオクタン等
本発明において、分子内にフルオロアルキル基及び少なくとも1個のラジカル重合性二重結合を有するモノマーBは、好ましくはビニル基又は(メタ)アクリル基の何れか一方又は双方を有することが好ましく、特に前記式[1]で表される化合物が好ましく、より好ましくは式[2]で表される化合物であることが望ましい。
本発明において、分子内に活性水素基及び少なくとも1個のラジカル重合性二重結合を有するモノマーCは、好ましくはビニル基又は(メタ)アクリル基の何れか一方又は双方を有するモノマーであることが好ましい。
また、前記活性水素基としては、カルボキシル基、アミノ基、イミノ基、ヒドロキシ基、チオール基等が挙げられるが、本発明においてはヒドロキシ基を有するモノマーであることが好ましい。
特に、モノマーCは前記式[3]で表される化合物が好ましい。
本発明における重合開始剤Dとしては、好ましくはアゾ系重合開始剤が用いられる。アゾ系重合開始剤としては、例えば以下の(1)乃至(6)に示す化合物を挙げることができる。
(1)アゾニトリル化合物:
2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、1,1’−アゾビス(1−シクロヘキサンカルボニトリル)、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2−(カルバモイルアゾ)イソブチロニトリル等;
(2)アゾアミド化合物:
2,2’−アゾビス{2−メチル−N−[1,1−ビス(ヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシエチル]プロピオンアミド}、2,2’−アゾビス{2−メチル−N−[2−(1−ヒドロキシブチル)]プロピオンアミド}、2,2’−アゾビス[2−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロピオンアミド]、2,2’−アゾビス[N−(2−プロペニル)−2−メチルプロピオンアミド]、2,2’−アゾビス(N−ブチル−2−メチルプロピオンアミド)、2,2’−アゾビス(N−シクロヘキシル−2−メチルプロピオンアミド)等;
(3)環状アゾアミジン化合物:
2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジヒドロクロリド、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジスルフェートジヒドレート、2,2’−アゾビス[2−[1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イミダゾリン−2−イル]プロパン]ジヒドロクロリド、2,2'−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]、2,2'−アゾビス(1−イミノ−1−ピロリジノ−2−メチルプロパン)ジヒドロクロリド等;
(4)アゾアミジン化合物:
2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)ジヒドロクロリド、2,2’−アゾビス[N−(2−カルボキシエチル)−2−メチルプロピオンアミジン]テトラヒドレート等;
(5)その他:
2,2’−アゾビスイソ酪酸ジメチル、4,4’−アゾビス(4−シアノバレリン酸)、2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタン)、1,1’−アゾビス(1−アセトキシ−1−フェニルエタン)、ジメチル1,1’−アゾビス(1−シクロヘキサンカルボキシレート)、4,4’−アゾビス(4−シアノペンタン酸)等。
(6)フルオルアルキル基含有アゾ系重合開始剤
4,4’−アゾビス(4−シアノペンタン酸2−(パーフルオロメチル)エチル)、4,4’−アゾビス(4−シアノペンタン酸2−(パーフルオロブチル)エチル)、4,4’−アゾビス(4−シアノペンタン酸2−(パーフルオロヘキシル)エチル)等。
本発明において、分子内にイソシアネート基及び少なくとも1個のラジカル重合性二重結合を有するモノマーEは、好ましくはビニル基又は(メタ)アクリル基の何れか一方又は双方を有するモノマーであることが好ましい。
本発明の含フッ素高分岐ポリマーは、前述のモノマーA、モノマーB及びモノマーCを、該モノマーAに対して所定量の重合開始剤Dの存在下で重合させて得られる含フッ素高分岐ポリマーを、前述のモノマーEとを反応させることによって得られる。
なお、重合性含フッ素高分岐ポリマーの製造方法も本発明の対象である。
前述のモノマーA、モノマーB及びモノマーCの重合開始剤Dの存在下での重合方法としては公知の方法、例えば溶液重合、分散重合、沈殿重合、及び塊状重合等が挙げられ、中でも溶液重合又は沈殿重合が好ましい。特に分子量制御の点から、有機溶媒中での溶液重合によって反応を実施することが好ましい。
このとき用いられる有機溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、テトラリン等の芳香族炭化水素系溶媒;n−ヘキサン、n−ヘプタン、ミネラルスピリット、シクロヘキサン等の脂肪族又は脂環式炭化水素系溶媒;塩化メチル、臭化メチル、ヨウ化メチル、メチレンジクロライド、クロロホルム、四塩化炭素、トリクロロエチレン、パークロロエチレン、オルトジクロロベンゼン等のハロゲン系溶媒;酢酸エチル、酢酸ブチル、メトキシブチルアセテート、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等のエステル系又はエステルエーテル系溶媒;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、プロピレングリコールモノメチルエーテル等のエーテル系溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジ−n−ブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶媒;メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、tert−ブタノール、2−エチルヘキシルアルコール、ベンジルアルコール、エチレングリコール等のアルコール系溶媒;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド系溶媒;ジメチルスルホキシド等のスルホキシド系溶媒;N−メチル−2−ピロリドン等の複素環式化合物系溶媒、並びにこれらの2種以上の混合溶媒が挙げられる。
これらのうち好ましいのは、芳香族炭化水素系溶媒、ハロゲン系溶媒、エステル系溶媒、エーテル系溶媒、ケトン系溶媒、アルコール系溶媒、アミド系溶媒等であり、特に好ましいものはベンゼン、トルエン、キシレン、オルトジクロロベンゼン、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、tert−ブタノール、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン等である。
前記重合反応を有機溶媒の存在下で行う場合、前記モノマーAの1質量部に対する前記有機溶媒の質量は、通常5乃至120質量部であり、好ましくは10乃至110質量部である。
重合反応は常圧、加圧密閉下、又は減圧下で行われ、装置及び操作の簡便さから常圧下で行うのが好ましい。また、N2等の不活性ガス雰囲気下で行うのが好ましい。
重合温度は、反応混合物の沸点以下であれば任意であるが、重合効率と分子量調節の点から、好ましくは50℃以上200℃以下であり、さらに好ましくは80℃以上150℃以下であり、80℃以上130℃以下がより好ましい。
反応時間は、反応温度や、モノマーA、モノマーB、モノマーC及び重合開始剤Dの種類及び割合、重合溶媒種等によって変動するものであるため一概には規定できないが、好ましくは30分以上720分以下、より好ましくは40分以上540分以下である。
重合反応の終了後、得られた含フッ素高分岐ポリマーを任意の方法で回収し、必要に応じて洗浄等の後処理を行ない、続いてモノマーEとの反応に供する。反応溶液から高分子を回収する方法としては、再沈殿等の方法が挙げられる。
前述の含フッ素高分岐ポリマーと、モノマーEとの反応は、有機溶媒中で実施され得、このとき用いられる有機溶媒としては、含フッ素高分岐ポリマーとモノマーEとを溶解できるものであれば特に限定されず、例えば先の[含フッ素高分岐ポリマーの製造]で例示した溶媒を使用できる。
上記反応は常圧、加圧密閉下、又は減圧下で行われ、装置及び操作の簡便さから常圧下で行うのが好ましい。また、N2等の不活性ガス雰囲気下で行うのが好ましい。
重合温度は、反応混合物の沸点以下であれば任意であるが、重合効率と分子量調節の点から、好ましくは30℃以上150℃以下であり、さらに好ましくは50℃以上130℃以下であり、50℃以上110℃以下がより好ましい。また反応時間は、好ましくは30分以上720分以下、より好ましくは40分以上540分以下である。
重合反応の終了後、得られた重合性含フッ素高分岐ポリマーを再沈殿等の任意の方法で回収し、必要に応じて洗浄等の後処理を行う。
本発明の重合性含フッ素高分岐ポリマーは、光硬化性樹脂の表面改質剤として有用であり、該硬化性表面改質剤も本発明の対象である。
そして、本発明は、前述の(a)重合性含フッ素高分岐ポリマー、(b)活性エネルギー線硬化性多官能モノマー、及び(c)活性エネルギー線によりラジカルを発生する重合開始剤を含む、コーティング用硬化性組成物にも関する。
前記(b)活性エネルギー線硬化性多官能モノマーとしては、ウレタンアクリル系、エポキシアクリル系、各種(メタ)アクリレート系等の(メタ)アクリロイル基を2個以上含有する多官能モノマー等が挙げられる。
上記活性エネルギー線硬化性多官能モノマーの一例として、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレートモノステアレート、ビスフェノールAエチレングリコール付加物(メタ)アクリレート、ビスフェノールFエチレングリコール付加物(メタ)アクリレート、トリシクロ[5.2.1.02,6]デカンメタノールジ(メタ)アクリレート、トリスヒドロキシエチルイソシアヌレートジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンエチレングリコール付加物トリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンプロピレングリコール付加物トリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリス(メタ)アクリロイルオキシエチルフォスフェート、トリスヒドロキシエチルイソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、変性ε−カプロラクトントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンエトキシトリ(メタ)アクリレート、グリセリンプロピレングリコール付加物トリス(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールエチレングリコール付加物テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールモノヒドロキシペンタ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、不飽和ポリエステルなどが挙げられる。
前記(c)活性エネルギー線によりラジカルを発生する重合開始剤としては、例えば、アルキルフェノン類、ベンゾフェノン類、ケタール類、アントラキノン類、チオキサントン類、アゾ化合物、過酸化物、2,3−ジアルキルジオン化合物類、ジスルフィド化合物類、チウラム化合物類、フルオロアミン化合物等が用いられる。中でもアルキルフェノン類、特にα−ヒドロキシアルキルフェノン類を使用することが好ましい。より具体的には、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオニル)ベンジル]フェニル}−2−メチルプロパン−1−オン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、ベンジルジメチルケトン、1−(4−ドデシルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−1−ブタノン、2−ジメチルアミノ−2−[(4−メチルフェニル)メチル]−1−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ブタノン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニル−フォスフィンオキサイド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルフォスフィンオキサイド、2−ベンゾイルオキシイミノ−1−[4−(フェニルチオ)フェニル]オクタン−1−オン、1−{1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]エチリデンアミノオキシ}エタノン、ベンゾフェノン等を例示できる。これらのうちでも、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオニル)ベンジル]フェニル}−2−メチルプロパン−1−オン及び2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オンは、少量でも電離放射線の照射による重合反応を開始し促進するため好ましい。これらは、いずれか一方を単独で、又は両方を組み合わせて用いることができる。これらは市販品として入手可能である。
本発明のコーティング用硬化性組成物は、さらに溶媒を含みてワニスの形態としていてもよい。
この時用いられる溶媒としては、前記(a)乃至(c)成分を溶解するものであればよく、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールプロピルエーテルアセテート、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、エトキシ酢酸エチル、ヒドロキシ酢酸エチル、2−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、及びγ−ブチロラクトン等を用いることができる。これらの溶媒は単独または2種以上の組合せで使用することができる。
本発明のコーティング用硬化性組成物における固形分は、例えば0.5乃至50質量%、1乃至30質量%、又は1乃至25質量%である。ここで固形分とはコーティング用硬化性組成物の全成分から溶媒成分を除いたものである。
さらに本発明のコーティング用硬化性組成物は、(d)シリカ微粒子を含んでいても良い。
ここで用いられるシリカ微粒子は、その平均粒子径が1乃至100nmであることが好ましい。平均粒子径が100nmを超えると、調製される硬化性組成物によって形成される硬化膜の透明性が低下する虞がある。なおここでいう平均粒子径とは、動的光散乱法(DLS)、透過型電子顕微鏡(TEM)による直接観察法により得られたものである。
前記シリカ微粒子としてはコロイド溶液のものが好ましく、該コロイド溶液は、シリカ微粒子を分散媒に分散させたものでもよいし、市販品のコロイダルシリカであってもよい。本発明においては、シリカ微粒子を硬化性組成物に含有させることにより、形成される硬化膜の表面形状やその他の機能を付与することが可能となる。
ここで分散媒に用いる有機溶媒としては、メタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、ブタノール、エチレングリコールモノプロピルエーテル等のアルコール類;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等のアミド類;酢酸エチル、酢酸ブチル、γ−ブチロラクトン等のエステル類;テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエ−テル類を挙げることができる。これらの中で、アルコール類及びケトン類が好ましい。これら有機溶媒は、単独でまたは2種以上を混合して分散媒として使用することができる。
さらに、本発明のコーティング用硬化性組成物には、本発明の効果を損なわない限り、必要に応じて一般的に添加される添加剤、例えば、光増感剤、重合禁止剤、重合開始剤、レベリング剤、界面活性剤、密着性付与剤、可塑剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、貯蔵安定剤、帯電防止剤、無機充填剤、顔料、染料等を適宜配合してよい。
本発明の上記コーティング用硬化性組成物は、基材上にコーティングして光重合(硬化)させることにより、硬化膜や積層体などの成形品を成すことができる。こうして得られる硬化膜もまた、本発明の対象である。
前記基材としては、例えば、プラスチック(ポリカーボネート、ポリメタクリレート、ポリスチレン、ポリエステル、ポリオレフィン、エポキシ、メラミン、トリアセチルセルロース、ABS、AS、ノルボルネン系樹脂等)、金属、木材、紙、ガラス、スレート等を挙げることができる。これら基材の形状は板状、フィルム状又は3次元成形体でもよい。
本発明のコーティング用硬化性組成物のコーティング方法は、キャストコート法、スピンコート法、ブレードコート法、ディップコート法、ロールコート法、バーコート法、ダイコート法、インクジェット法、印刷法(凸版、凹版、平版、スクリーン印刷等)等を適宜選択し得、中でも短時間で塗布できることから揮発性の高い溶液であっても利用でき、また、均一性の高い塗布を行うことができるという利点より、スピンコート法を用いることが望ましい。ここで用いるコーティング用硬化性組成物は、前述のワニスの形態にあるものを好適に使用できる。なお事前に孔径が0.2μm程度のフィルタなどを用いてコーティング用硬化性組成物を濾過した後、コーティングに供することが好ましい。
コーティング後、好ましくは続いてホットプレート又はオーブン等で予備乾燥した後、紫外線等の活性光線を照射して光硬化させる。活性光線としては、紫外線、電子線、X線等が挙げられる。紫外線照射に用いる光源としては、太陽光線、ケミカルランプ、低圧水銀灯、高圧水銀灯、メタルハライドランプ、キセノンランプ等が使用できる。
その後、ポストベークを行うことにより、具体的にはホットプレート、オーブンなどを用いて加熱することにより重合を完結させることができる。
なお、コーティングによる膜の厚さは、乾燥、硬化後において、通常0.01μm乃至50μm、好ましくは0.05μm乃至20μmである。
また本発明の上記コーティング用硬化性組成物をフィルム基材上に塗布し塗膜を形成する工程、塗膜を乾燥し溶媒を除去する工程、塗膜に紫外線を照射し硬化する工程により形成されている、フィルム基材の少なくとも一方の面にハードコート層を備えるハードコートフィルムもまた本発明の対象である。
ここで使用する基材や塗膜方法、紫外線照射については、前述の<硬化物>における基材、コーティング方法、紫外線照射の通りである。
なお、前記ハードコートフィルムにおいて、ハードコート層の膜厚が1乃至30μmであることが好ましい。
なお、実施例において、試料の調製及び物性の分析に用いた装置及び条件は、以下の通りである。
装置:東ソー(株)製 HLC−8220GPC
カラム:Shodex KF−804L、KF−805L
カラム温度:40℃
溶媒:テトラヒドロフラン
検出器:RI
(2)1H NMRスペクトル及び13C NMRスペクトル
装置:日本電子(株)製 JNM−ECA700
溶媒:CDCl3
内部標準:テトラメチルシラン
(3)イオンクロマトグラフィー(フッ素定量分析)
装置:日本ダイオネクス(株)製 ICS−1500
溶媒:(2.7mmol Na2CO3 + 0.3mmol NaHCO3)/L 水溶液
検出器:電気伝導度
(4)スピンコーター
装置:ミカサ(株)製 MS−A100
(5)エリプソメトリー(屈折率及び膜厚測定)
装置:J.A.Woollam社製 EC−400
(6)接触角測定
装置:AST Products社製 VCA Optima
測定温度:20℃
測定法:測定媒体を被測定表面へ滴下し10秒後の接触角を5回測定し、最大値と最小値を除いた3値の平均値を接触角値とした。
(7)ガラス転移温度(Tg)測定
装置1:NETZSCH社製 DSC204 F1 Phoenix(登録商標)(実施例1〜4)
装置2:PerkinElmer社製 Diamond DSC(比較例1)
測定条件:窒素雰囲気下
昇温速度:5℃/分(25〜160℃)
(8)5%重量減少時温度(Td5%)測定
装置:(株)リガク製 TG8120
測定条件:空気雰囲気下
昇温速度:10℃/分(25〜500℃)
(9)UV照射装置
装置:アイグラフィックス(株)製 H02−L41
強度:16mW/cm2(365nm)
(10)バーコーター
装置:(株)エスエムテー製 PM−9050MC
(11)乾燥器
装置:アドバンテック東洋(株)製 DRC433FA
(12)分光反射膜厚計
装置:フィルメトリクス(株)製 F−20
EGDMA:エチレングリコールジメタクリレート[新中村化学工業(株)製 1G]
C6FA:2−(パーフルオロヘキシル)エチルアクリレート[ユニマテック(株)製 FAAC−6]
HEMA:2−ヒドロキシエチルメタクリレート[純正化学(株)製]
MAIB:2,2’−アゾビスイソ酪酸ジメチル[大塚化学(株)製 MAIB]
UMA:2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート[昭和電工(株)製 カレンズMOI(登録商標)]
UA:2−アクリロイルオキシエチルイソシアネート[昭和電工(株)製 カレンズAOI(登録商標)]
Irg.127:2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオニル)ベンジル]フェニル}−2−メチル−プロパン−1−オン[BASFジャパン(株)製 Irgacure127]
Irg.184:1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン[BASFジャパン(株)製 Irgacure184]
MIBK:メチルイソブチルケトン
PGME:プロピレングリコールモノメチルエーテル
PGMEA:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
300mLの反応フラスコに、MIBK71gを仕込み、撹拌しながら5分間窒素を流し込み、内液が還流するまで(およそ温度115℃)加熱した。
別の100mLの反応フラスコに、EGDMA4.0g(20mmol)、C6FA5.0g(12mmol)、HEMA0.8g(6mmol)、MAIB2.8g(12mmol)及びMIBK71gを仕込み、撹拌しながら5分間窒素を流し込み窒素置換を行い、氷浴にて0℃まで冷却を行った。
前述の300mL反応フラスコ中の還流してあるMIBK中に、EGDMA、C6FA、HEMA及びMAIBが仕込まれた前記100mLの反応フラスコから、滴下ポンプを用いて、内容物を30分間かけて滴下した。滴下終了後、1時間熟成させた。
次に、この反応液からロータリーエバポレーターを用いてMIBK71gを留去後、ヘキサン278gに添加してポリマーをスラリー状態で沈殿させた。このスラリーを減圧濾過し、真空乾燥して、白色粉末のヒドロキシ基含有高分岐ポリマーA7.2gを得た(収率59%)。
50mLの反応フラスコに、合成例1に従って合成した高分岐ポリマーA1.8g(3.0mmol)、UMA0.11g(0.72mmol)及びMIBK1.8gを仕込み、撹拌しながら5分間窒素を流し込み窒素置換を行い、80℃で5時間反応させた。
次に、この反応液をMIBK1.8gで希釈後、ヘキサン91gに添加してポリマーをスラリー状態で沈殿させた。このスラリーを減圧濾過し、真空乾燥して、白色粉末の目的物(高分岐ポリマー1)1.6gを得た(収率80%)。
得られた目的物の1H NMR及び13C NMRスペクトルを図1及び図2に示す。また、目的物のGPCによるポリスチレン換算で測定される重量平均分子量Mwは5,100、分散度:Mw(重量平均分子量)/Mn(数平均分子量)は1.5であった。
C6FAの仕込量を5.3g(13mmol)に、HEMAの仕込量を1.3g(10mmol)にそれぞれ変更した以外は合成例1と同様に操作し、白色粉末のヒドロキシ基含有高分岐ポリマーB7.9gを得た(収率61%)。
50mLの反応フラスコに、合成例2に従って合成した高分岐ポリマーB1.9g(3.0mmol)、UMA0.17g(1.1mmol)及びMIBK1.9gを仕込み、撹拌しながら5分間窒素を流し込み窒素置換を行い、80℃で5時間反応させた。
次に、この反応液をMIBK1.9gで希釈後、ヘキサン91gに添加してポリマーをスラリー状態で沈殿させた。このスラリーを減圧濾過し、真空乾燥して、白色粉末の目的物(高分岐ポリマー2)1.6gを得た(収率78%)。
得られた目的物の1H NMR及び13C NMRスペクトルを図3及び図4に示す。また、目的物のGPCによるポリスチレン換算で測定される重量平均分子量Mwは5,000、分散度:Mw/Mnは1.7であった。
C6FAの仕込量を6.2g(15mmol)に、HEMAの仕込量を2.6g(20mmol)にそれぞれ変更した以外は合成例1と同様に操作し、白色粉末のヒドロキシ基含有高分岐ポリマーC10.2gを得た(収率67%)。
50mLの反応フラスコに、合成例3に従って合成した高分岐ポリマーC2.3g(3.0mmol)、UMA0.28g(1.8mmol)及びMIBK2.3gを仕込み、撹拌しながら5分間窒素を流し込み窒素置換を行い、80℃で5時間反応させた。
次に、この反応液をMIBK2.3gで希釈後、ヘキサン91gに添加してポリマーをスラリー状態で沈殿させた。このスラリーを減圧濾過し、真空乾燥して、白色粉末の目的物(高分岐ポリマー3)2.2gを得た(収率86%)。
得られた目的物の1H NMR及び13C NMRスペクトルを図5及び図6に示す。また、目的物のGPCによるポリスチレン換算で測定される重量平均分子量Mwは4,400、分散度:Mw/Mnは1.9であった。
50mLの反応フラスコに、合成例3に従って合成した高分岐ポリマーC2.3g(3.0mmol)、UA0.25g(1.8mmol)及びMIBK2.3gを仕込み、撹拌しながら5分間窒素を流し込み窒素置換を行い、80℃で5時間反応させた。
次に、この反応液をMIBK2.3gで希釈後、ヘキサン91gに添加してポリマーをスラリー状態で沈殿させた。このスラリーを減圧濾過し、真空乾燥して、白色粉末の目的物(高分岐ポリマー4)1.9gを得た(収率75%)。
得られた目的物の1H NMR及び13C NMRスペクトルを図7及び図8に示す。また、目的物のGPCによるポリスチレン換算で測定される重量平均分子量Mwは4,700、分散度:Mw/Mnは2.5であった。
200mLの反応フラスコに、トルエン44gを仕込み、撹拌しながら5分間窒素を流し込み、内液が還流するまで(およそ温度110℃)加熱した。
別の100mLの反応フラスコに、EGDMA4.0g(20mmol)、C6FA4.2g(10mmol)、MAIB2.8g(12mmol)及びトルエン44gを仕込み、撹拌しながら5分間窒素を流し込み窒素置換を行い、氷浴にて0℃まで冷却を行った。
前述の200mL反応フラスコ中の還流してあるトルエン中に、EGDMA、C6FA及びMAIBが仕込まれた前記100mLの反応フラスコから、滴下ポンプを用いて、内容物を30分間かけて滴下した。滴下終了後、1時間熟成させた。
次に、この反応液からロータリーエバポレーターを用いてトルエン75gを留去後、その残渣をヘキサン278gに添加してポリマーをスラリー状態で沈殿させた。このスラリーを減圧濾過し、真空乾燥して、白色粉末の目的物(高分岐ポリマー5)4.4gを得た(収率43%)。
得られた目的物の1H NMR及び13C NMRスペクトルを図9及び図10に示す。また、目的物のGPCによるポリスチレン換算で測定される重量平均分子量Mwは6,800、分散度:Mw/Mnは1.9であった。
実施例1乃至4及び比較例1で得られた高分岐ポリマー1乃至5の各0.25gを、表2に記載の溶媒4.75gに溶解させフィルタろ過を行い、各高分岐ポリマー溶液を調製した。この高分岐ポリマー溶液をシリコンウェハー上にスピンコーティング(slope5秒間、次いで1,500rpm30秒間、さらにslope5秒間)し、100℃にて30分間の熱処理を行うことにより溶媒を蒸発させて、成膜した。
得られた薄膜の波長633nmにおける屈折率、並びに水及びジヨードメタンの接触角の評価を行った。また接触角の結果から表面エネルギーを算出した。さらに、各高分岐ポリマー粉末のガラス転移温度(Tg)及び5%重量減少温度(Td5%)を測定した。得られた結果を表2に示す。
ウレタンアクリレート[日本化薬(株)製 UX−5000]1.8g、シリカゾル30質量%MIBK分散液[日産化学工業(株)製 MIBK−SD]4.0g、Irg.184 90mg、Irg.127 90mg及びMIBK4.2gの混合液へ、実施例1で得られた高分岐ポリマー1 30mgを添加し、撹拌して溶解させ、均一な硬化性組成物を調製した。
この硬化性組成物を、片面易接着処理を施したPETフィルム[東洋紡(株)製 コスモシャインA4100(厚さ125μm)]上に、No.9のワイヤーバーを使用してバーコーターで成膜した。得られた塗膜を80℃の乾燥器で3分間乾燥させた後、露光量1.2J/cm2のUV光を照射し露光することでハードコート膜を作製した。
得られたハードコート膜のオレイン酸の接触角を測定し、防汚性を評価した。また、作製したハードコート膜を黒い平板上に置き、目視にて干渉色ムラを評価した。さらに、干渉色ムラの評価として、分光反射膜厚計により反射スペクトルの反射率差を測定した。得られた結果を表3に示す。
[目視による干渉色ムラの評価基準]
○:干渉色ムラが認められない
△:干渉色ムラがわずかに認められる
×:干渉色ムラが認められる
高分岐ポリマー1に替えて、実施例2乃至4で得られた高分岐ポリマー2乃至4をそれぞれ使用した以外は実施例5と同様に操作、評価した。結果を表3にあわせて示す。
高分岐ポリマー1に替えて、比較例1で得られた高分岐ポリマー5を使用した以外は実施例5と同様に操作、評価した。結果を表3にあわせて示す。
高分岐ポリマー1を添加しない以外は実施例5と同様に操作、評価した。結果を表3にあわせて示す。
Claims (18)
- 分子内に2個以上のラジカル重合性二重結合を有するモノマーAと、分子内にフルオロアルキル基及び少なくとも1個のラジカル重合性二重結合を有するモノマーBと、分子内に活性水素基及び少なくとも1個のラジカル重合性二重結合を有するモノマーCと、該モノマーAのモル数に対して、5乃至200モル%量の重合開始剤Dとの重合物である含フッ素高分岐ポリマーと、分子内にイソシアネート基及び少なくとも1個のラジカル重合性二重結合を有するモノマーEとの反応物であり、
前記モノマーAが、ジビニル化合物又はジ(メタ)アクリレート化合物であり、
前記モノマーBが下記式[1]で表される化合物であり、
(式中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2はヒドロキシ基で置換されていてもよい炭素原子数2乃至12のフルオロアルキル基を表す。)
前記モノマーCが下記式[3]で表される化合物であり、
(式中、R3は水素原子又はメチル基を表し、Lはエーテル結合を含んでいてもよい炭素原子数1乃至6のアルキレン基を表す。)
前記モノマーEが、ビニル基又は(メタ)アクリル基の何れか一方又は双方を有する化合物であり、
前記モノマーAに対して5乃至300モル%量の前記モノマーBを用いて得られる
重合性含フッ素高分岐ポリマー。 - 前記モノマーAがエチレングリコールジ(メタ)アクリレートである、請求項1に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマー。
- 前記モノマーAがジビニルベンゼンである、請求項1に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマー。
- 前記モノマーAに対して5乃至300モル%量の前記モノマーCを用いて得られる、請求項1乃至請求項4のうち何れか一項に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマー。
- 前記重合開始剤Dがアゾ系重合開始剤である、請求項1乃至請求項5のうち何れか一項に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマー。
- 前記重合開始剤Dが2,2'−アゾビスイソ酪酸ジメチルである、請求項6に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマー。
- 前記モノマーCに対して10乃至300モル%量の前記モノマーEを用いて得られる、請求項1乃至請求項7のうち何れか一項に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマー。
- 請求項1乃至請求項8のうち何れか一項に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマーからなる、硬化性表面改質剤。
- (a)請求項1乃至請求項8のうち何れか一項に記載の重合性含フッ素高分岐ポリマー、(b)活性エネルギー線硬化性多官能モノマー、及び(c)活性エネルギー線によりラジカルを発生する重合開始剤を含む、コーティング用硬化性組成物。
- 前記(b)活性エネルギー線硬化性多官能モノマーの質量に対して0.001乃至20質量%量の(a)重合性含フッ素高分岐ポリマーを含む、請求項10に記載のコーティング用硬化性組成物。
- さらに溶媒を含む、請求項10又は請求項11に記載のコーティング用硬化性組成物。
- さらに(d)シリカ微粒子を含む、請求項10乃至請求項12のうち何れか一項に記載のコーティング用硬化性組成物。
- 前記(d)シリカ微粒子が1乃至100nmの平均粒子径を有する、請求項13に記載のコーティング用硬化性組成物。
- 請求項10乃至請求項14のうち何れか一項に記載のコーティング用硬化性組成物より得られる硬化膜。
- フィルム基材の少なくとも一方の面にハードコート層を備えるハードコートフィルムであって、該ハードコート層が、フィルム基材上に形成された請求項10乃至請求項14のうち何れか一項に記載のコーティング用硬化性組成物の紫外線による硬化膜である、ハードコートフィルム。
- 前記ハードコート層が1乃至30μmの膜厚を有する、請求項16に記載のハードコートフィルム。
- 分子内に2個以上のラジカル重合性二重結合を有するモノマーAと、分子内にフルオロアルキル基及び少なくとも1個のラジカル重合性二重結合を有するモノマーBと、分子内に活性水素基及び少なくとも1個のラジカル重合性二重結合を有するモノマーCとを、該モノマーAのモル数に対して、5乃至200モル%量の重合開始剤Dの存在下で重合させることにより得られる含フッ素高分岐ポリマーと、分子内にイソシアネート基及び少なくとも1個のラジカル重合性二重結合を有するモノマーEとを反応させることを特徴とし、
前記モノマーAが、ジビニル化合物又はジ(メタ)アクリレート化合物であり、
前記モノマーBが下記式[1]で表される化合物であり、
(式中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2はヒドロキシ基で置換されていてもよい炭素原子数2乃至12のフルオロアルキル基を表す。)
前記モノマーCが下記式[3]で表される化合物であり、
(式中、R3は水素原子又はメチル基を表し、Lはエーテル結合を含んでいてもよい炭素原子数1乃至6のアルキレン基を表す。)
前記モノマーEが、ビニル基又は(メタ)アクリル基の何れか一方又は双方を有する化合物であり、
前記モノマーAに対して5乃至300モル%量の前記モノマーBを用いる、
重合性含フッ素高分岐ポリマーの製造方法。
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